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技術 安全針シールドを持つ注射器

出願人 ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー
発明者 エリック・ピー・リーチェバッチロバート・ピー・オデル
出願日 1996年4月1日 (24年7ヶ月経過) 出願番号 1996-078595
公開日 1996年10月22日 (24年1ヶ月経過) 公開番号 1996-276012
状態 特許登録済
技術分野 注入、注射、留置装置
主要キーワード プロチュバランス 環状ストッパ 截頭円錐形形状 係止係合 流体受け 保護シールド 弾性エラストマー シールド付き
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年10月22日)のものです。
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図面 (14)

課題

貯蔵状態で安全シールド及び注射器バレルに大きな応力を与えない安全シールド付き注射器アッセンブリを提供する。

解決手段

注射器バレル12の周りに取り付けられたカラー38は、半径方向内方に差し向けられた少なくとも一つの凹所43を有する。針カニューレ32が露呈される基端位置から、注射器の針カニューレを保護するように取り囲む先端位置まで入れ子式に移動するように、安全シールド36が注射器バレル上に位置決めされている。安全シールドは、基端位置にあるとき、バレルに関して回転自在であり、その内面には、内方に差し向けられた少なくとも一つの突起61が設けられている。この突起は、安全シールドをバレルに関して回転させて突起61と凹所43とを整合させたときにカラーの凹所43を通過するように大きさが定められており且つ位置決めされている。

概要

背景

皮下用注射器は、代表的には、誤って針で刺すことがないようにするため及び使用前に針を損傷しないようにするため、針カニューレ上に取り外し自在に取り付けられた針シールドを有する。針シールドは、皮下用注射器を使用しようとするときに安全に取り外して廃棄することができる。

針カニューレの使用後に針で誤って刺してしまうと、健康に対して大きな危険が及ぼされる。これは、使用済みの針カニューレが汚染されていることがあるためである。健康を管理する施設の多くには、使用済みの皮下用注射器を安全に処分できる、先がったもの用の容器が備えられている。しかしながら、皮下用注射器は、必ずしも、鋭利物用の容器のそばで使用されず患者の必要によっては、健康を管理する者は、皮下用注射器の使用後直ちに、鋭利物用の容器まで行くことができない。

従来技術には、針カニューレが露呈される基端位置と針カニューレが取り囲まれる先端位置との間で移動自在の安全シールド注射器バレル上に入れ子式に設けられた皮下用注射器がある。従来技術の安全シールドは、針カニューレが使用されるまでその基端位置に解放自在に保持される。次いで、安全シールドを注射器バレル上で先端方向に移動し、誤って針で刺すことをなくすため、針カニューレを包囲して保護する。シールドは、延長位置係止されるか或いはこの位置に解放自在に保持される。

従来技術は、安全シールドをその先端針保護位置に保持するための構造に関する。多くの構造では、注射器バレルの先端及び安全シールドの基端に構造を設ける必要があるということが教示されている。しかしながら、従来技術では、安全シールドをその基端針露呈位置に解放自在に保持することにはほどんど注意が払われてこなかった。安全シールドは、注射器の通常の使用中に外れないようにするのに十分な力で注射器バレルに対して保持されなければならない。しかしながら、この力は、基端位置から先端針保護位置まで安全シールドを容易に動かすことができない程大きくてはならない。設計によっては、安全シールドの基端の内径に設けられた構造と注射器バレルの基端の外径との間の締まり嵌めを用いている。しかしながら、摩擦係合は安全シールド及びバレル応力を作用し、プラスチック材料が経時的にクリープし、保持力が低下する。更に、摩擦嵌めは、公差に大きく依存する。従って、製造者は、保持力が経時的に徐々に低下するため、安全シールドを動かすのに最初のうちは理想よりも大きな力を必要とするように部品を設計しなければならなかった。他の従来技術の装置は、注射器バレルの基端に設けられた溝又は凹所係合する、針シールドから突出した片持ち梁状の突起を使用する。この構造は、上述の問題点を小さくするが、それでも、クリープの問題があり、公差に依存している。更に、注射器バレルの基端に構造を設けることによって安全シールドを解放自在に保持する場合には、別の製造上の困難が生じる。この困難は、バレルの先端が安全シールドをその延長位置で制御し、バレルの基端が安全シールドをその引っ込め基端位置で制御するように、注射器バレルの両端の寸法を正確に制御しなければならないために生じる。更に、注射器バレルの基端に構造を設ける場合には製造費用がかなり高くなる。これは、射出成形プロセスにおいて、この構造のため、注射器を金型から取り外すのが困難になるためである。金型は、費用掛ければ、バレルの長手方向軸線方向に沿って割れるように製作ができ、成形したバレルをカム作動式機構で容易に取り外すことができる。複雑な金型を用いない場合には、バレルに設けられた構造は、バレルを金型から取り外すことができるほど小さくしなくてはならないが、これは思った程効果的でない。

従来技術は、安全シールド及び安全シールドを延長針保護位置に保持し且つ安全シールドを基端針露呈位置に解放自在に保持する多くの構造を持つ多くの注射器を提供したが、それでも、安全シールドが注射器バレルに関してその基端位置にある状態で注射器が貯蔵されているときに安全シールド及び注射器バレルに大きな応力を加えない、注射器バレルの先端に設けられた構造によって、延長位置と引っ込め位置の両方が制御される安全シールドを持つ、簡単であり且つ製造が容易な注射器が必要とされている。

