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技術 移動体交換機および悪意呼探索方法

出願人 株式会社日立製作所
発明者 船山健立川敦
出願日 1994年1月17日 (26年11ヶ月経過) 出願番号 1994-003197
公開日 1995年8月11日 (25年4ヶ月経過) 公開番号 1995-212482
状態 未査定
技術分野 交換機の特殊サービス(1) 移動無線通信システム 電話通信サービス
主要キーワード 探索テーブル チャネル切替信号 識別番号テーブル 地名データベース 呼出指示 接続ルート 他通信端末 一般通信
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年8月11日)のものです。
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図面 (7)

目的

悪意呼発信元である移動体通信端末を特定し、その位置を継続的に探索する。

構成

移動体通信端末5は、着信呼による通話中または該通話が終了してから予め決められた時間内に外部から指示があると、悪意呼通知信号を送信する。移動体通信端末の位置情報を管理している移動体交換機1は、移動体通信端末に発信した発信元の移動体通信端末の端末情報記憶保持しておき、任意の移動体通信端末から悪意呼通知信号が送信されると、記憶保持しておいた端末情報に基づいて、該移動体通信端末に発信した発信元の移動体通信端末が悪意呼発信者である旨を登録すると共に、その時点の位置情報を出力し、以降は、悪意呼発信者である旨が登録された移動体通信端末の位置情報が更新される度に、更新後の位置情報を出力する。

概要

背景

従来、悪意呼移動体通信端末を探索することは、一般通信網においても重要であるが、特に、移動体通信網においては、悪意呼移動体通信端末が通信網内を移動するので、悪意呼移動体通信端末の位置を認識することがさらに重要となる。

以下、従来の移動体通信網の一例について、図2を用いて説明する。

図2において、1a,1bは移動体交換機、2a,2bは無線回線制御局、3a〜3dは無線基地局、4a〜4dは無線ゾーン、5a,5bは移動体通信端末、6a,6bは位置登録ゾーンである。

なお、以下の説明では、個々のものについての説明以外は、英字を省略した数字のみで符号を付与するようにしている。

移動体交換機1は、無線回線制御局2を介して無線基地局3に接続されており、各無線基地局3の通信圏である無線ゾーン4内に位置する移動体通信端末5に発着信する呼を交換処理する。

なお、図2の例では、1つの移動体交換機1に対して1つの無線回線制御局2が接続されているが、複数の無線回線制御局2が接続されていてもよい。また、1つの無線回線制御局2に対して2つの無線基地局3が接続されているが、1つまたは3つ以上の無線基地局3が接続されていてもよい。

一般に、移動体通信端末5は、それぞれ、自身の端末識別番号を有しており、いずれか1つの移動体交換機1に対応付けられて管理されている。すなわち、一般通信網において、交換局と該交換局に収容されている加入者端末とを対応付けるように、移動体交換機1と移動体通信端末5とを対応付けるようにしている。そこで、移動体通信端末5が対応付けられた移動体交換機1を、該移動体通信端末5のホーム局と呼ぶ。図2の例では、移動体通信端末5aのホーム局が移動体交換機1aであり、移動体通信端末1bのホーム局が移動体交換機2bであるとする。

ホーム局には、対応付けられた移動体通信端末5の加入者情報や該移動体通信端末5が位置する位置登録ゾーン6を示す位置情報が記憶されており、移動体通信端末5が位置登録ゾーン6を移動するに伴って、記憶されている位置情報が更新される。

なお、位置登録ゾーン6は、1つの無線回線制御局2に接続されている全ての無線基地局3に対応する無線ゾーン4から構成されており、図2の例では、無線基地局3a,3bが無線回線制御局2aに接続され、無線基地局3c,3dが無線回線制御局2bに接続されているので、位置登録ゾーン6aは無線ゾーン4a,4bから構成され、位置登録ゾーン6bは無線ゾーン4c,4dから構成されている。

そして、図2においては、移動体通信端末5aのホーム局である移動体交換機1aには、移動体通信端末5aの位置情報が記憶されており、該位置情報は、位置登録ゾーン6bを示している。また、移動体通信端末5bのホーム局である移動体交換機1bには、移動体通信端末5bの位置情報が記憶されており、該位置情報は、位置登録ゾーン6bを示している。

次に、移動体通信端末5が無通話状態で位置登録ゾーン6を移動した場合に行われる位置登録処理について説明する。

無線基地局3は、それぞれ、位置登録ゾーン6を示す位置情報を報知しており、移動体通信端末5は、常時、現在の位置情報を記憶している。

例えば、図2において、移動体通信端末5aが無通話状態で無線ゾーン4cから異なる位置登録ゾーン6を構成する無線ゾーン4bに移動した場合を考えると、移動体通信端末5aは、無線基地局3bからの位置情報を検出し、自身が記憶している位置情報と照合する。この場合、移動体通信端末5aは、位置情報の変化を認知し、無線基地局3b,無線回線制御局2aを介して、自身の端末識別番号を含む位置登録信号を移動体交換機1aに送信する。

移動体交換機1aにおいては、位置登録信号に含まれている端末識別番号に基づいて、該端末識別番号に対応する移動体通信端末5aのホーム局を決定する。ここでは、自身がホーム局であるので、移動体通信端末5aの位置情報を更新するが、自身がホーム局でない場合は、ホーム局に位置登録信号を転送する。続いて、移動体交換機1aは、無線回線制御局2a,無線基地局3bを介して、確認信号を移動体通信端末5aに送信し、移動体通信端末5aは、確認信号を受信すると、自身が記憶している位置情報を更新する。

上述したように、移動体通信網においては、移動体交換機1は、移動体通信端末5の現在の位置情報を常に把握することができる。

ここで、例えば、無線ゾーン4bに位置する移動体通信端末5aへの着信呼を悪意呼として、発信者を探索する場合に、従来は、移動体通信端末5aのホーム局である移動体交換機1aにおいて、予め決められたコマンドを入力することにより、移動体通信端末5aの加入者情報に、悪意呼探索を行う旨を示す情報を登録しておく。

そこで、例えば、無線ゾーン4cに位置する移動体通信端末5bから無線ゾーン4bに位置する移動体通信端末5aに発信すると、移動体通信端末5bの発信処理を行う移動体交換機1bは、着信先となる移動体通信端末5aの加入者情報を、移動体通信端末5aのホーム局である移動体交換機1aに問合せて分析するが、この際に、移動体通信端末5aの加入者情報に悪意呼探索を行う旨を示す情報が登録されていることを認知する。そこで、移動体交換機1bは、移動体通信端末5bからの着信呼を悪意呼とみなし、着信先の移動体通信端末5aの端末識別番号,発信元の移動体通信端末5bの端末識別番号,移動体通信端末5bの位置情報をメッセージとして出力し、警報を鳴動させる。

