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技術 燃焼装置

出願人 リンナイ株式会社
発明者 各務要三佐々木宏明久保下雅生
出願日 1994年7月20日 (26年4ヶ月経過) 出願番号 1994-168247
公開日 1996年2月2日 (24年9ヶ月経過) 公開番号 1996-028870
状態 拒絶査定
技術分野 燃焼システム 流量の制御
主要キーワード 耐用限界 ガス量計 停止作動 開閉電磁弁 熱線式流量センサ 総供給量 ガス流量センサ ガス流量制御弁
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (3)

目的

燃焼装置消耗度を的確に把握して監視することができると共に、その把握した消耗度に基づいて的確な処置を行うことができる燃焼装置を提供する。

構成

バーナ3への燃料ガス供給路7にガス流量センサ8を設ける。バーナ3の燃焼時に供給されたガス量をガス流量センサ8を介して所定時間毎計測するガス量計測手段25を設ける。更に、ガス量計測手段25により計測されたガス量を所定時間毎に累積加算する加算手段27を設け、そのとき得られた累積加算値記憶保持する記憶手段26を設ける。そして、記憶手段26に記憶保持された累積加算値を所定の判定値と比較し、その比較結果により燃焼装置の消耗度を監視する監視手段28を設ける。

概要

背景

一般に、給湯器や、暖房器ガスコンロ等の燃焼装置には寿命があり、その寿命を越えて該燃焼装置を使用することは、種々の故障等が生じ易く、好ましくない。このため、この種の燃焼装置においては、その寿命(消耗度)を把握し、寿命に達した時点で、燃焼装置を作動不能としたり、あるいは警報を発して使用者に知らしめる等の処置を施すことが望まれる。

そして、このように燃焼装置の寿命(消耗度)を把握するものとしては、従来、例えば特開平4−62318号公報に開示されているものが知られている。

この装置においては、バーナ燃焼回数及び燃焼時間の双方、あるいはいずれか一方を計測してこれを積算し、その積算値により燃焼装置の消耗度を把握するようにしている。そして、該積算値が装置の耐用限界としてあらかじめ定めた値に近い値に達した時に警報を発し、これにより、使用者に燃焼装置の寿命が近いことを知らしめるようにしている。

しかしながら、本願発明者等の知見によれば、一般に、給湯器やガスコンロ等の燃焼装置は、毎回、一定の燃焼量で使用されることは少なく、使用の度に異なる燃焼量で使用されることが多い。また、一回の使用時においても、燃焼量は種々の値に変更されることが多い。

そして、このように使用の度に燃焼量が変化し、また、使用途中でも燃焼量が変化するような燃焼装置においては、上記のように燃焼回数や燃焼時間だけで該燃焼装置の消耗度を把握しようとしても的確な把握を行うことは困難である。

すなわち、例えば燃焼量の比較的小さい状態で燃焼装置を使用した場合と燃焼量の大きい状態で燃焼装置を使用した場合とを比較すると、燃焼回数や燃焼時間が同じであっても、前者の方が後者よりも寿命は長くなり、消耗度が少ないものとなる。

また、例えば一回の使用時に、燃焼量を一定とした場合と、燃焼量を大小種々の値に頻繁に変更した場合とを比較すると、前者の方が後者よりも寿命は長くなる。

従って、従来のように燃焼回数や燃焼時間だけで燃焼装置の寿命(消耗度)を把握するようなものにおいては、その把握を的確に行うことができず、このように燃焼装置の寿命(消耗度)を的確に行うことができないために、まだ、十分使用し得る状態であるにもかかわらず、使用者に寿命であると認識させてしまい、あるいは既に寿命に達したにもかかわらず、使用者がまだ寿命でないと判断して種々の故障を生じる等の不都合があった。

概要

燃焼装置の消耗度を的確に把握して監視することができると共に、その把握した消耗度に基づいて的確な処置を行うことができる燃焼装置を提供する。

バーナ3への燃料ガス供給路7にガス流量センサ8を設ける。バーナ3の燃焼時に供給されたガス量をガス流量センサ8を介して所定時間毎に計測するガス量計測手段25を設ける。更に、ガス量計測手段25により計測されたガス量を所定時間毎に累積加算する加算手段27を設け、そのとき得られた累積加算値記憶保持する記憶手段26を設ける。そして、記憶手段26に記憶保持された累積加算値を所定の判定値と比較し、その比較結果により燃焼装置の消耗度を監視する監視手段28を設ける。

