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技術 国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法及びシステム装置

出願人 日本電信電話株式会社エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
発明者 伊藤宏加瀬一朗関根俊彦安西貴史
出願日 1995年3月9日 (25年9ヶ月経過) 出願番号 1995-049936
公開日 1996年9月27日 (24年3ヶ月経過) 公開番号 1996-251290
状態 特許登録済
技術分野 交換機の特殊サービス (2) 構内交換機、ボタン電話装置 電話交換機一般 電話通信サービス
主要キーワード 任意番号 桁数情報 ロケーション番号 通信サービス方式 対照テーブル 通信システム装置 プレフィックス番号 公衆電気通信網
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

目的

国内仮想専用網オンネット状態であっても、オフネットに切り替えずに、国際VPN内線番号国際通信することができる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法及びシステム装置を提供する。

構成

国内網サービス制御局4では、国内VPN契約加入者Aがダイヤルしたダイヤル番号が国際VPN内線番号である場合には、国際VPN内線番号からロケーション番号を抽出し、国際内線接続用データテーブル13にて国際VPN内線番号のロケーション番号に対応するプレフィックス検索し、国際VPN内線番号にプレフィックスを付加したルーティング番号で国際仮想専用網に接続するように国内加入者交換機1に共通線信号網3を通じて指示する。

概要

背景

公衆通信網を利用した仮想専用網(VPN)の通信サービス方式では、VPN内線番号(同じVPNの加入者集団内で通用するVPN加入者ID)で同一メンバーズネットグループ内の通話接続を可能にしている。これは、ユーザが指定して登録したVPN内線番号を、網サービス制御局にて一般電話番号(一般加入者ID)に翻訳した後、当該一般電話番号にて着信加入者に公衆通信網を接続処理することにより実現させている。

この種の通信サービス方式では、具体的に以下の手順により、公衆通信網にて発信加入者と着信加入者とを接続処理する。先ず、VPNの契約加入者がVPN内線番号「233」をダイヤルすると、その契約加入者の一般加入者ID(電話番号)とVPN内線番号「233」とが共通線信号網を介して網サービス制御局へ送信される。網サービス制御局は一般加入者IDから契約加入者が属する仮想専用網のグル−プ(加入者集団)を特定するとともに、VPN内線番号「233」を着信一般加入者ID(電話番号)に翻訳する。そして、着信加入者の一般加入者IDをルーティング番号とするとともに、公衆通信網を利用して発信側加入者交換機着信側の加入者交換機とを接続し、さらに発信加入者と着信加入者との接続を処理する。

したがって、前記通信サービス方式は、全国に分散した同一企業内の各事業所間において、公衆通信網を利用することにより、専用線を利用したときと同様に内線番号による通話サービスが可能となる(発明の名称「広域加入者集団サービス実現方式」;特開平4−319844号公報参照)。よって、この種の通信サービス方式では、私設番号計画を図ることができ、特に拠点移転等があっても登録した内線番号を、そのまま利用できるというメリットがある。

次に、図面を参照して、一般的な国内仮想専用網における国際仮想専用網への内線接続方法及びシステム装置を、具体的に説明する。図7は国内VPN契約加入者(発信者)Aから国際VPN契約加入者(着信者)Eに通話(通信)するときのシーケンス例を示し、図8はそのシステム装置を示している。

まず、発呼者である国内VPN契約加入者Aが端末オフフックすると、国内VPN契約加入者A側の国内加入者交換機1はそのオフフックを検出する。次に、国内加入者交換機1では、加入者チェックテーブル検索して国内VPN契約加入者Aが国内公衆電気通信網αを利用した国内仮想専用網εの利用契約者か否かを判定する。判定の結果、国内VPN契約者である旨を確認すると、国内加入者交換機1は、識別用ダイヤルトーン(第2ダイヤルトーン)を国内VPN契約加入者Aに送出する。

続いて、国内VPN契約加入者Aは、識別用ダイヤルトーンの受信を確認して、国際通信網βへの通信識別信号である「0」をダイヤルする。国内VPN契約加入者Aの国内加入者交換機1は、番号「0」のダイヤル信号を受信すると、国内仮想専用網外への発信と判断して、国内VPN契約加入者Aに通常のダイヤルトーンを送出する。

国内VPN契約加入者Aは、国際VPN契約加入者Eが国際VPN契約している国際通信事業者の国際通信網βへの通信識別信号であるプレフィックス、例えば「00380」とその国際内線番号、例えば「31345」をダイヤルする。

国内VPN契約加入者Aの国内加入者交換機1は、プレフィックスと国際内線番号「00380+31345」のダイヤル信号を受信すると、国際VPNへの接続要求と判断する。そして、発信者の国内一般加入者ID(電話番号)「03−3×××−○○○○」とプレフィックスが付加された国際内線番号「00380+31345」を、共通線信号網3を介して国内網サービス制御局SCP)4に送信する。

国内網サービス制御局4では、国内加入者交換機1から国内VPN契約加入者Aの一般加入者ID、及びプレフィックスが付加された内線番号を受信すると、先ず、一般加入者IDにより、国内VPN契約加入者Aが属する国内仮想専用網のメンバグループを判定してVPN契約加入者であることを確認する。

