図面 (/)

技術 溝切り用スローアウェイチップ

出願人 三菱マテリアル株式会社
発明者 新井辰夫斉藤貴宣
出願日 1994年9月8日 (26年5ヶ月経過) 出願番号 1994-214853
公開日 1996年3月19日 (24年10ヶ月経過) 公開番号 1996-071806
状態 未査定
技術分野 バイト、中ぐり工具、ホルダ及びタレット
主要キーワード 後方側領域 溝切り用 溝切り加工 溝切り バックテーパ 被削面 切削加工機 尖鋭化
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年3月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

目的

大きな切刃の強度を有すると共に切削面の表面粗さを低く抑えることができる溝切り用スローアウェイチップを提供する。

構成

先端稜辺に切刃11が設けられたすくい面12に連続する両側面14、14にバックテーパが形成されてなる溝切り用スローアウェイチップ10において、前記両側面14、14の切刃11側領域にテーパ角度τ1でありかつ平面視長さがLである第1のバックテーパ部14aが形成され、この第1のバックテーパ部14aの後方側領域にτ1よりも大きいテーパ角度τ2を有する第2のバックテーパ部14bが形成されている。

概要

背景

近年、金属材料切削加工の分野では、超硬合金等の硬質材料からなるチップ鋼材からなる工具本体に着脱自在に装着した切削加工機が広く用いられており、使用されるチップとしては、チップの切刃摩耗と共に廃棄するスローアウェイチップが多用されている。

この種のスローアウェイチップのうち、溝切り用に使用される溝切り用スローアウェイチップの一例を図9、10および11に示す。図において、符号1は溝切り用スローアウェイチップ(以下、チップと略す。)、2は被削材である。チップ1の両端部には、切刃3、3、すくい面4、4および逃げ面5、5が形成されている。すくい面4は、その先端稜辺に切刃3が設けられ、すくい面4に連続する両側面6、6には、図示の如く、テーパ角度τをもってバックテーパが形成されている。また、側面6、6は、上端から下端に向けて互いに接近するテーパ面とされている。

上記チップ1は、図示していないシャンクに取り付けられ、切削加工に供される。図9、10において、被削材2を回転させると切刃3により被削面2aの切削が行え、被削材2の溝切りが行える。このとき、前記側面6、6はバックテーパとされているので、側面6、6と被削側面2b、2bとの摩擦が低く抑えられ被削材2の溝切りが行える。

概要

大きな切刃の強度を有すると共に切削面の表面粗さを低く抑えることができる溝切り用スローアウェイチップを提供する。

先端稜辺に切刃11が設けられたすくい面12に連続する両側面14、14にバックテーパが形成されてなる溝切り用スローアウェイチップ10において、前記両側面14、14の切刃11側領域にテーパ角度がτ1でありかつ平面視長さがLである第1のバックテーパ部14aが形成され、この第1のバックテーパ部14aの後方側領域にτ1よりも大きいテーパ角度τ2を有する第2のバックテーパ部14bが形成されている。

目的

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、大きな切刃の強度を有すると共に切削面の表面粗さを低く抑えることができる溝切り用スローアウェイチップを提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

先端稜辺切刃が設けられたすくい面に連続する両側面にバックテーパが形成されてなる溝切り用スローアウェイチップにおいて、前記両側面の切刃側領域に第1のバックテーパ部が形成され、該第1のバックテーパ部の後方側領域に該第1のバックテーパ部よりもテーパ角度の大きい第2のバックテーパ部が形成されていることを特徴とする溝切り用スローアウェイチップ。

請求項2

請求項1記載の溝切り用スローアウェイチップにおいて、前記すくい面には前記切刃から離間した位置にチップブレーカを構成する隆起部が設けられ、該隆起部の両側面は、前記すくい面に対して直立するか、または、立ち上がるにつれて互いに内側に傾斜する面であることを特徴とする溝切り用スローアウェイチップ。

請求項3

請求項1または2記載の溝切り用スローアウェイチップにおいて、前記第1のバックテーパ部のテーパ角度は、1〜6度であり、前記第2のバックテーパ部のテーパ角度は、2〜8度であることを特徴とする溝切り用スローアウェイチップ。

