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技術 戸建住宅の設備機器設置室

出願人 株式会社三創
発明者 生野隆横岡秀春
出願日 1993年11月12日 (26年4ヶ月経過) 出願番号 1993-307527
公開日 1995年11月21日 (24年4ヶ月経過) 公開番号 1995-305522
状態 未査定
技術分野 居住または事務用建築物 垂直ダクト;みぞ;建築仕上のその他の部分
主要キーワード 多角錐面 発泡ウレタンボード とがり ドライゾーン 地下室内 段落ち状 空気浄化機 高断熱構造
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年11月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

目的

本発明は、高気密、高断熱構造戸建住宅においては、1階の床下に断熱性及び防水性を有する半地下床と、その周縁立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁と、1階の床とによって区画された半地下室が形成され、この半地下室の環境が設備機器の設置に最適であることに着眼して完成されたものであり、その目的とするところは、設備機器の防錆故障防止及び耐久性向上を図るとともに、居住空間を有効利用することにある。

構成

本発明は、戸建住宅に設けられる設備機器を設置するための室であって、この部屋が、断熱性及び防水性を有する半地下床と、その周縁に立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁と、1階の床とによって区画された半地下室からなることを特徴とする。

概要

背景

近年、地球温暖化現象空気汚染の問題が重視されるに従って、戸建住宅内の快適性(アメニティー)を高めるために、断熱性を有する外壁屋根及び床下構造によって屋内屋外から遮断して、屋内に屋外と異なる住居条件を形成する高気密、高断熱の戸建住宅が提案されている。

このような戸建住宅では、屋内に清浄な空気を循環させるために、一定量の外気吸入し、屋内を循環させた後に、一定量の屋内空気を屋外に排出するという計画換気が行なわれており、屋内を循環する空気を空気浄化機浄化するとともに、冷暖房機によってその温度及び湿度を調整することが必要となってくる。

高気密、高断熱の戸建住宅の場合には、全暖房や全館冷房が効率よく行えるので、全館の冷暖房を行う大型の集中冷暖房機が用いられることが多く、又、氷蓄熱器などによる冷暖房も可能になってくる。

もちろん、日常生活に不可欠である給排水設備衛生設備を設置することが必要であり、換気設置を含む空気調和設備、給排水設備及び衛生設備に用いる電気分配するための電気設備も必要である。

更に、行動能力が低下してきた高齢者を抱える家庭においては、エレベータなどの搬送設備を設置することも考えられる。

概要

本発明は、高気密、高断熱構造の戸建住宅においては、1階の床下に断熱性及び防水性を有する半地下床と、その周縁立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁と、1階の床とによって区画された半地下室が形成され、この半地下室の環境が設備機器の設置に最適であることに着眼して完成されたものであり、その目的とするところは、設備機器の防錆故障防止及び耐久性向上を図るとともに、居住空間を有効利用することにある。

本発明は、戸建住宅に設けられる設備機器を設置するための室であって、この部屋が、断熱性及び防水性を有する半地下床と、その周縁に立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁と、1階の床とによって区画された半地下室からなることを特徴とする。

目的

本発明は、高気密、高断熱構造の戸建住宅においては、1階の床下に断熱性及び防水性を有する半地下床と、その周縁に立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁と、1階の床とによって区画された半地下室が形成され、この半地下室の環境が設備機器の設置に最適であることに着眼して完成されたものであり、その目的とするところは、設備機器の防錆、故障防止及び耐久性向上を図るとともに、居住空間を有効利用することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

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請求項1

戸建住宅に設けられる設備機器を設置するための室であって、この部屋が、断熱性及び防水性を有する半地下床と、その周縁立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁と、1階の床とによって区画された半地下室からなることを特徴とする戸建住宅の設備機器設置室

請求項2

周壁の一部分が開閉可能に設けられている請求項1に記載の戸建住宅の設備機器設置室。

請求項3

1階の床下に点検口が開口され、この点検口を覆う蓋体が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の戸建住宅の設備機器設置室。

請求項4

1階の床の一部分を省略するとともに、この床が省略された部分に1階から半地下室に昇降する階段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の戸建住宅の設備機器設置室。

