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技術 昇降装置

出願人 ミヤケインダストリー株式会社
発明者 宮本義彦浜田南海夫
出願日 1994年5月6日 (27年8ヶ月経過) 出願番号 1994-116059
公開日 1995年11月14日 (26年1ヶ月経過) 公開番号 1995-298944
状態 拒絶査定
技術分野 構造を特徴とするいす リクライニング等の特殊目的の椅子
主要キーワード 各摺動体 昇降型 横断面形 略梯子状 干渉防止用 左右両側面壁 各回動アーム 給電コード
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年11月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

目的

昇降動作がスムーズに行え、しかも、昇降範囲が大きい昇降装置を提供する。

構成

複数の回動アーム9、10、11、12、13を回動自在に組み合わせて成り上下方向に伸縮自在とされた伸縮部と、該伸縮部を駆動して上下に伸縮させる駆動部25とから成る昇降機構8を有し、前記昇降機構を2つ並列に連結して成ると共にこの2つの昇降機構の間に被昇降物2を配置するようにしたことを特徴とする昇降装置1。

概要

背景

座椅子等の座面を、例えば、電動によって上下させることができる昇降装置を備えた、所謂電動座椅子と称されるものがある。

このような電動座椅子は、通常は普通の座椅子として使用し、必要な時には座面の高さを変化させることができるようにしたものであり、座面の高さを変えることによって、座椅子に座った状態から立ち上がった状態への体位移行やこの逆の体位の移行が楽に行えるという利点がある。

つまり、健康な者にとっても、このような動作は割と体に負担がかかるものであり、体に障害のある者や老人にとってはかなりの負担となるものである。

従って、このような電動座椅子は、座った状態と立った状態との間の体位の移行を体を持ちあげたり降ろしたりして補助するという点で大変便利なものである。

図10は従来の昇降装置を備えた電動座椅子の一例aを示すものである。

bは図示しない昇降機構を内包した背もたれ部であり、該背もたれ部bの前面に背もたれc、座板d、及び座板dの両脇の稍高い位置に肘掛けe、eが設けられている。

そして、例えば一方の肘掛けに設けられたスイッチを操作することにより、背もたれc、座板d及び肘掛けe、eが一体に背もたれ部bに沿って、図に実線で示す位置と2点鎖線で示す位置との間を上下するようにされたものである。

概要

昇降動作がスムーズに行え、しかも、昇降範囲が大きい昇降装置を提供する。

複数の回動アーム9、10、11、12、13を回動自在に組み合わせて成り上下方向に伸縮自在とされた伸縮部と、該伸縮部を駆動して上下に伸縮させる駆動部25とから成る昇降機構8を有し、前記昇降機構を2つ並列に連結して成ると共にこの2つの昇降機構の間に被昇降物2を配置するようにしたことを特徴とする昇降装置1。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

複数の回動アーム回動自在に組み合わせて成り上下方向に伸縮自在とされた伸縮部と、該伸縮部を駆動して上下に伸縮させる駆動部とから成る昇降機構を有し、前記昇降機構を2つ並列に連結して成ると共にこの2つの昇降機構の間に被昇降物を配置するようにしたことを特徴とする昇降装置

技術分野

0001

本発明は新規昇降装置に関する。詳しくは、例えば、座椅子等の座面の高さを上下に変化させるために用いる昇降装置に関し、昇降動作をスムーズに行うことができ、しかも、昇降範囲が大きい昇降装置を提供しようとするものである。

背景技術

0002

座椅子等の座面を、例えば、電動によって上下させることができる昇降装置を備えた、所謂電動座椅子と称されるものがある。

0003

このような電動座椅子は、通常は普通の座椅子として使用し、必要な時には座面の高さを変化させることができるようにしたものであり、座面の高さを変えることによって、座椅子に座った状態から立ち上がった状態への体位移行やこの逆の体位の移行が楽に行えるという利点がある。

