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技術 カバー式内視鏡

出願人 オリンパス株式会社
発明者 森山宏樹
出願日 1994年12月13日 (25年11ヶ月経過) 出願番号 1994-309114
公開日 1996年6月25日 (24年5ヶ月経過) 公開番号 1996-164109
状態 拒絶査定
技術分野 孔内観察装置 内視鏡 内視鏡
主要キーワード 加圧孔 取り外し力 止めカバー 回転止め機構 固定範囲 装着補助具 加圧管路 摩擦固定
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年6月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

目的

カバー手元側口体部が外力に対して固定位置からずれないようにできるカバー式内視鏡を提供すること。

構成

カバー用内視鏡2の挿入部4は挿入部カバー部11で覆われ、この挿入部カバー部11の後端に設けた口体部15は操作部5の外筒部材シール部16の摩擦力で固定され、この摩擦力はカバーハンガ22に掛けられたカバー用内視鏡2の自重Wと、かつ挿入部カバー部11内を加圧した場合にカバー用内視鏡2を上方に持ち上げるように働く力を加算した値よりも大きくなるように設定して、挿入部の機能を保持できるような構造にした。

概要

背景

近年、内視鏡医療用分野及び工業用分野において広く用いられるようになった。特に医療用分野で使用される内視鏡は感染症などが発生しないように内視鏡検査後には十分に消毒及び洗浄を行う必要がある。

このために最近、内視鏡の検査間での消毒及び洗浄の手間及び時間を省くために、検査前に内視鏡を内視鏡カバーで覆って、検査後に内視鏡カバーを捨てるカバー式内視鏡が提案された。このカバー式内視鏡では、このカバー式内視鏡と区別するために、内視鏡カバーで覆われる内視鏡をカバー用内視鏡と呼ぶ。

従来のカバー式内視鏡では、カバー用内視鏡の先端構成部と内視鏡カバーの先端カバー位置決め固定し、内視鏡カバーとカバー用内視鏡の長さのばらつきに対処するため、内視鏡カバーの手元口体部はカバー用内視鏡の操作部のある固定範囲の任意の位置にシール部の摺動摩擦力により固定されていた。

概要

カバーの手元側側口体部が外力に対して固定位置からずれないようにできるカバー式内視鏡を提供すること。

カバー用内視鏡2の挿入部4は挿入部カバー部11で覆われ、この挿入部カバー部11の後端に設けた口体部15は操作部5の外筒部材にシール部16の摩擦力で固定され、この摩擦力はカバーハンガ22に掛けられたカバー用内視鏡2の自重Wと、かつ挿入部カバー部11内を加圧した場合にカバー用内視鏡2を上方に持ち上げるように働く力を加算した値よりも大きくなるように設定して、挿入部の機能を保持できるような構造にした。

目的

本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、カバー口体部に掛かる所定の外力に対して、口体部の固定位置がずれない挿入部機能等を確保できるカバー式内視鏡を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

カバー用内視鏡の少なくとも挿入部を内視鏡カバーで覆い、カバー用内視鏡の操作部の一部に、内視鏡カバーの手元側の操作部固定用口体部を摩擦力により固定可能としたカバー式内視鏡において、カバー用内視鏡に内視鏡カバーを装着した後、所定の外力により操作部固定用口体部が軸方向に受ける力よりも、操作部固定用口体部の操作部との摩擦力が大きくなるように、前記所定の外力値、カバー用内視鏡及び内視鏡カバーの各部のサイズを設定したことを特徴とするカバー式内視鏡。

技術分野

0001

本発明はカバー用内視鏡内視鏡カバーで覆って使用するカバー式内視鏡に関する。

背景技術

0002

近年、内視鏡は医療用分野及び工業用分野において広く用いられるようになった。特に医療用分野で使用される内視鏡は感染症などが発生しないように内視鏡検査後には十分に消毒及び洗浄を行う必要がある。

0003

このために最近、内視鏡の検査間での消毒及び洗浄の手間及び時間を省くために、検査前に内視鏡を内視鏡カバーで覆って、検査後に内視鏡カバーを捨てるカバー式内視鏡が提案された。このカバー式内視鏡では、このカバー式内視鏡と区別するために、内視鏡カバーで覆われる内視鏡をカバー用内視鏡と呼ぶ。

0004

従来のカバー式内視鏡では、カバー用内視鏡の先端構成部と内視鏡カバーの先端カバー位置決め固定し、内視鏡カバーとカバー用内視鏡の長さのばらつきに対処するため、内視鏡カバーの手元口体部はカバー用内視鏡の操作部のある固定範囲の任意の位置にシール部の摺動摩擦力により固定されていた。

発明が解決しようとする課題

0005

シール部の摺動摩擦力が弱すぎると、検査前に内視鏡カバーにピンホール等がないかを調べるために挿入部カバー部内を加圧した時(内視鏡カバーの気密チェック)、口体部が操作部に対して前方に押されてしまうことがある。従来例ではシール部の摺動摩擦力が弱すぎる可能性があり、その場合には、挿入部を覆う挿入部カバー部がたるんでしまい、カバー式内視鏡の挿入部の挿入し易くする機能を損なわれるとか、口体部が前方に移動されてシール部で気密できない状態になってしまい、気密チェックを行うことができなくなる等の問題が発生する。

