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技術 貨物搬出方法と貨物搬出装置

出願人 日本機工株式会社株式会社日新
発明者 田中主計永田政市
出願日 1994年2月4日 (26年5ヶ月経過) 出願番号 1994-032019
公開日 1995年8月15日 (24年10ヶ月経過) 公開番号 1995-215479
状態 特許登録済
技術分野 物品の積降し 荷積み、荷おろし 車両への荷積み又は車両からの荷おろし 荷積み、荷おろしと関連した補助方法・装置
主要キーワード 伸縮コンベア 縦支持材 伸縮ベルト 搬送ベルトコンベア 収集ベルト 被吸引物 コンテナー内 コンテナ外
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年8月15日)のものです。
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図面 (8)

目的

コンテナ内に積載される貨物を、作業員の安全性を確保しつつ、簡易且つ迅速に、しかも貨物自身に損傷を与えることなく搬出作業を行えるようにする。

構成

コンテナ内に積載される貨物の搬出作業に当たって、貨物搬出装置により自動的に最前列の貨物から最高列の貨物に亘って、積載される貨物の積載高を随時測定しつつ、最上の位置に積載される貨物から順次伸縮自在となる上下左右方向に移動自在となるアームにより、このアームの先端に具えられるバキュームパッドにより貨物を吸着保持しつつ、トラバーサ上の収集ベルトコンベアー搬出するので、搬出作業に従事する作業員の安全を確保し、搬出作業を簡易且つ迅速に行えると共に、荷崩れを最小限とするので貨物自体に損傷を与えることを防止できる。

概要

背景

従来、コンテナー内積載された小麦粉等の袋状の小口貨物(重量として、一個30kg前後)を搬出するにあたっては、コンテナーがその構造上、後部部分しか開放されず、且つ積載量を向上させるべく貨物自体がコンテナー内のパレット上に載置されておらず、しかも、その積載物である貨物がコンテナ運搬作業時による振動によって荷崩れを起こして均等に積載されていないものが多いことから、貨物への損傷を考慮してフォークリフト等の機械力を使用することができず作業員にとって搬出作業し易い貨物から、人力によって、コンテナーの後方よりベルトコンベアーを複数連接して搬出作業を行なうしかなかった。

概要

コンテナ内に積載される貨物を、作業員の安全性を確保しつつ、簡易且つ迅速に、しかも貨物自身に損傷を与えることなく搬出作業を行えるようにする。

コンテナ内に積載される貨物の搬出作業に当たって、貨物搬出装置により自動的に最前列の貨物から最高列の貨物に亘って、積載される貨物の積載高を随時測定しつつ、最上の位置に積載される貨物から順次伸縮自在となる上下左右方向に移動自在となるアームにより、このアームの先端に具えられるバキュームパッドにより貨物を吸着保持しつつ、トラバーサ上の収集ベルトコンベアーに搬出するので、搬出作業に従事する作業員の安全を確保し、搬出作業を簡易且つ迅速に行えると共に、荷崩れを最小限とするので貨物自体に損傷を与えることを防止できる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

油圧ジャッキによりタイヤ直径より上昇させてなるコンテナ内に積載される貨物に対して、その積載される貨物の最前列より最後列に亘って、最前面の貨物の積載高センサーによって測定した上、最上高に位置する貨物から順次コンテナ外に設置してなる収集コンベアー上に吸引搬出してなる貨物搬出方法

請求項2

最前部にコンテナ内の最前面の貨物との距離を測定する距離センサーを装着する自走可能なトラバーサ上に、前方に向かって拡開するようにガイドを有すると共に、その後方にトラバーサに牽引される伸縮コンベアーに連接する収集コンベアーを、各センサーからの信号を処理するコンピュータを内蔵する操縦席と共に一体に配置し、更に上記トラバーサ前方に、コンテナ内に積載される貨物の積載高を測定する左右方向にスライド自在となる高さセンサーを装着するセンサー保持材を設けると共に、伸縮自在かつ、先端において吸引自在並びに縦方向首振り自在となるバキュームパッドを具えるアームについて縦横振り自在に支承してなる取付基部を、左右方向にスライド自在に取り付けてなる横保持材に対して、上下方向に昇降自在に保持してなる縦支持材を一体に配設してなる貨物搬出装置