これにより、移動体交換機1bの保守者は、出力されたメッセージを見て、悪意呼移動体通信端末である移動体通信端末5bの位置を認識することができる。

しかしながら、移動体通信端末5bが位置登録ゾーン6bから別の位置登録ゾーン6に移動してしまうと、移動体交換機1bにおいては、悪意呼を発信した時点の移動体通信端末5bの位置情報しかメッセージとして出力していないので、移動体通信端末5bの位置を認識することができない。

このように、従来の移動体通信網においては、悪意呼探索を行う旨を示す情報が登録された移動体通信端末に着信した時点における発信元の移動体通信端末の位置情報のみがメッセージとして出力され、以降の移動先については出力されないので、悪意呼移動体通信端末の位置を継続的に探索することが不可能であるという問題点があった。

概要

悪意呼の発信元である移動体通信端末を特定し、その位置を継続的に探索する。

移動体通信端末5は、着信呼による通話中または該通話が終了してから予め決められた時間内に外部から指示があると、悪意呼通知信号を送信する。移動体通信端末の位置情報を管理している移動体交換機1は、移動体通信端末に発信した発信元の移動体通信端末の端末情報記憶保持しておき、任意の移動体通信端末から悪意呼通知信号が送信されると、記憶保持しておいた端末情報に基づいて、該移動体通信端末に発信した発信元の移動体通信端末が悪意呼発信者である旨を登録すると共に、その時点の位置情報を出力し、以降は、悪意呼発信者である旨が登録された移動体通信端末の位置情報が更新される度に、更新後の位置情報を出力する。

目的

本発明の目的は、上記問題点を解決し、悪意呼移動体通信端末の特定を行うことができ、さらに、該悪意呼移動体通信端末の位置を継続的に探索することを可能とすることにある。

また、本発明の他の目的は、本発明の他の目的は、悪意呼移動体通信端末の位置情報を予め決められた宛先に送信することを可能とすることにある。

さらに、本発明の他の目的は、悪意呼移動体通信端末と着信先の移動体通信端末との間でかわされる通話の内容を傍聴することを可能とすることにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

移動体通信端末からその移動に伴う位置登録信号が送信された場合に、該移動体通信端末の位置情報登録する位置登録手段を有する移動体交換機において、上記移動体通信端末への着信呼を発した発信元の移動体通信端末を示す端末情報記憶保持する記憶保持手段と、任意の移動体通信端末から、該移動体通信端末への着信呼による通話中または該通話が終了してから予め決められた時間内に、該着信呼が悪意呼である旨を示す悪意呼通知信号が送信された場合に、上記記憶保持手段により記憶保持されている端末情報に基づいて、該移動体通信端末への着信呼を発した移動体通信端末が悪意呼を発した移動体通信端末である旨を示す悪意呼情報を登録する悪意呼登録手段と、上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末の該悪意呼情報が登録された時点の位置情報、および、上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末の位置情報が上記位置登録手段により登録された時点の該位置情報を出力する位置情報出力手段とを設けたことを特徴とする移動体交換機。

請求項2

請求項1記載の移動体交換機において、上記位置情報出力手段は、さらに、上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末からの発信が検出された時点の位置情報を出力することを特徴とする移動体交換機。

請求項3

請求項1または2記載の移動体交換機において、任意の移動体通信端末から上記悪意呼通知信号が送信された場合に、該移動体通信端末と発信元の移動体通信端末との間が通話中であるならば、該移動体通信端末と該発信元の移動体通信端末との間を接続した通話路に、予め決められた宛先と接続した別の通話路を割込ませる通話路割込手段をさらに設けたことを特徴とする移動体交換機。

請求項4

請求項3記載の移動体交換機において、上記通話路割込手段は、任意の移動体通信端末からの発信が検出された場合に、該移動体通信端末が上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末であるならば、該移動体通信端末と着信先の移動体通信端末との間を接続した通話路に、予め決められた宛先と接続した別の通話路を割込ませることを特徴とする移動体交換機。

請求項5

請求項1,2,3または4記載の移動体交換機において、上記悪意呼登録手段は、予め登録された特定の移動体通信端末から上記悪意呼通知信号が送信された場合にのみ、上記悪意呼情報を登録することを特徴とする移動体交換機。

請求項6

請求項1,2,3,4または5記載の移動体交換機において、上記位置情報出力手段は、上記位置情報を予め決められた宛先に送信する位置情報送信手段を有することを特徴とする移動体交換機。

請求項7

請求項1,2,3,4,5または6記載の移動体交換機において、上記位置情報出力手段は、位置情報ごとに、該位置情報に対応する地名を記憶している地名記憶手段と、上記地名記憶手段の記憶内容に基づいて、上記位置情報を地名に変換する位置情報変換手段とを有することを特徴とする移動体交換機。

請求項8

移動に伴う位置登録信号を送信する移動体通信端末と、該移動体通信端末から上記位置登録信号が送信された場合に、該移動体通信端末の位置情報を登録する移動体交換機とを少なくとも備えた移動体通信網における悪意呼探索方法において、上記移動体通信端末は、該移動体通信端末への着信呼による通話中または該通話が終了してから予め決められた時間内に外部から指示があった場合に、該着信呼が悪意呼である旨を示す悪意呼通知信号を送信し、上記移動体交換機は、上記移動体通信端末への着信呼を発した発信元の移動体通信端末を示す端末情報を記憶保持しており、任意の移動体通信端末から該移動体通信端末への着信呼が悪意呼である旨を示す悪意呼通知信号が送信された場合に、上記記憶保持されている端末情報に基づいて、該移動体通信端末への着信呼を発した移動体通信端末が悪意呼を発した移動体通信端末である旨を示す悪意呼情報を登録し、上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末の該悪意呼情報が登録された時点の位置情報、および、上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末の位置情報が上記位置登録手段により登録された時点の該位置情報を出力することを特徴とする悪意呼探索方法。

請求項9

請求項8記載の悪意呼探索方法において、上記移動体交換機は、さらに、上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末からの発信が検出された時点の位置情報を出力することを特徴とする悪意呼探索方法。