0006

本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、カバー口体部に掛かる所定の外力に対して、口体部の固定位置がずれない挿入部機能等を確保できるカバー式内視鏡を提供することを目的とする。

0007

シール部の操作部に対する摺動摩擦力量が、口体部に掛かる所定の外力で口体部が軸方向に受ける力量より大きくなるようにした。そうすることで、所定の外力が掛かった時に、口体部は動かず、カバー用内視鏡の挿入部の機能等を確保できる。

0008

以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明する。図1ないし図6は本発明の第1実施例に係り図1(A)は本発明の第1実施例のカバー式内視鏡を示し、図1(B)は図1(A)のB−B′断面を示し、図2はカバー用内視鏡に内視鏡カバーを装着した状態で、カバーハンガ掛けた状態を示し、図3はカバー用内視鏡と内視鏡カバーの口体部近傍の詳細な構造を示し、図4図3のB−B′断面を示し、図5図3のC−C′断面を示し、図6は口体部本体の外観図である。

0009

図1に示すように本発明の第1実施例のカバー式内視鏡1はカバー用内視鏡2と、このカバー用内視鏡2を覆う内視鏡カバー3とから構成され、内視鏡検査後には内視鏡カバー3は廃棄され、次の内視鏡検査の際にはカバー用内視鏡2は新しい内視鏡カバー3で覆われて使用される。

0010

カバー用内視鏡2は可撓性を有する細長の挿入部4と、この挿入部4の後端に形成された太幅の操作部5と、この操作部5から延出されたユニバーサルコード6とを有する。この挿入部4は、その先端に形成された硬質の先端構成部7と、この先端構成部7に隣接して湾曲自在に形成された湾曲部8とを有し、操作部5の図示しない湾曲操作ノブを操作することによって、湾曲部8を湾曲させることができる。

0011

一方、内視鏡カバー3は、挿入部4を覆う挿入部カバー部11と、操作部5を覆う操作部カバー部12と、ユニバーサルコード6を覆うユニバーサルコードカバー部13とを有する。

0012

挿入部カバー部11は、その先端側には先端構成部7を覆う先端カバー14が形成され、また挿入部カバー部11後端には操作部5に固定する部分となる操作部固定用口体部(以下、口体部と略記)15が設けてある。カバー用内視鏡2の先端構成部7を内視鏡カバー3の先端カバー7に位置決め固定する場合、挿入部カバー部11と挿入部4の長さのばらつきに対処できるように、挿入部カバー部11の口体部15はカバー用内視鏡の操作部5の軸方向のある固定範囲の任意の位置にシール部16の摺動摩擦力で固定されるようにしている。

0013

操作部カバー部12は口体部15に一体的に取り付けられるようにしている。また、この実施例では操作部カバー部12とユニバーサルコードカバー部13は一体的に形成されている。先端構成部7には観察窓照明窓とが形成されており、先端カバー14における観察窓と照明窓に対向する部分は透明部材で形成されている。

0014

図1(B)に示すように先端構成部7はD型であり、先端カバー14の固定孔(或いは収納部)17もD型であり、この収納部17に先端構成部7を挿入して位置決め固定できるようにしている。また、挿入部カバー部11内には後述する吸引チューブ18とも連通する処置具挿通用のチャンネル19、送気及び送水用管路20、20が設けてある。

0015

図2はカバー用内視鏡2に内視鏡カバー3を装着した後、それをカバーハンガ22に掛けている様子を示す図である。カバーハンガ22には、口体部15に形成したフランジ15aが突き当たって引っ掛かるようにリング状等の係止部が形成されている。

0016

シール部16より前方(図2では下方)の操作部5の一部には加圧管路23が開口している。この加圧管路23は操作部5内、ユニバーサルコード6内を通って、外部の加圧装置24に接続されている。この加圧装置24には加圧用ポンプ及び加圧の圧力値を表示する加圧計などが内蔵されている。加圧管路23は口体部15の一部に連通して操作部5の外部にあってもよい。

0017

内視鏡カバー3の挿入部4内は、シール部16まで気密構造となっており、加圧装置24により加圧管路23を経てこの加圧管路23の開口から空気が送り込まれ、内視鏡カバー3の挿入部カバー部11内を加圧することができる。シール部16はリング形状のゴム等の柔軟な材質にすることで気密確保がしやすい。

0018

カバー用内視鏡2の自重をW(kg)とすると、図2の状態ではWは軸方向に掛かっている。シール部16と操作部5との(操作部5の軸方向に働く)摺動摩擦力量は、所定の外力としての自重Wよりも大きく設定している。そのことにより、非加圧時でも図2の状態でカバー用内視鏡2と内視鏡カバー3の相対位置は変わらない。

0019

さらに後述するようにカバーハンガ22にかけて加圧により気密チェックを行う場合には、摺動摩擦力量をこの場合の外力、つまり口体部15を軸方向に移動させるように働く力Fpと上記自重Wとを加算した値よりも大きくするようにしても良い。この場合には加圧時でも図2の状態でカバー用内視鏡2と内視鏡カバー3の相対位置は変わらない。シール部16が気密保持機能と固定機能を兼ねることで構造がシンプルとなり、コストを安くできる。