概要

貯蔵状態で安全シールド及び注射器バレルに大きな応力を与えない安全シールド付きの注射器アッセンブリを提供する。

注射器バレル12の周りに取り付けられたカラー38は、半径方向内方に差し向けられた少なくとも一つの凹所43を有する。針カニューレ32が露呈される基端位置から、注射器の針カニューレを保護するように取り囲む先端位置まで入れ子式に移動するように、安全シールド36が注射器バレル上に位置決めされている。安全シールドは、基端位置にあるとき、バレルに関して回転自在であり、その内面には、内方に差し向けられた少なくとも一つの突起61が設けられている。この突起は、安全シールドをバレルに関して回転させて突起61と凹所43とを整合させたときにカラーの凹所43を通過するように大きさが定められており且つ位置決めされている。

目的

本発明の目的は、安全シールドが注射器バレルに関してその基端位置にある状態で注射器が貯蔵されているときに安全シールド及び注射器バレルに大きな応力を加えない、注射器バレルの先端に設けられた構造によって、延長位置と引っ込め位置の両方が制御される安全シールドを持つ注射器を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

安全注射器アッセンブリであって、基端及び針カニューレが取り付けられた先端の両端を持つ注射器バレルを有する皮下用注射器と、半径方向内方を向いた少なくとも一つの凹所を持つ、前記注射器バレルの周りに取り付けられたカラーと、前記針カニューレが露呈される基端位置から、前記針カニューレを保護するように取り囲む先端位置まで、入れ子式に移動するように前記注射器バレル上に位置決めされた安全シールドであって、前記基端位置にある場合には前記バレルに関して回転自在であり、前記バレルに対して回転せしめられて前記凹所と整合し、且つ前記基端位置から前記先端位置に向かって移動させたときに、前記カラーの前記凹所を通過するように大きさが定められており且つ位置決めされた内方を向いた少なくとも一つの突起内面に設けられ、前記カラー及び前記突起は、前記突起と前記凹所とが整合していない場合には、前記安全シールドが前記基端位置から移動するのを阻止するようになされた安全シールドと、前記安全シールドを前記先端位置で係止するため、前記カラーと前記安全シールドとを係止係合させるための係止手段であって、前記係止係合は前記安全シールドを前記バレルに関して先端方向に軸線方向に移動するだけで行うことができる係止手段と、を含む安全注射器アッセンブリ。

請求項2

前記カラーは、回転を360°以下に制限するため、前記シールドを前記カラーに関して回転させるときに前記突起の動きを阻止するように位置決めされた半径方向に向いた少なくとも一つのプロチュバランスを有する、請求項1に記載の安全注射器アッセンブリ。

請求項3

前記少なくとも一つのプロチュバランスは、前記安全シールドの前記カラーに関する回転を90°と等しいかそれ以下に制限するため、互いから約90°の位置に位置決めされた少なくとも二つのプロチュバランスを含む、請求項2に記載の安全注射器アッセンブリ。

請求項4

前記係止手段は、前記注射器バレルから外方に突出したストッパ用の壁を持つ前記カラー及び同カラーから先端方向外方に突出した少なくとも一つの変形可能な係止壁を有し、前記安全シールドは、前記シールドが前記先端位置にあるときに前記安全シールドが前記注射器バレルから抜けないようにするため、前記安全シールドから内方に突出した、前記カラーの前記ストッパ用壁係合自在の少なくとも一つのストッパ用ブロックを有し、前記安全シールドは、前記基端位置から前記先端位置に向かう前記入れ子式の動作中に前記カラーの前記係止壁を内方に変形させるように寸法が定められており且つ配置された少なくとも一つの係止歯を更に有し、前記係止歯は、前記カラーの前記係止壁及び前記ストッパ用壁を前記安全シールドの前記係止歯とストッパ用ブロックとの間に係合させることができるのに十分な距離だけ前記ストッパ用ブロックから先端方向に間隔を隔てられており、前記係止歯は、前記変形可能な係止壁と係止係合して前記安全シールドがその係止された先端位置から基端方向に移動しないようにする、請求項1に記載の安全注射器アッセンブリ。

請求項5

前記安全シールドに設けられた前記少なくとも一つの突起は、前記安全シールドが前記基端位置にあるとき、前記安全シールドを前記バレルに関して回転させて前記少なくとも一つの突起と前記少なくとも一つの溝とを整合させるまで、前記係止壁に押し付けられるように前記安全シールド上に位置決めされている、請求項4に記載の安全注射器アッセンブリ。

請求項6

前記注射器バレルは、前記バレルの前記基端に指掛けフランジを有し、前記安全シールドは前記安全シールドが前記基端位置にあるとき、前記指掛けフランジと接触している、請求項5に記載の安全注射器アッセンブリ。

請求項7

前記カラーの前記少なくとも一つの凹所は、前記安全シールドの前記突起が前記カラーの前記凹所と整合し且つこの凹所内にあるようになった後に、前記安全シールドが前記カラーに関して同じ方向に回転し続けないようにするため、非対称形状に形成されている、請求項1に記載の安全注射器アッセンブリ。