請求項5

半地下床の一部分が段落ち状に形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の戸建住宅の設備機器設置室。

請求項6

半地下床の床面の形状が、中央部などの任意の点に向かって緩傾斜する浅い円錐面、又は2つ以上の緩傾斜面を接続した多角錐面に形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の戸建住宅の設備機器設置室。

技術分野

0001

本発明は、戸建住宅設備機器設置室に関する。

背景技術

0002

近年、地球温暖化現象空気汚染の問題が重視されるに従って、戸建住宅内の快適性(アメニティー)を高めるために、断熱性を有する外壁屋根及び床下構造によって屋内屋外から遮断して、屋内に屋外と異なる住居条件を形成する高気密、高断熱の戸建住宅が提案されている。

0003

このような戸建住宅では、屋内に清浄な空気を循環させるために、一定量の外気吸入し、屋内を循環させた後に、一定量の屋内空気を屋外に排出するという計画換気が行なわれており、屋内を循環する空気を空気浄化機浄化するとともに、冷暖房機によってその温度及び湿度を調整することが必要となってくる。

0004

高気密、高断熱の戸建住宅の場合には、全暖房や全館冷房が効率よく行えるので、全館の冷暖房を行う大型の集中冷暖房機が用いられることが多く、又、氷蓄熱器などによる冷暖房も可能になってくる。

0005

もちろん、日常生活に不可欠である給排水設備衛生設備を設置することが必要であり、換気設置を含む空気調和設備、給排水設備及び衛生設備に用いる電気分配するための電気設備も必要である。

0006

更に、行動能力が低下してきた高齢者を抱える家庭においては、エレベータなどの搬送設備を設置することも考えられる。

発明が解決しようとする課題

0007

ところで、これらの設備を設ける上で最も問題となるのは、設備を設置する空間が必要であるにもかかわらず、現在の土地事情ではこれらの設備を設置する敷地を十分に確保できず、本来居住空間として利用できる空間にこれらの設備機器を設置しなければならないことが少なくない。

0008

このため、例えば屋上にこれらの設備を設置することも考えられるが、この場合には、躯体にこれら設備の重量に耐えられるだけの強度を与える必要が生じ、躯体が骨太で高価になるという問題が生じる。

0009

本発明は、高気密、高断熱構造の戸建住宅においては、1階の床下に断熱性及び防水性を有する半地下床と、その周縁立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁と、1階の床とによって区画された半地下室が形成され、この半地下室の環境が設備機器の設置に最適であることに着眼して完成されたものであり、その目的とするところは、設備機器の防錆故障防止及び耐久性向上を図るとともに、居住空間を有効利用することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明に係る戸建住宅の設備機器設置室は、上記の目的を達成するために、断熱性及び防水性を有す半地下床と、その周縁から立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁と、1階の床とによって区画された半地下室からなることを特徴とする。

0011

本発明において、半地下床の床面は、地盤面以上の高さに設定してもよいが、半地下室の室内高、即ち、半地下床からその天井までの高さを高くするために地盤面下に設定してもよい。もっとも、半地下床の床面を地盤面下に設定する場合には、床面から地盤面までの高さが特に限定されるものではないが、特に、この半地下床の面積建物容積率の計算において床面積として算入されないようにするために、床面から地盤面までの高さが床面から天井面までの高さの3分の1よりも低くすることが好ましい。

0012

又、半地下床の床面の形状は、特に限定されず、例えば単一の水平面ないし緩傾斜平面に形成されることはもとより、これら単一の水平面ないし緩傾斜平面の一部分を段落ち状に深くしたり、又、中央部などの任意の点に向かって緩やかに下降傾斜する浅い円錐面、2つ以上の緩傾斜面を接続した多角錐面、谷形面、半地下床の周縁部に向かって緩やかに下降傾斜する浅い円錐面、山形などに形成したりすることができる。

0013

この半地下床及び周壁に断熱性を与えるには、これら半地下床及び周壁に例えば発泡合成樹脂パネルグラスウール石膏ボードなどの一般に住宅用断熱材として使用される断熱材からなる断熱層を設ければよく、又、更に例えば半地下床に防水性を与える場合には床スラブの上に断熱層を配置し、例えば機器の設置のために、一定以上の面圧に耐える必要がある場合には、その断熱層の上に必要に応じて押え層を設ければよい。

