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技術 綛取り機のヒビロ取り装置

出願人 東洋紡績株式会社大産工業株式会社
発明者 中川哲夫岸田禎二
出願日 1994年3月9日 (26年9ヶ月経過) 出願番号 1994-066693
公開日 1995年9月26日 (25年3ヶ月経過) 公開番号 1995-247055
状態 特許登録済
技術分野 線材巻取一般(2)
主要キーワード 櫛状部材 指状部材 端部歯 連結形状 空気吹込み口 先端間隔 昇降ビーム 中間歯
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年9月26日)のものです。
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図面 (7)

目的

綛を複数束に分割し、ヒビロ糸を空気力によって本通しタイプに掛けることができ、しかもヒビロ取り装置昇降手段および開閉手段がそれぞれ1綛に付き1個以下に削減されて機構が簡略化される。

構成

取り機上方の昇降部材12に表裏2枚櫛状部材21、22が接離自在に重ねて取付けられ、櫛状部材21、22の隣接する2本の歯21a、21b、22a、22bの間隙がヒビロの通過可能な広さを有し、歯の股部にヒビロの収容可能な凹部21c、22cが設けられ、表裏の櫛状部材の重合面にそれぞれヒビロ糸を空気力で導くための案内溝21d、22dがジグザグ状に設けられ、表裏の櫛状部材を重ねたとき表裏の案内溝が交差して重なる部分にヒビロ糸の干渉を防ぐための仕切り板26が案内溝の上方から垂下状に設けられる。

概要

背景

取り機ヒビ取り装置として、綛枠上に巻かれている綛の上部に複数本指状部材を上から差し込んで綛を複数個(例えば3個)のヒビロに分割し、しかるのちこの複数個のヒビロに片側からヒビロ糸を空気力で送ってヒビロ取りするようにしたものが知られている。すなわち、特公昭49−1261号公報には、上下方向の平行な側縁を有し下端を矢先状にらした板からなり、接離自在に重ねられた表裏2枚の指状部材の側縁にヒビロ収容のための凹部を設け、かつ表裏2枚の指状部材の重合面にヒビロ糸案内用の空気通路を、表側空気通路と裏側空気通路とがX字形に交差するように設けて綛分割ユニットを形成し、この綛分割ユニットの3個以上を個別に昇降できるように並設し、この3個以上の綛分割ユニットが同じ高さに並列したとき各綛分割ユニットの空気通路が1本に連結されて本通しタイプのヒビロ取りが完了したヒビロ糸と同じ形状(8字形を横に倒した形状またはその連結形状)となるようにしたものである。

概要

綛を複数束に分割し、ヒビロ糸を空気力によって本通しタイプに掛けることができ、しかもヒビロ取り装置の昇降手段および開閉手段がそれぞれ1綛に付き1個以下に削減されて機構が簡略化される。

綛取り機上方の昇降部材12に表裏2枚の櫛状部材21、22が接離自在に重ねて取付けられ、櫛状部材21、22の隣接する2本の歯21a、21b、22a、22bの間隙がヒビロの通過可能な広さを有し、歯の股部にヒビロの収容可能な凹部21c、22cが設けられ、表裏の櫛状部材の重合面にそれぞれヒビロ糸を空気力で導くための案内溝21d、22dがジグザグ状に設けられ、表裏の櫛状部材を重ねたとき表裏の案内溝が交差して重なる部分にヒビロ糸の干渉を防ぐための仕切り板26が案内溝の上方から垂下状に設けられる。

目的

この発明は、綛取り機の綛枠上に巻かれている綛の1束を複数束に分割し、ヒビロ糸を空気力によって8字掛け、ダイヤモンド掛け等の本通しタイプに掛けることができ、しかもヒビロ取り装置の昇降手段および開閉手段の個数をそれぞれ1綛に付き1個以下に大幅に削減して機構を簡略化し、タイミング調整が容易で、完全自動化が可能なヒビロ取り装置を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

