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技術 樹脂塗工機の樹脂量プロファイルの制御装置及び塗工方法

出願人 三菱製紙株式会社
発明者 井上浩朗井上信一
出願日 1994年3月31日 (25年11ヶ月経過) 出願番号 1994-063923
公開日 1995年10月17日 (24年5ヶ月経過) 公開番号 1995-265774
状態 特許登録済
技術分野 流動性材料の適用方法、塗布方法 塗布装置2(吐出、流下)
主要キーワード 開度調節装置 固着装置 赤外線膜厚計 データバッファー プロファイル制御装置 各検出装置 プロファイル信号 各検出位置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

目的

樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置及び塗工方法係り円筒状に巻き取った樹脂被覆紙ヨレフクレを防止する。

構成

ウェブ幅方向に樹脂を供給する樹脂供給装置28と、リップ開度を調節する開度調節装置10とを有する樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置において、原紙の幅方向の複数個坪量を検出する坪量検出装置24と、樹脂被覆紙の幅方向の複数個所の樹脂量を検出する樹脂量検出装置16と、原紙坪量と原紙坪量設定値の差分である差分原紙坪量に樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて樹脂量設定値を加えた樹脂量目標値に、樹脂被覆紙の樹脂量を一致する方向に前記開度調節装置を制御する制御手段とを備えることを特徴とする樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置及び塗工方法。

概要

背景

図6は、従来の樹脂塗工機の構成図である。図6において、送り出し装置2によって送り出された原紙18は、最初にコロナ処理装置4でコロナ処理が行われる。樹脂供給装置28は押し出し機6とダイ8を有しており、押し出し機6で樹脂は溶融されてダイ8に供給される。ダイ8は幅方向リップ26と複数の開度調節装置10を有している。このダイ8によって押し出された熱溶融樹脂フィルムは、原紙18と共にクーリングロール12とプレスロール14の間を通過し、この間に圧着接合・冷却・固化が行われて樹脂被覆紙20となる。樹脂被覆紙20は、樹脂量検出装置16によって幅方向の樹脂量が検出され、最終的に巻き取り装置22によって円筒状に巻き上げられる。

一般的に行われている樹脂量プロファイル制御は、樹脂量検出装置16によって検出された幅方向の樹脂量と樹脂量設定値を比較して各検出位置偏差を求める。その偏差を小さくする方向にリップ26を開度調節装置10によって調節して行われている。

概要

樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置及び塗工方法係り、円筒状に巻き取った樹脂被覆紙のヨレフクレを防止する。

ウェブの幅方向に樹脂を供給する樹脂供給装置28と、リップの開度を調節する開度調節装置10とを有する樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置において、原紙の幅方向の複数個坪量を検出する坪量検出装置24と、樹脂被覆紙の幅方向の複数個所の樹脂量を検出する樹脂量検出装置16と、原紙坪量と原紙坪量設定値の差分である差分原紙坪量に樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて樹脂量設定値を加えた樹脂量目標値に、樹脂被覆紙の樹脂量を一致する方向に前記開度調節装置を制御する制御手段とを備えることを特徴とする樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置及び塗工方法。

目的

本発明の目的は、樹脂被覆紙の巻取形状を均一にし、製品品質下げるヨレ、フクレを防止する樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置及び塗工方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
3件

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請求項1

ウェブ幅方向に設けられたリップ開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給装置と、リップの開度を複数個所で調節する開度調節装置と、樹脂被覆紙を巻き取る装置とを有する樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置において、下記1)及び2)の各検出装置と該検出装置による制御手段3)とを具備してなることを特徴とする樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置。1)原紙の幅方向の複数個所の坪量を検出する坪量検出装置2)樹脂被覆紙の幅方向の複数個所の樹脂量を検出する樹脂量検出装置3)ウェブの幅方向の各検出位置で検出された原紙坪量と原紙坪量設定値の差分である差分原紙坪量に樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて樹脂量設定値を加えた樹脂量目標値に対して、ウェブの幅方向の各検出位置で検出された樹脂被覆紙の樹脂量を一致する方向に該開度調節装置を制御する制御手段

