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この項目の情報は公開日時点(1996年1月9日)のものです。
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図面 (2)

目的

、油分の洗浄能力が高く、油分を溶解しないために油分の分離が容易な低毒性の洗浄剤を得る。

構成

水と任意の割合で相溶し得るプロピレングリコールアルキルエーテルと、水と50容量%以下の割合でしか相溶しないプロピレングリコールアルキルエーテルと水との混合物、例えば、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル10〜70容量%と、プロピレングリコールモノブチルエーテル10〜70容量%と、水20〜80容量%が均一に溶解する組成からなる洗浄剤。

概要

背景

金属部品電子部品半導体部品等の被洗浄物脱脂洗浄には、不燃性発火の危険性がないこと、洗浄力に優れていること等の理由から、フロン系溶剤あるいはハロゲン系溶剤が使用されてきた。しかし、最近、地球環境破壊問題、人体への影響を懸念して、界面活性剤アルカリを主成分とする水系洗浄剤炭化水素系洗浄剤アルコール系洗浄剤、あるいは第三石油類炭化水素を界面活性剤を用いて水に分散した準水系洗浄剤への転換が進んでいる。

概要

、油分の洗浄能力が高く、油分を溶解しないために油分の分離が容易な低毒性の洗浄剤を得る。

水と任意の割合で相溶し得るプロピレングリコールアルキルエーテルと、水と50容量%以下の割合でしか相溶しないプロピレングリコールアルキルエーテルと水との混合物、例えば、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル10〜70容量%と、プロピレングリコールモノブチルエーテル10〜70容量%と、水20〜80容量%が均一に溶解する組成からなる洗浄剤。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

(1)60℃で水と任意の割合で相溶し得るプロピレングリコールアルキルエーテル(2)60℃で水と50容量%以下の割合でしか相溶しないプロピレングリコールアルキルエーテルおよび(3)水よりなり、これらが均一相を形成してなる洗浄剤

技術分野

0001

本発明は、金属部品等に付着する油脂、電子部品等に付着するフラックス指紋等の汚れ洗浄する洗浄剤に関する。

背景技術

0002

金属部品、電子部品、半導体部品等の被洗浄物脱脂洗浄には、不燃性発火の危険性がないこと、洗浄力に優れていること等の理由から、フロン系溶剤あるいはハロゲン系溶剤が使用されてきた。しかし、最近、地球環境破壊問題、人体への影響を懸念して、界面活性剤アルカリを主成分とする水系洗浄剤炭化水素系洗浄剤アルコール系洗浄剤、あるいは第三石油類炭化水素を界面活性剤を用いて水に分散した準水系洗浄剤への転換が進んでいる。

0003

しかしながら、水系洗浄剤を用いた洗浄法においては、発泡性が高い、洗浄性が不十分である、多量の廃水を処理しなければならない、被洗浄物を腐食する等の問題がある。炭化水素系洗浄剤、アルコール系洗浄剤はいずれも可燃性であって、高い引火点を持ち、発火の危険性を有するものである。また、準水系洗浄剤は、相分離すると引火性を持つ、洗浄性にむらがでる、多量の廃水処理をしなければならない等の欠点がある。

0004

特開平5−51599号公報には、アルキレングリコールモノフェニルエーテルグリコールエーテル系溶剤と界面活性剤を主成分とする洗浄剤が提案されている。しかし、この洗浄剤は充分な洗浄性が得られず、不揮発成分を含んでいるため、被洗浄物に残存し、影響を与える恐れがある。また、エチレングリコールアルキルエーテル系の化合物は、発育生殖毒性への影響があり、許容濃度が厳しく制限されつつあるので好ましくない。

課題を解決するための手段

0005

本発明者は、エチレングリコールアルキルエーテルに比べて毒性が低くより安全性の高いプロピレングリコールアルキルエーテルを使用することを基本として、各種のプロピレングリコールアルキルエーテルの洗浄能力について研究を重ねてきた。その結果、水に溶解し難いプロピレングリコールアルキルエーテルは、洗浄能力が高いが引火性を有しており、一方、水と任意の割合で相溶するプロピレングリコールアルキルエーテルは水との混合物とすると引火性はないが、洗浄能力に問題があることが判った。

