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技術 テレビ会議システムおよび端末装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 村田眞人
出願日 1994年11月30日 (26年2ヶ月経過) 出願番号 1994-297638
公開日 1996年6月21日 (24年8ヶ月経過) 公開番号 1996-163522
状態 拒絶査定
技術分野 CATV、双方向TV等 双方向TV,動画像配信等
主要キーワード 資料台 最終フレーム画像 会議風景 マイク番号 会議参加者全員 表示画 登録位置 各会議室
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年6月21日)のものです。
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図面 (16)

目的

発言者が変わるたびにテレビカメラを操作したり、各端末装置処理負担を大きくしたりすることなく、会議臨場感を十分に出せるようにする。

構成

複数の会議参加者に各々割り当てられた複数のマイク106−1〜nのうちの何れから音声が入力されるかに応じて、第1の位置情報記憶部111aまたは第2の位置情報記憶部111bの何れかに記憶されている撮影位置情報に基づきテレビカメラ100の撮影位置を自動的に制御するようにすることにより、一人の参加者のみが発言を行っている場合はその発言者をクローズアップして撮影し、何れの参加者も発言をしていない場合および2以上の参加者が同時に発言を行っている場合は参加者全員を撮影することができるようにして、発言者が変わるたびにテレビカメラ100の撮影位置を手動で調整するといった面倒な操作を行わなくてもテレビ会議の臨場感を十分に出すことができるようにする。

概要

背景

従来、テレビ会議システム端末装置として、例えば図13に示すものがある。同図に示されるように、この端末装置は、会議参加者撮影するテレビカメラ10、会議参加者や会議に使用する資料などを表示するモニタ11、資料台13上の図面や原稿等の資料14を撮影するテレビカメラ12、画像信号を符号化、復号化する画像制御部15、マイク16、スピーカ17、上記マイク16およびスピーカ17の音声信号を符号化、復号化する音声制御部18、音声信号および画像信号の送信および受信を行う通信制御部19、システムの操作を行う操作部20、システム全体を制御するシステム制御部21により構成されている。

このような構成を有する複数の端末装置が図示しないLAN(Local Area Network)や公衆電話網といった通信回線を介して相互に接続され、画像および音声送受信してテレビ会議を行うことができるようになされている。

そして、テレビ会議の実行時におけるモニタ11の表示例としては、図14に示すものがある。同図に示されるように、モニタ11の画面30は、他の端末装置が置かれた会議室の様子を表示する会議室表示ウィンドウ31、会議資料を表示する会議資料表示ウィンドウ32、全ての会議室において図や文章等の書き込みが可能な共同作業用の共有ボードウィンドウ33、個々の会議室において個人的な作業を行うための個人作業用ウィンドウ34により構成されている。

概要

発言者が変わるたびにテレビカメラを操作したり、各端末装置処理負担を大きくしたりすることなく、会議の臨場感を十分に出せるようにする。

複数の会議参加者に各々割り当てられた複数のマイク106−1〜nのうちの何れから音声が入力されるかに応じて、第1の位置情報記憶部111aまたは第2の位置情報記憶部111bの何れかに記憶されている撮影位置情報に基づきテレビカメラ100の撮影位置を自動的に制御するようにすることにより、一人の参加者のみが発言を行っている場合はその発言者をクローズアップして撮影し、何れの参加者も発言をしていない場合および2以上の参加者が同時に発言を行っている場合は参加者全員を撮影することができるようにして、発言者が変わるたびにテレビカメラ100の撮影位置を手動で調整するといった面倒な操作を行わなくてもテレビ会議の臨場感を十分に出すことができるようにする。

目的

本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、発言者が変わるたびにテレビカメラを操作したり、各端末装置間の通信データ量の増大により各端末装置の処理負担を大きくしたりすることなく、会議の臨場感を十分に出せるようにすることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
5件

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請求項1

少なくとも画像および音声通信してテレビ会議を行うテレビ会議システムにおいて、上記テレビ会議の参加者撮影してその画像を入力する画像入力手段と、上記テレビ会議の各参加者発言を入力する複数の音声入力手段と、上記テレビ会議の参加者全員を撮影するための撮影位置情報を記憶する第1の記憶手段と、上記テレビ会議の個々の参加者をクローズアップして撮影するための撮影位置情報を記憶する第2の記憶手段と、上記複数の音声入力手段への発言の入力状態に応じて、上記第1の記憶手段または上記第2の記憶手段の何れかに記憶されている撮影位置情報に基づき上記画像入力手段の撮影位置を自動的に制御する制御手段とを設けたことを特徴とするテレビ会議システム。