次に、プレフィックスが付加された国際内線番号「00380+31345」から、当該番号が国際VPNへの接続要求である旨を識別し、この番号を接続用の国際ルーティング番号として国内VPN契約加入者Aの国内加入者交換機1に共通線信号網3を介して送出する。

国内VPN契約加入者Aの国内加入者交換機1は、共通線信号網3を通じて国内網サービス制御局4より接続先の国際VPN契約加入者Eへの国際ルーティング番号「00380+31345」を受信すると、アドレス信号(IAM)を国内公衆電気通信網αの国内中継交換機6を介して国内関交換機5に送信する。そして、国内関門交換機5に対して、国境相互接続点7を介して国際VPN契約加入者Eの属する国際通信網βへの接続を指示する。

国内関門交換機5は、さらに国際通信網βの国際関門交換機8、国際中継交換機9を経て国際加入者交換機2と接続され、所定のルーティング処理がなされ、国内VPN・契約加入者Aは国際VPN・契約加入者Eと接続される。

概要

国内仮想専用網がオンネット状態であっても、オフネットに切り替えずに、国際VPN内線番号で国際通信することができる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法及びシステム装置を提供する。

国内網サービス制御局4では、国内VPN契約加入者Aがダイヤルしたダイヤル番号が国際VPN内線番号である場合には、国際VPN内線番号からロケーション番号を抽出し、国際内線接続用データテーブル13にて国際VPN内線番号のロケーション番号に対応するプレフィックスを検索し、国際VPN内線番号にプレフィックスを付加したルーティング番号で国際仮想専用網に接続するように国内加入者交換機1に共通線信号網3を通じて指示する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

国内加入者交換機を含む国内公衆通信網に接続された特定の加入者集団に対して、国内の仮想専用網(VPN)から共通線信号網を通じ当該国内加入者交換機を制御して国際VPN内線接続を処理するに当たり、国際VPN内線番号を、所定の部分番号と任意番号とからなるダイヤル番号にて構成し、VPN別の国際VPN内線番号中の所定の部分番号と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを対応させたVPN別・国際内線接続用データベースを予め用意して置き、VPNの加入者からの国際VPN内線番号を前記共通線信号網を通じて受信すると、前記国際内線接続用データベースにて当該国際VPN内線番号の所定の部分番号に対応するプレフィックスを検索し、当該国際VPN内線番号に当該プレフィックスを付加したルーティング番号で国際仮想専用網に接続するように前記国内加入者交換機に前記共通線信号網を通じて指示する、ことを特徴とする国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法。

請求項2

国内加入者交換機を含む国内公衆通信網に接続された特定の国際加入者集団に対して、国内の仮想専用網(VPN)から共通線信号網を通じ当該国内加入者交換機を制御して国際VPNへ内線接続処理するに当たり、国際VPN内線番号を、ロケーション番号と任意番号とからなるダイヤル番号にて構成し、VPN別の国際VPN内線番号のロケーション番号と当該国際VPN内線番号の桁数と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを対応させたVPN別・国際内線接続用データベースを予め用意して置き、VPNの加入者からのダイヤル番号を前記共通線信号網を通じて受信すると、当該ダイヤル番号の桁数とVPN別・国際内線接続用データベースに登録した国際VPN内線番号の桁数とが一致するか否かにより国際VPN内線番号か否かを識別し、受信したダイヤル番号が国際VPN内線番号である場合には、当該国際VPN内線番号からロケーション番号を抽出し、前記国際内線接続用データベースにて当該国際VPN内線番号のロケーション番号に対応するプレフィックスを検索し、当該国際VPN内線番号に当該プレフィックスを付加したルーティング番号で国際仮想専用網に接続するように前記国内加入者交換機に前記共通線信号網を通じて指示する、ことを特徴とする国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法。

請求項3

前記国際VPN内線番号は、上位の桁の1又は2以上の桁を地域番号(ロケーション番号)とするとともに、ロケーション番号以外の残りの桁を任意番号とした、ことを特徴とする請求項2に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法。

請求項4

前記国際VPN内線番号からロケーション番号の抽出は、前記国際内線接続用データベースにてダイヤル番号の最上位の桁から順次検索して行う、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法。

請求項5

前記公衆通信網は、電気電波又は光を通信媒体とする、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法。

請求項6

前記共通線信号網は、電気、電波又は光を信号媒体とする、ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法。

請求項7

国内加入者交換機を含む国内公衆通信網に接続された特定の国際加入者集団に対して、国内の仮想専用網(VPN)から国際VPNへの内線接続を共通線信号網を通じて制御する国内網サービス制御局を設け、前記国内加入者交換機には、発信加入者が国内VPNの加入者集団の加入者であるかどうかをチェックする加入者チェックテーブルと、前記国内網サービス制御局との間で制御信号送受信をするサップ部とを備え、前記国内網サービス制御局には、発信加入者がいずれの国内VPNの加入者集団に属するかを検索する検索テーブルと、 VPN別の国際VPN内線番号中の所定の部分番号と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを対応させたVPN別・国際内線接続用データテーブルと、前記サップ部との間で制御信号の送受信をする制御部とを備えた、ことを特徴とする国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置

