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技術 笠コンクリート用型枠

出願人 株式会社アドヴァンスマルエス鉄工株式会社
発明者 諸橋運治吉田孝義
出願日 1995年3月30日 (24年3ヶ月経過) 出願番号 1995-072796
公開日 1996年10月15日 (22年8ヶ月経過) 公開番号 1996-269932
状態 特許登録済
技術分野 護岸 護岸
主要キーワード 台座片 式連結部材 挟着溝 正面部材 垂直杆 筒状カラー 角柱部材 螺子棒
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年10月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

目的

型枠の組み立て及び取り外し作業を容易とし、現場施工性の向上を図る。

構成

A側に据え付ける一側パネル12と、川B側に据え付けらる正面部材41及び底面部材42からなる他側パネル13とを形成する。この他側パネル13を支持する支持体14を設ける。この支持体14は、前記他側パネル13を支持する支持枠51と、この支持枠51に枢着部60を介して回動自在に連結した連結支持枠52とからなる。また、前記連結支持枠52の陸A側を前記一側パネル12に連結する連結部材71を形成する。

効果

連結支持枠52を吊り上げた状態で、支持枠51と共に他側パネル13を傾動することにより、笠コンクリート102 から他側パネル13を簡便に取外すことができる。

概要

背景

従来、河川や湾護岸として鋼矢板が互いにその爪部を係合して連続打設した鋼矢板壁が用いられ、この鋼矢板壁の上部には腐食防止、あるいは構造物としての美化などのため笠コンクリートブロックが設けられている。

そして従来の現場打ちコンクリートによる施工では、鋼矢板壁の上部に鉄筋配筋するとともに、その外周に木製などからなる型枠を取り付けた後、型枠内コンクリートを打設し、硬化後型枠を外して設けられるものであった。一方、コンクリート製品を型枠として用いるものも試みられており、例えば特開昭52−154227号公報には、内面スペーサー突設した2枚のプレキャスト版締結ボルトを介して一体にしたコンクリートブロックを、鋼矢板壁に沿って設け、それらプレキャスト版の下端と鋼矢板とを弾性シール材によりシールし、前記コンクリートブロック内に中詰コンクリートを打設した後、天端ブロックを取り付ける擁壁構築工法が知られている。

概要

型枠の組み立て及び取り外し作業を容易とし、現場施工性の向上を図る。

A側に据え付ける一側パネル12と、川B側に据え付けらる正面部材41及び底面部材42からなる他側パネル13とを形成する。この他側パネル13を支持する支持体14を設ける。この支持体14は、前記他側パネル13を支持する支持枠51と、この支持枠51に枢着部60を介して回動自在に連結した連結支持枠52とからなる。また、前記連結支持枠52の陸A側を前記一側パネル12に連結する連結部材71を形成する。

連結支持枠52を吊り上げた状態で、支持枠51と共に他側パネル13を傾動することにより、笠コンクリート102 から他側パネル13を簡便に取外すことができる。

目的

そこで本発明は組み立て及び取外し作業が容易で、現場施工性の向上を図ることができる笠コンクリート用型枠を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

両端部に形成した爪部を係合して鋼矢板を連続打設し、これら鋼矢板により凹凸が連続する鋼矢板壁を形成し、この鋼矢板壁の上端型枠据え付け、この型枠内コンクリートを打設して笠コンクリートを設ける笠コンクリート用型枠において、陸側に据え付ける一側パネルと、他側に据え付けられ正面部材底面部材とを有する他側パネルと、この他側パネルを支持するとともに前記一側パネルに着脱自在に連結する支持体とからなることを特徴とする笠コンクリート用型枠。

請求項2

前記支持体は、前記他側パネルを支持する支持枠と、この支持枠に他側を枢着するとともに一側を前記一側パネルに着脱自在に連結する連結支持枠とからなることを特徴とする請求項1記載の笠コンクリート用型枠。

技術分野

0001

本発明は、鋼矢板で形成された鋼矢板壁笠コンクリートを設ける笠コンクリート用型枠に関する。

背景技術

0002

従来、河川や湾護岸として鋼矢板が互いにその爪部を係合して連続打設した鋼矢板壁が用いられ、この鋼矢板壁の上部には腐食防止、あるいは構造物としての美化などのため笠コンクリートブロックが設けられている。

