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技術 発電プラントの運転監視装置

出願人 株式会社東芝
発明者 佐藤博金崎雄二岡本卓也
出願日 1993年12月22日 (27年0ヶ月経過) 出願番号 1993-345568
公開日 1995年7月14日 (25年5ヶ月経過) 公開番号 1995-177624
状態 未査定
技術分野 中央制御用監視机 制御系の試験・監視
主要キーワード 許容偏差値 時刻偏差 計算結果情報 起動開始時刻 昇圧操作 CRT表示 計算時刻 プラント補機
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年7月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

目的

発電プラント運転予定運転スケジュール通り進行しているか否かを容易に運転員に知らせることである。

構成

発電プラントの起動から起動完了までの各々の操作項目操作開始予定時刻を運転スケジュールとして予め算出し、運転スケジュールにおける各々の運転ステージ開始予定時刻を予定進行表として表示器に表示する予定進行表示手段と、運転ステージの実際の開始時刻実績進行表として表示器に表示する実績進行表示手段とを備えている。

概要

背景

一般に、発電プラント起動から起動完了までの運転操作は、以下のようにして行われる。まず、発電プラントの起動にあたっては、主機であるボイラの起動に先立ちボイラ給水系クリーンアップを行い、補機であるボイラ給水ポンプを起動する。そして、ボイラの起動、例えばバーナ点火操作、蒸気昇温昇圧操作等を行い、主蒸気タービン通気の条件を満たすようになると、主蒸気をタービンに通気し、タービンを起動する。タービンが定格回転数まで立ち上がると、発電機を起動し発電機を電力系統並入して発電プラントの起動完了となる。

この様な発電プラントの起動から起動完了までの運転操作は、自動化されており計算機からの指令により実行されている。この場合、運転員は計算機による運転操作がどこまで進行しているのかを把握する必要がある。そこで、従来においては、図29に示すように、CRT表示装置に運転操作の進行表を表示していた。

即ち、発電プラントの起動から起動完了までの運転操作を複数個運転ステージ、例えば、起動、点火、通気、並入〜起動完了等に分割して表示していた。この各々の運転ステージに、発電プラントの起動から起動完了までに必要な操作項目、例えば、上述のバーナ点火操作、蒸気の昇温昇圧操作等がそれぞれ含まれていることになる。

従来においては、各々の運転ステージに含まれる操作項目が操作完了した運転ステージについては、その運転ステージの操作は完了したとしてその表示をしていた。

概要

発電プラントの運転が予定運転スケジュール通り進行しているか否かを容易に運転員に知らせることである。

発電プラントの起動から起動完了までの各々の操作項目の操作開始予定時刻を運転スケジュールとして予め算出し、運転スケジュールにおける各々の運転ステージの開始予定時刻を予定進行表として表示器に表示する予定進行表示手段と、運転ステージの実際の開始時刻実績進行表として表示器に表示する実績進行表示手段とを備えている。

目的

従って、本発明の目的は、発電プラントの運転が予定の運転スケジュール通り進行しているか否かを容易に運転員に知らせることのできる発電プラントの運転監視装置を得ることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

発電プラント起動から起動完了までの運転操作複数個運転ステージに分割して各々の操作項目を操作していくようにした発電プラントの運転監視装置において、前記発電プラントの起動から起動完了までに操作が必要とされる各々の操作項目の操作開始予定時刻を前記発電プラントからのプロセス信号に基づいて算出する運転スケジュール計算手段と、ここで計算された前記各々の操作項目の操作開始予定時刻のうち前記運転ステージにおける最初の操作項目の操作開始予定時刻を運転ステージ開始時刻として抽出する計算時刻抽出手段と、この計算時刻抽出手段で抽出された前記運転ステージ開始予定時刻予定進行表として表示器に表示する予定進行表示手段と、前記運転ステージにおける最初の操作項目の操作開始実績時刻を運転ステージ開始実績時刻として前記発電プラントから入力する実績時刻収集手段と、この実績時刻収集手段で収集した前記運転ステージ開始実績時刻を実績進行表として前記表示器に表示する実績進行表示手段とを備えたことを特徴とする発電プラントの運転監視装置。

