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技術 中空油圧ジャッキ装置及びこれを用いた重量物の昇降方法

出願人 株式会社東京エネシス株式会社大阪ジャッキ製作所
発明者 伊東正道武田良清大栗康秀
出願日 1993年10月12日 (27年2ヶ月経過) 出願番号 1993-254091
公開日 1995年11月7日 (25年1ヶ月経過) 公開番号 1995-291591
状態 特許登録済
技術分野 ジャッキ
主要キーワード 隙間調整作業 確認用リミットスイッチ 上方保 下方保 動力制御盤 手動油圧ポンプ ストローク寸法 ジャッキング
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

目的

中空油圧ジャッキ装置芯出し作業を容易にすると共に、ジャッキング作業の安全性を高める。

構成

昇降用油圧ジャッキ昇降用油圧ジャッキ装置Cと、昇降用油圧ジャッキ装置Cの下方に連結した高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dとから成る中空油圧ジャッキ装置Eを荷重受け面37上に設置し、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dの昇降により昇降用油圧ジャッキ装置Cの下方保持機構Bにより保持したテンションロッド4の下端部を被昇降物Fと連結可能高さに調整する。

概要

背景

重量物昇降に使用する中空油圧ジャッキ装置には、各種の形式のものが開発されている。図10は特公平3−6440号に係る中空油圧ジャッキ装置の一部縦断面図であり、作業台1上に支持されたシリンダ2と、シリンダ2内に昇降自在に挿着された中空状のピストンロッド3と、ピストンロッド3の内方に挿入されたテンションロッド4と、ピストンロッド3とテンションロッド4間に介設された中空状のガイド体5と、ピストンロッド3の上端部に固設されたテンションロッドの上方保持機構Aと、ピストンロッド3の下端部に固設されたテンションロッドの下方保持機構B等から中空油圧ジャッキ装置が構成されている。

当該中空油圧ジャッキ装置により重量物を押上げする場合には、先ず上方保持機構Aを作動させ、チャック13をテンションロッド4の凹部4a内へ係合させることにより、ピストンロッド3へテンションロッド4を支持固定する。次に、下方保持機構のチャック18を凹部4aから外し、シリンダ2によるテンションロッド4の保持を解放する。その後、ピストン後室8内へ作動油を供給し、被昇降物(図示省略)が負荷されたテンションロッド4をピストンロッド3のストローク分だけ押上げする。

前記、ピストンロッド3がストローク分上昇すると、下方保持機構Bを作動してテンションロッド4をシリンダ2へ固定する。その後、上方保持機構Aによるテンションロッド4の保持を解放し、上昇せしめたピストンロッド3を初期位置まで下降させる。これにより、中空油圧ジャッキ装置は最初の状態に戻り、前記と同様の操作を繰り返すことにより、テンションロッド4は順次押し上げられていく。

また、前記上方保持機構Aと下方保持機構Bは、夫々油圧シリンダー12,20と、ラック11,19と、長孔17,25を有するロータ10,18と、長孔に係合するピン14,22と、ピン及びキー15,23が固設されたチャック13,21と、キー溝16,24が設けられた上・下反力台6,7等から形成されており、前記ラック11,19が作動されることにより、チャック13,21が軸芯方向(又は軸芯より解離する方向へ)駆動される。

尚、前記チャック13,21は3分割されており、120°間隔でテンションロッド4の外周部に配設された3ケのチャック13,21がロータ10,18により夫々同期駆動される。

前記特公平3−6440号中空油圧ジャッキ装置は、上・下両保持機構A,Bが簡単な構成にも拘わらず、確実にしかも堅固にテンションロッド4を保持することができ、ジャッキ装置の安全性の向上等の点で優れた実用的効用を奏するものである。

しかし乍ら、当該中空油圧ジャッキ装置にも解決すべき多くの問題が残されている。先ず第1の問題は、所謂ジャッキ装置の水平方向の高さ位置の調整(芯出し)が簡単にできないという点である。即ち、昇降すべき重量物が大型で大重量の場合には、一般に複数台の中空油圧ジャッキ装置を同期作動させるようにしたジャッキング工法が採用される。ところが、通常の作業現場に於いては、各中空油圧ジャッキ装置を支持する荷重受け面(基盤)の高さレベルは、夫々異なっているのが普通である。そのため、中空油圧ジャッキ装置のセッチングに際しては、先ず荷重受け面(基盤)上に中空油圧ジャッキ装置を設置し、次に中空油圧ジャッキ装置を操作してテンションロッド4を順次下降させる。そして、下降位置にあるピストンロッド3に保持したテンションロッド4の先端を重量物支持面へ最も近接せしめた状態とし、その後、テンションロッド4の先端面と重量物支持面との間に隙間調整材を挿入し(若しくは、テンションロッド4の先端面を重量物支持面へ連結したあと、テンションロッド4を保持したピストロッド3が下降位置に来るように荷重受け面(基盤)とシリンダ2間に隙間調整材を挿入し)、これによって、中空油圧ジャッキ装置を荷重受け面(基盤)上にセッチング固定するようにしている。