0003

そして従来の現場打ちコンクリートによる施工では、鋼矢板壁の上部に鉄筋配筋するとともに、その外周に木製などからなる型枠を取り付けた後、型枠内コンクリートを打設し、硬化後型枠を外して設けられるものであった。一方、コンクリート製品を型枠として用いるものも試みられており、例えば特開昭52−154227号公報には、内面スペーサー突設した2枚のプレキャスト版締結ボルトを介して一体にしたコンクリートブロックを、鋼矢板壁に沿って設け、それらプレキャスト版の下端と鋼矢板とを弾性シール材によりシールし、前記コンクリートブロック内に中詰コンクリートを打設した後、天端ブロックを取り付ける擁壁構築工法が知られている。

発明が解決しようとする課題

0004

上記従来の型枠を用いるものでは、型枠パネルを組み立てて型枠を組み立てなければならないため、型枠の取付け及び取外し作業に手間がかかり、現場施工性に劣ると共に、現場工事費が大になるという問題があった。

0005

一方、上記コンクリート製プレキャスト版を用いるものでは、この工場製品であるプレキャスト版の製造コストが大になると共に、そのプレキャスト版が中詰コンクリートと一体になって笠コンクリートを形成するものであるため、プレキャスト版を型枠として再利用することができなかった。しかも、現場施工においては、2枚のプレキャスト版を一体化した後、この一体化した笠コンクリートブロックを鋼矢板壁の上端に吊り降ろして据え付けるものであるため、その据え付け吊ろ降ろし及び位置決め作業が煩雑になるという問題もあった。

0006

そこで本発明は組み立て及び取外し作業が容易で、現場施工性の向上を図ることができる笠コンクリート用型枠を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

請求項1の発明は、両端部に形成した爪部を係合して鋼矢板を連続打設し、これら鋼矢板により凹凸が連続する鋼矢板壁を形成し、この鋼矢板壁の上端に型枠を据え付け、この型枠内にコンクリートを打設して笠コンクリートを設ける笠コンクリート用型枠において、陸側に据え付ける一側パネルと、他側に据え付けられ正面部材底面部材とを有する他側パネルと、この他側パネルを支持するとともに前記一側パネルに着脱自在に連結する支持体とからなるものである。

0008

請求項2の発明は、前記支持体は、前記他側パネルを支持する支持枠と、この支持枠に他側を枢着するとともに一側を前記一側パネルに着脱自在に連結する連結支持枠とからなるものである。

0009

請求項1の構成では、陸側に一側パネルを据え付け、他側に他側パネルを据え付けると共に、支持体を一側パネルに連結して両パネルを組み立てて型枠を形成し、この型枠の内部にコンクリートを打設して笠コンクリートを形成する。そして笠コンクリートの形成後は、陸側パネルと支持体との連結を解除し、両パネルを取り外す。

0010

請求項2の構成では、他側パネルを支持する支持枠に、連結支持枠が枢着されているため、連結支持枠を吊り上げた状態で、支持枠とともに他側パネルを傾動することにより、他側パネルを笠コンクリートから簡便に取り外すことができる。

0011

以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。図1ないし図12は本発明の一実施例を示し、同図において、鋼矢板壁1は例えばU字型鋼矢板2が爪部3を互いに係合して連続打設され、各鋼矢板2の上端高さは打設時に略同一になるように揃えられている。また、この鋼矢板2の他側である川B側には腹起し4が前記鋼矢板壁1の他側に接した状態で横設されている。そして前記腹起し4は、上向きのコ字型鋼からなる上梁5と下向きコ字型鋼からなる下梁6とを連結板7により連結し、この連結板7にタイロッド8の他端が接続され、このタイロッド8の一端が、一側であるA側に固定されている。

0012

前記鋼矢板壁1に着脱自在に設けられる金属製型枠11は、前記鋼鉄矢板壁1の陸A側に据え付けられる一側パネル12と、他側である川B側に据え付けられる他側パネル13と、この他側パネル13を支持すると共に前記一側パネル12に一側を着脱自在に連結する支持体14とを有している。

