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技術 コークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置

出願人 JFEスチール株式会社
発明者 安藤猛岸忠勝
出願日 1994年12月28日 (26年0ヶ月経過) 出願番号 1994-328565
公開日 1996年7月16日 (24年5ヶ月経過) 公開番号 1996-183959
状態 特許登録済
技術分野 コークス工業
主要キーワード 各気体流路 気体流路内 先端突起 差し込み作業 掃除装置 通過軌跡 外部端 左撚り
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年7月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

目的

コークス炉の外部で且つ燃焼室の下方から,当該燃焼室を消火することなく且つ安全に,燃焼室下面に開口した気体流路蓄積或いは堆積している煉瓦屑を除去できる装置を提供する。

構成

電動ドリル1の回転軸1aにカップラ2を介して,先端に硬くて鋭利先端突起5が取付けられたワイヤロープ4を接続し、コークス炉Aの外部から気体流路D1 まで到達するガイドパイプ3を,当該気体流路D1 の下端開口部にあてがい、前記ワイヤロープ4及び先端突起5を,前記ガイドパイプ3から気体流路D1 を通って燃焼室C内まで挿通し、この先端突起5及びワイヤロープ4の通過軌跡にあった煉瓦屑Eを押し退けて除去することで,気体流路D1 が十分に開口するようにした。また、ワイヤロープ4の撚り方向を,電動ドリル1の回転軸1aの回転方向に一致させて、当該ワイヤロープ4がほぐれないようにした。

概要

背景

コークス炉燃焼室内壁は,耐火煉瓦等によって覆われているが、長期の操業に伴い,煉瓦自身の劣化燃焼に係る衝撃等によって、燃焼室内壁表面の煉瓦が剥離し、その煉瓦屑が当該燃焼室の下面(床面に相当する)に蓄積或いは堆積している。

一方、このようなコークス炉の燃焼室の下面には、一般に当該燃焼室内での燃焼効率を高め且つ炉内温度を高めるために,必要なガスや空気等の気体を当該燃焼室内に供給する気体流路が開口している。

概要

コークス炉の外部で且つ燃焼室の下方から,当該燃焼室を消火することなく且つ安全に,燃焼室下面に開口した気体流路に蓄積或いは堆積している煉瓦屑を除去できる装置を提供する。

電動ドリル1の回転軸1aにカップラ2を介して,先端に硬くて鋭利先端突起5が取付けられたワイヤロープ4を接続し、コークス炉Aの外部から気体流路D1 まで到達するガイドパイプ3を,当該気体流路D1 の下端開口部にあてがい、前記ワイヤロープ4及び先端突起5を,前記ガイドパイプ3から気体流路D1 を通って燃焼室C内まで挿通し、この先端突起5及びワイヤロープ4の通過軌跡にあった煉瓦屑Eを押し退けて除去することで,気体流路D1 が十分に開口するようにした。また、ワイヤロープ4の撚り方向を,電動ドリル1の回転軸1aの回転方向に一致させて、当該ワイヤロープ4がほぐれないようにした。

目的

本発明はこれらの諸問題に鑑みて開発されたものであり、経済性や安全性に優れ且つ効率のよい煉瓦屑除去作業が可能なコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

コークス炉燃焼室内に所定の気体を導入するために,コークス炉の外部まで連通し且つ前記燃焼室の下面に開口された気体流路の燃焼室下面開口部蓄積した煉瓦屑を除去する装置であって、少なくともコークス炉の外部から前記気体流路まで到達し且つ所定の内部管路形状に形成されたガイドパイプと、前記ガイドパイプ内に挿通され且つコークス炉の外部から前記燃焼室内まで到達する長さを有し且つ所定の強度及び可撓性を有するワイヤロープと、前記ワイヤロープの燃焼室側端に設けられ且つ所定の強度を有する鋭利先端突起と、前記ワイヤロープのコークス炉外部端に設けられ且つ電動ドリル回転軸着脱可能なカップラとを備えたことを特徴とするコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置