請求項2

上記制御手段は、上記複数の音声入力手段のうちの何れか1つに発言が入力されたときは、上記第2の記憶手段に記憶されている撮影位置情報に基づき上記画像入力手段の撮影位置を制御し、2以上の音声入力手段に発言が同時に入力されたときは、上記第1の記憶手段に記憶されている撮影位置情報に基づき上記画像入力手段の撮影位置を制御することを特徴とする請求項1に記載のテレビ会議システム。

請求項3

少なくとも画像および音声を通信してテレビ会議を行うテレビ会議システムにおいて、上記テレビ会議の参加者を表示する表示手段と、上記テレビ会議の参加者を撮影した動画像を送信する画像送信手段と、上記画像送信手段により送信された動画像を受信する画像受信手段と、上記画像受信手段で受信された動画像の最終フレーム画像静止画像として蓄積する画像蓄積手段と、上記会議参加者が発言を行っている場合はその発言者を撮影した動画像を送受信して上記表示手段に表示し、上記会議参加者が発言を行っていない場合は上記画像蓄積手段に蓄積された静止画像を上記表示手段に表示するように制御する制御手段とを設けたことを特徴とするテレビ会議システム。

請求項4

少なくとも画像および音声を通信してテレビ会議を行うテレビ会議システムにおいて、上記音声を送信する音声送信手段と、上記テレビ会議の参加者が発言を行っている場合にのみその発言による音声を送信するように制御する制御手段とを設けたことを特徴とするテレビ会議システム。

請求項5

通信手段を介して接続された他の端末装置との間で少なくとも画像および音声の通信が可能なように構成された端末装置において、ズーム制御可能な画像入力手段と、上記画像入力手段により入力された画像に関する音声を入力する音声入力手段と、上記音声入力手段の音声の入力状態に応じて、上記画像入力手段のズーム位置を自動的に制御する制御手段とを設けたことを特徴とする端末装置。

請求項6

上記音声入力手段は複数位置の音声を入力することが可能であり、上記制御手段は上記音声入力手段より入力されている音声入力位置に応じて、上記画像入力手段のズーム位置を自動的に制御することを特徴とする請求項5に記載の端末装置。

請求項7

通信手段を介して接続された他の端末へ少なくとも音声の通信が可能な端末装置において、上記音声を入力する音声入力手段と、上記音声入力手段により音声が入力されている時のみその音声を送信するように音声送信手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする端末装置。

技術分野

0001

本発明は、テレビ会議システムおよび端末装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、テレビ会議システムの端末装置として、例えば図13に示すものがある。同図に示されるように、この端末装置は、会議参加者撮影するテレビカメラ10、会議参加者や会議に使用する資料などを表示するモニタ11、資料台13上の図面や原稿等の資料14を撮影するテレビカメラ12、画像信号を符号化、復号化する画像制御部15、マイク16、スピーカ17、上記マイク16およびスピーカ17の音声信号を符号化、復号化する音声制御部18、音声信号および画像信号の送信および受信を行う通信制御部19、システムの操作を行う操作部20、システム全体を制御するシステム制御部21により構成されている。

0003

このような構成を有する複数の端末装置が図示しないLAN(Local Area Network)や公衆電話網といった通信回線を介して相互に接続され、画像および音声送受信してテレビ会議を行うことができるようになされている。

0004

そして、テレビ会議の実行時におけるモニタ11の表示例としては、図14に示すものがある。同図に示されるように、モニタ11の画面30は、他の端末装置が置かれた会議室の様子を表示する会議室表示ウィンドウ31、会議資料を表示する会議資料表示ウィンドウ32、全ての会議室において図や文章等の書き込みが可能な共同作業用の共有ボードウィンドウ33、個々の会議室において個人的な作業を行うための個人作業用ウィンドウ34により構成されている。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記のような従来のテレビ会議システムでは、テレビカメラ10により会議室の全体を撮影するようになされていたので、個々の参加者の画像が小さくなってしまっていた。このため、発言者表情が分かりにくくなり、会議の臨場感が損ねられるという問題があった。

0006

この臨場感を損なわないようにするために、テレビカメラの撮影位置を制御し個々の参加者を適宜撮影可能なように構成されたテレビ会議システムも提案されてはいるが、会議参加者の表情を鮮明に撮影するためには、発言者が変わるたびにテレビカメラを操作しなくてはならないため、その操作が煩雑になるという問題があった。