請求項2

前記計算時刻抽出手段で抽出した前記運転ステージ開始予定時刻と前記実績時刻収集手段で収集した前記運転ステージ開始実績時刻とを前記各々の運転ステージ毎に比較し予め定めた偏差を超えたときは警告を発する警報出力手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の発電プラントの運転監視装置。

請求項3

前記予定進行表及び前記実績進行表における各々の前記運転ステージを運転員が選択するための要求入力手段と、この要求入力手段で選択された前記運転ステージの前記予定進行表における前記運転ステージ開始予定時刻と前記実績進行表における前記運転ステージ開始実績時刻との起点を一致させて前記予定進行表及び前記実績進行表を表示する表示変換手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発電プラントの運転監視装置。

請求項4

前記発電プラントの運転操作がいずれの前記運転ステージまで進行しているかを判断する運転運転ステージ判断手段と、この運転運転ステージ判断手段で判断された前記運転ステージにおける前記操作項目の操作が終了しているか否かを判断しその判断結果を前記表示器に表示するための運転運転ステージ内状況判断手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の発電プラントの運転監視装置。

技術分野

0001

本発明は、発電プラント起動から起動完了までの運転操作複数個運転ステージに分割して各々の操作項目を操作していくようにした発電プラントの運転監視装置に関する。

背景技術

0002

一般に、発電プラントの起動から起動完了までの運転操作は、以下のようにして行われる。まず、発電プラントの起動にあたっては、主機であるボイラの起動に先立ちボイラ給水系クリーンアップを行い、補機であるボイラ給水ポンプを起動する。そして、ボイラの起動、例えばバーナ点火操作、蒸気昇温昇圧操作等を行い、主蒸気タービン通気の条件を満たすようになると、主蒸気をタービンに通気し、タービンを起動する。タービンが定格回転数まで立ち上がると、発電機を起動し発電機を電力系統並入して発電プラントの起動完了となる。

0003

この様な発電プラントの起動から起動完了までの運転操作は、自動化されており計算機からの指令により実行されている。この場合、運転員は計算機による運転操作がどこまで進行しているのかを把握する必要がある。そこで、従来においては、図29に示すように、CRT表示装置に運転操作の進行表を表示していた。

0004

即ち、発電プラントの起動から起動完了までの運転操作を複数個の運転ステージ、例えば、起動、点火、通気、並入〜起動完了等に分割して表示していた。この各々の運転ステージに、発電プラントの起動から起動完了までに必要な操作項目、例えば、上述のバーナ点火操作、蒸気の昇温昇圧操作等がそれぞれ含まれていることになる。

0005

従来においては、各々の運転ステージに含まれる操作項目が操作完了した運転ステージについては、その運転ステージの操作は完了したとしてその表示をしていた。

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、このような従来のものでは、単に実際の運転の進行を表示しているだけであるので、現在進行している操作が予定運転スケジュールよりも遅れているのか、進んでいるのか、この進行表示だけでは判断できない。また、表示されているのは運転ステージだけであり、運転ステージに含まれる各々の操作項目の進行度合を判断することは困難であった。従って、後に運転操作が遅れていると判っても予定の運転スケジュールを守ることができないことがあった。このように従来のものでは、運転員の判断によるところが大きく、正確に運転の進行度合を判断することが難しいものであった。