請求項8

国内加入者交換機を含む国内公衆通信網に接続された特定の国際加入者集団に対して、国内の仮想専用網(VPN)から国際VPNへの内線接続を共通線信号網を通じて制御する国内網サービス制御局を設け、前記国内加入者交換機には、発信加入者が国内VPNの加入者集団の加入者であるかどうかをチェックする加入者チェックテーブルと、前記国内網サービス制御局との間で制御信号の送受信をするサップ部とを備え、前記国内網サービス制御局には、発信加入者がいずれの国内VPNの加入者集団に属するかを検索する検索テーブルと、VPN別の国際VPN内線番号に組入れたロケーション番号と当該国際VPN内線番号の桁数と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを対応させたVPN別・国際内線接続用データテーブルと、前記サップ部との間で制御信号の送受信をする制御部とを備えた、ことを特徴とする国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置。

請求項9

前記国際VPN内線番号は、上位の桁の1又は2以上の桁を地域番号(ロケーション番号)とするとともに、ロケーション番号以外の残りの桁を任意の設定番号とした、ことを特徴とする請求項8に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置。

請求項10

前記国内網サービス制御局の制御部には、さらに、前記国際内線接続用データテーブルにてダイヤル番号の最上位の桁から順次検索して、当該国際VPN内線番号のロケーション番号を抽出する番号抽出処理手段を備えた、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置。

請求項11

前記公衆通信網は、電気、電波又は光を通信媒体とした、ことを特徴とする請求項7、8、9又は10に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置。

請求項12

前記共通線信号網は、電気、電波又は光を信号媒体とした、ことを特徴とする請求項7、8、9、10又は11に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置。

請求項13

前記国内網サービス制御局の制御部は、国内加入者端末から前記国際内線接続用データテーブルにデータ登録するに当たり、国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)、国際VPN内線番号の上位の桁の1又は2桁以上を割り当てた地域番号(ロケーション番号)、及び当該内線番号の桁数のみの登録を許容する登録内容規制手段を備えた、ことを特徴とする請求項8、9、10、11又は12に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置。

請求項14

前記国内網サービス制御局の制御部は、国内加入者端末から前記国際内線接続用データテーブルにデータ登録するに当たり、登録番号が仮想専用網の既登録の国内VPN内線番号に割り当てた番号と重複すると、加入者端末にエラー信号を送信して、登録を認めないエラー処理手段とを備えた、ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、12又は13に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置。

請求項15

前記加入者の端末は、有線電話機無線電話機ファクシミリ装置又はパーソナルコンピュータのうち1種又は2種以上の機器からなる一般端末、或いは構内交換機PBX内線端末である、ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、12、13又は14に記載の国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置。

技術分野

0001

本発明は、国内外公衆電気通信網電波通信網又は光通信網を利用した仮想専用網バーチャルプライベートネットワーク、VPNとも称する)のサービス便性の向上に供する国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法及びその実施に直接使用するシステム装置に関する。

背景技術

0002

公衆通信網を利用した仮想専用網(VPN)の通信サービス方式では、VPN内線番号(同じVPNの加入者集団内で通用するVPN加入者ID)で同一メンバーズネットグループ内の通話接続を可能にしている。これは、ユーザが指定して登録したVPN内線番号を、網サービス制御局にて一般電話番号(一般加入者ID)に翻訳した後、当該一般電話番号にて着信加入者に公衆通信網を接続処理することにより実現させている。

0003

この種の通信サービス方式では、具体的に以下の手順により、公衆通信網にて発信加入者と着信加入者とを接続処理する。先ず、VPNの契約加入者がVPN内線番号「233」をダイヤルすると、その契約加入者の一般加入者ID(電話番号)とVPN内線番号「233」とが共通線信号網を介して網サービス制御局へ送信される。網サービス制御局は一般加入者IDから契約加入者が属する仮想専用網のグル−プ(加入者集団)を特定するとともに、VPN内線番号「233」を着信一般加入者ID(電話番号)に翻訳する。そして、着信加入者の一般加入者IDをルーティング番号とするとともに、公衆通信網を利用して発信側加入者交換機着信側の加入者交換機とを接続し、さらに発信加入者と着信加入者との接続を処理する。

0004

したがって、前記通信サービス方式は、全国に分散した同一企業内の各事業所間において、公衆通信網を利用することにより、専用線を利用したときと同様に内線番号による通話サービスが可能となる(発明の名称「広域加入者集団サービス実現方式」;特開平4−319844号公報参照)。よって、この種の通信サービス方式では、私設番号計画を図ることができ、特に拠点移転等があっても登録した内線番号を、そのまま利用できるというメリットがある。

0005

次に、図面を参照して、一般的な国内仮想専用網における国際仮想専用網への内線接続方法及びシステム装置を、具体的に説明する。図7は国内VPN契約加入者(発信者)Aから国際VPN契約加入者(着信者)Eに通話(通信)するときのシーケンス例を示し、図8はそのシステム装置を示している。