技術分野

0001

本発明は、移動体通信網において、特定の移動体通信端末への着信呼悪意呼である場合に、該悪意呼を発した移動体通信端末(以下、悪意呼移動体通信端末と称す。)を特定し、該悪意呼移動体通信端末の位置を継続的に探索することが可能な移動体交換機および悪意呼探索方法に関する。

背景技術

0002

従来、悪意呼移動体通信端末を探索することは、一般通信網においても重要であるが、特に、移動体通信網においては、悪意呼移動体通信端末が通信網内を移動するので、悪意呼移動体通信端末の位置を認識することがさらに重要となる。

0003

以下、従来の移動体通信網の一例について、図2を用いて説明する。

0004

図2において、1a,1bは移動体交換機、2a,2bは無線回線制御局、3a〜3dは無線基地局、4a〜4dは無線ゾーン、5a,5bは移動体通信端末、6a,6bは位置登録ゾーンである。

0005

なお、以下の説明では、個々のものについての説明以外は、英字を省略した数字のみで符号を付与するようにしている。

0006

移動体交換機1は、無線回線制御局2を介して無線基地局3に接続されており、各無線基地局3の通信圏である無線ゾーン4内に位置する移動体通信端末5に発着信する呼を交換処理する。

0007

なお、図2の例では、1つの移動体交換機1に対して1つの無線回線制御局2が接続されているが、複数の無線回線制御局2が接続されていてもよい。また、1つの無線回線制御局2に対して2つの無線基地局3が接続されているが、1つまたは3つ以上の無線基地局3が接続されていてもよい。

0008

一般に、移動体通信端末5は、それぞれ、自身の端末識別番号を有しており、いずれか1つの移動体交換機1に対応付けられて管理されている。すなわち、一般通信網において、交換局と該交換局に収容されている加入者端末とを対応付けるように、移動体交換機1と移動体通信端末5とを対応付けるようにしている。そこで、移動体通信端末5が対応付けられた移動体交換機1を、該移動体通信端末5のホーム局と呼ぶ。図2の例では、移動体通信端末5aのホーム局が移動体交換機1aであり、移動体通信端末1bのホーム局が移動体交換機2bであるとする。

0009

ホーム局には、対応付けられた移動体通信端末5の加入者情報や該移動体通信端末5が位置する位置登録ゾーン6を示す位置情報が記憶されており、移動体通信端末5が位置登録ゾーン6を移動するに伴って、記憶されている位置情報が更新される。

0010

なお、位置登録ゾーン6は、1つの無線回線制御局2に接続されている全ての無線基地局3に対応する無線ゾーン4から構成されており、図2の例では、無線基地局3a,3bが無線回線制御局2aに接続され、無線基地局3c,3dが無線回線制御局2bに接続されているので、位置登録ゾーン6aは無線ゾーン4a,4bから構成され、位置登録ゾーン6bは無線ゾーン4c,4dから構成されている。

0011

そして、図2においては、移動体通信端末5aのホーム局である移動体交換機1aには、移動体通信端末5aの位置情報が記憶されており、該位置情報は、位置登録ゾーン6bを示している。また、移動体通信端末5bのホーム局である移動体交換機1bには、移動体通信端末5bの位置情報が記憶されており、該位置情報は、位置登録ゾーン6bを示している。

0012

次に、移動体通信端末5が無通話状態で位置登録ゾーン6を移動した場合に行われる位置登録処理について説明する。

0013

無線基地局3は、それぞれ、位置登録ゾーン6を示す位置情報を報知しており、移動体通信端末5は、常時、現在の位置情報を記憶している。

0014

例えば、図2において、移動体通信端末5aが無通話状態で無線ゾーン4cから異なる位置登録ゾーン6を構成する無線ゾーン4bに移動した場合を考えると、移動体通信端末5aは、無線基地局3bからの位置情報を検出し、自身が記憶している位置情報と照合する。この場合、移動体通信端末5aは、位置情報の変化を認知し、無線基地局3b,無線回線制御局2aを介して、自身の端末識別番号を含む位置登録信号を移動体交換機1aに送信する。

0015

移動体交換機1aにおいては、位置登録信号に含まれている端末識別番号に基づいて、該端末識別番号に対応する移動体通信端末5aのホーム局を決定する。ここでは、自身がホーム局であるので、移動体通信端末5aの位置情報を更新するが、自身がホーム局でない場合は、ホーム局に位置登録信号を転送する。続いて、移動体交換機1aは、無線回線制御局2a,無線基地局3bを介して、確認信号を移動体通信端末5aに送信し、移動体通信端末5aは、確認信号を受信すると、自身が記憶している位置情報を更新する。

0016

上述したように、移動体通信網においては、移動体交換機1は、移動体通信端末5の現在の位置情報を常に把握することができる。

0017

ここで、例えば、無線ゾーン4bに位置する移動体通信端末5aへの着信呼を悪意呼として、発信者を探索する場合に、従来は、移動体通信端末5aのホーム局である移動体交換機1aにおいて、予め決められたコマンドを入力することにより、移動体通信端末5aの加入者情報に、悪意呼探索を行う旨を示す情報を登録しておく。

0018

そこで、例えば、無線ゾーン4cに位置する移動体通信端末5bから無線ゾーン4bに位置する移動体通信端末5aに発信すると、移動体通信端末5bの発信処理を行う移動体交換機1bは、着信先となる移動体通信端末5aの加入者情報を、移動体通信端末5aのホーム局である移動体交換機1aに問合せて分析するが、この際に、移動体通信端末5aの加入者情報に悪意呼探索を行う旨を示す情報が登録されていることを認知する。そこで、移動体交換機1bは、移動体通信端末5bからの着信呼を悪意呼とみなし、着信先の移動体通信端末5aの端末識別番号,発信元の移動体通信端末5bの端末識別番号,移動体通信端末5bの位置情報をメッセージとして出力し、警報を鳴動させる。

0019

これにより、移動体交換機1bの保守者は、出力されたメッセージを見て、悪意呼移動体通信端末である移動体通信端末5bの位置を認識することができる。

0020

しかしながら、移動体通信端末5bが位置登録ゾーン6bから別の位置登録ゾーン6に移動してしまうと、移動体交換機1bにおいては、悪意呼を発信した時点の移動体通信端末5bの位置情報しかメッセージとして出力していないので、移動体通信端末5bの位置を認識することができない。