0004

つまり、健康な者にとっても、このような動作は割と体に負担がかかるものであり、体に障害のある者や老人にとってはかなりの負担となるものである。

0005

従って、このような電動座椅子は、座った状態と立った状態との間の体位の移行を体を持ちあげたり降ろしたりして補助するという点で大変便利なものである。

0006

図10は従来の昇降装置を備えた電動座椅子の一例aを示すものである。

0007

bは図示しない昇降機構を内包した背もたれ部であり、該背もたれ部bの前面に背もたれc、座板d、及び座板dの両脇の稍高い位置に肘掛けe、eが設けられている。

0008

そして、例えば一方の肘掛けに設けられたスイッチを操作することにより、背もたれc、座板d及び肘掛けe、eが一体に背もたれ部bに沿って、図に実線で示す位置と2点鎖線で示す位置との間を上下するようにされたものである。

発明が解決しようとする課題

0009

ところで、上記したような電動座椅子aにあっては、背もたれc、座板d及び肘掛けe、eが上下に移動するストロークには限界があり、より多くのストロークを持たせようとすれば、背もたれ部bの高さが高くなってしまい、しかも、背もたれ部bに内包された昇降機構自体も大きく重くなってしまうという問題があった。

0010

また、背もたれ部bに昇降機構を内包しているために、背もたれcの角度が固定となってしまい、所謂リクライニングができない。

0011

更に、昇降装置が背もたれ部b内に1つしかないために、これが故障した場合には動作しないという問題もある。

0012

更にまた、背もたれc、座板d及び肘掛けe、eはそれぞれこの電動座椅子a専用のものとなり、ユーザーがこれらのデザインや柄等が気にいらない場合や、例えば、座板dが損傷したりして取り換える場合に価格が高く、また、入手しにくいといった問題もある。

課題を解決するための手段

0013

本発明昇降装置は上記した問題を解決するために、複数の回動アーム回動自在に組み合わせて成り上下方向に伸縮自在とされた伸縮部と、該伸縮部を駆動して上下に伸縮させる駆動部とから成る昇降機構を有し、前記昇降機構を2つ並列に連結して成ると共にこの2つの昇降機構の間に被昇降物を配置するようにしたものである。

0014

従って、本発明昇降装置にあっては、昇降機構を2つ並列に配置し、この間に座椅子等の被昇降物を載置するようにしたので、被昇降物の形状や種類が限定されることがなく交換も簡単に行え、例えば、座椅子を載置する場合においては、自由に好きなものを載置して使用することができ、しかも、座椅子の背もたれの角度を固定しておく必要がないのでリクライニングも自由に行うことができる。

0015

また、昇降機構を2つ用いているために、仮にどちらか一方が故障した場合でも、他方の昇降機構のみで十分に昇降動作が可能であり、しかも、複数の回動アームを回動自在に組み合せて成る伸縮部を用いているので、昇降動作がスムーズで、しかも、上下の移動範囲を大きく取ることができるという利点を有する。

0016

以下に本発明昇降装置の詳細を添付図面に示した実施例に従って説明する。

0017

図1乃至図9は本発明昇降装置を用いた昇降型座椅子1を示すものである。

0018

2は座椅子であり、例えば、所定の形状、大きさに形成されたパイプフレームの回りにウレタンフォーム等が張り付けられ、その上を布やビニール等で被覆されて成るものであり、座部3と背もたれ部4とから成り、座部3に対して背もたれ部4が前後に回動自在、所謂リクライニング自在に連結されているものである。

0019

尚、座椅子2は公知の構造を有するものであるので、その構造の詳細については説明及び図示を省略する。

0020

5、5は上記座部3、3の左右に設けられた肘掛けであり、合成樹脂製の前後方向に長い長方形カバー体6、6によって覆われ、内部には後述するように伸縮部が収納され、また、上端面には、例えばウレタンフォームを布やビニール等で被覆したクッション部材7、7が取着されている。

0021

カバー体6はそれぞれ、図1に示すように、それぞれ外径が異なる上部6a、中間部6b、下部6cから成り、そして、図2に示す状態においては、上部6a内に中間部6bが、更に、中間部6b内に下部6cが収納された3重構造を為すものであり、後述する伸縮部の上下の移動に伴って上下の長さが変化(延び縮み)するようになっている。