目的

本発明はかかる背景に鑑み、燃焼装置の消耗度を的確に把握して監視することができると共に、その把握した消耗度に基づいて的確な処置を行うことができる燃焼装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

バーナへの燃料ガス供給路に設けられたガス流量センサと、バーナの燃焼時に該バーナへ供給されたガス量を前記ガス流量センサを介して所定時間毎計測するガス量計測手段と、該ガス量計測手段により計測されたガス量を前記所定時間毎に累積加算する加算手段と、該加算手段により得られた累積加算値記憶保持する記憶手段と、該記憶手段に記憶保持された累積加算値を所定の判定値と比較し、その比較結果により当該燃焼装置消耗度監視する監視手段とを備えたことを特徴とする燃焼装置。

請求項2

前記記憶手段に記憶保持される累積加算値が前記所定の判定値以上となった時に前記バーナの燃焼を禁止する燃焼禁止手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。

請求項3

前記記憶手段に記憶保持される累積加算値が前記所定の判定値以上となった時に警報を発する警報発生手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の燃焼装置。

請求項4

前記記憶手段は書き込み・消去可能な不揮発性記憶手段であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の燃焼装置。

請求項5

必要燃焼量に応じて前記バーナへ供給すべきガス量を設定するガス量設定手段と、前記ガス流量センサにより検出されたガス量が前記ガス量設定手段により設定された目標ガス量に一致するように、前記ガス供給路に設けられたガス流量制御弁開度を制御することによって前記バーナへ供給するガス量を制御する弁制御手段とが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の燃焼装置。

技術分野

0001

本発明は、給湯器ガスコンロ等の燃焼装置に関する。

背景技術

0002

一般に、給湯器や、暖房器、ガスコンロ等の燃焼装置には寿命があり、その寿命を越えて該燃焼装置を使用することは、種々の故障等が生じ易く、好ましくない。このため、この種の燃焼装置においては、その寿命(消耗度)を把握し、寿命に達した時点で、燃焼装置を作動不能としたり、あるいは警報を発して使用者に知らしめる等の処置を施すことが望まれる。

0003

そして、このように燃焼装置の寿命(消耗度)を把握するものとしては、従来、例えば特開平4−62318号公報に開示されているものが知られている。

0004

この装置においては、バーナ燃焼回数及び燃焼時間の双方、あるいはいずれか一方を計測してこれを積算し、その積算値により燃焼装置の消耗度を把握するようにしている。そして、該積算値が装置の耐用限界としてあらかじめ定めた値に近い値に達した時に警報を発し、これにより、使用者に燃焼装置の寿命が近いことを知らしめるようにしている。

0005

しかしながら、本願発明者等の知見によれば、一般に、給湯器やガスコンロ等の燃焼装置は、毎回、一定の燃焼量で使用されることは少なく、使用の度に異なる燃焼量で使用されることが多い。また、一回の使用時においても、燃焼量は種々の値に変更されることが多い。

0006

そして、このように使用の度に燃焼量が変化し、また、使用途中でも燃焼量が変化するような燃焼装置においては、上記のように燃焼回数や燃焼時間だけで該燃焼装置の消耗度を把握しようとしても的確な把握を行うことは困難である。

0007

すなわち、例えば燃焼量の比較的小さい状態で燃焼装置を使用した場合と燃焼量の大きい状態で燃焼装置を使用した場合とを比較すると、燃焼回数や燃焼時間が同じであっても、前者の方が後者よりも寿命は長くなり、消耗度が少ないものとなる。

0008

また、例えば一回の使用時に、燃焼量を一定とした場合と、燃焼量を大小種々の値に頻繁に変更した場合とを比較すると、前者の方が後者よりも寿命は長くなる。

0009

従って、従来のように燃焼回数や燃焼時間だけで燃焼装置の寿命(消耗度)を把握するようなものにおいては、その把握を的確に行うことができず、このように燃焼装置の寿命(消耗度)を的確に行うことができないために、まだ、十分使用し得る状態であるにもかかわらず、使用者に寿命であると認識させてしまい、あるいは既に寿命に達したにもかかわらず、使用者がまだ寿命でないと判断して種々の故障を生じる等の不都合があった。