請求項2

制御手段が、下記1)〜3)の各制御手段からなることを特徴とする請求項1記載の樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置。1)坪量検出装置により検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする手段2)差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルとする手段3)樹脂量検出装置により検出された樹脂被覆紙の樹脂量プロファイルを樹脂量目標プロファイルに一致する方向に開度調節装置を制御する開度指令手段

請求項3

樹脂塗工方法において、下記1)〜7)の各工程からなることを特徴とする樹脂塗工方法。1)ウェブの幅方向に設けられたリップの開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給工程2)原紙の幅方向の坪量を検出し原紙坪量プロファイルとする工程3)検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする工程4)差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルとする工程5)樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量を検出し樹脂量プロファイルとする工程6)樹脂量プロファイルを樹脂量目標プロファイルに対応し一致する方向にリップの開度を調節する工程7)樹脂被覆紙を円筒状に巻き取る巻き取り工程

技術分野

0001

本発明は、樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置及び塗工方法係り樹脂被覆紙幅方向の樹脂量プロファイルを、原紙坪量プロファイルから演算で求めた樹脂量目標プロファイルに対応させてダイのリップ開度を調節して制御する方法に関するものである。この制御方法により、樹脂被覆紙の巻取円筒状のロール)の形状を均一にすることも可能としている。

背景技術

0002

図6は、従来の樹脂塗工機の構成図である。図6において、送り出し装置2によって送り出された原紙18は、最初にコロナ処理装置4でコロナ処理が行われる。樹脂供給装置28は押し出し機6とダイ8を有しており、押し出し機6で樹脂は溶融されてダイ8に供給される。ダイ8は幅方向にリップ26と複数の開度調節装置10を有している。このダイ8によって押し出された熱溶融樹脂フィルムは、原紙18と共にクーリングロール12とプレスロール14の間を通過し、この間に圧着接合・冷却・固化が行われて樹脂被覆紙20となる。樹脂被覆紙20は、樹脂量検出装置16によって幅方向の樹脂量が検出され、最終的に巻き取り装置22によって円筒状に巻き上げられる。

0003

一般的に行われている樹脂量プロファイル制御は、樹脂量検出装置16によって検出された幅方向の樹脂量と樹脂量設定値を比較して各検出位置偏差を求める。その偏差を小さくする方向にリップ26を開度調節装置10によって調節して行われている。

発明が解決しようとする課題

0004

上述した制御により、一般的には樹脂量プロファイルの偏差が小さくなるように行われている。

0005

ところが、原紙18は原紙坪量プロファイルに凹凸バラツキを持っている。したがって原紙18に上述した制御により樹脂をコーティングして製造した樹脂被覆紙20を巻き取り装置22により円筒状に仕上げたときに、それの表面が凸凹になることがある。これは、巻取の品質を悪化させるタルミ又はヨレの発生を引き起こす原因であり、例えば印画紙の場合、乳剤の塗布量が不均一となることからも、品質管理面から好ましいものではなかった。従って、樹脂被覆紙の製造を連続的に行う際に、樹脂被覆紙の坪量プロファイルを管理する事は極めて重要な問題である。

0006

本発明の目的は、樹脂被覆紙の巻取形状を均一にし、製品の品質を下げるヨレ、フクレを防止する樹脂塗工機の樹脂量プロファイルの制御装置及び塗工方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明者らは、上記に鑑み鋭意研究した結果、本発明の樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置を発明するに至った。

0008

即ち、本発明の樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置は、ウェブの幅方向に設けられたリップの開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給装置と、リップの開度を複数個所で調節する開度調節装置と、樹脂被覆紙を巻き取る装置とを有する樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置において、下記1)及び2)の各検出装置と該検出装置による制御手段3)とを具備してなることを特徴とするものである。
1)原紙の幅方向の複数個所の坪量を検出する坪量検出装置
2)樹脂被覆紙の幅方向の複数個所の樹脂量を検出する樹脂量検出装置
3)ウェブの幅方向の各検出位置で検出された原紙坪量と原紙坪量設定値の差分である差分原紙坪量に樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて樹脂量設定値を加えた樹脂量目標値に対して、ウェブの幅方向の各検出位置で検出された樹脂被覆紙の樹脂量を一致する方向に該開度調節装置を制御する制御手段

