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目的
構成
概要
背景
概要
入力部に設けられた加熱キーを操作している間加熱手段を動作させることができるので、加熱動作終了後に加熱不足が生じた場合に被加熱物の加熱状態を見ながら最適な仕上がり状態に被加熱物を加熱する。
加熱室に入れられた被加熱物を加熱するマグネトロン4と、加熱条件を入力する入力部10と、入力部10に設けられた加熱キーと、加熱キーが操作されている間マグネトロン4を動作させる制御部5とを具備している。加熱キーを操作している間、制御部5がマグネトロン4を動作させているので、使用者が被加熱物の加熱状態を見ながら被加熱物を加熱し、最適な仕上がり状態になったときに加熱キーの操作を止めるとマグネトロン4での加熱を停止し、被加熱物を簡単な操作で最適な仕上がり状態に加熱する。
目的
本発明の加熱調理器は上記の問題に鑑みてなされたものであり、入力部に設けられた加熱キーを操作している間加熱手段を動作させることができるので、加熱動作終了後に加熱不足が生じた場合に被加熱物の加熱状態を見ながら最適な仕上がり状態に被加熱物を加熱することをを目的とするものである。
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 2件
- 牽制数
- 1件
この技術が所属する分野
技術分野
背景技術
0002
従来の加熱調理器は、調理器本体に被加熱物を入れる加熱室を設け、該加熱室に入れられた被加熱物を加熱する加熱手段(ヒータ,マグネトロン)を設け、加熱時間や加熱出力等の加熱条件を入力する入力部を設け、該入力部の入力条件に基づいて上記加熱手段の動作を制御する制御部を設けていた。そして、上記入力部には1回の操作により所定時間(例えば1分)だけ加熱時間を入力する入力キーが設けられていた。
発明が解決しようとする課題
0004
上記構成の加熱調理器においては、入力キーの操作により加熱時間を所定時間だけ入力若しくは延長して加熱動作を行うものであるため、加熱動作終了後に被加熱物の加熱が不足して入力キーの操作により加熱動作を継続させて行うと、所定時間だけ加熱時間が延長されるので被加熱物を加熱し過ぎてしまう虞れがあり、良好な加熱状態を得ることができないという問題があった。
0005
本発明の加熱調理器は上記の問題に鑑みてなされたものであり、入力部に設けられた加熱キーを操作している間加熱手段を動作させることができるので、加熱動作終了後に加熱不足が生じた場合に被加熱物の加熱状態を見ながら最適な仕上がり状態に被加熱物を加熱することをを目的とするものである。
課題を解決するための手段
0006
本発明の加熱調理器は上記の目的を達成するために、被加熱物を入れる加熱室と、該加熱室に入れられた被加熱物を加熱する加熱手段と、加熱時間や加熱出力等の加熱条件を入力する入力部と、上記入力部に設けられた上記加熱手段を動作させる加熱キーと、該加熱キーが操作されている間上記加熱手段を動作させる制御部とを具備している。また、上記制御部は、上記加熱キーが一定時間若しくは所定回数以上操作された場合に上記加熱手段の動作を停止する。更に、上記制御部は、加熱終了後若しくは加熱室を開閉するドアーの開閉後または入力部の他のキーの操作後、一定時間以内に上記加熱キーが操作されたときのみ上記加熱手段を動作させる。
0007
上記構成の加熱調理器は、加熱キーを操作している間、制御部が加熱手段を動作させているので、使用者が被加熱物の加熱状態を見ながら被加熱物を加熱し、最適な仕上がり状態になったときに加熱キーの操作を止めると加熱手段での加熱を停止し、被加熱物を簡単な操作で最適な仕上がり状態に加熱する。また、加熱キーの操作による加熱手段の動作を所定時間若しくは所定回数だけ行うので、不必要な長時間の加熱動作若しくは短時間の加熱手段のオン,オフを防止する。更に、加熱キーによる加熱手段の動作を加熱終了後若しくは加熱室を開閉するドアーの開閉後または入力部の他のキーの操作後、一定時間以内のみとしているので、誤操作による加熱手段の動作を防止している。
0008
本発明の加熱調理器例えば電子レンジの構成を図1とともに説明すると、1は加熱調理器の全体を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す。)であり、該マイコン1は被加熱物に応じた加熱時間や加熱出力の加熱条件等を記憶する記憶部2、加熱時間を計時するタイマー3、加熱手段であるマグネトロン4の動作を制御する制御部5、判定部6から構成されている。
0009
7は上記マイコン1に電源を供給するとともに電源同期信号を生成する電源部、8は調理時間や時刻,加熱出力等を表示する表示部、9は加熱動作の終了を報知する報知部、10は加熱時間や加熱出力を入力する入力部、11は加熱室を開閉するドアーの開閉を検知するドアースイッチである。上記入力部10には、上記マグネトロン4を動作させる加熱キーであるタッチオンキーが設けられており、上記制御部5は該タッチオンキーが操作されている間上記マグネトロン4の動作を行う。
0010
上記構成の電子レンジの第1実施例の動作を図2のフローチャートとともに説明すると、入力部10からのキー入力が有るかどうか(キーが操作されたか否か)を判断し、キー入力が有る場合にはその入力されたキーがタッチオンキーで有るか否かを判断し、タッチオンキーで有る場合には制御部5がマグネトロン4を動作させて加熱制御を行い、入力されたキーが通常のキー(加熱時間の設定キー等)の場合には通常の制御処理を行う。
0011