0014

又、周壁の場合には、断熱層のみで周壁を構成することも可能であるが、半地下床の床スラブ又は押え層に連続する床下周壁を例えばコンクリートで形成し、この周壁の内側又は外側に断熱層を設けてもよい。

0015

この場合、コンクリートに代えて、鉄筋コンクリートを用いても良く、更に、基礎としての強度が要求されない場合には、いわゆる、土間打ちであっても良いのである。

0016

更に、周壁の断熱性を高めると共に外観デザイン性を高めるために、断熱層又はこれとともに設けられる床下側壁の外側に外装壁を設けることが好ましい。この場合の外装壁は、例えばモルタル、断熱性を有するサイジングボードなどのある程度の断熱性を有する素材で構成することが一層好ましい。

0017

上記半地下床及び周壁に防水性を与えるには、これら半地下床及び周壁に例えば合成樹脂合成ゴムで形成された防水シートからなる防水層を設ければよく、この防水層は半地下床の場合には断熱層の下側、断熱層の上側又は押え層の上側に配置すればよく、周壁の場合には断熱層の内側又は外側に配置すればよい。

0018

更に、周壁に断熱層の他に空気層と外装壁が設けられる場合には、外装壁の内側に防水層を配置してもよい。

0019

ところで、周壁の地上部分の防水性は半地下室の周壁や床の防水性よりも低くても良い。

0020

上記半地下床と周壁とは、断熱性及び防水性を一層確実に確保するなどの観点から連続しているものが好ましく、例えば半地下床の上面に周壁を突き合わせ状に載置したり、周壁の下端部に半地下床の周縁を突き合わせたりすることが可能であるが、半地下床の断熱層及び防水層が周壁の断熱層及び防水層に連続するように半地下床と周壁とを突き合わせることが半地下室内の断熱性及び防水性を高める上で最も好ましい。

0021

上記1階の床は通常の床構造を備えていればよいが、必要に応じて断熱層を設けてもよい。

0022

本発明においては、設備機器の設置、点検及び保守交換などのために半地下室に人が簡単に出入りできるようにすることが好ましい。このためには、周壁の一部分を開閉可能にして半地下室に屋外地上から出入りできるようにしたり、1階の床に点検口を開口し、この点検口から半地下室に出入りできるようにしたりすることが考えられる。しかし、半地下室により楽な姿勢で出入りできるようにするために、1階の床の一部分を省略し、この床が省略された部分に1階から半地下室に昇降する階段を設けることが好ましい。

0023

なお、1階の床に点検口を開口する場合には、この開口部から半地下室の床に連続する昇降用の階段を設け、この階段から半地下室への出入りが容易になしうるようにする一方、通常時に1階の床面積を有効利用すると共に、点検口への転落を防止するためにこの点検口を覆う蓋体を設けることが好ましい。

0024

又、1階から半地下室に昇降する階段を設ける場合には、1階の床を省略した部分の上に2階に上る階段を設け、この1階の階段部分に扉を設け、この扉を開いて1階から半地下室に昇降する階段を利用するようにしたり、中1階を設けたりすることにより屋内の空間の有効利用率を高めることができる。

0025

上記のように、本発明の戸建住宅の設備機器設置室は、断熱性及び防水性を有す半地下床と、その全周縁から立ち上げられた断熱性及び防水性を有する基礎と、1階の床とによって区画された半地下室からなるので、外部、即ち、地盤やその近傍の外気の湿気及び寒暖を遮断できる。

0026

従って、半地下室に設置された設備機器に湿気が付着して錆が発生することや、湿気や埃が原因となって設備機器が故障したり、設備機器の耐久性が低下したりすることを防止できる。

0027

又、設備機器を上記半地下室に設置することにより、1階以上の居住空間に設けられる設備機器を配置するための空間を例えばダクトなどを配置するための必要最小限の空間に削減することができ、余裕感の感じられる居住性を得ることができる。