取り機の綛枠上方に昇降部材が設けられ、この昇降部材に表裏2枚櫛状部材が歯のった先端を下向きにして、かつ接離自在に重ねて取付けられ、上記櫛状部材の隣接する2本の歯の間隙ヒビロの通過可能な広さを有し、上記歯の股部にヒビロの収容可能な凹部が設けられ、表裏の櫛状部材の重合面にそれぞれヒビロ糸を空気力で導くための案内溝が上記凹部の上と下を通るように互いに反対向きのジグザグ状に、かつ凹部の下では2本の歯の間に対向して開口するように設けられ、表裏の櫛状部材を重ねたとき表裏の案内溝が交差して重なる部分にヒビロ糸の干渉を防ぐための仕切り板が案内溝の上方から垂下状に設けられていることを特徴とする綛取り機のヒビロ取り装置

請求項2

表裏の櫛状部材の案内溝の中間部分に空気吹込み口を開口させた請求項1に記載された綛取り機のヒビロ取り装置。

請求項3

綛枠が多数個の綛を並列して巻取るように水平方向に長く形成され、昇降部材が上記綛枠の上方に綛枠と平行に設けられた昇降ビームであり、この昇降ビームに多数組の櫛状部材が並設されている請求項1または2に記載された綛取り機のヒビロ取り装置。

技術分野

0001

この発明は、綛取り機ヒビ取り装置に関するものである。

背景技術

0002

綛取り機のヒビロ取り装置として、綛枠上に巻かれている綛の上部に複数本指状部材を上から差し込んで綛を複数個(例えば3個)のヒビロに分割し、しかるのちこの複数個のヒビロに片側からヒビロ糸を空気力で送ってヒビロ取りするようにしたものが知られている。すなわち、特公昭49−1261号公報には、上下方向の平行な側縁を有し下端を矢先状にらした板からなり、接離自在に重ねられた表裏2枚の指状部材の側縁にヒビロ収容のための凹部を設け、かつ表裏2枚の指状部材の重合面にヒビロ糸案内用の空気通路を、表側空気通路と裏側空気通路とがX字形に交差するように設けて綛分割ユニットを形成し、この綛分割ユニットの3個以上を個別に昇降できるように並設し、この3個以上の綛分割ユニットが同じ高さに並列したとき各綛分割ユニットの空気通路が1本に連結されて本通しタイプのヒビロ取りが完了したヒビロ糸と同じ形状(8字形を横に倒した形状またはその連結形状)となるようにしたものである。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、上記公知のヒビロ取り装置は、個別に昇降可能な3個以上の綛分割ユニットで構成され、左右に隣接する指状部材の側縁間にヒビロの通過可能な隙間が無いため、ヒビロ掛けに際しては、上記のユニットを1個ずつ順に、または離れたユニットを複数個ずつ交互に昇降させる必要があり、そのため綛分割ユニットの昇降手段および表裏の指状部材を接離するための開閉手段をそれぞれ綛分割手段ごとに設ける必要があった。換言すれば、綛の分割数をNとしたとき、一綛ごとにヒビロ取り装置の昇降手段および開閉手段をそれぞれN+1個ずつ設ける必要があり、機構が複雑になるという問題があった。

0004

この発明は、綛取り機の綛枠上に巻かれている綛の1束を複数束に分割し、ヒビロ糸を空気力によって8字掛け、ダイヤモンド掛け等の本通しタイプに掛けることができ、しかもヒビロ取り装置の昇降手段および開閉手段の個数をそれぞれ1綛に付き1個以下に大幅に削減して機構を簡略化し、タイミング調整が容易で、完全自動化が可能なヒビロ取り装置を提供するものである。