請求項8

前記変形可能な係止壁は、前記少なくとも一つの凹所を除き、連続した截頭円錐形形状の壁である、請求項4に記載の安全注射器アッセンブリ。

請求項9

前記カラーの前記変形自在の係止壁は、前記カラーから先端方向外方に突出した独立して変形できる間隔を隔てられた複数の係止壁セグメントからなる、請求項4に記載の安全注射器アッセンブリ。

請求項10

前記カラーの前記変形自在の係止壁は、基端方向の力かけられると前記係止壁を外方に変形させるため、全体に凹状をなすように傾斜を付けられた先端を有する、請求項4に記載の安全注射器アッセンブリ。

請求項11

前記安全シールドの前記係止歯の基端は、前記係止歯による基端方向の力が前記変形自在の係止壁にかけられると前記カラーの前記係止壁を外方に変形させるように傾斜が付けられている、請求項10に記載の安全注射器アッセンブリ。

技術分野

0001

本発明は、尖端を持つ針カニューレを有し、針カニューレを露呈する位置から針カニューレを取り囲む位置まで移動するように注射器バレル上に位置決めされた剛性保護シールドを有する皮下用注射器に関する。

背景技術

0002

皮下用注射器は、代表的には、誤って針で刺すことがないようにするため及び使用前に針を損傷しないようにするため、針カニューレ上に取り外し自在に取り付けられた針シールドを有する。針シールドは、皮下用注射器を使用しようとするときに安全に取り外して廃棄することができる。

0003

針カニューレの使用後に針で誤って刺してしまうと、健康に対して大きな危険が及ぼされる。これは、使用済みの針カニューレが汚染されていることがあるためである。健康を管理する施設の多くには、使用済みの皮下用注射器を安全に処分できる、先がったもの用の容器が備えられている。しかしながら、皮下用注射器は、必ずしも、鋭利物用の容器のそばで使用されず患者の必要によっては、健康を管理する者は、皮下用注射器の使用後直ちに、鋭利物用の容器まで行くことができない。

0004

従来技術には、針カニューレが露呈される基端位置と針カニューレが取り囲まれる先端位置との間で移動自在の安全シールドが注射器バレル上に入れ子式に設けられた皮下用注射器がある。従来技術の安全シールドは、針カニューレが使用されるまでその基端位置に解放自在に保持される。次いで、安全シールドを注射器バレル上で先端方向に移動し、誤って針で刺すことをなくすため、針カニューレを包囲して保護する。シールドは、延長位置係止されるか或いはこの位置に解放自在に保持される。

0005

従来技術は、安全シールドをその先端針保護位置に保持するための構造に関する。多くの構造では、注射器バレルの先端及び安全シールドの基端に構造を設ける必要があるということが教示されている。しかしながら、従来技術では、安全シールドをその基端針露呈位置に解放自在に保持することにはほどんど注意が払われてこなかった。安全シールドは、注射器の通常の使用中に外れないようにするのに十分な力で注射器バレルに対して保持されなければならない。しかしながら、この力は、基端位置から先端針保護位置まで安全シールドを容易に動かすことができない程大きくてはならない。設計によっては、安全シールドの基端の内径に設けられた構造と注射器バレルの基端の外径との間の締まり嵌めを用いている。しかしながら、摩擦係合は安全シールド及びバレル応力を作用し、プラスチック材料が経時的にクリープし、保持力が低下する。更に、摩擦嵌めは、公差に大きく依存する。従って、製造者は、保持力が経時的に徐々に低下するため、安全シールドを動かすのに最初のうちは理想よりも大きな力を必要とするように部品を設計しなければならなかった。他の従来技術の装置は、注射器バレルの基端に設けられた溝又は凹所係合する、針シールドから突出した片持ち梁状の突起を使用する。この構造は、上述の問題点を小さくするが、それでも、クリープの問題があり、公差に依存している。更に、注射器バレルの基端に構造を設けることによって安全シールドを解放自在に保持する場合には、別の製造上の困難が生じる。この困難は、バレルの先端が安全シールドをその延長位置で制御し、バレルの基端が安全シールドをその引っ込め基端位置で制御するように、注射器バレルの両端の寸法を正確に制御しなければならないために生じる。更に、注射器バレルの基端に構造を設ける場合には製造費用がかなり高くなる。これは、射出成形プロセスにおいて、この構造のため、注射器を金型から取り外すのが困難になるためである。金型は、費用掛ければ、バレルの長手方向軸線方向に沿って割れるように製作ができ、成形したバレルをカム作動式機構で容易に取り外すことができる。複雑な金型を用いない場合には、バレルに設けられた構造は、バレルを金型から取り外すことができるほど小さくしなくてはならないが、これは思った程効果的でない。

0006

従来技術は、安全シールド及び安全シールドを延長針保護位置に保持し且つ安全シールドを基端針露呈位置に解放自在に保持する多くの構造を持つ多くの注射器を提供したが、それでも、安全シールドが注射器バレルに関してその基端位置にある状態で注射器が貯蔵されているときに安全シールド及び注射器バレルに大きな応力を加えない、注射器バレルの先端に設けられた構造によって、延長位置と引っ込め位置の両方が制御される安全シールドを持つ、簡単であり且つ製造が容易な注射器が必要とされている。