0007

また、テレビ会議の実行時におけるモニタ11の他の表示例として、図15に示すものもある。この例におけるモニタ11の画面35は、上述の画面30とほぼ同様であるが、会議室表示ウィンドウ31が、通信回線を介して接続された各端末装置における会議参加者を表示する参加者表示ウィンドウ36に変わっている点で異なる。なお、この参加者表示ウィンドウ36には、各参加者の様子を撮影した動画像常時表示されている。

0008

この図15の例によれば、会議の臨場感を損なわないようにすることができるが、各会議参加者を撮影した複数の動画像情報の送受信を常時行い、それを参加者表示ウィンドウ36に表示しているため、各端末装置間の通信データ量が膨大になってしまい、各端末装置の処理負担が大きくなってしまうという問題があった。

0009

また、従来のテレビ会議システムでは、マイク16より入力された音声の送受信をも常時行っているため、これによっても各端末装置間の通信データ量が膨大になってしまい、各端末装置の処理負担が大きくなってしまうという問題があった。さらに、会議参加者が発言を行っていない場合でも、端末装置の周囲で発生するノイズをマイク16から入力し、これを他の端末装置に送信してしまうので、ノイズが会議の邪魔になってしまうという問題もあった。

0010

本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、発言者が変わるたびにテレビカメラを操作したり、各端末装置間の通信データ量の増大により各端末装置の処理負担を大きくしたりすることなく、会議の臨場感を十分に出せるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

本発明によるテレビ会議システムは、少なくとも画像および音声を通信してテレビ会議を行うテレビ会議システムにおいて、上記テレビ会議の参加者を撮影してその画像を入力する画像入力手段と、上記テレビ会議の各参加者の発言を入力する複数の音声入力手段と、上記テレビ会議の参加者全員を撮影するための撮影位置情報を記憶する第1の記憶手段と、上記テレビ会議の個々の参加者をクローズアップして撮影するための撮影位置情報を記憶する第2の記憶手段と、上記複数の音声入力手段への発言の入力状態に応じて、上記第1の記憶手段または上記第2の記憶手段の何れかに記憶されている撮影位置情報に基づき上記画像入力手段の撮影位置を自動的に制御する制御手段とを設けたものである。

0012

また、上記複数の音声入力手段のうちの何れか1つに発言が入力されたときは、上記第2の記憶手段に記憶されている撮影位置情報に基づき上記画像入力手段の撮影位置を制御し、2以上の音声入力手段に発言が同時に入力されたときは、上記第1の記憶手段に記憶されている撮影位置情報に基づき上記画像入力手段の撮影位置を制御するように上記制御手段を構成したものである。

0013

本発明の他の特徴とするところは、少なくとも画像および音声を通信してテレビ会議を行うテレビ会議システムにおいて、上記テレビ会議の参加者を表示する表示手段と、上記テレビ会議の参加者を撮影した動画像を送信する画像送信手段と、上記画像送信手段により送信された動画像を受信する画像受信手段と、上記画像受信手段で受信された動画像の最終フレーム画像静止画像として蓄積する画像蓄積手段と、上記会議参加者が発言を行っている場合はその発言者を撮影した動画像を送受信して上記表示手段に表示し、上記会議参加者が発言を行っていない場合は上記画像蓄積手段に蓄積された静止画像を上記表示手段に表示するように制御する制御手段とを設けたものである。

0014

本発明のその他の特徴とするところは、少なくとも画像および音声を通信してテレビ会議を行うテレビ会議システムにおいて、上記音声を送信する音声送信手段と、上記テレビ会議の参加者が発言を行っている場合にのみその発言による音声を送信するように制御する制御手段とを設けたものである。

0015

本発明の端末装置は、通信手段を介して接続された他の端末装置との間で少なくとも画像および音声の通信が可能なように構成された端末装置において、ズーム制御可能な画像入力手段と、上記画像入力手段により入力された画像に関する音声を入力する音声入力手段と、上記音声入力手段の音声の入力状態に応じて、上記画像入力手段のズーム位置を自動的に制御する制御手段とを設けたものである。

0016

また、上記音声入力手段は複数位置の音声を入力することが可能であり、上記制御手段は上記音声入力手段より入力されている音声入力位置に応じて、上記画像入力手段のズーム位置を自動的に制御することを特徴とするものである。

0017

本発明の他の特徴とするところは、通信手段を介して接続された他の端末へ少なくとも音声の通信が可能な端末装置において、上記音声を入力する音声入力手段と、上記音声入力手段により音声が入力されている時のみその音声を送信するように音声送信手段を制御する制御手段とを設けたものである。

