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技術 ゴルフクラブヘッド

出願人 キャラウェー.ゴルフ.カンパニー
発明者 グレン・エイチ・シュミットリチャード・シー・ハルムステッター
出願日 1994年2月15日 (26年10ヶ月経過) 出願番号 1994-018694
公開日 1995年8月8日 (25年4ヶ月経過) 公開番号 1995-204298
状態 拒絶査定
技術分野 ゴルフクラブ
主要キーワード 角度勾配 追従面 フロントフェース ヘッドシェル 内側付近 直接摩擦 境界縁 樹脂状結晶
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年8月8日)のものです。
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図面 (20)

目的

メタルウッドヘッドの寸法をその重量を増加させずに増大する。

構成

ゴルフクラブ10のヘッド14は金属製のシェル16を備える。シェル16は、頂部壁24、底部壁22、前方壁28、後方壁26、トー壁、及び、ヒール壁30aを備える。頂部壁及び後方壁の内側と一体のデンドライト118、119、120、121、122、123が設けられる。底部壁は皿型の2つの凹所162、164を有する。凹所162、164は、頂部壁と一体のデンドライトに向かって伸長し、ヒール30とトー32との間で隔置される。凹所162、164は、これら凹所の間の中央でヘッドを二分割する垂直面に関して概ね鏡像関係で配列される。

概要

背景

大型で薄肉ゴルフクラブメタルヘッドは、金属壁割れたり座屈を生ずるという問題点、並びに、ボール衝突する際に前方壁が過剰に変形するという問題点を有している。衝撃時(ヘッドがボールに当たる時)にフェースから発生する衝撃波を案内したり、邪魔したり、拡散させたり、変化させたりする機構を設けることにより、最適な壁部の厚みすなわち肉厚を維持しながら、衝撃すなわち衝撃波をメタルウッドの壁部の中で分散させる必要がある。

また、上述の如きゴルフクラブヘッドの薄肉の底部壁すなわちソールプレート強化すると共に、ヘッドのストロークの間に上述の如き底部壁における抵抗力を減少させる必要もある。

概要

メタルウッドのヘッドの寸法をその重量を増加させずに増大する。

ゴルフクラブ10のヘッド14は金属製のシェル16を備える。シェル16は、頂部壁24、底部壁22、前方壁28、後方壁26、トー壁、及び、ヒール壁30aを備える。頂部壁及び後方壁の内側と一体のデンドライト118、119、120、121、122、123が設けられる。底部壁は皿型の2つの凹所162、164を有する。凹所162、164は、頂部壁と一体のデンドライトに向かって伸長し、ヒール30とトー32との間で隔置される。凹所162、164は、これら凹所の間の中央でヘッドを二分割する垂直面に関して概ね鏡像関係で配列される。

目的

本発明の目的は上述の如き従来技術の問題点及び欠点を解消する構造を提供することである。

すなわちは、本発明は、ヘッドの重量を増大させることなく、中空で金属製のゴルフクラブヘッド(ウッド)の寸法を増大させることを目的とする。詳細に言えば、本発明は、ボールの衝撃波をヘッドの前方壁から分散させ、これにより、前方壁のたわみを減少させると共に、そのような衝撃波を頂部壁、底部壁及び後方壁に吸収させることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

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請求項1

一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各々のヘッドシェルを備え、該シェルが、トー部分、ヒール部分打球面を形成する前方壁、及び、頂部壁又は底部壁を有しており、前記打球面は垂直面に対してそれぞれの勾配を有し、前記底部壁は、中央の隆起部を有すると共に、浅い皿型の同様な2つの凹所を形成し、一方の凹所は、前記隆起部と前記ヒール部分との間に位置し、他方の凹所は前記隆起部とトー部分との間に位置し、前記凹所は共に前記前方壁の後方に位置しており、一方の凹所は、前記ヒール部分に向かって概ね凸状を呈する弧状の周縁部を有し、他方の凹所は、前記トー部分に向かって概ね凸状を呈する弧状の周縁部を有することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項2

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、前記各々のヘッドの凹所が下方を向いた表面を有しており、各々のヘッドに関して、(i)トー及びヒールの方向において前記凹所を二分割する垂直面が、下方に向かって凹状の線に沿う前記凹所の表面に交差し、(ii)前記ヘッドに関して前後方向において前記凹所を二分割する垂直面が、下方に向かって凹状の線に沿う前記凹所の表面に交差することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項3

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各々のヘッドの前記2つの凹所は、ヘッドの前後方向において前記隆起部を二分割する垂直面に関して同様の形態を有することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項4

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各々のヘッドの凹所が下方を向いた表面を有し、更に、各ヘッドに関して、(i)ヘッドの底部壁が係合する際に、前記下方を向いた表面の最後方の領域が、ヘッドの前方へのスイング経路に対して前方且つ上方に傾斜しており、(ii)これにより、ヘッドが上記経路に沿って前方へスイングされる際に、前記表面の最後方の領域が芝に係合することに応じてリフト力が生じ、該リフト力は、前記ヘッドの底部壁及びヘッドを上方に押圧するように作用することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項5

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各々のヘッドの中央の隆起部の幅が、前記凹所の前方領域の間で前記前方壁に向かって増大することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項6

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各ヘッドに関して、前記底部壁は後方へ発散する表面を有し、該表面は、後方且つ上方へ伸長する角度をなして、前記凹所の後方領域の間で前記隆起部の後方領域を越えて伸長し、前記表面は、前記前方壁から概ね等しい距離だけ隔置された尖端において、前記凹所の最下方の領域に合流することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項7

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各ヘッドに関して、前記底部壁は、該底部壁によって形成される開口の周縁部に対して堅固に接続された周縁部を有するソールプレートによって部分的に形成され、これにより、前記ソールプレートは前記開口を閉じ、前記隆起部及び凹所は前記ソールプレートによって部分的に形成されることを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項8

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各ヘッドに関して、前記凹所は、前記隆起部に合流して下方に向いた表面を有することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項9

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各ヘッドに関して、前記前方壁は、前記隆起部及び凹所の前方に、U字形状の最下方部分を有することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項10

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各ヘッドに関して、実質的に連続する金属製の中空チューブが設けられ、該中空チューブは、前記ヒール部分のシェルの中で、シェルの頂部壁からシェルの底部壁付近まで伸長し、前記中空チューブは、クラブシャフトを収容するための孔を有し、該孔は前記一方の凹所に整合することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項11

