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技術 表示一体型タブレット装置

出願人 シャープ株式会社
発明者 川口登史竹田信
出願日 1993年12月7日 (27年0ヶ月経過) 出願番号 1993-306275
公開日 1995年6月23日 (25年6ヶ月経過) 公開番号 1995-160417
状態 特許登録済
技術分野 液晶1(応用、原理) 液晶6(駆動) 液晶6(駆動) 位置入力装置 表示による位置入力
主要キーワード 破損防止効果 Y座標 裏側ケース 表側ケース 検出制御信号 X座標 ディスプレイ電極 検出制御回路
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年6月23日)のものです。
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図面 (7)

目的

良好な手書き感覚と、良好な座標検出感度と、良好な表示品位とを兼ね備え、かつ、電子ペン圧迫したときの表示パネルの破損を防止できる表示一体型タブレット装置を提供する。

構成

表示パネル14の表示面上に透明保護板15が設けられており、上記表示面と透明保護板15との間に透明のゲル状物質17が充填されている。

効果

電子ペン7を表示面上の透明保護板15のどの位置に接触させても透明保護板15をゲル状物質17が支持するから透明保護板15の撓みを防止できる。表示面と保護板との間にスペーサを介在させる従来例に比べて表示面での外部光反射を抑えることができる。

概要

背景

表示一体型タブレット装置は、表示装置表示機能と、この表示装置が有するディスプレイ電極部へ電子ペン静電結合させて上記電子ペンの座標を検出するタブレット機能とを併せ持っている。

従来、この種の表示一体型タブレット装置としては、単純マトリクス駆動(デューティ駆動)液晶表示装置と電子ペンからなるタブレット装置商品化されている。

図4に、上記タブレット装置の構成を示す。このタブレット装置は、ガラス基板42に複数の透明な行電極41が設けられており、ガラス基板44に複数の透明な列電極43が設けられている。そして、上記ガラス基板42と上記ガラス基板44とは、上記透明な行電極41と上記透明な列電極43とが互いに直交するように、向かい合わせに配置されている。そして、上記行電極ガラス基板42と列電極ガラス電極44の間には液晶封入されている。上記ガラス基板42および44と、上記行および列電極41および43と、上記液晶とによって液晶パネル54を構成している。

また、上記行電極41及び列電極43には、それぞれ、行電極駆動回路45および列電極駆動回路46が接続されている。これら駆動回路45および46は、液晶駆動信号を行電極41および列電極43に出力して、行電極41と列電極43に挟まれた液晶を駆動する。

また、上記タブレット装置は、電子ペン47を備えている。電子ペン47は、上記行電極41および列電極43に静電結合することができ、上記行電極駆動回路45および列電極駆動回路46から上記行電極41および列電極43に加えられた液晶駆動信号を検出することができる。

また、上記タブレット装置は、液晶パネル54に画像情報を表示するための表示制御信号を出力する表示制御回路48と、表示パネル54上の電子ペン47の位置を検出するために行電極と列電極と順にパルス走査するための制御信号を出力する検出制御回路49と、上記表示制御回路48もしくは上記検出制御回路49のいずれか一方からの制御信号を行電極駆動回路45および列電極駆動回路46に出力する切替回路50とを備えている。

さらに、上記タブレット装置は、電極ペン47が検出した液晶駆動信号に基づいて上記表示パネル54上の電子ペン47の位置座標を検出する座標検出回路51と、上記切替回路50と上記座標検出回路51とを制御する制御回路52および、電源回路53を備えている。

上記タブレット装置は、たとえば画像情報表示時には、上記行電極駆動回路45および列電極駆動回路46は、表示制御回路48からの表示制御信号を受けて表示すべき画像情報に対応する液晶駆動信号を上記液晶パネル54に出力して、画像情報を上記液晶パネル54に表示させる。

一方、座標検出時には、上記行電極駆動回路45及び列電極駆動回路46は、上記検出制御回路49からの検出制御信号を受けて、上記複数の行電極41および列電極43を順にパルス走査する。そして、上記座標検出回路51は、上記パルス走査を開始してから上記電子ペン47がパルスを検出するまでの時間を演算して、液晶パネル54上の電子ペン47の位置座標を検出する。