しかし、上述の如き中空油圧ジャッキ装置のセッチング工法に於いては、調整すべき隙間寸法が、最悪の場合にはテンションロッド4の凹部4a相互間の距離にほぼ等しくなり、安全性に欠ける上、隙間の調整に手数が掛かってジャッキ装置の高さ位置調整能率良くできず、作業能率の著しい低下を招くことになる。

尚、上述の如き隙間調整作業を省くため、ピストンロッド3を下降せしめ、これに支持固定したテンションロッド4の先端を重量物支持面へ連結したあと、ピストロッド3をその位置から上方へ引き上げると云う方策が考えられる。しかし、この場合には、複数の中空油圧ジャッキ装置のピストンロッド3の初期作動位置が夫々異なることになり、各中空油圧ジャッキ装置の同期作動による重量物の昇降が困難となる。従って、現実のジャッキング作業に於いては、上述の如き方策の採用は不可能である。

第2の問題は、重量物の昇降作業中における安全性の確保の点である。中空油圧ジャッキ装置を用いた昇降作業においては、ピストンロッド3により重量物を支持した状態で、これを長時間保持しなければならないケースが屡々発生する。ところが、従前の中空油圧ジャッキ装置においては、一般に「油圧回路の作動油の漏洩等によるピストンロッド3の急激な下降は起こらない。」と云う前提で、中空油圧ジャッキ装置が設計され且つ使用されている。そのため、従前の中空油圧ジャッキ装置においては、油圧喪失等によるピストンロッド3の急下降に対する安全対策は殆ど考慮されておらず、安全性に欠けるという問題がある。

概要

中空油圧ジャッキ装置の芯出し作業を容易にすると共に、ジャッキング作業の安全性を高める。

昇降用油圧ジャッキ昇降用油圧ジャッキ装置Cと、昇降用油圧ジャッキ装置Cの下方に連結した高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dとから成る中空油圧ジャッキ装置Eを荷重受け面37上に設置し、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dの昇降により昇降用油圧ジャッキ装置Cの下方保持機構Bにより保持したテンションロッド4の下端部を被昇降物Fと連結可能高さに調整する。

目的

本願発明は、従前の中空油圧ジャッキ装置における上述の如き問題、即ち中空油圧ジャッキ装置の据付高さ位置の調整に手数がかかり、重量物の昇降作業の能率向上が図れないこと、及び油圧回路の作動油の漏れ等に起因するピストンロッドの急下降に対する対策がなくて安全性に欠けること、等の問題を解決し、高さ位置の調整作業が極めて容易でジャッキ装置のセッティングが簡単に行え、しかも作業中に於ける安全性を大幅に高めた中空油圧ジャッキ装置と、これを用いた重量物の安全且つ高能率な昇降方法を提供するものである。

効果

実績

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請求項1

シリンダ2と、シリンダ2内へ同芯状に配設した中空ガイド5と、シリンダ2と中空ガイド5との間へ昇降自在に配設した中空状のピストンロッド3と、中空ガイド5の内方へ昇降自在に配設され、外周面一定間隔で凹部4aを設けたテンションロッド4と、前記ピストンロッドと3の先端部に固設した筒状の上部反力台6内に配設され、前記テンションロッド4の凹部4aへチャックを系合させることによりこれを保持する上方保持機構Aと、前記シリンダ2の下端部に固設した筒状の下部反力台7内に配設され、前記テンションロッド4の凹部4aへチャックを係合させることによりこれを保持する下方保持機構Bとから成る昇降用油圧ジャッキ装置Cと;前記シリンダ2の下端部へ前記テンションロッド4を挿通せしめて連結したシリンダチューブ26と、シリンダチューブ26の内方へ同芯状に配設したホルダ28と、シリンダチューブ26とホルダー28との間へ昇降自在に配設され、その下端部を支持架台29へ支持固定した中空状のピストンロッド27とから成る高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dとから形成したことを特徴とする中空油圧ジャッキ装置。

請求項2

上部反力台6を、下方部の外周面にねじ6aを備え且つ当該ねじ6aに所望の高さの安全ナット6bを螺着した上部反力台とした請求項1に記載の中空油圧ジャッキ装置。

請求項3

ピストンロッド27を、ロッド部の外周面にねじ27aを備え且つ当該ねじ27aに所望の高さの安全ナット30を螺着したピストンロッドとした請求項1に記載の中空油圧ジャッキ装置。

請求項4

昇降用油圧ジャッキ装置Cと、昇降用油圧ジャッキ装置Cの下方に連結した高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dとから成る中空油圧ジャッキ装置Eを荷重受け面37上に設置し、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dの昇降により昇降用油圧ジャッキ装置Cの下方保持機構Bにより保持したテンションロッド4の下端部を被昇降物Fと連結可能な高さに調整することを特徴とする重量物昇降方法