技術分野

0001

本発明は、種々の方法で工具本体に取り付けられて切削加工機刃部を構成し、金属材料溝切り加工に供される溝切り用スローアウェイチップに関する。

背景技術

0002

近年、金属材料の切削加工の分野では、超硬合金等の硬質材料からなるチップ鋼材からなる工具本体に着脱自在に装着した切削加工機が広く用いられており、使用されるチップとしては、チップの切刃摩耗と共に廃棄するスローアウェイチップが多用されている。

0003

この種のスローアウェイチップのうち、溝切り用に使用される溝切り用スローアウェイチップの一例を図9、10および11に示す。図において、符号1は溝切り用スローアウェイチップ(以下、チップと略す。)、2は被削材である。チップ1の両端部には、切刃3、3、すくい面4、4および逃げ面5、5が形成されている。すくい面4は、その先端稜辺に切刃3が設けられ、すくい面4に連続する両側面6、6には、図示の如く、テーパ角度τをもってバックテーパが形成されている。また、側面6、6は、上端から下端に向けて互いに接近するテーパ面とされている。

0004

上記チップ1は、図示していないシャンクに取り付けられ、切削加工に供される。図9、10において、被削材2を回転させると切刃3により被削面2aの切削が行え、被削材2の溝切りが行える。このとき、前記側面6、6はバックテーパとされているので、側面6、6と被削側面2b、2bとの摩擦が低く抑えられ被削材2の溝切りが行える。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記従来のチップ1においては、テーパ角度τが大きすぎると、切刃3の端部3a、3aが尖鋭化することとなり、切削時の応力が集中しやすく切刃3の強度減少を引き起こし、また、被削側面2bの表面粗さが増加するという問題が発生する。逆に、テーパ角度τが小さすぎると、側面6、6と被削側面2b、2bとの摩擦が大きくなり、チップ1の寿命低下を引き起こすこととなるという問題が発生すると共に、摩擦が大きくなると摩擦力不均衡によるびびり振動が発生しやすくなる。びびり振動が発生すれば切削面である被削面2aおよび被削側面2bの表面粗さが増加してしまうこととなる。

0006

すなわち、上記従来のチップ1においては、テーパ角度τの決定に際し、上記事情を考慮して過大あるいは過小にならないよう最適に決定する必要があるが、被削材2の材質、切削速度等の切削条件により、テーパ角度τの最適値はその都度変わるものであり、最適値を見出すことは困難であった。

0007

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、大きな切刃の強度を有すると共に切削面の表面粗さを低く抑えることができる溝切り用スローアウェイチップを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

本発明においては、上記課題を解決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項1記載の溝切り用スローアウェイチップにおいては、先端稜辺に切刃が設けられたすくい面に連続する両側面にバックテーパが形成されてなる溝切り用スローアウェイチップにおいて、前記両側面の切刃側領域に第1のバックテーパ部が形成され、該第1のバックテーパ部の後方側領域に該第1のバックテーパ部よりもテーパ角度の大きい第2のバックテーパ部が形成されていることを特徴としている。

0009

また、請求項2記載の溝切り用スローアウェイチップにおいては、請求項1記載の溝切り用スローアウェイチップにおいて、前記すくい面には前記切刃から離間した位置にチップブレーカを構成する隆起部が設けられ、該隆起部の両側面は、前記すくい面に対して直立するか、または、立ち上がるにつれて互いに内側に傾斜する面であることを特徴としている。

0010

また、請求項3記載の溝切り用スローアウェイチップにおいては、請求項1または2記載の溝切り用スローアウェイチップにおいて、前記第1のバックテーパ部のテーパ角度は、1〜6度であり、前記第2のバックテーパ部のテーパ角度は、2〜8度であることを特徴としている。

