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技術 遮蔽板の接続金物及び遮蔽板の接続方法

出願人 株式会社竹中工務店
発明者 亀井義宣東山一勇気高橋好明五味昭永井信男
出願日 1995年2月18日 (25年9ヶ月経過) 出願番号 1995-053433
公開日 1996年9月3日 (24年2ヶ月経過) 公開番号 1996-228091
状態 特許登録済
技術分野 建築環境 壁の仕上げ 電場又は磁場に対する装置又は部品の遮蔽
主要キーワード 製作寸法 差込作業 遊離片 金属箔片 亜鉛鍍金鋼板 接続金物 下地シート 下地金物
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年9月3日)のものです。
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図面 (16)

目的

遮蔽板及び接続金物の寸法誤差の調整が容易で、熟練した技術者によらなくても所望の性能の接続が簡単かつ確実に得られる遮蔽板の接続金物及び遮蔽板の接続方法を提供すること。

構成

接続金物は、薄い金属板横断面Z字状型に曲げて形成され、下辺部13e、上辺部13a及び中辺部13cを備え、下地金物遮蔽すべき空間の周囲の壁等の支持体取付け、接続金物13の下辺部13eを下地金物に当て、下辺部13eと中辺部13cとの間に一方の遮蔽板の縁部を差し込み、上辺部13aと中辺部13cとの間に他方の遮蔽板の縁部を差し込み、ネジを接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじ込んで、それらを互いに接合する。

効果

接続金物が定規代わりになり、必要な遮蔽板のラップ長さが簡単かつ確実に得られる。

概要

背景

建物室空間の周囲の壁等に電磁波を遮蔽できるシート状体取付け、その室空間からの電磁波の漏洩遮断したり、その室空間への電磁波の侵入を遮断したりする場合がある。この場合のシート状体の接続方法には、例えば、次の(1)及び(2)のようなものがある。
(1)図10〜図12に示すように、遮蔽壁となる金属製の遮蔽板1の一方の端に倒コ字形の縁部1aを形成し、遮蔽壁となる遮蔽板2の他方の端にΓ字形の縁部2aを形成し、遮蔽板1の倒コ字形の縁部1a内に遮蔽板2のΓ字形の縁部2aを嵌め、Γ字形の水平部分2a1と倒コ字形の水平部分1a1との間に導電性接着剤層3又は導電性金属板を介在させ、倒コ字形の垂直部分1a2をΓ字形の水平部分2aの下側にくるように曲げてから、倒コ字形の水平部分1a1及び垂直部分1a2及びΓ字形の水平部分2a1とΓ字形の垂直部分2a2及び倒コ字形の垂直部分1a3とが平行になるように曲げてはぜ巻きし、隣接する遮蔽板1、2を相互に接続する遮蔽壁の接続方法(例えば、特開昭55ー36905号公報及び実開昭56ー37615号公報参照)。
(2)図13〜図15に示すように、金属箔5を下地シート4に重層し、その外周縁を除いて接着剤6にて下地シート4に接着して遮蔽壁となるシールドシートAを形成し、このシールドシートAを室内面に敷きつめ、隣接するシールドシートAにおける金属箔5の外周縁の遊離片5aを下地シート4との間にはさみ代5a1を残して折り曲げてはぜ折り部5a2を形成し、隣接するシールドシートAのさみ代5a1の下側に下部金属箔片7を挿入し、次いで下部金属箔片7上に広幅の上部金属箔片8を重合し、上部金属箔片8の中央寄りの部分8aと折り曲げた側縁の部分8bとで隣接するシールドシートAの金属箔5のはぜ折り部5a2を抱着し、上部金属箔片8の部分8a、8b及び金属箔5のはぜ折り部5a2をシールドシートAの下地シート4にホチキス9にて連綴する遮蔽壁の接続方法(例えば、特開平1ー202899号公報参照)。

概要

遮蔽板及び接続金物の寸法誤差の調整が容易で、熟練した技術者によらなくても所望の性能の接続が簡単かつ確実に得られる遮蔽板の接続金物及び遮蔽板の接続方法を提供すること。