課題を解決するための手段

0005

この発明のヒビロ取り装置は、綛取り機の綛枠上方に昇降部材が設けられ、この昇降部材に表裏2枚の櫛状部材が歯の尖った先端を下向きにして、かつ接離自在に重ねて取付けられ、上記櫛状部材の隣接する2本の歯の間隙がヒビロの通過可能な広さを有し、上記歯の股部にヒビロの収容可能な凹部が設けられ、表裏の櫛状部材の重合面にそれぞれヒビロ糸を空気力で導くための案内溝が上記凹部の上と下を通るように互いに反対向きのジグザグ状に、かつ凹部の下では2本の歯の間に対向して開口するように設けられ、表裏の櫛状部材を重ねたとき表裏の案内溝が交差して重なる部分にヒビロ糸の干渉を防ぐための仕切り板が案内溝の上方から垂下状に設けられていることを特徴とする。

0006

上記の櫛状部材は、下端の幅(両端の歯の先端間隔)が綛枠上の綛よりも若干大きく、歯の股部の個数が綛枠上の一綛の分割数に等しく、歯の先端が綛糸に割り込んで綛糸を分割することができるように矢先状に尖ったものであって、隣接する2本の歯の隙間が上記の分割で形成されたヒビロの通過できる広さに形成され、歯の股部に上記ヒビロの収容可能な凹部を備えている。そして、表裏2枚の櫛状部材は、接離自在に、すなわち重ねられて密着した状態から少なくとも下端を前後に開くことができるように関係付けられており、例えば、表側櫛状部材の裏面に裏側櫛状部材の上端ヒンジで連結し、エアシリンダ電磁石で開閉する構成が好ましい。また、ヒビロ糸を導くための案内溝は、表裏2枚の櫛状部材を重ねたときの案内溝全体の形状が前記特公昭49−1261号公報の記載のようにヒビロ取り完了時のヒビロ糸と同じ形状を呈するように設けられるが、この形状は、8字掛けやダイヤモンド掛け(8の字を繋いだ形状)等の本通しタイプが得られる。

0007

そして、重ねられた状態にある表裏2枚の櫛状部材の案内溝にヒビロ糸を通すには、案内溝の一端および他端を櫛状部材の片側の縁に開口させ、一方の開口端からヒビロ糸を圧搾空気吹込んだり、一方の開口端にヒビロ糸を挿入して他方の開口端から吸引したり、または両者を併用したりして行うことができる。この場合、空気力の低下を補うため、案内溝の中間部分に空気吹込み口を適宜に設けることができる。この中間の空気吹込み口は、上記の案内溝が歯の股部下方の歯と歯の隙間によって途切れるので、この途切れによる開口端と開口端との間の任意箇所、例えばヒビロ糸の進み方向に対して遅れ側に設けることが好ましい。

0008

上記の櫛状部材を支持して昇降させる昇降部材は、綛取り機の綛枠が1綛用として狭い幅に形成されている場合は綛枠1個ごとに設け、各昇降部材にエアシリンダ等の昇降手段を接続して表裏1組の櫛状部材を1組ごとに独立して昇降させることができる。また、綛枠が多数の綛を並列して巻くことができるように広幅に形成されている場合は、この綛枠の上方に幅方向に長い昇降ビームを設け、この昇降ビームの両端にエアシリンダ、油圧シリンダ、ラック・ピニオン機構等の昇降手段を接続し、中間に多数組の櫛状部材を並設し、これら多数組の櫛状部材を一斉に昇降させることができる。

0009

綛取り機の綛枠に綛が巻き上がったとき、上方の昇降部材を下降させ、重なった状態にある表裏2枚の櫛状部材の歯を上記の綛に突き立てると、綛が複数個のヒビロに分割され、ヒビロが1個ずつ歯と歯の隙間を通って歯の股部に形成されている凹部に収容される。次いで、案内溝にヒビロ糸を空気力で吹き込むことにより、ヒビロ糸が案内溝に沿って走行し、上記複数の凹部に保持されているヒビロに巻き掛けられる。このとき、表側案内溝と裏側案内溝が交差する部分には仕切り板が設けられているため、ヒビロ糸同士の干渉が防止され、ヒビロ糸の先端が支障なく案内溝を通過する。そして、ヒビロ糸が案内溝を通過した後、表裏の櫛状部材を開いて昇降部材を上昇させると、案内溝の内側のヒビロ糸が案内溝から外れて綛上に残り、ヒビロ取りが終了する。なお、仕切り板は、上方から垂下状に設けられているため、その下端が櫛状部材の上昇に伴ってヒビロ糸で押し開かれる。

