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技術 ゲル膜で被覆された種子類の水耕栽培用培地

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 小林陽子
出願日 1994年6月7日 (26年6ヶ月経過) 出願番号 1994-124984
公開日 1995年12月19日 (25年0ヶ月経過) 公開番号 1995-327527
状態 特許登録済
技術分野 水耕栽培 植物の栽培
主要キーワード 被覆コーティング 用切込み 挿入用孔 水耕栽培用培地 酸素発生剤 種子類 コーティング種子 被覆剤中
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年12月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

目的

ゲル膜被覆された種子類は、水耕栽培用培地に設けた切込みには播種され難い問題があった。本発明はかかる課題を解決することを目的とする。

構成

水耕栽培用培地A1 の上面に、ゲル膜Cの直径よりも小さい内径を有する播種用孔1を設ける。或いは、水耕栽培用培地A2 の上面に発用切込み2を設け、水耕栽培用培地A2 の側面に、ゲル膜Cの直径よりも小さい内径を有し、且つ、発芽用切込み2に連通する挿入孔3を設ける。

概要

背景

従来、種子はコーティングされないまま播種されるのが一般的であるが、種子を動物食害から保護し、播種する前に殺菌,発芽促進処理などの予備処理を行うために、種子を被覆するコーティング種子がある。従来のコーティング種子には、粘土微砂又は糖類を混合したものを種子表面に付着し、被覆剤中殺菌剤酸素発生剤等を添加した比較的硬質被覆コーティングや、種子を含水することにより膨潤するゲルゼラチン状の物でコーティングする軟質の被覆コーティングがある。

このような従来のコーティング技術においては表層のみを硬化させる水性ゲルを用いた種子をコーティングする例は見られなかったが、本出願人は、球形の膜状に形成されたゲル膜の中に種子と空気を封入し、ゲル膜の表面のみを硬化させて種子を被覆保護すると共に発し易くするゲル膜で被覆された種子の製造方法を提案した(特願平4−141006号などの公報参照)。このゲル膜覆は種子の被覆のみならず、種子類似物(不定胚などの組織培養物)の被覆をも行うことができる。

概要

ゲル膜で被覆された種子類は、水耕栽培用培地に設けた切込みには播種され難い問題があった。本発明はかかる課題を解決することを目的とする。

水耕栽培用培地A1 の上面に、ゲル膜Cの直径よりも小さい内径を有する播種用孔1を設ける。或いは、水耕栽培用培地A2 の上面に発芽用切込み2を設け、水耕栽培用培地A2 の側面に、ゲル膜Cの直径よりも小さい内径を有し、且つ、発芽用切込み2に連通する挿入孔3を設ける。

目的

(2) 図7,図8に示すように、水耕栽培用培地Aの表面に播種用の切込みEを設け、この切込みE内にゲル膜Cで被覆された種子Dを挿入し、切込みEによってゲル膜Cを保持しようとした場合には、直径の大きいゲル膜Cを切込みEに挿入しなければならないので、播種が困難になる。本発明はかかる課題を解決することを目的としており、ゲル膜で被覆された種子類の播種を容易にし、ゲル膜の保持力を有する水耕栽培用培地を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ウレタンなどの吸水性材料より成る水耕栽培用培地の上面に、ゲル膜被覆された種子及び種子類似物(以下、ゲル膜で被覆された種子類と言う)のゲル膜の直径よりも小さい内径を有する播種用孔を設けたことを特徴とするゲル膜で被覆された種子類の水耕栽培用培地。

請求項2

ウレタンなどの吸水性材料より成る水耕栽培用培地の上面に、発用切込みを設け、上記人工培地の側面に、ゲル膜で被覆された種子類のゲル膜の直径よりも小さい内径を有し、且つ、上記発芽用切込みに連通する挿入用孔を設けたことを特徴とするゲル膜で被覆された種子類の水耕栽培用培地。