接続金物は、薄い金属板横断面Z字状型に曲げて形成され、下辺部13e、上辺部13a及び中辺部13cを備え、下地金物を遮蔽すべき空間の周囲の壁等の支持体に取付け、接続金物13の下辺部13eを下地金物に当て、下辺部13eと中辺部13cとの間に一方の遮蔽板の縁部を差し込み、上辺部13aと中辺部13cとの間に他方の遮蔽板の縁部を差し込み、ネジを接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじ込んで、それらを互いに接合する。

接続金物が定規代わりになり、必要な遮蔽板のラップ長さが簡単かつ確実に得られる。

目的

上記(1)の方法は、施工現場において、倒コ字形の垂直部分1a2をΓ字形の水平部分2aの下側にくるように曲げ、かつΓ字形の水平部分2a1及び倒コ字形の水平部分1a1等とΓ字形の垂直部分2a2及び倒コ字形の垂直部分1a3とが平行になるように曲げてはぜ巻きにする必要があり、これら遮蔽板1、2の曲げ作業は高度の熟練と多くの人手が必要であり、施工性が悪い欠点がある。上記(2)の方法は、施工現場において、金属箔4の外周縁の遊離片4aを下地シート3との間にはさみ代4a1を残して折り曲げてはぜ折り部4a2を形成し、上部金属箔片7の中央寄りの部分7aと折り曲げた側縁の部分7bとで隣接するシールドシートAの金属箔4のはぜ折り部4a2を抱着する必要があり、これらの作業は高度の熟練と多くの人手を必要とし、施工性がよくない欠点があり、また、上記(2)の方法は、遮蔽材として金属箔4を使う場合には適用できるが、遮蔽材として金属板を使う場合には適用できないものである。この発明の解決しようとする課題は、上記のような従来技術の欠点を有しない遮蔽板の接続金物及び遮蔽板の接続方法を提供すること、換言すると、遮蔽板及び接続金物の寸法誤差の調整が容易で、熟練した技術者によらなくても所望の性能の接続が確実にかつ簡単に得られる遮蔽板の接続金物及び遮蔽板の接続方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

薄い金属板横断面Z字状型に曲げて形成され、下辺部、上辺部及び中辺部を備えていることを特徴とする遮蔽板接続金物

請求項2

薄い金属板を横断面Z字状型に曲げて形成された遮蔽板の接続金物において、下辺部、上辺部、及び中辺部を備え、中辺部の一方の端が曲部を介して下辺部の端に接続され、中辺部の他方の端が曲部を介して上辺部の端に接続され、下辺部、上辺部及び中辺部が互いに略平行に配され、下辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、上辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、下辺部の曲面部の上側面が中辺部の下面と接触又は対面し、上辺部の曲面部の下側面が中辺部の上面と接触又は対面していることを特徴とする遮蔽板の接続金物。

請求項3

薄い金属板を横断面Z字状型に曲げて形成された遮蔽板の接続金物において、下辺部、上辺部及び中辺部とを備え、中辺部の一方の端が曲部を介して下辺部の端に接続され、中辺部の他方の端が曲部を介して上辺部の端に接続され、下辺部、上辺部及び中辺部が互いに間隔をおいて略平行に配され、下辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、この曲面部にこれと連続して内方の下方に傾斜した斜辺部が形成され、上辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、この曲面部に連続して内方の上方に傾斜した斜辺部が形成され、下辺部の曲面部の上側面が中辺部の下面と接触又は対面し、上辺部の曲面部の下側面が中辺部の上面と接触又は対面し、各斜辺部の曲面部から離れた部分が中辺部の面に接触又は対面していることを特徴とする遮蔽板の接続金物。

請求項4

中辺部の端の下辺部に接続された曲部が上辺部の曲面部よりも外側に突出し、中辺部の端の上辺部に接続された曲部が下辺部の曲面部よりも外側に突出し、中辺部の両端の曲部と下辺部又は上辺部の曲面部とが重ならないようになっていることを特徴とする請求項2又は3記載の遮蔽板の接続金物。