0006

まず、発呼者である国内VPN契約加入者Aが端末オフフックすると、国内VPN契約加入者A側の国内加入者交換機1はそのオフフックを検出する。次に、国内加入者交換機1では、加入者チェックテーブル検索して国内VPN契約加入者Aが国内公衆電気通信網αを利用した国内仮想専用網εの利用契約者か否かを判定する。判定の結果、国内VPN契約者である旨を確認すると、国内加入者交換機1は、識別用ダイヤルトーン(第2ダイヤルトーン)を国内VPN契約加入者Aに送出する。

0007

続いて、国内VPN契約加入者Aは、識別用ダイヤルトーンの受信を確認して、国際通信網βへの通信識別信号である「0」をダイヤルする。国内VPN契約加入者Aの国内加入者交換機1は、番号「0」のダイヤル信号を受信すると、国内仮想専用網外への発信と判断して、国内VPN契約加入者Aに通常のダイヤルトーンを送出する。

0008

国内VPN契約加入者Aは、国際VPN契約加入者Eが国際VPN契約している国際通信事業者の国際通信網βへの通信識別信号であるプレフィックス、例えば「00380」とその国際内線番号、例えば「31345」をダイヤルする。

0009

国内VPN契約加入者Aの国内加入者交換機1は、プレフィックスと国際内線番号「00380+31345」のダイヤル信号を受信すると、国際VPNへの接続要求と判断する。そして、発信者の国内一般加入者ID(電話番号)「03−3×××−○○○○」とプレフィックスが付加された国際内線番号「00380+31345」を、共通線信号網3を介して国内網サービス制御局SCP)4に送信する。

0010

国内網サービス制御局4では、国内加入者交換機1から国内VPN契約加入者Aの一般加入者ID、及びプレフィックスが付加された内線番号を受信すると、先ず、一般加入者IDにより、国内VPN契約加入者Aが属する国内仮想専用網のメンバグループを判定してVPN契約加入者であることを確認する。

0011

次に、プレフィックスが付加された国際内線番号「00380+31345」から、当該番号が国際VPNへの接続要求である旨を識別し、この番号を接続用の国際ルーティング番号として国内VPN契約加入者Aの国内加入者交換機1に共通線信号網3を介して送出する。

0012

国内VPN契約加入者Aの国内加入者交換機1は、共通線信号網3を通じて国内網サービス制御局4より接続先の国際VPN契約加入者Eへの国際ルーティング番号「00380+31345」を受信すると、アドレス信号(IAM)を国内公衆電気通信網αの国内中継交換機6を介して国内関交換機5に送信する。そして、国内関門交換機5に対して、国境相互接続点7を介して国際VPN契約加入者Eの属する国際通信網βへの接続を指示する。

0013

国内関門交換機5は、さらに国際通信網βの国際関門交換機8、国際中継交換機9を経て国際加入者交換機2と接続され、所定のルーティング処理がなされ、国内VPN・契約加入者Aは国際VPN・契約加入者Eと接続される。

発明が解決しようとする課題

0014

ところで、仮想専用網の通信サービスを受けている契約加入者としては、国内通信網と国際通信網とを意識せずに所定の内線番号で通信(通話)したいという要望があがる。しかし、従来の仮想専用網の通信サービス方式では、このような要望を満足させる接続機能がなかった。

0015

したがって、従来の技術で説明したように、国際通話するに当たってはオフネット発信手順によりプレフィックス番号と国際VPN内線番号とをダイヤルする必要があるので、発信手順が複雑である。また、かかる発信手順の複雑さは私設番号計画を進める上で弊害になるという問題が生じている。

0016

さらに、国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法を実現するに当たり、ルーティング処理の高速化、低コスト化を図るため、国内網サービス制御局等に登録するデータ量を少なくし、しかもルーティング処理を行うコンピュータ使用メモリ空間の膨大化を防止する必要がある。

0017

ここにおいて本発明の解決すべき主要な目的は、次の通りである。本発明の第1の目的は、国内仮想専用網がオンネット状態であっても、オフネットに切り替えずに、国際VPN内線番号で国際通信することができる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法及びシステム装置を提供せんとするものである。

0018

本発明の第2の目的は、私設番号計画を十分に進めることができる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法及びシステム装置を提供せんとするものである。

0019

本発明の第3の目的は、ルーティング処理を行うコンピュータの使用メモリ空間が膨大になるのを防止し、ルーティング処理の高速化、低コスト化を図ることができる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法及びシステム装置を提供せんとするものである。

0020

本発明の第4の目的は、国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続を実現するために国内網サービス制御局等のデータベース等に登録するデータ量を必要最小限に抑え、国際VPN内線接続用のデータ登録の容易化を図ることができる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置を提供せんとするものである。

0021

本発明のその他の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲の記載から自ずと明らかとなろう。

課題を解決するための手段

0022

前記した課題の解決は、本発明が次に列挙する新規特徴的構成手法及び手段を採用することにより達成される。

0023

すなわち、本発明方法の第1の特徴は、国内加入者交換機を含む国内公衆通信網に接続された特定の加入者集団に対して、国内の仮想専用網(VPN)から共通線信号網を通じ当該国内加入者交換機を制御して国際VPN内線接続を処理するに当たり、国際VPN内線番号を、所定の部分番号と任意番号とからなるダイヤル番号にて構成し、VPN別の国際VPN内線番号中の所定の部分番号と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを対応させたVPN別・国際内線接続用データベースを予め用意して置き、VPNの加入者からの国際VPN内線番号を前記共通線信号網を通じて受信すると、前記国際内線接続用データベースにて当該国際VPN内線番号の所定の部分番号に対応するプレフィックスを検索し、当該国際VPN内線番号に当該プレフィックスを付加したルーティング番号で国際仮想専用網に接続するように前記国内加入者交換機に前記共通線信号網を通じて指示してなる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法にある。