請求項2

前記ワイヤロープは、前記電動ドリルの回転軸の回転方向に捩じられると撚りが締まる撚り方向に撚られていることを特徴とする請求項1に記載のコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置。

技術分野

0001

本発明はコークス炉燃焼室内に脱落した煉瓦屑を除去する装置に関するものであり、特にコークス炉の燃焼室内に所定の気体を導入するために,当該燃焼室の下面に開口された気体流路の開口部に,蓄積或いは堆積している煉瓦屑を除去するのに好適なものである。

背景技術

0002

コークス炉の燃焼室の内壁は,耐火煉瓦等によって覆われているが、長期の操業に伴い,煉瓦自身の劣化燃焼に係る衝撃等によって、燃焼室内壁表面の煉瓦が剥離し、その煉瓦屑が当該燃焼室の下面(床面に相当する)に蓄積或いは堆積している。

0003

一方、このようなコークス炉の燃焼室の下面には、一般に当該燃焼室内での燃焼効率を高め且つ炉内温度を高めるために,必要なガスや空気等の気体を当該燃焼室内に供給する気体流路が開口している。

発明が解決しようとする課題

0004

従って、前記燃焼室内壁表面から剥離した煉瓦屑は、前記気体流路の燃焼室下面開口部にも蓄積或いは堆積しており、これにより当該気体流路が閉塞されて必要な気体が燃焼室内に十分に導入されず、燃焼効率及び炉内温度が低下してしまう。

0005

このような煉瓦屑を除去するため、本出願人は先に実開平1−153352号公報に記載される燃焼室掃除装置を提案したが、コークス炉の実際の操業から,燃焼室内を完全な消火状態とすることができず、一方で燃焼室内は非常に高温であるため、煉瓦屑を吸引すると水冷を施していても瞬間的に多量の高温空気巻込み、その熱負荷ランス部分が耐えきれず、亀裂を生じ、短命で且つ不安定であり、しかも上記掃除装置使用中は装炭車稼働させることができず、コークス炉操業に支障をきたすこと等、経済性や安全性等の面から実用に供することができず、効率のよいコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置の開発が望まれている。

0006

本発明はこれらの諸問題に鑑みて開発されたものであり、経済性や安全性に優れ且つ効率のよい煉瓦屑除去作業が可能なコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0007

以上の諸問題を解決するために、本発明のうち請求項1に係るコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置は、コークス炉の燃焼室内に所定の気体を導入するために,コークス炉の外部まで連通し且つ前記燃焼室の下面に開口された気体流路の燃焼室下面開口部に蓄積した煉瓦屑を除去する装置であって、少なくともコークス炉の外部から前記気体流路まで到達し且つ所定の内部管路形状に形成されたガイドパイプと、前記ガイドパイプ内に挿通され且つコークス炉の外部から前記燃焼室内まで到達する長さを有し且つ所定の強度及び可撓性を有するワイヤロープと、前記ワイヤロープの燃焼室側端に設けられ且つ所定の強度を有する鋭利先端突起と、前記ワイヤロープのコークス炉外部端に設けられ且つ電動ドリル回転軸着脱可能なカップラとを備えたことを特徴とするものである。

0008

また、本発明のうち請求項2に係るコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置は、前記ワイヤロープが、前記電動ドリルの回転軸の回転方向に捩じられると撚りが締まる撚り方向に撚られていることを特徴とするものである。

0009

而して本発明のうち請求項1に係るコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置では、前記ガイドパイプを,コークス炉の外部から燃焼室下方の気体流路にあてがい、一方で前記ワイヤロープのカップラを電動ドリルの回転軸に取付け、当該ワイヤロープの前記先端突起をガイドパイプのコークス炉外部端から当該ガイドパイプ内に挿入する。そして、前記電動ドリルの回転軸と共にワイヤロープ並びに先端突起を回転させながら,当該ワイヤロープをガイドパイプ内に差し込んでゆくと、所定の強度と可撓性を有するワイヤロープは,前記所定強度を有する鋭利な先端突起に案内されながら、当該ガイドパイプの所定内部管路形状に沿って気体流路内まで挿通され、更に気体流路内から燃焼室内まで到達する。このとき、前記先端突起及びワイヤロープが通過した気体流路の開口部では,その通過軌跡にあった煉瓦屑が先端突起やワイヤロープにより転がったり押されたりして,その他の箇所に移動される。従って、この状態でワイヤロープのコークス炉該部端を押したり引いたりすれば、変化する先端突起の軌跡回りの煉瓦屑,即ち気体流路の燃焼室下面開口部に蓄積した煉瓦屑が除去されて、気体流路からの気体がスムーズに燃焼室内に導入されるようになる。

