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技術 車高調整ユニットの制御装置

出願人 アイシン精機株式会社
発明者 宮下雅彦坪内薫加藤公敏
出願日 1993年12月20日 (26年11ヶ月経過) 出願番号 1993-320451
公開日 1995年7月11日 (25年4ヶ月経過) 公開番号 1995-174181
状態 未査定
技術分野 車体懸架装置 車体懸架装置 流体緩衝装置 流体減衰装置
主要キーワード 他方部分 高圧作動液 後部懸架装置 ディファレンシャルギヤケース 作動液室 ポンプアップ 高圧気体 車軸管
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (3)

目的

ポンプ機構内蔵を内蔵した車高調整ユニットを選択的に伸長、短縮させることができるようにする。

構成

車高調整ユニット10の高圧作動液室17と低圧作動液貯蔵室24とを開閉弁31aを介して接続する。高圧作動液室17には開放操作可能な逆止弁32を介して高圧作動液アキュムレータ33を接続する。

概要

背景

車両のばね上部分とばね下部分との相対上下動により作動するポンプ機構が内蔵された車高調整ユニット車両左右輪に対して設置されている車両の車高調整装置は、従来周知であり、その車高調整ユニットは例えば特公昭46−36330号公報に記載されている。

特公昭46−36330号公報に記載された車高調整ユニットは、車両ばね上部分とばね下部分のうちの何れか一方部分に連結される外筒と、この外筒の内側に外筒と一体的に変位するように配設されたシリンダと、このシリンダの内側に形成された高圧作動液室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成され且つ前記高圧作動液室と連通された高圧作動液貯蔵室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成された低圧作動液貯蔵室と、車両ばね上部分とばね下部分のうちの他方部分に連結されていて車両ばね上部分とばね下部分との相対上下運動により前記高圧作動液室内に出入りするピストンロッドと、前記高圧作動液室内に前記シリンダと一体的に変位するように配設されていて前記ピストンロッド内に出入り自在なポンプロッドと、このポンプロッドにより前記ピストンロッド内に区画されたポンプ室と、このポンプ室が拡張するときに前記低圧作動液貯蔵室の作動液を吸入させる吸入弁と、前記ポンプ室が収縮するときにポンプ室内の作動液を前記高圧作動液室に吐出させる吐出弁と、前記シリンダと前記ピストンロッドの相対上下方向位置が所定車高値以上の状態のときは前記高圧作動液室を前記低圧作動液貯蔵室に対して放出させるレベリングポートとを備えて成る。かかる車高調整ユニットを車両の左右の後輪ショックアブソーバの中間にて車両ばね上部分とばね下部分との間に介在させることにより、車両後部の車高を調節させることができる。

概要

ポンプ機構内蔵を内蔵した車高調整ユニットを選択的に伸長、短縮させることができるようにする。

車高調整ユニット10の高圧作動液室17と低圧作動液貯蔵室24とを開閉弁31aを介して接続する。高圧作動液室17には開放操作可能な逆止弁32を介して高圧作動液アキュムレータ33を接続する。

目的

この出願の発明は、車高調整ユニットを選択的に伸長、短縮させることができるようにすることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
8件

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請求項1

車両ばね上部分とばね下部分のうちの何れか一方部分に連結される外筒と、この外筒の内側に外筒と一体的に変位するように配設されたシリンダと、このシリンダの内側に形成された高圧作動液室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成され且つ前記高圧作動液室と連通された高圧作動液貯蔵室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成された低圧作動液貯蔵室と、車両ばね上部分とばね下部分のうちの他方部分に連結されていて車両ばね上部分とばね下部分との相対上下運動により前記高圧作動液室内に出入りするピストンロッドと、前記高圧作動液室内に前記シリンダと一体的に変位するように配設されていて前記ピストンロッド内に出入り自在なポンプロッドと、このポンプロッドにより前記ピストンロッド内に区画されたポンプ室と、このポンプ室が拡張するときに前記低圧作動液貯蔵室の作動液を吸入させる吸入弁と、前記ポンプ室が収縮するときにポンプ室内の作動液を前記高圧作動液室に吐出させる吐出弁と、前記シリンダと前記ピストンロッドの相対上下方向位置が所定車高値以上の状態のときは前記高圧作動液室を前記低圧作動液貯蔵室に対して放出させるレベリングポートとを備えた車高調整ユニットにおいて、前記高圧作動液室および前記高圧作動液貯蔵室と前記低圧作動液貯蔵室とが開閉弁連通管により接続されていることを特徴とする車高調整ユニットの制御装置