請求項3

最前部にコンテナ内の最前面の貨物との距離を測定する距離センサーを装着する自走可能なトラバーサ上において、その後方にトラバーサに牽引される伸縮コンベアーに対して連接するように設置される収集コンベアーを、前方に向かってトラバーサ幅まで拡開するようにガイドを有するものとする請求項2記載の貨物搬出装置。

請求項4

内装するエアーシリンダーにより伸縮自在となるアーム先端に、L字形状パッド支持材を介して、被吸引物の上面及び側面を同時に吸引できるように複数のバキュームパッドを配置してなる請求項2及び請求項3記載の貨物搬出装置。

技術分野

0001

この発明は、コンテナー積載する貨物搬出するに当たっての貨物搬出方法と、その搬出方法を実現させてなる装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、コンテナー内に積載された小麦粉等の袋状の小口貨物(重量として、一個30kg前後)を搬出するにあたっては、コンテナーがその構造上、後部部分しか開放されず、且つ積載量を向上させるべく貨物自体がコンテナー内のパレット上に載置されておらず、しかも、その積載物である貨物がコンテナ運搬作業時による振動によって荷崩れを起こして均等に積載されていないものが多いことから、貨物への損傷を考慮してフォークリフト等の機械力を使用することができず作業員にとって搬出作業し易い貨物から、人力によって、コンテナーの後方よりベルトコンベアーを複数連接して搬出作業を行なうしかなかった。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、上記従来のものにおいて、ベルトコンベアーを利用して人力によりコンテナー内の積載物を搬出するには、多数の作業者が一度に搬出作業に従事しないと効率よくコンテナー内に積載される貨物を処理することができないものであるが、このようなコンテナ内からの搬出作業は、俗に3K(きつい、きたない、休暇がない等)と呼ばれるように、作業に従事する労働者集まりにくいものであることが現実であり、従って不十分な人員によって搬出作業を行わなければならず作業効率の向上が十分に図れないものである。更に、作業者が搬出作業をするに当たって、作業者にとって搬出容易な貨物から搬出作業を行うものとすると、不規則に積載された貨物が再び荷崩れを起こして、作業員に危険を及ぼすおそれがある。

0004

また、人力によるコンテナ内の貨物の搬出作業において、コンテナー内より搬出された貨物を倉庫などに収納するにあたっては、搬出作業の効率を向上させるためにベルトコンベアーを使用しているが、コンテナーを積載する車両の停車位置が何等かの都合により変更された場合には、既設されたベルトコンベアーの位置をも変更されることを余儀なくされることから、このベルトコンベアーの配置変更により、コンテナー内に積載される貨物の搬出作業に要する作業性を著しく低下させてしまう欠点がある。

0005

そこで、この発明は上記従来のものの持つ欠点を改善するものであり、コンテナー内に積載される小麦粉等の袋状の小口の貨物を容易にしかも確実に効率よく搬出作業ができるようにするものである。

課題を解決するための手段

0006

そのために、油圧ジャッキによりタイヤ直径より上昇させてなるコンテナ内に積載される貨物をコンテナ外に搬出する作業に当たっては、その積載される貨物の最前列より最後列に亘って、最前面の貨物の積載高センサーによって測定した上、最上高に位置する貨物から順次コンテナ外に設置してなる収集ベルトコンベアー上に吸引、搬出してなるものである。

0007

更に、かかる搬出方法を実現するに当たっては、貨物の搬出作業において、最前部にコンテナ内の最前面の貨物との距離を測定する距離センサーを装着する自走可能なトラバーサ上に、前方に向かって拡開するようにガイドを有すると共に、その後方にトラバーサに牽引される伸縮コンベアーに連接する収集コンベアーを、各センサーからの信号を処理するコンピュータを内蔵する操縦席と共に一体に配置し、更に上記トラバーサ前方に、コンテナ内に積載される貨物の積載高を測定する左右方向にスライド自在となる高さセンサーを装着するセンサー保持材を設けると共に、伸縮自在かつ、先端において吸引自在並びに縦方向首振り自在となるバキュームパッドを具えるアームについて、縦横振り自在に支承してなる取付基部を、左右方向にスライド自在に取り付けてなる横保持材に対して、上下方向に昇降自在に保持してなる縦支持材を一体に配設してなる貨物搬出装置を使用するものである。