0022

8、8は上記カバー体6、6内に収納された伸縮部である。

0023

尚、伸縮部8、8は全く同じ構造を有するものであるので、その一方についてのみ説明し、他方についてはその説明を省略する。

0024

伸縮部8は略パンタグラフ状に複数の長さを異にする回動アーム9乃至13が組み合わされて成るものである。

0025

尚、本実施例においては、回動アーム10、12、13は、それぞれ長さは異なるが横断面形状が略長方形をした角パイプによって形成され、回動アーム10は回動アーム9の約4分の3の長さ、回動アーム13は回動アーム10の略半分の長さ、回動アーム12は回動アーム13の長さの略3分の2よりも稍短い長さをそれぞれ有するものである。

0026

また、回動アーム9は最も長く約60センチメートルであり、回動アーム11は回動アーム9の略3分の1の長さを有し、そして、回動アーム9、11はそれぞれ、上記回動アーム10、12、13と同様の横断面形状が略長方形をした角パイプから成るアーム体9a、9b及び11a、11bの2本を組み合せて成るものである。

0027

回動アーム9と回動アーム10とは、図2乃至図4に示すように、回動アーム9の上下の略中間の位置と回動アーム10の下端から略3分の2の位置とが連結されている。

0028

即ち、回動アーム9及び回動アーム10の上記位置において、アーム体9a、9bによって回動アーム10を挟持し、この状態で回動軸となるボルト14をアーム体9a若しくはアーム体9bの一方から回動アーム10及び他方のアーム体9b若しくは9aへと挿通し他方側でナット15をボルト14に螺着することによって、回動アーム9と回動アーム10とが回動自在に連結され、回動支点部16が構成される。

0029

また、回動アーム10と回動アーム11は、回動アーム10の上端の位置と回動アーム11の下端が連結されている。

0030

即ち、回動アーム11のアーム体11a、11bによって回動アーム10を挟持し、この状態で回動軸となるボルト14をアーム体11a若しくはアーム体11bの一方から回動アーム10及び他方のアーム体11b若しくは11aへと挿通し他方の側でナット15をボルト14に螺着することによって、回動アーム10と回動アーム11とが回動自在に連結され、回動支点部17が構成される。

0031

更に、回動アーム9と回動アーム12とが、回動アーム9の上端から略4分の3の位置と回動アーム12の下端とが連結されている。

0032

即ち、回動アーム9のアーム体9a、9bによって回動アーム12を挟持し、この状態で回動軸となるボルト14をアーム体9a若しくはアーム体9bの一方から回動アーム12及び他方のアーム体9b若しくは9aへと挿通し他方の側でナット15をボルト14に螺着することによって、回動アーム11と回動アーム12とが回動自在に連結され、回動支点部18が構成される。

0033

次に、同様にして回動アーム9と回動アーム13とが、回動アーム9の上記回動支点部16と18との間の略中間の位置と回動アーム13の下端とで連結される。

0034

即ち、回動アーム9のアーム体9a、9bによって回動アーム13を挟持し、この状態で回動軸となるボルト14をアーム体9a若しくはアーム体9bの一方の側から回動アーム13及び他方のアーム体9b若しくは9aへと挿通し他方の側でナット15をボルト14に螺着することによって、回動アーム9と回動アーム13とが回動自在に連結され、回動支点部19が構成される。

0035

更にまた、回動アーム11と回動アーム13とが、回動アーム11の上下の中間部と回動アーム13の中間部から稍上端寄りの位置とで連結される。

0036

即ち、回動アーム11のアーム体11a、11bによって回動アーム13を挟持し、この状態で回動軸となるボルト14をアーム体11a若しくはアーム体11bの一方から回動アーム13及び他方のアーム体11b若しくは11aへと挿通し他方の側でナット15をボルト14に螺着することによって、回動アーム11と回動アーム13とが回動自在に連結され、回動支点部20が構成される。

0037

そして最後に、回動アーム11と回動アーム12とが、それぞれの上端同士で連結される。

0038

即ち、回動アーム11のアーム体11a、11bによって回動アーム12を挟持し、この状態で回動軸となるボルト14をアーム体11a若しくはアーム体11bの一方から回動アーム12及び他方のアーム体11b若しくは11aへと挿通して他方の側でナット15をボルト14に螺着することによって、回動アーム11と回動アーム12とが回動自在に連結され、回動支点部21が構成される。