図5に示すように、上記タブレット装置は、1画面表示を行う期間である1フレームTfを、表示制御期間Tdと検出制御期間Tpに分けている。また、上記検出制御期間Tpは、更に、X座標検出期間TxとY座標検出期間Tyに分けている。そして、上記X座標検出期間Txには上記列電極43がパルス走査され、上記Y座標検出期間Tyには上記行電極41がパルス走査される。そして、上記列電極および行電極のパルス走査開始したときから、上記電極ペン47がパルスを検出するときまでの時間に基づいて、液晶パネル54上の電子ペン47のx,y座標を求めることができる。

上記タブレット装置は、表示パネルとしての液晶パネル54を含む単純マトリクス駆動(デューティ駆動)液晶表示装置と上記電子ペン47とを備えた基本的な構成の表示一体型タブレット装置である。

一般に、表示一体型タブレット装置は、単純マトリクス駆動液晶表示装置の替わりに、アクティブマトリクス駆動の液晶表示装置もしくはエレクトロルミネッセンス表示装置もしくはプラズマディスプレイ表示装置を備える場合もある。

しかし、表示一体型タブレット装置は、どのような表示装置を備える場合であっても、表示装置が有するディスプレイ電極と電子ペンとの静電結合を利用して、ディスプレイ電極に加えた走査パルスを電子ペンで検出するという機能は共通している。

ところで、上記従来の表示一体型タブレット装置は、電子ペン47と電極41,43との静電結合を利用して、液晶パネル54上の電子ペンの座標を検出するから、上記電子ペン47を液晶パネル54に近づけるほど、電子ペン47の検出感度が上がる。したがって、図6(A)に示すように、電子ペン47を液晶パネル54に接触させることが理想的である。なお、図6では、行電極41と列電極43とを省略して描いている。

ところが、電子ペン47を液晶パネル54に接触させる場合には、次の〜に示す不具合が生じる。

液晶パネル(表示パネル)の表面を電子ペンで直接になぞったときの感触が悪い。

表示パネルに圧力が加わると、表示品位が低下する。特に、液晶パネルに圧力が加わると、表示品位が著しく低下する。

表示パネルの表面を電子ペンで直接になぞると、表示パネルの表面にキズが付く恐れがある。

電子ペンからの衝撃で表示パネルが破損することがある。

そこで、上記不具合を解決するために、図6(B)に示すように、表示パネル54の表面に所定の厚さdのスペーサ56を設け、このスペーサ56の上に透明な保護板55を設けたタブレット装置がある。このスペーサ56は、図6(C)に示すように、貫通した四角い枠の形をしている。また、上記透明な保護板55は、硬質プラスチックなどで作製した樹脂板である。このタブレット装置によれば、電子ペンを直接に保護板55に接触させても、電子ペンが液晶パネル54を圧迫することを防止できる。また、上記樹脂板には、表面反射を抑えることができ、かつ、電子ペンでなぞったときの感触が良くなるように、表面処理が施されている。

概要

良好な手書き感覚と、良好な座標検出感度と、良好な表示品位とを兼ね備え、かつ、電子ペンで圧迫したときの表示パネルの破損を防止できる表示一体型タブレット装置を提供する。

表示パネル14の表示面上に透明保護板15が設けられており、上記表示面と透明保護板15との間に透明のゲル状物質17が充填されている。

電子ペン7を表示面上の透明保護板15のどの位置に接触させても透明保護板15をゲル状物質17が支持するから透明保護板15の撓みを防止できる。表示面と保護板との間にスペーサを介在させる従来例に比べて表示面での外部光反射を抑えることができる。

目的

そこで、この発明の目的は、良好な手書き感覚と、良好な座標検出感度と、良好な表示品位とを兼ね備え、かつ、電子ペンで圧迫したときの表示パネルの破損を防止できる表示一体型タブレット装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
6件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

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請求項1

基板間に電気光学物質封入し、この電気光学物質をディスプレイ電極で駆動する表示パネルと、上記ディスプレイ電極に駆動信号を与える駆動回路と、上記駆動回路を制御する表示制御手段とを有する表示装置を備え、上記ディスプレイ電極と静電結合する電子ペンと、上記電子ペンと上記ディスプレイ電極とが静電結合したときに上記電子ペンの上記表示パネル上の位置を検出する座標検出手段を備える表示一体型タブレット装置において、上記表示装置の表示面上に設けられた透明保護板と、上記表示面と上記透明保護板との間に充填された透明のゲル状物質とを備えることを特徴とする表示一体型タブレット装置。