0024

本発明方法の第2の特徴は、国内加入者交換機を含む国内公衆通信網に接続された特定の国際加入者集団に対して、国内の仮想専用網(VPN)から共通線信号網を通じ当該国内加入者交換機を制御して国際VPNへ内線接続処理するに当たり、国際VPN内線番号を、ロケーション番号と任意番号とからなるダイヤル番号にて構成し、VPN別の国際VPN内線番号のロケーション番号と当該国際VPN内線番号の桁数と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを対応させたVPN別・国際内線接続用データベースを予め用意して置き、VPNの加入者からのダイヤル番号を前記共通線信号網を通じて受信すると、当該ダイヤル番号の桁数とVPN別・国際内線接続用データベースに登録した国際VPN内線番号の桁数とが一致するか否かにより国際VPN内線番号か否かを識別し、受信したダイヤル番号が国際VPN内線番号である場合には、当該国際VPN内線番号からロケーション番号を抽出し、前記国際内線接続用データベースにて当該国際VPN内線番号のロケーション番号に対応するプレフィックスを検索し、当該国際VPN内線番号に当該プレフィックスを付加したルーティング番号で国際仮想専用網に接続するように前記国内加入者交換機に前記共通線信号網を通じて指示してなる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法にある。

0025

本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方法の第2の特徴における前記国際VPN内線番号が、上位の桁の1又は2以上の桁が地域番号(ロケーション番号)からなるとともに、ロケーション番号以外の残りの桁が任意番号からなる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法。

0026

本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方法の第2、第3の特徴における前記国際VPN内線番号からロケーション番号の抽出を、前記国際内線接続用データベースにてダイヤル番号の最上位の桁から順次検索して行う国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法にある。

0027

本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方法の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記公衆通信網が、電気電波又は光を通信媒体とする国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法にある。

0028

本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前記共通線信号網が、電気、電波又は光を信号媒体とする国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続方法にある。

0029

発装置の第1の特徴は、国内加入者交換機を含む国内公衆通信網に接続された特定の国際加入者集団に対して、国内の仮想専用網(VPN)から国際VPNへの内線接続を共通線信号網を通じて制御する国内網サービス制御局を設け、前記国内加入者交換機には、発信加入者が国内VPNの加入者集団の加入者であるかどうかをチェックする加入者チェックテーブルと、前記国内網サービス制御局との間で制御信号送受信をするサップ部とを備え、前記国内網サービス制御局には、発信加入者がいずれの国内VPNの加入者集団に属するかを検索する検索テーブルと、VPN別の国際VPN内線番号中の所定の部分番号と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを対応させたVPN別・国際内線接続用データテーブルと、前記サップ部との間で制御信号の送受信をする制御部とを備えた国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置にある。

0030

本発装置の第2の特徴は、国内加入者交換機を含む国内公衆通信網に接続された特定の国際加入者集団に対して、国内の仮想専用網(VPN)から国際VPNへの内線接続を共通線信号網を通じて制御する国内網サービス制御局を設け、前記国内加入者交換機には、発信加入者が国内VPNの加入者集団の加入者であるかどうかをチェックする加入者チェックテーブルと、前記国内網サービス制御局との間で制御信号の送受信をするサップ部とを備え、前記国内網サービス制御局には、発信加入者がいずれの国内VPNの加入者集団に属するかを検索する検索テーブルと、VPN別の国際VPN内線番号に組入れたロケーション番号と当該国際VPN内線番号の桁数と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを対応させたVPN別・国際内線接続用データテーブルと、前記サップ部との間で制御信号の送受信をする制御部とを備えた国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置にある。

0031

本発装置の第3の特徴は、前記本発明装置の第2の特徴における前記国際VPN内線番号が、上位の桁の1又は2以上の桁が地域番号(ロケーション番号)からなるとともに、ロケーション番号以外の残りの桁が任意の設定番号からなる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置にある。

0032

本発装置の第4の特徴は、前記本発明装置の第2又は第3の特徴における前記国内網サービス制御局の制御部に、さらに、前記国際内線接続用データテーブルにてダイヤル番号の最上位の桁から順次検索して、当該国際VPN内線番号のロケーション番号を抽出する番号抽出処理手段を備えた国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置にある。

0033

本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記公衆通信網が、電気、電波又は光を通信媒体とした国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置にある。

0034

本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前記共通線信号網が、電気、電波又は光を信号媒体とした国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置にある。

0035

本発明装置の第7の特徴は、前記本発明装置の第2、第3、第4、第5又は第6の特徴における前記国内網サービス制御局の制御部が、国内加入者端末から前記国際内線接続用データテーブルにデータ登録するに当たり、国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)、国際VPN内線番号の上位の桁の1又は2桁以上を割り当てた地域番号(ロケーション番号)、及び当該内線番号の桁数のみの登録を許容する登録内容規制手段を備えた国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置にある。