請求項5

昇降用油圧ジャッキ装置Cと、昇降用油圧ジャッキ装置Cの下方に連結した高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dとから成る中空油圧ジャッキ装置Eを荷重受け面37上に設置し、次に昇降用油圧ジャッキ装置Cのピストンロッド3により保持したテンションロッド4の下端部を被昇降物Fの所定位置へ連結し、その後、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dを作動して前記昇降用油圧ジャッキ装置をのシリンダ2を昇降動させ、前記ピストロッド3をシリンダ2の下方部若しくは上方部に位置させることにより、中空油圧ジャッキ装置Eの高さ位置を調整することを特徴とする重量物の昇降方法。

技術分野

0001

本発明は、重量物昇降に使用する中空油圧ジャッキ装置と、これを用いた重量物の昇降方法の改良に関するものである。

背景技術

0002

重量物の昇降に使用する中空油圧ジャッキ装置には、各種の形式のものが開発されている。図10は特公平3−6440号に係る中空油圧ジャッキ装置の一部縦断面図であり、作業台1上に支持されたシリンダ2と、シリンダ2内に昇降自在に挿着された中空状のピストンロッド3と、ピストンロッド3の内方に挿入されたテンションロッド4と、ピストンロッド3とテンションロッド4間に介設された中空状のガイド体5と、ピストンロッド3の上端部に固設されたテンションロッドの上方保持機構Aと、ピストンロッド3の下端部に固設されたテンションロッドの下方保持機構B等から中空油圧ジャッキ装置が構成されている。

0003

当該中空油圧ジャッキ装置により重量物を押上げする場合には、先ず上方保持機構Aを作動させ、チャック13をテンションロッド4の凹部4a内へ係合させることにより、ピストンロッド3へテンションロッド4を支持固定する。次に、下方保持機構のチャック18を凹部4aから外し、シリンダ2によるテンションロッド4の保持を解放する。その後、ピストン後室8内へ作動油を供給し、被昇降物(図示省略)が負荷されたテンションロッド4をピストンロッド3のストローク分だけ押上げする。

0004

前記、ピストンロッド3がストローク分上昇すると、下方保持機構Bを作動してテンションロッド4をシリンダ2へ固定する。その後、上方保持機構Aによるテンションロッド4の保持を解放し、上昇せしめたピストンロッド3を初期位置まで下降させる。これにより、中空油圧ジャッキ装置は最初の状態に戻り、前記と同様の操作を繰り返すことにより、テンションロッド4は順次押し上げられていく。

0005

また、前記上方保持機構Aと下方保持機構Bは、夫々油圧シリンダー12,20と、ラック11,19と、長孔17,25を有するロータ10,18と、長孔に係合するピン14,22と、ピン及びキー15,23が固設されたチャック13,21と、キー溝16,24が設けられた上・下反力台6,7等から形成されており、前記ラック11,19が作動されることにより、チャック13,21が軸芯方向(又は軸芯より解離する方向へ)駆動される。

0006

尚、前記チャック13,21は3分割されており、120°間隔でテンションロッド4の外周部に配設された3ケのチャック13,21がロータ10,18により夫々同期駆動される。

0007

前記特公平3−6440号中空油圧ジャッキ装置は、上・下両保持機構A,Bが簡単な構成にも拘わらず、確実にしかも堅固にテンションロッド4を保持することができ、ジャッキ装置の安全性の向上等の点で優れた実用的効用を奏するものである。

0008

しかし乍ら、当該中空油圧ジャッキ装置にも解決すべき多くの問題が残されている。先ず第1の問題は、所謂ジャッキ装置の水平方向の高さ位置の調整(芯出し)が簡単にできないという点である。即ち、昇降すべき重量物が大型で大重量の場合には、一般に複数台の中空油圧ジャッキ装置を同期作動させるようにしたジャッキング工法が採用される。ところが、通常の作業現場に於いては、各中空油圧ジャッキ装置を支持する荷重受け面(基盤)の高さレベルは、夫々異なっているのが普通である。そのため、中空油圧ジャッキ装置のセッチングに際しては、先ず荷重受け面(基盤)上に中空油圧ジャッキ装置を設置し、次に中空油圧ジャッキ装置を操作してテンションロッド4を順次下降させる。そして、下降位置にあるピストンロッド3に保持したテンションロッド4の先端を重量物支持面へ最も近接せしめた状態とし、その後、テンションロッド4の先端面と重量物支持面との間に隙間調整材を挿入し(若しくは、テンションロッド4の先端面を重量物支持面へ連結したあと、テンションロッド4を保持したピストロッド3が下降位置に来るように荷重受け面(基盤)とシリンダ2間に隙間調整材を挿入し)、これによって、中空油圧ジャッキ装置を荷重受け面(基盤)上にセッチング固定するようにしている。

0009

しかし、上述の如き中空油圧ジャッキ装置のセッチング工法に於いては、調整すべき隙間寸法が、最悪の場合にはテンションロッド4の凹部4a相互間の距離にほぼ等しくなり、安全性に欠ける上、隙間の調整に手数が掛かってジャッキ装置の高さ位置調整能率良くできず、作業能率の著しい低下を招くことになる。