0006

そこで、本発明者らは、上記した洗浄能力には優れているが、引火性をなくすのに十分な量ほど水を溶解しないプロピレングリコールアルキルエーテルと、それ単独では十分な洗浄能力を有さないが、水と任意の割合で相溶するプロピレングリコールアルキルエーテルと、さらに水を混合することにより、洗浄能力に優れた、洗浄剤を開発するに至った。

0007

即ち、本発明は、(1)60℃で水と任意の割合で相溶し得るプロピレングリコールアルキルエーテル
(2)60℃で水と50容量%以下の割合でしか相溶しないプロピレングリコールアルキルエーテル
および
(3)水
よりなり、これらが均一相を形成してなる洗浄剤である。

0008

上記した(1)の成分であるプロピレングリコールアルキルエーテルは、60℃において水と任意の割合で相溶するものである。この成分は、後述する(2)の成分と(3)の水との相溶性を向上させる作用を有する。このようなプロピレングリコールアルキルエーテルとしては、プロピレングリコールモノメチルエーテルジプロピレングリコールモノメチルエーテルトリプロピレングリコールモノメチルエーテルプロピレングリコールモノエチルエーテルジプロピレングリコールモノエチルエーテルプロピレングリコールジメチルエーテル等を挙げることができる。

0009

次に、(2)の成分であるプロピレングリコールアルキルエーテルは、60℃において水と50容量%以下の割合でしか相溶しないものである。この成分は、主として洗浄能力を発揮する成分である。このようなプロピレングリコールアルキルエーテルとしては、プロピレングリコールモノプロピルエーテルプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテルトリプロピレングリコールモノブチルエーテルジプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジブチルエーテル等を挙げることができる。

0010

上記した(1)と(2)のプロピレングリコールアルキルエーテルは、単独又は2種類以上組み合わせて使用することができる。

0011

これら(1)の成分と(2)の成分の内、油分の洗浄力、乾燥性の点で本発明において好適に使用できるものを例示すると、(1)の成分として、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテルを挙げることができ、また、(2)の成分として、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテルを挙げることができる。

0012

本発明の洗浄剤の(3)の成分は水である。水は上記した(1)の成分および(2)の成分の引火性を低減する作用を有する。

0013

上記した(1)の成分、(2)の成分及び(3)の成分とを混合すると、これら各成分の組成比によって均一相を形成する領域と二相に分離する領域とがある。図1に(1)の成分であるジプロピレングリコールモノメチルエーテル、(2)の成分であるプロピレングリコールモノブチルエーテル、および(3)の成分である水の三成分系相図を示した。図1における領域Cは三成分が均一に溶解せず、油相水相の二相を形成する領域である。領域Aと領域Bは、三成分が相溶して均一相を形成する領域である。本発明においては、上記の領域Aおよび領域Bのいずれの組成の洗浄剤も使用可能であるが、領域Aは水の量が20容量%以下と少ない組成のため引火性を有する。したがって引火性を有しない領域Bの組成の洗浄剤を本発明では好適に使用できる。

0014

上記したように本発明の洗浄剤は、(1)、(2)および(3)の成分が均一相を形成する状態で使用される。前記した各成分の組成比は、各成分の種類によって水への溶解性に多少の差があるために一概には決定できないが、概ね下記の組成となる。即ち、(1)の成分は20〜70容量%であることが好ましく、さらに25〜50容量%であることが好ましい。(2)の成分は10〜60容量%であることが好ましく、さらに20〜50容量%であることが好ましい。(3)の成分は20〜80容量%であることが洗浄剤を非引火性にするために好適である。高い洗浄力を得るためには、(2)の成分の濃度は高いほうが好ましいが、あまりの高濃度にすると相分離するために、均一相を形成する濃度範囲で使用される。

0015

本発明の洗浄剤を用いた洗浄方法は公知の方法を何等制限無く採用することができる。例えば、洗浄剤中に油脂の付着した被洗浄物を浸漬する方法、油脂の付着した被洗浄物に洗浄剤をシャワースプレーする方法等を採用することができる。このとき超音波洗浄揺動撹拌等の手段を併用すると効果的である。

