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技術 視覚障害者誘導用ブロックの製造方法

出願人 西剛伺
発明者 西三重雄
出願日 1995年3月31日 (24年3ヶ月経過) 出願番号 1995-097699
公開日 1996年10月15日 (22年9ヶ月経過) 公開番号 1996-269922
状態 特許登録済
技術分野 道路標識、道路標示 眼耳の治療、感覚置換
主要キーワード 線突起 長手線 千鳥形 内部床 凸部面 円柱突起 直線傾斜 点状突起
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年10月15日)のものです。
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図面 (20)

目的

本発明は、バス電車等の交通機関乗車口や、各種の建物の内部や入口等へ視覚障害者を安全に誘導するために路面や床面等に敷設される視覚障害者誘導用ブロックを、天然花崗岩いわゆる御影石を加工して誘導用ブロックを製造する製造方法に関する。

構成

天然御影石のブロック片に複数の点状パターンを描く第1工程と、パターン面に円形溝掘削し、円柱コアを形成する第2工程と、円柱コアの稜角面取りし、傾斜面付円柱コアを形成する第3工程と、互いに隣接する当該傾斜面付円柱コアの間を、前記円形溝と同じ深さだけ切削し、点状突起を形成する第4工程とからなることを特徴とする。

概要

背景

現在使用されている誘導用ブロックは、大きく2種類に分けられる。その一つは点状ブロックと一般に呼ばれているものであり、他の一つは線状ブロックと一般に呼ばれているものである。そして、両者は、さらに2種類に分けられる。

点状ブロックには、図16に示すような円形点状突起規則正しく並列されているもの(本明細書において「並列形点状ブロック」という)と、図17に示すような円形の点状突起が千鳥状に設けられているもの(本明細書において「千鳥形点状ブロック」という)が存在する。

また線状ブロックには、図18に示すような1枚のブロックに長手線状の突起が平行に複数列設けられているもの(本明細書において「長手線状ブロック」という)と、図19に示すような1枚のブロックに小判形の突起が千鳥状に配設されているもの(本明細書において「小判線状ブロック」という)が存在する。

これまでの誘導用ブロックは、プレキャストコンクリート製のもの、人造石製のもの、合成ゴム製のもの、そして、陶磁器製のもの等が一般的であった。これらの誘導用ブロックは、既に述べたように、バス電車等の交通機関乗車口や、各種の建物の内部や入口等へ視覚障害者を安全に誘導する目的で、必要な箇所に敷設されていた。したがって、誘導用ブロックを製造するに当たっては、その機能を最優先考慮すべきことはいうまでもない。

概要

本発明は、バス、電車等の交通機関の乗車口や、各種の建物の内部や入口等へ視覚障害者を安全に誘導するために路面や床面等に敷設される視覚障害者誘導用ブロックを、天然花崗岩いわゆる御影石を加工して誘導用ブロックを製造する製造方法に関する。

天然御影石のブロック片に複数の点状パターンを描く第1工程と、パターン面に円形溝掘削し、円柱コアを形成する第2工程と、円柱コアの稜角面取りし、傾斜面付円柱コアを形成する第3工程と、互いに隣接する当該傾斜面付円柱コアの間を、前記円形溝と同じ深さだけ切削し、点状突起を形成する第4工程とからなることを特徴とする。

目的

本発明が解決しようとする課題は、上述した求めに応えることにある。すなわち、より洗練された機能美と、素材の持つ高級感と重厚感を最大限に生かした装飾美とを兼ね備えた誘導用ブロックを提供し、これにより、美しい景観を備えた街作りに貢献することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

次の各工程からなる、視覚障害者誘導用ブロックの製造方法。(イ)天然御影石ブロック片の片面をパターン面とし、当該パターン面の上に複数の点状パターンを描く第1工程(ロ) 当該点状パターンに合わせて当該パターン面に円形溝掘削し、円柱コアを形成する第2工程(ハ) 当該円柱コアの稜角面取りし、傾斜面付円柱コアを形成する第3工程(ニ) 互いに隣接する当該傾斜面付円柱コアの間を、前記円形溝と同じ深さだけ切削し、点状突起を形成する第4工程