0018

上記のように構成した本発明のテレビ会議システムによれば、複数の音声入力手段への音声の入力状態に応じて、第1の記憶手段および第2の記憶手段に予め記憶しておいた撮影位置情報のうちの何れかの情報に基づいて画像入力手段の撮影位置が自動的に制御される。これにより、複数の会議参加者のうちの何れか一人のみが発言を行っている場合にはその発言者をクローズアップして撮影する画面に自動的に変更され、何れの会議参加者も発言をしていない場合および2以上の会議参加者が同時に発言を行っている場合には会議参加者全員を撮影する画面に自動的に変更される。

0019

本発明のテレビ会議システムの他の特徴によれば、会議参加者が発言を行っている場合にはその発言者を撮影した動画像の送受信および表示が行われ、会議参加者が発言を行っていない場合には動画像の送受信は行われず、画像蓄積手段に蓄積されている静止画像が表示される。

0020

本発明のテレビ会議システムその他の特徴によれば、会議参加者が発言を行っている場合にはその発言者の音声の送信が行われ、会議参加者が発言を行っていない場合には音声の送信は行われなくなる。

0021

また、本発明の端末装置によれば、音声入力手段の音声の入力状態に応じて、画像入力手段のズーム位置が自動的に制御される。例えば、複数位置の音声を入力することが可能な音声入力手段により入力されている音声入力位置に応じて、上記画像入力手段のズーム位置が自動的に制御される。これにより、発言を行っている会議参加者が自動的にズームアップして撮影されるようになる。

0022

本発明の端末装置の他の特徴によれば、音声入力手段に音声が入力されている場合には音声の送信処理が行われ、音声が入力されていない場合には音声の送信処理は行われなくなる。

0023

以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。図1は、本発明の第1の実施例によるテレビ会議端末の構成を示すブロック図である。図1において、100は図示しない会議参加者を撮影するテレビカメラ、101は会議参加者や会議に使用する資料などを表示するモニタ、102は資料台103上の図面や原稿等の資料104を撮影するテレビカメラ、105は画像信号を符号化、復号化する画像制御部である。

0024

106−1〜nはn個のマイクであり、n人の会議参加者に1つずつ割り当てられている。107はスピーカ、108は上記マイク106−1〜nおよびスピーカ107の音声信号を符号化、復号化する音声制御部である。音声制御部108はまた、上記n個のマイク106−1〜nを常に監視しており、何れかのマイクから音声が入力されたことを検知してそれを後述のシステム制御部111に通知するように構成されている。109は音声信号および画像信号の送信および受信を行う通信制御部、110はシステムの操作を行う操作部であり、マウスキーボードなどにより構成されている。

0025

上述のシステム制御部111は、システム全体を制御するものであり、その内部に第1の位置情報記憶部111aと第2の位置情報記憶部111bとを備えている。第1の位置情報記憶部111aは、会議参加者全員を撮影するためのテレビカメラ100の撮影位置情報を記憶するものであり、第2の位置情報記憶部111bは、個々の会議参加者をクローズアップして撮影するためのテレビカメラ100の撮影位置情報を記憶するものである。

0026

112はテレビカメラ100のズームパンおよびチルトの制御を行うことにより撮影位置を制御するカメラ制御部である。会議参加者は、テレビ会議の開始前に操作部110を操作し、システム制御部111を介してこのカメラ制御部112に指示を与えてテレビカメラ100の撮影位置を調整し、そのときの撮影位置情報を上記第1の位置情報記憶部111aおよび第2の位置情報記憶部111bに登録する一連手続きを行うことができるようになっている。

0027

また、テレビ会議の開始後は、上記音声制御部108からシステム制御部111に通知される音声の検知結果に応じて、上記第1の位置情報記憶部111aまたは第2の位置情報記憶部111bから上記登録された撮影位置情報が読み出され、その撮影位置情報に基づいてテレビカメラ100の撮影位置がカメラ制御部112により自動的に制御されるようになっている。

0028

図2は、図1に示した端末装置を第1の会議室Aおよび第2の会議室Bにそれぞれ用意し、各会議室A,B間でテレビ会議を行う場合のシステム構成を示す図である。図2において、各会議室A,Bで利用する各端末装置の内部ブロックについては、図1に示した各ブロックの符号に各々A,Bの文字を付加して区別している。また、200は2つの端末装置を相互に接続する通信回線である。