請求項5

薄い金属板を横断面Z字状型に曲げ、下辺部、上辺部及び中辺部のある接続金物を製作し、薄い金属板を曲げて形成した下地金物遮蔽すべき空間の周囲の壁等の支持体取付け、接続金物の下辺部を下地金物に当て、接続金物の下辺部と中辺部との間に一方の遮蔽板の縁部を差し込み、接続金物の上辺部と中辺部との間に他方の遮蔽板の縁部を差し込み、ドリリングタッピングネジを、接続金物の上辺部側から接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじ込んで、それらを互いに接合することを特徴とする遮蔽板の接続方法

請求項6

接続金物として、請求項2、3又4記載の接続金物を使うことを特徴とする請求項5記載の遮蔽板の接続方法。

技術分野

(ヘ)請求項6記載のようにすると、上記(ホ)の効果の他に前記(ロ)〜(ニ)と同様の効果を奏する。

背景技術

0001

この発明は、遮蔽板接続金物及び遮蔽板の接続方法に関する。

発明が解決しようとする課題

0002

建物室空間の周囲の壁等に電磁波を遮蔽できるシート状体取付け、その室空間からの電磁波の漏洩遮断したり、その室空間への電磁波の侵入を遮断したりする場合がある。この場合のシート状体の接続方法には、例えば、次の(1)及び(2)のようなものがある。
(1)図10図12に示すように、遮蔽壁となる金属製の遮蔽板1の一方の端に倒コ字形の縁部1aを形成し、遮蔽壁となる遮蔽板2の他方の端にΓ字形の縁部2aを形成し、遮蔽板1の倒コ字形の縁部1a内に遮蔽板2のΓ字形の縁部2aを嵌め、Γ字形の水平部分2a1と倒コ字形の水平部分1a1との間に導電性接着剤層3又は導電性金属板を介在させ、倒コ字形の垂直部分1a2をΓ字形の水平部分2aの下側にくるように曲げてから、倒コ字形の水平部分1a1及び垂直部分1a2及びΓ字形の水平部分2a1とΓ字形の垂直部分2a2及び倒コ字形の垂直部分1a3とが平行になるように曲げてはぜ巻きし、隣接する遮蔽板1、2を相互に接続する遮蔽壁の接続方法(例えば、特開昭55ー36905号公報及び実開昭56ー37615号公報参照)。
(2)図13図15に示すように、金属箔5を下地シート4に重層し、その外周縁を除いて接着剤6にて下地シート4に接着して遮蔽壁となるシールドシートAを形成し、このシールドシートAを室内面に敷きつめ、隣接するシールドシートAにおける金属箔5の外周縁の遊離片5aを下地シート4との間にはさみ代5a1を残して折り曲げてはぜ折り部5a2を形成し、隣接するシールドシートAのさみ代5a1の下側に下部金属箔片7を挿入し、次いで下部金属箔片7上に広幅の上部金属箔片8を重合し、上部金属箔片8の中央寄りの部分8aと折り曲げた側縁の部分8bとで隣接するシールドシートAの金属箔5のはぜ折り部5a2を抱着し、上部金属箔片8の部分8a、8b及び金属箔5のはぜ折り部5a2をシールドシートAの下地シート4にホチキス9にて連綴する遮蔽壁の接続方法(例えば、特開平1ー202899号公報参照)。

課題を解決するための手段

0003

上記(1)の方法は、施工現場において、倒コ字形の垂直部分1a2をΓ字形の水平部分2aの下側にくるように曲げ、かつΓ字形の水平部分2a1及び倒コ字形の水平部分1a1等とΓ字形の垂直部分2a2及び倒コ字形の垂直部分1a3とが平行になるように曲げてはぜ巻きにする必要があり、これら遮蔽板1、2の曲げ作業は高度の熟練と多くの人手が必要であり、施工性が悪い欠点がある。上記(2)の方法は、施工現場において、金属箔4の外周縁の遊離片4aを下地シート3との間にはさみ代4a1を残して折り曲げてはぜ折り部4a2を形成し、上部金属箔片7の中央寄りの部分7aと折り曲げた側縁の部分7bとで隣接するシールドシートAの金属箔4のはぜ折り部4a2を抱着する必要があり、これらの作業は高度の熟練と多くの人手を必要とし、施工性がよくない欠点があり、また、上記(2)の方法は、遮蔽材として金属箔4を使う場合には適用できるが、遮蔽材として金属板を使う場合には適用できないものである。この発明の解決しようとする課題は、上記のような従来技術の欠点を有しない遮蔽板の接続金物及び遮蔽板の接続方法を提供すること、換言すると、遮蔽板及び接続金物の寸法誤差の調整が容易で、熟練した技術者によらなくても所望の性能の接続が確実にかつ簡単に得られる遮蔽板の接続金物及び遮蔽板の接続方法を提供することにある。