0009

本発明の樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置において、制御手段が、下記1)〜3)の各制御手段からなることを特徴とするものである。
1)坪量検出装置により検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする手段
2)差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルとする手段
3)樹脂量検出装置により検出された樹脂被覆紙の樹脂量プロファイルを樹脂量目標プロファイルに一致する方向に開度調節装置を制御する開度指令手段
又、樹脂塗工方法において、下記1)〜7)の各工程からなることを特徴とするものである。
1)ウェブの幅方向に設けられたリップの開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給工程
2)原紙の幅方向の坪量を検出し原紙坪量プロファイルとする工程
3)検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする工程
4)差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルとする工程
5)樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量を検出し樹脂量プロファイルとする工程
6)樹脂量プロファイルを樹脂量目標プロファイルに対応し一致する方向にリップの開度を調節する工程
7)樹脂被覆紙を円筒状に巻き取る巻き取り工程

0010

以下、本発明の樹脂塗工機の樹脂量プロファイルの制御装置及び塗工方法について、詳細に説明する。

0011

本発明において、樹脂量プロファイルは、以下の方法によって計算される。まず、原紙の幅方向の複数個所の坪量を検出し、原紙坪量プロファイルを求める。この原紙坪量プロファイルから樹脂量プロファイルを制御する為の樹脂量目標プロファイルを計算する。

0012

計算方法は、原紙坪量プロファイルと原紙坪量設定値の差分を求める。この差分に樹脂制御定数を乗じて樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルを求める。原紙坪量設定値及び樹脂量設定値は、製造時の管理値または各プロファイルの平均値とする。

0013

樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量プロファイルを樹脂量目標プロファイルに一致する方向にリップの開度を調節することが好ましい。

0014

このような調節により、原紙坪量プロファイルの凹凸のバラツキを樹脂量プロファイルで補填するため、樹脂被覆紙の坪量プロファイルの凹凸のバラツキが減少する。

0015

このため、樹脂被覆紙を巻き取り装置により円筒状に巻き取られても、巻取の表面の凹凸は無くなり平坦となる。

0016

以下、図面に基いて本発明の実施例を説明する。

0017

図1は、本発明の樹脂塗工機の制御装置の構成図である。塗工される原紙18は、坪量検出装置24、コロナ処理装置4、樹脂供給装置(押し出し機6、ダイ8)28、樹脂固着装置(クーリングロール12、プレスロール14)30及び樹脂量検出装置16からなる装置を順番に搬送されて加工される。

0018

坪量検出装置24は、原紙18の幅方向に坪量を検出する。坪量検出装置24で検出された原紙18の幅方向の原紙坪量プロファイル信号A1(X)は、制御手段80へ入力される。但し、原紙18の幅方向の位置をX、各位置における坪量をA1(X)とする。

0019

坪量検出装置24は、例えば、図3に示したように原紙18を挟んで対向させたβ線発信器60及び受信器62からなるB/Mセンサで構成することができる。この場合、原紙18を通過したβ線を受信器62で受信し、その減衰量により坪量が検出される。

0020

樹脂供給装置28は、押し出し機6とダイ8を有しており、内部で樹脂を溶融して熱溶融樹脂フィルムを供給する。熱溶融樹脂フィルムの供給量は、押し出し機6の押し出し量とダイ8のリップ26の開度によって調節される。熱溶融樹脂フィルムは、原紙18と供にクーリングロール12とプレスロール14の間を通過し、この間に圧着・接合・冷却・固化が行われ、樹脂被覆紙20となる。

0021

樹脂供給装置28及び開度調節装置10は、例えば図2の拡大透視図で示される。

0022

ダイ8には原紙の幅方向にリップ26を有している。押し出される溶融樹脂量は、リップ42a、42bの開閉によって調節される。このリップ42a、42bの開度調節は、ダイボルト44によって調節される。冷却ゾーン48には、常に冷却用の空気が送り込まれてダイボルト44を常に冷却し、逆にヒーター46に電力が供給されてダイボルト44を加熱する。ダイボルト44は、この温度変化によって熱膨張が変化してリップ42aを押し引きし、リップの開度を調節する。即ち、ヒーター46への電力の供給量を調節することで樹脂量を制御する。