0013

前記一側パネル12は、平板部15の外面に縦横リブ16を設けると共に、該平板部15に上,下の横桟17,18と左右の縦桟19L,19Rとを設け、これら左右の横桟19L,19Rの両側下部には、前記タイロッド8を挿通する開口部20がそれぞれ形成されている。また、前記上の横桟17上面の左右には、フックFなどが係止可能な孔を有する吊金具21を設けると共に、ノック受22を設け、このノック受22の上部に略V字型をなす左右方向の溝23を設けている。さらに前記左右の横桟19L,19Rにはターンバックル24,24の他端を連結する連結孔25,25が上下に穿設され、これら上下の連結孔25,25にボルトナットを介して連結した上下のターンバックル24,24の一端がタイロッド固定金具26に連結される。このタイロッド固定金具26は、図3及び図4に示すように、平面略コ字型をなす左右の挟着片27L,27Rを有し、これら左右の挟着片27L,27Rの上部を、枢軸28を介して回動可能に連結し、一方の挟着片27Lの下部に螺子棒29を回動自在に設け、他方の挟着片27Rの下部に前記螺子棒29を挿入する縦溝30を形成し、その縦溝30に挿入した前記螺子棒29にナット31を螺着し、前記左右の挟着片27L,27Rの挟着溝32,32に前記タイロッド8を挟着固定するようにしている。また、前記挟着片27L,27Rの側板中央には、前記ターンバックル24,24の一端をボルトナットを介して連結する連結孔33が穿設されている。また、図1に示すように、左右の縦桟19R,19Lには前記開口部20,20に臨む取付板34が設けられ、この取付板34にボルトナットを介して前記開口部20を塞ぐ閉塞板35が固定され、この閉塞板35には前記タイロッド8に対応する半円切欠部36が形成されている。

0014

前記他側パネル13は、図2に示すように、別体をなす正面部材41と底面部材42とからなり、その正面部材41は前記一側パネル12とほぼ同形の平板部41Aの内面に、4か所の凸所43を形成し、その左右上下には下向きの係止片44を突設し、さらに前記平板部41Aの内面上,下には傾斜した面取り部45,46が設けられている。また、前記底面部材41の一側縁には、前記鋼矢板壁1の凹部1A及び凸部1Bに対応して凸部47及び凹部48が形成され、これら凸部47及び凹部48の縁部にはゴムスポンジ等のシール材49が接着などにより装着され、また、前記底面部材42の下面左右にはその一側及び他側に一側向きの係止片50が突設されている。

0015

前記他側パネル13を支持する前記支持体14は、支持枠51と、連結支持枠52とからなり、前記支持枠51は、垂直板部53と水平板部54とを一体にした側面L字型をなし、その垂直板部53には前記正面部材41の係止片44が係止する長孔状の係止孔55が穿設され、また、前記水平板部54には前記底面部材42の係止片50が係止する長孔状の係止孔56が穿設されている。前記連結支持枠52は、左右一対垂直杆57,57と一対の水平杆58,58とを上部一側及び他側の横桟59,59により一体に形成してなり、それら垂直杆57及び水平杆58は角柱部材よりなり、前記水平杆58,58の下端を枢着部60を介して前記垂直板部53の他側面下部に回動可能に連結している。また、前記連結支持枠52の角部下面には、側面L字型の台座片61が設けられ、図5に示すように、前記水平杆58の上,下面、前記台座片61及び前記垂直板部53の上縁には、それぞれ平面ほぼ同一位置に第1乃至第4の孔62,62A,62B,62Cが穿設され、これら孔62,62A,62B,62CにL字型の固定部材63が挿脱自在に挿入される。さらに前記垂直板部53の外面上部には、前記垂直杆57を挟む平面略コ字型の押えアーム65が、枢着部66を介して回動自在に枢着され、その押えアーム65により支持枠51に対する連結支持枠52の回動角度規制している。

