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技術 スポット溶接用補助ガン装置

出願人 株式会社オンド
発明者 菅田充陽村瀬義久
出願日 1994年7月6日 (27年3ヶ月経過) 出願番号 1994-179510
公開日 1996年1月23日 (25年9ヶ月経過) 公開番号 1996-019874
状態 特許登録済
技術分野 スポット溶接 抵抗溶接とその制御
主要キーワード シリンダアーム 角ロッド 枢支機構 パレット搬送ライン 側面視コ字形 通電ケーブル 枢支片 溶接対象部位
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年1月23日)のものです。
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図面 (11)

目的

スポット溶接用溶接ロボット溶接用ガン通電機能加圧機能とを有効活用できるようなスポット溶接用補助ガン装置を提供する。

構成

1対のガンアーム16を枢支機構30を介して開閉自在に、本体フレーム10に枢支し、これらガンアーム16を溶接位置に駆動するシリンダ42を設け、両ガンアーム16の先端部にスポット溶接用電極17を付設し、両ガンアーム16の途中部に、1対の加圧通電部19を設け、溶接ロボットの溶接用ガンにより、1対の加圧兼通電部19を加圧し通電することにより、1対の電極17でスポット溶接する。

概要

背景

従来、自動車製造工場やその他種々の製造工場等においては、ワークをパレットで搬送しつつ、溶接ロボットハンド部に装着したスポット溶接用ガンによりワークの各部にスポット溶接を行うことが多い。前記溶接ロボットのハンドの姿勢スペース等の制約から、溶接できない部位がある場合には、次ステーションの溶接ロボットで溶接させたり、ハンドの溶接ガン交換して溶接したり、することも少なくない。

一方、溶接ロボットで溶接できない部位を溶接する為に、パレットや、パレット搬送路に、専用の自動化されたスポット溶接用装置を設けることもある。このスポット溶接用装置は、少なくとも、1対のガンアームの先端部に相対向するように1対のスポット溶接用電極を設け、これらスポット溶接用電極に、溶接電源装置から通電可能に構成し、1対のガンアームを溶接位置に駆動するエアシリンダを設け、溶接時に、エアシリンダにより、1対のガンアームを溶接位置に駆動するとともにスポット溶接用電極に通電することでスポット溶接を行う。

概要

スポット溶接用溶接ロボットの溶接用ガン通電機能加圧機能とを有効活用できるようなスポット溶接用補助ガン装置を提供する。

1対のガンアーム16を枢支機構30を介して開閉自在に、本体フレーム10に枢支し、これらガンアーム16を溶接位置に駆動するシリンダ42を設け、両ガンアーム16の先端部にスポット溶接用電極17を付設し、両ガンアーム16の途中部に、1対の加圧兼通電部19を設け、溶接ロボットの溶接用ガンにより、1対の加圧兼通電部19を加圧し通電することにより、1対の電極17でスポット溶接する。

目的

前記専用のスポット溶接用装置は、溶接ロボットのスポット溶接用ガンとは、独立に設けられ、それ専用の溶接電源装置から給電するように構成してあるため、また、溶接ロボットの制御ユニットで制御せずに別の制御装置で制御するように構成してあるため、設備コスト設置スペース的に非常に不利である。本発明の目的は、スポット溶接用溶接ロボットのスポット溶接用ガンの通電機能と加圧機能とを有効活用できるようなスポット溶接用補助ガン装置を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

スポット溶接用溶接ロボット溶接用ガンとの協働によりスポット溶接を行なわせる為のスポット溶接用補助ガン装置であって、本体フレームと、相対向する先端部に夫々スポット溶接用電極を有する1対のガンアームと、前記1対のガンアームを、両スポット溶接用電極がワークを隔てて相接近する溶接位置と、両スポット溶接用電極が相離隔する非溶接位置とに亙って開閉自在に本体フレームに枢支する枢支機構と、前記1対のガンアームに、溶接ロボットの溶接用ガンから加圧力を付加し且つ通電する為に、1対のガンアームに形成された1対の加圧兼通電部と、を備えたことを特徴とするスポット溶接用補助ガン装置。