請求項2

前記第2工程と前記第3工程を同時に行うことを特徴とする請求項1記載の視覚障害者誘導用ブロックの製造方法。

請求項3

前記第1工程を、当該パターン面に被転写紙糊付けした後に、当該被転写紙の上に当該点状パターンを描くようにしたことを特徴とする請求項1記載の視覚障害者誘導用ブロックの製造方法。

請求項4

次の各工程からなる、視覚障害者誘導用ブロックの製造方法。(イ)天然御影石のブロック片の片面をパターン面とし、直線部と当該直線傾斜部の両端に設けた凸部からなる複数の線状パターンを、当該パターン面の上に描く第1工程(ロ) 当該複数の線状パターンの各直線部に合わせて、当該ブロック片の一辺から当該一辺と対向する他の一辺まで、断面形状がハの字となるような一対の直線細溝を掘削して直線傾斜面を形成する第2工程(ハ) 互いに隣接する当該線状パターンの間を、当該直線溝最下端と同じ深さだけ切削し、直線突起部を形成する第3工程(ニ) 当該線状パターンの凸部に合わせて、当該直線突起部の両端に凸状傾斜面を形成する第4工程

請求項5

前記第1工程を、当該パターン面に被転写紙を糊付けした後に、当該被転写紙の上に当該線状パターンを描くようにしたことを特徴とする請求項4記載の視覚障害者誘導用ブロックの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、バス電車等の交通機関乗車口や、各種の建物の内部や入口等へ視覚障害者を安全に誘導するために路面や床面等に敷設される視覚障害者誘導用ブロック(以下、単に「誘導用ブロック」と略称する)の製造方法にかかり、特に、天然花崗岩いわゆる御影石を加工して誘導用ブロックを製造する製造方法に関するものである。

背景技術

0002

現在使用されている誘導用ブロックは、大きく2種類に分けられる。その一つは点状ブロックと一般に呼ばれているものであり、他の一つは線状ブロックと一般に呼ばれているものである。そして、両者は、さらに2種類に分けられる。

0003

点状ブロックには、図16に示すような円形点状突起規則正しく並列されているもの(本明細書において「並列形点状ブロック」という)と、図17に示すような円形の点状突起が千鳥状に設けられているもの(本明細書において「千鳥形点状ブロック」という)が存在する。

0004

また線状ブロックには、図18に示すような1枚のブロックに長手線状の突起が平行に複数列設けられているもの(本明細書において「長手線状ブロック」という)と、図19に示すような1枚のブロックに小判形の突起が千鳥状に配設されているもの(本明細書において「小判線状ブロック」という)が存在する。

0005

これまでの誘導用ブロックは、プレキャストコンクリート製のもの、人造石製のもの、合成ゴム製のもの、そして、陶磁器製のもの等が一般的であった。これらの誘導用ブロックは、既に述べたように、バス、電車等の交通機関の乗車口や、各種の建物の内部や入口等へ視覚障害者を安全に誘導する目的で、必要な箇所に敷設されていた。したがって、誘導用ブロックを製造するに当たっては、その機能を最優先考慮すべきことはいうまでもない。

発明が解決しようとする課題

0006

その一方で、誘導用ブロックには、既に述べたように、公共的な場所である路面や床面等に敷設され、多数の人の目に触れるものであるという側面もある。これまで製造されてきた誘導用ブロックにも、その機能からにじみ出る機能美なるものが存在していることは確かである。

0007

しかし、環境美に対する関心が以前にもまして高まりつつある今日において、今までのレベルの機能美だけでは十分ではない。誘導用ブロックは街の景観を形作る重要な要素の一つであるという認識の下に、より高尚な機能美と街をより美しく見せるための装飾美とを兼ね備えた誘導用ブロックが求められている。

0008

本発明が解決しようとする課題は、上述した求めに応えることにある。すなわち、より洗練された機能美と、素材の持つ高級感と重厚感を最大限に生かした装飾美とを兼ね備えた誘導用ブロックを提供し、これにより、美しい景観を備えた街作りに貢献することにある。

0009

上述した課題を解決するために発明者は、自然に勝る芸術家はいないということの認識を新たにした。つまり、天然の素材は、先に述べたような合成ゴムコンクリート陶磁器などの素材では作り出すことのできない高級感や重厚感を持っているということについての認識がある。

0010

一方、天然素材なら、どのようなものでもよいわけではない。素材の強度、硬度耐久性、さらに、酸性雨清掃時に使用される研磨材薬品等から受ける影響などを考慮して、適切な素材を選ぶ必要があった。