請求項2

車両ばね上部分とばね下部分のうちの何れか一方部分に連結される外筒と、この外筒の内側に外筒と一体的に変位するように配設されたシリンダと、このシリンダの内側に形成された高圧作動液室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成され且つ前記高圧作動液室と連通された高圧作動液貯蔵室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成された低圧作動液貯蔵室と、車両ばね上部分とばね下部分のうちの他方部分に連結されていて車両ばね上部分とばね下部分との相対上下運動により前記高圧作動液室内に出入りするピストンロッドと、前記高圧作動液室内に前記シリンダと一体的に変位するように配設されていて前記ピストンロッド内に出入り自在なポンプロッドと、このポンプロッドにより前記ピストンロッド内に区画されたポンプ室と、このポンプ室が拡張するときに前記低圧作動液貯蔵室の作動液を吸入させる吸入弁と、前記ポンプ室が収縮するときにポンプ室内の作動液を前記高圧作動液室に吐出させる吐出弁と、前記シリンダと前記ピストンロッドの相対上下方向位置が所定車高値以上の状態のときは前記高圧作動液室を前記低圧作動液貯蔵室に対して放出させるレベリングポートとを備えた車高調整ユニットにおいて、前記高圧作動液貯蔵室および前記高圧作動液室の高圧作動液が開放操作可能な逆止弁を介して流入する高圧作動液アキュムレータが設置されていることを特徴とする車高調整ユニットの制御装置。

技術分野

0001

この出願の発明は、車両のばね上部分とばね下部分との相対上下動により作動するポンプ機構が内蔵された車高調整ユニットに関し、特に、車高調整ユニットを選択的に伸長、短縮させることができる車高調整ユニットの制御装置に関するものである。

背景技術

0002

車両のばね上部分とばね下部分との相対上下動により作動するポンプ機構が内蔵された車高調整ユニットが車両左右輪に対して設置されている車両の車高調整装置は、従来周知であり、その車高調整ユニットは例えば特公昭46−36330号公報に記載されている。

0003

特公昭46−36330号公報に記載された車高調整ユニットは、車両ばね上部分とばね下部分のうちの何れか一方部分に連結される外筒と、この外筒の内側に外筒と一体的に変位するように配設されたシリンダと、このシリンダの内側に形成された高圧作動液室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成され且つ前記高圧作動液室と連通された高圧作動液貯蔵室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成された低圧作動液貯蔵室と、車両ばね上部分とばね下部分のうちの他方部分に連結されていて車両ばね上部分とばね下部分との相対上下運動により前記高圧作動液室内に出入りするピストンロッドと、前記高圧作動液室内に前記シリンダと一体的に変位するように配設されていて前記ピストンロッド内に出入り自在なポンプロッドと、このポンプロッドにより前記ピストンロッド内に区画されたポンプ室と、このポンプ室が拡張するときに前記低圧作動液貯蔵室の作動液を吸入させる吸入弁と、前記ポンプ室が収縮するときにポンプ室内の作動液を前記高圧作動液室に吐出させる吐出弁と、前記シリンダと前記ピストンロッドの相対上下方向位置が所定車高値以上の状態のときは前記高圧作動液室を前記低圧作動液貯蔵室に対して放出させるレベリングポートとを備えて成る。かかる車高調整ユニットを車両の左右の後輪ショックアブソーバの中間にて車両ばね上部分とばね下部分との間に介在させることにより、車両後部の車高を調節させることができる。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、かかる車両後部の車高調整を行わせるようにした場合、車両後部の車高は車高調整ユニットに予め設定した規定車高に維持される。しかしながら、車両を利用する人の身長は様々であり、規定車高の状態は、小柄な人にとっては車高が高くて乗り降りしづらい。

0005

また、従来の車高調整ユニットは、高圧作動液室の圧力を高めて車高を高くすることが低圧作動液貯蔵室の高圧作動液室にポンプアップすることのみにより達成されるため、走行を開始しない限り車高を高めることができず、規定車高になるまでの間は低い車高で走行することになり、車両の腹が路上の障害物に接触して車両を損傷する可能性が高くなる。

0006

この出願の発明は、車高調整ユニットを選択的に伸長、短縮させることができるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