0036

本発明装置の第8の特徴は、前記本発明装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特徴における前記国内網サービス制御局の制御部が、国内加入者端末から前記国際内線接続用データテーブルにデータ登録するに当たり、登録番号が仮想専用網の既登録の国内VPN内線番号に割り当てた番号と重複すると、加入者端末にエラー信号を送信して、登録を認めないエラー処理手段とを備えた国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置にある。

0037

本発明装置の第9の特徴は、前記本発明装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の特徴における前記加入者の端末が、有線電話機無線電話機ファクシミリ装置又はパーソナルコンピュータのうち1種又は2種以上の機器からなる一般端末、或いは構内交換機PBX内線端末である国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続システム装置にある。

0038

本発明は、前記のような新規な手法及び手段を講じているので、以下のような作用をなす。

0039

本発明では、仮想専用網の網サービス制御局(ネット制御系)をオンネット状態にしたままで、国際VPN内線番号をダイヤルすれば、国際通信することができる。即ち、プレフィックス番号をダイヤルしなくても、国際VPN内線番号をダイヤルすれば、国内網サービス制御局(ネット制御系)にて、プレフィックス番号+国際VPN内線番号の国際ルーティング番号が作成され、国際仮想専用網への接続指示がなされる。したがって、国際VPNを国内VPN内の内線として取り扱うことができ、私設番号計画を十分に進めることができる。

0040

また、本発明では、国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続を実現するに当たり、国際VPN内線番号全部を登録するのではないので、国内網サービス制御局等のデータテーブルに登録するデータ量を必要最小限に抑えることができる。その結果、ルーティング処理を行うコンピュータの使用メモリ空間の膨大化を防止でき、しかもルーティング処理の高速化、低コスト化、及び国際VPN内線接続用のデータ登録の容易化を図ることができる。

0041

以下、添付図面を参照し、本発明をその装置例及び方法例に基づいて、より詳細に説明する。

0042

本装置例及び方法例では、端末を一般の電話機にて構成したが、これに限定するものではなく、例えば、有線電話機、無線電話機、ファクシミリ装置又はパーソナルコンピュータのうち1種又は2種以上の機器からなる一般端末、或は構内交換機PBXの内線端末にて構成しても良い。また、本装置例及び方法例では専ら電気を通信媒体及び信号媒体とする公衆電気通信網及び共通線信号網を利用した。しかし、電波又は光を通信媒体及び信号媒体とする公衆電波通信網、公衆光通信網及び共通線信号網を利用しても本発明を実現することが可能である。

0043

(装置例)図1は国内仮想専用網の概略構成を示し、図2は本装置例の概略構成を示している。なお、図8に示す従来のシステム装置と同様に機能する部分は、同じ符号を付して説明の重複を避けることとした。

0044

国内公衆電気通信網αの国内加入者A〜Dの端末には、それぞれ国内一般加入者ID(全国番号)が設定され、そのうちの国内仮想専用網(VPN)εの国内VPN契約加入者A〜Cには、さらに同じVPNのメンバグループMG間で通用する国内VPN内線番号が設定される。

0045

したがって、国内公衆電気通信網αの加入者A〜D間では、国内一般加入者ID(全国番号)にて相互に接続することができ、国内VPN契約加入者A〜C間では、さらに国内VPN内線番号にて相互に接続することができる。また、国内VPN契約加入者A〜Cは、国内VPNの各種の通信サービスを利用することができる。

0046

国内仮想専用網εから国際仮想専用網への内線接続方法は、国内VPNの通信サービスの一つである、これはプレフィックス番号をダイヤルせずに国際VPN内線番号だけダイヤルすることにより、国際通話を可能にするものである。

0047

かかる国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続機能を実現するに当たっては、予め国内網サービス制御局4におけるVPN別・国際内線接続用データテーブル13にVPN別の国際VPN内線番号を構成するロケーション番号と当該国際VPN内線番号の桁数と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを登録することにより可能となる。

0048

本装置例の仮想専用網の通信システム装置は、図2に示すように、VPNの契約加入者A等の加入者端末と接続する国内加入者交換機1、VPNの各契約加入者A等に共通線信号網3及び国内加入者交換機1を介して国内仮想専用網εのサービスを提供する国内網サービス制御局4、国内加入者交換機1を国内公衆電気通信網αを介して国際通信網βの国際関門交換機8及び国際加入者交換機2に接続する国内中継交換機6及び国内関門交換機5によって構成されている。

0049

国内加入者交換機1には、図2に示すように、サップ部(Service Access Pointの略)10、及び国内一般加入者ID/ 国内VPN契約者対照テーブル11が備えられている。

0050

サップ部10は、国内網サービス制御局4と接続先に関する問合せの制御信号S1、S2のやり取りを行う装置として機能する。国内一般加入者ID/ 国内VPN契約者対照テーブル11は発信者が国内VPNの利用契約者であるかどうかをチェックする加入者チェックテーブルとしての機能、及び必要に応じてデータの新規登録や登録抹消を行うための機能が備えられている。