0039

つまり、以上のように、5本の回動アーム9乃至13は回動支点部16乃至21の6ヶ所でそれぞれが上述したようにして回動自在に連結されるわけである。

0040

22、22は板状をした金属から成る接地部あり、これら2つの接地部22、22を左右方向に延びて配置された連結部材22a、22aによって、一方の連結部材22aによって接地部22、22の前端よりの位置、また、他方の連結部材22aによって接地部22、22の後端よりの位置をそれぞれボルト止めや溶接等の適宜な方法によって連結して一体化されている。

0041

接地部22、22の長手方向の略中央部には両側面壁底面壁とで横断面形状略コ字状を為し、両側面壁の上端が内側に屈曲されて、前後方向に延びる係合溝23a、23aが形成された金属製のレール23、23が溶接等によって一体に取着されている。

0042

また、レール23、23の前端に連続して、対向して前後方向に延びる一対の壁部24a、24a、・・・が垂直方向に立ち上がるように設けられて、後述するように回動アーム10の下端部を回動自在に支持する支持部24とされている。

0043

また、該各支持部24の上部の前端には壁部24、24に角柱状支持ブロック24bが溶接等により取着されている。。

0044

更に、接地部22、22の後端寄りの位置にはアクチュエータ25、25が固定されている。

0045

尚、アクチュエータ25、25は前後方向に伸縮する作動ロッド25a、25aを有する既知のものであリ、その具体的な構造については図示及び説明を省略するが、例えば、モータ回転力を作動ロッド25a、25aの水平方向への移動力に変換するようにしたもの等が考えられる。

0046

また、これら2つのアクチュエータ25、25は後方の連結部材22a上に支持されたコントローラ26と電気的に接続され、該コントローラ26はスイッチ部(図示は省略する)によるスイッチの操作によって2つのアクチュエータ25、25の作動ロッド25a、25aを同期させて伸縮させるためのものである。

0047

27はコントローラ26から導出した給電コードであり、コントローラ26を介してアクチュエータ25、25に電力を供給するものである。

0048

28、28は前記レール23、23に摺動自在に取着され、アクチュエータ25、25の作動ロッド25a、25aの先端及び回動アーム9、9と連結された摺動体である。

0049

各摺動体28は横断面形状において、図6に示すように、上方に向かって開口した略コ字状を為す主部29と該主部29の底面壁29aから下方に突出した逆T字状を為す係合突条30とが一体に形成され、この係合突条30が前記レール23の係合溝23aと摺動自在に係合してレール23に沿って前後方向に摺動されるようになっている。

0050

また、上記主部29、29の側面壁29b、29b、・・・の上縁の後端部から上方へ突出した部分29c、29cが回動アーム支持部とされている。

0051

31、31は金属製の上部支持体であり、横断面形状で略コ字状を為し、下方に向かって開口する向きで配置される。

0052

そして、各上部支持体31の上面壁31aの前後両端からはそこから更に前後方向に向かって僅かに延び、更に下方に向かって延びた略L字状を為す延設部32が連設され、左右の側面壁31b、31cの前後縁と共に嵌合部33、33を形成している。

0053

更に、左右の側面壁31b、31cの後端部から中央より稍前寄りの位置にかけて、ガイド孔34、34が形成されている。また、左右の側面壁31b、31cの下縁の稍後方寄りの位置に浅い切欠35、35が形成され、後述するようにして伸縮部8が組み立てられて作動する際に回動支点部20のボルト14とナット15が左右の側面壁31b、31cと当接して干渉するのを防ぐようにされている。

0054

36は上部枠体であり、金属製の丸パイプから成るメインパイプ36a、36aとサブパイプ36b、36b、・・・とを略梯子状に組み合せて成るものである。

0055

メインパイプ36a、36aは、図5に示すように、前後方向から見て略横倒コ字状を為し、左右両側の垂直に延びる部分の上端からは外方に向かって水平に突出した端部37、37、・・・が形成されている。そして、前後に2本配置されたメインパイプ36a、36aの中央の水平に延びる部分間を適宜な本数のサブパイプ36b、36b、・・・で略梯子状になるように連結したものである。