0020

カバー用内視鏡2と内視鏡カバー3の口体部15近傍の詳細図を図3に示す。まず、カバー用内視鏡2の挿入部4における可撓性を有する蛇管(或いは可撓管部)26の後端は硬質の筒部材27に固定されている。蛇管26と筒部材27の接続部近傍はゴム等の柔軟な材質からなる折れ止め部材28で覆われている。筒部材27の外周は外筒部材29で覆われている。操作部5は外筒部材29と水密的に接続されている。

0021

加圧管路23は固定部材31に接続され、固定部材31は筒部材27に固定されている。固定部材31の前側端部にはテーパ面32が設けられ、図示してないが内蔵物が傷つかないようになっている。固定部材31より、筒部材27、外筒部材29を貫通する加圧口金33が設けられている。加圧口金33には加圧孔34が開いており、加圧孔34は固定部材31において加圧管路31内と連通している。外筒部材29の一部にはピン35が立っている。

0022

次に内視鏡カバー3の詳細を説明する。挿入部カバー部11の中には、処置具挿通用のチャンネル19と送気や送水をする流体管路20、20が挿通されている。それらのレイアウト図1のA−A′断面と同じである。

0023

挿入部カバー部11の後端は、折れ止め部材28を覆う折れ止めカバー36に溶着接着等の手段で固定されている。折れ止めカバー36はゴム管等の柔軟な材質よりなる。口体部15は折れ止めカバー36と口体部本体37より構成されている。口体部本体37は硬質の樹脂成形されている。

0024

折れ止めカバー36の後端は口体部本体37の前端に嵌合し、その外側を熱収縮チューブ38を収縮させることで接合している。折れ止めカバー36があることで、カバー用内視鏡2の折れ止め部材28が、カバーをした状態でも蛇管26は折れ止めの機能を持つことができる。

0025

挿入部カバー部11内のチャンネル19、流体管路20、20は、前述のごとくカバー内の右側(図3では紙面奥側)を通っているが、折れ止めカバー36内で折れ止め部材28上を約90°回って、口体部本体37の前端部に接合されている。チャンネル19は、口体部本体37の前端部の前突出部39に突き当て、その外周を熱収縮チューブ40で収縮させることで接合している。

0026

チャンネル19の内腔は前突出部39と連通して後方に延び、処置具挿入口41に連通している。処置具挿入口41端部には、ゴム管からなる処置具栓42が着脱自在となっている。

0027

前突出部39から処置具挿入口41までの間には分岐部43があり、後突出部44と吸引チューブ18の管腔に連通している。口体部本体37の後方にはフランジ15a(ほぼ全周にある)があり、そのすぐ後ろの溝部或いは凹部45に操作部カバー部12の端部がリング状の結束部材46により取り付けられている。

0028

口体部本体37内部に設けたシール部16は、操作部5の外筒部材29上を気密を保ちながら前後にスライド可能である。外筒部材29の外形略円形とすれば、シール部16もゴムなどで断面が略円形にすれば、気密確保し易い。シール部16の後方には溝部47が設けられ、ピン35が嵌まることで、回転規制となっている(処置具挿入口41の向く方向をほぼ一定に保てる効果を有する)。

0029

折れ止め部材28の最大外径は、シール部16がスライドする外筒部材の径よりも小さくなっている(ゴム等による弾性部材の折れ止め部材28がシール部16に引っ掛からないようにするため)。

0030

図4は、図3のB−B′断面図である。折れ止めカバー36のテーパ部の前方には、配列保持部48が折れ止めカバー36と一体で成形されている。この配列保持部48があるところは、内視鏡挿入口49とチャンネル19、流体管路20、20が通る管路挿通口50が形成される。

0031

管路挿通口50の最大幅は、チャンネル19の外径よりも少し小さくなるように設定されている。そうすることで、配列保持部48が外力で多少変形してもチャンネル19と2本の流体管路20、20の位置関係が変わらないようにしている。

0032

配列保持部48までは挿入部カバー部11内の管路は図4のように右側にあるが、配列保持部48の後ろより約90°回って口体部本体37の上側に接合されている。

0033

次に図5,6について説明する。図5図3のC−C′断面図である。図6は口体部本体37の外観図である。図5に示すように口体部本体37の内視鏡挿入口51の一部は、送気孔34の真上近傍から前方にかけて操作部5との隙間が大きくなる送気溝或いは送気路52が設けられ、他の部分は操作部5とのクリアランスがほとんどなくなるようにして、ガタを防いでいる(ガタがあると気密確保しにくくなる)。

0034

送気路52は加圧口金33の加圧孔34の上にあり、エアーを速やかに送気しやすくしている。図3では図示しなかった、チャンネル19の両側にある流体管路20の口体部本体37における構造を図6に示す。口体部本体37の前方には挿通孔53が設けられ、挿通孔53内に塩化ビニルシリコンウレタン等の軟らかいチューブ54が挿通されている。