0010

また、本発明のうち請求項2に係るコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置では、前記ワイヤロープの撚り方向を,前記電動ドリルの回転軸の回転によって締まる方向としたために、前述のようにワイヤロープを回転しながらガイドパイプから気体流路,燃焼室内に差し込む際に、当該ワイヤロープがほぐれることがなく、その差し込み作業が容易になる。

0011

以下、本発明のコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置の一実施例を図1に基づいて説明する。同図1aは、本実施例のコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置の構成図であり、同図の1は既存の電動ドリルである。この電動ドリル1の回転軸1aには,分割により着脱可能なカップラ2の受け側部材2aが取付けられている。なお、本実施例の電動ドリル1の回転軸1aは,図1aのように右回転するものとする。

0012

一方、同図1aの3は、金属製等のガイドパイプであり、その長さは,図1bに示すようにコークス炉Aの外部から蓄熱室Bを通って,当該蓄熱室Bの上方の煉瓦造りの燃焼室C内にガスや空気を導入するための気体流路D1 〜D3 まで到達可能な長さとしてある。また、このガイドパイプ3のうち,図1aの右側端部に相当する先端部は、所定の曲げ半径で上向きに曲げられて,前記気体流路D1〜D3 の下端部にスムーズに差し込まれる差し込みガイド部3aが形成されている。なお、前記差し込みガイド部3aの曲げ半径は、後述するワイヤロープや先端突起が,当該ガイドパイプ3内の管路から,気体流路内にスムーズに且つ折れ曲がることなく差し込まれるように設定されている。また、前記ガイドパイプ3の材質は,少なくとも後述するワイヤロープや先端突起よりも強度が高く且つ300℃程度の蓄熱室B内温度でも変形したり変質したりしないものである必要がある。

0013

そして、前記電動ドリル1の回転軸1aの先端部に取付けられたカップラ2の受け側部材2aには,同じくカップラ2の取付け部材2bを介してワイヤロープ4が接続される。このワイヤロープ4の長さは、図1bに示すように、前記ガイドパイプ3をコークス炉Aの外部から蓄熱室Bを通して各気体流路D1 〜D3 の下端部にセットし、更にこのガイドパイプ3の管路内を通して燃焼室Cまで到達する長さにしてある。また、このワイヤロープ4は、前記気体流路D1 〜D3 の内周壁内の障害や煉瓦屑に当たっても,簡単に折れ曲がったりすることのない強度を有し、且つ前記ガイドパイプ3の差し込みガイド部3a程度の曲がりに対しては十分に追従して曲がる程度の可撓性も有する。また、このワイヤロープ4の実質的な耐熱温度は,前記1000℃程度の燃焼室C内温度以上である。なお、このワイヤロープ4の撚りは,所謂S撚り右撚り)であり、前記電動ドリル1の回転軸1aと共に右回転すると,その撚りが締まるものとした。なお、前記電動ドリル1の回転軸1aが左回転する場合には,所謂Z撚り(左撚り)とするのが望ましい。

0014

また、前記ワイヤロープ4の他端には,先端突起5が設けられている。この先端突起5は、少なくとも煉瓦よりも強度が高く且つ先端になるほど先細りの鋭利な形状になっている。また、この先端突起5の実質的な耐熱温度は,前記1000℃程度の燃焼室C内温度以上である。なお、この先端突起5を,所謂ドリルチップ形状とすることも可能であるが、そのようにすると,当該先端突起5の耐熱温度が前記燃焼室C内温度以上に設定しにくくなり、結果的に先端突起5の耐熱寿命が短くなってしまう。