0056

そして、中央の水平のメインパイプ36a、36a及びサブパイプ36b、36b、・・・上が座椅子2の取付部38となる。

0057

39、39、・・・は回動アーム13の上端及び回動支点部21に回転自在に取着されるローラであり、詳しくは後述するが、図8及び図9に示すように、回動アーム12、13の上端部に設けられた干渉防止用の切欠12a、12a、13a、13a内において対向する2つの側壁を挿通したボルト14を回転軸として回転自在に支持される。

0058

しかして、本発明昇降装置は以下のように組み立てられる。

0059

まず、前記したように、各伸縮部8において回動アーム9乃至13を回動支点部16乃至21にて回動自在に連結する。

0060

そして、伸縮部8の下端、つまり、回動アーム9及び回動アーム10の下端を接地部22と回動自在に連結する。

0061

即ち、図6に示すように、アーム体9a、9bの間にスペーサ40を挟み込んだ回動アーム9を摺動体28の側面壁29b、29b間に位置させ、その後に、ボルト14を一方の側面壁29bから他方の側面壁29bの方までその間のアーム体9a、9b及びスペーサ40と共に貫通させ、該ボルト14の端部にナット15を螺合して、これによって、回動アーム9の下端と摺動体28の回動アーム支持部29cとが回動自在に連結されて、回動支点部41が構成される。

0062

同様に、回動アーム10の下端を支持部24の前端寄りの下方の対向した壁部24a、24a間に位置させ、これら3者をボルト14によって貫通してボルト14の端部にナット15を螺合し、これによって、回動アーム10の下端と支持部24とが回動自在に連結されて、ここに、回動支点部42が構成される。

0063

次に、伸縮部8の上端、つまり、回動アーム9、11、12、13の上端を上部支持体31と連結する。

0064

即ち、前記回動支点部41の場合と同様に、上部支持体31の前端寄りの位置において、アーム体9a、9bの間にスペーサ40を挟み込んだ回動アーム9を左右の両側面壁31b、31cの間に位置させ、これら3者をボルト14によって貫通してボルト14の端部にナット15を螺合し、これによって、回動アーム9の上端と上部支持体31とが回動自在に連結されて、回動支点部43が構成される。

0065

また、図9に示すように、回動アーム13の上端部を左右の両側面壁31b、31cの間に位置させ、上部支持体31のガイド孔34、34と回動アーム13の上端部とにボルト14を挿通してその端部にナット15を螺合し、同時に、前記したように回動アーム13の上端部に配置されたローラ39にもボルト14を貫通させて回転自在に支持する。従って、回動アーム13の上端が左右の両側面壁31b、31cの間でガイド孔34、34にガイドされ、かつ、上部支持体31の上面壁31aと当接して回転するローラ39によって前後方向に摺動自在となる。

0066

最後に、回動アーム11と回動アーム12を回動自在に連結する回動支点部21を上部支持体31のガイド孔34、34の回動アーム13の上端部が支持された位置の前方寄りの位置に配置する。

0067

即ち、図8に示すように、回動アーム11と該回動アーム11のアーム体11a、11bに挟持された回動アーム12と、前記したように回動アーム12内に配置されたローラ39を共に左右の両側面壁31b、31c間に位置させ、これらを上部支持体31のガイド孔34、34の一方の側から挿入されたボルト14を貫通させて回転自在に支持する。従って、回動アーム11と回動アーム12の上端部(回動支点部21)が左右の両側面壁31b、31cの間でガイド孔34、34にガイドされ、かつ、上部支持体31の上面壁31aと当接して回転するローラ39によって前後方向に摺動自在となる。

0068

そして、アクチュエータ25の伸縮自在の作動ロッド25aの前端と摺動体28とを作動ロッド25aを摺動体28の主部29内に収納するようにして側面壁29b、29bの前端で側面壁29b、29bの一方の側から挿通されたボルト14を作動ロッド25aに貫通し、ボルト14の端部にナット15を螺合することによって固定する。