0004

この発明は、前記課題を解決するための手段として、次の構成を採用する。この発明の構成は、薄い金属板を横断面Z字状型に曲げて形成され、下辺部、上辺部及び中辺部を備えていることを特徴とする遮蔽板の接続金物にある。この発明の好ましい実施形態においては、接続金物が下辺部、上辺部、及び中辺部を備え、中辺部の一方の端が曲部を介して下辺部の端に接続され、中辺部の他方の端が曲部を介して上辺部の端に接続され、下辺部、上辺部及び中辺部が互いに略平行に配され、下辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、上辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、下辺部の曲面部の上側面が中辺部の下面と接触又は対面し、上辺部の曲面部の下側面が中辺部の上面と接触又は対面しているようにする。下辺部の自由端側に接続された曲面部は、その端部が下辺部の上側にくるように曲げて形成してもよいし、その端部が下辺部の下側にくるように曲げて形成してもよいが、下辺部の上側にくるように曲げて形成した方が体裁等がよい。また、上辺部の自由端側に接続された曲面部は、その端部が上辺部の下側にくるように曲げて形成してもよいし、その端部が下辺部の上側にくるように曲げて形成してもよいが、下辺部の下側にくるように曲げて形成した方が体裁等がよい。また、好適な実施形態においては、下辺部の自由端側にこれと接続して形成した曲面部に、これと連続して内方の下方に傾斜した斜辺部を形成し、上辺部の自由端側にこれと接続して形成した曲面部に、これと連続して内方の上方に傾斜した斜辺部を形成し、下辺部の曲面部の上側面を中辺部の下面と接触又は対面させ、上辺部の曲面部の下側面を中辺部の上面と接触又は対面させ、各斜辺部の曲面部から離れた部分(端)を中辺部の面に接触又は対面させるようにする。

0005

また、この発明の構成は、薄い金属板を横断面Z字状型に曲げ、下辺部、上辺部及び中辺部のある接続金物を製作し、薄い金属板を曲げて形成した下地金物を遮蔽すべき空間の周囲の壁等の支持体に取付け、接続金物の下辺部を下地金物に当て、接続金物の下辺部と中辺部との間に一方の遮蔽板の縁部を差し込み、接続金物の上辺部と中辺部との間に他方の遮蔽板の縁部を差し込み、ドリリングタッピングネジを、接続金物の上辺部側から接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじ込んで、それらを互いに接合することを特徴とする遮蔽板の接続方法にある。接続金物として、中辺部の端の下辺部に接続された曲部が上辺部の曲面部よりも外側に突出し、中辺部の端の上辺部に接続された曲部が下辺部の曲面部よりも外側に突出し、中辺部の両端の曲部と下辺部又は上辺部の曲面部とが重ならないようになっているものを使うと、遮蔽板の縁部の接続金物への差込作業が容易になり、接続金物、遮蔽板及び下地金物を相互に接合したときの接続金物の厚さを小さくするができる。接続金物及び下地金物は、例えば、ドリリングタッピングネジがねじ込める程度の厚さの鋼板(例えば、亜鉛メッキ鋼板)を用いて製作したものを使う。