0029

ここで、図2に示した各会議室A,B間でテレビ会議を行う際の動作について説明する。まず、図3フローチャートを参照しながらテレビカメラ100の撮影位置情報を登録する際の動作を説明する。なお、以下では、図4に示すように、第1の会議室Aには佐、田中、鈴木、田の4人の会議参加者がいるものとし、それぞれに第1のマイク106−1、第2のマイク106−2、第3のマイク106−3、第4のマイク106−4が割り当てられているものとする。

0030

図3において、まずステップS1で、第1の会議室Aでは、第2の会議室Bとテレビ会議を開始する前に、オペレータが操作部110Aを用いてカメラ制御部112Aに指示を与えることにより、テレビカメラ100Aのパン、チルト、ズーム操作を行い、撮影位置(登録位置)を決定する。ステップS2で撮影位置が決まると、オペレータは次のステップS3で、そのときの撮影対象が個々の会議参加者なのか会議参加者全員なのかを示す情報を操作部110Aを用いて入力する。

0031

もし、個々の会議参加者を示す情報を入力したときは、続くステップS4で、上記撮影した会議参加者が使用するマイクの番号(106−1〜106−4の何れか)を入力する。そして、ステップS5で、システム制御部111Aがカメラ制御部112Aから現在テレビカメラ100Aが向いている方向およびズーム倍率などの情報を個々の会議参加者をクローズアップして撮影するための撮影位置情報として取得し、その取得した撮影位置情報を上記ステップS4にて入力したマイク番号に対応させて第2の位置情報記憶部111bに記憶する。

0032

また、撮影対象が会議参加者全員の場合(上記ステップS4で会議参加者全員を示す情報を入力した場合)は、ステップS6で、システム制御部111Aがカメラ制御部112Aから現在テレビカメラ100Aが向いている方向およびズーム倍率などの情報を会議参加者全員を撮影するための撮影位置情報として取得し、その取得した撮影位置情報を第1の位置情報記憶部111aに記憶する。

0033

そして、ステップS7で、会議参加者を個々に撮影するための撮影位置情報および会議参加者全員を撮影するための撮影位置情報を全て登録したかどうかを判断し、全ての登録が終了するまでステップS1〜S6の処理を繰り返す。図4の例では、最終的に図5に示すような5つの画面を撮影するためのテレビカメラ100の撮影位置情報が、システム制御部111A内の第1の位置情報記憶部111aおよび第2の位置情報記憶部111bに記憶される。

0034

次に、図6のフローチャートを参照しながらテレビ会議を開始した後の動作を説明する。第1の会議室Aの端末装置と第2の会議室Bの端末装置とが通信回線200を介して接続され、テレビ会議が開始されると、ステップS11で、システム制御部111A内の第1の位置情報記憶部111aに記憶された会議参加者全員を撮影するための撮影位置情報に基づいて、テレビカメラ100Aの撮影位置がカメラ制御部112Aにより制御される。そして、テレビカメラ100Aの位置合わせが終わると、ステップS12で会議参加者全員の撮影が開始され、図5(a)に示す映像が第2の会議室Bの端末装置に向けて送信される。

0035

上述したように、音声制御部108Aは、これに接続されている全てのマイク106−1A〜nAを常に監視しており、ステップS13で何れかのマイクから音声が入力されるのを検知すると、すなわち何れかの会議参加者の発言を検知すると、ステップS14で、発言を行っているのは一人であるか、あるいは複数人であるかを判断する。

0036

もし、発言を行っているのが一人である場合は、ステップS15で、システム制御部111A内の第2の位置情報記憶部111bに記憶されている4つの撮影位置情報のうち、発言を受けたマイクの番号に対応する撮影位置情報(個々の発言者を撮影するための撮影位置情報)に基づいて、テレビカメラ100Aの撮影位置がカメラ制御部112Aにより制御される。

0037

例えば、第1のマイク106−1Aから佐藤の発言を受けた場合には、第2の位置情報記憶部111bに記憶されているマイク番号1に対応する撮影位置情報に基づいて、テレビカメラ100Aの撮影位置がカメラ制御部112Aにより制御される。そして、テレビカメラ100Aの位置合わせが終わると、ステップS16で発言者の撮影が開始され、図5(b)に示す映像が第2の会議室Bの端末装置に向けて送信される。