この出願の請求項1の発明は、車両ばね上部分とばね下部分のうちの何れか一方部分に連結される外筒と、この外筒の内側に外筒と一体的に変位するように配設されたシリンダと、このシリンダの内側に形成された高圧作動液室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成され且つ前記高圧作動液室と連通された高圧作動液貯蔵室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成された低圧作動液貯蔵室と、車両ばね上部分とばね下部分のうちの他方部分に連結されていて車両ばね上部分とばね下部分との相対上下運動により前記高圧作動液室内に出入りするピストンロッドと、前記高圧作動液室内に前記シリンダと一体的に変位するように配設されていて前記ピストンロッド内に出入り自在なポンプロッドと、このポンプロッドにより前記ピストンロッド内に区画されたポンプ室と、このポンプ室が拡張するときに前記低圧作動液貯蔵室の作動液を吸入させる吸入弁と、前記ポンプ室が収縮するときにポンプ室内の作動液を前記高圧作動液室に吐出させる吐出弁と、前記シリンダと前記ピストンロッドの相対上下方向位置が所定車高値以上の状態のときは前記高圧作動液室を前記低圧作動液貯蔵室に対して放出させるレベリングポートとを備えた車高調整ユニットにおいて、前記高圧作動液室および前記高圧作動液貯蔵室と前記低圧作動液貯蔵室とが開閉弁連通管により接続されていることを特徴とする車高調整ユニットの制御装置である。

0008

また、この出願の請求項2の発明は、車両ばね上部分とばね下部分のうちの何れか一方部分に連結される外筒と、この外筒の内側に外筒と一体的に変位するように配設されたシリンダと、このシリンダの内側に形成された高圧作動液室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成され且つ前記高圧作動液室と連通された高圧作動液貯蔵室と、前記外筒の内側と前記シリンダの外側との間に形成された低圧作動液貯蔵室と、車両ばね上部分とばね下部分のうちの他方部分に連結されていて車両ばね上部分とばね下部分との相対上下運動により前記高圧作動液室内に出入りするピストンロッドと、前記高圧作動液室内に前記シリンダと一体的に変位するように配設されていて前記ピストンロッド内に出入り自在なポンプロッドと、このポンプロッドにより前記ピストンロッド内に区画されたポンプ室と、このポンプ室が拡張するときに前記低圧作動液貯蔵室の作動液を吸入させる吸入弁と、前記ポンプ室が収縮するときにポンプ室内の作動液を前記高圧作動液室に吐出させる吐出弁と、前記シリンダと前記ピストンロッドの相対上下方向位置が所定車高値以上の状態のときは前記高圧作動液室を前記低圧作動液貯蔵室に対して放出させるレベリングポートとを備えた車高調整ユニットにおいて、前記高圧作動液貯蔵室および前記高圧作動液室の高圧作動液が開放操作可能な逆止弁を介して流入する高圧作動液アキュムレータが設置されていることを特徴とする車高調整ユニットの制御装置である。

0009

上記の如き請求項1の発明では、規定車高にある状態で小柄な人が乗り降りするとき、開閉弁付連通管の開閉弁を開放することにより高圧連通管を低圧連通管に連通させて高圧作動液を低圧作動液貯蔵室へ放出させ、車高を最低車高まで下げることにより、乗り降りを容易にすることができる。

0010

また、上記の如き請求項2の発明では、車両走行中に高圧作動液が高圧作動液アキュムレータに蓄積されるので、車高が規定高さよりも低いとき、逆止弁を開放操作して高圧作動液アキュムレータ内の高圧作動液を車高調整ユニットの高圧作動液室に放出させることにより、車高を高めることができる。

0011

以下、この出願の発明の実施例を図面に基づいて説明する。

0012

図1は車両後部懸架装置の略図であり、Bはばね上部分である車体、Cはばね下部分を構成する車軸管、Dはばね下部分を構成するディファレンシャルギヤケースであり、S1,S2は左右後輪のショックアブソーバ、10は車高調整ユニットである。

0013

図2は車高調整ユニット10の詳細とこの出願の発明の制御装置を示すものである。図2において、車高調整ユニット10は、車両ばね上部分に水平軸によって連結される連結部11aを上端に有した外筒11と、この外筒11の下端開口内に液密的に嵌合・固定されたプラグ12と、外筒11内に配置されたリテーナ13と、外筒11内に配置されていてリテーナ13と上下に重なり合った状態で外筒11とプラグ12とで挟持・固定されたシリンダ14、車両ばね下部分(図示省略)に水平軸によって連結される連結部15aを下端に有するピストンロッド15と、シリンダ14内に配置されていて外筒11に対して固定されたポンプロッド16を含む。