0010

なお、案内溝の中間部分に空気吹込み口を設けることにより、空気力の減衰を補って、ヒビロ糸の挿通速度を上げることが可能になる。そして、この空気吹込み口を、案内溝の遅れ側開口端と進み側開口端の中の遅れ側開口端に設けることにより、ヒビロ糸を案内溝に効果的に吸引することができる。また、綛枠が多数個の綛を並列して巻取るように水平方向に長く形成されている場合に、上記綛枠の上方に綛枠と平行に昇降ビームを設けて昇降部材とし、この昇降ビームに多数組の櫛状部材を並設することにより、1本の昇降ビームで多数個の櫛状部材を一斉に昇降させることができ、機構が一層簡素化される。

0011

図1において、11は綛取り機の綛枠を構成する幅方向に長いバーであり、このバー11の6本が幅方向に長い駆動軸(図示されていない)の周囲に等間隔に配置され、かつ上記駆動軸からの距離を変更できるようにリンク(図示されていない)で連結されて綛枠を構成し、この綛枠の周囲に多数個、例えば20個の綛10が等間隔に巻かれている。なお、図1には綛10の横断面が図示されている。そして、上記のバー11からなる綛枠の上方にバー11と平行な昇降ビーム12が昇降自在に設けられ、両端に接続されたエアシリンダ(図示されていない)の作動によって水平状態を保ちながら昇降する。

0012

この昇降ビーム12に上記綛枠上の綛10と同数のヒビロ取りユニット20がそれぞれ対応する綛10の真上に位置するように固定される。このヒビロ取りユニット20は、接離自在に重ねられた表側櫛状部材21と裏側櫛状部材22とで構成される。表側櫛状部材21は、図3に示すように、縦長の長方形の板の下端に3本の切り込みを上向きに入れて下端に矢先状の先端を有する左右2本の端部歯21a、21aおよび2本の中間歯21b、21bを形成したものであり、これらの端部歯21aと中間歯21bとの間および2本の中間歯21b、21b間に、それぞれ上記の綛10を三分割して得られるヒビロの通過可能な隙間を、またこれらの歯21a、21bの股部に上記のヒビロを収容できる凹部21Cをそれぞれ備えている。

0013

一方、裏側櫛状部材22は、図4に示すように左右2本の端部歯22a、22a、2本の中間歯22b、22bおよび凹部22cを上記表側櫛状部材21と同様に有している。ただし、裏側櫛状部材22は、表側櫛状部材21に比して高さが低く形成され(図2参照)、その上端が表側櫛状部材21の裏面にヒンジ23で連結され、裏側櫛状部材22の上端から後向きに突設したアーム24にエアシリンダ(図示されていない)のピストンロッド25が連結され、該ピストンロッド25の突出時に表裏の櫛状部材21、22が閉じられて重ねられ、上記ピストンロッド25の引っ込み時に裏側櫛状部材22が後方揺動して表裏の櫛状部材21、22の下端が開くようになっている。なお、図3二点鎖線Lは、裏側櫛状部材22を重ねたときの上縁を示す。

0014

上記表側櫛状部材21の裏面、すなわち裏側櫛状部材22との重合面には(図3参照)、ヒビロ糸を空気力で導くための案内溝21dが左側縁に開口し、左端凹部21cの下、中央凹部21cの上および右端凹部21cの下を通って該右端凹部21cの右側で終わるジグザグ状に凹設される。ただし、上記の案内溝21dは、左右の凹部21c、21cの下を通る部分が水平に形成され、かつ端部歯21aと中間歯21b間の隙間で中断される。したがって、上記の案内溝21dは、端部歯21aと中間歯21bの対向側面に水平方向に対向して開口する。そして、上記の案内溝21dが左端凹部21cと中央凹部21cとの間で斜行する部分には、ステンレス鋼の薄いシートからなる短冊状の仕切り板26が案内溝21dの斜行部の上方から垂下状に設けられる。