0016

被洗浄物から除去された油の大部分は洗浄剤に溶解せず、浮上油または沈澱油となって洗浄剤から分離する。このため、洗浄に使用した後の洗浄剤を油水分離装置等で処理することによって容易に油を分離することが可能である。また、回収された洗浄剤は油に汚染されず、長期間高い洗浄能力を保有する。通常の炭化水素系溶剤、ハロゲン系溶剤、水と相溶しないプロピレングリコールアルキルエーテルのような油を溶解することによって高い洗浄能力を発揮する洗浄剤は、洗浄剤にとけ込む油濃度が被洗浄物の洗浄能力に影響するため、蒸留によって洗浄剤と油を分離する必要がある。しかし、本発明の洗浄剤はその必要がなく、高い洗浄能力を維持できる。

0017

本発明の洗浄剤は、脱脂を目的とする洗浄槽に適用できることは勿論のことであるが、洗浄槽に続くすすぎを目的とするすすぎ槽にも適用できる。また、本発明の洗浄剤は被洗浄物に付着したまま乾燥されても被洗浄物に何等悪影響を与えルことなく容易に乾燥される。また、洗浄された被洗浄物のすすぎに水を使用する場合、水系洗浄剤あるいは準水系洗浄剤のように大量のすすぎ水を必要としない。

発明の効果

0018

本発明の洗浄剤は、被洗浄物の油分の洗浄能力に富み、また、被洗浄物から洗い落とした油分を溶解しないために洗浄剤からの油分の分離が容易であり、洗浄剤の液寿命も長い。また、水の配合量を適当に選択することによって非引火性とすることができ、炭化水素系洗浄剤やアルコール系洗浄剤を用いた洗浄装置のような防爆設備を必要とせず、安全に使用できる。

0019

本発明を具体的に説明するために実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。

0020

実施例および比較例
市販マシン油を50mm×80mm×1mmのアルミ板に約50mg/枚付着させたものをテストピースとし、表1に示す組成の均一相をなす洗浄剤1Lを用いて洗浄を行った。洗浄は、表1に示す洗浄温度の洗浄剤中にテストピースを2分間浸漬することによって行った。洗浄後、テストピースを引き上げ、20℃の流水で1分間すすぎ、80℃で20分間乾燥後、重量法油分除去率を評価した。

0021

上記の操作を100回繰り返した後、洗浄剤中の浮上油を除去し、洗浄剤中に残存している油分をn−ヘキサン抽出法分析した。この洗浄剤を用いて上記と同じ条件で2回目の洗浄を行い、その時の油分除去率を表1に示した。

0022

さらに、洗浄剤の引火点の測定をJIS K−2265原油および石油製品の引火点測定試験法で測定し、表1に併記した。

0023

なお、表中の略号の意味は下記の通りである。()内の数値は60℃での水への溶解度である。

0024

(1)の成分
DPGM:ジプロピレングリコールモノメチルエーテル
TPGM :トリプロピレングリコールモノメチルエーテル
PGE :プロピレングリコールモノエチルエーテル
PGDM:プロピレングリコールジメチルエーテル
PGM :プロピレングリコールモノメチルエーテル
(2)の成分(()内は60℃での水への溶解度である。)
PGP :プロピレングリコールモノプロピルエーテル(28容量%)
PGB :プロピレングリコールモノブチルエーテル(6容量%)
TPGDM :トリプロピレングリコールジメチルエーテル(24容量%)
DPGDE :ジプロピレングリコールジエチルエーテル(5容量%)
DPGB :ジプロピレングリコールモノブチルエーテル(5容量%)
DPGDM :ジプロピレングリコールジメチルエーテル(36容量%)
その他の成分
EGPh :エチレングリコールモノフェニルエーテル(2容量%)

0025

図面の簡単な説明

0026

図1は、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル−プロピレングリコールモノブチルエーテル−水の相図である。

--

0027

A:3成分が均一に溶解するが、引火点を有する領域。
B:3成分が均一に溶解し、引火点を有さない領域。
C:3成分が均一に溶解しない領域。

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