0035

さらに、チューブ54前端の中には、折れ止めカバー36を通ってきた流体管路20の端部が圧入されている。流体管路20の材質は、例えば、フッ素系樹脂ポリエチレンポリイミドポリプロピレン等のチューブ54よりも硬いもので、チューブ54内に圧入しやすくなっている。流体管路20の外径はチューブ54の内径よりも大きく、流体管路20が圧入されているところのチューブ54の外径は挿通孔53の径よりも大きくなっているが、それを挿通孔53内に圧入している。

0036

つまり、流体管路20が圧入されているところでは、チューブ54の肉は潰されており、そのことにより、流体管路20とチューブ54、チューブ54と挿通孔53の間の気密を確保している。又、圧入による固定法は接着等よりも組立を容易にして、組立コストを安くできる。

0037

口体部本体37の挿通孔53の後方は切り欠き部55となっている(図5,6参照)。切り欠き部55で口体部本体37の外に出たチューブ54は、シール部16との干渉を避けるために段部56で上に走行を変えている。その後方では、チューブ54はフランジ15aの一部を貫通して、グリップ5aの方へ延出している。

0038

次にこの第1実施例の作用を図2を参照して説明する。カバー用内視鏡2に内視鏡カバー3を装着した後、検査をする前に、挿入部カバー部11に穴が開いていないかチェックする気密チェックを行う。気密チェックを開始すると、加圧装置24によって所定の圧力で加圧管路23を介して挿入部カバー部11内を加圧する。

0039

加圧する所定の圧力をP(kg/cm2 )とすると、挿入部カバー部11に穴が開いてなければ、加圧装置24に内蔵された加圧計がP(kg/cm2 )になり、穴が開いていると、Pより小さな値が検出され、それによって、ユーザは挿入部カバー部11の気密状態を確認できる。Pが大きすぎると、挿入部カバー部11を破損する恐れがあり、又、小さすぎると気密状態の検出が難しくなるので、Pは0.1kg/cm2 〜0.5kg/cm2 が良い。

0040

一般に、挿入部カバー部11の内径d(cm)よりも口体部15がスライド固定される操作部5の外径D(cm)の方が大きいので、挿入部カバー部11内が加圧されると、図2の状態では、カバー用内視鏡2は上方に持ち上げられるような力(軸方向)が働く。その力をFp (kg)とすると、Fp は、おおよそ、{(D/2)・(D/2) −(d/2)・(d/2) }×π×Pであらわされる。

0041

一方、シール部16と操作部5の摺動摩擦による力量(この場合は軸止摩擦とする)をFf (kg)とすると、Ff>Fp −Wである時に、口体部15と操作部5の相対位置は変化しない。カバーハンガ22でカバー用内視鏡2を鉛直状態にできることで自重Wを利用でき、Ffを小さく抑えられる。Ffは小さい方がユーザにとってスライド操作がしやすい。

0042

口体部15を操作部5に摩擦力で(外筒部材29の軸方向に移動しないように)固定した時には、挿入部カバー部11内のチャンネル19や流体管路20が丁度良い張り具合の位置になっている。その位置は、カバー用内視鏡2や内視鏡カバー3の軸方向の長さばらつきによって異なる(そのために任意の位置での固定が可能となっている)。

0043

一旦適切な位置に固定された口体部15が、検査前に動いてしまうと、管路の張り具合が変わってしまい、挿入部の機能を損ねることがあるので、それを防ぐには、上記の不等式を満たすようにd,D,Pを定めたり、又、シール部16のサイズや硬度を定める必要がある。具体的構造を図3に示しているが、挿入部カバー部11の内径と、外筒部材29の外径は、あまり差が大きくならない(口体部15と外筒部材29のクリアランスを殆どなくす)ようになっている。

0044

又、前述のように、Ff は最低条件としてWよりも大きくしている。さらに、Ff の最低条件としては、処置具栓42の付いた処置具挿入口41において処置具挿脱させた時の摺動摩擦の内視鏡軸方向成分よりも大きなこと(つまり、処置具の挿脱で口体部15の固定位置が動かない)である処置具進退力量は大きい場合で1kg程度であるから、処置具挿入口41が口体部軸とほぼ同方向を向いている場合はFf は1kg以上ある。Pは大きい方が、挿入部カバー部11の穴の検出はしやすくなるが、その上限は上記の不等式を満たす範囲である。

0045

気密チェックを図2の状態でなく、床に水平な状態で行ったり、又、ハンガを口体部15に対してでなく操作部5に対して固定した状態で行えば、Ff >Fpとなるように各パラメータを設定する(カバーの自重は無視した)。例えば図3のDを1.5cm、dを1.2cm、Pを0.5kg/cm2 とすると、Fp は0.32kgとなるので、Ff は0.32より大きくする。

0046

又、処置具栓42を処置具挿入口41に着脱する時に、口体部15と操作部5の位置関係が変わらないようにするため、その着脱力量(約1kg)よりもFf は大きい。又、大腸への挿入を助け、挿入部カバー部11を覆う筒状のスライディングチューブ(図示しない)は手元側を折れ止めカバー36に着脱できるようになっているが、その時に口体部15が操作部5に対して動かないように、その着脱力量(約1kg)よりFf を大きくした。