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各ヘッドに関して、前記凹所は下方を向いた表面を有しており、該表面は、前後方向において下方に向かって凹状であることを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項12

請求項11の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各ヘッドに関して、各々の凹所の下方を向いた表面もトー及びヒールの方向において下方に向かって凹状であることを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項13

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、各ヘッドに関して、前記底部壁は、底部開口を形成するシェルの縁部の周囲に接続されたソールプレートを備え、該ソールプレートは、前記浅い凹所の主要な領域を形成することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項14

請求項6の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、前記後方に向かって発散する表面、及び、前記凹所は、ヘッドの後方から見た場合に、上方に向かって凸状の縁部を有することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項15

請求項14の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、前記上方に向かって凸状の縁部は、ヘッドの後方から見た場合に、弧状の列として配列されていることを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項16

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、(a)垂直面から約9°傾斜した前方面を有するメタルウッド、(b)垂直面から約11°傾斜した前方面を有するメタルウッド、(c)2番メタルウッド、(d)4番メタルウッド、(e)5番メタルウッドの少なくとも2つを備えることを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項17

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、(a)垂直面から約9°傾斜した前方面を有するメタルウッド、(b)垂直面から約11°傾斜した前方面を有するメタルウッド、(c)2番メタルウッド、(d)4番メタルウッド、(e)5番メタルウッドの総てを備えることを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項18

請求項1の一組のゴルフクラブヘッドにおいて、(a)少なくとも1つのヘッドが、ヘッドの前方から見てヘッドの最下方の表面からヘッド最上方の表面まで上方に測定した場合に、ヘッドの高さの約42乃至50%に位置する重心を有するか、あるいは、(b)少なくとも2つのヘッドの各々が、ヘッドの前方から見てヘッドの最下方の表面からヘッド最上方の表面まで上方に測定した場合に、ヘッドの高さの約42乃至50%に位置する重心を有することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッド。

請求項19

シェルを備えるゴルフクラブヘッドにおいて、前記シェルは、トー部分と、ヒール部分と、打球面を形成する前方壁と、頂部壁と、底部壁とを備え、前記底部壁は、中央の隆起部を有すると共に、皿型の浅い2つの凹所を形成し、一方の凹所は、前記隆起部と前記ヒール部分との間に位置し、また、他方の凹所は、前記隆起部と前記トー部分との間に位置し、前記凹所のいずれの部分も前記前方壁から後方に隔置されており、前記一方の凹所は、前記ヒール部分に向かって概ね凸状をなす弧状の周縁部を有し、前記他方の凹所は、前記トー部分に向かって概ね凸状をなす弧状の周縁部を有しており、前記凹所は、前方へ伸長して前記隆起部を二分割する垂直面に関して概ね鏡像関係で配列されることを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項20

請求項19のゴルフクラブヘッドにおいて、前記中央の隆起部の幅は、前記凹所の前方領域の間で前記前方壁に向かって増大することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項21

請求項19のゴルフクラブヘッドにおいて、前記底部壁は、後方に向かって発散する表面を有しており、該表面は、後方且つ上方に伸長する角度をなして、前記凹所の後方領域の間で前記隆起部の後方領域を越えて伸長することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項22

請求項21のゴルフクラブヘッドにおいて、前記凹所は下方を向いた表面を有しており、該表面は上方を向いた浅い皿型の形状を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項23

請求項19のゴルフクラブヘッドにおいて、前記底部壁の一部は、該底部壁によって形成される開口の周縁部に堅固に接続された周縁部を有するソールプレートによって形成され、これにより、前記ソールプレートは前記開口を閉じ、前記隆起部及び前記凹所の一部は前記ソールプレートによって形成されることを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項24

請求項19のゴルフクラブヘッドにおいて、前記凹所は、前記隆起部の両側部と弧状の関係で合流する表面を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項25

請求項19のゴルフクラブヘッドにおいて、前記前方壁は、前記隆起部及び凹所の前方において、最下方のU字形状の形態を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項26

請求項19のゴルフクラブヘッドにおいて、概ね連続する中空金属チューブを備え、該金属チューブは、前記ヒール部分のシェルの中で、前記シェルの頂部壁付近から前記シェルの底部壁付近まで伸長し、前記金属チューブは、クラブシャフトを収容するための孔を有し、該孔は、前記一方の凹所に整合されることを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項27

請求項22のゴルフクラブヘッドにおいて、前記下方を向いた表面は、前後方向において凹状を呈することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項28

請求項27のゴルフクラブヘッドにおいて、前記下方を向いた表面は、前記ヒール部分とトー部分との間の方向においても凹状を呈することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項29

請求項19のゴルフクラブヘッドにおいて、前記底部壁は、底部開口を形成するシェルのリムにその周縁部が接続されたソールプレートを有し、該ソールプレートは、前記凹所の主要な領域を形成することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項30

請求項21のゴルフクラブヘッドにおいて、前記底部壁は、底部開口を形成するシェルのリムにその周縁部が接続されたソールプレートを有し、該ソールプレートは、前記凹所の主要な領域を形成し、前記ソールプレートはまた、前記隆起部、並びに、後方に向かって発散する局部的に平坦な表面を形成することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

請求項31

請求項26のゴルフクラブヘッドにおいて、前記底部壁は、底部開口を形成するシェルのリムにその周縁部が接続されたソールプレートを有し、該ソールプレートは前記凹所の主要な領域を形成し、前記シェルは、前記チューブと一体の底部壁のプレートコーナ部を形成し、前記ソールプレートはまた前記コーナプレート部分に接続され、前記プレートのコーナ部は、前記隆起部と前記ヒール部分との間の前記一方の凹所の一部を形成することを特徴とするゴルフクラブヘッド。

技術分野

0001

本発明は、ゴルフクラブヘッド並びにそのようなゴルフクラブヘッドのセットに関する。

背景技術

0002

大型で薄肉ゴルフクラブメタルヘッドは、金属壁割れたり座屈を生ずるという問題点、並びに、ボール衝突する際に前方壁が過剰に変形するという問題点を有している。衝撃時(ヘッドがボールに当たる時)にフェースから発生する衝撃波を案内したり、邪魔したり、拡散させたり、変化させたりする機構を設けることにより、最適な壁部の厚みすなわち肉厚を維持しながら、衝撃すなわち衝撃波をメタルウッドの壁部の中で分散させる必要がある。