0006

実施例1は、図1図7に示され、電磁波の漏洩を遮蔽すべき室空間10の鉄筋コンクリート壁11にコンクリートビスCbsにて下地金物14を取付け、遮蔽板12を接続金物13及びドリリングタッピングネジDtsを使って下地金物12に固着する例である。接続金物13は、図1及び図2に示すように、長くて薄い(例えば、厚さ1.6mm)亜鉛鍍金鋼板を横断面Z字状型(すなわち、下辺部と、上辺部と、一方の端が下辺部に接続し他方の端が上辺部に接続する中辺部とからなる型)になるように曲げて形成されている。接続金物13は、上辺部13a、下辺部13e及び中辺部13cを備え、上辺部13aと中辺部13cとが円弧状の曲部13bで接続され、中辺部13cと下辺部13eとが円弧状の曲部13dで接続され、上辺部13a、下辺部13e及び中辺部13cは互いに間隔をおいて略平行に位置している。そして、Z字状型の下辺部13eの自由端側にこれと接続して円弧状の曲面部13fが形成され、この曲面部13fにこれと連続して内方の下方に傾斜した斜辺部13gが形成され、この斜辺部13gの下端にこれと連続して折曲部13hが形成され、この折曲部13hにこれと連続して内方の上方に傾斜した端部13iが形成され、折曲部13hの下側が下辺分13cの上面に接触するようになっている。また、Z字状型の上辺部13aの自由端側にこれと接続して円弧状の曲面部13jが形成され、この曲面部13jに連続して内方の上方に傾斜した斜辺部13kが形成され、この斜辺部13kの上側にこれと連続して折曲部13lが形成され、この折曲部13lに連続して内方の下方に傾斜した端部13mが形成され、折曲部13lの上面が上辺部分13aの下面に接触するようになっている。下辺部13eと中辺部13cとの間の曲部13dが上辺部13aの自由端側の曲面部13jより突出するようにし、かつ上辺部13aと中辺部13cとの間の曲部13bが下辺部13eの自由端側の曲面部13fより突出するようにして、曲部13b、13dと曲面部13f、13jとが平面視で重ならないようにし、また、下辺部13eの自由端側の曲面部13fの上側面が中辺部13cの下面と接触又は対面し、上辺部13aの自由端側の曲面部13jの下側面が中辺部13cの上面と接触又は対面するようにする。

0007

下地金物14は、図3に示すように、長方形の薄い(例えば、厚さ1.6mm)亜鉛鍍金鋼板を中央に凸条部14aのある形状に曲げて形成され、中央の凸条部は長手方向に延びる平面部14a1と該平面部14a1の両縁と連続する垂直壁14a2とからなり、この凸条部14aの垂直壁14a2の下端にこれと連続して側縁部14bが形成され、この側縁部14bは凸条部の平面部14a1と平行に位置するようにしてある。図4及び図7に示すように、下地金物14を鉄筋コンクリート壁11の所定位置格子状に固着する。すなわち、下地金物14の側縁部14bを鉄筋コンクリート壁11の表面に当て、その側縁部14b及びこれに対応するコンクリート部分にコンクリートビス(打ち込みにより薄い金属板を貫通しかつその一部をコンクリート部分に埋め込んで、金属板をコンクリート部分に固着できる小ねじ状のもの)Cbsを打ち込んで、下地金物14を壁11に固着する。遮蔽板12は、薄い(例えば、0.5mm)亜鉛鍍金鋼板を格子状に配した下地金物14間の間隔に対応する縦横寸法矩形に切断して形成されている。

0008

図4図7に示すように、下地金物141の凸条部14aの平面部14a1に接続金物131の下辺部13eを当て、接続金物131の下辺部13eと中辺部13cとの間に遮蔽板121の右側の縁部121aを差し込み、かつ接続金物131の中辺部13cと上辺部13aとの間に遮蔽板122の左側の縁部122aを差し込み、ドリリングタッピングネジDts1を接続金物131の上側から接続金物131、遮蔽板121、122及び下地金物141の平面部14a1にねじ込んで、接続金物131、遮蔽板121、122及び下地金物141を相互に接合する。下地金物142の平面部14a1の上に接続金物132の下辺部13eを当て、接続金物132の上辺部13aと中辺部13cとの間に遮蔽板122の上側の縁部を差し込み、かつ接続金物132の下辺部13eと中辺部13cとの間に遮蔽板123の下側の縁部を差し込み、ドリリングタッピングネジDts2を接続金物132の上側から接続金物132、遮蔽板122、123及び下地金物142の平面部14a1にねじ込み、接続金物132、遮蔽板122、123及び下地金物142を相互に接合する。下地金物143の平面部14a1の上に接続金物133の下辺部13eを当て、接続金物133の下辺部13eと中辺部13cとの間に遮蔽板121の上側の縁部を差し込み、かつ接続金物132の上辺部13aと中辺部13cとの間に遮蔽板124の下側の縁部を差し込み、ドリリングタッピングネジDts3を接続金物133の上側から接続金物133、遮蔽板121、124及び下地金物143の平面部14a1にねじ込んで、接続金物133、遮蔽板121、124及び下地金物143を相互に接合する。上記作業と平行して、接続金物131の上辺部13aと中辺部13cとの間に遮蔽板123の左側の縁部を差し込み、かつ接続金物131の下辺部13eと中辺部13cとの間に遮蔽板124の右側の縁部を差し込む。同様の作業を繰り返すことにより、鉄筋コンクリート壁11の所定位置に格子状に取付けた下地金物14に、多数の接続金物13及びドリリングタッピングネジDtsを使って、多数の遮蔽板12を取付ける。