0047

操作部5の外筒部材29の表面は、全くの乾燥状態と、水に濡れた状態と、手指の脂が付いた状態とでは、シール部16の滑りやすさ(摩擦係数)が異なり、固定力量Ff がばらついてしまうことがある。そこで、外筒部材29の表面をカバー装着前にアルコールでふいておく等すると、表面の摩擦状態を一定にできてよい。つまり、口体部15が固定される固定部となる外筒部材の表面の摩擦状態を常に一定にする手段を設けるようにしても良い。

0048

又、挿入部カバー部11へのカバー用内視鏡2の挿入性を向上するために蛇管26表面にコーンスターチ片栗粉等の固体潤滑剤を塗布することがあるが、その時にその固体潤滑剤を外筒部材29にも塗布して、常に表面の摩擦状態を一定にするようにしてもよい。

0049

さらに、Ff を軽くするのにシール部16の断面を丸形にしたり、Ff を重くするのにシール部16の断面を四角形のゴムなどの弾性部材で形成する等して力量を制御してもよい。この第1実施例によれば、口体部15に掛かる所定の外力において、口体部15と操作部5の位置関係が変わらず、カバー式内視鏡1の(挿入部カバー部11がたるんでしまうことがなく)挿入部の挿入し易い挿入機能を保てる。

0050

また、口体部15が前方に移動してしまう場合にはシール部16が操作部5の外筒部材に密着しない状態、つまり気密を保持する機能が無くなる状態が発生して気密チェックを行えない可能性があるが、この実施例では口体部15が移動しない状態に保持できるので、シール部16で気密を保持する状態に保つことができ、気密チェックを行うことができる。

0051

なお、この第1実施例において、以下の変形例のような構成にしても良い。図1,2に示す口体部15がすべて硬質部材の場合、その材質は透明又は半透明の樹脂とした。図3の場合は、折れ止めカバー36を透明で柔軟な樹脂や、半透明のゴムにした。いずれにせよ、挿入部カバー部11と折れ止めカバー36の接合部近傍を透明とした。又、装着補助具65を用いる場合は、口体部保持部66の少なくとも一部、挿入部カバー部11と口体部15(又は折れ止めカバー36)の接合部を囲む部分は、透明又は半透明又は、穴を開けて中が見えるようにした。

0052

このようにすることにより、以下の作用及び効果を有する。挿入部カバー部11と口体部15の接合部近傍が透明又は半透明であることによって、カバー用内視鏡2の先端構成部7を広い挿入口51から狭い挿入口49へ挿入するのに、作業者は横から見て位置を合わせながら挿入できる。口体部15の後ろから覗きながらする必要がなくなり、煩わしくなくなる。後述する装着補助具65を使う場合も、同様に挿入口49を横から見ながら挿入できる。

0053

従って、内視鏡カバー3へのカバー用内視鏡2の先端構成部7の挿入作業性が向上するという効果がある。これに対し、従来例では、カバー用内視鏡の先端を内視鏡カバー内に挿入する時、口体部の後端の内視鏡挿入口より、挿入部カバーと口体部の接合部の挿入口の方が小さいので、その小さい挿入口に狙いを定めるために口体部の後端の挿入口より中を覗きながら挿入作業をすることがあり、煩わしかった。

0054

従って、この変形例によれば、挿入部カバー部11と口体部15の接合部近傍を透明又は半透明とすることで、作業者は、先端構成部7を挿入口49に挿入するのに、横から見ながら作業でき、先端構成部7の挿入作業性を向上するという目的を達成できる。

0055

次に本発明の第2実施例を説明する。まず、その背景を説明する。従来は、カバー用内視鏡の先端構成部の断面がD型で、先端カバーの固定孔もD型なので、内視鏡カバーにカバー用内視鏡を挿入している途中で内視鏡カバーとカバー用内視鏡の軸回りの方向が少しでもずれてしまうと、先端構成部が先端カバーの固定孔に入らなくなってしまう。そのために、この実施例ではカバーへのスコープの挿入性を向上することを目的とし、この目的を達成するために、カバー用内視鏡を所定の軸回り回転方向に保って保持する内視鏡保持具と、内視鏡カバーの口体部を所定の軸回り回転方向に保つカバー装着補助具を用いることで、内視鏡とカバーを正確な軸回りの回転方向に合わせながらカバーに内視鏡を挿入できるようにする。以下、具体的にその構成などを説明する。

0056

図7は、カバー用内視鏡2を内視鏡カバー3に挿入する時の図である。図1のカバー式内視鏡1において、カバー用内視鏡2の操作部5は、内視鏡ハンガ60(カバーハンガ22とは別)に引っ掛けられている。また、内視鏡カバー3を構成する挿入部カバー部11は装着補助具65にセットされている。

0057

内視鏡ハンガ60はカバー装着の作業をしやすくするために図7の矢印Eのごとく支柱61に対して回転可能(内視鏡の上下方向のみ)に取り付けられ、支柱61はトロリ62に固定されている。トロリ62にはモニタ63や電源光源装置64等、外部装置が収納されている。内視鏡ハンガ60は操作部5を所定の内視鏡軸回りの回転方向で固定するようになっている。