請求項2

前記1対のガンアームを、溶接位置に加圧駆動する駆動手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接用補助ガン装置。

請求項3

前記1対のガンアームを、非溶接位置に弾性付勢するスプリング部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接用補助ガン装置。

請求項4

前記1対のガンアームは、側面視ストレート状に形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスポット溶接用補助ガン装置。

請求項5

前記1対のガンアームは、側面視L形に形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスポット溶接用補助ガン装置。

技術分野

0001

本発明は、スポット溶接用溶接ロボット溶接用ガンとの協働によりスポット溶接を行なわせる為のスポット溶接用補助ガン装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、自動車製造工場やその他種々の製造工場等においては、ワークをパレットで搬送しつつ、溶接ロボットのハンド部に装着したスポット溶接用ガンによりワークの各部にスポット溶接を行うことが多い。前記溶接ロボットのハンドの姿勢スペース等の制約から、溶接できない部位がある場合には、次ステーションの溶接ロボットで溶接させたり、ハンドの溶接ガン交換して溶接したり、することも少なくない。

0003

一方、溶接ロボットで溶接できない部位を溶接する為に、パレットや、パレット搬送路に、専用の自動化されたスポット溶接用装置を設けることもある。このスポット溶接用装置は、少なくとも、1対のガンアームの先端部に相対向するように1対のスポット溶接用電極を設け、これらスポット溶接用電極に、溶接電源装置から通電可能に構成し、1対のガンアームを溶接位置に駆動するエアシリンダを設け、溶接時に、エアシリンダにより、1対のガンアームを溶接位置に駆動するとともにスポット溶接用電極に通電することでスポット溶接を行う。

発明が解決しようとする課題

0004

前記専用のスポット溶接用装置は、溶接ロボットのスポット溶接用ガンとは、独立に設けられ、それ専用の溶接電源装置から給電するように構成してあるため、また、溶接ロボットの制御ユニットで制御せずに別の制御装置で制御するように構成してあるため、設備コスト設置スペース的に非常に不利である。本発明の目的は、スポット溶接用溶接ロボットのスポット溶接用ガンの通電機能加圧機能とを有効活用できるようなスポット溶接用補助ガン装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0005

請求項1のスポット溶接用補助ガン装置は、スポット溶接用溶接ロボットの溶接用ガンとの協働によりスポット溶接を行なわせる為のスポット溶接用補助ガン装置であって、本体フレームと、相対向する先端部に夫々スポット溶接用電極を有する1対のガンアームと、前記1対のガンアームを、両スポット溶接用電極がワークを隔てて相接近する溶接位置と、両スポット溶接用電極が相離隔する非溶接位置とに亙って開閉自在に本体フレームに枢支する枢支機構と、前記1対のガンアームに、溶接ロボットの溶接用ガンから加圧力を付加し且つ通電する為に、1対のガンアームに形成された1対の加圧兼通電部とを備えたものである。

0006

ここで、前記1対のガンアームを、溶接位置に加圧駆動する駆動手段を設けてもよい(請求項1に従属の請求項2)。また、前記1対のガンアームを、非溶接位置に弾性付勢するスプリング部材を設けてもよい(請求項1に従属の請求項3)。また、前記1対のガンアームは、側面視ストレート状に形成されてもよい(請求項2又は請求項3に従属の請求項4)。また、前記1対のガンアームは、側面視L形に形成されてもよい(請求項2又は請求項3に従属の請求項5)。

0007

請求項1のスポット溶接用補助ガン装置においては、1対のガンアームは、相対向する先端部に夫々スポット溶接用電極を有し、この1対のガンアームは、枢支機構により、両スポット溶接用電極がワークを隔てて相接近する溶接位置と、両スポット溶接用電極が相離隔する非溶接位置とに亙って開閉自在に本体フレームに枢支されており、この1対のガンアームには、この1対のガンアームに、溶接ロボットの溶接用ガンから加圧力を付加し且つ通電する為に、1対の加圧兼通電部が形成されている。