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の目的は、安全シールドが注射器バレルに関してその基端位置にある状態で注射器が貯蔵されているときに安全シールド及び注射器バレルに大きな応力を加えない、注射器バレルの先端に設けられた構造によって、延長位置と引っ込め位置の両方が制御される安全シールドを持つ注射器を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、基端及び針カニューレが取り付けられた先端の両端を持つ注射器バレルを有する皮下用注射器を含む安全注射器アッセンブリに関する。カラーが注射器バレルの先端の周りに取り付けられている。カラーは、半径方向内方に差し向けられた少なくとも一つの凹所を有する。針カニューレが露呈された基端位置から、注射器の安全シールドが針カニューレを保護するように取り囲む先端位置まで入れ子式に移動するように、安全シールドが注射器バレル上に位置決めされている。安全シールドは、その基端位置にあるとき、バレルに関して回転自在である。安全シールドの内面には、内方に差し向けられた少なくとも一つの突起が設けられている。この突起は、安全シールドをバレルに関して回転させて安全シールドの突起とカラーの凹所とを整合させたときにカラーの凹所を通過するように大きさが定められており且つ位置決めされている。整合がなされると、安全シールドを基端位置から先端位置まで移動させることができる。カラー及び突起は、整合していない場合には、安全シールドの基端位置からの移動を阻止する。安全シールドを先端位置に係止するため、カラーと安全シールドとを係止係合するための構造が設けられている。この係止係合は、安全シールドをバレルに関して先端方向に軸線方向に移動するだけで行うことができる。

0009

安全シールドを先端位置に係止するための手段には、注射器バレルから外方に突出したストッパ壁を持つカラー及びカラーから先端方向外方に突出した少なくとも一つの変形自在の係止壁が含まれる。安全シールドは、シールドが先端位置にあるときに安全シールドがバレルから抜けないようにするため、安全シールドから内方に突出した、カラーのストッパ壁と係合自在の少なくとも一つのストッパ用ブロックを有する。安全シールドは、基端位置から先端位置に向かう安全シールドの入れ子式の移動中にカラーの係止壁を内方に変形させるように寸法が定められており且つ配置された少なくとも一つの係止歯を更に有する。係止歯は、カラーの係止壁及びストッパ壁を安全シールドの係止歯とストッパ用ブロックとの間に係合させることができるのに十分な距離だけストッパ用ブロックから先端方向に間隔が隔てられている。係止歯は、安全シールドがその係止した先端位置から基端方向に移動しないようにするため、変形自在の係止壁と係止係合するように形成されている。

発明を実施するための最良の形態

0010

本発明による皮下用注射器を図1乃至図12に示す。この注射器には、全体に参照番号10が附してある。皮下用注射器10は、先端14、開放した基端16、及び先端と基端との間を延びて流体受け入れチャンバ20を構成する全体に円筒形の壁18を有する、全体に円筒形の注射器バレル12を含む。指掛けフランジ17がバレルの開放した基端に位置決めされている。図3に示すように、注射器バレル12の円筒壁18は、その長さの大部分に亘って外径「A」を形成する。図3を更に参照すると、注射器バレル12の先端には、好ましくは、チップ22が設けられている。このチップには流体通路が設けられ、チャンバ20と連通している。プランジャー26が注射器バレル12の円筒壁18と摺動液密係合した状態で配置されている。プランジャー26を先端14に向かって摺動させると、チャンバ20内の流体通路24を通って放出される。逆に、プランジャー26を注射器バレル12の先端14から遠ざかるように摺動させると、流体が通路24を通ってチャンバ20内に引き込まれる。プランジャーは、好ましくは、バレルを効果的にシールするためにストッパー27のような弾性エラストマー要素が先端に設けられた二部品構造である。しかしながら、一部品プランジャーが当該技術分野で周知であり、こうしたプランジャーも本発明の範疇にある。

0011

注射器バレル12の先端には、ルアー型係止カラー28が、チップ22の周りに同心の関係で間隔を隔てられて配置されている。ルアー型カラー28は、針差込みハブ30をカラー28とチップ22との間にねじ込むことができるようにする雌ねじアレイを含む。針カニューレ32が、針ハブ30に固定的に取り付けられており、且つ通路24及びチャンバ20と流体連通している。

0012

針カニューレ32は、尖端33を有する。皮下用注射器10の使用前に誤って針で刺すことがないようにするため、針カバー34が針カニューレ32に取り外し自在に取り付けられている。針カバー34は、皮下用注射器の使用前に誤って針で刺す危険性を小さくするため、使用の直前に皮下用注射器10から取り外すことができる。

0013

皮下用注射器10の使用後に針で刺すことがないようにするため、安全シールド36及びカラー38が設けられている。カラー38は全体に環状の構造体であり、好ましくは熱可塑性材料から一体に形成されており、基端40及び先端42の夫々を有する。基端40と先端42との間を延びる内面44の寸法は、好ましくは、注射器バレル12の先端14に設けられたルアー型カラー28の外面とぴったりと係合するような大きさである。図5に最も明瞭に示すように、カラー38の内面44には、好ましくは、間隔を隔てられた複数の引っ掛かり突起46が設けられている。これらの突起は、内方及び先端方向に向かって突出している。これらの突起により、カラー38は、注射器バレル12の先端14の上で先端から基端に向かう方向に摺動させることができる。しかしながら、突起46がルアー型カラー28の熱可塑性材料に食い込み、カラー38が、基端から先端に向かう方向で注射器バレル12から外れないようになっている。