0021

このように、従来の移動体通信網においては、悪意呼探索を行う旨を示す情報が登録された移動体通信端末に着信した時点における発信元の移動体通信端末の位置情報のみがメッセージとして出力され、以降の移動先については出力されないので、悪意呼移動体通信端末の位置を継続的に探索することが不可能であるという問題点があった。

発明が解決しようとする課題

0022

そこで、特開平4−335748号公報に記載されているように、悪意呼移動体通信端末の位置情報を継続的に表示可能とする方法が考案されている。

0023

この方法は、悪意呼探索を行う旨を示す情報が登録された移動体通信端末に発信した移動体通信端末のホーム局において、該移動体通信端末が悪意呼移動体通信端末である旨を示す情報を登録するようにしておき、以降、該移動体通信端末の位置情報を更新する度に、更新後の位置情報をメッセージとして出力するようにするようにしたものである。

0024

この方法によれば、悪意呼移動体通信端末である旨を示す情報が登録された移動体通信端末が再発信した場合でも、無通話状態で位置登録ゾーンを移動した場合でも、該移動体通信端末の位置を探索することが可能となるが、上述した従来技術も含め、本方法においては、悪意呼探索を行う旨を示す情報が登録された移動体通信端末に発信した全ての移動体通信端末について、悪意呼移動体通信端末である旨を示す情報が登録され、その位置情報がメッセージとして出力されることとなるので、実際に悪意呼移動体通信端末であるか否かをいちいち確認しなければならず、悪意呼移動体通信端末を特定する作業に手間がかかるという問題点がある。

0025

また、上述した従来技術も含め、本方法においては、悪意呼の着信先も移動体通信端末であるので、警察官行動をともにできないケースが多く、悪意呼移動体通信端末を特定しても、該悪意呼移動体通信端末と着信先の移動体通信端末との間でかわされる通話の内容を傍聴することができないという問題点がある。

0026

本発明の目的は、上記問題点を解決し、悪意呼移動体通信端末の特定を行うことができ、さらに、該悪意呼移動体通信端末の位置を継続的に探索することを可能とすることにある。

0027

また、本発明の他の目的は、本発明の他の目的は、悪意呼移動体通信端末の位置情報を予め決められた宛先に送信することを可能とすることにある。

0028

さらに、本発明の他の目的は、悪意呼移動体通信端末と着信先の移動体通信端末との間でかわされる通話の内容を傍聴することを可能とすることにある。

課題を解決するための手段

0029

上記目的を達成するために、本発明は、移動体通信端末からその移動に伴う位置登録信号が送信された場合に、該移動体通信端末の位置情報を登録する位置登録手段を有する移動体交換機において、上記移動体通信端末への着信呼を発した発信元の移動体通信端末を示す端末情報記憶保持する記憶保持手段と、任意の移動体通信端末から、該移動体通信端末への着信呼による通話中または該通話が終了してから予め決められた時間内に、該着信呼が悪意呼である旨を示す悪意呼通知信号が送信された場合に、上記記憶保持手段により記憶保持されている端末情報に基づいて、該移動体通信端末への着信呼を発した移動体通信端末が悪意呼を発した移動体通信端末である旨を示す悪意呼情報を登録する悪意呼登録手段と、上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末の該悪意呼情報が登録された時点の位置情報、および、上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末の位置情報が上記位置登録手段により登録された時点の該位置情報を出力する位置情報出力手段とを設けるようにしている。

0030

上記位置情報出力手段は、さらに、上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末からの発信が検出された時点の位置情報を出力するようにすることができる。

0031

また、上記構成に加えて、任意の移動体通信端末から上記悪意呼通知信号が送信された場合に、該移動体通信端末と発信元の移動体通信端末との間が通話中であるならば、該移動体通信端末と該発信元の移動体通信端末との間を接続した通話路に、予め決められた宛先と接続した別の通話路を割込ませる通話路割込手段を設けるようにしてもよい。

0032

上記通話路割込手段は、さらに、任意の移動体通信端末からの発信を検出した場合に、該移動体通信端末が上記悪意呼情報が登録された移動体通信端末であるならば、該移動体通信端末と着信先の移動体通信端末との間を接続した通話路に、予め決められた宛先と接続した別の通話路を割込ませるようにすることができる。

0033

また、上記悪意呼登録手段は、予め登録された特定の移動体通信端末から上記悪意呼通知信号が送信された場合にのみ、上記悪意呼情報を登録するようにすることができる。これは、例えば、悪意呼探索サービスを用意し、該サービスに加入している移動体通信端末の端末情報を登録しておくことにより実現することができる。

0034

また、上記位置情報出力手段は、上記位置情報を予め決められた宛先に送信する位置情報送信手段を有するようにすることができる。予め決められた宛先としては、例えば、警察署が挙げられる。

0035

また、上記位置情報出力手段は、位置情報ごとに、該位置情報を示す地名を記憶している地名記憶手段と、上記地名記憶手段の記憶内容に基づいて、上記位置情報を地名に変換する位置情報変換手段とを有するようにすることができる。

0036

移動体通信端末は、位置登録ゾーンを移動すると、位置登録信号を送信する。移動体交換機においては、上記位置登録手段が、移動体通信端末から位置登録信号が送信された場合に、該移動体通信端末の位置情報を登録する。これにより、移動体交換機は、移動体通信端末の現在の位置情報を常に把握している。

0037

さて、移動体通信端末の加入者は、該移動体通信端末への着信呼が悪意呼であると判断すると、通話中または該通話が終了してから予め決められた時間内に、該着信呼が悪意呼である旨を通知するよう指示する。

0038

この指示は、例えば、悪意呼による通話中に予め決められた特定ボタンを押下したり、また、悪意呼による通話が終了してから予め決められた時間内に、予め決められた特番ダイヤルすることにより行うことができる。

0039

移動体通信端末は、加入者からの指示があると、着信呼が悪意呼である旨を示す悪意呼通知信号を送信する。

0040

移動体交換機においては、上記記憶保持手段が、移動体通信端末への着信呼を発した発信元の移動体通信端末を示す端末情報を記憶保持するようになっており、当然のことながら、移動体通信端末から送信された悪意呼通知信号に対応する着信呼についても、その発信元の移動体通信端末の端末情報が記憶保持されている。

0041

そして、上記悪意呼登録手段は、移動体通信端末から悪意呼通知信号が送信されると、上記記憶保持手段により記憶保持されている端末情報に基づいて、該移動体通信端末に対して発信した移動体通信端末が悪意呼移動体通信端末であることを示す悪意呼情報を登録し、上記位置情報出力手段は、悪意呼情報が登録された移動体通信端末の該悪意呼情報が登録された時点の位置情報を出力する。