0008

そして最前部にコンテナ内の最前面の貨物との距離を測定する距離センサーを装着する自走可能なトラバーサ上において、その後方にトラバーサに牽引される伸縮コンベアーに対して連接するように設置される収集コンベアーを、前方に向かってトラバーサ幅まで拡開するようにガイドを有するものとし、また内装するエアーシリンダーにより伸縮自在となるアーム先端に、L字形状パッド支持材を介して、被吸引物の上面及び側面を同時に吸引できるように複数のバキュームパッドを配置してなるものである。

0009

上記構成を備えるので、コンテナ内に運搬中の振動により荷崩れを起こし不規則に積載されている小口の貨物を搬出するにあたっては、貨物を満載するコンテナを油圧ジャッキにより一定高以上に上昇させて、貨物の搬出によるトレーラーサスペンションへの影響を排除した後に、その積載される貨物の最前列より最後列に亘って、最前面の貨物の積載高をセンサ−によって測定した上、最上高に位置する貨物から順次コンテナ外に配置してなる収集コンベアー上に吸引、搬出することにより、収集ベルトコンベアー上のガイドによりプラットホーム上に設けられる搬送ベルトコンベアーに対して連接する伸縮ベルトコンベアーに貨物を効率よく送出可能となり搬出作業性を向上させる上、作業員が搬出作業を行い易い場所から貨物を搬出することによるコンテナ内の二次的荷崩れを防止することができると共に、吸引による搬出作業により袋状となった小口の貨物に損傷を与えることなく、コンテナ外へ搬出することができるものである。

0010

この時、搬出するコンテナ内の貨物が荷崩れを起こしてコンテナ外に落下しても、トラバーサ上に設置される収集ベルトコンベアーが前方に向かって拡開しているので、コンテナ外に落下した貨物は、収集ベルトコンベアー上に収集されるものとなり、コンテナ外に落下した貨物が搬出作業の妨げにもならないので、作業の効率化を図ることができ、また、伸縮自在となるアーム先端に、L字形状のパッド支持材を介して、被吸引物の上面及び側面を同時に吸引できるようにすることで、積載された貨物が接着されていても、吸引面が複数あることから吸引力最低限保持することができるとともに、側面においても保持することから被吸引物の吸引面に損傷を与えることを防止できるので、被吸引物の接着面同士を引き剥すにあたってアームによる揺動を与えても、被吸引物をコンテナ内において荷崩れさせることなく搬出することができるものである。

0011

また、かかる搬出作業を行うに当たって、上記搬出装置を使用することにより、作業員が搬出作業を行い易い場所から貨物を搬出することによるコンテナ内の二次的荷崩れを防止することができると共に、吸引による搬出作業により袋状となった小口の貨物に損傷を与えることなく、コンテナ外へ搬出することができるものである上、貨物を積載したコンテナを積載する車両の停車位置が通常とは異なった場所であっても、また貨物自体がコンテナ内において奥まった位置に積載されていてもトラバーサによる自走及びこの自走するトラバーサ上に設置される収集ベルトと、トラバーサに牽引される伸縮ベルトコンベアーによる調整によって倉庫に通じる搬送ベルトコンベアーに連接できるので容易に搬出作業を行うことができる。

0012

この発明を図に示す実施例により更に説明する。(1)は、この発明の実施例である貨物搬出装置であり、この貨物搬出装置(1)は、油圧ジャッキによりタイヤ直径より上昇させてなるコンテナ内に積載される貨物をコンテナ外に搬出する作業に当たっては、その積載される貨物の最前列より最後列に亘って、最前面の貨物の積載高をセンサーによって測定した上、最上高に位置する貨物から順次トラバーサ上に設置してなる収集ベルトコンベアー上に吸引、搬出してなるものであり、貨物の搬出部(3)及び収集ベルトコンベアー(4)、更にそれらを操作してなる操縦席(6)をその上部に一体に設置してなる自走可能なトラバーサ(2)と、このトラバーサ(2)に牽引されると共に、そのトラバーサ(2)上に設置されてなる収集ベルトコンベアー(4)とプラットホーム(23)上に固定配置され、倉庫或は貨物を順次積載するパレットに通じる搬送ベルトコンベアー(24)とを連接する伸縮ベルトコンベアー(7)から構成される。