0014

カラーを注射器バレルと一体成形すること又はカラーを別の方法で注射器バレルに取り付けることが、本発明の範囲に含まれる。例えば、カラーを注射器バレルの円筒壁に取り付けることができる。ルアー型係止カラー28のようなルアー型係止カラーを持たない注射器バレルについては、カラーをチップ22のような先端部分に直接取り付けることができる。また、先端部分に取り付けて先端部分から間隔が隔てられた大きな円筒面を形成し、この面上にカラー38のようなカラーを取り付けることができるように、中間構造を提供してもよい。

0015

カラー38は、基端40から先端方向に延びている堅固な環状のストッパ用壁48を備えていることを特徴とする。ストッパ壁48は、係止カラー38の基端40から先端方向に遠ざかった位置で截頭円錐形をなして外方に拡張している外周面を有する。かくして、基端40は、図5に示すように小さな外径「C」及び外径「D」を有する。カラー38の基端40の小さい方の外径「C」は、注射器バレル12の円筒壁18の外径「A」よりも大きい。かくして、基端40は、図3に示すように、半径方向において注射器バレル12を越えて外方に延びている。堅固な環状ストッパ壁48は軸線方向長さ「E」を形成し、この長さは、以下に更に詳細に説明するように、安全シールド36がカラー38に及ぼす先端方向に差し向けられた力に抗するように選択される。更に詳細には、ストッパ壁48の軸線方向長さ及び外面50の截頭円錐形形状により、カラー38に作用する先端方向に差し向けられた力によって、カラー38が半径方向内方に押圧され、引っ掛かり突起46が注射器バレル12の先端14のところでルアー型カラー28に更に深く食い込む。

0016

カラー38は、ストッパ壁48から先端方向外方に突出した弾性変形可能な係止壁52を更に有する。この係止壁は、係止カラー38の大きな外径「F」を形成する。更に詳細には、弾性変形可能な係止壁52は、環状ストッパ壁48の先端方向に位置するカラー38の部分から半径方向外方に間隔を隔てられており、半径方向内方に変形可能な部分を形成している。この弾性変形可能な係止壁は、好ましくは、図4図5、及び図6に示すように、実質的に連続した円錐形の壁である。

0017

図5に戻ると、弾性変形可能な係止壁52は、カラー38の半径方向に対して約30°の角度を構成する全体として凹状の截頭円錐形形状の先端54を有する。先端54の凹状の形態は、変形自在の係止壁52を、先端から基端に向かって賦与された力に応じて、半径方向外方に変形させる傾斜部として機能する。

0018

カラー38はまた少なくとも一つの半径方向内方に窪んだ凹所をも有する。この好ましい実施例では、カラー38は半径方向内方に窪んだ四つの凹所43を有する。随意であるが、半径方向に差し向けられた少なくとも一つの突起を、凹所の一方の側と隣接して、カラーに設けてもよい。この好ましい実施例では、カラー38は、半径方向に差し向けられた四つの突起45を有する。凹所43及び突起45の機能を以下に詳細に説明する。

0019

安全シールド36は、細長管状構造であり、入れ子式に摺動させて注射器バレル12上に配置される。安全シールド36は、好ましくは、熱可塑性材料から成形され、基端56及び先端58を夫々有する。安全シールドの軸線方向長さは、針カニューレ32の長さよりも長い。安全シールドは、好ましくは、長手方向に延びる複数の浅いリブ62を備えた内周面60を有する。

0020

安全シールド36は、好ましくは、取り外し自在の端キャップ63をその先端58に有する。端キャップは、シールドを延ばして針保護位置にした後、針カニューレの尖端33が指と接触しないようにするために設けられている。更に、端キャップが取り外し自在であることにより、安全シールドが一杯に延ばされた針保護位置にある状態で、注射器を、他の手順において使用できる。このような手順の一つとしては、端キャップを取り外し且つ真空排気したチューブを、注射針がこのチューブの穿刺可能なストッパーを穿刺するまで安全シールドに内に挿入し、注射器内の血液を注射器から真空排気したチューブ内に引き出す手順がある。