0016

前記支持体14の一側と前記一側パネル12とは、図6に示すように、両者を締結する連結部材71を介して着脱自在に連結され、前記支持体14の水平杆58の一側端上部と、前記一側パネル12の上横桟17の下部とには、前記連結部材71を係止する丸棒などからなる係止受部72,72Aがそれぞれ横設されている。前記連結部材71は、前記係止受部72に係止する下向きフック状の係止部73を設けた筒状カラー74と、上端に雄螺子部75を形成すると共に、下端に前記係止受部72Aに係止する上向きフック状の係止部を有する連結棒76と、前記カラー74に挿通した連結棒76の前記雌螺子部75に螺合する袋ナット77からなる。さらに前記水平杆58の一側下部には、前記ノック受22に係合するノック78が下方に向かって突設され、このノック78の下部に設けた円錐部78Aが前記溝23に係合する。また、前記水平杆58の他側寄り下面には、平面略U字型の受溝79が突設され、この受溝79は平面一側が開口している。さらに前記水平杆58,58の上面には、それぞれ一対の第1の吊金具80と第2の吊金具81とが突設され、前記支持体14に他側パネル13を装着した状態の重心位置の他側と一側に前記第1及び第2の吊金具80,81が位置している。

0017

前記支持体14は前記受溝79位置で別体のセパレータ91により支持され、図7に示すように、前記受溝79に係合する六角あるいは四角柱の係合頭部92を上部に有する雌螺子体93と、この雌螺子体93に上部が螺合する両ネジ杆94と、この両ネジ杆94の下部が螺合するナット95を一体に設けた係止片96とからなり、この係止片96が前記腹起し4の上梁5の他側縁に係止する。

0018

次に前記型枠11の使用方法及び施工方法につき説明すると、まず、支持枠51にこれと別体の他側パネル13をセットするには、水平板部54の係止孔56に係止片50を挿入して底面部材42を他側にスライドすると共に、垂直板部53の係止孔55に係止片44を挿入して正面部材41を下方にスライドすることにより支持枠51に他側パネル13を着脱可能に固定することができる。また、正面部材41の固定の際には、固定部材63を抜いておけば、垂直杆57を他側に倒しておくことができるため、水平杆58が邪魔になることもない。このようにして他側パネル13をセットするとともに、孔62,62A,62B,62Cに固定部材63を挿入して支持枠51に連結支持枠52を角度固定しておく。この場合、図5に示すように、孔62Bに対して孔62Cが一側よりに穿設されているため、固定部材63の楔作用により垂直板部53の外面に垂直杆57が密着する。

0019

そして施工においては、まず、図9に示すように、予め鋼矢板壁1の陸A側には基礎砕石川砂101 等を敷き均し転圧した後、一側パネル12の吊金具21にフックFを係止し、クレーン等により吊り上げて鋼矢板壁1の陸A側に布設し、同時に一側パネル12の高さ調整も行う。また、タイロッド8にタイロッド固定金具26を固定し、ターンバックル24を調整して固定する。また、タイロッド8を挿通した開口部20には、その内面に閉塞板35を固定して該開口部20を塞ぐ。また、鋼矢板壁1の川B側に位置する腹起し4に係止片96を係止してセパレーター91を取り付けると共に、両ネジ杆94を回動して係合頭部92の上端の高さを調整する。この場合、ノック受22を基準としてセパレーター91の高さを調整し、ノック受22とノック78の係合及び受溝79と係合頭部92の係合により前記水平杆58が水平になるように調整する。

