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技術 多極コネクタ

出願人 ホシデン株式会社任天堂株式会社
発明者 長野博幸永田秀夫
出願日 1994年8月31日 (24年4ヶ月経過) 出願番号 1994-207325
公開日 1996年3月22日 (22年9ヶ月経過) 公開番号 1996-078096
状態 拒絶査定
技術分野 雄雌嵌合接続装置細部 多極コネクタ 嵌合装置及び印刷回路との接合
主要キーワード 相互間ピッチ 位置決め用ガイド 等間隔おき コンタクト相互 引抜き方向 ガイド作用 ピン形 コンタクト先端
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年3月22日)のものです。
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図面 (11)

目的

多極コネクタにおいて、相手方コネクタが未挿入のときには、多数のコンタクトのそれぞれが個別に外力から防御されるようにし、相手方コネクタを挿入するときには、コンタクトが多少曲がっていてもコンタクトが無理なく相手方コネクタのコンタクトと接続されるようにする。

構成

ディ1に具備された相手方コネクタの挿入空間2にカバー体4を変位可能に配備する。カバー体4の孔部41にコンタクト3の先端を収容する。ボディ1とカバー体4との間にカバー体4を付勢するばね体5とカバー体を位置規制する係合機構10とを設ける。

概要

背景

この種の多極コネクタにおいて、コンタクトはその直径が0.8mm、さらに細いものでは0.5mmという径小のピンで構成されており、また、コンタクトの相互間隔(コンタクトの相互間ピッチ)は2mm前後という狭い間隔になっている。このため、いずれかのコンタクトに曲がりが生じて多数のコンタクトの相互間ピッチがどこかで狂ってそのピッチが一様に保たれていなかったりすると、相手方コネクタをボディ挿入空間に差し込むときに、その相手方コネクタの端面がコンタクトに当たって相手方コネクタを差し込めなくなったり、あるいは無理に相手方コネクタを押し込んだりすると、その端面に当たったコンタクトが座屈してしまったりするという問題があった。そして、コンタクトの曲りに伴うコンタクト相互間ピッチ狂いは、多極コネクタを運搬したり機器実装したりするときなどの取扱い時にコンタクトに不慮に外力が加えられたり、相手方コネクタがその挿入空間に差し込まれるときにこじられたりしたときなどに発生しやすい。従来の多極コネクタにおいて、多数のコンタクトはボディに圧入することによりそのボディに具備された相手方コネクタの挿入空間に突設されているので、その挿入空間を形成している周囲壁によって全体として外力からの一応の防御がなされていたけれども、個々のコンタクトに対して個別に外力が加わらないような防御がなされていた訳ではないので、上述したように、取扱い時に不慮に外力が加えられたり、挿入空間に差し込まれてくる相手方コネクタがこじられたりしたときなどに生じることのあるコンタクトの曲りや座屈を確実に防止することができなかった。

概要

多極コネクタにおいて、相手方コネクタが未挿入のときには、多数のコンタクトのそれぞれが個別に外力から防御されるようにし、相手方コネクタを挿入するときには、コンタクトが多少曲がっていてもコンタクトが無理なく相手方コネクタのコンタクトと接続されるようにする。

ボディ1に具備された相手方コネクタの挿入空間2にカバー体4を変位可能に配備する。カバー体4の孔部41にコンタクト3の先端を収容する。ボディ1とカバー体4との間にカバー体4を付勢するばね体5とカバー体を位置規制する係合機構10とを設ける。

目的

本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、ボディの挿入空間に対して挿抜される相手方コネクタと共にその挿入空間内で変位するカバー体を上記挿入空間内に配備し、相手方コネクタがボディの挿入空間に差し込まれていないときには個々のコンタクトの先端がそのカバー体の外側に突き出さないような工夫を講じることによって、相手方コネクタの未挿入時には多数のコンタクトのそれぞれが個別に外力から防御される多極コネクタを提供することを目的とする。また、本発明は、コンタクトが曲がっていても、その曲りが一定の条件の下での曲りであれば、ボディの挿入空間に相手方コネクタを差し込んだときに、コンタクトがカバー体に具備された孔部で案内されながら相手方コネクタ側の孔部に導かれるような工夫を講じることによって、すべてのコンタクトが無理なく相手方コネクタのコンタクトと接続される多極コネクタを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
2件