0028

更に、設備機器を上記半地下室に設置することにより、敷地の屋外に設けられる設備機器を配置するための面積を削減することができ、狭い敷地を有効に利用できることになる。

0029

以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明するが、本発明は、この実施例の説明のみによって限定されるものではないのである。

0030

図1の説明図に示すように、本発明の一実施例が適用される戸建住宅は、断熱性及び防水性を備える屋根1、外壁2及び基礎3とを有する高断熱、高気密の戸建住宅であり、1階の床下に半地下室4が形成される。

0031

図2断面模式図に示すように、この半地下室4は、べた基礎を構成し、断熱性及び防水性を有する半地下床5と、その全周縁に連続して立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁6と、1階の床7とによって区画される。

0032

上記半地下床5は鉄筋コンクリートからなる床スラブ8上に発泡ウレタンボードからなる断熱層9と、防水シートからなる防水層10とを積層し、更に、所定の箇所に押え層11を積層することにより形成される。

0033

このように半地下床5に床スラブ8を設けることにより、半地下床5の強度が高められ、又、断熱層9を設けることにより半地下床5の断熱性が高められ、更に、防水層を設けることにより、半地下床5の防水性ないし気密性が高められ、半地下床5の上下間に所要の断熱性、遮音性、防水性ないし気密性が得られる。

0034

又、押え層11を設けた部分では半地下床5の強度及び剛性が一層高められることになる。

0035

上記周壁6は床スラブ8の周縁部に連続して立ち上げられた布基礎12と、その外側面に順に積層された発泡ウレタンボードからなる断熱層13を備え、更に、その外側にモルタルからなる外装層16を備えている。

0036

このように周壁6に布基礎12を設けることにより周壁6の強度が高められ、断熱層13によって周壁6の断熱性が高められ、防水層14によって防水性ないし気密性が高められ、これにより、周壁6に所要の断熱性、遮音性、防水性ないし気密性が得られ、周壁6の外側にドライゾーンを設ける必要がなくなる。

0037

そして、外側に外装層16を設けることにより、外観上のデザイン性ないし美観が高められると共に、周壁6の断熱性、遮音性、気密性及び防水性が更に高められる。

0038

なお、上記1階の外壁2は、上記周壁6と同等以上の断熱性、遮音性、防水性ないし気密性を得るための気密シート18と、断熱性を得るための断熱層17と、これの外側に連続する通気層19を挟んで配置されるサイジング20とを備え、この外壁17の通気層19は図1に示す小屋裏21に連続させてある。

0039

又、上記1階の床7は、一般的な床構造を備えるものであればよいが、必要に応じて断熱構造を備えるようにしてもよい。

0040

上記半地下床5の押え層11が設けられた部分は、特に半地下床5の強度及び剛性が高められているので、この押え層11の上には、種々の設備機器22のうち特に重量や振動の大きいものが据付けられる。この設備機器22のうち、特に振動を発生するものについては設備機器22と半地下床5との間に弾性体からなる防振部材を設けることが好ましい。

0041

上記設備機器22は、戸建住宅に設置されるものであればよく、一般に、空気調和設備、給水設備排水設備、衛生設備、電気設備、搬送設備などに分類することができる。

0042

ここで、空気調和設備とは、屋内を循環する空気の温度を調整する暖房機冷房機、冷暖房機、屋内を循環する空気の湿度を調整する加湿機除湿機、屋内を循環する空気中の塵埃を除去する除塵機空気浄化装置排煙装置、或いはこれらの機能の中の複数の機能を備えた複合機(例えばエアコン)などが含まれる。

0043

又、上記冷房機、暖房機、冷暖房機としては、冷凍サイクルを利用するものと、氷蓄熱器、セラミックス蓄熱器などの蓄熱器の吸熱作用又は放熱作用もしくは吸熱作用と放熱作用とを利用するものなどが考えられる。

0044

上記除塵器、空気浄化装置としては、湿式のものと乾式のものとがあり、加湿装置として加熱加湿方式のものは超音波方式のものとがり、排煙装置としては一般に多用されている換気扇が代表的である。

0045

上記給水設備としては、上水道発達した地域においては配管が主となるが、給水設備として上水道の水質悪化に対応して設けられる沈澱装置濾過装置イオン処理装置などの水処理装置や、給水の一部分を加熱する給湯設備をその例として挙げることができる。

