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技術 二液性アクリル反応型接着剤組成物

出願人 ダイアボンド工業株式会社協立化学産業株式会社
発明者 横山曉良布上秀二佐佐木新吾
出願日 1994年6月6日 (27年8ヶ月経過) 出願番号 1994-145773
公開日 1995年12月19日 (26年2ヶ月経過) 公開番号 1995-331185
状態 拒絶査定
技術分野 接着剤、接着方法
主要キーワード 二液性接着剤 フタロシアニン鉄 接合長 硬化促進助剤 全接着剤 ABS樹脂 ポリアミン錯体 反応型接着剤
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年12月19日)のものです。
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目的

液性アクリル反応型接着剤の強度、貯蔵安定性等の各種性能を損なうことなく、反応性を大幅に改善して硬化時間の短縮化を可能とする二液性アクリル反応型接着剤組成物を提供する。

構成

A剤

オリゴマー重合体の1種以上

過酸化物

B剤

アクリルモノマー、メタクリルモノマーの1種以上

オリゴマー、重合体の1種以上

硬化促進剤

からなる二液性接着剤において、A剤、B剤の少なくとも一方に硬化促進助剤としてt−ブチルフェノール樹脂をA剤、B剤の総量に対して0.1〜10重量%加えた。

概要

背景

液性アクリル反応型接着剤の反応(硬化機構としては、有機過酸化物、例えば過安息香酸過酢酸などを分解してラジカルを発生させ、アクリルモノマー重合させて硬化させるのが一般的であるが、この硬化を促進させるために様々の硬化促進剤が使用されている。一例を示せば、レドックス触媒系アミンアルデヒド縮合物系、N−N′ージメチルアニリンなどのアニリン系、ナフテン酸コバルト等の金属石鹸ジメチルトルイジン等のトルイジン系、チオウレア等のウレア系、メルカプトベンゾイミダゾール等のチオアミド系、鉄ーポリアミン錯体系、フタロシアニン鉄等のフタロシアニン化合物などの促進剤があげられる。

概要

二液性アクリル反応型接着剤の強度、貯蔵安定性等の各種性能を損なうことなく、反応性を大幅に改善して硬化時間の短縮化を可能とする二液性アクリル反応型接着剤組成物を提供する。

A剤

アクリルモノマー、メタクリルモノマーの1種以上

オリゴマー重合体の1種以上

過酸化物

B剤

アクリルモノマー、メタクリルモノマーの1種以上

オリゴマー、重合体の1種以上

硬化促進剤

からなる二液性接着剤において、A剤、B剤の少なくとも一方に硬化促進助剤としてt−ブチルフェノール樹脂をA剤、B剤の総量に対して0.1〜10重量%加えた。

目的

しかし、これらの従来の硬化促進剤では、近年、要求が高まる硬化時間の短縮化に対して未だ充分に満足することができないため、接着剤の反応性を一層向上せしめて硬化時間の短縮化の努力要望されている。本発明は二液性アクリル反応型接着剤の強度、貯蔵安定性等の各種性能を損なうことなく、反応性を大幅に改善して硬化時間の短縮化を可能とする二液性アクリル反応型接着剤組成物を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
0件

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請求項1

A剤アクリルモノマーメタクリルモノマーの1種以上オリゴマー重合体の1種以上有機過酸化物およびB剤アクリルモノマー、メタクリルモノマーの1種以上オリゴマー、重合体の1種以上硬化促進剤からなる二液性反応型接着剤において、A剤、B剤の少なくとも一方に硬化促進助剤としてt−ブチルフェノール樹脂をA剤、B剤の総量に対して0.1〜10重量%加えたことを特徴とする二液性アクリル反応型接着剤組成物

