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技術 PCカーテンウォールの取付構造

出願人 TCプロパティーズ株式会社
発明者 鵜飼司郎小宮英彦
出願日 1994年5月25日 (26年7ヶ月経過) 出願番号 1994-134946
公開日 1995年12月5日 (25年0ヶ月経過) 公開番号 1995-317189
状態 拒絶査定
技術分野 耐力壁、カーテンウオール 薄板耐力壁;間仕切り壁
主要キーワード 滑りシート 二次壁 構造体側 中高層 ルーズホール テフロンシート 構造耐力 共同住宅
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年12月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

目的

取付構造が簡単で、かつ取付の作業性が向上すると共に、外観性がよいPCカーテンウォールの取付構造を提供する。

構成

PCカーテンウォールの取付構造は、PCカーテンウォール2の上端部2aを構造体に固定し、一方PCカーテンウォール2の下端部2bに壁側係合部材20を埋設すると共に、壁側係合部材20と係合する構造体側係合部材30を構造体に設け、壁側係合部材20と構造体側係合部材30とを、PCカーテンウォール2の面内方向の変位に対して移動可能に、かつPCカーテンウォール2の面内方向と直交する方向の変位に対しては移動を規制可能に凹凸係合して取り付けている。

概要

背景

例えば、共同住宅事務所ホテル店舗等の建物ラーメン構造が用いられている。このラーメン構造において、鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造では、例えば窓等の大きな開口部を有する廊下バルコニー側の外壁を構成するPCカーテンウォールが、構造耐力を考慮しない二次壁となっており、地震時及び強風時に生じる構造体層間変形追従できるようになっている。

このようなPCカーテンウォールの取付構造として、例えば、PCカーテンウォールの上端部を構造体に固定し、一方その下端部を構造体にPCカーテンウォールの面内方向の変位に対して移動可能に取り付けたものがあり、この一例を図8に示す。

図8はPCカーテンウォールの下端部の構造体への取付部の断面図である。構造体の梁100に上方に突出して設けたアンカーボルト101に、取付金具102を座金103とナット104で締付固定している。取付金具102にはルーズホール105が形成されており、このルーズホール105に座金106を介して取付ボルト107を挿入し、この取付ボルト107をPCカーテンウォール108の下端部108aのアンカーボルト109のナット部109aに螺着して取付られている。

従って、構造体が地震時や強風時に変形した時に、PCカーテンウォール108の下端部108aの面内方向の変位に対しては、ボルト107がルーズホール105に沿ってスライドして構造体の層間変形に追従でき、PCカーテンウォール108に地震力や強風による水平力が作用しないようになっている。

概要

取付構造が簡単で、かつ取付の作業性が向上すると共に、外観性がよいPCカーテンウォールの取付構造を提供する。

PCカーテンウォールの取付構造は、PCカーテンウォール2の上端部2aを構造体に固定し、一方PCカーテンウォール2の下端部2bに壁側係合部材20を埋設すると共に、壁側係合部材20と係合する構造体側係合部材30を構造体に設け、壁側係合部材20と構造体側係合部材30とを、PCカーテンウォール2の面内方向の変位に対して移動可能に、かつPCカーテンウォール2の面内方向と直交する方向の変位に対しては移動を規制可能に凹凸係合して取り付けている。

目的

この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、取付構造が簡単で、かつ取付の作業性が向上すると共に、外観性がよいPCカーテンウォールの取付構造を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

PCカーテンウォール上端部を構造体に固定し、一方PCカーテンウォールの下端部に壁側係合部材埋設するとと共に、前記壁側係合部材と係合する構造体側係合部材を前記構造体に設け、前記壁側係合部材と前記構造体側係合部材とを、前記PCカーテンウォールの面内方向の変位に対して移動可能に、かつ前記PCカーテンウォールの面内方向と直交する方向の変位に対しては移動を規制可能に凹凸係合して取り付けたことを特徴とするPCカーテンウォールの取付構造

技術分野

0001

この発明は、PCカーテンウォール地震時及び強風時に生じる構造体の変形に追従させるためのPCカーテンウォールの取付構造に関するものである。

背景技術

0002

例えば、共同住宅事務所ホテル店舗等の建物ラーメン構造が用いられている。このラーメン構造において、鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造では、例えば窓等の大きな開口部を有する廊下バルコニー側の外壁を構成するPCカーテンウォールが、構造耐力を考慮しない二次壁となっており、地震時及び強風時に生じる構造体の層間変形に追従できるようになっている。

0003

このようなPCカーテンウォールの取付構造として、例えば、PCカーテンウォールの上端部を構造体に固定し、一方その下端部を構造体にPCカーテンウォールの面内方向の変位に対して移動可能に取り付けたものがあり、この一例を図8に示す。