0011

そこで、種々の天然素材について研究した結果、発明者は、天然御影石が誘導用ブロックの素材として最適であるとの結論を得た。しかし、天然御影石のような天然素材から、今までに誘導用ブロックが製造されたことはなかった。したがって、まず、その方法を確立する必要があった。そこで、長期間にわたって試行錯誤を繰り返した結果、発明者は、天然御影石から誘導用ブロックを製造する方法を確立した。その具体的方法は、次のとおりである。

0012

請求項1記載の方法の特徴
まず、第1工程として、天然御影石のブロック片1の片面をパターン面1aとし、パターン面1aの上に複数の点状パターン5を描く。点状突起30を形成するための位置決めをするためである。そして、第2工程として、点状パターン5に合わせてパターン面1aに円形溝6を掘削し、円柱コア31を形成する。さらに、第3工程として、円柱コア31の稜角面取りし、傾斜面付円柱コア33を形成する。最終工程として、互いに隣接する傾斜面付円柱コア33,33の間を円形溝6と同じ深さだけ切削し、点状突起30を形成する。

0013

請求項2記載の方法の特徴
請求項1に記載した製造方法の各工程のうち、記第2工程と第3工程を同時に行う。すなわち、円形溝6の掘削と円柱コア31の稜角の面取りを同時に行うわけである。

0014

請求項3記載の方法の特徴
請求項1に記載した方法であって、第1工程を、ブロック片パターン面1aに被転写紙2を糊付けし、その後、その被転写紙2の上に点状パターン5を描くようにする。

0015

請求項4記載の方法の特徴
まず、第1工程として、天然御影石のブロック片の片面をパターン面1aとし直線部と当該直線傾斜部の両端に設けた凸部からなる複数の線状パターンを、当該パターン面の上に描く。線状突起40の位置決めを行うためである。そして、第2工程として、該複数の線状パターン44の各直線部45に合わせて、ブロック片1の一辺からその一辺と対向する他の一辺まで、断面形状がハの字となるような一対の直線細溝47を掘削し、直線傾斜面48を形成する。さらに、第3工程として、互いに隣接する線状パターン44の間を、直線細溝47の最下端と同じ深さだけ切削し、直線突起部45を形成する。最終工程として、線状パターン44の凸部46に合わせて、直線突起部45の両端に凸状傾斜面49を形成する。

0016

請求項5記載の方法の特徴
請求項4に記載した方法であって、第1工程を、ブロック片パターン面1aに被転写紙2を糊付けし、その後、その被転写紙2の上に線状パターン5を描くようにする。

0017

実施例1
実施例1について説明する。実施例2は、点状ブロックのうち、図16に示す並列形点状ブロックの製造方法について説明する。図1は、ブロック片1の斜視図である。ブロック片1は、その片面にパターン面1aを有し、パターン面1aは正方形に形成されている。ブロック片1は、誘導用ブロックの寸法に合わせて切り出された天然御影石からできている。

0018

この天然御影石には様々な色彩のものがあり、何れの色のものを用いてもよいことは言うまでもない。屋外道路上に敷設される誘導用ブロックは、黄色のものを見かけることが多いが、屋内等では必ずしも黄色に限定されていない。

0019

次に、図1図6に基づいて、実施例1で使用する工具について説明する。図1において、符号2は被転写紙を、符号3は点状パターン板を示している。被転写紙2は、ブロック片1のパターン面1aと同じ寸法を持っていて、同パターン面上に糊付けされるようになっている。

0020

点状パターン板3には、複数個円形孔4が貫通して設けられ、が乾燥した状態で被転写紙2の上に載せ、一般にテンプレートと呼ばれる穴あき定規を使用する要領で、鉛筆等により点状パターン5が描けるようになっている。点状パターン板3は、どのような材質で作られたものでもよく、このようなものとして、例えば薄い鉄板アルミニュウム合成樹脂等がある。

0021

図1には、並列形点状パターンを描くための点状パターン板3のみを示してあるが、千鳥形点状パターンを描くためのものも、これと同様にして制作する。

0022

さらに、実施例2において説明する長手線状ブロックのパターン(本明細書において「長手線パターン」という)および小判状ブロックのパターン(本明細書において「小判線パターン」という)を描くためのものも、これと同様にして制作する。図2に示してあるのは、長手線パターン板41の平面図である。