0042

これにより、移動体交換機において、悪意呼移動体通信端末の特定を行うことができると共に、悪意呼移動体通信端末の発信時の位置を認識することが可能となる。

0043

また、移動体交換機において、上記通話路割込手段が、移動体通信端末から悪意呼通知信号が送信された場合に、該移動体通信端末と発信元の移動体通信端末との間が通話中であるならば、該移動体通信端末と該発信元の移動体通信端末との間を接続した通話路に、予め決められた宛先と接続した別の通話路を割込ませるようにすると、悪意呼移動体通信端末と着信先の移動体通信端末との間でかわされる通話の内容を傍聴することが可能となる。

0044

また、上記位置情報出力手段が、例えば、警察署に上記位置情報を送信する位置情報送信手段を有するようにすると、自動的に警察署に悪意呼の存在を通報することができるので、初期捜査が可能となる。

0045

その後、悪意呼による通話が終了し、悪意呼移動体通信端末が無通話状態で位置登録ゾーンを移動すると、該悪意呼移動体通信端末から位置登録信号が送信されるので、移動体交換機においては、上記位置登録手段が、該悪意呼移動体通信端末の位置情報を登録する。このとき、上記位置情報出力手段は、該悪意呼移動体通信端末に悪意呼情報が登録されているので、上記位置登録手段によりその位置情報が登録された時点の該位置情報を出力する。

0046

また、悪意呼による通話が終了し、悪意呼移動体通信端末が再発信すると、移動体交換機においては、該悪意呼移動体通信端末からの発信が検出されるので、上記位置情報出力手段は、その時点の位置情報を出力する。

0047

上述したように、本発明の移動体交換機によれば、悪意呼移動体通信端末の位置を継続的に探索することができる。

0048

以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。

0049

図1は本実施例を適用する移動体通信網の構成図である。

0050

図1において、1a,1bは移動体交換機、2a,2bは無線回線制御局、3a〜3dは無線基地局、4a〜4dは無線ゾーン、5a,5bは移動体通信端末、6a,6bは位置登録ゾーン、7は警察署受付システムである。

0051

なお、以下の説明では、個々のものについての説明以外は、英字を省略した数字のみで符号を付与するようにしている。

0052

本実施例においても、上述と同様に、移動体交換機1は、無線回線制御局2を介して無線基地局3に接続されており、各無線基地局3の通信圏である無線ゾーン4内に位置する移動体通信端末5に発着信する呼を交換処理する。

0053

なお、図1の例では、1つの移動体交換機1に対して1つの無線回線制御局2が接続されているが、複数の無線回線制御局2が接続されていてもよい。また、1つの無線回線制御局2に対して2つの無線基地局3が接続されているが、1つまたは3つ以上の無線基地局3が接続されていてもよい。

0054

移動体交換機1は、通話路スイッチ10と、中央制御装置11と、メモリ装置12と、警察署受付システム7に接続するための警察署用信号装置13とを備えて構成されている。

0055

また、警察署受付システム7は、受付台70と、電話機71と、移動体通信端末5の位置情報を地名に変換するための地名データベース72とを備えて構成されている。

0056

警察署受付システム7と移動体交換機1とは、警察署用信号装置13を介して接続されており、警察署用信号装置13と警察署受付システム7の受付台70との間が信号用専用線で接続され、警察署用信号装置13と警察署受付システム7の電話機71との間が通話用専用線で接続されている。

0057

また、本実施例においても、移動体通信端末5は、それぞれ、自身の端末識別番号を有しており、いずれか1つの移動体交換機(ホーム局)1に対応付けられて管理されている。図1の例では、移動体通信端末5aのホーム局が移動体交換機1aであり、移動体通信端末1bのホーム局が移動体交換機2bであるとする。

0058

ホーム局には、対応付けられた移動体通信端末5の加入者情報や該移動体通信端末5が位置する位置登録ゾーン6を示す位置情報が記憶されており、移動体通信端末5が位置登録ゾーン6を移動するに伴って、記憶されている位置情報が更新される。

0059

なお、位置登録ゾーン6は、1つの無線回線制御局2に接続されている全ての無線基地局3に対応する無線ゾーン4から構成されており、図2の例では、無線基地局3a,3bが無線回線制御局2aに接続され、無線基地局3c,3dが無線回線制御局2bに接続されているので、位置登録ゾーン6aは無線ゾーン4a,4bから構成され、位置登録ゾーン6bは無線ゾーン4c,4dから構成されている。

0060

図3はメモリ装置12の記憶内容の例を示す図である。

0061

図3に示すように、メモリ装置12は、位置情報テーブル121と、悪意呼登録テーブル122と、発信元識別テーブル123と、悪意呼探索テーブル124とを有している。

0062

位置情報テーブル121には、移動体交換機1をホーム局とする全ての移動体通信端末5の端末識別番号順に、該移動体通信端末5の位置情報が格納される。図1の例を考えると、移動体通信端末5aのホーム局は移動体交換機1aであるので、移動体交換機1aのメモリ装置12aに記憶されている位置情報テーブル121aには、移動体通信端末5aの位置情報が記憶され、該位置情報は、位置登録ゾーン6bを示すこととなる。また、移動体通信端末5bのホーム局は移動体交換機1bであるので、移動体交換機1bのメモリ装置12bに記憶されている位置情報テーブル121bには、移動体通信端末5bの位置情報が記憶され、該位置情報は、位置登録ゾーン6bを示すこととなる。

0063

悪意呼登録テーブル122には、移動体交換機1をホーム局とする全ての移動体通信端末5の端末識別番号順に、該移動体通信端末5からの着信呼が悪意呼である旨が通知されたか否かを示すフラグが格納される。また、後述するように、悪意呼である旨が通知された移動体通信端末5の位置情報が更新された際に、悪意呼の探索を行う移動体交換機1に更新後の位置情報を通知する必要があるので、悪意呼登録テーブル122には、悪意呼である旨を通知をした移動体通信端末5のホーム局である移動体交換機1を示す移動体交換機識別情報がさらに格納される。図3においては、「1」が悪意呼である旨が通知されたことを示し、「0」が悪意呼である旨が通知されていないことを示している。