0023

樹脂量検出装置16は、樹脂被覆紙20の幅方向の樹脂量を検出する。樹脂量検出装置16で検出された樹脂被覆紙20の幅方向の樹脂量プロファイル信号B1(X)は、制御手段80へ入力される。ただし、樹脂被覆紙20の幅方向の位置をX、各位置における樹脂量をB1(X)とする。

0024

樹脂量検出装置16は、例えば、図4図1の樹脂量検出装置の拡大図)に示したように、樹脂被覆紙20の樹脂面赤外線の発信器と受信器を備えた赤外線膜圧計70で構成することができる。この場合、樹脂被覆紙20の表面に塗工された樹脂層に赤外線を照射し、反射した赤外線を受信器で受信し、その減衰量により樹脂量が検出される。

0025

制御手段80には、坪量検出装置24の受信機62と樹脂量検出装置16の赤外線膜圧計70及びダイボルト44を伸縮させるヒーター46が接続されている。この制御手段80は、制御部、演算部及びレジスタ部を有するCPU、プログラムや各種データを記憶するRAM或はROM等のメモリ入出力インターフェース等により構成されるが、機能的にはスムージング処理手段82、差分坪量プロファイル信号出力手段84、樹脂量目標プロファイル信号出力手段86、開度指令手段88を有する。

0026

図5は、図1に示した制御手段の行う処理のフローチャートを示す。ステップ1において、坪量検出装置24により検出された原紙坪量プロファイルA1(X)と樹脂量検出装置16により検出された樹脂被覆紙の樹脂量プロファイルB1(X)を取り込む。

0027

次いで、ステップ2において、原紙坪量プロファイル及び樹脂被覆紙の樹脂量プロファイルに対して、公知のスムージング処理を施す。このスムージング処理は、検出値ランダムな変動の影響を少なくするために行うものであり、原紙18及び樹脂被覆紙20の幅方向の各位値において、例えば、次式の計算を行う。

0028

0029

0030

但し、A2(X)はスムージング処理後の原紙坪量プロファイル、A2OLDは前回のスムージング処理後の原紙坪量プロファイル、SFスムージングファクタで1以下の値、例えば0.2である。又、B2(X)はスムージング処理後の樹脂被覆紙の樹脂量プロファイル、B2OLDは前回のスムージング処理後の樹脂被覆紙の樹脂量プロファイルである。このスムージング処理は、スムージング処理手段82が行う。

0031

ステップ3で次式の計算を行う。
A3(X)=A2(X)−A0

0032

即ち、スムージング処理を施した後の原紙坪量プロファイルA2(X)から、原紙坪量設定値A0を減算して差分原紙坪量プロファイルA3(X)とする。この処理は、差分原紙坪量プロファイル信号出力手段84が行う。

0033

次いで、ステップ4において、次式の計算を行う。
B3(X)=A3(X)×k+B0

0034

即ち、差分原紙坪量プロファイルA3(X)に樹脂制御定数kを乗じて、樹脂量設定値B0を加算して樹脂量目標プロファイルB3(X)とする。樹脂制御定数は、塗工する樹脂の物性及び樹脂量によって変える値であるが、樹脂被覆紙の場合、−0.8〜−0.2が好ましい。この処理は、樹脂量目標プロファイル信号出力手段86が行う。

0035

ステップ5では、ヒーターに供給される電力を制御することにより、樹脂量目標プロファイルB3(X)と樹脂量プロファイルB2(X)の差分が小さくなるように制御する。この処理は、開度指令手段88が行う。

0036

例えば、B3(X)>B2(X)の場合、開度指令手段は、ヒーターに供給する電力を小さくして、冷却効果を高めてダイボルトを収縮させて、リップを開いて樹脂量プロファイルB2(X)を多くする。リップの各ダイボルトに接続されたヒーターに供給する電力と樹脂量プロファイルとの対応関係は、予め定められて制御手段80のRAM又はROM内に記憶されており、開度指令はこの対応関係を参照してヒーターへの供給する電力を決定する。

0037

ステップ5の処理が終了した後、ステップ1へ戻る。

0038

又、図には示していないが、制御手段80では、幅方向の各リップと検出された樹脂量プロファイルの位置対応処理マッピング処理)、PI制御処理、分配制御処理等の公知の処理を行うことが好ましい。