技術分野

(2)播種用孔或いは挿入用孔に挿入されたゲル膜は、孔の内周面係止されているので、発したが上方に伸びるときに、苗の上に被さることは無く、苗の成育を妨げない。

背景技術

0001

本発明は、ゲル膜で被覆された種子類水耕栽培する場合の培地に関する。

0002

従来、種子はコーティングされないまま播種されるのが一般的であるが、種子を動物食害から保護し、播種する前に殺菌,発芽促進処理などの予備処理を行うために、種子を被覆するコーティング種子がある。従来のコーティング種子には、粘土微砂又は糖類を混合したものを種子表面に付着し、被覆剤中殺菌剤酸素発生剤等を添加した比較的硬質被覆コーティングや、種子を含水することにより膨潤するゲルゼラチン状の物でコーティングする軟質の被覆コーティングがある。

発明が解決しようとする課題

0003

このような従来のコーティング技術においては表層のみを硬化させる水性ゲルを用いた種子をコーティングする例は見られなかったが、本出願人は、球形の膜状に形成されたゲル膜の中に種子と空気を封入し、ゲル膜の表面のみを硬化させて種子を被覆保護すると共に発芽し易くするゲル膜で被覆された種子の製造方法を提案した(特願平4−141006号などの公報参照)。このゲル膜覆は種子の被覆のみならず、種子類似物(不定胚などの組織培養物)の被覆をも行うことができる。

0004

ゲル膜で被覆された種子及び種子類似物(ゲル膜で被覆された種子類)は、表面がほぼ球形状に統一され、大きさがほぼ一定であるので、土壌に播種し易い利点があるが、ウレタンなどの吸水性材料より成る水耕栽培用培地Aに播種する場合には、次のような問題が生じる。
(1)図5図6に示すように、水耕栽培用培地Aの表面に播種用の窪みBを設けた場合には、水耕栽培用培地Aにゲル膜を保持する力が無く、ゲル膜Cが発芽した苗の上に被さって苗の成育を妨げる。

課題を解決するための手段

0005

(2)図7図8に示すように、水耕栽培用培地Aの表面に播種用の切込みEを設け、この切込みE内にゲル膜Cで被覆された種子Dを挿入し、切込みEによってゲル膜Cを保持しようとした場合には、直径の大きいゲル膜Cを切込みEに挿入しなければならないので、播種が困難になる。本発明はかかる課題を解決することを目的としており、ゲル膜で被覆された種子類の播種を容易にし、ゲル膜の保持力を有する水耕栽培用培地を提供するものである。

0006

上記目的を達成するために、本発明は、ウレタンなどの吸水性材料より成る水耕栽培用培地の上面に、ゲル膜で被覆された種子及び種子類似物(以下、ゲル膜で被覆された種子類と言う)のゲル膜の直径よりも小さい内径を有する播種用孔を設けてゲル膜で被覆された種子類の水耕栽培用培地を構成した。

0007

或いは、ウレタンなどの吸水性材料より成る水耕栽培用培地の上面に、発芽用切込みを設け、上記水耕栽培用培地の側面に、ゲル膜で被覆された種子類のゲル膜の直径よりも小さい内径を有し、且つ、上記発芽みに連通する挿入用孔を設けてゲル膜で被覆された種子類の水耕栽培用培地を構成した。

0008

上記のように構成された水耕栽培用培地への播種作業は、水耕栽培用培地の上面の播種用孔に、ゲル膜で被覆された種子類を押し込む簡単な作業でよい。ゲル膜で被覆された種子類を押し込むと、播種用孔が弾性的に拡大し、ゲル膜を小さな係止力で支持する。ゲル膜は播種用孔に軽く係止されているので、種子類から発芽した苗が、播種用孔を経由して水耕栽培用培地の表面より突出するときに、ゲル膜を被ったまま突出することはなく、ゲル膜によって成育を阻害されることはない。