0013

そして、具体的には、最前部において、油圧ジャッキ(26)によりタイヤ直径より上昇させてなるコンテナ(19)内の最前面の貨物(20)との距離を測定する距離センサー(8)を装着する自走可能なトラバーサ(2)上に、前方を拡開するようにガイド(5)を有すると共に、その後方にトラバーサ(2)に牽引される伸縮ベルトコンベアー(7)に連接する収集ベルトコンベアー(4)を、各センサーからの信号を処理するコンピュータを内蔵する操縦席(6)と共に一体に配置し、更に上記トラバーサ(2)前方において一体に、コンテナ(19)内に積載される貨物の積載高を測定する左右方向にスライド自在となる高さセンサー(10)を装着するセンサー保持材(9)を設けると共に、内装するエアーシリンダー(15)により伸縮可能とし、先端において吸引自在かつ内装するエアーシリンダーあるいはボールベアリングを有する軸受けにより縦方向に首振り自在となるバキュームパッド(14)を具えるアーム(13)を、上記アーム(13)の縦方向及び横方向に旋回自在とするエアーシリンダー(16)(16’)を内蔵する取付基部(12)を介して左右方向にスライド自在に取り付けてなる横保持材(11)に対して、内装するエアーシリンダー(18)により上下方向に昇降自在に保持してなる縦支持材(17)を配設してなるものである。

0014

この発明は以上の構成を具えるので、コンテナ(19)内の袋状の小麦粉等の小口の貨物(20)を搬出するに当たっては、予めコンテナ(19)内の貨物(20)の搬出に伴って軽量となることにより車両のサスペンションの弾性に起因してコンテナ(19)自身が上昇し、このためコンテナ(19)とプラットホーム(23)との間に生じる段差の発生を防止するために、油圧ジャッキ(26)によりタイヤ直径より上昇させるものである。

0015

そして、コンテナ(19)の後端開口部(21)後方にトラバーサ(2)を駆動させることにより貨物搬出装置(1)を進め、トラバーサ(2)の最前部に装着する距離センサー(8)により、貨物搬出装置(1)及びトラバーサ(2)とコンテナ(19)内に積載された貨物(20)の最前面との距離を測定し、トラバーサ(2)上の貨物搬出装置(1)をコンテナ(19)の後端開口部(21)の後方の適当な位置に修正、移動させることにより搬出作業が開始される。

0016

更に、内装するエアーシリンダー(15)により伸縮可能とし、先端において吸引自在かつ内装するエアーシリンダー等により首振り自在となるバキュームパッド(14)を具えるアーム(13)を、上記アーム(13)の縦方向及び横方向に旋回自在とするエアーシリンダー(16)(16’)を内蔵する取付基部(12)を介して左右方向にスライド自在に取り付けてなる横保持材(11)について、内装するエアーシリンダー(18)により上下方向に昇降自在に保持してなる縦支持材(17)に固定されてなるセンサー保持材(9)を、コンテナ(19)内に積載される最前列の貨物(20)に対して、コンテナ(19)の後端開口部(21)よりコンテナ(19)上部内に挿入すると共に、このコンテナ(19)内に挿入されたセンサー保持材(9)にスライド自在に保持される高さセンサー(10)を左右方向にスライドさせることによってコンテナ(19)内の最前列に積載される貨物(20)の積載高を測定するものである。

0017

次に、この高さセンサー(10)により測定したコンテナ(19)内の最前列に積載される貨物(20)の積載高のデータに基づいて、貨物(20)の最高位置を検出すると共に、先端に吸引自在となるバキュームパッド(14)を具えるアーム(13)の位置を、左右位置についてはアーム(13)を支承する取付基部(12)を横保持材(11)上にエアーシンリンダー(18’)の作動によりスライドさせることにより、高低位置を内装するエアーシリンダー(18)内のエアー圧注入、排出することによって昇降させることで、適宜位置に修正した後、先端に吸引自在となるバキュームパッド(14)を具えるアーム(13)を内装する伸縮用のエアーシリンダー(15)により、このアーム(13)の先端にバキュームパッド(14)と共に付設する距離センサー(22)によりコンテナ(19)内に積載される最前列の貨物(20)との距離を測定しつつ伸長させ、更にこのアーム(13)の伸長動作の後、横保持材(11)に対して、アーム(13)を一体に支承しつつ左右方向にスライド自在に取り付けられる取付基部(12)内に内蔵されるアーム(13)の縦方向への旋回用のエアーシリンダー(16)を作動させることによりアーム(13)を旋回させ、吸引の対象となるコンテナ(19)内の貨物(20)にアーム(13)先端のバキュームパッド(14)を当接させた上で、バキュームパッド(14)に連結するポンプを作動させることによって貨物(20)をバキュームパッド(14)に吸着し、再び、内装するエアーシリンダー(15)を作動させることでアーム(13)を収縮させて、アーム(13)の先端のバキュームパッド(14)を、トラバーサ(2)上に配置される収集ベルトコンベアー(4)上に復帰させると共に、貨物(20)を吸着、保持するバキュームパッド(14)に連結するポンプの作動を中止することで、バキュームパッド(14)から貨物(20)を収集ベルトコンベアー(4)上に落下させ、この収集ベルトコンベアー(4)上に載置された貨物(20)は、この収集ベルトコンベアー(4)の作動により、トラバーサ(2)の後方に牽引される伸縮ベルトコンベアー(7)を介して搬送ベルトコンベアー(24)に送出され、倉庫或はパレット上に収容或は積載されるものである。