0007

従って、本発明の目的は、発電プラントの運転が予定の運転スケジュール通り進行しているか否かを容易に運転員に知らせることのできる発電プラントの運転監視装置を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の発電プラントの運転監視装置は、発電プラントの起動から起動完了までに操作が必要とされる各々の操作項目の操作開始予定時刻を発電プラントからのプロセス信号に基づいて算出する運転スケジュール計算手段と、ここで計算された各々の操作項目の操作開示予定時刻のうち予め定められた運転ステージにおける最初の操作項目の操作開始予定時刻を運転ステージ開始予定時刻として抽出する計算時刻抽出手段と、この計算時刻抽出手段で抽出された運転ステージ開始予定時刻を予定進行表として表示器に表示する予定進行表示手段と、運転ステージにおける最初の操作項目の操作開始実績時刻を運転ステージ開始実績時刻として発電プラントから入力する実績時刻収集手段と、この実績時刻収集手段で収集した運転ステージ開始実績時刻を実績進行表として表示器に表示する実績進行表示手段とを備えている。

0009

又、計算時刻抽出手段で抽出した運転ステージ開始予定時刻と実績時刻収集手段で収集した運転ステージ開始実績時刻とを各々の運転ステージ毎に比較し予め定めた偏差を超えたときは警報を発する警報出力手段を備えている。

0010

更に又、予定進行表及び実績進行表における各々の運転ステージを運転員が選択するための要求入力手段と、この要求入力手段で選択された運転ステージの予定進行表における運転ステージ開始予定時刻と実績進行表における運転ステージ開示実績時刻との起点を一致させて予定進行表及び実績進行表を表示する表示変換手段とを備えている。

0011

一方、発電プラントの運転操作がいずれの運転ステージまで進行しているかを判断する運転運転ステージ判断手段と、この運転運転ステージ判断手段で判断された運転ステージにおける操作項目の操作が終了しているか否かを判断しその判断結果を表示器に表示するための運転運転ステージ内状況判断手段とを備えている。

0012

このような構成により、発電プラントの運転スケジュールとして、運転ステージ開始予定時刻を予定進行表として表示器に表示すると共に運転ステージ開始実績時刻を実績進行表として合わせて表示器に表示する。従って、運転員は発電プラントの運転進行度合が予定より遅れているのか進んでいるのか容易に判断できることになる。

0013

又、予定より大幅に遅れたり進んだりした場合には警報が発せられる。従って、運転員の注意喚起される。

0014

更に又、運転員の要求により、発電プラントの運転スケジュールの予定進行表と実績進行表との各々の運転ステージ開始時刻に起点を一致させて表示することができるので、より運転員の判断が容易になる。

0015

一方、運転員の要求により、操作が進行している運転ステージに含まれる各々の操作項目の進行度合も表示できるので、発電プラントの運転進行度合が細かく判断できる。

0016

以下、本発明の第1の実施例の構成図を図1に示す。この第1の実施例は請求項1に対応するものである。この第1の実施例は、発電プラントの起動から起動完了までの各々の操作項目の操作開始予定時刻を運転スケジュールとして予め算出し、運転スケジュールにおける各々の運転ステージの開始予定時刻を予定進行表として表示すると共に、運転ステージの実際の開始時刻を実績進行表として合わせて表示するようにしたものである。

0017

以下、詳細に説明する。第1の入力手段2は発電プラント1よりプラント状態量aを入力し、アナログ/補機状態量bを運転スケジュール計算手段3に出力する。運転スケジュール計算手段3はアナログ/補機状態量bを入力すると、運転スケジュール計算を実施する。

0018

図2に運転スケジュール計算手段3での処理内容を示す。運転スケジュール計算手段3は、実際のプラント操作での手順に従い、プラント起動からボイラ点火までの処理3001、ボイラ点火からタービン通気までの処理3002、タービン通気から発電機並列までの処理3003、発電機並列から起動完了までの処理3004の順で計算を行う。

0019

図3に実際のプラント操作での起動チャート図を示す。実際のプラント操作は、起動開始から点火、通気、並列、起動完了の順番で各々の運転ステージのイベントが発生し操作が進行していく。運転スケジュール計算手段3においては、各々の運転ステージのイベント間毎に計算を分割し、プラント操作の順番に従い計算を実行する。