0015

また、裏側櫛状部材22の表面、すなわち表側櫛状部材21との重合面には、上記同様にヒビロ糸を空気力で導くための案内溝22dが上記表側櫛状部材21のものとはほぼ反対向きに凹設される。すなわち、裏側櫛状部材22の案内溝22dは、図4に示すように、左端凹部22c(図3の表側櫛状部材21の右端凹部21cに対応する)の下方で端部歯22aの内側に開口端を有し、上記左端凹部22cの左側、該左端凹部22cの上、中央凹部22cの下および右端凹部22cの上を通って右側縁上部に開口する。ただし、この案内溝22dは、中央凹部22cの下を通る部分が水平に形成され、かつ2本の中間歯22b、22b間の隙間で中断され、この中間歯22b、22bの対向側面に水平方向に対向して開口すると共に、左の端部歯22aに凹設した案内溝22dの下半部が上記図3の表側櫛状部材21の案内溝21dの右端部分と重なるように同じ形に形成される。

0016

図4において、二点鎖線21dは、上記表側櫛状部材21の案内溝であり、図3の表側櫛状部材21を反転して裏側櫛状部材22に重ねた状態で示されている。そして、この実施例では、上記案内溝21dまたは22dに沿ってヒビロ糸の送り方向に空気を吹き込むための空気吹込み口22e、22f、22g、22hが開口している。すなわち、右の端部歯22aおよび左側中間歯22bの各左縁には表側櫛状部材21の案内溝21d用空気吹込み口22eおよび22fが、また左端凹部22cと中央凹部22cとの間および右端凹部22cの上方には裏側櫛状部材22の案内溝22d用空気吹込み口22gおよび22hがそれぞれ開口し、矢印方向に空気を吹き込むようになっている。

0017

上記表裏の櫛状部材21、22は、図1、2に示すように重ねられてヒビロ取りユニット20を構成し、表側櫛状部材21の上縁が前記の昇降ビーム12に固定される。そして、各ヒビロ取りユニット20ごとに(図1参照)、表側櫛状部材21の案内溝21dの右端開口端にヒビロ糸Yを供給するための吹込みパイプ27および裏側櫛状部材22の案内溝22dの右端開口端からヒビロ糸Yを引き取るための吸引パイプ28が設けられ、これらの吹込みパイプ27および吸引パイプ28が上記の昇降ビーム12に固定され、この吹込みパイプ27の下方にヒビロ糸Yの糸端2本を接続するための男結びノッタ29が前後方向に進退できるように設けられる。

0018

上記の構造において、吹込みパイプ27(図1参照)に昇降ビーム12上のチーズから引出されたヒビロ糸Yの端部が挿入され、この吹込みパイプ27および案内溝21d、22dの途中に開口する空気吹込み口22gないし22h(図4参照)にそれぞれエアコンブレッサ(図示されていない)等の高圧源が接続され、吸引パイプ28にブロア(図示されていない)等の低圧源が接続される。そして、昇降ビーム12が上方で待機し(図1参照)、ノッタ29が後方(図1の紙背側)の待機位置に後退しているとき、下方の綛枠11に綛10が巻取られ、その巻取り完了に伴って昇降ビーム12が下降し、表裏重なった状態の櫛状部材21、22の中間歯21b、22bの先端が綛10に上から刺さり、綛10を3個のヒビロ10Aに分割し(図5参照)、これらのヒビロ10Aが櫛状部材21、22の凹部21c、22cに収容、保持される。