請求項2

請求項1に記載の表示一体型タブレット装置において、上記ゲル状物質は、空気よりも高い誘電率を有していることを特徴とする表示一体型タブレット装置。

請求項3

請求項1に記載の表示一体型タブレット装置において、上記ゲル状物質は、上記透明保護板から伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収性を有していることを特徴とする表示一体型タブレット装置。

請求項4

請求項1に記載の表示一体型タブレット装置において、上記透明保護板は、弾性材で作製されていることを特徴とする表示一体型タブレット装置。

技術分野

0001

この発明は、ラップトップコンピュータワードプロセッサ等に用いられ、表示部が一体化された表示一体型タブレット装置に関する。

背景技術

0002

表示一体型タブレット装置は、表示装置表示機能と、この表示装置が有するディスプレイ電極部へ電子ペン静電結合させて上記電子ペンの座標を検出するタブレット機能とを併せ持っている。

0003

従来、この種の表示一体型タブレット装置としては、単純マトリクス駆動(デューティ駆動)液晶表示装置と電子ペンからなるタブレット装置商品化されている。

0004

図4に、上記タブレット装置の構成を示す。このタブレット装置は、ガラス基板42に複数の透明な行電極41が設けられており、ガラス基板44に複数の透明な列電極43が設けられている。そして、上記ガラス基板42と上記ガラス基板44とは、上記透明な行電極41と上記透明な列電極43とが互いに直交するように、向かい合わせに配置されている。そして、上記行電極ガラス基板42と列電極ガラス電極44の間には液晶封入されている。上記ガラス基板42および44と、上記行および列電極41および43と、上記液晶とによって液晶パネル54を構成している。

0005

また、上記行電極41及び列電極43には、それぞれ、行電極駆動回路45および列電極駆動回路46が接続されている。これら駆動回路45および46は、液晶駆動信号を行電極41および列電極43に出力して、行電極41と列電極43に挟まれた液晶を駆動する。

0006

また、上記タブレット装置は、電子ペン47を備えている。電子ペン47は、上記行電極41および列電極43に静電結合することができ、上記行電極駆動回路45および列電極駆動回路46から上記行電極41および列電極43に加えられた液晶駆動信号を検出することができる。

0007

また、上記タブレット装置は、液晶パネル54に画像情報を表示するための表示制御信号を出力する表示制御回路48と、表示パネル54上の電子ペン47の位置を検出するために行電極と列電極と順にパルス走査するための制御信号を出力する検出制御回路49と、上記表示制御回路48もしくは上記検出制御回路49のいずれか一方からの制御信号を行電極駆動回路45および列電極駆動回路46に出力する切替回路50とを備えている。

0008

さらに、上記タブレット装置は、電極ペン47が検出した液晶駆動信号に基づいて上記表示パネル54上の電子ペン47の位置座標を検出する座標検出回路51と、上記切替回路50と上記座標検出回路51とを制御する制御回路52および、電源回路53を備えている。

0009

上記タブレット装置は、たとえば画像情報表示時には、上記行電極駆動回路45および列電極駆動回路46は、表示制御回路48からの表示制御信号を受けて表示すべき画像情報に対応する液晶駆動信号を上記液晶パネル54に出力して、画像情報を上記液晶パネル54に表示させる。

0010

一方、座標検出時には、上記行電極駆動回路45及び列電極駆動回路46は、上記検出制御回路49からの検出制御信号を受けて、上記複数の行電極41および列電極43を順にパルス走査する。そして、上記座標検出回路51は、上記パルス走査を開始してから上記電子ペン47がパルスを検出するまでの時間を演算して、液晶パネル54上の電子ペン47の位置座標を検出する。

0011

図5に示すように、上記タブレット装置は、1画面表示を行う期間である1フレームTfを、表示制御期間Tdと検出制御期間Tpに分けている。また、上記検出制御期間Tpは、更に、X座標検出期間TxとY座標検出期間Tyに分けている。そして、上記X座標検出期間Txには上記列電極43がパルス走査され、上記Y座標検出期間Tyには上記行電極41がパルス走査される。そして、上記列電極および行電極のパルス走査開始したときから、上記電極ペン47がパルスを検出するときまでの時間に基づいて、液晶パネル54上の電子ペン47のx,y座標を求めることができる。