0020

図4に運転スケジュール計算手段3における処理3003での計算内容の一部を示す。処理3003では、実際のタービン起動パターンに従い、タービン昇速過程を4分割し、各分割毎の所要時間の計算を行っている。

0021

図5実プラントにおける通気〜並列までのタービンの昇速パターンを示す。タービンの昇速は、定格回転数3600rpmのタービンの場合、一般的には通気開始の後、ラブチェック、昇速1、低速ヒートソーク、昇速2、高速ヒートソーク、並列準備等の操作項目の順番で操作が行われていく。

0022

処理3003においても実際のタービン昇速操作の順番で各々の所要時間の計算を行っている。処理3001、処理3002、処理3004においても、処理3003と同様に、その運転ステージに含まれる操作項目について所要時間の計算を行う。運転スケジュール計算手段3は計算が終了すると、計算時刻保存手段4に運転スケジュール計算結果情報cを出力する。

0023

図6に運転スケジュール計算結果情報cの一例を示す。運転スケジュール計算結果情報cは大きく運転ステージに分割され、この実施例では処理3001、処理3002、処理3003、処理3004での計算結果により構成されている。計算時刻保存手段4は運転スケジュール計算結果情報cを入力すると、運転スケジュール計算結果情報cの情報を保存する。上記処理の終了後に運転スケジュール計算手段3は、計算時刻抽出手段5に運転スケジュール計算終了通知eを出力する。計算時刻抽出手段5は運転スケジュール計算終了通知eを入力すると、計算時刻保存手段4から運転スケジュール計算結果dを入力する。

0024

図7に、計算時刻抽出手段5の処理内容を示す。計算時刻抽出手段5では、各々の運転ステージ、即ち起動開始、点火、通気、並列、起動完了の予定時刻を抽出している。即ち、各々の運転ステージ内での最初の操作項目の操作開始時刻を運転ステージ開始時刻として抽出している。計算時刻抽出手段5は、抽出が完了すると、予定運転スケジュール時刻fを予定進行表示手段6に出力する。予定進行表示手段6は予定運転スケジュール時刻fを入力すると、表示用データの計算を行う。

0025

図8に予定進行表示手段6の処理内容を示す。予定進行表示手段6は、予定運転スケジュール時刻fから各イベント間の所要時間の算出と全体の所要時間の算出及び各所要時間の表示枠幅の計算を行う。予定進行表示手段6は、計算が終了すると、予定進行表示情報gを第1の出力手段7に出力する。第1の出力手段7は、予定進行表示情報gを入力すると予定進行表示情報gを表示器13に表示できるようにデータを変換し、変換したデータを表示器表示情報hとして表示器13に出力する。表示器13は、表示器表示情報hを入力すると、予定進行表示として表示を行う。

0026

図9に予定進行表示の表示例を示す。一方、第2の入力手段8は発電プラント1よりプラント補機状態量iを入力すると、プラント補機状態量jを実績時刻収集手段9に出力する。実績時刻収集手段9は、プラント補機状態量jを入力すると実際に補機等の操作が開始された時刻収集と保存する時刻データの出力を行う。

0027

図10に、実績時刻収集手段9での処理内容を示す。実績時刻収集手段9は、プラント補機状態量jから収集範囲の判定を行い、実績時刻情報lとして実績時刻保存手段10に出力する。実績時刻保存手段10は、実績時刻情報lを入力すると、実績時刻情報lを保持する。

0028

図11及び図12に実績時刻情報lの情報の一例を示す。又、実績時刻収集手段9は、実績時刻収集終了通知kを実績進行表示手段11に出力する。実績進行表示手段11は、実績時刻収集終了通知kを入力すると実績時刻保存手段10から実績時刻mを収集する。