0009

実施例1の接続金物13は、その下辺部13eの自由端側にこれと接続して曲面部13fが形成され、この曲面部13fにこれと連続して内方の下方に傾斜した斜辺部13gが形成され、その上辺部13aの自由端側にこれと接続して曲面部13jが形成され、この曲面部13jにこれと連続して内方の下方に傾斜した斜辺部13kが形成されていて、上記曲面部13f及び曲面部13jがばねになる。そのため、中辺部13cと下辺部13e又は上辺部13aとの間に遮蔽板12の縁部を差し込み、ドリリングタッピングネジDtsを接続金物13、遮蔽板12及び下地金物14の平面部14aにねじ込み、接続金物13、遮蔽板12及び下地金物14を相互に接合すると、下辺部13e及び上辺部13aの曲面部13f、13jのばね作用により、遮蔽板12の表面及び裏面が曲面部13f、13jの上又は下の面及び中辺部13cの下又は上の面と確実に接触し、所望のシールド性能の接続を容易に得ることができる。実施例1のものは、中辺部13cと下辺部13e又は上辺部13aとの間に遮蔽板12の縁部を差し込んで接合するから、接続金物13の幅を、遮蔽板12の縦横の寸法の誤差を見込んで、設定(例えば、100mm)することにより、遮蔽板12の製作寸法割付寸法との誤差を容易に調整することができる。

0010

実施例1のものは、接続金物131の幅を、遮蔽板12の縦横の寸法の誤差を見込んで設定することにより、下辺部13e又は上辺部13aと中辺部13cとの間への遮蔽板12の縁部の差込量が略一定になるから、接続金物13が定規代わりになり、シールド性能の確保に必要な遮蔽板12のラップ長さを、確実に、簡単に確保することができる。実施例1のものは、下辺部13e及び上辺部13aと中辺部13cとの間に遮蔽板12の縁部を差し込み、ドリリングタッピングネジDtsを接続金物13、遮蔽板12及び下地金物14にねじ込んで、接続金物13、遮蔽板12及び下地金物14を相互に接合するから、遮蔽板12が地震時の建物躯体の変形に容易に追随することができ、遮蔽板12の接続部に隙間が生じるようなことがない。実施例1のものにおいては、下辺部13eと中辺部13cとの間の曲部13dが下辺部13eの自由端側の曲面部13jよりも外側に突出し、上辺部13aと中辺部13cとの間の曲部13bが下辺部13eの自由端側の曲面部13fよりも外側に突出しているから、遮蔽板12の縁部を接続金物13の上辺部13a又は下辺部13eと中辺部13cとの間に容易に差し込むことができ、かつドリリングタッピングネジDtsをねじ込んで、接続金物13、遮蔽板12及び下地金物14を相互に接合したとき、上辺部13a、中辺部13c等が変形し易いから、接続金物13の厚さを小さくするができる。