0020

次に第1の吊金具80を用いて支持体14を吊り上げ、この状態で支持体14は、図9に示すように、一側が僅かに下がった傾斜状態となり、これを川B側から陸A側に向かって移動し、ノック受22にノック78を係合し、さらに吊り降ろすと、底面部材42の凹,凸部48,47が鋼矢板壁1の他側面の凸,凹部1A,1Bに係合するとともに、受溝79にセパレーター91の上端が係合する。ここで支持枠51は受溝79より川B側に重心があるため、受溝79にセパレーター91の上端が係合した状態で、ノック受22からノック78が僅かに浮き上がった状態となる。次に陸A側において連結部材71の上下の係止部73,73Aを係止受部72,72Aに係止し、この後は吊金具80からクレーンのフックFを取り外すことができ、袋ナット77を締めると、前記係合頭部92を梃の支点として、支持体14の川B側が僅かに持ち上がり、ノック受22の溝23にノック78の円錐部78Aが当接し、水平杆58が水平となる。このようにして型枠11を鋼矢板壁1の上部に据え付けた後、型枠11の上部開口からコンクリートCを打設し、該コンクリートCが硬化して笠コンクリート102 が形成され、この笠コンクリート102 の他側面には前記凸所43に対応して模様となる凹所103 が形成される。尚、その笠コンクリート102 の内部には型枠11の据え付け前に図示しない鉄筋を配筋しておく。そして型枠11の取り外しにあっては、第2の吊金具81にクレーンのフックFを係止し、固定部材63を上方に抜き取り、連結部材71を取り外す。そして連結部材71を取り外すと、垂直杆57が川B側に傾動し、この状態で連結枠51を川B側に移動しながら僅かに下げると、図12に示すように、押えアーム65によって水平板部53が川B側に傾動し、他側パネル13が斜め下側に回動するようにして笠コンクリート102 からスムーズに取り外される。一方、陸A側は、タイロッド固定具26をタイロッド8から取り外すと共に、ターンバックル24を一側パネル12から取り外し、一側パネル12を笠コンクリート102 から取り外す。そして笠コンクリート102 の上面にはセパレータ91の係合頭部92が突設した状態で残り、該係合頭部92を回動して雌螺子体93を取り外し、この雌螺子体93を取り外してできた凹部には、必要によりコンクリートCを充填して仕上げを行う。また、陸A側の基礎砕石、川砂101 の上にさらに基礎砕石、川砂を充填し、笠コンクリート102 の上面と面一に仕上げてもよい。

0021

このように本実施例では請求項1に対応して、両端部に形成した爪部3を係合して鋼矢板2を連続打設し、これら鋼矢板2により凹,凸部1A,1Bが連続する鋼矢板壁1を形成し、この鋼矢板壁1の上端に型枠11を据え付け、この型枠11内にコンクリートを打設して笠コンクリートを設ける笠コンクリート用型枠において、陸A側に据え付ける一側パネル12と、他側である川A側に据え付けられ正面部材41と底面部材42とを有する他側パネル13と、この他側パネル13を支持するとともに一側パネル12に着脱自在に連結する支持体14とからなるものであるから、陸A側に一側パネル12を据え付け、他側に他側パネル13を据え付けると共に、支持体14を一側パネル12に連結して両パネル12,13を組み立てて型枠11を据え付け、この型枠11の内部にコンクリートCを打設して笠コンクリート102 を形成することができ、笠コンクリート102 の形成後は、一側パネル12と支持体14との連結を解除して両パネル12,14を取り外すことができるため、型枠11の組み立て及び取り外し作業が容易となり、現場施工性の向上を図ることができ、その型枠11は繰り返し使用することができるため、施工費用を安価とすることができる。

0022

また、このように本実施例では請求項2に対応して、支持体14は、他側パネル13を支持する支持枠51と、この支持枠51に他側を枢着するとともに一側を一側パネル12に着脱自在に連結する連結支持枠52とからなるものであるから、他側パネル13を支持する支持枠51に、連結支持枠52が枢着されているため、連結支持枠52を吊り上げた状態で、支持枠51と共に他側パネル13を傾動することにより、笠コンクリート102 から他側パネル13を簡便に取り外すことができ、本実施例のように、他側面に模様となる凹所103 を形成する笠コンクリート103 等において、型枠11の取外しが非常に簡単となる。