0029

図13に実績進行表示手段11の処理内容を示す。実績進行表示手段11は、各々の運転ステージの起動開始、点火、通気、並列、起動完了の実績時間を抽出し、表示用データの計算を行い、各イベント間の所要時間の算出と全体の所要時間の算出及び各所要時間の表示枠幅の計算を行う。実績進行表示手段11は計算が終了すると、実績進行表示情報nを第2の出力手段12に出力する。第2の出力手段12は入力された実績進行表示情報nを表示器13に表示できるようにデータ変換を行い、変換したデータを表示器表示情報hとして表示器13に出力する。表示器13は表示器表示情報hを入力すると、実績進行表示として表示を行う。

0030

図14に実績進行表示の表示例を示す。以上に説明したように第1の実施例においては、予定進行表示手段6と実績進行表示手段11により各イベント間毎の所要時間算出を行い、第1の出力手段7と第2の出力手段12により表示器に表示できるように表示用データを作成することにより、予定時刻と実績時刻を並べて表示できるようにしている。従って、予定時刻と実績時刻とを並べて同じ形態で表示することにより、実績時刻が予定時刻よりどの程度進んでいるのか、あるいは遅れているのか容易に判断することができる。

0031

次に、図15は本発明の第2の実施例を示す構成図である。この第2の実施例は、第1の実施例の計算時刻抽出手段5で抽出した運転ステージ開始予定時刻と、実績時刻収集手段9で収集した運転ステージ開始実績時刻とを、各々の運転ステージ毎に比較し予め定めた偏差を超えたときは警報を発するようにしたもである。

0032

以下、詳細に説明する。発電プラント1、第1の入力手段2、運転スケジュール計算手段3、計算時刻保存手段4、第2の入力手段8、実績時刻収集手段9の処理については第1の実施例と同じである。実績時刻保存手段10は実績時刻情報lを入力すると、実績時刻mを時間偏差計算手段20に出力する。時間偏差計算手段20は、実績時刻mを入力すると、計算時刻保存手段4から運転スケジュール計算結果dを収集し、時刻偏差計算を行う。

0033

図16に時間偏差計算手段20の処理内容を示す。時間偏差計算手段20は、入力した運転スケジュール計算結果dと実績時刻mとから各イベント毎の時間偏差を計算し、時間偏差計算結果oとして警報判定手段21に出力する。警報判定手段21は、時間偏差計算結果oを入力すると、時刻偏差が許容時間内か否かの判定を行う。

0034

図17に警報判定手段21の処理内容を示す。警報判定手段21は、入力した時間偏差計算結果oと、各イベントの許容偏差値とを比較し、時間偏差計算結果oが許容偏差オーバーした場合に警報判定結果pを警報出力手段22に出力する。警報出力手段22は、警報判定結果pを入力すると、警報窓23に対し対応した警報窓出力情報qを出力する。警報窓23は、警報窓出力情報qを入力すると、対応する警報窓23を点灯させる。

0035

図18に警報出力手段22の一例を示す。この第2の実施例では、予定と実績との時刻偏差を計算する時間偏差計算手段20と、許容時間と時刻偏差との比較判定を行う警報判定手段21と、警報判定手段21からの判定結果により点灯させる警報窓を選択する警報出力手段22と、警報出力手段22からの入力により警報窓の点灯を行う警報窓23により、予定と実績時刻との間に許容時間以上の偏差が発生した場合に、警報窓23により通知することができる。従って、予定時刻と実績時刻の間に大きくずれが発生した場合に、警報窓により運転員に知らせることができる。

0036

図19は、本発明の第3の実施例を示す構成図である。この第3の実施例は、図15に示した第2の実施例に対し、予定進行表及び実績進行表における各々の運転ステージを運転員が選択したとき、その選択された運転ステージの予定進行表における運転ステージ開始予定時刻と、実績進行表における運転ステージ開始実績時刻との起点を一致させて予定進行表及び実績進行表を表示する機能を持たせたものである。以下、詳細に説明する。