発明が解決しようとする課題

0010

本発明はかかる背景に鑑み、燃焼装置の消耗度を的確に把握して監視することができると共に、その把握した消耗度に基づいて的確な処置を行うことができる燃焼装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

かかる目的を達成するために、本発明は、バーナへの燃料ガス供給路に設けられたガス流量センサと、バーナの燃焼時に該バーナへ供給されたガス量を前記ガス流量センサを介して所定時間毎に計測するガス量計測手段と、該ガス量計測手段により計測されたガス量を前記所定時間毎に累積加算する加算手段と、該加算手段により得られた累積加算値記憶保持する記憶手段と、該記憶手段に記憶保持された累積加算値を所定の判定値と比較し、その比較結果により当該燃焼装置の消耗度を監視する監視手段とを備えたことを特徴とする。

0012

本発明においては、前記記憶手段に記憶保持される累積加算値が前記所定の判定値以上となった時に前記バーナの燃焼を禁止する燃焼禁止手段を設けてもよい。

0013

また、前記記憶手段に記憶保持される累積加算値が前記所定の判定値以上となった時に警報を発する警報発生手段を設けてもよい。

0014

また、前記記憶手段は書き込み・消去可能な不揮発性記憶手段であることが好ましい。

0015

更に、必要燃焼量に応じて前記バーナへ供給すべきガス量を設定するガス量設定手段と、前記ガス流量センサにより検出されたガス量が前記ガス量設定手段により設定された目標ガス量に一致するように、前記ガス供給路に設けられたガス流量制御弁開度を制御することによって前記バーナへ供給するガス量を制御する弁制御手段とが設けられていることが好ましい。

0016

前記バーナの燃焼時に前記加算手段により得られる累積加算値は、前記ガス量計測手段により所定時間毎に計測されたガス量をバーナの燃焼毎に積算的に累積加算したものである。前記記憶手段は該累積加算値を記憶保持するので、バーナの燃焼が断続的に行われた場合には、前記加算手段は前回の燃焼時に記憶手段に記憶保持された累積加算値に、次回の燃焼時に累積加算したガス量を加算する。そして、該累積加算値は、バーナの燃焼回数や燃焼継続時間にかかわらずバーナの燃焼時に供給されたガス量が多い程大きな値となり、即ち、実際のバーナの燃焼による負荷に応じた量となり、当該燃焼装置の消耗度に比例する。

0017

前記監視手段は、前記記憶手段に記憶保持された累積加算値を前記所定の判定値と比較し、当該燃焼装置の寿命(消耗度)を的確に把握・監視する。

0018

本発明においては、前記燃焼禁止手段を設けることにより、前記累積加算値が前記所定の判定値以上となった時に前記バーナの燃焼を禁止し、寿命による燃焼装置の故障の発生等を未然に防止する。

0019

また、前記警報発生手段を設けることにより、前記累積加算値が前記所定の判定値以上となった時に警報を発して、燃焼装置の寿命がきたこと、あるいは寿命が近いことを使用者に知らしめる。

0020

また、前記記憶手段として、書き込み・消去可能な不揮発性記憶手段(所謂EEPROM)を用いることにより、燃焼装置の消耗度を把握するための前記累積加算値を停電外乱等にかかわらず、確実に記憶保持する。

0021

更に、本発明においては、前記ガス流量センサにより検出されたガス量が前記ガス量設定手段によって設定された目標ガス量に一致するように前記弁制御手段によりガス流量制御弁の開度が制御されるようにすることにより、バーナへのガスの供給量を前記必要燃焼量に対応した所望の量に制御しながら燃焼装置の寿命の判断が可能となる。

0022

本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本実施例の燃焼装置である給湯器のシステム構成図、図2図1の給湯器の要部のブロック構成図である。