0010

尚、上述の如き隙間調整作業を省くため、ピストンロッド3を下降せしめ、これに支持固定したテンションロッド4の先端を重量物支持面へ連結したあと、ピストロッド3をその位置から上方へ引き上げると云う方策が考えられる。しかし、この場合には、複数の中空油圧ジャッキ装置のピストンロッド3の初期作動位置が夫々異なることになり、各中空油圧ジャッキ装置の同期作動による重量物の昇降が困難となる。従って、現実のジャッキング作業に於いては、上述の如き方策の採用は不可能である。

0011

第2の問題は、重量物の昇降作業中における安全性の確保の点である。中空油圧ジャッキ装置を用いた昇降作業においては、ピストンロッド3により重量物を支持した状態で、これを長時間保持しなければならないケースが屡々発生する。ところが、従前の中空油圧ジャッキ装置においては、一般に「油圧回路の作動油の漏洩等によるピストンロッド3の急激な下降は起こらない。」と云う前提で、中空油圧ジャッキ装置が設計され且つ使用されている。そのため、従前の中空油圧ジャッキ装置においては、油圧喪失等によるピストンロッド3の急下降に対する安全対策は殆ど考慮されておらず、安全性に欠けるという問題がある。

発明が解決しようとする課題

0012

本願発明は、従前の中空油圧ジャッキ装置における上述の如き問題、即ち中空油圧ジャッキ装置の据付高さ位置の調整に手数がかかり、重量物の昇降作業の能率向上が図れないこと、及び油圧回路の作動油の漏れ等に起因するピストンロッドの急下降に対する対策がなくて安全性に欠けること、等の問題を解決し、高さ位置の調整作業が極めて容易でジャッキ装置のセッティングが簡単に行え、しかも作業中に於ける安全性を大幅に高めた中空油圧ジャッキ装置と、これを用いた重量物の安全且つ高能率な昇降方法を提供するものである。

課題を解決するための手段

0013

本願請求項1に記載の発明は、シリンダ2と、シリンダ2内へ同芯状に配設した中空ガイド5と、シリンダ2と中空ガイド5との間へ昇降自在に配設した中空状のピストンロッド3と、中空ガイド5の内方へ昇降自在に配設され、外周面一定間隔で凹部4aを設けたテンションロッド4と、前記ピストンロッド3の先端部に固設した筒状の上部反力台内に配設され、前記テンションロッド4の凹部4aへチャックを係合させることによりこれを保持する上方保持機構Aと、前記シリンダ2の下端部に固設した筒状の下部反力台内に配設され、前記テンションロッド4の凹部4aへチャックを係合させることによりこれを保持する下方保持機構Bとから成る昇降用油圧ジャッキ装置Cと;前記シリンダ2の下端部へ前記テンションロッド4を挿通せしめて連結したシリンダチューブ26と、シリンダチューブ26の内方へ同芯状に配設したホルダ28と、シリンダチューブ26とホルダー28との間へ昇降自在に配設され、その下端部を支持架台29へ支持固定した中空状のピストンロッド27とから成る芯出し用油圧ジャッキ装置Dとを発明の基本構成とするものである。

0014

また、本願請求項4に記載の発明は、昇降用油圧ジャッキ装置Cと、昇降用油圧ジャッキ装置Cの下方に連結した高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dとから成る中空油圧ジャッキ装置Eを荷重受け面37上に設置し、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dの昇降により昇降用油圧ジャッキ装置Cの下方保持機構Bにより保持したテンションロッド4の下端部を被昇降物Fと連結可能な高さに調整することを発明の基本構成とするものである。

0015

昇降用油圧ジャッキ装置Cを操作してテンションロッド4を下降させ、その保持したテンションロッド4の下端部を被昇降物Fの近傍へ位置せしめる。その後予かじめ若干上昇せしめた高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dを下降させ、被昇降物Fとテンションロッド4の下端部とを連結する。尚、昇降用油圧ジャッキ装置Cのピストンロッド3に保持されたテンションロッド4の下端部を被昇降物へ連結したあと、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dによって昇降用油圧ジャッキ装置Cのシリンダ2を移動させ、そのピストンロッド3を下降位置(重量物の吊り上げの場合)又は上昇位置(重量物の吊り上げの場合)に位置せしめるようにしてもよい。上述の如き操作により昇降用油圧ジャッキ装置Cの高さ位置が調整される。

0016

その後、上・下両保持機構A,Bを交互に作動させてテンションロッド4をピストンロッド3とシリンダ2へ交互に保持させると共に、ピストンロッド3を繰り返し昇降動させることにより、荷重がかかったテンションロッド4をピストンロッド3のストローク分づつ順次吊り上げ(又は吊り下げ)る。

0017

以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係る中空油圧ジャッキ装置の縦断面図であり、図2乃至図4図1のイーイ視乃至ハーハ視断面図概要図である。尚、図1図4に於いて、前記図10の中空油圧ジャッキ装置と同じ部位には、これと同じ参照番号が付されている。