0039

以上の処理を行うことにより、原紙坪量プロファイルのバラツキによって作られる樹脂被覆紙の坪量プロファイルのバラツキが無くなる。

0040

このため、樹脂被覆紙を巻き取り装置により円筒状に巻き取られると、巻取表面に見られる凹凸は無くなり、又、製品品質を下げるヨレ・フクレも無くなる。

0041

次に、本発明による樹脂塗工方法の一実施例を説明する。

0042

まず、送り出された原紙は、幅方向に設置されたコロナ処理装置によってコロナ処理が行われる。次いで、樹脂供給装置によって供給された溶融樹脂フィルムを原紙と共に、クーリングロールとプレスロールの間を通し、この間に圧着・接合・冷却・固化が行われる。

0043

この樹脂塗工方法が行われる前後に、坪量検出装置は原紙坪量を検出し、樹脂量検出装置は樹脂量を検出する。これらの検出信号は制御手段80に入力される。制御手段80は以下の工程を行う。

0044

まず、検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする。次いで、差分原紙坪量プロファイルに樹脂量制御定数を乗じて樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルとする。更に、検出された樹脂量プロファイルが樹脂量目標プロファイルに一致する方向にダイのリップの開度を調整する。

0045

このような手段によって製造された樹脂被覆紙を巻き取り装置により円筒状に巻き上げる。

0046

又、本発明の塗工方法は、通常塗工樹脂量が5〜80g/m2に用いられる。

0047

本発明の樹脂被覆紙は、カラー写真印画紙用、白黒写真印画紙用、写植印画紙用、電算写植印画紙用、レーザー光画像印画紙用、複写印画紙用、反転写真材料用、銀塩拡散転写法ネガ用及びポジ用、印刷材料用、熱転写記録受像材料用及びインクジェット記録材料用等の画像材料用支持体として用いることが可能であり、支持体表面に画像情報を記録する媒体のことである。

0048

以上、本発明を実施例に基いて説明したが、本発明はこの実施例に限定されず、種々変形可能である。

0049

例えば、原紙の片面だけでなく両面に樹脂を塗工した樹脂被覆紙の製造に適用することも可能である。この場合、次の3種類の制御装置に含まれる制御手段と塗工方法が可能である。ここで、画像を形成する側を表面とし、逆側を裏面とする。

0050

1)坪量検出装置により検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする手段と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて表面樹脂量設定値を加えて表面樹脂量目標プロファイルとする手段と、樹脂量検出装置により検出された樹脂被覆紙の表面樹脂量プロファイルを表面樹脂量目標プロファイルに一致する方向に表面用開度調節装置を制御する開度指令手段とを備えた樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御手段。

0051

更に、ウェブの幅方向に設けられたリップの開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給工程と、原紙の幅方向の坪量を検出し原紙坪量プロファイルとする工程と、検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする工程と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて表面樹脂量設定値を加えて表面樹脂量目標プロファイルとする工程と、樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量を検出し表面樹脂量プロファイルとする工程と、表面樹脂量プロファイルを表面樹脂量目標プロファイルに対応し一致する方向に表面用のリップの開度を調節する工程と、樹脂被覆紙を円筒状に巻き取る巻き取り工程とを有することを特徴とする塗工方法。

0052

2)坪量検出装置により検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする手段と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて裏面樹脂量設定値を加えて裏面樹脂量目標プロファイルとする手段と、樹脂量検出装置により検出された樹脂被覆紙の裏面樹脂量プロファイルを裏面樹脂量目標プロファイルに一致する方向に裏面用開度調節装置を制御する開度指令手段とを備えた樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御手段。

0053

更に、ウェブの幅方向に設けられたリップの開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給工程と、原紙の幅方向の坪量を検出し原紙坪量プロファイルとする工程と、検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする工程と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて裏面樹脂量設定値を加えて裏面樹脂量目標プロファイルとする工程と、樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量を検出し裏面樹脂量プロファイルとする工程と、裏面樹脂量プロファイルを裏面樹脂量目標プロファイルに対応し一致する方向に裏面用のリップの開度を調節する工程と、樹脂被覆紙を円筒状に巻き取る巻き取り工程とを有することを特徴とする塗工方法。