0003

また、上述の如きゴルフクラブヘッドの薄肉の底部壁すなわちソールプレート強化すると共に、ヘッドのストロークの間に上述の如き底部壁における抵抗力を減少させる必要もある。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の目的は上述の如き従来技術の問題点及び欠点を解消する構造を提供することである。

0005

すなわちは、本発明は、ヘッドの重量を増大させることなく、中空で金属製のゴルフクラブヘッド(ウッド)の寸法を増大させることを目的とする。詳細に言えば、本発明は、ボールの衝撃波をヘッドの前方壁から分散させ、これにより、前方壁のたわみを減少させると共に、そのような衝撃波を頂部壁、底部壁及び後方壁に吸収させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の改善されたヘッドは基本的に、打球面である前方壁と、底部壁と、隔置されたトー壁及びヒール壁とを備え、上記底部壁は、2つの浅い凹所を有しており、一方の凹所はヒール部分近くに位置し、また、他方の凹所はトー部分近くに位置しており、上記凹所はそのいずれの部分においても上記前方壁から後方へ隔置されており、一方の凹所は、トー部分に向かって概ね凸状を呈する弧状の周縁部を有している。

0007

上述の凹所は一般に、上方を向いた浅い皿型の形状を有する下方を向いた表面を有している。上記下方を向いた表面は、前後方向において凹状を呈し、該下方を向いた表面はヒール及びトーの方向においても凹状を呈する。

0008

本発明の実施例によれば、悪いライに位置するゴルフボールを「掘り出す」役割を果たす底部壁の構造が提供される。

0009

本発明の一実施例によれば、底部壁が、部分的に平坦で且つ後方に向かって発散する表面を有し、該表面が、後方且つ上方に伸長する角度をなして、上記凹所の後方領域の間で中央の隆起部の後方領域を越えて伸長する、上述の如きヘッドが提供される。上記平坦な表面は、後に説明するように皿型の凹所の周部に合流することができる。

0010

本発明の一実施例によれば、前方壁の後方で底部壁によって形成される開口を有する周縁部に堅固に接続された周縁部を有するソールプレートによって上記底部壁の一部が形成され、これにより、上記ソールプレートは上記開口を閉じ、上記中央の隆起部及び凹所の一部もソールプレートによって形成される。この点に関して、ソールプレートは一般に、上記浅い凹所の主要な領域を形成する。ヘッド本体のシェルはまた、シャフトを支持するチューブ構造と一体であって底部壁を強化するプレートコーナ部を形成し、上記ソールプレートはまた、上記プレートのコーナ部に接続されており、該コーナ部は、ヘッドのヒール部分に近接する一方の浅い凹所の一部を形成する。

0011

本発明の一実施例によれば、幅が狭い金属製の衝撃波分配デンドライトの第1のグループが提供され、該第1のグループのデンドライトは、シェルの頂部壁の下側に隣接して上記前方壁から概ね後方に伸長すると共に上記前方壁と一体になっており、上記デンドライトは、上記2つの浅い凹所に向かって突出し、上記底部壁は、デンドライトに向かって上方に向かって凹状を呈する上記凹所を形成する。

0012

第2のグループのデンドライトも設けられ、これらデンドライトは、頂部壁と一体になされると共に互いに隔置されるとと共に、後方且つ下方に伸長してシェルによって形成される後方壁に合流し、これにより、前方壁がゴルフボールと衝突することに応じて、デンドライトが底部壁から後方へ向かう荷重を拾う際に、後方へ向かう荷重を上記後方壁に伝達し、また、上記第2のグループのデンドライトは上記2つの浅い凹所に向かって突出する。

0013

上記デンドライトは、衝撃により生じたショックを伝達し、広げ、緩和し、且つ分布させ、これにより、そうでなければ前方壁及び頂部壁の間の接合部に作用する衝撃波の集中を減少させる。衝撃波はクラブヘッドがゴルフボールと高速で衝突することにより発生し、約161km/h(100マイル/h)のヘッドスピードを有するドライバの場合には、上記衝突の後にヘッドが1/2ミリ秒だけ停止する。プレートの皿型の壁部も、衝撃荷重の伝達に対して構造を強化する。

0014

本発明の一実施例によれば、下方に伸長してヘッドの内部に入り、シャフト収容開口を形成するホーゼル構造が提供される。該ホーゼル構造は、皿型のソールプレート及びヒールに対する前方壁の接続を強化すると共にホーゼルの重量を減少させ、これにより、その減少した重量をデンドライトを形成するために利用することができる。この点に関して、本発明は、同一の重量を有し且つデンドライトをもたないヘッドに比較して、より大きな全体的な体積を有するヘッドを提供することを可能とする。後に分かるように、上述の如き構造は、中空のヘッドの底部壁、トー壁、後方壁及びヒール壁を薄くすることを可能とする。

0015

本発明の一実施例によれば、接触したの相対的な運動(ゴルフクラブのスイングの間の)を制御し、これにより、上向きの力、すなわち、ヘッドのスイングの際の抵抗を減少させるようにヘッドに作用する力を発生させるヘッドの底部壁が提供される。

0016

本発明の他の実施例によれば、一組のゴルフクラブヘッドが提供され、各々のヘッドはシェルを備え、該シェルは、トー部分、ヒール部分、打球面を形成する前方壁、及び、頂部壁又は底部壁を有しており、上記打球面は垂直面に対してそれぞれの勾配を有し、上記底部壁は、中央の隆起部を有すると共に、浅い皿型の同様な2つの凹所を形成し、一方の凹所は、上記隆起部と上記ヒール部分との間に位置し、他方の凹所は上記隆起部とトー部分との間に位置し、上記凹所は共に上記前方壁の後方に位置しており、一方の凹所は、上記ヒール部分に向かって概ね凸状を呈する弧状の周縁部を有し、他方の凹所は、上記トー部分に向かって概ね凸状を呈する弧状の周縁部を有する。各々のヘッドの各々の凹所は下方を向いた表面を有することができ、各々のヘッドに関して、(i)トー及びヒールの方向において上記凹所を二分割する垂直面が、下方に向かって凹状の線に沿う上記凹所の表面に交差し、(ii)上記ヘッドに関して前後方向において上記凹所を二分割する垂直面が、下方に向かって凹状の線に沿う上記凹所の表面に交差する特徴を有する。