0018

本発明の中空油圧ジャッキ装置は、昇降用油圧ジャッキ装置Cと高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dとを直列状に直結することにより構成されており、前記昇降用油圧ジャッキ装置Cは高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dにより約100mm程度のストローク範囲に亘って、昇降動される。

0019

即ち、前記昇降用油圧ジャッキ装置Cはシリンダ2、ピストンロッド3、テンションロッド4、中空ガイド5、上反力台6、下反力台7、上方保持機構A、下方保持機構B等から形成されており、その構成は後述する安全ナット6bの構成を除いて、前記図10の中空油圧ジャッキ装置とほぼ同一である。

0020

また、前記高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dは、シリンダチューブ26、ピストンロッド27、ホルダー28、支持架台29、安全ナット30、手動チャック受座31、等より構成されており、前記シリンダチューブ26の上端面が、昇降用中空油圧ジャッキ装置Cの下反力台7へ連結されている。

0021

図1乃至図4を参照して前記シリンダ2は円筒状に形成されており、シリンダ2の下端部には、円筒状の下反力台7が螺着され、その下方の空間部内に下方保持機構Bが収容されている。又、シリンダ2の内方には、円筒状の中空ガイド5が同芯状に挿入され、その下端部が下反力台7へ固定されている。

0022

前記中空状のピストンロッド3はシリンダ2と中空ガイド5との間へ同芯状に、且つ移動自在に挿着されており、ピストン部の下方空間がピストン後室8に、また上方空間ピストン前室9に形成されている。

0023

また、ピストンロッド3の先端には、円筒状の上反力台6が螺着されており、当該上反力台6の上方空間内に上方保持機構Aが収容されている。

0024

更に、前記上反力台6の下方部外周面にはねじ6aが形成されており、これに高さ約50〜100mmの安全ナット6bが螺挿されている。当該安全ナット6bは、ピストンロッド3を上昇途中で長時間停止させるような場合に、安全ナット6bの下端面をシリンダ2の上端面へ接当させることにより、ピストンロッド3の荷重を受け止める。尚、安全ナット6bの高さ寸法が比較的短いため、ピストンロッド3の停止位置が上方位置の場合には、安全ナット6bの下端面とシリンダ2の上端面間へ、円筒体二つ割りにした形態のスペーサ(図示省略)がねじ部6aを抱き込む形で両側から介挿される。

0025

前記テンションロッド4は中空ガイド5を挿通して軸芯方向に上・下動自在に挿着されており、その外周面には一定の間隔で凹部4aが形成されている。また、テンションロッド4は、図5に示す如く相互に螺子結合が可能な構成となっており、一本のテンションロッド4の長さは約2500mmに、また凹部4aの間隔は約200mmに夫々選定されている。尚、図5に於いて4bは固定ピン、4cは連結用段付部である。

0026

前記上方保持機構Aは、上反力台6の上方空間内へ収容したロータ10と、ロータ10を回動するためのラック11と、ラック11を駆動するための油圧シリンダ12と、ロータ10の下面側に設けた複数のチャック13と、ロータ10の回転力をチャック13へ伝達するピン14と、チャック13の半径方向(軸芯方向)への水平移動規制するキー15と、キー15が係合するキー溝16等より構成されている。

0027

即ち、図2に示す如く、略円筒状の上反力台6の内方に、外周面に歯車を有するロータ10がテンションロッド4を挿通せしめて回動自在に配設されており、当該ロータ10の歯車へラック歯車11が噛合されている。また、前記ロータ10の下面側には、図2点線で示す如く3個の長孔17が穿設されており、各長孔17内へ反力爪13の上面側に植設したピン14先端が係合されている。即ち、前記ピン14とその先端が係合する長孔17とにより、反力爪13が半径方向へ移動させられる。

0028

前記ラック歯車11はその両端部にピストンを備えており、油圧シリンダ12内へ摺動自在に挿着されている。

0029

前記チャック13は図3に示す如く扇型ブロック体であり、本実施例ではテンションロッド4の外周部に3個のチャック13が半径方向(軸芯方向)へ水平移動自在に配設されている。即ち、各チャック13の上面側には前記の通りピン14が植設されており、当該ピン14の先端がロータ10側の長孔17へ係合されている。

0030

また、各チャック13の下面側には、図3に示す如くキー15が形成されており、このキー15が上反力台6の隔壁放射状に形成したキー溝16内へ係合されている。即ち、前記キー15とこれが係合するキー溝16とにより、チャック13が半径方向へ真直に移動されることになる。

0031

一方、前記下方保持機構Bは、図4に示す如く下反力台7の下方空間内で収納したロータ18と、ロータ18を回動するためのラック19と、ラック19を駆動するための油圧シリンダ20と、ロータ18の上面側に設けた3個のチャック21と、ロータ18の回転力をチャック21へ伝達するピン22と、チャック21の軸芯方向へ水平移動を規制するキー及びキーが係合するキー溝等から形成されている。即ち、前記上方保持機構Aの場合と同様に、ピン22とその先端が係合する長孔25とにより、チャック21が半径方向へ移動され、また、前記キーとキー溝とにより、各チャック21が半径方向へ真直に移動させられる。