0054

3)坪量検出装置により検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする手段と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて表面樹脂量設定値を加えて分配係数a(0<a<1.0、a+b=1.0)を乗じて表面樹脂量目標プロファイルとする手段と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて裏面樹脂量設定値を加えて分配係数b(0<b<1.0、a+b=1.0)を乗じて裏面樹脂量目標プロファイルとする手段と、樹脂量検出装置により検出された樹脂被覆紙の表面樹脂量プロファイルを表面樹脂量目標プロファイルに一致する方向に表面用開度調節装置を制御する開度指令手段と、検出された樹脂被覆紙の裏面樹脂量プロファイルを裏面樹脂量目標プロファイルに一致する方向に裏面用開度調節装置を制御する開度指令手段とを備えた樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御手段。

0055

更に、ウェブの幅方向に設けられたリップの開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給工程と、原紙の幅方向の坪量を検出し原紙坪量プロファイルとする工程と、検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする工程と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて表面樹脂量設定値を加えて分配係数a(0<a<1.0、a+b=1.0)を乗じて表面樹脂量目標プロファイルとする工程と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数(−0.8〜−0.05)を乗じて裏面樹脂量設定値を加えて分配係数b(0<b<1.0、a+b=1.0)を乗じて裏面樹脂量目標プロファイルとする工程と、樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量を検出し表面樹脂量プロファイルとする工程と、樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量を検出し裏面樹脂量プロファイルとする工程と、表面樹脂量プロファイルを表面樹脂量目標プロファイルに対応し一致する方向に表面用のリップの開度を調節する工程と、裏面樹脂量プロファイルを裏面樹脂量目標プロファイルに対応し一致する方向に裏面用のリップの開度を調節する工程と、樹脂被覆紙を円筒状に巻き取る巻き取り工程とを有することを特徴とする塗工方法。

0056

又、原紙坪量プロファイルを溶融樹脂フィルムの塗工前に検出する例を示したが、原紙を抄紙機で製造している時に、原紙坪量プロファイル信号をCPU及びRAMを有したデータバッファー蓄積し、このデータバッファーから原紙坪量プロファイル信号を読み出して樹脂量プロファイルを制御してもよい。

0057

これまでの実施例は、坪量検出装置により検出されたすべての原紙坪量プロファイル信号を使用して樹脂量プロファイルを制御したが、数本の巻取分の原紙坪量プロファイルを平均して、平均原紙坪量プロファイル信号を使用して樹脂量プロファイルを制御することも可能である。

0058

又、樹脂被覆紙の樹脂量を、赤外線膜厚計を用いた樹脂量検出装置で検出する以外に、放射線(β線またはγ線)を用いた坪量検出装置を用いて樹脂被覆紙の坪量を検出し、原紙坪量との差分から求めることも可能である。但し、両面に樹脂を塗工する場合には、片面を塗工する毎に樹脂被覆紙の坪量を検出する必要が有る。

発明の効果

0059

上述したとおり、本発明によれば、樹脂の塗工工程で巻き取られた樹脂被覆紙のヨレ・フクレ等の欠陥を防止できる樹脂塗工機の樹脂量制御装置及び塗工方法が提供される。

図面の簡単な説明

0060

図1本発明の樹脂塗工機の制御装置の構成図。
図2図1の樹脂供給装置及び開度調節装置の拡大透視図。
図3図1の坪量検出装置の拡大図。
図4図1の樹脂量検出装置の拡大図。
図5図1に示した制御手段の行う処理のフローチャート。
図6従来の樹脂塗工機の構成図。

--

0061

2送り出し装置
4コロナ処理装置
6押し出し機
8 ダイ
10開度調節装置
12クーリングロール
14プレスロール
16樹脂量検出装置
18 原紙
20樹脂被覆紙
22巻き取り装置
24坪量検出装置
26リップ
28樹脂供給装置
30樹脂固着装置
40スリット
42a リップ固定部
42b リップ可動
44ダイボルト
46ヒーター
48冷却ゾーン
60β線発信器
62受信器
64、64コラム
66 上ビーム
68 下ビーム
70赤外線膜圧計
80 制御手段
82スムージング処理手段
84 差分原紙坪量プロファイル信号出力手段
86 樹脂量目標プロファイル信号出力手段
88開度指令手段

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