0011

実施例2は、図8及び図9に示され、電磁波の漏洩を遮蔽すべき室空間の壁に下地金物を固着し、薄い亜鉛鍍金鋼板からなる遮蔽板を接続金物23とドリリングタッピングネジとを使って下地金物に固定する例である。接続金物23は、長方形の薄い(例えば、厚さ1.6mm)亜鉛鍍金鋼板を横断面Z字状型になるように曲げて形成される。接続金物23は、上辺部23a、下辺部23e及び中辺部23cとを備え、上辺部23aと中辺部23cとが円弧状の曲部23bで接続され、中辺部23cと下辺部23eとが円弧状の曲部23dで接続され、上辺部23a、下辺部23e及び中辺部23cは互いに間隔をおいて略平行に位置している。そして、下辺部23eの自由端側にこれと接続して円弧状の曲面部23fが形成され、この曲面部23fにこれと連続して内方の下方に傾斜した斜辺部23gが形成され、この斜辺部23gの下端にこれと連続して折曲部23hが形成され、この折曲部23hにこれと連続して内方の上方に傾斜した端部23iが形成され、折曲部23hの下面が下辺部23eの上面に接触するようになっている。また、上辺部23aの自由端側にこれと接続して円弧状の曲面部23jが形成され、この曲面部23jにこれと連続して内方の上方に傾斜した斜辺部23kが形成され、この斜辺部23kの上側にこれと連続して折曲部23lが形成され、この折曲部23lに連続して内方の下方に傾斜した端部23mが形成され、折曲部23lの上面が上辺部23aの下面に接触するようになっている。さらに、下辺部23eの自由端側の曲面部23fの上側面が中辺部23cの下面と接触又は対面し、上辺部23aの自由端側の曲面部23jの下側面が中辺部23cの上面と接触又は対面している。

0012

実施例2の接続金物23は、下辺部23eの自由端側の曲面部23fの外側面が上辺部23aと中辺部23cとの間の曲面部23bの外側面と一致し、上辺部23aの自由端側の曲面部23jの外側面が下辺部23eと中辺部23cとの間の曲面部23dの外側面と一致しているため、遮蔽板12の縁部を接続金物23の上辺部23a又は下辺部23eと中辺部23cとの間に差し込みにくい短所があり、ドリリングタッピングネジDtsをねじ込んで、接続金物23、遮蔽板12及び下地金物14を相互に接合したとき、中辺部の両端の曲部と下辺部又は上辺部の曲面部とが重なり、上辺部13a、中辺部13c等が大幅に変形できないから、接続金物23の厚さが実施例1のものに比べて大きくなる。実施例2の接続金物23の使い方は、実施例1のものと同じである。実施例1の端部13i、13m及び実施例2の端部23i、23mは、接続金物23の製作時に亜鉛鍍金鋼板の端を掴む場合に必要な掴み代である。

0013

この発明は、特許請求の範囲の欄に記載した構成を備えることにより、次の(イ)ないし(ヘ)の作用効果を奏する。
(イ)請求項1記載の遮蔽板の接続金物は、薄い金属板を横断面Z字状型に曲げて形成され、下辺部、上辺部及び中辺部を備えているから、接続金物の下辺部又は上辺部と中辺部との間に遮蔽板の縁部を差し込み、ネジを接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじ込むだけで、それらを互いに接合することができ、また、接続金物や遮蔽板に寸法誤差があっても、その誤差を容易に調整することができる。さらに、接続金物を所定幅にすることにより、遮蔽板の縁部の接続金物への差し込み長さが略一定になるため、接続金物が定規代わりになり、所望の遮蔽性能を得るのに必要な遮蔽板のラップ長さを、確実にかつ簡単に得ることができる。
(ロ)請求項2記載の遮蔽板の接続金物は、下辺部、上辺部及び中辺部を備え、中辺部の一方の端が曲部を介して下辺部の端に接続され、中辺部の他方の端が曲部を介して上辺部の端に接続され、下辺部、上辺部及び中辺部が互いに略平行に配され、下辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、上辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、下辺部の曲面部の上側面が中辺部の下面と接触又は対面し、上辺部の自由端側の曲面部の下側面が中辺部の上面と接触又は対面しているから、ネジを接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじこむと、上辺部及び下辺部の曲面部がばねの作用をし、遮蔽板の表面及び裏面が曲面部の上面又は下面及び中辺部の下面又は上面と確実に接触し、所望の遮蔽性能を有する遮蔽板の接続を容易に行うことができる。