0011

請求項1記載の溝切り用スローアウェイチップにおいては、すくい面に連続する両側面の切刃側領域に第1のバックテーパ部が形成され、この第1のバックテーパ部の後方側領域に第1のバックテーパ部よりもテーパ角度の大きい第2のバックテーパ部が形成されている。第2のバックテーパ部のテーパ角度が大きいことから、すくい面に連続する両側面と被削側面との摩擦を軽減することができる。よって、第1のバックテーパ部のテーパ角度を小さく設定することができる。第1のバックテーパ部のテーパ角度が小さいと、切刃の端部が尖鋭化することはなく、切削時の応力が切刃の端部に集中することはない。したがって、大きな切刃の強度が得られる。また、逆に第1のバックテーパ部にて切刃の強度が確保されることから、第2のバックテーパ部のテーパ角度を大きく設定し、摩擦を軽減することが可能となる。すなわち、第1のバックテーパ部にて切刃の強度確保役割を、第2のバックテーパ部にて摩擦の軽減の役割をそれぞれ担っている。

0012

請求項2記載の溝切り用スローアウェイチップにおいては、隆起部の両側面は、すくい面に対して直立するか、または、立ち上がるにつれて互いに内側に傾斜する面であるので、隆起部が被削側面と接触することはない。したがって、切削に関し、隆起部が障害となることはない。

0013

請求項3記載の溝切り用スローアウェイチップにおいては、第1のバックテーパ部のテーパ角度は1〜6度と小さいため、切刃の端部が尖鋭化することはなく、切削時の応力は切刃の端部に集中することはない。したがって、大きな切刃の強度が得られる。また、テーパ角度が小さいので、被削側面の表面粗さを低く抑えることができる。また、第2のバックテーパ部のテーパ角度は2〜8度であり、かつ、第1のバックテーパ部のテーパ角度よりも大きいため、すくい面の対向する両側面と被削側面との摩擦は小さい。よって、溝切り用スローアウェイチップの寿命延長を図ることができる。また、摩擦が小さいことからびびり振動を発生しにくくすることができる。

0014

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1、2および図3に本発明の溝切り用スローアウェイチップの一実施例を示す。図において、符号10は溝切り用スローアウェイチップ(以下、チップと略す。)であり、11は切刃、12はすくい面、13は逃げ面である。すくい面12は、その先端稜辺に切刃11が設けられ、すくい面12に連続する両側面14、14にはバックテーパが形成されている。そして、側面14の切刃11側領域には、テーパ角度がτ1でありかつ平面視長さLを有する第1のバックテーパ部14aが形成され、側面14の第1のバックテーパ部14aの後方側領域には、第1のバックテーパ部14aよりも大きいテーパ角度τ2を有する第2のバックテーパ部14bが形成されている。また、側面14、14は、図3、4に示すように、上端から下端に向けて互いに接近するテーパ面とされている。

0015

さらに、図1、2および図3に示すように、すくい面12には切刃11から離間した位置にチップブレーカを構成する隆起部15が形成されている。そして隆起部15の両側面16、16は、図5に示すように、すくい面12に対して直立する面である。また、チップ10の下部には、凹所17が形成され、隆起部15のすくい面12と反対側には、それぞれ図6、7に示す凹所18、19が順に形成されている。

0016

上記構成を有するチップ10は、例えば、図8において、シャンク20に形成された孔部20a、20aに凹所17ないし19を利用して嵌着される。そして、被削材とチップ10の切刃11、すくい面12、逃げ面13等との位置関係は従来例と同様にして被削材の溝切りに供される。

0017

上記チップ10においては、すくい面12に連続する両側面14、14の切刃11側領域に第1のバックテーパ部14a、14aが形成され、この第1のバックテーパ部14a、14aの後方側領域に第1のバックテーパ部14a、14aよりも大きいテーパ角度τ2を有する第2のバックテーパ部14b、14bが形成されている。第2のバックテーパ部14bのテーパ角度τ2が大きいことから、すくい面12に連続する両側面14、14と被削側面との摩擦を軽減することができる。よって、第1のバックテーパ部14aのテーパ角度τ1を小さく設定することができる。第1のバックテーパ部14aのテーパ角度τ1が小さいと、切刃11の端部11aが尖鋭化することはなく、切削時の応力が切刃11の端部11aに集中することはない。したがって、大きな切刃11の強度が得られると共に被削側面の表面粗さを低く抑えることができる。また、逆に第1のバックテーパ部14aにて切刃11の強度が確保されることから、第2のバックテーパ部14bのテーパ角度τ2を大きく設定し、摩擦を軽減することが可能となる。第2のバックテーパ部14bのテーパ角度τ2が大きい程、摩擦が小さくなり、チップ10の寿命延長を図ることができる。また、摩擦が小さいことからびびり振動を発生しにくくすることができる。