0037

即ち、要求入力手段30は表示器13に表示されている要求選択画面からの表示種別情報rを入力し種別情報sとして出力する。要求入力判断手段31は、図20に示すように種別情報sが「←▲」であれば表示選択=1、「▲→」であれば表示選択=2とし、第1の表示変換手段32へ通知する。又、種別情報sが「拡大」であれば表示選択=3として第2の表示変換手段へ通知する。

0038

第1の表示変換手段32は、図21に示すように運転スケジュール計算手段3にて計算した予定の計算時刻を取り出し、各イベント毎に起動開始からの相対時間を計算しYiとする。又、実績時刻保存手段10にて保存した各イベントの実績時刻を取り出し、各イベント毎に起動実績時刻からの相対時間を計算しAiとする。
Yi : 各イベントの予定時刻−予定開始時刻
Ai : 各イベントの実績時刻 −実績開始時刻

0039

表示要求t1=1(←▲)であれば表示の起点ステージを1つ前のステージへ移動し、表示要求t1=2(▲→)であれば表示の起点ステージを1つ次のステージへ移動し、起点ステージについて起動からの相対時間を求めD1,D2とする。
D1 :予定側の起点ステージ開始時刻−起動開始時刻
D2 :実績側の起点ステージ開始時刻 − 起動開始時刻

0040

次に起点ステージからの各ステージの進行表示位置を計算する。
Yi : Yi − D1 (予定側)
Ai : Ai − D2 (実績側)

0041

起点ステージを起点とした予定と実績の各ステージ進行表示位置からCRT表示情報を作成し表示情報1(u1)として第3の出力手段34へ通知する。

0042

第2の表示変換手段33は、図22に示すように、表示要求t2の通知により起動され現在の起点ステージに対するステージ内操作項目の各操作時間及び所要時間を運転スケジュール計算手段3にて計算した予定データ及び実績時刻保存手段10にて保存した実績データより取り出し、予定及び実績の拡大進行表示CRT表示情報を作成し表示情報2(u2)として第3の出力手段34へ通知する。

0043

第3の出力手段34は第2の表示変換手段32にて作成された表示情報1(u1)又は第2の表示変換手段33にて作成された表示情報2(u2)を表示器13への実績進行表示情報nに変換し表示器13へ出力する。

0044

以上の構成において、図23の(a)に示す進行表示画面が表示されたおり起点ステージが起動開始になっている状態において、通気のステージを起点として表示する為に「▲→」を2回要求すると要求入力手段30は要求データを入力し要求入力判断手段31へ通知する。要求入力判断手段31は要求が「▲→」であるので表示選択=2として第1の表示変換手段32へ通知する。第1の表示変換手段32は運転スケジュール計算手段3にて計算した予定時刻(起動、点火、通気、並列、起動完了)を取り出し起動開始からの相対時刻を計算する。
Y1 =起動開始予定− 起動開始予定 = 0
Y2 =点火開始予定− 起動開始予定
Y3 = 通気開始予定− 起動開始予定
Y4 = 並列開始予定 − 起動開始予定
Y5 = 起動完了予定 − 起動開始予定

0045

又、実績時刻保存手段10にて保存された実績時刻(起動、点火、通気、並列、起動完了)を取り出し起動開始からの相対時間を計算する。
A1 = 起動開始実績− 起動開始実績 = 0
A2 =点火開始実績 − 起動開始実績
A3 = 通気開始実績 − 起動開始実績
A4 = 並列開始実績 − 起動開始実績
A5 = 起動完了実績 − 起動開始実績

0046

次に、表示要求t1=2(▲→)であるので表示の起点ステージを次のステージとし(2回要求されているため起点ステージを通気とする)、起動開始から起点ステージ(通気)までの相対時間を計算する。
D1 = 通気開始予定−起動開始予定= Y3 − Y1
D2 = 通気開始実績− 起動開始実績 = A3 − A1