そして、タッチオンキーが押し続け(操作)られているかどうかを判断し、タッチオンキーが押し続けられている場合は、上記マグネトロン4の動作を継続して行い、タッチオンキーが押し続けられていないときには、上記マグネトロン4の動作を停止し加熱動作を停止する。
0012
このタッチオンキーは、通常の加熱動作終了後に被加熱物の加熱が不足しているときに、使用者が被加熱物の加熱状態を見ながら操作することにより、加熱動作を継続させて行い、被加熱物を最適な仕上がり状態に加熱するために用いるものである。また、通常の加熱動作の終了後に限らず、タッチオンキーを最初から操作して被加熱物の加熱動作を行ってもよい。
0013
次に、上記構成においてタッチオンキーを加熱動作のスタートキーと兼用させたときの動作を図3のフローチャートとともに説明する。タッチオン・スタートキー(タッチオンキーとスタートキーを兼用したキー)が押された否かを判断し、タッチオン・スタートキーが押されたと判断した場合に、このタッチオン・スタートキーが押される前に加熱時間等が先に設定されているかどうかを判断し、加熱時間等が設定されている場合には、通常のスタートキーとして処理を行い、加熱時間等が設定されていない場合にはタッチオンキーとして動作させ、図2のフローチャートに示された動作を行う。
0014
図4のフローチャートにおいて、タッチオンキーによる加熱動作の実行時に加熱出力を設定可能にした例を説明すると、タッチオンキーが押されたかどうかを判断し、タッチオンキーが押された場合にはこのタッチオンキーが押される前にパワーレベルキーにより加熱出力が設定されているかどうかを判断し、設定されている場合にはその設定された加熱出力によりマグネトロン4を動作させ、設定されていない場合にはフルパワーの加熱出力でマグネトロン4を動作させる。
0015
図5のフローチャートにおいて、タッチオンキーが押されている間のタッチオン機能のカウントアップ表示機能の動作を説明すると、タッチオンキーが押されたかどうかを判断し、タッチオンキーが押されている場合にはこのタッチオンキーの押されている時間をカウントアップし、表示部8で表示を行う。
0016
図6のフローチャートにおいて、タッチオンキーが押されている間のタッチオン機能の加熱時間制限機能の動作を説明すると、タッチオンキーが押されたかどうかを判断し、タッチオンキーが押されている場合にはこのタッチオンキーの操作によるマグネトロン4の動作時間を計時し、この計時時間が予め設定した所定時間例えば3分になるとタッチオンキーが押され続けていても、タッチオンキーによるタッチオン機能をキャンセルし、マグネトロン4の動作を停止させる。
0017
図7のフローチャートにおいて、タッチオンキーが押されている間のタッチオン機能の連続加熱回数制限機能の動作を説明すると、タッチオンキーが押されたかどうかを判断し、タッチオンキーが押されている場合にはこのタッチオンキーの操作によるマグネトロン4の動作回数をカウントし、この動作回数が予め設定した加熱制限回数である所定回数例えば3回になると再度タッチオンキーが押されても、タッチオンキーによるタッチオン機能をキャンセルし、マグネトロン4の動作は行わない。
0018
図8のフローチャートにおいて、タッチオンキーの受け付け行うか否かのタッチオン機能の入力状態制限機能の動作を説明すると、タッチオンキーが押されたかどうかを判断し、タッチオンキーが押されている場合にはこのタッチオンキーが調理終了後(加熱動作終了後)一定時間例えば1分以内に押されたかどうかを判断し、1分以内に押されている場合にはマグネトロン4の動作を行い、1分に押されていない場合には、ドアーの開閉後1分以内に押されたかどうかを判断し、1分以内に押されている場合にはマグネトロン4の動作を行い、1分以内に押されていない場合には、他の入力部10のキーの入力後1分以内に押されたかどうかを判断し、1分以内に押されている場合にはマグネトロン4の動作を行い、1分に押されていない場合には、マグネトロン4の動作は行わない。
発明の効果
0019
本発明の加熱調理器は上記のような構成であるので、使用者が被加熱物の加熱状態を見ながら被加熱物を加熱し、最適な仕上がり状態になったときに加熱キーの操作を止めると加熱手段での加熱を停止し、被加熱物を簡単な操作で最適な仕上がり状態に加熱することができる。また、加熱キーの操作による加熱手段の動作を所定時間若しくは所定回数だけ行うので、不必要な長時間の加熱動作若しくは短時間の加熱手段のオン,オフを防止することができる。更に、加熱キーによる加熱手段の動作を加熱終了後若しくは加熱室を開閉するドアーの開閉後または入力部の他のキーの操作後、一定時間以内のみとしているので、誤操作による加熱手段の動作を防止することができる。
図面の簡単な説明
0020
図1本発明の加熱調理器である電子レンジを示すブロック図である
図2本発明の電子レンジの第1実施例を示す第1フローチャートである。
図3本発明の電子レンジの第2実施例を示す第2フローチャートである。
図4本発明の電子レンジの第3実施例を示す第3フローチャートである。
図5本発明の電子レンジの第4実施例を示す第4フローチャートである。
図6本発明の電子レンジの第5実施例を示す第5フローチャートである。
図7本発明の電子レンジの第6実施例を示す第6フローチャートである。
図8本発明の電子レンジの第7実施例を示す第7フローチャートである。
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0021
1マイコン
2 記憶部
3タイマー
4マグネトロン
5 制御部
6 判定部
7電源部
8 表示部
9報知部
10 入力部
11ドアースイッチ