0014

ピストンロッド15はプラグ12を液密的に且つ摺動可能に貫通していて、車両ばね上部分と車両ばね下部分の相対上下動によりシリンダ14内の高圧作動液室17に出入りする。高圧作動液室17内にはピストンロッド15の上端に固定されていてシリンダ14の内周を摺動するピストン18が配置されている。このピストン18はその上側と下側とを連通する通路18aを有しており、ピストン18の上側には高圧作動液室17のピストン下側部分の圧力がピストン上側部分の圧力よりも所定値上回ったときに開いてピストン下側部分からピストン上側部分への作動液流れを許容する伸び側減衰弁19が設けられ、またピストン18の下側には高圧作動液室17のピストン上側部分の圧力がピストン下側部分の圧力よりも所定値上回ったときに開いてピストン上側部分からピストン下側部分への作動液流れを許容する縮み側減衰弁20が設けられている。

0015

リテーナ13はゴム等よりなる筒状のダイヤフラム21の上端を外筒11の内周に液密状態で保持している。このダイヤフラム21の下端はプラグ12により外筒11の内周に液密状態で保持されている。外筒11の内周とシリンダ14の外周との間は、リテーナ13とダイヤフラム21とにより、リテーナ13の内周とシリンダ14の外周との間の通路を介して高圧作動液室17に連通した高圧作動液貯蔵室22と、高圧気体室23と、低圧作動液室24とに区画されている。

0016

高圧気体室23には窒素ガス等の不活性気体高圧状態封入され、低圧作動液室24にも同じ気体が低圧で封入され上部に溜まっている。

0017

ポンプロッド16は、その上端に固定された取付部16aにより外筒11に対して一体化されている。ポンプロッド16は中空であり、この中空部の上端は取付部16aに形成された通路とリテーナ13に形成された通路およびリテーナ13に固定された管25を順次介して低圧作動液貯蔵室24の底部に連通している。ポンプロッド16は、ピストンロッド15内に嵌合・固定されたスリーブ26の内部に摺動可能に嵌合されており、スリーブ26内にポンプ室27を区画する。このポンプ室27の拡張時に低圧作動液貯蔵室24の作動液をポンプロッド内を通してポンプ室27に吸入させるための吸入弁28がポンプロッド16の下端に装着され、またポンプ室27の収縮時にポンプ室27内に作動液をスリーブ26とピストンロッド15との間の隙間を通して高圧作動液室17に吐出されるための吐出弁29がスリーブ26の下端に装着されている。

0018

ポンプロッド16の中間部には、スリーブ26により開閉されるレベリングポート30が形成されている。このレベリングポート30が開いた状態では高圧作動液室17の高圧作動液がポンプロッド16の中空部を通って低圧作動液貯蔵室24へ流出可能である。

0019

外筒11には、高圧作動液室17および高圧作動液貯蔵室22と連通していて高圧作動液を出入りさせる高圧作動液ポート11bと、低圧作動液貯蔵室24と連通していて低圧作動液を出入りさせる低圧作動液ポート11cが設けられている。

0020

車高調整ユニット10の高圧作動液ポート11bおよび低圧作動液ポート11cは、人力電磁力により開放状態へ動かすことができる開閉弁31aを設けた開閉弁付連通管31により接続されている。高圧連通管31の高圧作動液ポート11b寄り部分には高圧作動液アキュムレータ33が人力や電磁力により開放操作可能な逆止弁32を介して接続されている。

0021

次に作用を説明する。車高調整ユニット10において、外筒11とピストンロッド15とは、高圧作動液室17の圧力にピストンロッド15の横断面積を乗じた力で上下方向に離間するように押圧され、この押圧力が車両ばね上荷重支える。

0022

高圧作動液室17の圧力は高圧気体室23の気体により付与されているものであり、気体が圧縮性を有することから、外筒11とピストンロッド15との間に上記押圧力を上回る外力圧縮方向に働いたときにはピストンロッド15がシリンダ14内に進入し、また圧縮方向に働く外力が上記押圧力よりも小さくなったときにはピストンロッド15がシリンダ14から突出する。車両走行すると、路面の凹凸などにより上記外力が大小変化するので、ピストンロッド15はシリンダ14内への出入りを繰り返す。

0023

ピストンロッド15がシリンダ14内へ進入するとき、高圧作動液室17のピストン上側部分の圧力が高まり、ピストン上側部分の作動液が縮み側減衰弁20を開いてピストン下側部分へ流れる。また、ピストンロッド15がシリンダ14から突出するとき、高圧作動液室17のピストン下側部分の圧力が高まり、ピストン下側部分の作動液が伸び側減衰弁19を開いてピストン上側部分へ流れる。