0046

特に、近年、屋内外で使用される湯を1つのボイラーで集中的に沸かし、屋内外の所要の箇所、例えば台所洗面所風呂床暖房などに分配するセントラル給湯システムの普及には目ざましいものがあり、そのボイラー及び制御盤からなる本体を上記半地下室4に配置することが考えられる。

0047

なお、上水道が未発達の地域では、上記給水装置として井戸や上水道からの揚水装置を設けることができる。

0048

上記排水設備としては、下水道が発達した地域では配管が主になるが、排水の曝気処理を行う排水通気設備や消火設備がその例として挙げることができるのであり、消火設備の場合には、その性質上、ポンプとこれの駆動源と、駆動源の制御装置と、配管の一部分を上記半地下室4に設けることができる。又、場合によっては、防火水槽を上記半地下室4に設けることも可能である。

0049

上記衛生設備としては、し尿浄化設備、セントラルクリーニング装置都市ガス設備、天然ガス設備、液化石油ガス設備、石油貯蔵設備、薪炭類貯蔵設備、ごみ処理設備などがその例として挙げられる。

0050

もっとも、セントラルクリーニング装置はその性質上、掃除機本体とその制御装置が半地下室4に設けられ、都市ガス設備及び天然ガス設備はその配管の一部分が、又、液化石油ガス設置はその配管の一部分とボンベとが半地下室4に設けられる。

0051

尚、何等かの理由で上記半地下室4に浸入した水を外部に排水するためのカスケードポンプもこの半地下室4自体の衛生状態を守るための衛生設備として半地下室4には位置することが可能である。

0052

上記電気設置として代表的なものは配電設置や、聴装置、視装置その他の情報装置防災設備などの各設備を制御する制御設備がその例として挙げられる。

0053

搬送設備としては、エスカレータやエレベータ(リフト)が代表的であり、例えば高齢者や身体障害者などの運動機能が低い住人がいる場合に設けられることがある。このような搬送設備は、性質上、その制御装置及び機械装置のうちの日常的に操作されない部分が半地下室4に設けられることになる。

0054

これら設備機器22は据付けを行う必要があり、又、多かれ少なかれ点検、保守などを行う必要があり、更に、朽廃した場合には交換する必要があるので、半地下室4に出入りする必要が生じる。

0055

このため、上記周壁6の一部分を開閉可能にして半地下室4に屋外地上から出入りできるようにしたり、1階の床7に点検口7aを開口し、この点検口7aから半地下室4に出入りできるようにしたりすることが考えられる。しかし、半地下室4により楽な姿勢で出入りできるようにするために、1階の床7の一部分を省略し、この床7が省略された部分に1階から半地下室4に昇降する階段を設けることが好ましい。

0056

なお、1階の床7に点検口7aを開口する場合には、この開口部から半地下室4の床5に連続する昇降用の階段を設け、この階段から半地下室4への出入りが容易になしうるようにする一方、通常時に1階の床面積を有効利用すると共に、点検口への転落を防止するためにこの点検口を覆う蓋体7bを設けられる。

0057

又、1階から半地下室4に昇降する階段を設ける場合には、1階の床を省略した部分の上に2階に上る階段を設け、この1階の階段部分に扉を設け、この扉を開いて1階から半地下室4に昇降する階段を利用するようにしたり、中1階を設けたりすることにより屋内の空間の有効利用率を高めることができる。

0058

しかし、周壁6の一部分を開閉可能にする場合には、周壁6の高さが低いために身を屈めて半地下室4に出入りする必要が生じ、又、1階の床7に点検口7aを開口する場合には、蓋体7bが大きくなると一人や二人では開閉できなくなることがあり、点検口7aの開口面積がその重量によって制限される。このため、設備機器22の大きさに比べて十分に広い点検口7aの開口面積を確保できない場合があり、狭い点検口7aから1階の床7の下に入り込み、床7下で設備機器22の据付け、点検、保守或いは交換を行う必要が生じ、作業性を高める上で不利になる。