0058

一方、内視鏡カバー3がセットされた装着補助具65は主に口体部15を保持する(口体部15は硬質なので所定の位置に保持しやすい)口体部保持部66と、挿入部カバー部11の動き規制する筒部67で構成される。

0059

筒部67は挿入部カバー部11の全周を囲っていてもよいし、コの字状(凹状)になって囲っていてもよい。そうすることで、常に挿入部カバー部11を略ストレートに保ってカバー用内視鏡2を挿入でき、良好な挿入性を確保できる。口体部保持部66は、口体部本体37を所定の角度で取り付けるようになっている。

0060

図8は口体部保持部66が口体部を保持している部分の断面図である。口体部本体37の切り欠き部55に、口体部保持部66の突部68が嵌って、口体部本体37は口体部保持部66に対して非回転で固定される。又、回転方向だけでなくとも、図示していないが、軸方向にも、図6の切り欠き部55の面69とフランジ15aの前の面70を口体部保持部66の一部が押さえるようにして、軸方向にも動かないように固定してもよい(スコープ挿入作業性がさらに向上する。)。

0061

又、切り欠き部55で非回転固定しなくとも、処置具挿入口41がある突起部分を使って、非回転固定してもよい。装着補助具65の一部には図7のようにキャスタ71が付いていて移動しやすくなっている。又、一部に脚72が付いていて、装着補助具65を斜めの姿勢に保てるようになっている(挿入作業しやすい姿勢である。)。

0062

キャスタ71又は脚72は図示してないが紙面奥方向に複数ある等して、装着補助具65が軸回りに回転しないようになっている。

0063

次に作用を説明する。図7のように、カバー用内視鏡2を内視鏡カバー3に挿入する時、作業者73は挿入部4の一部(先端近傍)と装着補助具65の一部を持ちながら、装着補助具65をカバー用内視鏡2側に引き寄せるようにして挿入していく。図1に示すように、カバー用内視鏡2の先端構成部7の断面は略D型であり、先端カバー14の固定孔17も略D型なので、カバー用内視鏡2と内視鏡カバー3の軸回りの方向が合っていないと嵌合できない。

0064

又、挿入部カバー部11内の管路レイアウトも、図4のように右側に寄っているので、D型の先端構成部7と挿入部カバー部11が正しい方向にないと、挿入部カバー部11内へ先端構成部7を挿入することもできない(又はしずらくなる)。

0065

しかし、図7のように、床面に対して軸回りに回転しないようになっている装着補助具65と、その口体部保持部66が口体部本体37を非回転で固定していることと、カバー用内視鏡2が内視鏡ハンガ60によって内視鏡軸回りに非回転で固定されていることによって、作業者63は、常に正確な回転方向でカバー用内視鏡2を内視鏡カバー3内に挿入作業ができる。挿入部カバー3内面又は、挿入部4外面に、コーンスターチや片栗粉等の潤滑用の粉をまぶしておくと、さらにスムーズに挿入作業ができる。

0066

口体部15を操作部5に固定した後の作業中に、口体部15と操作部5の位置関係がずれないように、その摩擦固定力量Ff は、図7における装着補助具65の自重(約1kg)、口体部保持部66の口体部15からの取り外し力量(約0.5kg)、内視鏡ハンガ60と口体部15との着脱(摺動)力量(約0.3kg)のいずれよりも大きくすることは必要条件である。

0067

この実施例によれば、内視鏡カバー3内へのカバー用内視鏡2の挿入性を良好に確保できる効果がある。次に本発明の第3実施例を図9を参照して説明する。

0068

本実施例では、図3で示した折れ止めカバー36が操作部カバー12と一体となっている。操作部カバー部12は、透明又は半透明の軟らかい樹脂(ゴムを含む)である。操作部カバー部12は結束部材46により、口体部本体37に締めつけられるように取り付けられている。あるいは、操作部カバー部12の裏面と口体部本体37とが粘着テープ粘着液によって付いていてもよい。

0069

操作部カバー部12が口体部本体37を囲むところの一部には孔73′が開いていく。そこから処置具挿入口41が突出している。口体部本体37はゴム等の柔軟な材質よりできていて、シール部74や処置具栓部75が一定で設けられている。

0070

チャンネル19はゴムの口体部本体37の管腔に圧入されている。その他の構成は第1実施例の変形例と同じである。次に作用を説明する。

0071

折れ止めカバーに当たる部分は操作部カバー12と一体で、透明又は半透明なので、第1実施例の第1の変形例と作用は同じ。

0072

本実施例では、さらに、折れ止めカバー36と操作部カバー部12を一体としたことでコストを安くできる。又、口体部本体37とシール部74が一体、口体部本体37と処置具栓部75が一体であることで、部品点数を減らし、コストを安くできる。従って、第1実施例の変形例に加え、カバーのコストを安くできるという効果がある。

0073

次に本発明の第4実施例を図10を参照して説明する。この実施例は第1実施例を変形させた構成例である。

0074

本実施例においては、流体管路20は、その外径より十分大きな内径の挿通孔53内にスライド可能に挿通されている。挿通孔53の一端にはゴム等の柔軟な材質からなるシール部76が設けられ、流体管路20をスライド可能で気密シールしている。

