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技術 複合繊維素材

出願人 東レ株式会社
発明者 菅埜幸治近藤五郎安藤勝敏
出願日 1994年9月27日 (25年4ヶ月経過) 出願番号 1994-231483
公開日 1996年4月9日 (23年10ヶ月経過) 公開番号 1996-092861
状態 拒絶査定
技術分野 濾過材 積層体(2) 不織物
主要キーワード 熱接着樹脂 ポリエステル系ホットメルト接着剤 熱カレンダー加工 落とし性 目付ムラ ダスト付着 ポリオレフィン系接着剤 フィルター性能
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年4月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

構成

エチレンクロロトリフルオロエチレン共重合体からなる平均繊維直径1μm以上10μm以下の繊維が相互に接着してなる目付10g/m2 以上50g/m2 以下の不織布と、該不織布以外の他の繊維素材とが積層されてなり、該積層面が間欠接着部を有することを特徴とする複合繊維素材

効果

本発明の複合繊維素材は、ダスト剥離性を活かし各種フィルターなどに好適に使用できる。特に、難集塵バグフィルターに有用な複合繊維素材である。

概要

背景

従来からフィルターに適した繊維素材として、不織布、織物などが使用されている。近年、集塵時のダスト払い落とし性を改良する目的で、四フッ化エチレン樹脂PTFE)の多孔膜を不織布または織物の表面にラミネートされたものが知られている。

しかしながら、これらのものは、長期間使用すると多孔膜内にダスト付着が生じ、圧損急上昇するという欠点があった。また、多孔膜であるため長期間の使用で破損しやすいという欠点があった。

概要

エチレンクロロトリフルオロエチレン共重合体からなる平均繊維直径1μm以上10μm以下の繊維が相互に接着してなる目付10g/m2 以上50g/m2 以下の不織布と、該不織布以外の他の繊維素材とが積層されてなり、該積層面が間欠接着部を有することを特徴とする複合繊維素材

本発明の複合繊維素材は、ダスト剥離性を活かし各種フィルターなどに好適に使用できる。特に、難集塵バグフィルターに有用な複合繊維素材である。

目的

本発明は、上記従来の問題を解決し、さらに耐薬品性難燃性耐熱性剥離性低摩擦性に優れる複合繊維素材を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
4件

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請求項1

エチレンクロロトリフルオロエチレン共重合体からなる平均繊維直径1μm以上10μm以下の繊維が相互に接着してなる目付10g/m2 以上50g/m2 以下の不織布と、該不織布以外の他の繊維素材とが積層されてなり、該積層面が間欠接着部を有することを特徴とする複合繊維素材

請求項2

間欠的接着部の面積が積層面に対して10%以上40%以下であることを特徴とする請求項1に記載の複合繊維素材。

請求項3

エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体からなる不織布がメルトブロー不織布であることを特徴とする請求項1または2に記載の複合繊維素材。

請求項4

エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体からなる不織布の表面がカレンダー加工により平滑化されていることを特徴とする請求項1,2または3に記載の複合繊維素材。

技術分野

0001

本発明は、フィルターなどに適した複合繊維素材に関する。さらに詳しくは、耐薬品性難燃性耐熱性剥離性低摩擦性に優れるエチレンクロロトリフルオロエチレン共重合体(以下、「ECTFE」という。)からなる不織布と、それ以外の他の繊維素材とが間欠的に接着されて積層されてなる複合繊維素材に関するものである。

背景技術

0002

従来からフィルターに適した繊維素材として、不織布、織物などが使用されている。近年、集塵時のダスト払い落とし性を改良する目的で、四フッ化エチレン樹脂PTFE)の多孔膜を不織布または織物の表面にラミネートされたものが知られている。

0003

しかしながら、これらのものは、長期間使用すると多孔膜内にダスト付着が生じ、圧損急上昇するという欠点があった。また、多孔膜であるため長期間の使用で破損しやすいという欠点があった。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、上記従来の問題を解決し、さらに耐薬品性、難燃性、耐熱性、剥離性、低摩擦性に優れる複合繊維素材を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、上記課題を解決するため、次の構成を有する。

0006

すなわち、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体からなる平均繊維直径1μm以上10μm以下の繊維が相互に接着してなる目付10g/m2 以上50g/m2 以下の不織布と、該不織布以外の他の繊維素材とが積層されてなり、該積層面が間欠的接着部を有することを特徴とする複合繊維素材である。

0007

以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。

0008

図1は、本発明の複合繊維素材の一例を示す概略断面図である。

0009

図1の複合繊維素材は、ECTFEからなる繊維1が繊維が相互に(複数の繊維と繊維との間で相互に、あるいは一の繊維がそれ自身で相互に)接着した部分2を有する不織布と、さらにECTFEからなる繊維以外の繊維からなる他の繊維素材4とが積層されてなるものであり、その積層面において接着剤3で間欠的接着部を有している。