0018

すなわち、上記チップ10は、小さなテーパ角度τ1を有する第1のバックテーパ部14aにて切刃11の強度確保を行い、大きなテーパ角度τ2を有する第2のバックテーパ部14bにてすくい面12に連続する両側面14、14と被削側面との摩擦の軽減を行うものであり、これら第1および第2のバックテーパ部14a、14bを兼備することで、上述のテーパ角度τの過大あるいは過小による問題点の発生を防止するものである。上記テーパ角度τ1、τ2としては、過大であれば側面14と被削側面との摩擦が大きくなり、過小であれば切刃11の強度確保が困難となるという制限から、テーパ角度τ1としては1〜6度、テーパ角度τ2としては2〜8度の角度範囲が好ましい。

0019

また、隆起部15の両側面16、16は、すくい面12に対して直立する面であるので、隆起部15が被削側面と接触することはなく、切削に関し、隆起部15が障害となることはない。ここで、側面16、16をすくい面12に対して直立する面とする代わりに、立ち上がるにつれて互いに内側に傾斜する面としても良く、その場合でも、直立している場合と同様の効果を奏することができる。

発明の効果

0020

請求項1記載の溝切り用スローアウェイチップによれば、すくい面に連続する両側面の切刃側領域に第1のバックテーパ部が形成され、この第1のバックテーパ部の後方側領域に第1のバックテーパ部よりもテーパ角度の大きい第2のバックテーパ部が形成されている。したがって、小さなテーパ角度を有する第1のバックテーパ部にて切刃の強度確保を行い、大きなテーパ角度を有する第2のバックテーパ部にてすくい面に連続する両側面と被削側面との摩擦の軽減を行うことができる。よって、大きな切刃の強度が得られると共に切削面の表面粗さを低く抑えることができる。

0021

請求項2記載の溝切り用スローアウェイチップによれば、隆起部の両側面は、すくい面に対して直立するか、または、立ち上がるにつれて互いに内側に傾斜する面であるので、隆起部が被削側面と接触することはない。したがって、切削に関し、隆起部が障害となることはない。

0022

請求項3記載の溝切り用スローアウェイチップによれば、第1のバックテーパ部のテーパ角度は1〜6度と小さいため、切刃の端部が尖鋭化することはない。そのため、切削時の応力が切刃の端部に集中することはなく、したがって、大きな切刃の強度が得られる。また、テーパ角度が小さいので、被削側面の表面粗さを低く抑えることができる。また、第2のバックテーパ部のテーパ角度は2〜8度であり、かつ、第1のバックテーパ部のテーパ角度よりも大きいため、すくい面の対向する両側面と被削側面との摩擦は小さい。よって、溝切り用スローアウェイチップの寿命延長を図ることができる。また、摩擦が小さいことからびびり振動を発生しにくくすることができる。

図面の簡単な説明

0023

図1本発明の溝切り用スローアウェイチップの一実施例を示す平面図である。
図2同溝切り用スローアウェイチップの正面図である。
図3同溝切り用スローアウェイチップの側面図である。
図4同溝切り用スローアウェイチップの図2におけるA−A線矢視断面図である。
図5同溝切り用スローアウェイチップの図2におけるB−B線矢視断面図である。
図6同溝切り用スローアウェイチップの図2におけるC−C線矢視断面図である。
図7同溝切り用スローアウェイチップの図2におけるD−D線矢視断面図である。
図8同溝切り用スローアウェイチップのシャンクへの取り付け例を示す説明図である。
図9溝切り用スローアウェイチップの従来例を示す平面図である。
図10同溝切り用スローアウェイチップの正面図である。
図11同溝切り用スローアウェイチップの側面図である。

--

0024

10溝切り用スローアウェイチップ
11切刃
11a 端部
12すくい面
14 側面
14a 第1のバックテーパ部
14b 第2のバックテーパ部
15隆起部
16 側面
τ1テーパ角度
τ2 テーパ角度
L 第1のバックテーパ部の平面視長さ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