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請求項1

ディ具備された相手方コネクタ挿入空間に、多数のコンタクト所定間隔おきに並んで突設された多極コネクタにおいて、上記挿入空間内に相手方コネクタの挿抜方向変位可能でかつこの挿入空間の略全体を覆うカバー体配備されていると共に、このカバー体に個々のコンタクトが個別に遊嵌された多数の孔部が並んで開設され、ボディと上記カバー体との間にカバー体を相手方コネクタの引抜き方向に常時付勢するばね体とこのばね体により付勢されたカバー体が上記挿入空間から飛び出すことを阻止する係合機構とが介在され、このカバー体が上記係合機構によって位置規制されているときに個々のコンタクトの先端がそれらに各別に対応する上記孔部の軸心方向中間部に配備されるようになっていることを特徴とする多極コネクタ。

請求項2

カバー体に開設された孔部の開口部分での直径寸法が相手方コネクタの端面で開口されたコンタクト導入孔部の開口部分での直径寸法よりも大きくない長さになっている請求項1記載の多極コネクタ。

請求項3

ボディに圧入された多数のコンタクトがそのボディに具備された相手方コネクタの挿入空間に突設されている請求項1または請求項2記載の多極コネクタ。

請求項4

ばね体が、相手方コネクタの挿入空間内におけるカバー体の長手方向両端部とボディとの間に介在されている請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載の多極コネクタ。

請求項5

カバー体における中心を挾む両側に、このカバー体の端縁よりも外方に突出する係合爪がそれぞれ設けられ、相手方コネクタの挿入空間を形成している周囲壁に、上記係合爪を相手方コネクタの挿抜方向に変位可能に収容する開口が開設され、この開口の相手方コネクタの引抜き方向に位置する口縁部と上記係合爪における上記口縁部との対向面とによって、ばね体により付勢されたカバー体が上記挿入空間から飛び出すことを阻止する係合機構が構成されていると共に、上記係合爪における対向面と反対側の面が、外方ほど相手方コネクタの引抜き方向に位置するように傾斜している請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載の多極コネクタ。

請求項6

相手方コネクタの挿入空間を形成している周囲壁が、相手方コネクタをその挿入空間に差し込むときの位置決め用ガイドとなされている請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいずれかに記載の多極コネクタ。

技術分野

0001

本発明は、多極コネクタ、特に多数のコンタクト相手方コネクタ挿入空間に並んで突設された多極コネクタに関する。

背景技術

0002

この種の多極コネクタにおいて、コンタクトはその直径が0.8mm、さらに細いものでは0.5mmという径小のピンで構成されており、また、コンタクトの相互間隔(コンタクトの相互間ピッチ)は2mm前後という狭い間隔になっている。このため、いずれかのコンタクトに曲がりが生じて多数のコンタクトの相互間ピッチがどこかで狂ってそのピッチが一様に保たれていなかったりすると、相手方コネクタをボディの挿入空間に差し込むときに、その相手方コネクタの端面がコンタクトに当たって相手方コネクタを差し込めなくなったり、あるいは無理に相手方コネクタを押し込んだりすると、その端面に当たったコンタクトが座屈してしまったりするという問題があった。そして、コンタクトの曲りに伴うコンタクト相互間ピッチ狂いは、多極コネクタを運搬したり機器実装したりするときなどの取扱い時にコンタクトに不慮に外力が加えられたり、相手方コネクタがその挿入空間に差し込まれるときにこじられたりしたときなどに発生しやすい。従来の多極コネクタにおいて、多数のコンタクトはボディに圧入することによりそのボディに具備された相手方コネクタの挿入空間に突設されているので、その挿入空間を形成している周囲壁によって全体として外力からの一応の防御がなされていたけれども、個々のコンタクトに対して個別に外力が加わらないような防御がなされていた訳ではないので、上述したように、取扱い時に不慮に外力が加えられたり、挿入空間に差し込まれてくる相手方コネクタがこじられたりしたときなどに生じることのあるコンタクトの曲りや座屈を確実に防止することができなかった。

発明が解決しようとする課題

0003

本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、ボディの挿入空間に対して挿抜される相手方コネクタと共にその挿入空間内で変位するカバー体を上記挿入空間内に配備し、相手方コネクタがボディの挿入空間に差し込まれていないときには個々のコンタクトの先端がそのカバー体の外側に突き出さないような工夫を講じることによって、相手方コネクタの未挿入時には多数のコンタクトのそれぞれが個別に外力から防御される多極コネクタを提供することを目的とする。また、本発明は、コンタクトが曲がっていても、その曲りが一定の条件の下での曲りであれば、ボディの挿入空間に相手方コネクタを差し込んだときに、コンタクトがカバー体に具備された孔部で案内されながら相手方コネクタ側の孔部に導かれるような工夫を講じることによって、すべてのコンタクトが無理なく相手方コネクタのコンタクトと接続される多極コネクタを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0004