0018

一方、収集ベルトコンベアー(4)上にアーム(13)先端のバキュームパッド(14)により吸着した貨物(20)を落下させたアーム(13)は、再び、最初の貨物(20)の搬出に伴って荷崩れ等が発生して貨物(20)の積載高が変化し、従来の貨物(20)の積載高のデータに基づいて搬出作業を続行すると再び荷崩れなどが生じることが有り得るので、この貨物(20)の荷崩れを防止すべく、この貨物(20)の積載高の変化を測定するべく、再度、コンテナ(19)内に挿入されたセンサー保持材(9)にスライド自在に保持される高さセンサー(10)を左右方向にスライドさせることによってコンテナ(19)内の最前列に積載される貨物(20)の積載高を測定し、この高さセンサー(10)により測定したコンテナ(19)内の最前列に積載される貨物(20)の積載高のデータに基づいて、コンテナ(19)内に現存する貨物(20)の最高位置を検出すると共に、先端に吸引自在となるバキュームパッド(14)を具えるアーム(13)の位置を各エアーシリンダー(18)(18’)を作動させることで調整し、更にアーム(13)内に内装するエアーシリンダー(15)を作動させてアーム(13)を伸長させた後、アーム(13)の先端のバキュームパッド(14)を作動させることにより貨物(20)を吸引、保持し、収集ベルトコンベアー(4)上に落下させる搬出作業を繰り返すものであり、この作業をコンテナ(19)内の最前列に積載される貨物(20)に対して行った後は、順次、その後方に積載される貨物(20)に対して同様に搬出作業を続行してコンテナ(19)内に積載される貨物(20)をすべてコンテナ(19)外へ搬出してなるものである。

0019

ところで、コンテナ(19)内の隅部に積載される貨物(20)に対しては、アーム(13)がコンテナ(19)自体に接触してしまい、アーム(13)先端のバキュームパッド(14)が被吸引物である貨物(20)に対して正確に当接しなくなることから、アーム(13)を縦支持材(17)に対して昇降自在となる横保持材(11)に取り付けてなる取付基部(12)内に内蔵される横方向への旋回用のエアーシリンダー(16’)を作動させることによりアーム(13)を横方向に旋回させ、アーム(13)先端のバキュームパッド(14)を吸着・保持する貨物(20)に対して確実に当接することができ、アーム(13)先端のバキュームパッド(14)に貨物(20)を確実に吸着・保持できるので、コンテナ(19)内の貨物(20)の搬出作業を円滑かつ迅速に行うことができるものである。又、コンテナ(19)内の天井近辺にまで貨物(20)が積み込まれている場合、例えばバキュームパッド(14)の基部に内装されたエアーシリンダーを作動させることによって、バキュームパッド(14)をアーム(13)に対して斜行させ、その斜行したバキュームパッド(14)の先端部分を、コンテナ(19)の天井と貨物(20)との間に差し込むことにより、バキュームパッド(14)に貨物(20)を吸着、保持させた上で、コンテナ(19)外に搬出することができる。