0021

安全シールド36は、内方に差し向けられた少なくとも一つの突起を更に有し、この好ましい実施例では、内方に差し向けられた四つの突起61が設けられ、これらの突起は、好ましくは、安全シールドの内面60に沿って互いから実質的に等間隔に間隔を隔てられている。突起61及びこれらの突起とカラーに設けられた凹所43との相互作用が、本発明の重要な特徴である。注射器アッセンブリの使用中、例えば、針カニューレを通して注射器を充填するときや注射によって投与を行うとき、安全シールドが注射器バレルに関して移動しないように十分な力で保持されていることが重要である。これは、シールドが設けられていない注射器を使用している使用者が手でバレルに加える通常の力が安全シールドに加えられるため、重要なのである。安全シールドがバレルに関してその基端位置に十分に保持されていない場合には、注射器の通常の使用によって安全シールドが外れ、注射器を使用し終える前に誤って先端位置に係止されてしまう。与えられた構造が、注射器の通常の使用中に安全シールドが移動しないようにするのに十分で且つ安全シールドを基端位置から先端位置まで移動するのがそれ程困難ではない、大き過ぎない保持力で安全シールドを基端位置に保持しなければならないので、この必要条件満足させることは困難である。従って、安全シールドを基端位置に積極的に保持すればする程、先端位置まで移動するのが困難になる。更に、安全シールドを基端位置に保持する力が十分でない場合には、注射器の通常の使用中に安全シールドが外れてしまう。安全シールドの内側と注射器の外側との間に摩擦締まり嵌めを使用した設計は、寸法の公差を精密に制御することを必要とするため、費用がかかる。更に、シールドの内径とバレルの外径との間の摩擦締まり嵌めによって経時的に生じた応力によりプラスチック製の構成要素がクリープし、かくして、応力及び注射器を引っ込め位置に保持する摩擦力が低下する。従って、製造時に安全シールドをその引っ込め位置に保持するのに十分な締まり嵌めを持つ注射器は、一年に亘って放置した後では、安全シールドを適切にその引っ込め位置に保持することができない。これを補償するため、製造者は、プラスチックのクリープを考慮して、必要以上にぴったりとした締まり嵌めを行う。しかしながら、注射器が早期に使用された場合には、安全シールドを前進させるのが困難であり、注射器が長期間に亘って棚に放置された場合には、シールドを引っ込め位置に保持する保持力が所望の力以下である。

0022

設計によっては、保持力を提供するのに、シールドから突出した片持ち梁を使用する。これらの設計は、プラスチック材料のクリープの危険性を小さくするものであるが、これをなくすものではない。更に、別の設計では、注射器バレルの基端に設けた溝やリブのような構造を使用する。このような構造は、考えとしてはおもしろいが、費用がかかるか或いは実施が極めて困難である。金型成形したプラスチック製の注射器バレルを、その製造プロセス中に、射出成形金型から軸線方向に引き出す場合には、バレルの構造が剥がれたり金型によって損傷される。変形例では、この構造は、バレルを金型から外す際に構造が変形してしまう程もろく作ることもできる。しかしながら、この構造は安全シールドを適切に保持するのには十分でない。

0023

本発明におけるように、注射器バレルの先端上において、安全シールドをその基端位置に保持することを、最も重要な構造に含めることが。かに望ましい。本発明では、標準的な注射器バレルが使用され、安全シールドを基端位置に解除自在に保持し、このシールドを針保護する先端位置に係止するための、安全シールドに設けられた構造と協働する構造を持つカラーが提供される。更に、過度の締まり嵌めを用いたり大きな応力を構成要素に作用したりしないで安全シールドをその基端位置に保持するのが望ましい。このような構造は、以下に説明するように機能する本発明によって提供される。本発明の安全シールドは、図1図2図3、及び図8の8Aに最もよく示してあるように、その引っ込め位置にあるとき、安全シールド36の内方に差し向けられた突起61が、実質的に、カラー38の後方に位置決めされる。安全シールドは、突起61が、図9の9Bにおいて、カラーの直径Fよりも小さい直径Mを形成し、この直径Mが好ましくはカラーの直径Dよりも小さいため、その基端位置から移動できない。いずれにせよ、カラーは、突起61との干渉によって、安全シールドが先端方向に移動しないようにする。安全シールドを前進させるためには、使用者は、図8の8Bに最もよく示すように、突起61がカラーの凹所43と整合する位置まで安全シールドを廻さなければならない。この位置で、安全シールドをその先端位置に向かって軸線方向先端方向に前進させることができる。突起61が構成する直径Mは、突起が僅かな干渉即ち抵抗を伴って凹所を通過できるように凹所43の基部が構成する直径Nと等しいか或いはこれ以下とされるのが好ましい。しかしながら、直径Mは、直径Nよりも大きくてもよく、その場合には突起61が凹所43を干渉なしに通過する。安全シールドをバレルに関して安定させ、注射器の通常の使用中に安全シールドがバレルの部分であると感じられる程に十分ぴったりと保持するため、基端部分において、安全シールドの基端をバレルのフランジ17に当接させ、即ちこれと接触させ、突起61をカラーの弾性変形可能な係止壁52に押し付けて、安全シールドをカラー38とフランジ17との間に強制的に捕捉するのが好ましい。この構造は、安全シールドをバレルに関して固定位置に適切に保持し、使用者が安全シールドを先端位置まで移動することを決定したときに使用者がカラーを安全シールドの突起がカラーの凹所と整合するまで廻すという追加の利点を提供する。好ましい設計では、突起61がカラーの弾性変形可能な係止壁52に及ぼす圧力により、突起が凹所43内に入り込み、整合がなされた触感を使用者に与える。この構造は、凹所を闇探す必要をなくし、整合がなされたことが構造によって使用者に知らされる。