0015

次に、本実施例のコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置の作用について説明する。前述したように煉瓦造りの燃焼室Cの内壁表面から剥離した煉瓦屑Eは、前記気体流路D1 〜D3 の燃焼室下面開口部にも蓄積或いは堆積しており、これにより例えば図1bの気体流路D3 のように当該気体流路が閉塞されて必要なガスや空気等の気体が燃焼室C内に十分に導入されず、燃焼効率及び炉内温度が低下してしまう。

0016

そこで、まず前記ガイドパイプ3の差し込みガイド部3aを先端にして,コークス炉Aの外部から蓄熱室B内に差し込み、更に当該差し込みガイド部3aを図1aの気体流路D1 の下端開口部内に差し込むようにして,当該ガイドパイプ3の先端を気体流路にあてがっておく。一方、前記ワイヤロープ4のカップラ2の取付け部材2bを,前記電動ドリル1の回転軸1aに取付けられたカップラ2の受け側部材2aに取付け、当該ワイヤロープ4の前記先端突起5を,前記ガイドパイプ3のコークス炉外部端から当該ガイドパイプ3内に挿入する。そして、前記電動ドリル1の回転軸1aと共にワイヤロープ4並びに先端突起5を回転させながら,当該ワイヤロープ4をガイドパイプ3内に差し込んでゆくと、前記所定の強度と可撓性を有するワイヤロープ4は,前記所定強度を有する鋭利な先端突起5に案内されながら、当該ガイドパイプ3の内部管路形状に沿って気体流路D1 内まで挿通される。このとき、前記先端突起5の鋭利な先端形状並びにワイヤロープ4の回転によって,これらは気体流路D1 の内壁に突き当たってしまうことなく、スムーズに気体流路D1 内に挿通され、更にこの気体流路D1 内から燃焼室C内まで到達する。このとき、前記先端突起5やワイヤロープ4が通過した気体流路D1 の燃焼室下面開口部では,その通過軌跡にあった煉瓦屑Eが当該先端突起5やワイヤロープ4に当たって転がったり或いは押し退けられたりして,その他の箇所に移動される。従って、この状態でワイヤロープ4のコークス炉該部端を押したり引いたりすれば、変化する先端突起5の軌跡回りの煉瓦屑E,即ち気体流路D1 の燃焼室下面開口部に蓄積した煉瓦屑Eが除去されて、気体流路D1 からの気体がスムーズに燃焼室内に導入されるようになる。

0017

このとき、本実施例の右回転する電動ドリル1の回転軸1aに対して,前記ワイヤロープ4をS撚り、即ち当該ワイヤロープ4の撚り方向を,電動ドリルの回転軸の回転によって締まる方向としたために、前述のようにワイヤロープ4を回転しながらガイドパイプ3から気体流路D1 ,燃焼室C内に差し込む際に、当該ワイヤロープ4がほぐれることがなく、その差し込み作業が容易になる。

発明の効果

0018

以上説明したように本発明のコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置によれば、コークス炉の外部で且つ燃焼室の下方から,気体流路の燃焼室下面開口部に蓄積した煉瓦屑を除去することができるため、燃焼室内を消火することなく且つ安全に気体流路からの気体をスムーズに燃焼室内に導入できるようになる。また、ワイヤロープの撚り方向を,電動ドリルの回転軸の回転によって締まる方向とすれば、当該ワイヤロープを回転しながらガイドパイプから気体流路,燃焼室内に差し込む際にも当該ワイヤロープがほぐれることがなく、その差し込み作業が容易になる。

図面の簡単な説明

0019

図1本発明のコークス炉燃焼室の煉瓦屑除去装置の構成及び作用の説明図である。

--

0020

1は電動ドリル
2はカップラ
3はガイドパイプ
4はワイヤロープ
5は先端突起
Aはコークス炉
Bは蓄熱室
Cは燃焼室
D1 〜D3 は気体流路
Eは煉瓦屑。

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