本発明に係る多極コネクタは、ボディに具備された相手方コネクタの挿入空間に、多数のコンタクトが所定間隔おきに並んで突設された多極コネクタにおいて、上記挿入空間内に相手方コネクタの挿抜方向に変位可能でかつこの挿入空間の略全体を覆うカバー体が配備されていると共に、このカバー体に個々のコンタクトが個別に遊嵌された多数の孔部が並んで開設され、ボディと上記カバー体との間にカバー体を相手方コネクタの引抜き方向に常時付勢するばね体とこのばね体により付勢されたカバー体が上記挿入空間から飛び出すことを阻止する係合機構とが介在され、このカバー体が上記係合機構によって位置規制されているときに個々のコンタクトの先端がそれらに各別に対応する上記孔部の軸心方向中間部に配備されるようになっているというものである。このような多極コネクタにおいては、カバー体に開設された孔部の開口部分での直径寸法が相手方コネクタの端面で開口されたコンタクト導入孔部の開口部分での直径寸法よりも大きくない長さになっていることが望ましい。また、この多極コネクタにおいては、ボディに圧入された多数のコンタクトがそのボディに具備された相手方コネクタの挿入空間に突設されているという構成を採用することができ、ばね体は、相手方コネクタの挿入空間内におけるカバー体の長手方向両端部とボディとの間に介在されていることが望ましい。さらに、上記構成の多極コネクタにおいて、カバー体における中心を挾む両側に、このカバー体の端縁よりも外方に突出する係合爪がそれぞれ設けられ、相手方コネクタの挿入空間を形成している周囲壁に、上記係合爪を相手方コネクタの挿抜方向に変位可能に収容する開口が開設され、この開口の相手方コネクタの引抜き方向に位置する口縁部と上記係合爪における上記口縁部との対向面とによって、ばね体により付勢されたカバー体が上記挿入空間から飛び出すことを阻止する係合機構が構成されていると共に、上記係合爪における対向面と反対側の面が、外方ほど相手方コネクタの引抜き方向に位置するように傾斜しているという構成を採用することができる。さらに、上記構成の多極コネクタにおいては、相手方コネクタの挿入空間を形成している周囲壁が、相手方コネクタをその挿入空間に差し込むときの位置決め用ガイドとなされていることが望ましい。

0005

本発明に係る多極コネクタによれば、ボディの挿入空間に相手方コネクタが差し込まれていないとき(未挿入時)には、ばね体の力で付勢されたカバー体が係合機構により規制される位置まで変位しており、その状態では、個々のコンタクトの先端がそれらに各別に対応するカバー体の孔部の軸心方向中間部に配備されている。このため、相手方コネクタの挿入空間に収容されているコンタクトの先端がカバー体の外側に突き出さず、コンタクトに何かが当たるという事態が起こり得ない。多極コネクタが請求項3に記載したように構成されていると、コンタクトの上記挿入空間に突き出た部分全体がボディやカバー体によって覆われることになるので上記の作用がいっそう確実に発揮される。ボディの挿入空間に相手方コネクタが挿入されてきたとき(挿入時)には、カバー体がばね体の力に抗して相手方コネクタにより押されるので、その挿入方向に押し込まれる。このようにしてカバー体が押し込まれるのに伴ってコンタクトがカバー体の孔部から相対的に突き出し、コンタクトの先端がカバー体の孔部で案内されながら相手方コネクタ側の孔部に導かれる。請求項2に記載した構成を採用すると、カバー体の孔部から突き出たコンタクトの先端が相手方コネクタの端面に突き当たったり引っ掛かったりするという事態が起こり得ないのでこの作用が特に顕著に発揮される。また、請求項6に記載した構成を採用すると、相手方コネクタの挿入空間を形成している周囲壁によって形成された位置決め用ガイドにより、相手方コネクタの孔部とカバー体の孔部とが位置合わせされているので上記の作用が特に顕著に発揮される。また、本発明に係る多極コネクタにおいて、請求項5に記載した構成を採用すると、カバー体に具備された係合爪の傾斜した面をガイドとしてこのカバー体をボディの挿入空間に押し込むだけでカバー体をボディに組み付けることができる。