0024

本発明の有用性を高める、別の随意の特徴は、カラー及びバレルに関する安全シールドの回転を360°以下、好ましくは約90°に制限するための手段である。回転を制限するための手段には、カラーに関するスリーブの回転と干渉する、カラーから突出した構造即ち突起が含まれる。このような構造は、好ましい実施例では、カラー38の基端40から突出した半径方向外方に差し向けられたプロチュバランス45によって提供される。少なくとも一つのプロチュバランスが必要であり、本実施例では、回転に対する抵抗の強さを改善するため、四つのプロチュバランスが設けられている。カラー及びバレルに関し、シールドを図8の8Aに方向Vとして示す反時計廻り方向に回転させると、安全シールドは、突起61が凹所43と整合するまで回転する。整合すると、プロチュバランス45との接触によって、これ以上大きく反時計廻り方向に回転することが阻止される。このとき、シールドをその先端位置まで前進させることができる。使用者が安全シールドをその解放自在に保持された基端位置まで戻そうとするときには、シールドを基端方向に摺動させ、突起61がプロチュバランス45と当接して使用者にシールドが固定的に保持されたことが示されるまで、図8の8Aに方向Wとして示す時計廻り方向に回転する。この構造は、基端位置での安全シールドの解放及び保持に必要な回転の量を制限し、更に、注射器の状態に関する触感を使用者に提供する。例えば、カラーに関するシールドの回転を90°又はそれ以下に制限するために、互いから90°のところに位置決めされた二つのプロチュバランスを使用できる。

0025

安全シールドに設けられた突起61は、安全シールドの長手方向に延びる軸線方向リブ62の一部であり且つこれと整合しており、そのため、安全シールドをその基端位置から解放しその先端位置まで前進させた後、注射器バレルに関する安全シールドの回転が凹所43内のリブ62の存在によって阻止されるのが好ましい。本発明を明瞭に教示する目的のため、突起61は、軸線方向リブ62よりも僅かに大きく示してある。しかしながら、成形のため及び機能上の目的のため、突起61は軸線方向リブ62とほぼ同じ大きさであるのが好ましい。軸線方向リブ62は、本発明の実施に必要でないが、これらの軸線方向リブは、以下に更に詳細に説明するように、望ましく且つ好ましい構造的特徴である。以下でわかるように、リブ62の角度位置により、安全シールドに設けられた係止歯70を、凹所によって中断されていないカラーの部分と接触させることができる。これは、この好ましい実施例では、要素が整合して、安全シールドの先端係止位置からの移動に対する最大抵抗を提供するため、重要である。

0026

安全シールド36の基端56は、間隔を隔てられた複数のストッパ用ブロック64を有することを特徴とする。各ストッパ用ブロック64は、内方に面した表面66及び半径方向に整合した先端方向に向いたストッパ面68を有する。ストッパ用ブロック64が構成する内径「H」は、係止カラー38の基端40の外径「C」よりも小さい。かくして、注射器バレル12に沿った安全シールド36の先端方向への入れ子式の移動が係止カラー38の基端40によって制限される。詳細には、ストッパ用ブロック64の、半径方向に整合した先端方向に向いたストッパ面68が、係止カラー38の基端方向に向いた環状端面49と積極的に係合し、安全シールド36が基端から先端への方向へ注射器バレル12から抜けるのを阻止する。

0027

安全シールド36は、間隔を隔てられた複数の係止歯70を更に有し、これらの歯は、ストッパ用ブロック64から先端方向に距離「I」のところに配置されている。この距離「I」は、カラー38の端面49と弾性係止壁52の先端との間の距離「G」よりも大きい。係止歯70は、安全シールド36の基端56に近い場所で小さな内径「L」を構成するように形成されている。小さな内径「L」は、カラー38の弾性変形可能な係止壁52が構成する大きな直径「F」よりも小さい。係止歯70の基端71は、弾性変形可能な係止壁52の最先端の截頭円錐形の表面54の角度とほぼ等しい所定の角度で切り込んである。この角度は、図9に示すように、約30°である。

0028

皮下用注射器10の組み立ては、先ず最初に安全シールド36を注射器バレル12上で摺動させることによって行われる。次いで、係止カラー38を注射器バレル12上に先端から基端への方向に摺動させ、引っ掛かり突起46をルアー型カラー28に食い込ませてカラー38が基端から先端への方向で外れないようにする。

0029

使用後、安全シールドを廻して突起61と凹所43とを整合させ、安全シールド36を注射器バレル12上で先端方向に入れ子式に移動する。安全シールド36の最初の基端方向への移動は、カラー38の凹所43を通過するリブ62との接触によって制御される。次いで、係止歯70が係止カラー38の截頭円錐形の係止壁52と係合してこれを内方に変形させ、安全シールド36が注射器バレル12上を引き続いて先端方向に前進できるようにする。先端方向に十分に移動した後、係止歯70は係止カラー38の截頭円錐形の係止壁52を越えて先端方向に移動する。この時点で、係止壁52は、係止歯70が構成する内径「L」よりも大きい外径「F」を構成する変形していない状態又はほとんど変形していない状態に向かって弾性的に戻る。その結果、係止歯70が係止カラー38の係止壁52と係合し、これによって、針カニューレ32が再び露呈されることが阻止される。係止壁52の先端54の截頭円錐形の凹状の形体、及びこれと対応した係止歯70の基端71の形体により、係止カラー38の截頭円錐形の係止壁52が外方に押圧され、安全シールド36にぴったりと嵌まり、これによって、安全シールド36に及ぼされる基端方向への力に応じて係止が更に高められる。係止歯に設けられた表面71及び弾性変形可能な係止壁52の形体により、シールドに対して基端方向に差し向けられた力は、係止壁52を拡張し、係止歯と更にしっかりと係合させる。従って、力が増せば増す程、抵抗が増大する。これが、本発明の重要な特徴である。歯70と係止カラー38とのこの係止係合には、歯70が係止カラー38を通過したときに安全シールド36が完全に係止したことを示す明瞭に認識できる触感及び音の表示が伴い、係止壁52を実質的に変形していない状態に向かって弾性的に戻すことができる。安全シールド36は、係止カラー38の基端40が構成するストッパ面とストッパ用ブロック64との係合によって先端方向に外れないようにされている。