0047

次に、起点ステージ(通気)からの各ステージの進行表示位置を計算する。
予定側
Y1 = Y1 − D1
Y2 = Y2 − D1
Y3 = Y3 − D1 = 0 (起点ステージ)
Y4 = Y4 − D1
Y5 = Y5 − D1
実績側
A1 = A1 − D2
A2 = A2 − D2
A3 = A3 − D2 = 0 (起点ステージ)
A4 = A4 − D2
A5 = A5 − D2

0048

求めた各ステージの進行表示位置より進行表示情報を作成し第3の出力手段34へ通知する。第3の出力手段34は進行表示情報からCRT表示データを作成し、図23の(d)のように表示器13へ出力する。更に「▲→」を2回要求すると、前記と同様の操作を繰り返し起点ステージが起動完了となり表示器13に表示される自動化進行表示画面は図23の(e)のように起動完了を起点として表示される。

0049

又、図23の(d)に示す進行表示画面において「拡大」を要求すると、要求入力手段30は要求データを入力し要求入力判断手段31へ通知する。要求入力判断手段31は要求が「拡大」であるので表示選択=3として、第2の表示変換手段33へ通知する。第2の表示変換手段33は、図22に示す判定を行い起点ステージの位置が「通気」であるので、運転スケジュール計算手段3にて計算した予定時刻データ及び実績時刻保存手段10にて保存された実績時刻データより、通気ステージ内の各操作時間及び所要時間を取り出し進行ステージ拡大表示情報を作成し、第3の出力手段34へ通知する。第3の出力手段34は、図24に示すように進行ステージ拡大表示情報からCRT表示データを作成し表示器13へ出力する。

0050

この第3の実施例においては、進行表示の任意のステージを起点として、予定データと実績データとの比較ができるので、他ステージの進み遅れが容易に判断できる。又、各ステージの拡大表示を行うことによりステージ内の各操作項目の進み遅れも容易に判断できる。

0051

図25は、本発明の第4の実施例を示す構成図である。この第4の実施例は、第3の実施例に対し、発電プラントの運転操作がいずれの運転ステージまで進行しているかを判断し、その運転ステージにおける操作項目の操作が終了しているか否かの判断結果を表示器13に表示するようにしたものである。第3の入力手段40は発電プラント1よりプラント補機状態量vを入力し、プラント補機状態量xを運転ステージ判断手段41に出力する。運転ステージ判断手段41はプラント補機状態量xが入力されるとステージ判定を行い、プラント補機状態量xが属するステージの操作項目と各項目の操作時間、ステージの所要時間の取り出しを行う。

0052

図26に運転ステージ判断手段41での処理内容を示す。運転ステージ判断手段41はプラント操作を起動、点火、通気、並列の4つのステージに分割し、入力されたプラント補機状態量xが4つのうち、どのステージに属するものなのか、判定を行う。ここでは、プラント補機状態量xが通気のステージに属すると判定された場合について、以後説明を行う。

0053

プラント補機状態量xが通気のステージに属すると判定されると、運転ステージ判断手段41は通気ステージ内での操作項目(通気、ラブチェック、昇速1、低速ヒートソーク、昇速2、高速ヒートソーク、並列準備)と各操作項目の操作時間と通気ステージでの所要時間を取り出す。運転ステージ判断手段41は取り出しが完了すると、通気ステージでの拡大進行表用のデータを作成し、運転ステージ情報yとして運転ステージ内状況判断手段42に出力する。運転ステージ内状況判断手段42は運転ステージ情報yを入力すると、操作項目の終了判定を行う。

0054

図27に運転ステージ内状況判断手段42の処理内容を示す。運転ステージ内状況判断手段42は運転ステージ情報yを入力すると、運転ステージ情報yが通気ステージに属するものであると判定を行い、通気ステージでの各操作項目が終了しているか、未終了なのか、判定を行い、終了項目の操作所要時間の積算と未終了項目の操作所要時間の積算とを行う。運転ステージ内状況判断手段42は上記の計算が終了すると、上記計算結果を表示用データを作成し、ステージ内未完了/完了通知zとして運転ステージ内終了判定手段43に出力する。運転ステージ内終了判定手段43はステージ内未完了/完了通知zを入力すると、表示器13に表示できるようにデータ交換を行い、表示器13に表示器表示情報hを出力する。表示器13は、表示器表示情報hを入力すると、ステージ内終了項目表示として出力する。