0004

図8はPCカーテンウォールの下端部の構造体への取付部の断面図である。構造体の梁100に上方に突出して設けたアンカーボルト101に、取付金具102を座金103とナット104で締付固定している。取付金具102にはルーズホール105が形成されており、このルーズホール105に座金106を介して取付ボルト107を挿入し、この取付ボルト107をPCカーテンウォール108の下端部108aのアンカーボルト109のナット部109aに螺着して取付られている。

0005

従って、構造体が地震時や強風時に変形した時に、PCカーテンウォール108の下端部108aの面内方向の変位に対しては、ボルト107がルーズホール105に沿ってスライドして構造体の層間変形に追従でき、PCカーテンウォール108に地震力や強風による水平力が作用しないようになっている。

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、PCカーテンウォールの下端部を、取付金具、ボルト及びナットを用い、しかも締付固定することによって取り付けるため、取付の作業性が悪い。また、取付金具、ボルト、ナットや座金等の部品が外部にはみ出しており、このはみ出た部分を隠す必要がある。

0007

この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、取付構造が簡単で、かつ取付の作業性が向上すると共に、外観性がよいPCカーテンウォールの取付構造を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、PCカーテンウォールの上端部を構造体に固定し、一方PCカーテンウォールの下端部に壁側係合部材埋設するとと共に、前記壁側係合部材と係合する構造体側係合部材を前記構造体に設け、前記壁側係合部材と前記構造体側係合部材とを、前記PCカーテンウォールの面内方向の変位に対して移動可能に、かつ前記PCカーテンウォールの面内方向と直交する方向の変位に対しては移動を規制可能に凹凸係合して取り付けたことを特徴としている。

0009

請求項1記載の発明では、構造体が地震時や強風時に変形した時にPCカーテンウォールが、壁側係合部材と構造体側係合部材の凹凸係合によって、その面内方向の変位に対しては移動可能であるため、PCカーテンウォールに地震力や強風による水平力が作用しないで、地震時及び強風時に生じる構造体の層間変形に追従する。

0010

一方、PCカーテンウォールの面外方向からの風等による外力に対しては、PCカーテンウォールの面内方向と直交する方向の変位に対して、壁側係合部材と構造体側係合部材によって移動を規制可能に係合されており、PCカーテンウォールは移動せずそのまま構造体に伝達する。

0011

また、PCカーテンウォールの下端部に埋設した壁側係合部材と、構造体に設けた構造体側係合部材とが凹凸係合しており、PCカーテンウォールの取付構造が簡単で、かつ取付の作業性が向上する。

0012

また、PCカーテンウォールの下端部に埋設した壁側係合部材は外側から見えず、しかも構造体に固定した構造体側係合部材も外側から見えにくいので、PCカーテンウォールの外観性が向上する。

0013

以下、この発明のPCカーテンウォールの取付構造の実施例を図面に基づいて説明する。

0014

図1鉄筋コンクリート造建物立面図である。この鉄筋コンクリート造建物1は、例えば中高層共同住宅のものを示しているが、共同住宅に限らず、事務所、ホテル、店舗等の建物でもよい。この鉄筋コンクリート造建物1では、ラーメン架構にPCカーテンウォール2が設けられている。

0015

この鉄筋コンクリート造建物1の構造を、図2乃至図6に示す。図2は鉄筋コンクリート造建物の構造を示す図、図3図2のIII-III線に沿う拡大断面図、図4図2のIV-IV線に沿う拡大断面図、図5図4のV−V線に沿う断面図、図6は壁側係合部材と構造体側係合部材の斜視図である。

0016

PCカーテンウォール2の上端部2aが、上階の梁3に固定部Aにより固定され、PCカーテンウォール2の下端部2bが下階の床4に取付部Bにより取り付けられている。

0017

PCカーテンウォール2の上端部2aの固定部Aの構造は、図3に示すように、構造体の梁3の側部にはアンカープレート5が埋設されており、一方PCカーテンウォール2の上端部2aには、接合切欠部7にアンカープレート8が埋設されている。このアンカープレート5と、アンカープレート8とを鋼板6を介して現場溶接にて接合し、モルタル9を接合切欠部7に詰めて固定する。

0018

一方、PCカーテンウォール2の下端部2bの取付部Bは、図4乃至図6に示すように構成される。PCカーテンウォール2の下端部2bには、壁側係合部材20が埋設され、この壁側係合部材20は下方を開口しPCカーテンウォール2の面内方向に延びる溝21を有している。

0019

壁側係合部材20は、一対のアンカー筋22に連結筋23を溶接して連結し、この一対のアンカー筋22及び連結筋23の両側に鋼板24を溶接して構成され、これにより壁側係合部材20に下方が開口した溝21が形成される。