0059

これに対して、例えば図3の模式図に示すように、半地下室4の部分の1階床7を省略するとともに、1階から半地下室4に昇降する階段23を設ける場合には、半地下室4に立ったまま出入りできるので、より楽な姿勢で半地下室4に出入りできるとともに、省略された床7の部分及びこの階段23の上側の空間が大きく開かれているので、据付け、点検、保守或いは交換のために狭い床7の下で身を屈める必要がなくなり、これら据付け、点検、保守或いは交換の作業性を高めることができる。

0060

この場合、階段23及び半地下室4の一部分の上側で1階の床7が狭められることになるが、これに対しては1階から2階に昇降する階段を設けたり、中1階24を設けたりすることにより、半地下室4及び階段23の上側の空間を有効利用できる。

0061

この実施例に係る戸建住宅の設備機器設置室においては、上記のように半地下床5及び周壁6が断熱性及び防水性を有するので半地下室4内が屋外の気温の変化や高湿度化から半地下床5及び周壁6によって遮断される。

0062

これにより、半地下室4内に設置された設備機器22に水分が付着して設備機器22に錆が発生したり、故障が発生したりすることを防止でき、設備機器22の点検や保守の周期を長くしてメンテナンス費用を安価にすることができると共に、設備機器22の耐久性が湿気や温度変化によって低下することを防止できるのである。

0063

上記の一実施例では、半地下床5は単一の水平面に形成されているが、この半地下床5を緩傾斜面にしたり、中央部などの任意の点に向かって緩やかに下降傾斜する浅い円錐面、2つ以上の緩傾斜面を接続した多角錐面、谷形面、半地下床5の周縁部に向かって緩やかに下降傾斜する浅い円錐面、山形などに形成したりすることができる。

0064

又、この半地下床5を例えば図4の断面模式図に示す本発明の他の実施例のように半地下床5の一部分を段落ち状に低くしたり、図5の断面模式図に示す本発明の又他の実施例のように半地下床5の中央部を段落ち状に低くした段落部15を形成することは妨げない。

0065

このような段落部15を設け、この段落部15に設備機器22を配置する場合には、段落部15の半地下床5から天井までの高さが高いので、設備機器22の据付け、点検、保守及び交換などの作業性を高めることができる。

発明の効果

0066

以上に説明したように、本発明に係る戸建住宅の設備機器設置室は、断熱性及び防水性を有する半地下床と、その周縁に立ち上げられた断熱性及び防水性を有する周壁と、1階の床とによって区画された半地下室からなるので、半地下室内が屋外の気温の変化や高湿度から半地下床及び周壁によって遮断され、半地下室内に設置された設備機器に水分が付着して設備機器に錆が発生したり、故障が発生したりすることを防止でき、設備機器の点検や保守の周期を長くしてメンテナンス費用を安価にすることができると共に、設備機器の耐久性が湿気や温度変化によって低下することを防止できるという効果が得られる。

0067

本発明において、特に周壁の一部分が開閉可能に設けられる場合には、この開閉部分を開いて屋外地上から半地下室に出入りし、設備機器の据付け、点検、保守並びに交換をすることができる。

0068

又、本発明において、1階の床に点検口が開口され、この点検口を覆う蓋体が設けられる場合にはこの蓋体を開いて半地下室に出入りして、設備機器の据付け、点検口、保守並びに交換をすることができる。

0069

更に、本発明において、特に1階から半地下室に昇降する階段が設けられる場合には、この階段を上り下りして半地下室に出入りして、設備機器の据付け、点検、保守並びに交換をすることができる。しかも、この場合には、身を屈めずに半地下室に出入りできるので、半地下室への出入りが楽に行えるとともに、1階の床が省略された部分及び階段上の空間を利用して楽な姿勢で設備機器の据付け、点検、保守並びに交換をすることができる。

図面の簡単な説明

0070

図1図1は本発明の一実施例の説明図である。
図2図2は本発明の一実施例の断面模式図である。
図3図3は本発明の半地下室への出入り部の模式図である。
図4図4は本発明の他の実施例の要部の断面模式図である。
図5図5は本発明の又他の実施例の要部の断面模式図である。

--

0071

4 半地下室
5 半地下床
6周壁
7a点検口
7b蓋体
23 階段

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