0023

図1において、1は熱交換器2及びこれを加熱するバーナ3を内蔵した給湯器本体、4は熱交換器2を通って配管された通水管、5は通水管4を流れる水の流量を熱交換器2の上流側で検出する通水量センサ、6は熱交換器2の下流側で通水管4を流れる湯の温度を検出する温度センサである。また、7はバーナ3に燃料ガスを供給するガス供給管(ガス供給路)、8はバーナ3に供給されるガス量を検出すべくバーナ3の近傍でガス供給管7に設けられたガス流量センサ、9,10はガス流量センサ8の上流側でガス供給管7に設けられたガス流量制御弁及び開閉電磁弁である。更に、11はバーナ3に燃焼用空気送風する燃焼ファン、12は燃焼ファン11を駆動するファンモータ、13は燃焼ファン11の回転数を検出する回転数センサ、14は使用者が出湯温度の設定等を行うための操作部であり、15は操作部14により設定された湯の設定温度や前記各センサ5,6,8,12の検出信号等に応じてファンモータ11やガス流量制御弁9、電磁弁10等を制御するコントローラである。そして、16は警報ランプブザー等により構成される警報器(警報発生手段)、17はバーナ3の点火を行うためのイグナイタ、18はバーナ3の失火の有無等の燃焼状態を検知するフレームロッドである。

0024

なお、通水管4の上流側は水道管(図示しない)に接続され、下流側は台所浴室等の給湯栓(図示しない)に接続されている。

0025

また、ガス流量センサ8は、例えば熱式流量センサ熱線式流量センサを使用する。

0026

また、ガス流量制御弁9は、例えば通電量に比例したガス圧をその下流側に生ぜしめるような開度でもって開口するガバナ比例弁である。

0027

図2において、前記コントローラ15はマイクロコンピュータ等を含む電子回路により構成されたものであり、その主要な機能的構成として、操作部14から与えられた設定温度や入水量センサ(図示しない)により検出された入水温度、温度センサ6により検出された出湯温度、通水量センサ5により検出された通水量等を基に出湯温度を設定温度に一致させるのに必要なバーナ3の必要燃焼量を時々刻々求める必要燃焼量演算部19と、該必要燃焼量演算部19により求められた必要燃焼量に対応した燃焼用空気の供給量を得るための燃焼ファン11の目標回転数を設定する目標回転数設定部20と、回転数センサ13により検出される燃焼ファン11の回転数が目標回転数設定部20により設定された目標回転数に一致するように燃焼ファン11の回転数をファンモータ12を介して制御するファン制御部21とを備えている。更に該コントローラ15は、回転数センサ13により検出された燃焼ファン11の回転数に応じてバーナ3への目標ガス量を設定する目標ガス量設定部22と、ガス流量センサ8により検出されるガス量が目標ガス量設定部22により設定された目標ガス量に一致するようにガス流量制御弁9への通電量(ガス流量制御弁9の開度)を制御する弁制御部(弁制御手段)23とを備えている。

0028

また、該コントローラ15は、前記ガス流量センサ8が検出したガス量を、タイマ24から得られるクロック信号に応じて所定時間毎(本実施例では0.1秒毎)に計測する計測部(ガス量計測手段)25と、該計測部25より計測されたガス量を前記所定時間毎に累積加算すると共に、EEPROM(電気的書き込み・消去可能な不揮発性記憶手段)26に現時点で記憶保持されているデータ値(詳細は後述する)に加算し、その加算値をEEPROM26に新たに記憶保持させる加算演算部(加算手段)27と、該加算演算部27から得られる加算値を所定の判定値と比較する比較部(監視手段)28と、該比較部28による比較結果が前記所定の判定値以上となった時に前記バーナ3の燃焼を禁止する燃焼禁止部(燃焼禁止手段)29とを備えている。

0029

なお、コントローラ15は、給湯器の運転停止時においては、弁制御部23によりガス流量制御弁9を電磁弁10と共に閉弁せしめ、これにより、バーナ3へのガス供給遮断している。

0030

次に、本実施例の給湯器の作動を説明する。

0031

コントローラ15は、通水管4の通水が開始されると、これを通水量センサ5を介して検知し、その検知に応じてファン制御部21によりファンモータ12を介して燃焼ファン11を回転駆動すると共に、弁制御部23によりガス供給管7のガス流量制御弁9を電磁弁10と共に開弁してバーナ3へのガス供給を開始する。そして、この状態で前記イグナイタ17を介してバーナ3を点火せしめ、これによりバーナ3の燃焼運転給湯運転)を開始する。