0024

このような作用により車両ばね上部分と車両ばね下部分との相対上下運動が減衰される。

0025

他方、ピストンロッド15がシリンダ14内へ進入するとき、ポンプロッド16がピストンロッド15内へ進入し、ポンプ室27が収縮し、ポンプ室27内の作動液が吐出弁29を開いて高圧作動液室17へ吐出される。また、ピストンロッド15がシリンダ14から突出するとき、ポンプロッド16がピストンロッド15外へ突出し、ポンプ室27が拡張し、低圧作動液室24内の作動液が吸入弁28を開いてポンプ室27内に吸入される。つまり、低圧作動液室24から高圧作動液室17への作動液のポンプアップが行われる。このポンプアップ作用が、ピストンロッド15がシリンダ14内へ深く進入しスリーブ26がレベリングポート30を閉鎖した状態の下で行われる場合、ポンプアップされた作動液は高圧気体室23の気体を圧縮しつつ高圧作動液貯蔵室22に貯蔵され、高圧作動液室17内の圧力が高くなり、高圧作動液室17の圧力上昇に応じてピストンロッド15がシリンダ14から抜け出し、車高が高くなる。車高の高まりによりスリーブ26がレベリングポート30を開放すると、高圧作動液室17にポンプアップされた作動液はレベリングポート30を通って低圧作動液貯蔵室24側へと放出される。高圧作動液室17へポンプアップされる作動液流量とレベリングポート30から低圧作動液貯蔵室24側へ放出される作動液流量とが均衡すれば車高上昇が停止する。

0026

乗員の下車など、車両荷重が減少したときは、高圧作動液室17の圧力によりピストンロッド15がシリンダ14から突出し、スリーブ26がレベリングポート30を開放するので、高圧作動液室17の作動液がレベリングポート30を通って低圧作動液貯蔵室24側へ放出され、車高が低下する。この車高の低下は、スリーブ26によりレベリングポート30が閉じられるようになるまで続く。

0027

小柄な人が乗り降りする場合、開閉弁31aを開くことにより、高圧作動液室17および高圧作動液貯蔵室22と低圧作動液貯蔵室24とが連通し、高圧作動液室17および高圧作動液貯蔵室22の高圧作動液が低圧作動液貯蔵室24へ放出され、高圧作動液の圧力が低下し、これにより車高が低下する。従って、小柄な人でも容易に乗り降りできる。

0028

また、車両走行中に高圧作動液が逆止弁32を介して高圧作動液アキュムレータ33内に蓄積される。従って、車高が低い状態にて、逆止弁32を開放すれば、高圧作動液アキュムレータ33に蓄積されていた高圧作動液が連通31を通って高圧作動液室17および高圧作動液貯蔵室22へ流入し、高圧作動液圧力が高まって車高が上昇する。従って、車高が低くなっている駐車状態でも即座に車高を高くして走行を開始することができ、車両の腹を路面上の障害物に接触させる可能性を低減できる。

発明の効果

0029

以上説明したように、この出願の発明では、規定車高にある状態で小柄な人が乗り降りするとき、開閉弁付連通管の開閉弁を開放することにより高圧連通管を低圧連通管に連通させて高圧作動液を低圧作動液貯蔵室へ放出させ、車高を最低車高まで下げることにより、乗り降りを容易にさせたり、車両走行中に高圧作動液が高圧作動液アキュムレータに蓄積されるので、車高が規定高さよりも低いとき、放出制御手段により高圧作動液アキュムレータ内の高圧作動液を車高調整ユニットの高圧作動液室に放出させることにより、車高を高めたりすることができる。

図面の簡単な説明

0030

図1この出願の発明の実施例の概略を示す図である。
図2図1中の車高調整ユニット10の詳細と制御装置を示す図である。

--

0031

10・・・車高調整ユニット
11・・・外筒
14・・・シリンダ
15・・・ピストンロッド
16・・・ポンプロッド
17・・・高圧作動液室
22・・・高圧作動液貯蔵室
23・・・高圧気体室
24・・・低圧作動液貯蔵室
26・・・スリーブ
27・・・ポンプ室
28・・・吸入弁
29・・・吐出弁
30・・・レベリングポート
31・・・開閉弁付連通管
31a・・・開閉弁
32・・・開放操作可能な逆止弁
33・・・高圧作動液アキュムレータ

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