0006

図1は本発明の実施例による多極コネクタBを一部省略して示した平面図、図2図1の多極コネクタBを一部省略すると共に一部破断して示した正面図、図3図1の多極コネクタBの垂直断面図、図4図3の要部拡大図、図5図1の多極コネクタBの他部を表す垂直断面図である。この実施例の多極コネクタBにおいて、ボディ1は電気絶縁性に優れた合成樹脂成形されている。このボディ1には、後述する相手方コネクタ100が挿抜される横長の挿入空間2が具備されていると共に、ボディ1を機器あるいは配線基板(不図示)側に取り付けるためのボス部11や位置決め用突起12などが備わっている。上記挿入空間2には多数のピン形コンタクト3…が等間隔おきに並んで突設されている。この実施例では1列30本ずつのコンタクト3…が2列に亘って設けられている。個々のコンタクト3は0.5〜0.8mmの直径を有し、また、同列のコンタクト3,3の相互間隔(相互間ピッチ)は2mmになっている。図3で判るように、多数のコンタクト3…は、ボディ1に設けられた径小な貫通孔13…に圧入することにより上記挿入空間2に突設されている。そして、それぞれのコンタクト3から延出されたピン形端子部31がボディ1側に設けられたスリット状の端子保持部14に動かないように保持されている。4はカバー体で、上記挿入空間2の平面視形状と類似の平面視形状を有すると共に、その挿入空間2に嵌め込んだときにはその挿入空間2の略全体を覆うことのできる大きさになっている。このカバー体4には、上記コンタクト3…と同じ配列パターンで多数の孔部41…が開設されており、個々の孔部41の直径は上記コンタクト3の直径よりも大きい。具体的には、コンタクト3の直径が0.4mmであれば、孔部41の直径をたとえば0.8mmにすることができる。図4には、コンタクト3の直径を符号D1で、孔部41の直径を符号D2で示してある。図5に示したように、カバー体4の中心を挾む両側、具体的には幅方向両端縁には、このカバー体4よりも外方に突出する係合爪42がそれぞれ設けられている。この係合爪42は相手方コネクタ100の引抜き方向A2の面が係合面43となされ、その反対側の面が、外方ほど上記引抜き方向A2に位置するように傾斜したガイド面44となされている。これに対し、ボディ1における上記挿入空間2を形成している周囲壁15、具体的には挿入空間2の幅方向に位置する周囲壁15には、縦長の開口16が開設されている。そして、上記カバー体4が上記挿入空間2内に相手方コネクタ100の挿抜方向Aに変位可能でかつこの挿入空間2の略全体を覆うように配備されている。カバー体4を挿入空間2に配備するときの組立て作業はたとえば次のようにして行われる。すなわち、カバー体4の係合爪42の傾斜したガイド面44を周囲壁15の端縁に当て付けてからこのカバー体4を相手方コネクタ100の挿入方向A1に押してカバー体4を挿入空間2に押し込むようにすると、係合爪42が周囲壁15を乗り越えてその開口16に嵌まり込む。そして、多数のコンタクト3…が、それらに個別に対応する孔部41…に遊嵌状に嵌まり込む。このようにしてカバー体4を挿入空間2に配備することができる。なお、実施例では、係合爪42がカバー体4の幅方向の両端縁に3つずつ設けられ、また、開口16が挿入空間2の幅方向の両側に位置する周囲壁15に3つずつ設けられており、それらが個別に対応して上記のように係合爪42が開口16に嵌まり込んでいる。図1図2で判るように、上記周囲壁15の長手方向両端部の上記挿入空間2にそれぞればね体収容空間が確保され、この空間を利用してコイルばねでなるばね体5が配備され、これらのばね体4によって上記カバー体4の長手方向の両端部が相手方コネクタ100の引抜き方向A2に常時付勢されている。このため、図5のように、挿入空間2に相手方コネクタ100が挿入されていないときには、ばね体4の力で付勢されたカバー体4の係合爪42の係合面43が上記開口16の相手方コネクタ100の引抜き方向A2に位置する口縁部17に係合する。そして、係合面43と口縁部17とが係合してカバー体4が位置規制されているときには、個々のコンタクト3…の先端がそれらに各別に対応する上記孔部41の軸心方向中間部に配備されるようになっている。図4には、孔部41の軸心方向中間部に配備されたコンタクト先端と孔部41の開口端との間の長さを符号δで示してあり、このδは1mmよりも短い。ここで、上記開口16の口縁部17と上記係合爪42の係合面43とによって、ばね体5により付勢されたカバー体4が上記挿入空間から飛び出すことを阻止する係合機構10が構成されている。図6は相手方コネクタ100を装備したカードCを示している。相手方コネクタ100はボディ110の前端面に多数のコンタクト導入孔部120を備えており、これらのコンタクト導入孔部120には筒形コンタクトが装備されている。そして、多数のコンタクト導入孔部120の配列パターンは上記した多極コネクタBの多数のコンタクト3と同じ配列パターンになっている。上述した多極コネクタBの挿入空間2を形成している周囲壁15は、相手方コネクタ100をその挿入空間2に差し込むときの位置決め用ガイドとなされている。したがって、挿入空間2に相手方コネクタ100を差し込むときには、相手方コネクタ100が周囲壁15により位置決めされることによって、相手方コネクタ100の多数のコンタクト導入孔部120のそれぞれがカバー体4の多数の孔部41のそれぞれに合うようになっている。