0017

また、各ヘッドの2つの凹状の凹所は一般に、上記ヘッドの前後方向において上記隆起部を二分割する垂直面に関して同様の形態を有している。各々のヘッドの凹所は下方を向いた表面を有することができ、更に、各ヘッドに関して、(i)ヘッドの底部壁が芝に係合する際に、上記下方を向いた表面の最後方の領域が、ヘッドの前方へのスイング経路に対して前方且つ上方に傾斜しており、(ii)これにより、ヘッドが上記経路に沿って前方へスイングされる際に、上記表面の最後方の領域が芝に係合することに応じてリフト力が生じ、該リフト力は、上記ヘッドの底部壁及びヘッドを上方に押圧するように作用する。

0018

本発明の他の実施例によれば、各々のヘッドに関して、上記底部壁は後方に向かって発散する表面(部分的に平坦にすることができる)を有し、該表面は、後方且つ上方に伸長する角度をなして、上記凹所の後方領域の間で上記隆起部の後方領域を越えて伸長し、これにより、ヘッドが芝に隣接して弧状に前方へスイングされた時の抵抗を減少させる。この点に関して、後方に向かって発散する表面並びに2つの凹所が、ヘッドの後方から見た場合に上方に向かって凸状をなす縁部を有する構成により、芝とのガイドされる係合及び上方へ向かう力の発生が促進される。また、各々のヘッドに関して、実質的に連続する中空の金属チューブを設けることができ、該金属チューブは、ヒール部分のシェルの中で、シェルの頂部壁付近からシェルの底部壁付近まで伸長すると共に、クラブシャフトを収容するための孔を有しており、該孔は上記一方の浅い凹所に整合される。

0019

本発明の他の実施例によれば、(a)垂直面から約9°傾斜した前方面を有するメタルウッド、(b)垂直面から約11°傾斜した前方面を有するメタルウッド、(c)2番メタルウッド、(d)4番メタルウッド、(e)5番メタルウッドの内の2あるいはそれ以上のメタルウッドを備える一組のゴルフクラブヘッドが提供される。

0020

本発明の他の実施例によれば、(a)少なくとも1つのヘッドが、ヘッドの前方から見てヘッドの最下方の表面からヘッド最上方の表面まで上方に測定した場合に、ヘッドの高さの約42乃至50%に位置する重心を有するか、あるいは、(b)少なくとも2つのヘッドの各々が、ヘッドの前方から見てヘッドの最下方の表面からヘッド最上方の表面まで上方に測定した場合に、ヘッドの高さの約42乃至50%に位置する重心を有することを特徴とする一組のゴルフクラブヘッドが提供される。

0021

本発明の更に別の実施例によれば、改善されたゴルフクラブヘッド、並びに、その製造方法が提供され、上述の如き利点がもたらされる。

0022

図面を参照すると、本発明の好ましい実施例のゴルフクラブ10が示されている。クラブ10は、ヘッド14に取り付けられたシャフト(下方部分だけが図示されている)を備えている。ヘッド14は、「ウッド」のクラブの形態であるが、金属から形成することもできる。図5乃至図8に示すように、ヘッドは中空の金属シェル16を備えており、この金属シェルにはポリウレタンであるのが好ましい発泡プラスチック充填材18が充填されている。

0023

シェル16はステンレス鋼から形成されるのが好ましく、当業界では周知の「ロストワックス(lost wax)」成形法によって製造することができる。シェル16は、本体部分20、並びに、該本体部分20の周囲に溶接されたソールプレート22の2つの部分として形成されている。

0024

シェルの本体部分20は、頂面24と、後方面26と、後方面26とは反対側の打球面すなわちフェース28とを備えている。フェース28は垂直面に対して角度をなしており、クラブのタイプ及び所望のロフト量によって決定される特定の「ピッチ」を有している。シャフト12付近のヘッド14の端部は一般に「ヒール」30と呼ばれており、一方、ヒール30とは反対側の端部は「トー」32と呼ばれている。図2に示すように、フェース28は一般にヒール30からトー32まで湾曲している。シェルの本体部分20は、前方壁28a及びヒール壁30aと一体に成形される底部のコーナ部34(図10に示す)を備えており、該コーナ部の表面はソールプレート22の表面と一致しており、また、上記コーナ部は、2つのシェル部分が互いに溶接された時に、ソールプレート22と協働して底面すなわちソールを形成する。

0025

図5を参照すると、シェル16のヒール壁30aには実質的に連続する中空のチューブ36が設けられており、該チューブは、頂面24の上方開口38から底面すなわちソールの下方開口40まで、シェルの本体部分20の底部コーナ部34を通って伸長している。チューブ36は実質的に均一な内径を有しており、その側壁にはシェルの内側に開口する内部開口すなわち内部オリフィス42が形成されている。オリフィス42は、製造プロセスの間にシェルの内部に発泡材料18を導入するための入口を提供する。

0026

チューブ36は、シャフト12の下方部をぴったりと収容するような寸法を有している。図3に示すように、上方開口38には放射状のリップ部43が設けられ、上方開口の縁部に衝撃が加わることによりシャフトに応力破壊が生ずる可能性を極力少なくしている。上方開口38から下方へ伸長するチューブ36の内壁の一部には、内ネジの形態であるのが好ましい溝、あるいは、同心円状の一連の段部44を設け、これにより、シャフトをチューブの中で良好に接着するための「グルーロック(glue lock)」をもたらすことができる。

0027

本発明の好ましい実施例においては、リップ部43は、ヘッドのヒール側端部の若干隆起した部分すなわち隆起部の端部に位置している。上記隆起部の高さは、クラブヘッドの頂面24の最も高い点によって形成される水平面200の高さよりも低いかあるいは上記水平面の高さと同一である。

0028

シャフト12は適宜な材料から形成される中空のチューブである。スチールが最も一般的な材料であるが、チタン及びグラファイトボロンを用いることもできる。シャフトをスチールで形成した場合には、シャフトの外側にクロームメッキをして腐食を極力少なくすることができる。シャフトの下方部にプラグすなわち栓46を詰めてシャフトの内側に湿分が入らないようにすることができる。プラグ46は、ナイロンエポキシ、ポリウレタン又はデルリンの如き適宜な弾性材料とすることができる。プラグ46は、シャフト壁部の環状の収縮部によってシャフトの中に保持することができる。ガラス繊維強化されたナイロンであるのが好ましい位置決めリング50を、シャフトの底端部52からチューブ36の長さに概ね等しい距離においてシャフトに接着する。