0038

また、発言を行っているのが複数人である場合は、ステップS17に進み、それらの発言者を全員撮影できるようにするために、システム制御部111A内の第1の位置情報記憶部111aに記憶されている会議参加者全員を撮影するための撮影位置情報に基づいて、テレビカメラ100Aの撮影位置がカメラ制御部112Aにより制御される。そして、テレビカメラ100Aの位置合わせが終わると、ステップS16で会議参加者全員の撮影が開始され、図5(a)に示す映像が第2の会議室Bの端末装置に向けて送信される。

0039

なお、上記ステップS13にて何れの会議参加者も発言を行っていないと判断したときも、ステップS17、S16の処理を行う。最後に、ステップS18でシステムを終了する指示があったかどうかを判断し、指示がなければステップS13の処理に戻る。そして、ステップS13〜S17の処理をシステム終了時まで繰り返す。

0040

以上のように、本実施例によれば、テレビ会議の開始前に、会議参加者全員を撮影するための撮影位置情報、および個々の会議参加者をクローズアップして撮影するための撮影位置情報を予め記憶しておく。そして、テレビ会議の開始後に、個々の会議参加者に割り当てたマイク106−1〜nから音声が入力されるのを音声制御部108で検知し、その検知結果に応じて、上述した何れかの撮影位置情報に基づいてテレビカメラ100の撮影位置を制御するようにしている。したがって、会議参加者の中の誰か一人が発言を行うと、その発言者を自動的にクローズアップして撮影することができ、また、複数の会議参加者が同時に発言を行うと、全ての発言者が映るように自動的に会議参加者全員を撮影するようにすることができる。

0041

図7は、本発明の第2の実施例によるテレビ会議端末の構成を示すブロック図である。図7において、図1に示したブロックと同じブロックには同一の符号を付し、重複する説明を省略する。

0042

図7中の106はマイク、113は通信制御部115で受信された他の端末装置からの動画像の最終フレーム画像を静止画像として蓄積する画像蓄積部、114はマイク106およびスピーカ107の音声信号を符号化、復号化する音声制御部、116はシステム全体を制御するシステム制御部である。なお、モニタ101の画面は、図15に示した参加者表示ウィンドウ36を有するものであるとする。

0043

また、上述の通信制御部115は、画像情報および音声情報の送信および受信を行うものであり、会議参加者が発言を行っている場合にのみ、その発言者を撮影した動画像情報および音声情報を送受信するように構成されている。これにより、会議参加者が発言を行っている場合は、その発言者の動画像情報が参加者表示ウィンドウ36の該当部分に表示されるとともに、音声情報がスピーカ107に出力される。これに対して、会議参加者が発言を行っていない場合は、上記画像蓄積部113に蓄積された静止画像が参加者表示ウィンドウ36の該当部分に表示され、音声情報はスピーカ107に出力されないようになっている。

0044

図8は、図7に示した端末装置を複数個用い、第1の会議室A、第2の会議室Bおよび第3の会議室Cにいる3人の会議参加者(以下、参加者A,参加者B,参加者Cと記す)でテレビ会議を行う場合のシステム構成を示す図である。図8において、各参加者A,B,Cが利用する各端末装置の内部ブロックについては、図7に示した各ブロックの符号に各々A,B,Cの文字を付加して区別している。また、200は3つの端末装置を相互に接続する通信回線である。

0045

次に、図8に示した各参加者A,B,C間でテレビ会議を行う際の動作について説明する。まず、図9のフローチャートを参照しながら、参加者Aが利用する端末装置において動画像情報を送受信する場合の動作を説明する。

0046

図9において、参加者Aがテレビ会議に参加すると、ステップS21で、参加者Aが利用する端末装置は、自動的に発言権を要求する。そして、ステップS22で発言権を獲得すると、ステップS23に進み、テレビカメラ100Aにて参加者Aの撮影を開始し、その撮影により得られる動画像情報を参加者B,Cが利用する他の端末装置にそれぞれ送信する。そして、参加者Aの発言が終了したら、参加者Aが利用する端末装置は、ステップS24で発言権を解放する。

0047

以降、ステップS25で参加者Aが再び発言を行う場合には、ステップS26で操作部110Aを操作して発言権を要求する。そして、ステップS27で発言権を獲得できたら、ステップS28でテレビカメラ100Aにて参加者Aの撮影を再び開始し、その撮影により得られる動画像情報を参加者B,Cが利用する他の端末装置にそれぞれ送信する。その後、参加者Aの発言が終了したら、ステップS29で発言権を解放する。