0010

本発明の複合繊維素材を構成するエチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体からなる不織布は、繊維が相互に接着してなる不織布でなければ、耐薬品性、耐摩耗性が得られない。また、ECTFEからなる不織布と他の繊維素材とが間欠的に接着してなる部分を有する構造でなければ、耐薬品性、難燃性、耐熱性、剥離性、低摩擦性が得られない。

0011

また、複合繊維素材を構成するエチレン−クロロトリフルオロエチレン繊維の平均繊維直径は、1μm以上10μm以下である。平均繊維直径が1μm未満であると不織布の強力が弱くなり他の繊維素材との接着工程で不織布の破れ伸びが発生しやすくなる。一方、平均繊維直径が10μmを越えるとフィルター性能に劣る。

0012

なお、ここでいう平均繊維直径とは、不織布の走査型電子顕微鏡の拡大写真より、100以上の繊維径読取り、その平均で求められるものをいう。

0013

次に、本発明の複合繊維素材を構成するエチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体の目付は、10g/m2 以上50g/m2 以下である。10g/m2以上30g/m2 以下であることが好ましい。目付が10g/m2 未満であると不織布の強力が弱くなり他の繊維素材との接着工程で不織布の破れ、伸びが発生しやすくなると共に目付ムラを生じやすくフィルター性能に劣る。一方、目付が50g/m2 を越えると目詰まりを生じやすくなりフィルター性能に劣る。

0014

また、本発明の複合繊維素材を構成する他の繊維素材は、不織布、織物、編み物などの形態が使用でき、その材質としては、ポリオレフィンポリエステルナイロンポリフェニレンサルファイドに代表される熱可塑性樹脂繊維の他にアラミド繊維ガラス繊維なども使用できる。

0015

次に本発明の複合繊維素材は、ECTFEからなる不織布と他の繊維素材が間欠的に接着されてなるものであるが、間欠的接着部の面積はフィルターとして接着強力を保持させる観点から10%以上であることが好ましく、通気量が減少するのを防ぎ圧損が高くなることを抑制する観点から40%以下であることが好ましい。さらに、複合繊維素材全面に均一な接着強力を保持させる観点から、間欠的接着部を構成する一単位の面積は0.01cm2 以上0.1cm2 以下であることが好ましい。

0016

本発明の複合繊維素材を構成するエチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体からなる不織布は、適切な繊維径分布を持たせ、フィルターとしての性能を確保する観点からメルトブロー不織布であることが好ましい。

0017

また、本発明では、ダスト剥離性を向上させる観点からエチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体からなる不織布の表面が平滑化されていることが好ましい。

0018

次に、本発明の複合繊維素材を製造する方法の一例を挙げて説明する。

0019

本発明の間欠的に接着部を有してなる複合繊維素材を製造する方法としては、一般的な間欠接着加工方法を用いることが出来る。すなわち、ポリエステル系、アクリル系、ポリアミド系、ポリオレフィン系接着剤、もしくはホットメルト接着剤など既存の接着剤を使用し、ドットグラビアコータなど既存の装置を用いて繊維素材の上に接着剤を間欠的にコーティングし、次いでエチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体からなる不織布を接着することにより製造できる。さらに、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体不織布表面の繊維を平滑化させる観点から接着加工前に熱カレンダー加工を行なうことが好ましい。

0020

以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。

0021

[実施例1]目付500g/m2 のポリエステル短繊維不織布(平均繊維直径32μm)に、2mmφのドットで構成されるドット状グラビアコータを用い、溶液ポリエステル系ホットメルト接着剤を塗布した。前記不織布を乾燥後、熱カレンダー加工した目付10g/m2 のエチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体メルトブロー不織布(平均繊維直径6μm)とロール温度130℃の熱カレンダーにより熱接着し、間欠的接着部の面積が20%の複合繊維素材を得た。

0022

上記複合繊維素材を、バグフィルターとして用いたところ、風速7.5m/分において初期圧力損失が10mmAqと低く、ダスト剥離性がよく、従来の目付500g/m2 のポリエステル短繊維不織布製バグフィルターの3倍長く使用することができた。

0023

[比較例1]目付量400g/m2 、厚さ1.72mmのポリエステルスパンボンド不織布(平均繊維直径20μm)に熱接着樹脂を塗布し、熱カレンダー加工した目付14g/m2 のエチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体メルトブロー不織布(平均繊維直径7μm)とロール温度130℃の熱カレンダーにより熱接着し全面接着された複合繊維素材を得た。

0024

上記複合繊維素材を、バグフィルターとして用いたところ、全面接着されているため、風速7.5m/分において初期圧力損失が25mmAqと高く、従来の目付500g/m2 のポリエステル短繊維不織布製バグフィルターの1.5倍の寿命であった。

発明の効果

0025

本発明の複合繊維素材は、ダスト剥離性を活かし各種フィルターなどに好適に使用できる。特に、難集塵バグフィルターに有用な複合繊維素材である。

図面の簡単な説明

0026

図1本発明に係る複合繊維素材の一例を示す概略断面図である。

--

0027

1:エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体からなる繊維
2:間欠的接着部
3:接着剤
4:他の繊維素材

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