0020

壁側係合部材20の溝21に対応する位置には、構造体側係合部材30が構造体の床4に固定されている。構造体側係合部材30はL形鋼を用いて形成され、支持部30aと取付部30bを有しており、この支持部30aの両側には滑りシート31が帖着されている。滑りシート31として、例えばテフロンシートが用いられる。

0021

構造体側係合部材30の床4への固定は、クレーン等でPCカーテンウォール2を取り付ける時に、例えば壁側係合部材20の溝21内に構造体側係合部材30の支持部30aを収納して接着テープ等で仮止めし、PCカーテンウォール2の上端部2aを前記図3で説明したように構造体の梁3に固定した後に、接着テープを外して構造体側係合部材30の取付部30bを床4に埋設したアンカー筋41に溶接したアンカープレート42に当てがう。そして、アンカープレート42に構造体側係合部材30の取付部30bを溶接して固定する。

0022

壁側係合部材20の溝21内に位置する構造体側係合部材30の支持部30aとの間に形成される空隙は、PCカーテンウォール2の面内方向に対しては、地震時等における構造体の層間変位を吸収するに十分な間隔Dをとるとともに、面外方向に対しては、面内方向にスライドするのに支障をきたさない程度のわずかな隙間しか有さず、面外方向の変位を拘束する機能を持っている。

0023

従って、構造体が地震時や強風時に変形した時にPCカーテンウォール2が、その面内方向の変位に対しては、壁側係合部材20と構造体側係合部材30の接合部が自由にスライドしてPCカーテンウォール2に地震力や強風による水平力が作用しないで、地震時及び強風時に生じる構造体の層間変形に追従する。一方、PCカーテンウォール2の面外からの風等による外力に対してはスライドせずにそのまま構造体に伝達する。

0024

このように、PCカーテンウォール2の下端部2bは、壁側係合部材20と構造体側係合部材30とによる簡単な構造で取り付けられ、しかも現場で壁側係合部材20と構造体側係合部材30とを嵌め合わせて構造体に固定することができ、取付の作業性が向上する。

0025

また、PCカーテンウォール2の下端部2bに埋設した壁側係合部材20は外側から見えず、しかも構造体に固定した構造体側係合部材30も外側から見えにくいので、PCカーテンウォール2の外観性が向上する。

0026

図7はPCカーテンウォールの下端部の取付部の他の実施例の断面図である。

0027

この実施例では、図4乃至図6と同様に構成される部材は同じ符号を付して説明を省略する。この実施例の構造体側係合部材32は、支持部32aと取付部32bを有しており、この取付部32bはPCカーテンウォール2の下端部2bの外側まで伸ばして形成されている。従って、構造体側係合部材32の取付部32bは取付ボルト33を床4に埋設されたインサート34に螺着して締付固定され、溶接を用いないで構造体側係合部材32を容易に固定することができる。

0028

なお、このPCカーテンウォールの取付構造は、間仕切り壁等にも採用することができる。

発明の効果

0029

前記したように、請求項1記載の発明は、構造体が地震時や強風時に変形した時にPCカーテンウォールが、壁側係合部材と構造体側係合部材の凹凸係合によって、その面内方向の変位に対しては移動可能であるため、PCカーテンウォールに地震力や強風による水平力が作用しないで、地震時及び強風時に生じる構造体の層間変形に追従し、一方、PCカーテンウォールの面外方向からの風等による外力に対しては、PCカーテンウォールの面内方向と直交する方向の変位に対して、壁側係合部材と構造体側係合部材によって移動を規制可能に係合されており、PCカーテンウォールは移動せずそのまま構造体に伝達することができる。

0030

また、PCカーテンウォールの下端部に壁側係合部材と、構造体に設けた構造体側係合部材とが凹凸係合したから、PCカーテンウォールの取付構造が簡単であり、しかも取付の作業性が向上する。

0031

また、PCカーテンウォールの下端部に埋設した壁側係合部材は外側から見えず、しかも構造体に固定した構造体側係合部材も外側から見えにくいので、PCカーテンウォールの外観性が向上する。

図面の簡単な説明

0032

図1鉄筋コンクリート造建物の立面図である。
図2鉄筋コンクリート造建物の構造を示す図である。
図3図2のIII-III線に沿う拡大断面図である。
図4図2のIV-IV線に沿う拡大断面図である。
図5図4のV−V線に沿う断面図である。
図6壁側係合部材と構造体側係合部材の斜視図である。
図7PCカーテンウォールの下端部の取付部の他の実施例の断面図である。
図8従来のPCカーテンウォールの構造体への取付部の断面図である。

--

0033

2PCカーテンウォール
2a上端部
2b下端部
20 壁側係合部材
30構造体側係合部材

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