0064

発信元識別テーブル123には、移動体交換機1をホーム局とする全ての移動体通信端末5の端末識別番号順に、該移動体通信端末5に発信した発信元の移動体通信端末5の端末識別番号が格納される。なお、一般通信網の固定加入者端末が発信元である場合は、該固定加入者端末の加入者識別番号が格納される。

0065

悪意呼探索テーブル124には、移動体交換機1をホーム局とする全ての移動体通信端末5のうちの、悪意呼である旨を通知した移動体通信端末5の端末識別番号と、該移動体通信端末5に発信した発信元の移動体通信端末5のうちの悪意呼である旨が通知された移動体通信端末5の端末識別番号および位置情報とが格納される。

0066

さて、本実施例においても、従来と同様に、移動体通信端末5が無通話状態で位置登録ゾーン6を移動すると、移動体通信端末5の位置情報を更新する位置登録処理が行われる。

0067

すなわち、無線基地局3は、それぞれ、位置登録ゾーン6を示す位置情報を報知しており、移動体通信端末5は、常時、現在の自身の位置情報を記憶している。

0068

そして、例えば、図1において、移動体通信端末5aが無通話状態で無線ゾーン4cから異なる位置登録ゾーン6を構成する無線ゾーン4bに移動した場合を考えると、移動体通信端末5aは、無線基地局3bからの位置情報を検出し、自身が記憶している位置情報と照合する。この場合、移動体通信端末5aは、位置情報の変化を認知し、無線基地局3b,無線回線制御局2aを介して、自身の端末識別番号を含む位置登録信号を移動体交換機1aに送信する。

0069

移動体交換機1aにおいては、位置登録信号に含まれている端末識別番号に基づいて、該端末識別番号に対応する移動体通信端末5aのホーム局を決定する。ここでは、移動体交換機1aは、自身がホーム局であるので、位置情報テーブル121aに格納されている移動体通信端末5aの位置情報を更新する。すなわち、移動体通信端末5aの位置情報を、位置登録ゾーン6aを示すよう更新する。なお、自身がホーム局でない場合は、ホーム局に位置登録信号を転送する。

0070

続いて、移動体交換機1aは、無線回線制御局2a,無線基地局3bを介して、確認信号を移動体通信端末5aに送信し、移動体通信端末5aは、確認信号を受信すると、自身が記憶している位置情報を更新する。

0071

上述したように、本実施例においても、従来と同様に、移動体通信網においては、移動体交換機1は、移動体通信端末5の現在の位置情報を常に把握することができる。

0072

次に、移動体通信端末5から移動体通信端末5に発信する場合に行われる発信処理および着信処理について説明する。

0073

例えば、無線ゾーン4cに位置する移動体通信端末5bが無線ゾーン4bに位置する移動体通信端末5aに発信する場合を考えると、まず、移動体通信端末5bに関する発信処理が行われ、続いて、移動体通信端末5aに関する着信処理が行われる。

0074

発信処理においては、移動体通信端末5bは、自身の端末識別番号を含む発呼信号近隣の無線基地局3に送信する。各無線基地局3を介して発呼信号が無線回線制御局2bに受信されると、無線回線制御局2bは、受信レベルが最も高い無線基地局3(ここでは、無線基地局3c)を在圏基地局とみなし、該無線基地局3cの空き無線チャネルチャネル番号を移動体通信端末5bに通知する。そして、移動体通信端末5bと無線基地局4cとの間の無線区間導通試験が良好であれば、無線基地局3cは、無線回線制御局2bを介して、移動体交換機1bに発呼信号を送信する。

0075

移動体交換機1bは、発呼信号に含まれている端末識別番号に基づいて、移動体通信端末5bのホーム局を決定する。ここでは、移動体通信端末5bのホーム局は移動体交換機1bであるので、移動体交換機1bは、移動体通信端末5bの加入者情報を分析し、移動体交換機1bと無線基地局3cとの間の有線回線の導通試験が良好であれば、以降は、移動体通信端末5bから続いて送信されてくるダイヤル信号を分析し、接続ルートを決定し、接続処理を行う。

0076

ダイヤル信号には、発信元の移動体通信端末5bの端末識別番号および着信先である移動体通信端末5aの端末識別番号が含まれており、移動体交換機1bは、ダイヤル信号に含まれている移動体通信端末5aの端末識別番号に基づいて、移動体通信端末5aのホーム局を決定する。ここでは、移動体通信端末5aのホーム局は移動体交換機1aであるので、移動体交換機1bは、移動体通信端末5aの端末識別番号により位置情報を問合せ、通話路スイッチ10b内にパスを設定すると共に、位置情報に該当する移動体交換機1(ここでは、移動体交換機1a)を起動して接続する。

0077

続いて、着信処理においては、移動体交換機1aは、移動体交換機1bからダイヤル信号を受信すると、該ダイヤル信号に含まれている移動体通信端末5aの端末識別番号に基づいて、自身に対応付けられた移動体通信端末5aに対する着信であると判断し、位置情報テーブル121aを参照することにより、移動体通信端末5aの位置情報を求め、求めた位置情報が示す位置登録ゾーン(ここでは、位置登録ゾーン6a)に対応する無線基地局3(ここでは、無線基地局3a,3b)から移動体通信端末5aの端末識別番号を含む一斉呼出信号を送信させる。

0078

無線回線制御局2aは、複数の無線基地局3から一斉呼出信号に対する移動体通信端末5aの応答信号を受信すると、受信レベルが最も高い無線基地局3(ここでは、無線基地局3b)を在圏基地局とみなし、移動体交換機1aに応答信号を送信する。移動体交換機1aは、移動体交換機1aと無線基地局3bとの間の有線回線の導通試験が良好であれば、無線回線制御局2aにその旨を通知する。これを受けて、無線回線制御局2aは、無線基地局3bの空き無線チャネルのチャネル番号を移動体通信端末5aに通知する。そして、移動体通信端末5aと無線基地局3bとの間の導通試験が良好であれば、無線基地局3bは、移動体通信端末5aに呼出指示信号を送信する。これにより、移動他通信端末5aの呼出ベルが鳴動し、移動体通信端末5aの加入者が応答すると、移動体交換機1aは、通話路スイッチ10a内にパスを設定する。

0079

これにより、移動体通信端末5a,5b間の通話が可能となる。

0080

なお、本実施例においては、移動体交換機1aは、通話路スイッチ10a内にパスを設定すると共に、発信元識別番号テーブル122aの移動体通信端末5aに対応する欄に、ダイヤル信号に含まれている発信元の移動体通信端末5bの端末識別番号を格納しておくようにする。