0014

(ハ)請求項3記載の遮蔽板の接続金物は、下辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、この曲面部にこれと連続して内方の下方に傾斜した斜辺部が形成され、上辺部の自由端側にこれと接続して曲面部が形成され、この曲面部に連続して内方の上方に傾斜した斜辺部が形成され、下辺部の曲面部の上側面が中辺部の下面と接触又は対面し、上辺部の曲面部の下側面が中辺部の上面と接触又は対面し、各斜辺部の曲面部から離れた部分が中辺部の面に接触又は対面しているから、遮蔽板の縁部を接続金物に差し込んで、ネジを接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじこむと、各斜辺部の曲面部から離れた部分(端)が中辺部の上側又は下側の面に当接し、各斜辺部により下辺部及び上辺部の曲面部のばね作用を強めるから、遮蔽板の表面及び裏面が曲面部の上面又は下面及び中辺部の下面又は上面と確実に接触し、所望の遮蔽性能を有する遮蔽板の接続を容易かつ確実に行うことができる。

図面の簡単な説明

0015

(ニ)請求項4記載のように、中辺部の端の下辺部に接続された曲部が上辺部の曲面部よりも外側に突出し、中辺部の端の上辺部に接続された曲部が下辺部の曲面部よりも外側に突出し、中辺部の両端の曲部と下辺部又は上辺部の曲面部とが重ならないようにすると、遮蔽板の縁部の接続金物への差込作業が容易になり、また、ネジを接続金物、遮蔽板及び下地金物に捩じ込んで、接続金物、遮蔽板及び下地金物を相互に接合したとき、上辺部、中辺部等が大きく変形できるから、接続金物の厚さを小さくするができる。
(ホ)請求項5記載の遮蔽板の接続方法は、薄い金属板を横断面Z字状型に曲げ、下辺部、上辺部及び中辺部のある接続金物を製作し、薄い金属板を曲げて形成した下地金物を遮蔽すべき空間の周囲の壁等の支持体に取付け、接続金物の下辺部を下地金物に当て、接続金物の下辺部と中辺部との間に一方の遮蔽板の縁部を差し込み、接続金物の上辺部と中辺部との間に他方の遮蔽板の縁部を差し込み、ドリリングタッピングネジを、接続金物の上辺部側から接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじ込んで、それらを互いに接合するから、接続金物の下辺部と中辺部との間及び上辺部と中辺部との間に遮蔽板の縁部を差し込んで、ドリリングタッピングネジを接続金物、遮蔽板及び下地金物にねじ込むだけで、接続金物、遮蔽板及び下地金物を相互に接合することができ、遮蔽板の接続と固着を熟練者でなくても容易に行うことができる。また、接続金物、遮蔽板及び下地金物の相互がドリリングタッピングネジで接合されているだけであるから、地震時の建物躯体の変形にも容易に追随することができ、地震後に遮蔽板の接続部に隙間が生じることがない。

--

0016

図1実施例1の接続金物の断面図
図2図1に示す接続金物の要部を拡大した断面図
図3実施例1の下地金物の要部の斜視図
図4実施例1の下地金物を壁に固着した状態の要部の立面図
図5実施例1の壁に固着した下地金物に接続金物を使って遮蔽板を取付けた状態の立面図
図6実施例1の接続金物を使って接続した遮蔽板の接続部の斜視図
図7図5のものをそのA−A線で断面し矢印方向にみた側面図
図8実施例2の接続金物の断面図
図9図8に示す接続金物の要部を拡大した断面図
図10従来の遮蔽板の接続方法の工程の一部を示す斜視図
図11図10に示す接続方法の他の工程を示す断面図
図12図10及び図11に示す接続方法による遮蔽板の接続部の断面図
図13従来の他の遮蔽シートの接続方法の接続部の横断面図
図14図13に示す接続方法の工程の一部を示す横断面図
図15図13に示す接続方法の他の工程を示す横断面図

0017

10室空間
11鉄筋コンクリート壁
12、121〜124遮蔽板
13、131〜133、23接続金物
13a、23a、上辺部
13b、13d、23b、23d 曲部
13c、23c 中辺部
13e、23e下辺部
13f、13j、23f、23j曲面部
13g、13k、、23g、23k斜辺部
13h、13l、23h、23l折曲部
13i、13m、23i、23m 端部
14、141〜144下地金物
14a凸条部
14a1平面部
14a2垂直壁
14b側縁部
Cbsコンクリートビス
Dts、Dts1〜Dts3 ドリリングタッピングネジ

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