0012

上記タブレット装置は、表示パネルとしての液晶パネル54を含む単純マトリクス駆動(デューティ駆動)液晶表示装置と上記電子ペン47とを備えた基本的な構成の表示一体型タブレット装置である。

0013

一般に、表示一体型タブレット装置は、単純マトリクス駆動液晶表示装置の替わりに、アクティブマトリクス駆動の液晶表示装置もしくはエレクトロルミネッセンス表示装置もしくはプラズマディスプレイ表示装置を備える場合もある。

0014

しかし、表示一体型タブレット装置は、どのような表示装置を備える場合であっても、表示装置が有するディスプレイ電極と電子ペンとの静電結合を利用して、ディスプレイ電極に加えた走査パルスを電子ペンで検出するという機能は共通している。

0015

ところで、上記従来の表示一体型タブレット装置は、電子ペン47と電極41,43との静電結合を利用して、液晶パネル54上の電子ペンの座標を検出するから、上記電子ペン47を液晶パネル54に近づけるほど、電子ペン47の検出感度が上がる。したがって、図6(A)に示すように、電子ペン47を液晶パネル54に接触させることが理想的である。なお、図6では、行電極41と列電極43とを省略して描いている。

0016

ところが、電子ペン47を液晶パネル54に接触させる場合には、次の〜に示す不具合が生じる。

0017

液晶パネル(表示パネル)の表面を電子ペンで直接になぞったときの感触が悪い。

0018

表示パネルに圧力が加わると、表示品位が低下する。特に、液晶パネルに圧力が加わると、表示品位が著しく低下する。

0019

表示パネルの表面を電子ペンで直接になぞると、表示パネルの表面にキズが付く恐れがある。

0020

電子ペンからの衝撃で表示パネルが破損することがある。

0021

そこで、上記不具合を解決するために、図6(B)に示すように、表示パネル54の表面に所定の厚さdのスペーサ56を設け、このスペーサ56の上に透明な保護板55を設けたタブレット装置がある。このスペーサ56は、図6(C)に示すように、貫通した四角い枠の形をしている。また、上記透明な保護板55は、硬質プラスチックなどで作製した樹脂板である。このタブレット装置によれば、電子ペンを直接に保護板55に接触させても、電子ペンが液晶パネル54を圧迫することを防止できる。また、上記樹脂板には、表面反射を抑えることができ、かつ、電子ペンでなぞったときの感触が良くなるように、表面処理が施されている。

発明が解決しようとする課題

0022

しかしながら、上記スペーサと保護板を設けたタブレット装置には、次の(i),(ii)の欠点がある。

0023

(i)スペーサは保護板を表示パネルの周辺部分だけで支持するので、保護板は、表示パネルの中央部ほど、電子ペンからの圧力によって撓み易くなり、均一な手書き感覚が得られない。

0024

(ii)スペーサの厚み分だけ、電子ペンと電極との間の距離が増大させられるから、上記距離が増大した分だけ電極ペンと電極との静電結合が弱くなる。したがって、電子ペンによる電子ペンの座標検出感度が低下して、外来ノイズの影響を受け易くなって、座標検出感度が悪化する。

0025

そこで、この発明の目的は、良好な手書き感覚と、良好な座標検出感度と、良好な表示品位とを兼ね備え、かつ、電子ペンで圧迫したときの表示パネルの破損を防止できる表示一体型タブレット装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0026

上記目的を達成するため、請求項1の発明の表示一体型タブレット装置は、基板間に封入された電気光学物質を駆動するディスプレイ電極を含む表示パネルと、上記ディスプレイ電極に駆動信号を与える駆動回路と、上記駆動回路を制御する表示制御手段とを有する表示装置とを備え、上記ディスプレイ電極と静電結合する電子ペンと、上記電子ペンと上記ディスプレイ電極とが静電結合したときに上記電子ペンの上記表示パネル上の位置を検出する座標検出手段とを備える表示一体型タブレット装置において、上記表示装置の表示面上に設けられた透明保護板と、上記表示面と上記透明保護板との間に充填された透明のゲル状物質とを備えることを特徴としている。

0027

また、請求項2の発明は、請求項1に記載の表示一体型タブレット装置において、上記ゲル状物質は、空気よりも高い誘電率を有していることを特徴としている。

0028

また、請求項3の発明は、請求項1に記載の表示一体型タブレット装置において、上記ゲル状物質は、上記透明保護板から伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収性を有していることを特徴としている。