0008

従って、1対のガンアームを非溶接位置に開いて、この1対のガンアームのスポット溶接用電極間にワークをセットした状態において、1対の加圧兼通電部に対して、溶接ロボットの溶接用ガンから加圧力を付加し且つ通電すると、1対のガンアームが溶接位置に閉じるとともに通電されるため、1対のガンアームのスポット溶接用電極でスポット溶接することができる。

0009

このように、溶接ロボットの溶接用ガンの加圧機能と通電機能とを有効活用できるため、設備コスト及び設置スペース的に非常に有利である。しかも、溶接ロボットの溶接用ガンが到達可能な1対の加圧兼通電部から離れた部位を溶接できるため、溶接ロボットの使用効率を高めることができる。更に、本体フレームと、1対のガンアームと、1対のスポット溶接用電極と、枢支機構と、1対の加圧兼通電部とを主体とする簡単な構成であるため、小型・軽量で取扱いやすく、安価に製作できる。

0010

請求項2のスポット溶接用補助ガン装置においては、1対のガンアームを、溶接位置に加圧駆動する駆動手段を設けたので、溶接の際、この駆動手段の加圧力と、溶接ロボットの溶接用ガンの加圧力とで、必要な加圧力を発生させることができる。請求項3のスポット溶接用補助ガン装置においては、1対のガンアームを非溶接位置に弾性付勢するスプリング部材を設けたため、溶接後に、このスプリング部材により、1対のガンアームを非溶接位置に自動的に切換えることができる。

0011

請求項4のスポット溶接用補助ガン装置においては、1対のガンアームは、側面視ストレート状に形成されているが、この場合、1対のガンアームの構造が簡単化する。請求項5のスポット溶接用補助ガン装置においては、1対のガンアームは、側面視L形に形成されているが、この場合、複雑な構造のワークを溶接するのに適する。

0012

以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、スポット溶接用補助ガン装置1は、予め、ワ−クWをセットして搬送する為のパレット9に固定的に、且つ本実施例では立て向き状態に装着され、溶接ロボットのスポット溶接機5で直接溶接できない部位を溶接する為に、予め、ワ−クWの所定の溶接個所をスポット溶接用補助ガン装置1で溶接できる状態にセットし、ワークWをセットしたパレット9がパレット搬送ラインに沿って搬送されるが、所定のステーションにおいて、このスポット溶接用補助ガン装置1とスポット溶接機5の協働で、スポット溶接が行われる。

0013

スポット溶接機5は、溶接ロボットのロボット本体である多関節ロボット2のハンド部4に装着され、このスポット溶接機5は、スポット溶接用ガン6とエアシリンダ8等で構成され、スポット溶接用ガン6の出力先端部には、1対の電極7が相対向状に交換可能に装着されている。スポット溶接用ガン6はエアシリンダ8により開閉駆動され、1対の電極7により、スポット溶接用補助ガン装置1の加圧兼通電部19に加圧駆動且つ通電することにより、スポット溶接用補助ガン装置1でワ−クWに対してスポット溶接がなされる。尚、スポット溶接機5のスポット溶接用ガン6及びエアシリンダ8は、通電ケーブル制御用信号線加圧エア供給ホース等を介して、制御ユニット3に接続され、スポット溶接機5は、制御ユニット3により駆動制御される。

0014

図2図4に示すように、スポット溶接用補助ガン装置1は、本体フレーム10と、相対向する先端部に夫々スポット溶接用の電極17を有する1対のガンア−ム15であって、スポット溶接機5のスポット溶接用ガン6から加圧力を付加し且つ通電する為の1対の加圧兼通電部19を有する1対のガンア−ム15と、1対のガンア−ム15をスポット溶接用の1対の電極17がワ−クWを隔てて相接近する位置と、スポット溶接用の1対の電極17が相隔離する非溶接位置とに亙って開閉自在に本体フレーム10に枢支する枢支機構30と、1対のガンア−ム15を、溶接位置と非溶接位置に亙って開閉駆動する開閉駆動機構41とで構成されている。