0032

このようにバーナ3の燃焼運転が開始すると、コントローラ15は、必要燃焼量演算部19により、温度センサ6により検出される出湯温度を操作部14により設定された設定温度に一致させるのに必要なバーナ3の必要燃焼量を、入水温度、出湯温度、通水量の検出データ等を基に時々刻々求める。そして、コントローラ15の目標回転数設定部20は、必要燃焼量演算部19により求められた必要燃焼量に対応した量の燃焼用空気をバーナ3に供給するための燃焼ファン11の目標回転数をあらかじめ定められたデータテーブル等に従って設定する。この時、ファン制御部21は、回転数センサ13により検出される燃焼ファン11の回転数が目標回転数設定部20により設定された目標回転数に一致するように燃焼ファン11の回転数をファンモータ12を介して制御する。

0033

一方、かかる作動と並行して、コントローラ15の目標ガス量設定部22は、回転数センサ13により検出された燃焼ファン11の回転数に応じて、あらかじめ定められたデータテーブルに従ってバーナ3に供給すべき燃料ガスの目標ガス量を設定する。この場合、燃焼ファン11の回転数は、前記必要燃焼量に対応した目標回転数に制御されるので、結果的には、前記必要燃焼量に対応した目標ガス量が設定されることとなる。なお、このとき用いられるデータテーブルは、使用する燃料ガスの種類に応じて定められたものであり、このようなデータテーブルは、例えば給湯器の出荷時や設置時等に業者がコントローラ15に備えられた図示しないメモリに書き込まれたものである。

0034

上記のように設定された目標ガス量は、弁制御部23に与えられ、この時、該弁制御部23は、ガス流量センサ8により検出されるガス量が、与えられた目標ガス量に一致するようにガス流量制御弁9の開度を制御する。これにより、ガス流量センサ8によるガス量は、前記必要燃焼量に対応したものとされる。この場合、ガス流量センサ8によって検出されたガス量に基づいてガス流量制御弁9が通電制御されるので、燃焼室気圧の変動やバーナ3のノズル開口面積等の影響を受けることなく、バーナ3へのガス量が常に必要燃焼量に対応した適正量に制御される。

0035

なお、コントローラ15は、通水管4の通水が終了すると、これを通水量センサ5を介して検知し、その検知に応じて弁制御部23によりガス供給管7のガス流量制御弁9を開閉電磁弁10と共に閉弁してバーナ3へのガス供給を遮断し、更にファン制御部21により燃焼ファン11を停止せしめ、これによりバーナ3の燃焼運転を停止せしめる。このような燃焼運転の停止作動は、給湯運転中に前記フレームロッド18によりバーナ3の失火等が検知された場合にも同様に行われる。

0036

次に、本実施例の給湯器における消耗度(寿命)の監視作動について説明する。

0037

本実施例の給湯器の運転が開始され、前述したようなバーナ3の燃焼が開始されると、まず、前記タイマ24による時間計測が開始されると共に、前記加算演算部27の累積加算値が初期化される(“0”にする)。

0038

そして、かかる燃焼時において、前記所定時間(0.1秒)毎に次のような処理が行われる。

0039

すなわち、前記計測部25により計測されたガス量が前記加算演算部27に入力され、該加算演算部27はそのガス量を前記所定時間毎に累積加算する。

0040

次に、給湯が終了し、給湯器の運転が停止されると、次のような処理がコントローラ15により行われる。

0041

まず、前記加算演算部27が前記EEPROM26に記憶保持されているデータを読み出す。この場合、EEPROM26に記憶保持されているデータは、前回の給湯運転時までに、各給湯運転の終了時に該加算演算部27により得られる累積加算値の総和を各給湯運転毎に積算してなる通算された累積加算値である。

0042

そして、加算演算部27は、今回の給湯運転の終了時にEEPROM26に記憶保持されている累積加算値に、最終的に得られた累積加算値を加算し、その加算結果を新たな累積加算値としてEEPROM26に書き込む。

0043

このようにEEPROM26に給湯運転の終了時に書き込まれる累積加算値は、バーナ3の燃焼時に供給されたガス量の総供給量であるので、バーナ3の燃焼運転の回数や時間だけでなく、各燃焼時におけるバーナ3の燃焼量やその変化量が反映され、バーナ3の消耗度を的確に示すものとなる。