技術分野

0001

本発明は、二液性アクリル反応型接着剤組成物に関するものである。

背景技術

0002

二液性アクリル反応型接着剤の反応(硬化機構としては、有機過酸化物、例えば過安息香酸過酢酸などを分解してラジカルを発生させ、アクリルモノマー重合させて硬化させるのが一般的であるが、この硬化を促進させるために様々の硬化促進剤が使用されている。一例を示せば、レドックス触媒系アミンアルデヒド縮合物系、N−N′ージメチルアニリンなどのアニリン系、ナフテン酸コバルト等の金属石鹸ジメチルトルイジン等のトルイジン系、チオウレア等のウレア系、メルカプトベンゾイミダゾール等のチオアミド系、鉄ーポリアミン錯体系、フタロシアニン鉄等のフタロシアニン化合物などの促進剤があげられる。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、これらの従来の硬化促進剤では、近年、要求が高まる硬化時間の短縮化に対して未だ充分に満足することができないため、接着剤反応性を一層向上せしめて硬化時間の短縮化の努力要望されている。本発明は二液性アクリル反応型接着剤の強度、貯蔵安定性等の各種性能を損なうことなく、反応性を大幅に改善して硬化時間の短縮化を可能とする二液性アクリル反応型接着剤組成物を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0004

本発明の二液性アクリル反応型接着剤組成物は、かかる目的を達成するものであって、A剤
アクリルモノマー、メタクリルモノマーの1種以上
オリゴマー重合体の1種以上
有機過酸化物
およびB剤
アクリルモノマー、メタクリルモノマーの1種以上
オリゴマー、重合体の1種以上
硬化促進剤
からなる二液性接着剤において、A剤、B剤の少なくとも一方に硬化促進助剤としてt−ブチルフェノール樹脂2をA剤、B剤の総量に対して0.1〜10重量%加えたことを特徴とするものである。

0005

以下、本発明の構成を具体的に説明する。本発明の接着剤組成物は、ともにアクリルモノマー、メタクリルモノマーの1種以上とオリゴマー、重合体の1種以上とを含有する二液(A剤、B剤)からなるものであり、A剤には、さらに有機過酸化物を含有しており、B剤には硬化促進剤を含有していて、さらに、少なくとも一方の液には硬化促進助剤を含有している。

0007

また、A剤とB剤に含有させるオリゴマーとしては、ウレタンアクリレートエポキシアクリレートポリエステルアクリレート等があげられる。重合体としては、ポリメタクリル酸エステルポリアクリル酸エステルポリスチレンABS樹脂ポリビニルクロリド、各種合成ゴムポリエステル樹脂等または共重合体があげられる。

0008

A剤に含有させる過酸化物重合開始剤であり、該物質としては過酸化ベンゾイルメチルエチルケトンパーオキサイドシクロヘキサノンパーオキサイドクメンハイドロパーオキサイド、tーブチルハイドロパーオキサイド、ジーtーブチルハイドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイドテトラメチルハイドロパーオキサイドなどがあげられる。

0009

B剤に含有させる硬化促進剤は、重合・硬化を促進するものであって、レドックス触媒系、金属石鹸、鉄フタロシアニン等のフタロシアニン化合物、鉄ーポリアミン錯体等があげられ、特にフタロシアニン化合物が好適である。

0010

A剤とB剤の少なくとも一方に含有させるtーブチルフェノール樹脂は前述の硬化促進剤と併用することにより重合・硬化をさらに促進するものである。この硬化促進助剤は、全接着剤に対する配合比率で0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%であって、0.1重量%未満の場合には促進硬化はほとんど認められず、10重量%を超える場合には硬化時間は早くならないばかりでなく、引っ張りせん断強度が低くなる。

0011

なお、本発明の接着剤には、必要に応じて他の添加剤も添加することも可能である。本発明のA剤とB剤は、二液を混合してから接着個所に塗布して使用してもよいが、必ずしもこれに限らず、接着個所にそれぞれ塗布した後、接合しても良好な接着が可能である。

0012

本発明の二液性アクリル反応型接着剤組成物は、ともにアクリルモノマー、メタクリルモノマーの1種以上とオリゴマー、重合体の1種以上とを含有する二液(A剤、B剤)からなるものであり、A剤には、さらに有機過酸化物を含有しており、B剤には硬化促進剤を含有しているので、接着強度が大きく、酸を使用しなくても硬化するため、金属に対しての腐食がなく、貯蔵安定性が良く、常温貯蔵できるなどの利点を有するほか、さらに、A剤、B剤の少なくとも一方の液には硬化促進助剤としてt−ブチルフェノール樹脂0.1〜10重量%を含有しているので、反応性が大幅に改善され、硬化・重合時間が大幅に短縮されることとなる。