0023

さらに、実施例上の効果として、係止片44と係止孔55からなる正面部材着脱機構及び係止片50と係止孔56とからなる底面部材着脱機構によって支持枠51に正面部材41と底面部材42を着脱可能に設けたから、使用する鋼矢板2の種類により形状が変わる凹,凸部1A,1Bに対応して底面部材42を形成し、形状の異なる底面部材42を選択的に使用して各種の鋼矢板壁1の笠コンクリート102 の施工に用いることができる。また、支持枠51と連結支持枠52との角度固定及びその解除を固定部材63の挿脱によりワンタッチで行うことができ、特に笠コンクリート102から他側パネル13を取り外す際に便利であり、さらに、孔62Bに対して孔62Cを一側寄りに穿設したため、固定部材63の楔作用により垂直板部53の外面に垂直杆57が密着し、支持枠51と連結支持枠52間にがたつきを生じることがない。また、施工においては、腹起し4に突設するセパレーター91並びにノック受22とノック78により水平杆58を水平に位置決めして他側パネル13を正しくかつ安定してセットすることができ、その際、連結部材71の締付け操作によりノック受22にノック78を係合することによってその位置決めを簡便に行うことができる。さらに連結支持枠52には、前記支持体14に他側パネル13を装着した状態の重心位置の他側と一側に前記第1及び第2の吊金具80,81を設けたため、据付け時と取り外し時に、それら吊金具80,81を選択的に使用して支持体14を所望の傾きにすることにより、据付けと取り外しを簡便に行うことができる。また、ターンバックル固定金具26は左右の挟着片27R,27Lが開閉するものであるため、タイロッド8への固定が容易であり、そのタイロッド8に固定したターンバックル固定金具26に、上下一対のターンバックル24,24を介して一側パネル12を強固に固定することができる。さらにまた、正面部材41の上下には面取部45,46が形成されているため、出来上がった笠コンクリート102 の角部に面取りがなされる。また、底面部材42にはその縁にシール材49を設けたため、鋼矢板壁1との密着性が良好となり、打設したコンクリートCが下部に流れ落ちない。また、連結部材71は型枠11から取り外し可能であるから、交換が容易である。さらに本実施例の型枠11は鋼矢板壁1の長さ方向に複数並べて使用されるものであるが、該型枠11は前記長さ方向が比較的短いため、平面曲りのある鋼矢板壁1に笠コンクリート102 を形成するに便利である。

0024

尚、本発明の上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、例えば他側パネルは、正面部材と底面部材が一体のものであってもよい。また、連結部材は一側パネルと連結支持枠に係止する実施例のものに限らず、一側パネルと連結支持枠との間を締め付けるボルトナットなどの締付式連結部材でもよく、さらに実施例では一側パネル及び連結支持枠と別体の連結部材を示したが、この連結部材を一側パネル及び連結支持枠のいずれか或いは両者に設けてもよい。さらにまた、一側パネルの固定方法は、タイロッド固定金具とターンバックルを用いる実施例のものに限定されるものではなく、各種固定手段を用いることができる。

発明の効果

0025

請求項1の発明は、両端部に形成した爪部を係合して鋼矢板を連続打設し、これら鋼矢板により凹凸が連続する鋼矢板壁を形成し、この鋼矢板壁の上端に型枠を据え付け、この型枠内にコンクリートを打設して笠コンクリートを設ける笠コンクリート用型枠において、陸側に据え付ける一側パネルと、他側に据え付けられ正面部材と底面部材とを有する他側パネルと、この他側パネルを支持するとともに前記一側パネルに着脱自在に連結する支持体とからなるものであり、組み立て及び取外し作業が容易で、現場施工性の向上を図ることができる笠コンクリート用型枠を提供することができる。

0026

請求項2の発明は、前記支持体は、前記他側パネルを支持する支持枠と、この支持枠に他側を枢着するとともに一側を前記一側パネルに着脱自在に連結する連結支持枠とからなるものであり、組み立て及び取外し作業が容易で、現場施工性の向上を図ることができる笠コンクリート用型枠を提供することができる。

図面の簡単な説明

0027

図1本発明の一実施例を示す一側パネルと支持体の斜視図である。
図2本発明の一実施例を示す他側パネルの斜視図である。
図3本発明の一実施例を示すタイロッド固定金具の正面図である。
図4本発明の一実施例を示すタイロッド固定金具の側面図である。
図5本発明の一実施例を示す支持枠と連結支持枠の要部の断面図である。
図6本発明の一実施例を示す連結部材によって一側パネルと連結支持枠を連結した状態の断面図である。
図7本発明の一実施例を示すセパレーターの断面図である。
図8本発明の一実施例を示す鋼矢板壁と底面部材との係合状態の断面図である。
図9本発明の一実施例を示す一側パネルを据付ける施工工程の断面図である。
図10本発明の一実施例を示す他側パネルを据付ける施工工程の断面図である。
図11本発明の一実施例を示す型枠の組立て状態を示す断面図である。
図12本発明の一実施例を示す他側パネルを取り外す施工工程の断面図である。

--

0028

1鋼矢板壁
2鋼矢板
3 爪部
11型枠
12 一側パネル
13 他側パネル
14支持体
51支持枠
52 連結支持枠
60枢着部
102 笠コンクリート

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