0023

次に、図3及び図4に基づいて、円形溝掘削具7について説明する。円形溝掘削具7は、ブロック片1のパターン面1aに円形溝6を掘削するための道具である。図3は円形溝掘削具7の縦断面図、図4ダイヤモンドチップ12の形態を示す底面図である。円形溝掘削具7には、回転シャフト8と、回転シャフト8から放射状に伸びる5本のアーム部9とが設けられている。

0024

アーム部9には、アーム水平部10と、アーム水平部10からほぼ直角に下方に折り曲げられたアーム垂直部11が設けられている。各アーム垂直部11の下端には、掘削用工業用ダイヤモンドチップ12が外れないように取り付けられている。ダイヤモンドチップ12の幅および厚みは、後述する円形溝6の幅および深さに対応するように作られている。円形溝掘削具7は、回転シャフト8を介して手動またはモータ等により回転駆動されるようになっている。

0025

次に、図5に基づいて、円形面取具13について説明する。この円形面取具13は、円形溝6の内側にできる円柱コア31(後述)の稜角32の面取りを行うための道具である。図5は円形面取り具13の縦断面図、図6は同底面図を示している。

0026

円形面取具13には、回転シャフト14と、回転シャフト14の下端に固定された円柱状の面取具本体15とが設けられている。面取具本体15の底面には、凹部傾斜面17を含む凹部16が設けられている。凹部16は、図5に示すように断面形状が円台形をしている。

0027

凹部傾斜面17には、工業用ダイヤモンド層18が電着され、これが、円柱コア31の稜角32に接触して面取りするようになっている。これにより、後述する傾斜面34が形成されることになる。円形面取具13は、回転シャフト14を介して手動またはモータ等により回転駆動されるようになっている。

0028

次に、図7に基づいて、直線切削を行うための直線切削具19について説明する。直線切削具19は、点状突起30と、これに隣接する他の点状突起30に挟まれる部分を切削除去するためのものである。直線切削具19は、その切削面20に凹凸が設けられ、歯車のような形状を持っている。

0029

この切削面20の幅は、隣接する点状突起30,30間より僅かに狭く、円形溝6,6の外周間より僅かに広くなるように形成されている。直線切削具19は、回転シャフト21に固定されており、この回転シャフト21を介して手動またはモータ等により回転駆動されるようになっている。

0030

ここで、実施例1にかかる誘導用ブロックの製造方法について、図を参照しながら各工程ごとに説明する。なお、図10図12については、本発明の理解を容易にするために、円形溝6等を誇張して示してある。

0031

(第1工程)第1工程は、点状突起30の位置決めをする工程である。まず、図1に示すように、ブロック片1のパターン面1aに、被転写紙2を糊付けする。この糊が乾燥した後、点状パターン板3を、その四方の角をブロック片1のそれらに合わせて載せる。そして、鉛筆等の筆記具を使用して円形孔4に合わせたパターンを、テンプレートを使用する要領で鉛筆等により被転写紙2の上に描く。これで、第1工程が終了する。

0032

もっとも、点状パターン5を描く方法は、本実施例で用いた方法に限る必要はなく、他の何れの方法を用いることもできる。この他にも、たとえば、被転写紙2に直接点状パターン5を印刷したものを、ブロック片1の片面に糊付けする方法がある。さらに、ブロック片1のパターン面1aに直接点状パターン5を版画のようにして印刷する方法もある。

0033

(第2工程)次に、図10に基づいて第2工程について説明する。図10は、第2工程が半分終了した状態のブロック片1の断面形状を示している。第2工程では、図3図4に示す円形溝切削具7により円形溝6を掘削する。まず、円形溝掘削具7を回転シャフト8に連結されたモータ(図示せず)により回転させる。この状態で、ブロック片1のパターン面1aに対して垂直となるように上方からブロック片7に近づける。そして、第1工程において描かれた点状パターン5に合わせてパターン面1aを掘削し、円柱コア31が完成する。以上により、第2工程が終了する。

0034

(第3工程)次に、図11に基づいて第3工程について説明する。図11は、第3工程が半分終了した状態のブロック片1の断面形状を示している。第3工程は、図5図6に示す円形面取具13により、傾斜面34を形成する工程である。まず、円形面取具13を回転シャフト14に連結されたモータ(図示せず)により回転させる。