そして、カバー体4の孔部41の開口部分での直径寸法D2が相手方コネクタ100の端面で開口されたコンタクト導入孔部120の開口部分での直径寸法よりも大きくない長さ、すなわち同一かまたは短い長さになっている。次に作用を説明する。挿入空間2に対して相手方コネクタ100が未挿入であるときには、図5のように、ばね体5で付勢されたカバー体4に設けられている係合爪42の係合面43がボディ1側の周囲壁15に開設された開口16の口縁部17に係合していることによって、言い換えると、係合機構10によってカバー体4が位置規制されていることによって、個々のコンタクト3の先端がカバー体4の孔部41の軸心方向中間部に配備されている。このため、コンタクト3の先端がカバー体4の外側に突き出さない。したがって、多極コネクタの取扱い中にコンタクト3に何かが当たるという事態が起こり得ないので、コンタクト3が何らかの外力を受けて曲がるということが起こらず、個々のコンタクト3がカバー体4によって個別に外力から防御される。この作用は、コンタクト3がボディ1に圧入されて挿入空間2に突設されていることによりいっそう顕著に発揮される。挿入空間2に相手方コネクタ100が挿入されてきたときには、周囲壁15のガイド作用によって相手方コネクタ100の個々のコンタクト導入孔部120とカバー体4の個々の孔部41とが個別に合わされる。しかも、カバー体4の孔部41の開口部分での直径寸法D2が相手方コネクタ100の端面で開口されたコンタクト導入孔部120の開口部分での直径寸法よりも大きくない長さになっているので、カバー体4の孔部41の開口部分にコンタクト導入孔部120の孔縁部が突き出るといった状態も起こらない。このため、挿入空間2に相手方コネクタ100が挿入されてきたときには、図7のように相手方コネクタ100の端面がカバー体4に当り、カバー体4がばね体5の力に抗して相手方コネクタ100により押されてその挿入方向A1に押し込まれ(このとき、係合爪42は開口16内を相手方コネクタ100の挿入方向A1に変位する)、それに伴って相対的にコンタクト3がカバー体4の孔部41から相対的に突き出されると、図8のように、コンタクト3の先端がカバー体4の孔部41で案内されながら相手方コネクタ100側のコンタクト導入孔部120に導かれる。このとき、コンタクト3の先端が相手方コネクタ100の端面に突き当たったり引っ掛かったりするという事態は起こり得ない。そして、上記したような作用、すなわちコンタクト3の先端がカバー体4の孔部41で案内されながら相手方コネクタ100側のコンタクト導入孔部120に導かれるという作用が発揮されるために、図7の右側に示したコンタクト3のように、コンタクト3の軸線L1が正規の軸線Lに対してθだけ傾斜しているような場合でも、言い換えるとコンタクト3が曲がっていても、そのコンタクト3が無理なく相手方コネクタ100側のコンタクト導入孔部120に導かれるようになる。なお、相手方コネクタ100側のコンタクト導入孔部120に導かれたコンタクト3はそのコンタクト導入孔部120に装備されている筒形コンタクト130と嵌合して電気的に接触する。以上説明した実施例では、図1で判るように、カバー体4の長手方向両端部に半円状の張出部45を突出させ、この張出部45をばね体5に対するばね押えとしてある。そして、この張出部45が変位する空所を挿入空間2に確保してあり、しかも図6に示した相手方コネクタ100の両端部には挿入空間2に確保された空所に嵌まり込む膨出部130を設けてある。このように、相手方コネクタ100の両端部に設けた膨出部130と挿入空間2に確保された空所とを合わせて相手方コネクタ100を挿入空間2に押し込むように構成しておくと、相手方コネクタ100が挿入空間の幅方向(すなわち図1の上下方向)で位置ずれしにくくなるので、上述したところのコンタクト3が無理なく相手方コネクタ100側のコンタクト導入孔部120に導かれるようになるという作用がいっそう顕著に発揮される。図9には他の実施例による多極コネクタBを示してある。この多極コネクタBにおいて、図1図5図7および図8で説明したものと異なる点は、相手方コネクタ100が裏返しになって挿入されることを防ぐ機能、すなわち誤挿入防止機能を備えている点である。すなわち、この実施例の多極コネクタBでは、カバー体4の長手方向の一端部だけに半円状の張出部45を突出させ、この張出部45をばね体5に対するばね押えとしてあるのに対し、カバー体4の長手方向の他端部は平坦になっている。また、挿入空間2には、カバー体4の長手方向の一端部だけにカバー体4の張出部45が変位する空所を確保してあるだけである。このような多極コネクタBについての相手方コネクタ100は、図10のように、一端部だけに挿入空間2に確保された空所に嵌まり込む膨出部130が設けられており、他端部は平坦になっている。これによれば、相手方コネクタ100が裏返しに挿入されようとしてもその相手方コネクタ100は挿入空間2に入らないので、裏返しの挿入すなわち誤挿入が防止される。その他の構成や作用効果図1図5図7および図8で説明したものとまったく同様であるので、同一部分に同一符号を付して詳細な説明を省略する。