0075

又、操作部5における口体部本体37が固定される部分の一部には溝77が設けられ、溝77にはOリング78が着脱自在で設けられている。このOリング78により、操作部5と口体部本体37間は気密が保たれ、口体部本体37はスライド可能で摩擦固定されている。

0076

次に作用を説明する。流体管路20は、チャンネル19より、一般的に細く、軟らかい(伸縮しやすい)。そのため、カバーの長さはチャンネルの長さを基準に定める。この時、流体管路20は口体部本体37に固定だと、チャンネル19に対して長さのばらつきが大きくなる場合も想定され、そうなると、流体管路20がチャンネル19に対して張り具合が異なり、挿入部機能に影響を及ぼすこともあり得る。

0077

そこで、図10のように、流体管路20は口体部本体37に対してスライド可能にすることで、ユーザが検査前に流体管路20の張り具合を適切(例えばチャンネル19と同じ長さ)に調節することができる。その場合もシール部76によって気密が保たれているので、気密チェックを行うことができる。

0078

Oリング78は、口体部本体37ではなく、操作部5に設け、着脱自在とした。このOリング78はセミディスポとし、1日の検査終了後に取り替え、検査間では取り替えない。そうすることで、カバー側のディスポ部品を減らせてコストを安くできる。

0079

従って、この実施例は流体管路20とチャンネル19の長さがばらついていても、調節可能で、挿入部の機能を確保できるという効果を有する。

0080

次に本発明の第5実施例を図11を用いて説明する。この実施例も第1実施例を変形した構成例である。

0081

本実施例では、流体管路20の端部は口体部本体37に固定されている。配列保持部48の前の挿入部カバー部11内においては流体管路20は略直線的であるが、配列保持部48より後ろの折れ止めカバー36内では、流体管路20はたるんでいる。配列保持部48は流体管路20を摩擦力で保持している(流体管路20はスライド可能)。

0082

次に作用を説明する。流体管路20に用いられるチューブは、熱によって少し縮むような材質のものもある。そこで、周囲の温度環境によって仮に流体管路20が少し縮むことがあっても、流体管路20のたるんだ部分が挿入部内に引き込まれるようになって、挿入部カバー部11内の流体管路20の張り具合を略一定に保てる。配列保持部48は流体管路20を摩擦力で保持しているので、最初に図11のようにセットされれば、挿入部カバー6内にたるみが寄ることはない。

0083

従って、この実施例はユーザが調節しなくても、流体管路20とチャンネル19の長さばらつきに対処でき、挿入部の機能を確保できるという効果がある。

0084

なお、使用する状況に応じて、口体部を操作部に固定する場合に働く摩擦力の大きさの異なるものを用意するようにしても良い。この場合、例えば図1のシール部16を形成するOリングなどの内径が異なるものを複数用意することにより、実際の使用環境に応じてその環境での最大外力よりより少し大きく摩擦力となるものを使用するようにして、使用環境により様々な値の外力が働く場合においても、その使用環境により決定される最大外力よりあまり大きくなりすぎない適切な摩擦力に設定できるような構造にしても良い。

0085

なお、操作部の外筒部材を軸方向に短い周期凹凸が繰り返されるようにして、凹部の位置にシール部16等が位置した状態では、凸部側に移動しにくくしても良い。この場合には口体部は凹凸の周期内では軸方向に動く可能性がある。上述の実施例等を組み合わせる等して異なる実施例等を形成しても良い。

0086

[付記]
(2)上記請求項1において、操作部固定用口体部を操作部に摩擦固定する固定部は、操作部固定用口体部と操作部との気密を確保するようにした。
(3)上記(2)において、固定部はゴムからなる。
(4)上記(3)においてゴムは断面が円形である。
(5)上記(3)においてゴムは断面が四角形である。
(6)上記(2)において、固定部は略円形である。
(7)上記(2)において、固定部は回転止め機構を有する。
(8)上記請求項1において、所定の外力を、カバー用内視鏡の自重とした。
(9)上記請求項1において、操作部固定用口体部と操作部のクリアランスをほとんどなくした。

0087

(10)上記付記9において、操作部の一部で操作部固定用口体部との間に内視鏡カバー内を加圧するための送気孔があり、前記送気孔の真上近傍から前方にかけて操作部固定用口体部に送気用の溝を受けた。
(11)上記請求項1において、内視鏡カバー内の管路を操作部固定用口体部に圧入により固定した。
(12)上記請求項1において、操作部固定用口体部をハンガに鉛直状態に固定可能とした。
(13)上記請求項1において、所定の外力は、処置具の進退により操作部固定用口体部が軸方向に受ける力である。
(14)上記(13)において、軸方向に受ける力量は1kgである。
(15)上記請求項1において、口体部が固定される操作部における固定部の表面摩擦状態を常に一定にする手段を有する。
(16)上記(15)において、一定にする手段は固体潤滑剤を塗布することである。
(17)上記請求項1において、所定の圧力は、カバーの気密チェック時にかかる圧力である。
(18)上記(17)において、圧力は0.1kg/cm2 以上、0.5kg/cm2以下である。
(19)上記(18)において、上記圧力の最大値より受ける軸方向の力は0.32kgである。