0081

ここで、例えば、移動体通信端末5bからの着信呼が悪意呼であった場合に、移動体通信端末5aの加入者は、悪意呼があった旨を移動体交換機1aに通知するよう、移動体通信端末5aに指示する。

0082

指示の仕方は、移動体通信端末5bとの間の通話中に、予め決められた特定ボタンを押下することにより行うことができる。また、移動体通信端末5bとの通話が終了してから予め決められた時間内に、予め決められた特番をダイヤルするようにしてもよい。

0083

移動体通信端末5aは、該指示があると、無線基地局3b,無線回線制御局2aを介して、悪意呼通知信号を移動体交換機1aに送信する。

0084

移動体交換機1aは、図4に示すように、通話中に(通話が終了してから予め決められた時間内でもよい。)移動体通信端末5aから悪意呼通知信号を受信すると(S401)、発信元識別番号テーブル122aを参照することにより、移動体通信端末5aに対して発信した移動体通信端末5bの端末識別番号を求める(S402)。続いて、悪意呼探索テーブル124aに、着信先の移動体通信端末5aの端末識別番号,発信元の移動体通信端末5bの端末識別番号を格納する(S403)。

0085

続いて、移動体通信端末5bの端末識別番号に基づいて、該端末識別番号に対応する移動体通信端末5bのホーム局を決定する(S404)。ここでは、移動体交換機1bがホーム局であるので、ホーム局である移動体交換機1bに、移動体通信端末5bの端末識別番号を含む、移動体通信端末5bが悪意呼移動体通信端末である旨を示す悪意呼登録信号を送信する(S405)。

0086

移動体交換機1bは、悪意呼登録信号を受信すると(S406)、悪意呼登録テーブル122aの移動体通信端末5bに対応するフラグを「1」に設定し、悪意呼登録信号の送信元である移動体交換機1aを示す移動体交換機識別情報を格納すると共に(S407)、位置情報テーブル121bを参照することにより、移動体通信端末5bの位置情報を求め(S408)、求めた位置情報を移動体交換機1aに送信する(S409)。

0087

移動体交換機1aは、移動体通信端末5bの位置情報を受信すると(S410)、該位置情報を悪意呼探索テーブル124aの移動体通信端末5bに対応する位置情報として格納すると共に(S411)、悪意呼探索テーブル124aの移動体通信端末5aに関する内容を、警察署用信号装置13aを介して、警察署受付システム7に送信する(S412)。

0088

これにより、警察署受付システム7において、悪意呼の着信先である移動体通信端末5aと、悪意呼の発信元である移動体通信端末5bおよびその位置情報とを、受付台70に表示することができるので、移動体通信端末5bの発信時の位置を認識することができる。

0089

なお、警察署受付システム7においては、送信された悪意呼探索テーブル124aに格納されている移動体通信端末5bの位置情報を、地名データベース72によって、地名に変換してから表示するようにすると、移動体通信端末5bの位置を人間が特定するのに便利である。

0090

また、移動体交換機1aは、悪意呼探索テーブル124aを送信した時点で、移動体通信端末5a,5bの通話が継続中である場合は、通話路スイッチ10aに設定されたパスに、別のパスを割込ませ、該割込ませたパスを、警察署信号装置13aに接続する。これにより、警察署受付システム7の電話機71において、移動体通信端末5a,5b間でかわされる通話の内容を傍聴することができるようになる。

0091

なお、上述したようにして悪意呼探索テーブル124aにその内容が格納され、移動体通信端末5a,5b間の通話が継続中である状態で、例えば、移動体通信端末5bが無線ゾーンcから同じ位置登録ゾーン6bを構成する無線ゾーン4dに移動した場合は、従来と同様に、移動体通信端末5bが通話に使用している無線チャネル切り替えチャネル切替処理が行われる。

0092

チャネル切替処理について、簡単に説明すると、まず、無線基地局3cは、通信中の移動体通信端末5bの無線チャネルの受信レベルを常時監視しており、移動体通信端末5bが無線ゾーン4cから無線ゾーン4dに移動すると、無線ゾーン4cでの受信レベルの劣化を検出する。受信レベルの劣化を検出すると、無線基地局3cは、無線回線制御局2bにその旨を通知する。

0093

無線回線制御局2bは、無線基地局3cから受信レベルの劣化を検出した旨が通知されると、無線ゾーン4cおよびその周辺の無線ゾーン4に対応する無線基地局3(ここでは、無線基地局3c,3d)に対して、受信レベルを監視するよう指示し、指示された無線基地局3は、監視結果を無線回線制御局2bに報告する。各無線基地局3から報告を受けた無線回線制御局2bは、受信レベルが最も高い無線基地局3(ここでは、無線基地局3d)を移動体通信端末5bの移動先であると判断し、無線基地局3dは、空き無線チャネルのチャネル番号を移動体通信端末5bに通知する。そして、移動体通信端末5bと無線基地局3dとの間の無線区間の導通試験が良好であれば、無線基地局3dは、無線回線制御局2bを介して、移動体交換機1bにチャネル切替信号を送信する。

0094

これにより、移動体通信端末5bは、通知されたチャネル番号が示す空き無線チャネルに切替えるので、通信を続行することができる。

0095

このように、移動体通信端末5bが通話中に無線ゾーン4を移動してチャネル切替処理が行われる場合でも、チャネル切替処理が同じ位置登録ゾーン6を構成する無線ゾーン4を移動した場合に行われることから、移動体通信端末5bの位置情報に変化はないので、支障はない。

0096

なお、上述したようにして悪意呼探索テーブル124aにその内容が格納され、移動体通信端末5a,5b間の通話が継続中である状態で、例えば、移動体通信端末5bが無線ゾーン4cから異なる位置登録ゾーン6aを構成する無線ゾーン4dに移動した場合は、従来と同様に、通話が強制切断されることなるが、この場合、切断後に、移動体通信端末5bが無通話状態となり位置登録信号を送信して位置登録処理が行われるので、後述するように、移動体通信端末5bの位置を認識することができる。

0097

次に、上述したようにして悪意呼探索テーブル124aにその内容が格納され、移動体通信端末5a,5b間の通話が終了して移動体通信端末5bが無通話状態で、例えば、移動体通信端末5bが無線ゾーン4cから異なる位置登録ゾーン6を構成する無線ゾーン4bに移動する場合を考える。この場合、上述したように、移動体通信端末5bから移動体交換機1bに位置登録信号が送信され、位置登録処理が行われる。