0035

このようにして回転させた状態で、図11に示すように、パターン面1aに垂直となるように上方から円柱コア31に押し当てて面取りを行い、傾斜面34を形成する。これにより円台形状の断面形状を有する傾斜面付円柱コア33が完成し、第3工程が終了する。

0036

なお、本実施例においては、円形溝6を掘削する第2工程と、傾斜面34を形成する第3工程を別々に行っているが、これらの両工程を同時に行うことも可能である。すなわち、図5図6に示す円形面取具13の下端に、図3図4に示す円形溝掘削具7のダイヤモンドチップ7を取り付けて両道具を組み合わせた道具を作り、これにより、円形溝6の掘削と傾斜面34の形成を同時に行うようにしてもよい。

0037

(第4工程)次に、図12に基づいて第4工程について説明する。図12は、第4工程が半分終了した状態のブロック片1の断面形状を示している。最終工程である第4工程では、図7に示す直線切削具19により点状突起30を形成する。第4工程では、図16に示す矢印A及びB方向の2方向に分けて切削を行う。

0038

まず、直線切削具19を回転シャフト21に連結されたモータ(図示せず)により回転させる。この状態で同図に示すように、パターン面に垂直となるように上方から各円柱突起間にその切削面20を押し当て、円形溝6の深さと同じ深さとなるまで切削する。そして、その深さを保ちながら直線切削具19を被転写紙から手前の方向(図16の矢印A方向)に移動させる。

0039

この作業は、第1列目から順に行い、第4列目まで切削する。そして、次に、矢印B方向も矢印A方向の場合と同様に切削する。以上の作業が完了すると、点状突起30が形成され、並列形点状ブロック35が完成する。

0040

なお、実施例1においては、図16に示す並列形点状ブロック35について説明したが、図17に示す千鳥形点状ブロック36についても上記と同様な工程により製造する。ただし、第4工程において、図17では矢印Cおよび矢印Dで示す方向に切削する点において、上記並列形点状ブロック35の場合と異なっている。

0041

実施例2
実施例2について説明する。実施例2においては、図18に示す長手線状ブロックの製造方法について説明する。まず、実施例2で使用する工具を、図8及び図9に基づいて説明する。なお、実施例1と共通する部材については、同一の名称および符号を使用している。

0042

図8において、符号55は石切を示している。石切鋸55は、石材切断用として一般に販売されている円形薄手の鋸である。石切鋸55の外周部には、鋸刃56が設けられている。また、石切鋸55は、その中央部を貫通する回転シャフト57に空回りしないようにしっかりと固定されている。石切鋸55は、回転シャフト41を介して手動またはモータ等により回転駆動されるようになっている。

0043

図9において、符号50は、線状パターン44の凸部46の面取りを行うための凸部面取具である。凸部面取具50には、回転シャフト51と、回転シャフト51の下端に固着された面取具本体52が設けられている。そして、面取具本体52には面取傾斜面53が設けられ、面取傾斜面53の上には工業用ダイヤモンド層54が貼りつけられている。凸部面取具50は、回転シャフト51を介して手動またはモータ等により回転駆動されるようになっている。

0044

ここで、実施例2にかかる誘導用ブロックの製造方法について、図13〜15を参照しながら各工程ごとに説明する。これらの図については、本発明の理解を容易にするために、直線細溝47等を誇張して示してある。

0045

(第1工程)実施例2における第1工程は、実施例1における第1工程と描かれるパターンが異なるのみで他は同一であるから、その説明を省略する。

0046

(第2工程)図13に基づいて第2工程について説明する。図13は、第2工程が半分終了した状態のブロック片1の断面形状を示している。第2工程では、図8に示す石切鋸55により直線細溝47を掘削する。まず、石切鋸55を回転シャフト57に連結されたモータ(図示せず)により回転させる。

0047

この状態で、ブロック片1のパターン面1aに対して図示するような角度で近づける。そして、第1工程にいて描かれた線状パターン44に合わせて直線細溝47を掘削する。直線細溝47の掘削は、同図に示すように、一対の直線細溝47,47が断面形状がハの字となるように行う。この作業により、直線傾斜面48が形成され、第2工程が終了する。

0048

(第3工程)次に、図14に基づいて、第3工程について説明する。図14は、第3工程が半分終了した状態のブロック片1の断面形状を示している。第3工程は、実施例1においても使用した直線切削具19(図7参照)により、線状突起部45を形成する工程である。