0029

シャフト12は、適宜なエポキシ接着剤、チューブ36の段部又はネジ44、及び、上述のように「グルーロック」をもたらすシャフトの収縮部によって、ヘッドに取り付けて良好な接着を行うことができる(シャフトの下方部のメッキは最初に取り除く。)。組み立ての際には、シャフトの下方部をチューブ36の中に挿入し、チューブの上方開口38にある放射状のリップ部43に位置決めリング40を当接させる。次に、シャフト12の底端部52をチューブの下方開口40から幾分突出させる。次に、上記底端部52を切断し且つ研磨し、これにより、図4及び図5に示すようにヘッドのソールと面を一致させる。

0030

上述の構造は、ネック又はホーゼルを用いることなく、シャフトをヘッドに取り付けることを可能とする。その結果、実質的に総てのヘッドの質量が、プレーヤからボールへエネルギを伝達することに貢献する「有効質量」となり、その結果、クラブヘッドの速度を減少させる「死荷重」はほとんど又は全く生じない。速度を減少させることなくクラブヘッドの有効質量を増大させることにより、プレーヤからボールへのエネルギの伝達がより効果的となり、これにより、プレーヤに努力を強いることなくショット距離を増大させることができる。

0031

また、外部ホーゼルがないので、シャフトの下方部はヘッドの略全体を伸長することができ、これにより、シャフトの底端部52の面をソールの面に一致させることができる。従って、外部ホーゼルを排除することにより、シャフトは、クラブヘッドのフェースの頂部と底部との間に形成される領域内に入り且つ該領域から出ることができる。上記領域は、「ボールコントロールゾーン」と呼ばれることがある。シャフトの下端部をコントロールゾーンの中に置き、また、シャフトを、例えばクラブヘッドのソールを通って、ヘッドシェルの中へ深く入れることにより、クラブフェース位置決めの感触すなわち「ヘッド感覚」が極めて良好となり、これにより、ショットをコントロールし易くし、プレーヤのボールを打つ技量を増大させ、更に、ボールに当たるフェースの位置に関係無く、ボールを打った実感を増大させる。クラブヘッドの有効質量の増大、並びに、シャフトの下端部が収容されている内側チューブ36によってもたらされるシャフトの下端部に対する堅固な支持によって、「ヘッド感覚」が更に改善される。

0032

また、ホーゼルを使用しないことにより、製造工程において多くの効果を得ることができる。例えば、ホーゼルによって占有されるであろう質量を、ヘッドの全質量を増大させることなく、ヘッドの有効質量に寄与することのできるクラブヘッドの部分に「再分配」することができる。この質量は、クラブヘッドの全寸法を増大させることにより追加することができるので最適である。

0033

ホーゼルを使用しないことによりもたらされる他の利点は、成形操作においてクラブヘッドをより均一に冷却することができることである。例えば、上向きのホーゼルがある場合には、ホーゼル及びクラブヘッドのシェルの残りの部分は不均一な速度で冷却し、これにより、クラブヘッド毎にロフト、ライ及びフェースアングル均一性欠く原因になる若干の曲がりを生ずることになる。

0034

本発明の好ましい実施例によるゴルフクラブは、図示の如きソールの形態を有する。

0035

図面に示すように、底部壁は、中央の隆起部60、並びに、2つの浅い凹所を形成した特徴を有する。一方の凹所は隆起部とヒール部分との間にあり、他方の凹所は隆起部とトー部分との間にある。上記凹所はそのいずれの位置においても前方壁から後方へ隔置されており、一方の凹所は、ヒール部分に向かって概ね凸状の弧状の周縁部を有しており、他方の凹所は、トー部分に向かって概ね凸状の弧状の周縁部を有している。そのような凹所の例として、隆起部60とトー32との間に皿型の凹所162が示されており、また、隆起部とヒール30との間に皿型の凹所164が示されている。

0036

凹所162の周部は、符号162a、162b、162c及び162dで示す環状の縁部経路に沿って伸長しており、凹所164も符号164a、164b、164c及び164dで示す環状の周縁経路に沿って伸長している。図示のように上記周縁経路は共に底部壁に位置している。それぞれの環状の周縁経路を含む平面から下方への各凹所の最大深さは約6.35mm(1/4インチ)であり、約1.59mm(1/16インチ)乃至約4.76mm(3/16インチ)であるのが好ましい。そのような深さは十分に深く、クラブのストロークの間に凹所の内側面162’及び164’が地面すなわちグランド直接摩擦接触しないようにし、また、地面との接触が起こった場合には中央の隆起部60の最下方の領域にそのような接触が限定されるようにする。また、上記凹所を形成する底部壁の領域162’、164’が上方に向かって反対方向すなわち両方向に窪んでいるので、底部壁の強度を増大すると共に、ボールを打つ際に前方壁28へ又は前方壁から伝達される衝撃荷重を伝達するための剛性が高まる。従って、底部壁の厚みを極力薄くし、「再分配」される金属がより大きな寸法のヘッドを提供することができる。

0037

また、各凹所の後方領域の間で隆起部の後方領域を越えて後方且つ上方へ向かう角度で伸長すると共に後方へ発散する表面を底部壁に設けることにも注意する必要がある。

0038

すなわち、浮き彫りされて上方に向かって角度をなす幾分平坦な追従面56が設けられている。この追従面は、湾曲した縁部56aから上方に伸長すると共に、上記縁部及びソールの中央とクラブヘッドの後方面26及びソールプレート22の間の接合部の追従縁部58との間に伸長している。表面56の最下方の湾曲部56aは隆起部60の後方端に隣接し、前方へ向かって伸長して符号60a、60bにおいて分岐し、これにより、クラブヘッドのフェース28の底部のU字形状の縁部に側方から合流している。

0039

追従面56は、水平面に対して約18°の角度Aをなして伸長するのが好ましい。角度Aは、クラブのタイプ並びにプレーヤの好みに応じて、±5°にわたって変化することができる。追従面56ボールが「フラット」に当たった時に、クラブヘッドのクロージング(closing)すなわち「フーディング(hooding)」を極力少なくし、同時に、クラブヘッド全体の空気力学的な抵抗を減少させてスイングの間の速度を極力大きくする。

0040

また、図1及び図2から分かるように、底部壁の輪郭の上述の組み合わせ、すなわち、隆起部がフロントフェースの後方へ下方に湾曲し、且つ、凹所162及び164の間に位置する形態は、ソールが芝すなわちターフ侵入して芝が凹所162、164に入るのを阻止し、これにより、凹所及び隆起部の下方に向かうU字形状の前方部を有するフロントフェースの侵入を、ソールの独特な形状に応じて制限する。隆起部がU字形状のフロントフェースに向かって前方に発散していることに注意する必要がある。