0098

本実施例においては、移動体交換機1bは、図5に示すように、位置登録処理を行う際に、悪意呼登録テーブル122bを参照するようにする(S501)。そして、ここでは、移動体通信端末5bが悪意呼である旨を示すフラグが設定されているので、移動体交換機識別情報が示す移動体交換機1aが自身でないことから(S502)、移動体通信端末5bの端末識別番号および更新後の位置情報を移動体交換機1aに送信する(S503)。

0099

移動体交換機1aは、移動体通信端末5bの端末識別番号および更新後の位置情報を受信すると(S504)、悪意呼探索テーブル124aの移動体通信端末5bに対応する位置情報を更新すると共に(S505)、更新後の悪意呼探索テーブル124aの移動体通信端末5aに関する内容を、警察署用信号装置13aを介して、警察署受付システム7に送信する(S506)。

0100

これにより、警察署受付システム7において、悪意呼の着信先である移動体通信端末5aと、悪意呼の発信元である移動体通信端末5bおよびその位置情報とを、受付台70に表示することができるので、移動体通信端末5bが無通話状態で無線ゾーンを移動した場合にも、その移動先を認識することができる。

0101

次に、上述したようにして悪意呼探索テーブル124aにその内容が格納され、移動体通信端末5a,5b間の通話が終了した状態で、例えば、移動体通信端末5bが再発信する場合を考える。この場合、上述したように、移動体通信端末5bに関する発信処理が行われる。

0102

本実施例においては、移動体交換機1bは、発信処理を行う際に、図6に示すように、悪意呼登録テーブル122bを参照するようにする(S601)。そして、ここでは、移動体通信端末5bが悪意呼である旨を示すフラグが設定されているので、移動体交換機識別情報が示す移動体交換機1aが自身でないことから(S602)、移動体通信端末5bの端末識別番号および位置情報テーブル121bに格納されている移動体通信端末5bの位置情報を移動体交換機1aに送信する(S603)。

0103

移動体交換機1aは、移動体通信端末5bの端末識別番号および更新後の位置情報を受信すると(S604)、悪意呼探索テーブル124aの移動体通信端末5bに対応する位置情報を更新すると共に(S605)、更新後の悪意呼探索テーブル124aの内容を、警察署用信号装置13aを介して、警察署受付システム7に送信する(S606)。

0104

これにより、警察署受付システム7において、悪意呼の着信先である移動体通信端末5aと、悪意呼の発信元である移動体通信端末5bおよびその位置情報とを、受付台70に表示することができるので、移動体通信端末5bが再発信した場合にも、再発信時の位置を認識することができる。

0105

また、このとき、移動体通信端末5bと着信先の移動体通信端末との間を接続するために通話路スイッチ10bに設定されたパスに、別のパスを割込ませ、該割込ませたパスを、移動体交換機1aの警察署信号装置13aに接続する。これにより、警察署受付システム7の電話機71において、移動体通信端末5bと着信先の移動体通信端末との間でかわされる通話の内容を傍聴することができるようになる。

0106

なお、本実施例において、悪意呼移動体通信端末である移動体通信端末5bの探索を終了させるためには、移動体通信端末5aの加入者が予め決められた特番にダイヤルすることによって、その旨を通知するようにする。

0107

この場合、移動体交換機1aは、該通知があると、悪意呼登録テーブル122bのフラグを「0」に設定するよう移動体交換機1bに通知するようにする。

0108

また、本実施例によってもたらされる悪意呼探索サービスを提供する移動体通信端末5の加入者を特定するようにしてもよい。これは、例えば、悪意呼探索サービスを提供するか否かを示すフラグを格納したテーブルを設けるようにし、移動体通信端末5から悪意呼通知信号が送信された場合に、このフラグを参照し、悪意呼探索サービスを提供する旨を示すフラグが設定されているときのみ、悪意呼探索を行うようにする。

0109

また、図1においては、移動体交換機1a,1bの両方に警察署用信号装置13a,13bを設けているが、いずれか1つの移動体交換機1のみに設けるようにし、該移動体交換機1が代表して、警察署受付システム7に送信するようにしてもよい。

0110

この場合、悪意呼登録テーブル122の移動体交換機識別情報は不要となり、警察署用信号装置13が設けられていない移動体交換機1は、悪意呼移動体通信端末である旨が通知された移動体通信端末5の位置情報を送信する必要がある場合は、常に、警察署用信号装置13が設けられている移動体交換機1に送信するようにする。

0111

また、図1においては、移動体交換機1a,1bと警察署受付システム7とが別の場所に存在しているが、警察署受付システム7は、必ずしも警察署になくても、警察署とさらに接続されていれば、移動体交換機1a,1bのいずれかと同じ場所に存在するようになっていてもよい。

0112

この場合、警察署受付システム7において、悪意呼移動体通信端末である旨が通知された移動体通信端末5の位置情報を警察署にさらに送信するか否かを選択することができるようにすることができる。

発明の効果

0113

以上説明したように、本発明によれば、移動体通信端末の加入者から指示があった着信呼を悪意呼であるとしているので、該悪意呼の発信元である移動体通信端末を悪意呼移動体通信端末であると特定することができる。また、悪意呼移動体通信端末が無通話状態で位置登録ゾーンを移動した場合でも、悪意呼移動体通信端末が再発信した場合でも、悪意呼移動体通信端末の位置を継続的に探索することができる。

0114

さらに、警察署等の予められた宛先に悪意呼移動体通信端末の位置情報を送信することが可能となり、また、悪意呼移動体通信端末と着信先の移動体通信端末との間でかわされる通話の内容を傍聴することも可能となる。

図面の簡単な説明

0115

図1本実施例を適用する移動体通信網の構成図。
図2移動体通信網の従来例を示す構成図。
図3メモリ装置の記憶内容の例を示す説明図。
図4本実施例の動作の流れを示す説明図。
図5本実施例の動作の流れを示す説明図。
図6本実施例の動作の流れを示す説明図。

--

0116

1…移動体交換機、2…無線回線制御局、3…無線基地局、4…無線ゾーン、5…移動体通信端末、6…位置登録ゾーン、7…警察署受付システム、10…通話路スイッチ、11…中央制御装置、12…メモリ装置、13…警察署用信号装置、70…受付台、71…電話機、72…地名データベース、121…位置情報テーブル、122悪意呼登録テーブル、123発信元識別テーブル、124…悪意呼探索テーブル。

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