0030

本発明の変形例を図13の13A及び13Bに示す。ここで特に説明することを除くと、図13の13A及び13Bの実施例は、図1乃至図12の実施例と実質的に同じ構成要素を有し、同様に機能する。この変形例は、安全シールドを基端位置に保持するため、及びカラーに関する回転移動を制限するために使用される、カラーに設けられたプロチュバランス及びカラーの凹所についての種々の輪郭及び形状が本発明の範囲内に含まれるということを示す。変形例の注射器アッセンブリ100は、等間隔に間隔を隔てられた内方に差し向けられた4つの突起161がその先端近くに設けられた安全シールド136を有する。カラー138は、等間隔に間隔を隔てられた半径方向に差し向けられた四つの凹所143を有する。図1乃至図12の実施例におけるプロチュバランス45のような別個に半径方向に差し向けられたプロチュバランスを使用するのでなく、凹所143を非対称形状に形成することによって、カラーに関して時計廻り方向Wへの安全シールドの回転を停止する即ち回転に抵抗するのである。突起161及び非対称の凹所143の寸法及び形状を注意深く定めることによって、突起と凹所との間の相互作用により、安全シールドがカラーに関して図13の13Aに方向Vとして示す方向に反時計廻り方向に回転しないようにする。安全シールドがカラーに関して回転しないようにすることは、安全シールドがその基端位置にある場合には必要でないが、これは、本発明の望ましい特徴である。図13の13A及び13Bに示すように、突起が凹所と整合している場合には、安全シールドは回転が制限されており、先端方向に前進させることができる。この抵抗は、使用者が印を越えて注射することや針が露呈されているときに注射器を不必要に取扱うことを阻止する。非対称に形成した凹所及びプロチュバランスの組み合わせは、シールドに所望の回転角度を与え、シールドがカラーと係合した触感を与えるのに使用できる。

0031

従来技術は、安全シールド、及び安全シールドを延長した針保護位置に保持し、安全シールドを針を露呈するその基端位置に解放自在に保持するための多くの構造を持つ多くの注射器を提供するが、安全シールドを持ち、簡単であり且つ容易に製造できる注射器が今でも必要とされている。本発明の注射器において、安全シールドが注射器バレルに関してその基端位置にある貯蔵状態において、安全シールド及び注射器バレルに大きな応力が加わらない構造を使用した、注射器バレルの先端に設けられた構造によって、安全シールドの伸長位置後退位置の両方が制御される。

図面の簡単な説明

0032

図1本発明による安全シールドを備えた皮下用注射器の斜視図である。
図2図1の注射器アッセンブリの側面図である。
図3図1の注射器アッセンブリの3−3線に沿った断面図である。
図4注射器アッセンブリのカラーの端面図である。
図5図4のカラーの5−5線に沿った断面図である。
図6注射器アッセンブリのカラーの側面図である。
図7図4に示す端部とは反対側の端部を示すカラーの端面図である。
図88Aは、カラーによってその基端位置に保持された安全シールドを示す、図2の注射器アッセンブリの8A−8A線に沿った断面図であり、8Bは、安全シールドを基端位置から前進させることができるように安全シールドを回転させて安全シールドの突起をカラーの凹所と整合させた、Aの注射器アッセンブリを示す断面図である。
図99Aは、本発明による安全シールドの基端の端面図であり、9Bは、端キャップを取り外した安全シールドの先端の端面図である。
図10図9の安全シールドの10−10線に沿った部分断面図である。
図11図9の安全シールドの11−11線に沿った部分断面図である。
図12皮下用注射器に対して先端係止位置にある安全シールドを断面で示す、図2と同様の断面図である。
図1313Aは、安全シールドを一方向への回転のみを許容する変形例のカラーを備えた変形例の注射器アッセンブリの断面図であり、13Bは、安全シールドをカラーに関して回転させて安全シールドの突起をカラーの凹所と整合させ、安全シールドがその基端位置から移動できるようにしたところを示す、Aの注射器アッセンブリの断面図である。

--

0033

10 皮下用注射器12注射器バレル
14バレルの先端 16 バレルの基端
17指掛けフランジ18円筒壁
20チャンバ22チップ
24通路26プランジャー
27ストッパー28ルアー型係止カラー
30針ハブ32針カニューレ
33尖端34針カバー
36 安全シールド38 カラー

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