0015

先ず、本体フレーム10について説明する(図2図6参照)。本体フレーム10は、板状で平面視矩形状のベ−ス板11と、正面視コ字形の枢支ブラケット12と、ベ−ス板11に枢支ブラケット12を固定する板状の支持部材13とで構成されている。枢支ブラケット12は、その上壁部12uと下壁部12wを、ベ−ス板11に平行にして、支持部材13を介してベ−ス板11に固定支持されている。上壁部12uと下壁部12wには、1対の枢支孔12aが面直交状に貫通して相対向状に形成され、上壁部12uには、係止穴12bが、枢支孔12aと同心状に且つ大径状に、枢支孔12aの深さの約1/3 程の深さに形成され、これら枢支孔12aには、後述の枢支軸31が回動自在に装着される。

0016

次に、1対のガンア−ム15について説明する(図2図3参照)。1対のガンア−ム15は、通電性に優れた銅合金で構成され、ベ−ス板11に平行にかつ相対向状に配設され、1対のガンア−ム15は、左右に対称に形成されているので、左側のガンア−ム15について説明すると、ガンア−ム15には、スポット溶接電極17を有する出力先端部16と、加圧兼通電部19を有する広幅部18と、後述の枢支部に固定される基端部20とが設けられている。

0017

出力先端部16の内側面は、テ−パ状に形成され、この出力先端部16には、銅合金製の電極17が装着されている。この電極17は、電極基部17aと、電極チップ17bとで構成され、電極基部17aは、出力先端部16に嵌合にて固定的に装着され、電極チップ17bは、電極基部17aに交換可能に嵌合にて装着されている。広幅部18には、外側と上側が開放状の凹部18aが形成され、この凹部18aの内側に位置する広幅部18の内壁部には、着脱可能に装着された通電片からなる加圧兼通電部19が設けられている。

0018

図6に示すように、左側のガンア−ム15の基端部20は、絶縁板22を介して第1開閉体32の第1枢支部33に固定され、更に、基端部20の外面にも、絶縁板23が設けられ、そのガンア−ム15の基端部20は、2つの絶縁板22,23と押さえ板21と共に4本のボルト24により、第1枢支部33に固定されている。尚、これらのボルト24は、絶縁スリ−ブ25で絶縁されている。右側のガンア−ム15も、左側のガンア−ム15と同様に、第2枢支部37に固定されている。尚、第1開閉体32は、第1枢支部33と、これと一体形成された第1シリンダア−ム34とで構成され、第2開閉体36は、第2枢支部37と、これと一体形成された第2シリンダア−ム38とで構成されている。

0019

次に、枢支機構30について説明する(図2図3図6参照)。枢支機構30は、1対のガンア−ム15を、両スポット溶接用電極17がワ−クWを隔てて相接近する溶接位置と、両スポット溶接用電極17が相隔離する非溶接位置とに亙って開閉自在に本体フレーム10に枢支する為のもので、この枢支機構30は、上壁部12uと、下壁部12wと、枢支軸31と、第1開閉体32の第1枢支部33と、第2開閉体36の第2枢支部37等で構成されている。第1枢支部33は、背面視コ字形で、枢支ブラケット12より小型のコ字形に形成され、第1枢支部33の上下壁部の穴に、1対の絶縁スリ−ブ35を内嵌して、上下1対の枢支孔33aが形成され、絶縁スリ−ブ35の内径は、枢支軸31と略同径に形成されている。

0020

第2枢支部37は、直方体状に形成され、この第2枢支部37の穴に、絶縁板スリ−ブ39を面直交状に内嵌して、枢支孔37aが形成され、絶縁スリ−ブ39の内径は、枢支軸31と略同径に形成されている。第1枢支部33は、枢支ブラケット12に対して逆コ字形の状態で、枢支ブラケット12の上壁部12uと下壁部12w間に回動自在に装着され、第2枢支部37は、第1枢支部33の上下の壁部間に回動自在に装着され、枢支軸31は、鉛直状の枢支孔27(これは、枢支孔12a,33a,37aからなる)を挿通して装着されている。そして、第1枢支部33と第2枢支部37は、絶縁スリ−ブ35,39を介して、枢支軸31に回動可能に装着されている。