0009

水耕栽培用培地の側面の挿入用孔にゲル膜で被覆された種子類を押し込む場合にも、挿入用孔が弾性的の拡大し、ゲル膜を係止する小さな係止力が生じる。種子より発芽した苗が、発芽用切込みを経由して水耕栽培用培地の表面より突出するときに、ゲル膜は挿入用孔内に残されるので、ゲル膜を被ったまま突出することはなく、ゲル膜によって成育を阻害されることはない。

0010

本発明の実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施例を示すゲル膜Cで被覆された種子類Dの水耕栽培用培地A1 の斜視図である。水耕栽培用培地A1 は、ウレタンなどの吸水性材料より成ることは従来と同様であるが、水耕栽培用培地A1 の上面に播種用孔1を設けることが従来例と相違する。播種用孔1の内径は、種子類Dを被覆したゲル膜Cの直径よりも小さい寸法であり、例えば、ゲル膜Cの直径の80%程度とする。

0011

このように構成された水耕栽培用培地A1 の播種用孔1に、ゲル膜Cで被覆された種子類Dを押し込むと、播種用孔1が弾性的に拡大して被覆され、播種用孔1の内面が、ゲル膜Cを小さな係止力で支持する。従って、播種作業が容易であり、種子類Dを被覆したゲル膜Cが水耕栽培用培地A1 より脱落する虞はない。

0012

ゲル膜Cは播種用孔1に軽く係止されているので、種子類Dから発芽した苗Eが、播種用孔1を経由して水耕栽培用培地Aの表面より突出するときに、ゲル膜Cを被って出てくることはないので、ゲル膜Cによって成育を阻害されることはない(図2参照)。図2に示す符号Fは、下方に伸びる根である。

0013

図3は本発明の第2実施例を示すゲル膜Cで被覆された種子類Dの水耕栽培用培地A2 の斜視図である。水耕栽培用培地A2 は、第1実施例と同様にウレタンなどの吸水性材料より成るが、水耕栽培用培地A2 の上面に発芽用切込み2が設けられ、水耕栽培用培地A2 の側面に、発芽用切込み2に連通する挿入用孔3が設けられる。挿入用孔3の内径は、種子類Dを被覆したゲル膜Cの直径よりも小さい寸法であり、例えば、ゲル膜Cの直径の80%程度とする。

0014

このように構成された水耕栽培用培地A1 の挿入用孔3に、ゲル膜Cで被覆された種子類Dを押し込むと、挿入用孔3が弾性的に拡大して被覆され、挿入用孔3の内面が、ゲル膜Cを小さな係止力で支持する。ゲル膜Cは挿入用孔3に軽く係止されているので、種子類Dから発芽した苗Eが、発芽用切込み2を経由して水耕栽培用培地Aの表面より突出するときに、ゲル膜Cを被って出てくることはないので、ゲル膜Cによって成育を阻害されることはない(図2参照)。

図面の簡単な説明

0015

本発明は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(1)ゲル膜で被覆された種子類を水耕栽培用培地に播種するには、培地の上面に設けられた播種用孔或いは培地の上面に設けられた挿入用孔の中に、ゲル膜で被覆された種子類を軽く押し込むだけでよいので、播種作業が簡単である。

--

0016

図1本発明の第1実施例を示す水耕栽培用培地の斜視図である。
図2種子類の発芽した状態を示す第1実施例の水耕栽培用培地の縦断面図である。
図3本発明の第2実施例を示す水耕栽培用培地の斜視図である。
図4種子類の発芽した状態を示す第2実施例の水耕栽培用培地の縦断面図である。
図5上面に窪みを設けた従来の水耕栽培用培地の斜視図である。
図6播種された図5の水耕栽培用培地の縦断面図である。
図7上面に切込みを設けた従来の水耕栽培用培地の斜視図である。
図8播種された図7の水耕栽培用培地の縦断面図である。

0017

A1 ,A2水耕栽培用培地
Cゲル膜
D種子類
1播種用孔
2 発芽用切込み
3 挿入用孔

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