0041

従って、「悪いライ(lie)」にあるゴルフボールに確実に接近し、クラブヘッドのソールが芝があたかも水であるような感じで芝の上を滑るという特徴を有するクラブのストロークによって、ボールを「掘り出す」。より都合のよりライにあるゴルフボールに関しては、「掘り出し」は必要なく、改善された下向きのソールの形状すなわち「足跡」が芝に残る。

0042

図5図10及び図10を参照すると、ホーゼルチューブ36は、ヘッドのヒール部分の中空の内部の中へ下方に伸長し、シャフト12を収容するようになされている。従って、ホーゼルの重量は、ヒール付近の前方壁28の後ろ側のすぐ背後又はこれに接近して集中され、これにより、前方壁の打球質量に寄与する。

0043

また、ホーゼルの円筒形の壁部は、前方壁、底部壁及びヒール壁の接合部を補強する。また、底部壁22のプレートのコーナ部を形成するホーゼルの補強ウエブすなわち肉盛りにも注意する必要がある。上記コーナ部は、底部壁の凹所164の皿型の部分も形成する。ソールプレートをシェルに取り付ける時に、縁部99、99a、100、100aに沿って溶接部を形成することができる。

0044

本発明の他の重要な特徴によれば、第1のグループすなわち第1の組の幅の狭い金属製の樹脂状結晶すなわちデンドライトが設けられ、該デンドライトは前方壁28から概ね後方へ伸長して頂部壁及び上部壁24aの下側24b付近に至り、これら壁と一体になっている。例えばデンドライト118−123は、矢印120で示す水平方向において隔置されている。各デンドライトは頂部壁との接合部の前方壁に合流する前方端118a−123aを有している。前方壁28に合流するデンドライトの部分の幅を広げることもできる。上記デンドライトは、ボールが前方壁すなわちフロントフェースの高い位置に当たった時には特に、前方壁から頂部壁への衝撃により生ずるショックすなわち応力波を分配する目的を果たす。また、デンドライトは、金属製の薄い頂部壁24のひび割れ及び座屈を防止する役割を果たす。デンドライトは、約12.7mm(約1/2インチ)乃至約19.1mm(約3/4インチ)の間隔で隔置され、また、デンドライトの後方端が水平方向に隔置されていることに注意する必要がある。

0045

デンドライトの垂直方向の寸法「d」は、約1.27mm(0.050インチ)乃至約1.78mm(0.070インチ)の範囲であり、デンドライトは、その長さに沿いヘッドの内側に向かって約125°の凸状になっており、凹状の反対の側部126、127を有している(図12)。この点に関しては上述のように、前方壁の厚みは一般に、他の壁部の厚みよりもかなり大きく、その強度を増すと共に高い衝撃荷重を受けた時のひび割れを防止する。壁部の一般的な厚みに関して言えば、前方壁は、最大約3.05mm(.120インチ)であり、ソールプレートは、ソールプレートと交差するフロントフェースから突出する局部的な肉厚部分を設けた場合を除くと、最大約1.27mm(0.050インチ)であり、頂部壁は約0.76mm(0.030インチ)である。上記寸法は標準的な厚みよりも小さく、全体の重量に対してより大きなヘッド並びにより大きな慣性モーメントを与える。また、ボールの中心を外して打った場合により高い「寛容性」をもたらす。

0046

また、デンドライト118−123をそれぞれの長さに沿ってヘッドの内側壁の形状に合致させることにより、上方壁14全体に衝撃波を分散させることができる。壁部14は上方に突出している、すなわち、上方に向かって若干凸状になっていることに注意する必要がある。

0047

また、頂部壁の下側に隣接して概ね後方へ伸長すると共に該頂部壁と一体になった幅の狭い金属製のデンドライトの第2の組すなわち第2のグループも提供され、本第2の組は更に、概ね後方に伸長する第2の組のデンドライトと交差する概ね水平方向に伸長するデンドライトを備えている。第2の組のデンドライトは、第1の組のデンドライトよりもヘッドの前方壁から離れて位置しており、後方へ伸長する第2の組のデンドライトは、水平方向において隔置されるかあるいは分岐され、第2の組のデンドライトの垂直方向の寸法は約1.27mm(0.050インチ)乃至約2.54mm(0.100インチ)である。例えば、5つのデンドライト138−142は、デンドライト118−123から後方へ隔置された単一のデンドライト137に沿う別個の点から後方へ伸長する独特な形態を有している。

0048

デンドライト138−142は概ね後方へ伸長してヘッドの概ね湾曲した後方壁26aと合流し、これにより、デンドライトが頂部壁24aからの荷重を受けた時に、後方への負荷を上記壁部に伝達する。

0049

デンドライト137−142は、デンドライト118−123と概ね同一の形態並びに寸法を有している。従って、デンドライト137−142は、同一の衝撃又は応力波分配機能を果たし、これにより、後方壁との接合部146における薄肉の頂部壁のひび割れ及び座屈を極力少なくする。デンドライト137−142は、それぞれの長さに沿って頂部壁の形状に合致することにも注意する必要がある(図14参照。)。また、デンドライト137−142の後方端は、例えば図14の符号139aに示すように、後方壁26aの内側付近で下方に曲がっている。

0050

デンドライトは、上方に向かって皿型の壁部162’、164’に向かって伸長しており、これにより、ボールがフロントフェース28の比較的上方の位置又は比較的下方の位置に当たっても、頂部壁及び底部壁は共に補強されて衝撃荷重を後方へ伝達する。

0051

本発明の更に別の重要な特徴によれば、頂部壁、底部壁、前方壁、後方壁、トー壁及びヒール壁を形成する金属製のシェルを備えるゴルフクラブヘッドが提供され、該ゴルフクラブヘッドにおいては、(a)上記底部壁は皿型の壁領域を有しており、(b)上記皿型の壁領域は、底部壁が芝に係合する際に、ヘッドのスイング経路に対して前方且つ上方に傾斜する下方を向いた面手段を形成し、従って、相対的に後方へ移動する芝は、上記傾斜した面手段に係合して底部壁及びヘッドを上方へ押圧するように作用するリフト力を発生し、これにより、抵抗が減少してより多くの運動エネルギをボールに伝えることができる。