0021

枢支軸31の上端部の大径部が係止穴12bに内嵌されて枢支軸31が係止され、また、枢支ブラケット12の上面に装着されたキ−プレ−ト40により、枢支軸31が上方移動しないように規制されている。尚、第1枢支部33の側部には、左側のガンア−ム15の基端部20が絶縁板22を介して固定され、第2枢支部37の側部には、右側のガンア−ム15の基端部20が絶縁板22を介して固定されている。

0022

次に、開閉駆動機構41について説明する(図2図5参照)。開閉駆動機構41は、1対のガンア−ム15を、溶接位置と非溶接位置とに開閉駆動する為のもので、第1開閉体32と、第2開閉体36と、エアシリンダ42と、エアシリンダ42から延びるピストンロッド43等で構成されている。第1開閉体32の第1シリンダア−ム34は、側面視コ字形に形成され、第1枢支部33と一体形成されている。この第1シリンダア−ム34の上下の壁部には、1対の第1連結部34aが設けられ、エアシリンダ42は、1対の第1連結部34aの間に枢支片44を介して回動自在に連結されている。エアシリンダ42の内部には、そのピストンを、ピストンロッド後退方向へ付勢するスプリングが装着されている。

0023

第2シリンダア−ム38は、角ロッド状に形成され、第2枢支部37と一体形成されている。この第2シリンダア−ム38には、第2連結部38aが設けられ、この第2連結部38aには、連結凹部が形成され、この連結凹部にエアシリンダ42のピストンロッド43の先端部が装着され、ジョイントピン42bにより第2連結部38aに水平回動自在に連結されている。また、非溶接位置のときに1対の電極17間の間隔を調節する為に、第1シリンダア−ム34と第2シリンダア−ム38の位置を規制する係止プレ−ト45が設けられ、この係止プレ−ト45は、ベ−ス板11に固定され、第1シリンダア−ム34と第2シリンダア−ム38には、夫々、非溶接状態において、係止プレ−ト45に当接する係止ボルト46が、位置調節自在に装着されている。

0024

次に、スポット溶接用補助ガン装置1の作用について説明する。ワ−クWをスポット溶接用補助ガン装置1の電極17間にセットした状態において、スポット溶接機5のスポット溶接用ガン6により、スポット溶接用補助ガン装置1の加圧兼通電部19に、通常のスポット溶接の場合と同様に加圧力を付加するが、枢支軸31から加圧兼通電部19までのレバー長が、枢支軸31から電極17までのレバー長の約1/2であるので、加圧兼通電部19に入力される加圧力の約1/2の加圧力が1対の電極17に作用することになる。

0025

そこで、開閉駆動機構41により、不足分の加圧力を発生させるように構成してあり、前記スポット溶接の実行時に、開閉駆動機構41のエアシリンダ42に加圧エアを供給すると、ピストンロッド43が前進駆動される。その結果、第1シリンダア−ム34と第2シリンダア−ム38とが相離隔方向へ水平揺動し、左右1対の出力先端部16が、相接近方向へ水平揺動して、左右1対の電極17に加圧力が、同時に作用する。

0026

このようにして、スポット溶接機5のスポット溶接用ガン6による加圧力と開閉駆動機構41より生じた加圧力により、スポット溶接をする為に必要な加圧力(例えば、約250kg)が1対の電極17に作用し、ワ−クWが1対の電極17間に押圧されるのと同時に、スポット溶接機5のスポット溶接用ガン6から供給される溶接電流が、一方の加圧兼通電部19、一方の出力先端部16、一方の電極17、ワークW、他方の電極17、他方の出力先端部16、他方の加圧兼通電部19の順に流れ、ワ−クWの溶接対象部位のスポット溶接が行われる。