0088

(20)上記請求項1において、所定の外力はスライディングチューブの口体部への着脱力量である。
(21)上記(20)において、着脱力量は1kgである。
(22)上記請求項1において、所定の外力は鉗子栓の口体部への着脱力量である。
(23)上記(22)において、着脱力量は1kgである。
(24)上記請求項1において、所定の外力は装着補助具の自重である。
(25)上記(24)において、自重は1kgである。
(26)上記請求項1において、所定の外力は口体部に固定した装着補助具を取り外す力量である。
(27)上記(26)において、取り外す力量は0.5kgである。
(28)上記請求項1において、所定の外力は口体部を保持可能なハンガーと口体部との摺動力量である。
(29)上記(28)において、摺動力量は0.3kgである。

0089

(30)カバー用内視鏡を覆う内視鏡カバーと、カバー用内視鏡を保持する内視鏡保持具と、内視鏡カバーを保持するカバー保持具を備えたカバー式内視鏡において、前記内視鏡保持具が前記カバー用内視鏡を所定の軸回りの角度で保持可能であること、前記カバー保持具が前記内視鏡カバーを所定の軸回りの角度で保持可能としたことを特徴とするカバー式内視鏡。
(31)上記(30)において、内視鏡保持具はカバー用内視鏡を上下方向に回転可能である。
(32)上記(30)において、カバー保持具は内視鏡カバーの操作部固定用口体部を保持する。
(33)上記(32)において、軸方向にも位置決めして保持する。
(34)上記(30)において、カバー保持具は内視鏡カバー挿入部を略直線状にして囲む。
(35)上記(30)において、カバー保持具はキャスターを有する。
(36)上記(30)において、カバー保持具を所定の姿勢に保つ脚を設けた。
(37)上記(36)において、脚はカバー保持具を床面に対して軸回りに非回転に保つ。
(38)カバー用内視鏡の挿入部を覆う挿入部カバー部と、前記挿入部カバー部の手元端に操作部固定用口体部を有する内視鏡カバーにおいて、前記挿入部カバー部と前記操作部固定用口体部の接合部近傍を透明又は半透明にしたことを特徴とする内視鏡カバー。
(39)上記(38)において、カバー装着作業時に操作部固定用口体部を保持するカバー保持具で、挿入部カバーと操作部固定用口体部の接合部近傍を囲む部分を透明又は半透明とした。

0090

(40)上記(38)において、操作部固定用口体部は、口体部本体部とその前方でカバー用内視鏡の折れ止め部材を囲む柔軟な折れ止めカバー部とからなり、その折れ止めカバー部を透明又は半透明とした。
(41)上記(40)において、折れ止めカバー部は、カバー用内視鏡の操作部を覆う操作部カバー部と一体である。
(42)上記(40)において、口体部本体部はゴム系材質からなり、カバー用内視鏡の操作部との固定部を口体部本体部と一体で設けた。
(43)上記(40)において、口体部本体部はゴム系材質からなり、処置具栓を一体で設けた。

発明の効果

0091

以上述べたように本発明によれば、カバー用内視鏡の少なくとも挿入部を内視鏡カバーで覆い、カバー用内視鏡の操作部の一部に、内視鏡カバーの手元側の操作部固定用口体部を摩擦力により固定可能としたカバー式内視鏡において、カバー用内視鏡に内視鏡カバーを装着した後、所定の外力により操作部固定用口体部が軸方向に受ける力よりも、操作部固定用口体部の操作部との摩擦力が大きくなるように、カバー用内視鏡及び内視鏡カバーの各部のサイズを設定したので、気密チェック等の際に口体部を軸方向に移動させるように外力が作用しても口体部が移動されないように保持でき、挿入部機能等を確保できる。

図面の簡単な説明

0092

図1本発明の第1実施例のカバー式内視鏡の断面図とA−A′断面図。
図2カバー式内視鏡をカバーハンガに掛けた状態を示す図。
図3カバー式内視鏡の口体部付近の具体的構造を示す断面図。
図4図3のB−B′断面図。
図5図3のC−C′断面図。
図6口体部本体の構成を示す図。
図7本発明の第2実施例において、カバー用内視鏡を内視鏡カバーに装着補助具を用いて装着する様子を示す説明図。
図8図7の口体部の断面図。
図9本発明の第3実施例のカバー式内視鏡を示す断面図。
図10本発明の第4実施例のカバー式内視鏡における折れ止めカバー部分を示す断面図。
図11本発明の第5実施例のカバー式内視鏡における折れ止めカバー部分を示す断面図。

--

0093

1…カバー式内視鏡
2…カバー用内視鏡
3…内視鏡カバー
4…挿入部
5…操作部
7…先端構成部
11…挿入部カバー部
12…操作部カバー部
14…先端カバー
15…口体部
16…シール部
17…固定孔
19…チャンネル
20…流体管路
22…カバーハンガ
23…加圧用管路
24…加圧装置
27…筒部材
28…折れ止め部材
29…外筒部材
31…固定部材

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