0052

また、底部壁は、概ね前方に伸長し下方を向いた中央の隆起部60も備えており、上記皿型の壁領域は、上記隆起部の両側に設けられる皿型の領域162、164をそれぞれ有するのが好ましい。上記2つの皿型の領域は各々、上記傾斜した面手段(上記皿型の領域162、164の後方にある)の一部を形成し、これにより、上方へのリフト力が上記隆起部の両側に生じ、ヘッドに与えられる上方のリフトねじれによりバランスさせる。

0053

最後に、芝を制御するヘッドの底部壁は、必要に応じて、ヘッドの残りの部分と一体に成形又は鋳造することができる。すなわち、上記底部壁を別個に形成し、別個に成形されたヘッドによって形成されるリムにその後溶接する必要はない。そのような形成は、金属材料又は非金属材料を用いて鋳造又は型成形することにより行うことができる。

0054

底部壁及び/又はヘッドの残部は金属以外の材料から形成することができる。

0055

本明細書においては、芝又は「ターフ」は、草、雑草、砂、、並びに、ヘッドの底部壁に接触して移動される他の材料を意味する。

0056

図15乃至図21を参照すると、図示のメタルウッドのヘッド200は、垂直面から9°の傾斜β(図19)を有するフロントフェースを有している。すなわち、このウッドはドライバである。図22乃至図27に示すメタルウッドのヘッド250は図15乃至図21のヘッドと同様であるが、フロントフェース251が垂直面からの11°の傾斜γを有している(図26参照)。図28乃至図33のメタルウッドのヘッド300は図22乃至図28のヘッドと同様であるが、フロントフェース301は、11°よりも大きな角度Δを有しており、このウッドは2番ウッドである。従って、このヘッドの全体的な寸法は、図15乃至図27のヘッドの寸法よりも若干小さい。図34乃至図39のヘッド350は図28乃至図33のヘッドと同様であるが、フロントフェース351の垂直面からの角度勾配θは、図28乃至図33の2番ウッドの角度勾配よりも大きく、図37乃至図39のヘッド350は4番ウッドである。ヘッド350の高さを含む全体的な寸法は、図28乃至図33のヘッドの寸法よりも若干小さい。最後に、図40乃至図45のヘッド400は図34乃至図39のヘッドと同様であるが、そのフロントフェース401の垂直面からの角度勾配は図34乃至図39のヘッドの角度勾配よりも大きく、このヘッド401は5番ウッドである。ヘッド400の高さを含む全体寸法も図34乃至図39のヘッド350の寸法よりも若干小さい。ヘッド200、250、300、350及び400は、一般にはゴルファのゴルフバッグの中に入れて運ばれる一組の類似の及び関連するヘッドを構成する。これらヘッドの底部壁の形態は、図1乃至図14のヘッドの底部壁の形態に類似していることに注意する必要がある。

0057

図15乃至図45の同様の形態を有する一例として図28乃至図33のヘッド300を参照すると、このヘッドは、トー部分32aと、ヒール部分30aと、打球面301を形成する前方壁301aと、頂部壁24aと、底部壁22aと有するシェルを備えており、上記各打球面は垂直面に対してそれぞれ角度をなしており、各ヘッドの底部壁は中央の隆起部60aを有すると共に、2つの同様な皿型の浅い凹所162’、164’を形成しており、一方の凹所は隆起部とヒール部分との間にあり、他方の凹所は隆起部とトー部分との間にある。上記凹所は前方壁301aの後方に位置しており、一方の凹所164’は、ヒール部分に向かって概ね凸状に伸長する弧状の周縁部164c’を有しており、他方の凹所162’は、上記トー部分に向かって概ね凸状に伸長する弧状の周縁部162c’を有している。図示のように、各々の凹所162’、164’は下方を向いた表面を有しており、更に各ヘッドは、(i)トー及びヒールの方向において凹所を二分割し、下方に向かって凹状の線(図46参照)に沿って凹所の表面に交差する垂直な平面180と、(ii)ヘッドの前後方向において各凹所を二分割し、下方に向かって凹状の線(図48及び図49参照)に沿って凹所の表面に抗させる垂直な平面とを備えている。また、各ヘッドの2つの凹所は、上記ヘッドの前後方向において上記隆起部を二分割する垂直な平面に関して同様な形態(図30参照)を有している(図47参照)。

0058

各凹所は下方を向いた表面を有しており、更に各ヘッドに関して、(i)上記下方を向いた表面の最後方の領域162d’、164d’が、ヘッドの底部壁が芝に係合するする際に、ヘッドの前方のスイング経路に関して前方且つ上方に傾斜しており(図30図48及び図49)、(ii)これにより、上記経路に沿ってヘッドを前方にスイングした時に、上記表面の最後方の領域が芝に係合することに応じて、バランスされたリフト力が生じ、上記リフト力は、上記ヘッドの底部壁及びヘッドを上方に押圧するように作用する。

0059

中央の隆起部60aの幅60a’は、2つの凹所162’、164’の前方領域の間で前方壁に向かって増大する。隆起部の後方領域を越えると、底部壁は、後方且つ上方に伸長して後方に向かって発散する表面56aを有しており、該表面は、例えば平坦にすることができる。上記表面は、ヘッドの前方壁から概ね等しい距離にある尖端において凹所と合流し、バランスされたリフト力の発生に寄与する。図10及び図11の場合のように、底部壁22aは、該底部壁によって形成される開口の境界縁部に堅固に接続された周縁部を有するソールプレートによって部分的に形成することができ、これにより、ソールプレートは上記開口を閉じ、上記隆起部及び凹所はソールプレートによって部分的に形成される。図5に関して上で説明したように、また、図46に示すように、実質的に連続する中空の金属チューブ(図5に符号36で示す)が設けられており、該金属チューブは、ヒール部分付近においてシェルの頂部壁からシェルの底部壁までシェルの中で伸長している。上記金属チューブは、クラブシャフトを収容する孔を有しており、該孔は、一方の浅い凹所に整合されている。上記孔の軸線は、符号182で示す位置において浅い凹所164’と交差し、上記孔の壁部は、符号183で示す位置において上記凹所と楕円形状で交差することができる。

0060

また、底部壁すなわちソールプレート22aは、浅い凹所162’、164’の主要な領域を画成する。各々の凹所は下方を向いた表面を有しており、該表面は前後方向において下方に凹状になっている。各々の凹所の下方を向いた表面もトー及びヒールの方向において下方に凹状になっている。