0051

国内網サービス制御局4は、インテリジェントネットワークにおける網制御ノード(SCP或いはNSPと呼ばれている)として機能する(例えば、電子情報通信学会編「情報ネットワークハンドブック」平成4年10月発行の「3章 情報ネットワーク基本技術 3.3インテリジェントネットワーク」参照)。

0052

本装置例の国内網サービス制御局4には、さらに国内一般加入者ID/国内グループ番号対照テーブル12と、 VPN別の国際VPN内線番号を構成するロケーション番号と当該内線番号の桁数と当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)とを対応させたVPN別・国際内線接続用データテーブル13と、サップ部10と制御信号S1、S2のやり取りを行う制御部14と、が備えられている。

0053

ここで、図3は国内一般加入者ID/国内グループ番号対照テーブル12に記憶された内容例を示し、図4はVPN別・国際内線接続用データテーブル13に記憶された内容例を示している。なお、本装置例におけるVPN別・国際内線接続用データテーブル13の国際VPN内線データは、国際VPN内線番号の上位3桁に割り当てたロケーション番号と国際VPN内線番号の桁数情報から得られた桁不足を補うためのダミーEとにより構成される。

0054

図3の国内一般加入者ID/国内グループ番号対照テーブル12は、国内VPN契約加入者がいずれのメンバグループMGの加入者集団に属するかを検索するデータベースの検索テーブルとして機能し、図4のVPN別・国際内線接続用データテーブル13は、VPN別の国際VPN内線番号のロケーション番号から、当該国際VPN内線番号が属する国際通信網の接続用識別番号(プレフィックス)を検索するデータベースの検索テーブルとして機能する。

0055

国内網サービス制御局4の制御部14は、国内VPN契約加入者Aからのダイヤル番号を共通線信号網3を通じて受信すると、当該ダイヤル番号の桁数とVPN別・国際内線接続用データテーブル13に登録した国際VPN内線番号の桁数とが一致するか否かにより国際VPN内線番号か否かを識別する。

0056

そして、国内VPN契約加入者から共通線信号網3を通じて受信したダイヤル番号が国際VPN内線番号である場合には、国際VPN内線番号からロケーション番号を抽出し、VPN別・国際内線接続用データテーブル13にて当該国際VPN内線番号のロケーション番号に対応するプレフィックスを検索し、当該国際VPN内線番号に当該プレフィックスを付加した国際ルーティング番号で国際仮想専用網に接続するための処理を行う。

0057

また、国内網サービス制御局の制御部14には、図を省略したが、国内VPN契約者A等の加入者端末からVPN別・国際内線接続用データテーブル13にデータ登録するに当たり、2つの手段が備えられている。

0058

それは、プレフィックス、ロケーション番号、及び国際VPN内線番号の桁数(本装置例では5桁)のみの入力を許容する登録内容規制手段と、ロケーション番号が国内仮想専用網εの既登録の国内VPN内線番号に割り当てた番号と重複する場合には、加入者端末にエラー信号を送信して、登録を認めないエラー処理手段とを備えている。これにより、国内VPN契約者はデータ登録を迅速にしかも正確に行うことができる。

0059

(方法例)次に、図面を参照して、上述した装置例を用いた仮想専用網における国際仮想専用網への内線接続方法の方法例を、具体的に説明する。

0060

図5は国内VPN契約加入者Aから国際VPN契約加入者Eに国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続機能を利用して通信するときのシーケンス例を示している。

0061

先ず、発信者である加入者Aの端末がオフフックすると、加入者Aの国内加入者交換機1のサップ部10は直流ループ検出方式等にて加入者Aのオフフックを検出し、国内一般加入者ID/国内VPN契約者対照テーブル11を検索及び参照して加入者Aが国内仮想専用網εの利用契約者か否かを識別する。

0062

国内加入者交換機1は、加入者Aの国内一般加入者IDから国内VPNの契約者である旨を確認すると、識別用ダイヤルトーン(第2ダイヤルトーン)を加入者Aの端末に送出する。

0063

続いて、加入者Aが端末にて国際VPN契約加入者Eの国際VPN内線番号、例えば「31345」をダイヤルすると、これを加入者Aの国内加入者交換機1のサップ部10が受信する。

0064

国内加入者交換機1のサップ部10は、「31345」のダイヤル信号を受信すると、桁数の識別等によりVPN内線番号と判別する。なお、この段階では、かかるダイヤル番号が国内VPN内線番号であるか、国際VPN内線番号であるかの判別はしない。

0065

そして、国内VPN契約加入者Aの国内一般加入者ID(全国番号)「03−3×××−○○○○」とダイヤル信号「31345」とを共通線信号網3を介して問合せ用制御信号S1により国内網サービス制御局4の制御部14に送信する。

0066

国内網サービス制御局4の制御部14は、先ず、国内加入者交換機1のサップ部10から加入者Aの国内一般加入者IDとダイヤル信号(国際VPN内線番号)とを受信すると、国内一般加入者ID「03−3×××−○○○○」により特定された同じVPNの国内一般加入者ID/国内グループ番号対照テーブル12(図3)を検索して、加入者Aが国内仮想専用網εの何れのグループに属しているかを確認する。本例では、図3のテーブル12にて加入者Aはグループ2のメンバであることがわかる。