0049

まず、直線切削具19を回転シャフト21に連結されたモータ(図示せず)により回転させる。この状態で図14に示すように、パターン面に垂直となるように上方から各直線突起部間にその切削面20を押し当て、直線細溝47の最下端の深さと同じ深さとなるまで切削する。そして、その深さを保ちながら直線切削具19を被転写紙2面から手前の方向にに移動させる。この作業は、第1列目から最終列まで切削することにより、複数の直線突起部45が形成され、第3工程を終了する。

0050

(第4工程)次に、図15に基づいて、第4工程について説明する。図15は、第4工程が半分終了した状態のブロック片1の断面形状を示している。最終工程である第4工程では、図9に示す凸部面取具50により線状パターン44の凸部46に合わせて直線突起部45の両端に凸状傾斜面49を形成する。

0051

まず、凸部面取具50を回転シャフト51に連結されたモータ(図示せず)により回転させる。この状態で、図15に示すように、直線突起部45の両端に押し当て、同図に示す矢印方向に往復運動させる。これにより、凸状傾斜面49が形成され、第4工程が終了する。

0052

なお、実施例2においては、図18に示す長手線状ブロック42の製造方法について説明したが、図19に示す小判状ブロック43についても上記と同様な工程により製造することができる。

発明の効果

0053

本発明に係る製造方法によれば、誘導用ブロックがもともと持っている機能美なるものをより洗練なものとするとともに、天然御影石の持つ高級感と重厚感を最大限に生かした誘導用ブロックを製造することができる。したがって、このような製造方法により製造した誘導用ブロックを交通機関の乗車口や建物の内部床面に敷設することにより、美しい景観を備えた街作り、建物作りに貢献することができる。

図面の簡単な説明

0054

図1ブロック片に被転写紙を糊付けし、点状パターン板を載せた状態を示す斜視図である。
図2長手線状パターンのブロック片の平面図である。
図3円形溝掘削具を示す縦断面図である。
図4同底面図である。
図5円形面取具の縦断面図である。
図6同底面図である。
図7直線切削具の斜視図である。
図8石切鋸の側面図である。
図9凸部面取具の正面図である。
図10実施例1の第2工程を示す断面図である。
図11実施例1の第3工程を示す断面図である。
図12実施例1の第4工程を示す断面図である。
図13実施例2の第2工程を示す断面図である。
図14実施例2の第3工程を示す断面図である。
図15実施例2の第4工程を示す断面図である。
図16並列形点状ブロックを示す平面図である。
図17千鳥形点状ブロックを示す平面図である。
図18長手線状ブロックを示す平面図である。
図19小判線状ブロックを示す平面図である。

--

0055

1ブロック片
1aパターン面
2被転写紙
3点状パターン板
4円形孔
5 点状パターン
6円形溝
7 円形溝掘削具
8、14、21、51、57回転シャフト
9アーム部
10 アーム水平部
11 アーム垂直部
12ダイヤモンドチップ
13円形面取具
15 面取具本体
16 凹部
17 凹部傾斜面
18ダイヤモンド層
19 直線切削具
20切削面
30点状突起
31円柱コア
32
33 傾斜面付円柱コア
34 傾斜面
35並列形点状ブロック
36千鳥形点状ブロック
40線状突起
41長手線パターン板
42 長手線状ブロック
43小判線状ブロック
44線状パターン
45 直線突起部
46 凸部
47 直線細溝
48直線傾斜面
49 凸状傾斜面
50凸部面取具
52 面取具本体
53 面取傾斜面
54工業用ダイヤモンド層
55 石切鋸
56 鋸刃

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    【課題】本発明は、眼球の表面に微量の薬液を正確に投与できる眼科用薬液投与器を提供する。【解決手段】薬液100を貯蔵する薬液貯蔵部と、薬液貯蔵部から薬液100を吐出する薬液吐出口20と、発光部50を有し... 詳細

  • 桑野光明の「 眼科用薬液投与器及び薬液投与部材」が 公開されました。( 2019/05/09)

    【課題】本発明は、上を向かずに点眼薬を投与することができ、高齢者、リュウマチ患者、握力の乏しい患者であっても簡単に所定量の微量薬液を眼球表面に投与できる眼科用薬液投与器及び薬液投与部材を提供する。【解... 詳細

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