0032

前記高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dを形成する円筒状のピストンロッド27は、その外周面にねじ27aを備えており、当該ねじ27aに安全ナット30が螺着されている。また、ピストンロッド27の下端面は、円筒状支架台29の上端面へ支持固定されており、ピストン部27bの上端面とシリンダチューブ26間がピストン室Gとなっている。

0033

尚、前記安全ナット30は、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dによる調整作業が完了すれば上方へ締め込まれ、シリンダチューブ26にかかる荷重は当該安全ナット30により受け止められる。これにより、万一ピストン室Gの系統に油圧漏れが生じた場合でも、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置の安全性が確保される。

0034

前記手動チャック受座31は、支持架台29の中間部に設けられている。また、当該チャック受座31には、中空円盤を二つ割りにした形態の手動チャック受体(図示省略)がテンションロッド4の軸芯方向へ摺動自在に配設されており、各チャック受体を内方へ押し込んでその先端面をテンションロッド4の凹部4aへ係合させることにより、テンションロッド4が受け止められる。

0035

尚、図1乃至図5に於いて、L0 はストロークセンサ、L1 ・L2 はセンサースイッチ、L3 ・L4 は上部チャック位置確認用リミットスイッチ、L5 ・L6 は下部チャック位置確認用のリミットスイッチ、L7 ・L8 は近接スイッチ、32は昇降用ジャッキ装置の加圧ポート、33は昇降用ジャッキ装置の戻りポート、34,35は圧力変換器、36は高さ位置調整用ジャッキ装置の加圧ポート、37は荷重受け面、38,39はハンドル、40は支持ガイド、41はロッドカバーである。

0036

図6は本発明に係る中空油圧ジャッキ装置の油圧系統図であり、電動機42、油圧ポンプ43、ソレノイドバルブ43a〜43f、パイロットチェバルブ44a〜44f、フローコントロールバルブ45、カウンターバランスバルブ46、油路47a〜47f等より構成されている。

0037

即ち、油路47a〜47dからの油圧によって上・下のチャック開閉用油圧シリンダ12,20が作動され、また、油路47e、47fからの油圧によって昇降用油圧ジャッキ装置Cが駆動される。尚、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dは、別途に加圧ポート36へ手動油圧ポンプ(図示省略)を接続したり、或いは別途に油路47と加圧ポート36間を連結することにより作動される。尚、図6に於いて、L0 はストロークセンサ、L1 ・L2 はセンサースイッチ、L7 ・L8 は近接スイッチ、34,35は圧力変換器、48は端子箱、49は動力制御盤、50は中央制御盤である。

0038

図7は、本発明に係る中空油圧ジャッキ装置を用いた重量物の昇降方法の制御系統説明図であり、1台若しくは複数台の中空油圧ジャッキ装置Ea −En と中央制御盤50とから、設備の主要部が構成されている。即ち、中央制御盤50には操作部と表示部が設けられており、ここから各中空油圧ジャッキ装置Ea −En の動力・制御盤49へ操作指令が発せられる。また、各中空油圧ジャッキ装置Ea −En からは、上・下チャック開閉用油圧シリンダ12,20の開閉状況やストロークセンサL0 、センサスイッチL1 ・L2 等からの検出信号が端子箱48及び動力制御盤49を通して中央制御盤50へ入力され、必要な表示並びに制御信号発信が行われる。

0039

次に、本発明に係る中空油圧ジャッキ装置Eの作動とこれを用いた重量物の昇降方法について説明する。重量物の昇降に際しては、通常複数台(4〜40基程度)の中空油圧ジャッキ装置Eを使用し、これ等を同期作動させることにより重量物の昇降が行われる。先ず、荷受け面支持基盤)37上に所要数の中空油圧ジャッキ装置Eを配設する。次に、重量物を吊り上げる場合には、各ジャッキ装置Eにテンションロッド4を挿通せしめ、昇降用油圧ジャッキ装置の上方保持機構Aにより保持したテンションロッド4の下端を重量物の支持面まで下降させ、これに連結固定する。

0040

前記テンションロッド4下端の連結固定が終われば、高さ位置調整用ジャッキ装置Dを作動させ、そのピストン室G内へ作動油を送ることによりシリンダチューブ26を上昇させる。これによって、昇降用油圧ジャッキ装置Cのシリンダ2は、そのピストンロッド3が下降位置へくるまで上昇され、当該操作を各ジャッキ装置毎に行うことにより、中空油圧ジャッキ装置Eの高さ位置調整作業が完了する。

0041

尚、前記高さ位置調整作業が完了すると、ピストンロッド27に螺着した安全ナット30を上方へ締め上げ、その上端面をシリンダ支持ガイド40の下端面へ接当させるこれにより、シリンダ26にかかる荷重(即ち、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dにかかる荷重)が安全ナット30、ピストンロッド27を介して支持架台29へ負荷されることになる。また、前記高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dのストロークは約100mmに設定されている。