0020

なお、トラバーサ(2)上に配置される収集ベルトコンベアー(4)上に配置するガイド(5)は、アーム(13)の先端に具えられるバキュームパッド(14)に吸着、保持される貨物(20)を収集ベルトコンベアー(4)上に落下させた場合、円滑にトラバーサ(2)後方に牽引される伸縮ベルトコンベアー(7)に送出することができるように前方に向かって拡開しているものであるが、トラバーサ(2)上に配置される収集ベルトコンベアー(4)をトラバーサ(2)の車体幅まで広げ、同様にガイド(5)も拡開させることで、搬出作業に伴ってコンテナ(19)内に積載される貨物(20)がコンテナ(19)外に落下しても、この収集ベルトコンベアー(4)とガイド(5)によって、円滑にプラットホーム(23)上に固定される搬送ベルトコンベアー(24)に連接する伸縮ベルトコンベアー(7)に送出することができる。

0021

また、図6に示すものは、この発明の第二実施例である貨物搬出装置(1’)であり、搬出作業の対象が袋状となっている小口の貨物(20)ではなく、カートン状となっている貨物(20’)であり、このためトラバーサ(2)に対して一体に配置される縦支持材(17)において、昇降自在に保持される横保持材(11)に対してスライド自在に取り付けられた取付基部(12)に支承され、内装するエアーシリンダー(15)により伸縮自在となるアーム(13)先端に、L字形状のパッド支持材(25)を介して、被吸引物であるカートン状の貨物(20’)の上面及び側面を同時に吸引できるよう複数のバキュームパッド(14’)を配置することで、コンテナ(19)内において荷崩れを防止するために積載された貨物が互いに接着されていても、複数のバキュームパッド(14’)の吸引面が複数あることから吸引力を貨物(20’)の上面或は側面に対して最低限保持することができると共に、特に側面においても保持することから被吸引物である貨物(20’)の吸引面に上面の開封等の損傷を与えることを防止できるので、被吸引物である貨物(20’)の接着面同士を引き剥すにあたってアーム(13)による上下方向への揺動を与えても、被吸引物である貨物(20’)をコンテナ(19)内において荷崩れさせることもなく搬出することができるものである。

0022

なお、この発明の実施例で述べているように、コンテナ(19)内に積載される貨物(20)(20’)に対して、貨物搬出装置(1)(1’)を制御する制御装置により自動的に、貨物(20)(20’)の積載高を最前列から最高列に亘って随時測定しつつ、最も最上の位置に積載されている貨物(20)(20’)から順次アーム(13)を作動させると共に、その先端に具えられるバキュームパッド(14)によって吸引して、トラバーサ(2)上の収集ベルトコンベアー(4)に搬出していくものであるが、これら貨物(20)(20’)の搬出作業を全て手動によって行うこともできるものである。

発明の効果

0023

以上のとおり、コンテナ内に積載される貨物の積載高を搬出作業を行うに当たって予めコンテナ内の最前端に積載される貨物において測定し、このコンテナ内の最前端に積載される貨物のうち、最も積載位置の高い貨物から順次エアーシリンダーにより作動するアーム先端のバキュームパッドにより吸引、保持した上、トラバーサ上に配置される収集ベルトコンベアーに落下させることで搬出するものとすることにより、搬出作業に伴う荷崩れ等の危険を最小限にすると共に、貨物の搬出作業を迅速且つ確実に行うことができる優れた効果を有するものである。

図面の簡単な説明

0024

図1この発明の実施例である貨物搬出装置の側面図である。
図2この発明の実施例である貨物搬出装置の上面図である。
図3コンテナ内に積載された貨物の状態と、この状態を高さセンサ−により測定したデータを示すグラフである。
図4ア−ム先端のバキュームパッドの部分断面図である。
図5貨物の搬出作業の手順を示すフローチャートである。
図6この発明の第二実施例である貨物搬出装置である。
図7この発明の第二実施例である貨物搬出装置に使用されるバキュームパッドの貨物の吸引状態を示した側面図である。

--

0025

1、1’貨物搬出装置
2トラバーサ
3 貨物の搬出部
4収集ベルトコンベアー
5ガイド
6操縦席
7伸縮ベルトコンベアー
距離センサ
9センサ−保持材
10 高さセンサ−
11 横保持材
12取付基部
13 ア−ム
14バキュームパッド
15エアーシリンダー
16 (縦方向への旋回用)エアーシリンダー
16’(横方向への旋回用)エアーシリンダー
17縦支持材
18、18’ エアーシリンダー
19コンテナ
20、20’ 貨物
21 (コンテナの)後端開口部
22 (ア−ム先端に付設される)距離センサ−
23プラットホーム
24搬送ベルトコンベアー
25 (L字形状の)パッド支持材
26 油圧ジャッキ

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