0027

スポット溶接が終了すると、スポット溶接機5のスポット溶接用ガン6が加圧兼通電部19から離れるが、それと同時に、エアシリンダ42の加圧エアが排出され、エアシリンダ42の内部のスプリングにより、ピストンロッド43が退入駆動される。その結果、第1シリンダア−ム34と第2シリンダア−ム38とは、相接近方向へ駆動され、1対のガンアーム15は、相離隔方向へ揺動駆動されて非溶接位置に切換えられる。そして、このとき、第1シリンダアーム34と第2シリンダアーム38の揺動位置、つまり1対のガンアーム15の揺動位置は、係止プレート45と係止ボルト46により規制される。

0028

このスポット溶接用補助ガン装置1によれば、1対のガンア−ム15を非溶接位置に開いて、電極17間にワ−クWをセットした状態において、1対の加圧兼通電部19に対して、スポット溶接機5のスポット溶接用ガン6から加圧力を付加し且つ通電するのと並行的に、開閉駆動機構41により、1対のガンア−ム15に加圧力を付加することで、スポット溶接を行うことができる。このように、簡単な構成のスポット溶接用補助ガン装置1により、スポット溶接機5のスポット溶接用ガン6の加圧機能と通電機能を有効利用してスポット溶接できるため、設備コスト及び設置スペ−ス的に非常に有利である。更に、開閉駆動機構41により、1対のガンア−ム15に不足分の加圧力を付加して、所期の加圧力を付加して溶接できるため、溶接品質を確保するすることができる。しかも、スポット溶接機5のスポット溶接用ガン6が到達可能な1対の加圧兼通電部19から離れた部位を溶接できるため、スポット溶接機5の使用効率を高めることができる。

0029

別実施例・・・・図7図8参照
次に、別実施例について、図7図8を参照して簡単に説明する。このスポット溶接用補助ガン装置1Aは、本体フレーム50と、側面視ストレ−ト状に形成された1対のガンア−ム53と、1対のガンア−ム53の先端部に装着された1対のスポット溶接用電極55と、1対のガンア−ム53に装着されたスプリング61と、1対のガンア−ム53を、1対のスポット溶接電極55がワ−クWを隔てて相接近する位置と、1対のスポット溶接電極55が相隔離する非溶接位置とに亙って開閉自在に本体フレーム50に枢支する枢支機構59等で構成されている。

0030

先ず、本体フレーム50について説明する。本体フレーム50は、平面視矩形状のベ−ス板51と、正面視門形の枢支ブラケット52とで構成されている。ベ−ス板51には、枢支孔51aが形成され、枢支ブラケット52の上壁部には、枢支孔51aに対向する枢支孔52aが面直交状に貫通状に形成され、枢支軸60は、枢支孔51a,52aに回動自在に装着されている。尚、ガンア−ム53と本体フレーム50間は、前部実施例と同様に、図示外の絶縁部材で絶縁されている。

0031

次に、1対のガンア−ム53及び枢支機構59について説明する。1対のガンア−ム53は、略左右対称で、また、側面視ストレ−ト状に形成され、通電性に優れた銅合金で構成されている。これらガンア−ム53は、ベ−ス板51に平行にして相対向状に設けられ、各ガンア−ム53には、スポット溶接電極55を有する出力先端部54と、加圧兼通電部58を有する基端部57と、枢支部56とが設けられ、出力先端部54には、前記実施例のものと同様の電極55が装着されている。

0032

上側のガンア−ム53の枢支部56は、下半部を除去した構造であり、下側のガンア−ム53の枢支部56は、上半部を除去した構造であり、これら上下1対の1対の枢支部56は、平面視にてX字状に交差させて重ね合わされている。これら1対の枢支部56は、ベ−ス板51と、枢支ブラケット52間に配設され、これら枢支部56に形成された鉛直向きの枢支孔に、前記枢支軸60が挿通され、これらガンア−ム53は、枢支軸60を介して水平に回動自在に枢支され、これらガンア−ム53は、それらの電極55がワークWを隔てて相接近する溶接位置と、電極55が相離隔する非溶接位置とに亙って開閉自在である。