発明の効果

0007

本発明に係る多極コネクタによれば、カバー体の孔部にコンタクトの先端が配備されているために個々のコンタクトが個別にカバー体によって防御され、相手方コネクタが差し込まれていない未挿入時にコンタクトに何かが当たるという事態が起こり得ない。そのため、当該多極コネクタを運搬したり機器に実装したりするときなどの取扱い時にコンタクトに不慮に外力が加えられてコンタクトが曲がるという事態が起こり得ないという効果がある。また、相手方コネクタの未挿入時には、上記カバー体がボディの挿入空間内に埃が侵入することを防ぐので、狭ピッチで並んでいる多数のコンタクトに埃が付着したり埃が挾まったりするというおそれが少なくなるという効果がある。また、相手方コネクタの挿入時には、コンタクトの先端がカバー体の孔部で案内されながら相手方コネクタ側の孔部に導かれるので、相手方コネクタがこじられてもコンタクトの先端が相手方コネクタの端面に当たったり引っ掛かったりして曲がるという事態が起こらない。このようなカバー体の孔部によるコンタクトの先端をガイドする作用は、相手方コネクタの未挿入時にコンタクトの先端がカバー体の孔部の中に配備されておりさえすれば発揮されるので、相手方コネクタの未挿入時にコンタクトの先端がカバー体の孔部の中に配備されているという条件が満たされておりさえすれば、コンタクトが曲がっていても、相手方コネクタを挿入することによってコンタクトが相手方コネクタの孔部に確実に挿入され、すべてのコンタクトが無理なく相手方コネクタのコンタクトと接続されるようになるという効果がある。請求項5に記載した構成を採用すると、ボディへのカバー体の組付けを容易に行うことができるという効果がある。

図面の簡単な説明

0008

図1本発明の実施例による多極コネクタを一部省略して示した平面図である。
図2図1の多極コネクタを一部省略すると共に一部破断して示した正面図である。
図3図1の多極コネクタの垂直断面図である。
図4図3の要部拡大図である。
図5図1の多極コネクタの他部を表す垂直断面図である。
図6相手方コネクタを装備したカードの部分斜視図である。
図7相手方コネクタを差し込むときの多極コネクタの作用を説明するための要部拡大垂直断面図である。
図8相手方コネクタを差し込むときの多極コネクタの作用を説明するための要部拡大垂直断面図である。
図9本発明の他の実施例による多極コネクタを一部省略して示した平面図である。
図10相手方コネクタを装備したカードの部分斜視図である。

--

0009

1 ボディ
2挿入空間
3コンタクト
4カバー体
5 ばね体
10係合機構
15周囲壁(位置決め用ガイド)
16 開口
17口縁部
41 孔部
42係合爪
43係合面(対向面)
44 対向面と反対側の面(ガイド面)
100相手方コネクタ
120 コンタクト導入孔部
A 相手方コネクタの挿抜方向
B多極コネクタ
A1 相手方コネクタの挿入方向
A2 相手方コネクタの引抜き方向
D2 孔部の開口部分での直径寸法

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