0048

一方、上記ステップS25で参加者Aが発言を行わず、ステップS30で他の参加者BあるいはCが発言を開始した場合には、ステップS31で他の参加者BあるいはCが利用する端末装置から送られてくる動画像情報を受信し、受信した動画像情報をモニタ101A上の参加者表示ウィンドウ36の該当部分に表示する。その後、参加者BあるいはCの発言が終了したときは、ステップS32で、受信した動画像の最後のフレーム画像を静止画像として画像蓄積部113に蓄積するとともに、ステップS33で、今まで動画像が表示されていた該当ウィンドウに、上記ステップS32にて蓄積された静止画像を表示する。

0049

最後に、ステップS34でシステムを終了する指示があったかどうかを判断し、指示がなければステップS25の処理に戻る。そして、ステップS25〜S33の処理を、システムの終了時まで繰り返す。

0050

次に、図10のフローチャートを参照しながら、参加者Aが利用する端末装置において動画像情報を送受信する場合の動作の他の例について説明する。まず、図10(A)のフローチャートを用いて動画像情報の送信時における動作を説明する。

0051

図10(A)において、参加者Aがテレビ会議に参加すると、ステップS41で、参加者Aが利用する端末装置は、テレビカメラ100Aにて参加者Aの撮影を開始し、その撮影により得られる動画像情報を参加者B,Cが利用する他の端末装置にそれぞれ送信する。そして、参加者Aの発言が一定時間なかった場合には、ステップS42で参加者Aが利用する端末装置は、参加者Aの発言が終了したと判断し、ステップS43で参加者Aの撮影およびその動画像情報の送信を停止する。

0052

以降、参加者Aが再び発言を行う場合には、ステップS44で参加者Aが利用する端末装置は、参加者Aの発言開始を自動的に検出し、ステップS45でテレビカメラ100Aにて参加者Aの撮影を再び開始し、その撮影により得られる動画像情報を参加者B,Cが利用する他の端末装置にそれぞれ送信する。その後、ステップS46で、上述したステップS44における発言開始の検出と同様に参加者Aの発言終了を自動的に検出し、ステップS47で参加者Aの撮影およびその動画像情報の送信を停止する。

0053

最後に、ステップS48でシステムを終了する指示があったかどうかを判断し、指示がなければステップS44の処理に戻る。そして、ステップS44〜S47の処理を、システムの終了時まで繰り返す。

0054

次に、図10(B)のフローチャートを用いて動画像情報の受信時における動作を説明する。図10(B)において、ステップS51で参加者A以外の他の参加者BあるいはCが発言を開始した場合には、ステップS52で他の参加者BあるいはCが利用する端末装置から送られてくる動画像情報を受信し、受信した動画像情報をモニタ101A上の参加者表示ウィンドウ36の該当部分に表示する。

0055

その後、参加者BあるいはCの発言が終了したときは、ステップS53で、受信した動画像の最後のフレーム画像を静止画像として画像蓄積部113に蓄積するとともに、ステップS54で、今まで動画像が表示されていた該当ウィンドウに、上記ステップS53にて蓄積された静止画像を表示する。最後に、ステップS55でシステムを終了する指示があったかどうかを判断し、指示がなければステップS51の処理に戻る。

0056

次に、図11のフローチャートを参照しながら、参加者Aが利用する端末装置において音声情報を送信する場合の動作を説明する。図11において、ステップS61で参加者Aが発言を行う場合には、ステップS62で操作部110Aを操作して発言権を要求する。そして、ステップS63で発言権を獲得できたら、ステップS64でマイク106から参加者Aの発言を入力するとともに、その入力した音声情報を参加者B,Cが利用する他の端末装置にそれぞれ送信する。その後、参加者Aの発言が終了したら、ステップS65で操作部110Aを操作して発言権を解放する。以上の動作をステップS66で会議終了と判断されるまで繰り返す。

0057

次に、図12のフローチャートを参照しながら、参加者Aが利用する端末装置において音声情報を送信する場合の他の動作について説明する。図12において、ステップS71で参加者Aが発言を行う場合には、参加者Aが利用する端末装置の音声制御部114Aは、参加者Aの発言開始をマイク106Aからの音声入力により自動的に検出し、ステップS72で参加者Aの発言を入力するとともに、その入力した音声情報を参加者B,Cが利用する他の端末装置にそれぞれ送信する。

0058

その後、ステップS73で、音声制御部114Aは、マイク106Aへの音声入力が一定時間なくなったことにより参加者Aの発言終了を自動的に検出し、ステップS74で参加者Aの音声入力およびその入力した音声情報の送信を停止する。そして、以上の動作をステップS75で会議終了と判断されるまで繰り返す。