0033

前記1対のガンア−ム53の基端部57には、通電片からなる加圧兼通電部58が設けられ、これら通電片は交換可能に装着されている。更に、枢支部56と基端部57のほぼ中間において、1対のガンア−ム53には、これらガンア−ム53を非溶接位置に弾性付勢する圧縮スプリング61が装着されている。

0034

このスポット溶接用補助ガン装置1Aによれば、1対のガンア−ム53は、側面視ストレ−ト状に形成されているので、これらガンア−ム53の構造が簡単化し、本体フレーム50も2つの部材からなる簡単、小型、軽量な構造であり、枢支機構59も簡単な構造であるため、製作コスト的に有利である。更に、1対のガンア−ム53の基端部に加圧兼通電部58を形成したので、電極55と加圧兼通電部58間の距離が長くなり、溶接用ガン6で溶接しにくい部位を溶接するのに好適である。しかも、枢支軸60から加圧兼通電部58までの距離を、枢支軸60から電極55までの距離よりも長く形成して、スプリング61の付勢力キャンセルされる加圧力を余分に発生させることで、溶接用ガン6から入力される加圧力と等しい加圧力を電極55に発生させることができるから、加圧力発生の為のエアシリンダ等を省略でき、構造の簡単化、小型、軽量化を図る上で有利である。

0035

例えば、図7に示すように、諸寸法a,b,cを設定し、溶接用ガン6からの入力加圧力をF、電極55を加圧するのに必要な加圧力をF、ガンアーム53が溶接位置に位置した時のスプリング61の弾性力をSとすると、次式のようになる。F×c−S×b=F×a、それ故、S=F(c−a)/b、となる。このように、スプリング61の弾性力を設定すれば、入力加圧力Fと等しい加圧力を電極55に作用させることができる。

0036

ここで、前記別実施例のスポット用補助ガン装置1Aを部分的に変更した変更態様について、図9図10を参照して説明する。但し、同様の構成部材に同一符号を付して説明を省略する。このスポット用補助ガン装置1Bにおいては、1対のガンアーム53Aは、側面視L形に形成され、これらガンアーム53Aの先端部分には、枢支軸60と平行に立ち上がる出力先端部54Aが一体形成されている。これら出力先端部54Aの上端部に、スポット溶接用電極55が装着されている。尚、前記出力先端部54Aの長さは、用途に応じて適宜設定される。このスポット用補助ガン装置1Bは、複雑な構造のワークWの隠れたような部位を溶接するのに好適である。

0037

尚、本発明に係るスポット用補助ガン装置は、パレット9に装着した状態で使用してもよいし、パレット上のワークWに装着して使用してもよいし、パレット搬送路に設けてもよい。更に、ワークWの形状・構造等に応じて、本発明の趣旨逸脱しない範囲において、前記実施例のスポット用補助ガン装置に種々の変更を付加した態様で実施し得ることは勿論である。

図面の簡単な説明

0038

図1本発明の実施例に係るスポット溶接用補助ガン装置と溶接ロボット等の斜視図である。
図2前記スポット溶接用補助ガン装置の斜視図である。
図3前記スポット溶接用補助ガン装置の平面図である。
図4前記スポット溶接用補助ガン装置の右側面図である。
図5前記スポット溶接用補助ガン装置の背面図である。
図6図3のVI−VI線断面図である。
図7別実施例に係るスポット溶接用補助ガン装置の平面図である。
図8図8のスポット溶接用補助ガン装置の正面図である。
図9変更態様に係るスポット溶接用補助ガン装置の平面図である。
図10図9のスポット溶接用補助ガン装置の右側面図である。

--

0039

1,1A,1Bスポット溶接用補助ガン装置
10,50本体フレーム
15,53ガンア−ム
16,54,54A出力先端部
17,55電極
18幅広
19,58加圧兼通電部
20,57基端部
30,59枢支機構
31,60枢支軸
32 第1開閉体
36 第2開閉体
41 開閉駆動機構

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