0042

全ての中空油圧ジャッキ装置Eの高さ位置調整作業が完了すれば、中央制御盤50からの指令信号により各ジャッキ装置Eの昇降用ジャッキ装置Cが、後述する如き順序により同期作動される。また、被昇降物Fの吊り上げ作業中に於ける各昇降用油圧ジャッキ装置Cの吊り上げストロークは、ストロークセンサーL0 やセンサースイッチL1 ・L2 によって検出並びに監視されており、検出値は信号として中央制御盤へ入力されて行く。その結果、万一荷重差偏荷重によってストローク差が発生した場合には、中央制御盤50から各中空油圧ジャッキ装置Eの動力・制御盤49へ修正信号が発信され、ストローク寸法の大きい方の昇降用油圧ジャッキ装置Cに対する作動油の供給が調整される。更に、テンションロッド4の上端部の連結用段付部4cが所定の位置へくると、近接スイッチL7・L8が作動して、検知信号が中央制御盤50へ発信され、テンションロッド4の連結又は取り外しが行われる。

0043

尚、被昇降物Fの押上げ速度は70mm/minに、最大ストロークは200mmに夫々設定されており、且つ被昇降物Fの水平度、荷重及び各ジャッキ装置Cのストローク等は中央制御盤50のCRT上に常時表示されている。また、各昇降用油圧ジャッキ装置Cの上・下保持機構A,Bの作動は、所謂インターロック回路によって保護されており、安全性が担保されている。更に、各テンションロッド4は、必要に応じて順次連結され、長さ約2500mmのロッド4を連結することにより、最大60m程度の吊り上げが行われる。

0044

被昇降物Fの吊り上げ途中で昇降用油圧ジャッキ装置Cの作動を長時間停止させるような場合には、安全ナット6bを下方側へ締め込んで、その下端面を直接若しくはスペーサ(図示省略)を介設してシリンダ2の上端面へ接当させる。これによつて、ピストンロッド3にかかる荷重がシリンダ2により支持されることになる。また、必要に応じて、支持架台29のチャック受座31に設けた手動用チャック(図示省略)がチャック受座31の内方へ押し込まれ、当該手動チャックによってテンションロッド4が支持される。

0045

図8及び図9は、本発明に係る中空油圧ジャッキ装置Eのジャッキアップ時及びジャッキダウン時の作動状況を示すものである。図8の左側より順に、昇降用油圧ジャッキ装置Cのピストンロッド3が最下降位置にあると、センサースイッチL2 がonとなり、上方保持機構Aが閉となる。上部チャック位置確認用リミットスイッチL3 がonとなって前記保持機構Aの閉鎖が確認されると、ピストンロッド3が上昇を開始し、約30mm程度上昇すると、ストロークセンサーL0 がonとなる。これにより、下方保持機構8が開放され、その結果、リミットスイッチL6 がonとなる。リミットスイッチL6 がonになると、ピストンロッド3は引き続き上昇をし、1ストロークだけ上昇すると、センサースイッチL1 がonになる。これにより、下方保持機構Bが閉鎖され、リミットスイッチL5 がonとなる。

0046

リミットスイッチL5 がonになると、ピストンロッド3が下降を開始し、約25mm下降すると、ストロークセンサーL0 がonとなり、これによって上方保持機構Aが開放される。上方保持機構Aが開放されると、ピストンロッド3は無負荷となって引き続き下降し、初期位置(最下方位置)へ戻ることになる。

0047

上述の如き操作を繰り返すことにより、被昇降物Fは所望の高さ位置まで吊り上げられ、本実施例に於いてはテンションロッド4を順次連結することにより、約60mの上昇動が可能となる。

0048

図9は、重量物のジャッキダウン時を示すものであり、左側より順に、ピストンロッド3が最下方位置にあってセンサースイッチL2 がonであれば、上方保持機構Aが開放され、リミットスイッチL4 がonになると、ピストンロッド3は無負荷で上昇をする。ピストンロッド3が一定距離(約200mm)上昇すると、ストロークセンサーL0 がonとなり、これによって上方保持機構Aが閉鎖され、リミットスイッチL3 がonになる。

0049

リミットスイッチL3 がonになると、ピストンロッド3が一定距離(約25mm)上昇され、これによりセンサースイッチL1 がonになる。センサースイッチL1 がonになると、下方保持機構Bが開となり、リミットスイッチL6 がonとなって前記下方保持機構Bの開放が確認されると、ピストンロッド3が下降を開始する。

0050

ピストンロッド3が下降して、ストロークセンサーL0 がonになると、下方保持機構Bが閉鎖され、リミットスイッチL5 のonにより前記下方保持機構Bの閉鎖が確認されると、ピストンロッド3は引き続き約25mmほど下降し、最下方位置へ来る。これにより、センサースイッチL2 がonになり、上方保持機構Aが開放されて、初期の状態へ戻る。