0013

次に、本発明を実施例によってさらに詳細に説明する。

0014

実施例1
メチルメタクリレート200重量部、2ーヒドロキシエチルメタクリレート600重量部、tーブチルフェノール樹脂10重量部、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体150重量部、クメンハイドロパーオキサイド50重量部の配合組成攪拌機付き溶解均一溶液となるまで攪拌混合してA剤を作成し、メチルメタクリレート240重量部、2ーヒドロキシエチルメタクリレート600重量部、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体150重量部、鉄フタロシアニン10重量部の配合組成によりA剤と同様にしてB剤を作成した。得られたA剤とB剤とを用いて接着試験を行った。接着試験としては、硬化時間および引っ張りせん断強度を下記の方法によって測定した。

0015

接着試験
(1)硬化時間
表面をトリクロルエチレン脱脂した厚さ1.6 mm、幅25mm、長さ100 mmの冷間圧延鋼板を用意した。この鋼板に前記A液およびB液を等量ずつそれぞれ別々に塗布し、次いでこれらを接合し(接合長さ25mm) 、接合部が手で引き剥がせなくなるまでの時間を測定し、硬化時間とした。
(2) 引っ張りせん断強度
前記と同様の鋼板を同様に接合し(接合長さ12.5mm)、室温で3 日放置した後、テンシロン引っ張り試験機オリエンテック社製) を用いて引っ張り速度5 mm/minで引っ張りせん断強度を測定した。得られた結果は表1に示したように、引っ張り強度が優れているとともに、硬化時間が非常に短いものであった。

0016

0017

比較例1
tーブチルフェノール樹脂を用いない以外は実施例1と同様のA剤と、実施例1と同様のB剤を作成した。得られたA剤とB剤とを用いて接着試験を行った結果は表1に示したように、引っ張り強度は優れているが、硬化時間が著しく長いものであった。

0018

実施例2
メチルメタクリレート200重量部、2ーヒドロキシエチルメタクリレート600重量部、tーブチルフェノール樹脂3重量部、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体150重量部、クメンハイドロパーオキサイド60重量部の配合組成によりA剤を作成し、メチルメタクリレート240重量部、2ーヒドロキシエチルメタクリレート600重量部、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体150重量部、鉄フタロシアニン10重量部の配合組成によりB剤を作成した。得られたA剤とB剤とを用いて接着試験を行った結果は表1に示したように、引っ張り強度が優れているとともに、硬化時間が非常に短いものであった。

0019

実施例3
tーブチルフェノール樹脂3重量部を10重量部とする以外は実施例2と同様のA剤と、実施例2と同様のB剤を作成した。得られたA剤とB剤とを用いて接着試験を行った結果は表1に示したように、引っ張り強度が優れているとともに、硬化時間が非常に短いものであった。

0020

実施例4
tーブチルフェノール樹脂3重量部を100重量部とする以外は実施例2と同様のA剤と、実施例2と同様のB剤を作成した。得られたA剤とB剤とを用いて接着試験を行った結果は表1に示したように、引っ張り強度が優れているとともに、硬化時間が非常に短いものであった。

0021

実施例5
tーブチルフェノール樹脂3重量部を200重量部とする以外は実施例2と同様のA剤と、実施例2と同様のB剤を作成した。得られたA剤とB剤とを用いて接着試験を行った結果は表1に示したように、引っ張り強度が優れているとともに、硬化時間が非常に短いものであった。

0022

比較例2
tーブチルフェノール樹脂3重量部を0.1重量部とする以外は実施例2と同様のA剤と、実施例2と同様のB剤を作成した。得られたA剤とB剤とを用いて接着試験を行った結果は表1に示したように、引っ張り強度は優れているが、硬化時間が著しく長いものであった。

0023

比較例3
tーブチルフェノール樹脂3重量部を300重量部とする以外は実施例2と同様のA剤と、実施例2と同様のB剤を作成した。得られたA剤とB剤とを用いて接着試験を行った結果は表1に示したように、引っ張り強度が劣るものであった。

発明の効果

0024

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、引っ張り強度等の接着剤としての性能を損なうことなく、硬化時間の大幅な短縮を可能にするものである。また、二液の混合を必要とせず、酸を使わなくても硬化するので、金属に対する腐食も無く、貯蔵安定性が良く、毒性が無く、価格も安価であるという経済性、作業性その他にも大きな利点を有するものである。

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