0055

ステージ内終了項目表示の例を図28に示す。この第4の実施例においては、運転ステージ判断手段41により操作項目のステージ判定及び拡大進行表示用データの作成を行い、運転ステージ内状況判断手段42により操作項目の終了判定と終了操作項目・未終了操作項目の時間積算を行うことにより、終了した操作項目を棒グラフ上に表示している。従って、操作項目の終了や未終了を棒グラフ上に表示することにより、各ステージ内での操作の進行状況を容易に把握することができる。

発明の効果

0056

以上述べたように本発明によれば、プラントの起動停止を行う際に各ステージの予定時刻及び実績時刻を表示することにより、各ステージの進み遅れが容易に判断できるようになる。又、各ステージの進行が予定に対し遅れた場合に警報出力を行い運転員へ通報するので、遅れを延滞なく把握することができる。

0057

又、任意のステージを起点として各ステージの遅れ進みが判断できるため、どのステージが予定と実績との間で食い違っているが容易に知ることができる。又、各ステージ内の進行状況を操作終了項目と時間で知ることができるので今後の操作項目や操作時間等を容易に知ることができる。

図面の簡単な説明

0058

図1本発明の第1の実施例を示す構成図。
図2本発明の運転スケジュール計算手段の処理内容の説明図。
図3実際の発電プラント操作での起動チャートの説明図。
図4本発明の運転スケジュール計算手段における通気並列処理内容の説明図。
図5実際の発電プラントでのタービン昇速パターンの説明図。
図6本発明における運転スケジュール計算結果の説明図。
図7本発明の計算時刻抽出手段の処理内容の説明図。
図8本発明の予定進行表示手段の処理内容の説明図。
図9本発明における予定進行表示の一例を示す説明図。
図10本発明の実績時刻収集手段の処理内容の説明図。
図11本発明における運転ステージの実績時刻情報の説明図。
図12本発明における運転ステージ内の操作項目の実績時刻情報の説明図。
図13本発明の実績進行表示手段の処理内容の説明図。
図14本発明における実績進行表示の一例を示す説明図。
図15本発明の第2の実施例を示す構成図。
図16本発明の時間偏差計算手段の処理内容の説明図。
図17本発明の警報判定手段の処理内容の説明図。
図18本発明の警報出力手段の説明図。
図19本発明の第3の実施例を示す構成図。
図20本発明の要求判断手段の説明図。
図21本発明の第1の表示変換手段の説明図。
図22本発明の第2の表示変換手段の説明図。
図23本発明の第1の表示変換手段での表示処理の説明図。
図24本発明の第2の表示変換手段での表示処理の説明図。
図25本発明の第4の実施例の構成図。
図26本発明の運転ステージ内状況判断手段の説明図。
図27本発明の運転ステージ内終了判断手段の説明図。
図28本発明における運転ステージ内終了項目の表示例の説明図。
図29従来のプラント運転における進行表の説明図。

--

0059

1発電プラント
2 第1の入力手段
3運転スケジュール計算手段
4計算時刻保存手段
5 計算時刻抽出手段
6予定進行表示手段
7 第1の出力手段
8 第2の入力手段
9実績時刻収集手段
10 実績時刻保存手段
11実績進行表示手段
12 第2の出力手段
13表示器
20時間偏差計算手段
21警報判定手段
22警報出力手段
23警報窓
30要求入力手段
31 要求入力判断手段
32 第1の表示変換手段
33 第2の表示変換手段
34 第3の出力手段
40 入力3手段
41運転ステージ内状況判断手段
42 運転ステージ内終了判定手段
43 第4の出力手段

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