0067

国内網サービス制御局4の制御部14は、内線番号の桁数から、国内VPN内線番号ではなく、国際VPN内線番号であることを確認する。なお、内線番号の桁数が国内VPN内線番号と国際VPN内線番号とで同じ場合には、図6に示したVPN別・国内VPN内線接続用データテーブルにてダイヤル番号「31345」のデータを検索し、該当データが登録されていないことを確認することにより、国際VPN内線番号であることを識別する。

0068

次に、国内網サービス制御局4の制御部14は、VPN別・国際内線接続用データテーブル13(図4参照)にて当該国際VPN内線番号のロケーション番号「313」に対応するプレフィックス「00380」を検索する。なお、プレフィックスの検索は、ダイヤル番号の最上位の桁から「3EEEE」、「31EEE」、「313EEE」の順に検索する。

0069

同制御部14では、続いて、問合せ応答のために国際VPN内線番号に当該プレフィックスを付加したルーティング番号「00380+31345」を作成する。そして、作成したルーティング番号を国内VPN契約加入者Aの国内加入者交換機1のサップ部10に共通線信号網3を介して送出する。

0070

国内加入者交換機1のサップ部10は、国内網サービス制御局4の制御部14から「00380+31345」の制御信号S2を受信すると、ルーティング番号「00380+31345」のアドレス信号(IAM)を送出し、国内中継交換機6を通じて国内関門交換機5に対して国際通信網の国際VPN契約加入者Eに接続処理するように指示する。

0071

その後は、国際関門交換機8、国際中継交換機9等の国際通信網側の処がなされ、国際加入者交換機2が国際VPN契約加入者Eを呼び出すための呼出音を送出する。そして、国際VPN契約加入者Eの端末がオフフックして応答すると、国内加入者交換機1には応答信号(ANM)が送出される。これにより、国内VPN契約加入者Aの端末と国際VPN契約加入者Eの端末とが接続され、通話可能状態となる。

0072

以上説明したように本装置例及び方法例によれば、発信者はネット状態を切り替えなくても、国内VPN内線番号をダイヤルすれば、国内仮想専用網にて国内通信することができ、国際VPN内線番号をダイヤルすれば、国際仮想専用網にて国際通信することができる。

0073

また、本装置例及び方法例によれば、国内仮想専用網εから国際仮想専用網への内線接続を実現するに当たり、国内網サービス制御局等のデータテーブルに登録するデータ量を必要最小限に抑えているので、ルーティング処理を行うコンピュータの使用メモリ空間の膨大化を防止でき、しかもルーティング処理の高速化、低コスト化、及び国際VPN内線接続用のデータ登録の容易化を図ることができる。

0074

以上本発明の代表的な装置例及び方法例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの装置例の手段及び方法例の手法だけに限定されるものではなく、本発明にいう目的を達成し、後述する効果を有する範囲内において適宜変更して実施することができるものである。特に、国際VPN内線番号の桁数、ロケーション番号の番号割り当て方法等は、適宜変更して実施することができるものである。

発明の効果

0075

以上説明したように本発明によれば、国内仮想専用網がオンネット状態であっても、オフネットに切り替えずに、国際VPN内線番号で国際通信することができるという効果を奏する。その結果、国際VPNを国内VPN内の内線として取り扱うことができ、私設番号計画を十分に進めることができる。

0076

また、本発明によれば、国内網サービス制御局等のデータベースに登録するデータ量を必要最小限に抑えているので、ルーティング処理を行うコンピュータの使用メモリ空間の膨大化を防止でき、しかもルーティング処理の高速化、低コスト化、及び国際VPN内線接続用のデータ登録の容易化を図ることができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0077

図1本発明の装置例で使用する国内仮想専用網の構成を示した概略図である。
図2同上の国内仮想専用網の通信システム装置の構成を示した説明図である。
図3国内網サービス制御局に備わる国内一般加入者ID/国内グループ番号対照テーブルの一例である。
図4国内網サービス制御局に備わるVPN別・国際内線接続用データテーブルの一例である。
図5本発明の方法例における国内仮想専用網から国際仮想専用網への内線接続機能を利用して通信するときのシーケンスを示した図である。
図6国内網サービス制御局に備わるVPN別・国内内線接続用データテーブルの一例である。
図7従来の国内仮想専用網から国際仮想専用網へ通話接続するときのシーケンスを示した図である。
図8国内仮想専用網の通信システム装置の構成を示した説明図である。

--

0078

1…国内加入者交換機
2…国際加入者交換機
3…共通線信号網
4…国内網サービス制御局
5…国内関門交換機
6…国内中継交換機
7…国境相互接続点
8…国際関門交換機
9…国際中継交換機
10…サップ部
11…国内一般加入者ID/国内VPN契約者対照テーブル
12…国内一般加入者ID/国内グループ番号対照テーブル
13…VPN別・国際内線接続用データテーブル
14…制御部
S1、S2…制御信号
α…国内公衆電気通信網
β…国際通信網
ε…国内仮想専用網(国内VPN)
MG…メンバグループ
A、B、C…国内VPN契約加入者
D…国内一般加入者
E…国際VPN契約加入者

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