0051

昇降用油圧ジャッキ装置Cの最上端に取付けられた近接スイッチL7・L8は、テンションロッド4上端部の連結用段付部4cの存否を検出するためのものであり、例えば、テンションロッド4の下降時に前記連結用段付部4cの到達が検知されると、検知信号が発せられてピストンロッド3の下降が停止され、次のテンションロッド4の連結が行われる。また、当該近接スイッチL7・L8は、ピストンロッド3とテンションロッド4との間に移動速度差が生じた場合にこれを検出し、検知信号を発生する。

0052

上述の如き操作を繰り返すことにより、被昇降物F(重量物)が順次上方位置より下方位置へ下降されることになる。尚、被昇降物Fの下降途中に於いて、テンションロッド4が順次連結されて行くことは勿論である。

発明の効果

0053

本願装置に於いては、昇降用油圧ジャッキ装置Cに高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dを連結し、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dによって昇降用油圧ジャッキ装置Cの昇降動が可能な構成としている。その結果、複数の中空油圧ジャッキ装置Eを同期作動させることによって被昇降物(重量物)Fを昇降する場合に於いても、各中空油圧ジャッキ装置Eの高さ位置の調整作業を極めて迅速に行うことができ、昇降作業の能率が大幅に向上する。

0054

また、本願発明に於いては、高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dのピストンロッド27の外周面にねじ27aを形成し、これに螺合せしめた安全ナット30を締込むことにより、ピストンロッド27を支持架台29へ支持固定できるようにしている。その結果、万一高さ位置調整用油圧ジャッキ装置Dの作動油系に漏れが発生したような場合でも、ジャッキ装置Dは安全に使用に供することが出来る。

0055

更に、本願発明に於いては、昇降用油圧ジャッキ装置Cの反力受台6の外周面にねじ6aを設け、これに螺合せしめた安全ナット6bを締込むことにより、ピストンロッド3をシリンダ2側へ支持固定できるようにしている。その結果、被昇降物Fの昇降作業の途中で被昇降物を長時間その高さ位置に保持する場合でも、前記安全ナット6bの締込みにより、油圧系統の故障に起因する被昇降物Fの下降を完全に防止することができ、作業の安全性が大幅に向上する。本発明は上述の通り、複数のジャッキ装置を用いて大重量物を昇降させるような場合に、優れた実用的効用を奏するものである。

図面の簡単な説明

0056

図1本発明に係る中空油圧ジャッキ装置の縦断面図である。
図2図1のイーイ視断面の拡大概要図である。
図3図1のローロ視断面の拡大概要図である。
図4図1のハーハ視断面の拡大概要図である。
図5テンションロッドの接続部を示す断面図である。
図6本発明に係る中空油圧ジャッキ装置の油圧系統の説明図である。
図7複数台の中空油圧ジャッキ装置を用いて重量物を昇降する場合の機器系統説明図である。
図8本発明に係る中空油圧ジャッキ装置によるジャッキアップ操作説明図である。
図9本発明に係る中空油圧ジャッキ装置によるジャッキダウン操作説明図である。
図10従前の中空油圧ジャッキ装置の縦断面概要図である。

--

0057

1は作業台、2はシリンダ、3は中空状ピストンロッド、4はテンションロッド、4aは凹部、4bは固定ピン、4cは連結用段付部、5は中空状ガイド体、6は上部反力台、6aはねじ、6bは安全ナット、7は下部反力台、8はピストン後室、9はピストン前室、10はロータ、11はラック、12はチャック開閉用油圧シリンダ、13はチャック、14はピン、15はキー、16はキー溝、17は長孔、18はロータ、19はラック、20はチャック開閉用油圧シリンダ、21はチャック、22はピン、23はキー、24はキー溝、25は長孔、26はシリンダチューブ、27はピストンロッド、27aはねじ、27bはピストン部、28はホルダー、29は支持架台(作業台1)、30は安全ナット、31は手動チャック受座、32は昇降用ジャッキ加圧ポート、33は昇降用ジャッキ戻りポート、34・35は圧力変換器、36は高さ位置調整用ジャッキ加圧ポート、37は荷重受け面、38・39はハンドル、40は支持ガイド、41はロッドカバー、42は電動機、43は油圧ポンプ、44はソレノイドバルブ、45はフローコントロールバルブ、46はカウンターバランスバルブ、47は油路、48は端子箱、49は動力・制御盤、50は中央制御盤、Aは上方保持機構、Bは下方保持機構、Cは昇降用油圧ジャッキ装置、Dは高さ位置調整用油圧ジャッキ装置、Eは中空油圧ジャッキ装置、Fは被昇降物、Gはピストン室、L0 はストロークセンサー、L1 ・L2 はセンサースイッチ、L3 ・L4 は上部チャック位置確認用リミットスイツチ、L5 ・L6 は下部チャック位置確認用リミットスイッチ、L7 ・L8 は近接スイッチ。

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