0061

図33を参照すると、凹所162’、164’は縁部162e’、164e’を有しており、これら縁部は、ヘッドの後方から見た場合に、上方に向かって凸状になっている。平坦で面取りされた表面56aの後方の縁部56aaも図33において上方に向かって凸状になっており、縁部162e’、164e’の概ね中間に位置している。そのような凸状の縁部は、図33で見た場合に弧状の列として伸長し、V字形状を画成している。上向きのリフト力のベクトルは符号190、191に生じ、そのようなベクトルは、上述のように、皿型の凹所の表面の傾斜した後方部分の傾斜した後方部が芝に係合することにより生ずる。上記ベクトルは上方に且つ互いの方に向かう角度を有していることに注意する必要がある。

0062

図15乃至図45のヘッドの各々は概ね同一の構造を有しており、対応する要素には同一の符号が付されている。一般的に言えば、各々のヘッドの底部壁は上方に向いた皿型の壁領域を有しており、該壁領域は、底部壁が芝に係合する際に、ヘッドのスイング経路に対して前方且つ上方に傾斜する下方を向いた面手段を形成し、これにより、相対的に後方へ移動する芝は、底部壁及びヘッドを上方へ押圧するように作用するリフト力を発生する上記傾斜した面手段に係合する。より詳細には、上方に向かう皿型の壁領域は、中央の隆起部のトー側及びヒール側に2つの皿型の浅い凹所をそれぞれ形成する。上記凹所はそのどの部分においても上記前方壁から後方へ隔置されており、一方の凹所は、ヒール部分に向かって概ね凸状である弧状の周縁部を有し、他方の凹所は、トー部分に向かって概ね凸状である弧状の周縁部を有しており、上記両凹所は、上記隆起部を二分割する前方に伸長する垂直面に関して概ね鏡像関係で配列されている。

0063

図15乃至図45のヘッドの内部構造は、必要に応じて図1乃至図14の内部構造と同一にすることができ、従って、図1乃至図14に関して説明した態様で薄肉のヘッド構造を補強するデンドライトを設けることができる。

0064

ヘッドの中のプラスチック製の充填材料が符号196で示されている。

0065

図18を再度参照すると、ヘッドは更に以下の特徴を有している。すなわち、(i)皿型の凹所162’、164’は、前方に伸長して隆起部60a’を二分割する垂直面400に関して、概ね鏡像関係になるように配列され、(ii)皿型の凹所の最後方の領域162d’の収斂する後方の終端部は、表面すなわち面取り部56aによって形成される尖端210と交差し、皿型の凹所の最後方の領域164d’の収斂する後方の終端部は、面取り部56aによって形成される尖端211と交差する。上記尖端は更に、図示のように、上記面取り部がヘッドの丸い底面213と交差する点、並びに、上記面取り部が隆起部の最後方の領域及び最後方の発散する領域と交差する点によって形成される。尖端210、211は、ヘッドのフロントフェース201から概ね等距離にあり、これにより、上記面取り部は、凹所の最後方の領域162d’、164d’の間に位置する。

0066

(iii)平面400も面取り部を分割し、これにより、尖端210、211は当該平面から概ね等しい距離に位置し、平面400はまた、ヘッドの最後方の領域213aと交差する。隆起部60aは前方に向かって発散することに注意する必要がある。

0067

図24図30図36及び図42にも示される上述の特徴は、上述のバランスされたリフト力を発生することに貢献する。

図面の簡単な説明

0068

図1本発明を具体化するゴルフクラブヘッドの立面図である。
図2図1のヘッドの底部の平面図である。
図3図1のヘッドのトー側端部の立面図である。
図4図1のヘッドのヒール側端部の立面図である。
図5図2の線5−5に沿う断面図である。
図6図2の線6−6に沿う断面図である。
図7図5の線7−7に沿う断面図である。
図8図5の線7−7に沿う断面図である。
図9図1のクラブヘッドの底部、後方部及びヒール側端部を示す斜視図である。
図10ソールプレートを取り付ける前の図1のヘッドの底部を示す平面図である。
図11図10に示す底部開口に嵌合するソールプレートの平面図である。
図12樹脂状結晶構造を示す部分断面図である。
図13ヘッドの前方壁から後方へ伸長する樹脂状結晶を示す部分断面図である。
図14ヘッドの頂部壁及び後方壁付近で後方且つ下方へ伸長する樹脂状結晶を示す部分断面図である。
図159°の傾斜のフロントフェースを有するドライバのヘッドの頂部領域、前方領域及びトー領域を示す斜視図である。
図16図15のヘッドの平面図である。
図17図15のヘッドのフロントフェースの立面図である。
図18図15のヘッドの底面図である。
図19図15のヘッドのトー側端部の立面図である。
図20図15のヘッドのヒール側端部の立面図である。
図21図15のヘッドの後方立面図である。
図22図15乃至図21のヘッドと同様であるが11°の傾斜のフロントフェースを有するゴルフクラブヘッドの平面図である。
図23図22のヘッドのフロントフェースの立面図である。
図24図22のヘッドの底面図である。
図25図22のヘッドのトー側端部の立面図である。
図26図22のヘッドのヒール側端部の立面図である。
図27図22のヘッドの後方立面図である。
図28図15乃至図27のヘッドと同様であるが2番ウッドとして形成されたゴルフクラブヘッドの平面図である。
図29図28のヘッドのフロントフェースの立面図である。
図30図28のヘッドの底面図である。
図31図28のヘッドのトー側端部の立面図である。
図32図28のヘッドのヒール側端部の立面図である。
図33図28のヘッドの後方立面図である。
図34図15乃至図33のヘッドと同様であるが4番ウッドとして形成されたゴルフクラブヘッドの平面図である。
図35図34のヘッドのフロントフェースの立面図である。
図36図34のヘッドの底面図である。
図37図34のヘッドのトー側端部の立面図である。
図38図34のヘッドのヒール側端部の立面図である。
図39図34のヘッドの後方立面図である。
図405番ウッドとして形成された図34図39のヘッドと同様のゴルフクラブの上面図である。
図41図40のヘッドのフロントフェースの立面図である。
図42図40のヘッドの底面図である。
図43図40のヘッドのトー側端部の立面図である。
図44図40のヘッドのヒール側端部の立面図である。
図45図40のヘッドの後方立面図である。
図46図30の線46−46に沿う断面図である。
図47図30の線47−47に沿う断面図である。
図48図46の線48−48に沿う断面図である。
図49図46の線46−46に沿う断面図である。

--

0069

10ゴルフクラブ12シャフト
14ヘッド16シェル
22底部壁24頂部壁
26後方壁28前方壁
30ヒール30aヒール壁
32 トー 118−123デンドライト
162、164 凹所

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