0069

最後に、以上のようにして組み立てられた昇降機構8、8、上部支持体31、31、接地部材22、22等と上部枠体36とを連結する。

0070

即ち、メインパイプ36a、36aの端部37、37、・・・を上部支持体31、31の前端及び後端の嵌合部33、33、・・・内に配置し、この部分で溶接等によって固定して一体化する。

0071

そして、上部枠体36の座椅子取付部38に座椅子2を載置して適宜な方法によって座部3を固定し、左右の上部支持体31、31の上方からカバー体6、6を伸縮部8、8に被せて固定する。

0072

尚、接地部22、22の後端の位置にキャスター等を、例えば、昇降型椅子1の前端を持ちあげて斜めにした時に接地するように取着すれば、昇降型椅子1の移動を楽に行えるようになる。

0073

以上のような構成を有する昇降型椅子1は以下のように動作する。

0074

尚、昇降機構8、8は最下位置にある時は、上部支持体31、31の左右両側面壁31b、31b、31c、31c前端の下縁が支持ブロック24b、24bの上端と当接し、昇降機構8、8がこれ以上下方へ下がらないように、いわゆるストッパの作用を為している。

0075

この状態から、図示しないスイッチ部を座椅子2の座面を上昇させるように操作すると、図2乃至図4に示すように、コントローラ26は2つのアクチュエータ25、25を同期するように制御してアクチュエータ25、25に電力を供給する。

0076

すると、アクチュエータ25、25の作動ロッド25a、25aが前方に向かって徐々に伸長して行き、図3に示すように、これに伴って作動ロッド25a、25aと連結された摺動体28、28がレール23、23に沿って前方に摺動していく。

0077

尚、以下の説明において、2つの昇降機構8、8は全く同じ動作をするので、その動きに付いては一方の昇降機構8に付いてのみ説明し、他方の昇降機構8の説明は省略する。

0078

摺動体28の前方への摺動に伴って、下端部が摺動体28の回動アーム支持部29cに連結された回動アーム9が回動支点部43を回動支点として回動、即ち、回動アームの下端部が前方へ移動することによって全体的に図2における寝た状態から図3及び図4の起き上がった状態に変位していく(側方から見て接地部22に対して回動アーム9が為す角度が増していく)。

0079

そして、これに伴って、回動アーム9上の回動支点部16が円弧状の軌跡を描いて上昇し、回動支点部16において回動アーム9と連結された回動アーム10が回動支点部42を回動支点として回動し立ち上がっていき、回動アーム10の上端部も円弧状の軌跡を描いて上方に移動する。

0080

従って、上記回動アーム9、10の回動に伴ってこれら回動アーム9、10と他の回動アーム11、12、13とを連結した回動支点部17、18、19も同時に円弧状の軌跡を描いて斜め上方に移動する。

0081

即ち、回動支点部17においては、移動する回動アーム10の前端部によって回動アーム11の下端部が斜め上方(回動アーム11の長手方向)に押圧され、回動支点部18、19においては、回動する回動アーム9によって回動アーム12、13がそれぞれ斜め上方(回動アーム12、13の長手方向)に押圧されることとなる。

0082

また、回動アーム10によって斜め上方に押圧された回動アーム11により、回動支点部20、21も円弧状の軌跡を描いて斜め上方に移動する。

0083

従って、回動支点部19を回動支点として回動アーム13の上端部が斜め上方に移動し、同時に、回動支点部21も斜め上方に移動、即ち、回動支点部21及び回動アーム13の上端部が上部支持体31のガイド孔34、34にガイドされて後方に摺動していくと同時に上部支持体31を上方に持ちあげることとなる。

0084

換言すれば、回動支点部16乃至21において、各回動支点部において交差した2つの回動アームの下端部同士が為す角度が小さくなっていき(下端部同士の間隔が狭まくなっていき)各回動アームが立ち上がって接地部材22と上部支持体31との間の間隔が広がっていく。

0085

従って、上記したような回動アーム9乃至13の動作によって上部支持体31が持ち上げられるようにして接地部22と上部支持体31との間の間隔が大きくなって、座椅子取付部38に載置された座椅子2の座部3が上昇し、そして、アクチュエータ25の作動ロッドが延びきって、摺動体28の前端が支持部24の後端に当接すると停止し、座椅子2の座部3の上昇が終了する。