0019

図5に示すように、凹部21c、22cにヒビロ10Aが分割、保持された後、吹込みパイプ27の下端および案内溝21d、22dの途中に開口する前記の空気吹込み口22gないし22h(図4参照)から空気が噴射され、吸引パイプ28に吸引力が作用すると、吹込みパイプ27にあらかじめ挿入されているヒビロ糸Yの先端が空気力によって櫛状部材21、22の案内溝21d、22dに送り込まれ、右端のヒビロ10Aの下、中央ヒビロ10Aの上、左端ヒビロ10Aの下、この左端ヒビロ10Aの左、その上、中央ヒビロ10Aの下および右端ヒビロ10Aの上を順に通って吸引パイプ28に導入される。

0020

次いで、前記の後側櫛状部材22を開き(図2鎖線参照)、表裏の櫛状部材21、22を上昇させると、案内溝21d、22d内に挿通されているヒビロ糸Yが仕切り板26を押し開きながら案内溝21d、22dから滑り落ち図6参照)、綛枠上の3個のヒビロ10Aにダイヤモンド掛けした状態で残される。そして、待機位置のノッタ29が吹込みパイプ27の下方の作動位置に前進し、ヒビロ10Aと吹込みパイプ27、吸引パイプ28とにまたがるヒビロ糸Yを男結びに結び、結び目の上方でヒビロ糸Yを切断する。

発明の効果

0021

請求項1に記載された発明は、綛取り機の綛枠上方の昇降部材に表裏2枚の櫛状部材を接離自在に重ねて取付け、その2本の歯の間隙をヒビロの通過可能な広さに、また歯の股部にヒビロの収容可能な凹部を形成し、表裏の櫛状部材の重合面にヒビロ糸を空気力で導くための案内溝を互いに反対向きのジグザグ状に設け、表裏の案内溝の交差部分に仕切り板を垂下状に設けたものであり、表裏の櫛状部材がそれぞれ複数本の歯を備えた一体のものであり、隣接する歯と歯の間の隙間がヒビロの通過可能な広さに形成されているので、1回の昇降で綛の1束を複数のヒビロに分割し、このヒビロを歯の股部の凹部に収容し、このヒビロにヒビロ糸を空気力によって8字掛け、ダイヤモンド掛け等の本通しタイプに掛けることができる。したがって、ヒビロ取り装置の昇降手段および開閉手段の個数がそれぞれ1綛に付き1個以下に大幅に削減されて機構が簡略化され、タイミング調整が容易で、完全自動化が可能となる。

0022

請求項2に記載された発明は、上記請求項1に記載された発明において、表裏の櫛状部材の案内溝の中間部分に空気吹込み口を開口させたものであるから、上記の案内溝が屈曲したり、歯の間の隙間で途切れたりしていても、空気力の減衰を補うことができ、ヒビロ糸を支障なく挿通することができる。

0023

また、請求項3に記載された発明は、請求項1または2に記載された発明の昇降部材を、幅方向に長い綛枠に対応して綛枠と平行な昇降ビームとし、この昇降ビームに多数組の櫛状部材を並設したものであるから、1本の昇降ビームで多数個の櫛状部材を一斉に昇降させることができ、機構が一層簡素化される。

図面の簡単な説明

0024

図1実施例の正面図である。
図2ヒビロ取りユニットの側面図である。
図3表側櫛状部材の裏面図である。
図4裏側櫛状部材の正面図である。
図5綛を分割した状態の正面図である。
図6ヒビロ取り終了時の正面図である。

--

0025

Y:ヒビロ糸
10:綛
11:綛枠を構成するバー
12:昇降ビーム(昇降部材)
20:ヒビロ取りユニット
21:表側櫛状部材
22:裏側櫛状部材
21a、21b、22a、22b:歯
21c、22c:凹部
21d:22d:案内溝
22e、22f、22g、22h:空気吹込み口
23:ヒンジ
24:アーム
25:ピストンロッド
26:仕切り板
27:吹込みパイプ
28:吸引パイプ
29:男結びノッタ

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