0059

以上に示した図9および図11の例の場合は、送受信される動画像情報および音声情報は、常に発言権を獲得した参加者一人についてのものだけとなる。また、図10および図12の例の場合は、複数の会議参加者が同時に発言することが可能であり、発言を行っている人についての動画像情報および音声情報が送受信されることとなる。

0060

なお、図11および図12において、図9図10(A)に示した動画像情報の送信時の動作と同様に、参加者Aがテレビ会議に参加すると、それに応じて参加者Aの利用する端末装置が自動的に発言権を要求し、その後発言権を獲得したときに、マイク106から入力した参加者Aの発言を参加者B,Cが利用する他の端末装置にそれぞれ送信するようにすることも可能である。

0061

以上のように本実施例によれば、会議参加者が発言を行っている場合にのみ動画像情報および音声情報を送受信し、発言を行っていない場合には送受信を行わないようにしたので、データ通信量を減らすことができ、各端末装置の処理負担を軽減することができる。しかも、会議中のノイズを軽減することもできる。

発明の効果

0062

本発明のテレビ会議システムは上述したように、会議参加者全員を撮影するための撮影位置情報と個々の会議参加者をクローズアップして撮影するための撮影位置情報とを予め記憶しておき、複数の音声入力手段への発言の入力状態に応じて、上述した何れかの撮影位置情報に基づき画像入力手段の撮影位置を自動的に制御するようにしている。また、本発明の端末装置は上述したように、音声入力手段の音声の入力状態に応じて、ズーム制御が可能な画像入力手段のズーム位置を自動的に制御するようにしている。このため、ある会議参加者が発言を行っている場合には、その発言者を自動的にクローズアップして撮影するようにすることができる。また、二人以上の会議参加者が同時に発言を行っている場合には、その全ての発言者が映るように自動的に会議参加者全員を撮影するようにすることができる。したがって、発言者が変わるたびに撮影位置を調整するといった面倒な操作を行わなくても会議の臨場感を十分に出すようにすることができる。

0063

また、本発明の他の特徴によれば、会議参加者が発言を行っている場合はその発言者を撮影した動画像を送受信して表示手段に表示し、会議参加者が発言を行っていない場合はそれまでに受信した動画像の最終フレーム画像を静止画像として蓄積するとともに、その蓄積した静止画像を表示手段に表示するようにしたので、会議参加者が発言を行っているときにのみ動画像の送受信および画像表示を行うようにすることができる。したがって、会議の臨場感を損ねることなく、端末装置間の通信データ量を削減するとともに、各端末装置の処理負担を軽減することができる。

0064

また、本発明のその他の特徴によれば、会議参加者が発言を行っている場合にのみその発言による音声を送信するようにしたので、テレビ会議の臨場感を損ねることなく、端末装置間の通信データ量の削減、各端末装置の処理負担の軽減、および会議中のノイズの軽減を実現することができる。

図面の簡単な説明

0065

図1本発明の第1の実施例による端末装置の構成を示すブロック図である。
図2第1の実施例による端末装置を用いたテレビ会議システムの構成を示す図である。
図3テレビカメラの撮影位置登録時における手順を示すフローチャートである。
図4テレビ会議を行う会議室の会議風景を示す図である。
図5登録された撮影位置情報に基づき撮影される画像の例を示す図である。
図6登録された撮影位置情報を用いてテレビ会議を行う際の動作を示すフローチャートである。
図7本発明の第2の実施例による端末装置の構成を示すブロック図である。
図8第2の実施例による端末装置を用いたテレビ会議システムの構成を示す図である。
図9動画像情報の送受信を行う際の動作の一例を示すフローチャートである。
図10動画像情報の送受信を行う際の動作の他の例を示すフローチャートである。
図11音声情報の送信を行う際の動作の一例を示すフローチャートである。
図12音声情報の送信を行う際の動作の他の例を示すフローチャートである。
図13従来の端末装置の構成を示すブロック図である。
図14従来の端末装置におけるモニタの表示画面の一例を示す図である。
図15従来の端末装置におけるモニタの表示画面の他の例を示す図である。

--

0066

100テレビカメラ
101モニタ
106マイク
108音声制御部
109通信制御部
110 操作部
111システム制御部
111a 第1の位置情報記憶部
111b 第2の位置情報記憶部
112カメラ制御部
113画像蓄積部
114 音声制御部
115 通信制御部
116 システム制御部

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