0086

尚、上記したような座部3の上昇は、その中間の任意の位置において停止させることができるのは勿論である。

0087

ところで、座椅子2の座部3を下降させる場合は、上記と全く逆の動作を為すだけなので、その説明は省略する。

0088

尚、本実施例においては、アクチュエータ25、25の作動ロッド25a、25aが伸長する長さは約30センチメートルであり、この作動ロッド25a、25aの前後方向への動作が上記したような構成を有する昇降機構8、8によって増幅されて座椅子2の座部3は上下に約60センチメートルの範囲内で昇降することができるようになる。

0089

更に、上部支持体31、31のガイド孔34、34に沿って摺動する回動アーム13、13の上端と回動支点部21、21にはローラ39、39、・・・が回転自在に支持されており、このローラ39、39、・・・が上部支持体31、31の上面壁31a、31aと当接して回転するため、上記摺動時の抵抗が少なくなるので、昇降機構8、8による昇降動作もスムーズとなる。

0090

尚、上記実施例においては、アクチュエータ25の前方に回動アーム9に連結された摺動体28を配置し、アクチュエータ25の作動ロッド25aの伸長に伴って昇降機構8が上方へ移動し座椅子が上昇するようにしたものを示したが、本発明昇降装置はこれに限定されるものではなく、例えば、摺動体28の前方で、かつ、上部支持体31の下方にアクチュエータ25を前記実施例の場合とは前後逆に配置し、通常は延びた状態の作動ロッド25aが縮むことによって座椅子2が上昇するような構成にしても良い。

0091

このようにアクチュエータ25、摺動体28等を配置すると、アクチュエータ25の摺動体28よりも後方への突出がなくなるので、接地部22の前後の長さを短縮することができ、アクチュエータ25をもカバー体6で昇降機構8と一体に覆うことが可能になってデザイン的にすっきりしたものとなる。

発明の効果

0092

以上に記載したところから明らかなように、本発明昇降装置は、複数の回動アームを回動自在に組み合わせて成り上下方向に伸縮自在とされた伸縮部と、該伸縮部を駆動して上下に伸縮させる駆動部とから成る昇降機構を有し、前記昇降機構を2つ並列に連結して成ると共にこの2つの昇降機構の間に被昇降物を配置するようにしたことを特徴とするものである。

0093

従って、本発明昇降装置にあっては、昇降機構を2つ並列に配置し、この間に座椅子等の被昇降物を載置するようにしたので、被昇降物の形状や種類が限定されることがなく交換も簡単に行え、例えば、座椅子を載置する場合においては、自由に好きなものを載置して使用することができ、しかも、座椅子の背もたれの角度を固定しておく必要がないのでリクライニングも自由に行うことができる。

0094

また、昇降機構を2つ用いているために、仮にどちらか一方が故障した場合でも、他方の昇降機構のみで十分に昇降動作が可能であり、しかも、複数の回動アームを回動自在に組み合せて成る伸縮部を用いているので、昇降動作がスムーズで、しかも、上下の移動範囲を大きく取ることができるという利点を有する。

0095

尚、前記実施例において示した具体的な形状乃至構造は、本発明昇降装置を実施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。

図面の簡単な説明

0096

図1本発明昇降装置を昇降型座椅子に適用した実施の一例を示す斜視図である。
図2図3及び図4と共に昇降機構の上昇動作を順に示すものであり、本図は最低位置にある状態を示す側面図である。
図3略中間位置まで上昇した状態を示す側面図である。
図4最高位置まで上昇した状態を示す側面図である。
図5最高位置まで上昇した状態を示す正面図である。
図6図2のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
図7図2のVII−VII線に沿う拡大断面図である。
図8要部の拡大縦断面図である。
図9別の要部の拡大縦断面図である。
図10従来の昇降装置を用いた電動座椅子を示す側面図である。

--

0097

1昇降型座椅子(昇降装置)
2 座椅子(被昇降物)
8昇降機構
9回動アーム
10 回動アーム
11 回動アーム
12 回動アーム
13 回動アーム
25アクチュエータ(駆動部)

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