0044

なお、累積加算値はEEPROM26に記憶保持されるので、停電や外乱等にかかわらず、確実に記憶保持される。

0045

次いで、このようにEEPROM26に書き込まれる新たな累積加算値は、前記比較部28に入力され、該比較部28により該累積加算値が所定の判定値と比較される。この場合、比較部28の判定値は、給湯器が寿命に達した場合に相当するものとして定められた数値(本実施例では7500m3)であり、給湯器が寿命に近い状態に達した場合に相当するものである。なお、このとき用いられる判定値は、使用する燃料ガスの種類に応じて定められたものであり、このような判定値は、例えば給湯器の出荷時や設置時等に業者がコントローラ15に備えられた図示しないメモリに書き込まれたものである。

0046

該比較部28による比較判定は、給湯器の消耗度を示す前記累積加算値が判定値(7500m3)よりも小さい場合には、判定信号を前記燃焼禁止部29に出力せず、この場合には、寿命の監視に係わる制御は終了する。一方、累積加算値が判定値(7500m3)以上に達した場合には、比較部28は、給湯器が寿命に達したことを示す判定信号を燃焼禁止部29に出力し、この場合には、該燃焼禁止部29は、前記警報器16を駆動すると共に、給湯器の運転を禁止する処置を施す。具体的には、燃焼禁止部29は、警報器16を介して警報を発し、給湯器の寿命が近いことを使用者に知らしめると同時に、使用者による給湯操作にかかわらず、例えば前記開閉電磁弁10を閉状態に維持し、これによりバーナ3へのガス供給を遮断して該バーナ3を作動不能状態とする。

0047

これにより給湯器が寿命に達した後は、バーナ3が作動不能となって、故障等の発生が未然に防止される。

0048

このように、本実施例の給湯器においては、その消耗度を実際の消耗度に則して的確に把握することができ、該給湯器の寿命が近い場合や寿命に達した場合に、故障等の発生を未然に防止するための適切な処置を施すことができる。

0049

なお、以上説明した実施例では給湯器について説明したが、ガスコンロや、オーブン等の燃焼装置に対して本発明を適用することが可能であることはもちろんである。

発明の効果

0050

以上のことから明らかなように、本発明によれば、バーナの燃焼時に所定時間毎に検出されるガス量を該所定時間毎に累積加算し、該累積加算値を記憶手段に記憶保持させるようにしたことによって、該記憶手段に記憶保持される累積加算値により、燃焼装置の消耗度を的確に把握して監視することができる。

0051

また、本発明において、前記累積加算値が所定の判定値以上となった時に警報を発するようにしたことによって、使用者に燃焼装置の寿命が近いこと、あるいは寿命に達したことを知らしめることができ、該燃焼装置を交換する等の適切な処置を施すことができる。

0052

また、前記累積加算値が所定の判定値以上となった時にバーナを燃焼不能状態とすることによって、燃焼装置が寿命に近い状態となり、あるいは寿命に達した場合に、故障等の発生を未然に防止することができる。

0053

また、前記記憶手段を書き込み・消去可能な不揮発性記憶手段により構成したことによって、停電や外乱等にかかわらず、前記累積加算値を確実に記憶保持することができ、燃焼装置の消耗度(寿命)の把握・監視を継続的に支障なく行うことができる。

0054

更にまた、バーナへのガス供給路にガス流量センサ及びガス流量制御弁を設け、該ガス流量センサによる検出ガス量が必要燃焼量に対応して設定される目標ガス量に一致するように、該検出ガス量及び目標ガス量を基にガス流量制御弁を制御するようにしたことによって、バーナへのガスの供給量を前記必要燃焼量に対応した所望の量に制御しながら燃焼装置の寿命を判断することができる。

図面の簡単な説明

0055

図1本発明の一実施例の燃焼装置のシステム構成図。
図2図1の燃焼装置の要部のブロック構成図。

--

0056

3…バーナ、7…ガス供給管(ガス供給路)、8…ガス流量センサ、9…ガス流量制御弁、16…警報器(警報発生手段)、22…目標ガス量設定部(ガス量設定手段)、23…弁制御部(弁制御手段)、25…計測部(ガス量計測手段)、26…EEPROM(記憶手段)、27…加算演算部(加算手段)、28…比較部(監視手段)、29…燃焼禁止部(燃焼禁止手段)。

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