0029

また、請求項4の発明は、請求項1に記載の表示一体型タブレット装置において、上記透明保護板は、弾性材で作製されていることを特徴としている。

0030

請求項1の発明は、図2図3に断面と展開状態を模式的に示すように、表示パネル14の表示面上に透明保護板15が設けられており、上記表示面と上記透明保護板15との間に透明のゲル状物質17が充填されている。したがって、電子ペン7を表示面上の透明保護板15のどの位置に接触させても透明保護板15はゲル状物質17で支持されるから、透明保護板15が撓むことが防がれる。したがって、電子ペン7による均一な手書き感覚が得られる。

0031

また、請求項1の発明では、表示面と透明保護板との間にゲル状物質が充填されているから、表示面と保護板との間にスペーサを介在させる従来例に比べて表示面での外部光反射が抑えられる。したがって、表示の視認性が向上する。なお、この発明においても、保護板の表面における外部光の反射は、従来例と同様に起こる。

0032

また、請求項2の発明は、表示面と透明保護板との間に充填された透明なゲル状物質が、空気よりも高い誘電率を有しているから、スペーサを用いる従来例に比べて、電子ペンとディスプレイ電極との間の静電結合強度が向上する。したがって、電子ペンによる座標検出感度が向上し、外来ノイズの影響を受け難くなって、座標検出精度が向上する。

0033

また、請求項3の発明は、上記ゲル状物質が上記透明保護板から伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収性を有している。したがって、電子ペンを透明保護板の表面上の一点に強い力で押し付けても、この力が上記ゲル状物質によって分散させられて、表示面に加わる圧力が軽減される。したがって、表示面が加圧されると、表示装置の表示品位が劣化する表示一体型タブレット装置の表示品位の劣化が防止される。特に、液晶表示装置を備えたタブレット装置の表示品位の劣化が防止される。また、請求項3の発明によれば、電子ペンなどから加わる衝撃から、表示パネルが保護されるから、表示パネルの破損防止効果が高まる。

0034

また、請求項4の発明は、上記透明保護板が弾性材で作製されているから、上記透明保護板を電子ペンでなぞった時の感触が滑らかになり、良好な手書き感覚が得られる。もっとも、電子ペンに押圧されて上記透明保護板が弾性変形すると、電子ペンから表示パネルに圧力が伝わり易くなるが、透明保護板の下のゲル状物質が圧力を吸収するから、表示品位が損なわれることはない。なお、透明保護板は弾性材であるから、電子ペンによる加圧で変形しても、加圧が解除されたなら元の形に戻る。

0035

以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。

0036

図1に、この発明の表示一体型タブレット装置の実施例を示す。この実施例は、単純マトリクス駆動液晶表示装置100と電子ペン7とを備えている。

0037

この実施例は、図1(A)に示すように、ガラス基板2とガラス基板4を備えている。このガラス基板2とガラス基板4との間に、図には示さないが電気光学物質としての液晶が封入されている。また、上記ガラス基板2は、図には示さないが列方向に配列された複数のディスプレイ電極を有している。また、上記ガラス基板4は、行方向に配列された複数のディスプレイ電極を有している。そして、上記電子ペン7は、上記ディスプレイ電極と静電結合できるようになっている。

0038

また、上記ガラス基板2の上面とガラス基板4の下面に、偏光板18が貼り付けられている。上記ガラス基板2とガラス基板4と上記偏光板18とが表示パネル14を構成している。上記ガラス基板2の上面に貼り付けられた偏光板18の上に透明な保護板15が設けられており、上記偏光板18と保護板15との間に透明なゲル状物質17が充填されている。上記ゲル状物質17としては、株式会社シーゲル発売しているαゲル(商品名)を用いた。上記ゲル状物質17は、空気よりも高い誘電率を有している。さらに、上記ゲル状物質17は、透明保護板15から伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収性を有している。また、上記透明保護板15は、弾性材で作製されている。

0039

また、上記表示パネル14には、ディスプレイ電極に駆動信号を与える電極駆動回路5が接続されており、電極駆動回路5には、上記駆動回路を制御する表示制御回路及び周辺回路を含む回路基板19が接続されている。更に、この回路基板19は、上記電子ペン7と電気的に接続されており、電子ペン7が表示パネル14上のどこに位置するのかを検出する座標検出回路を有している。上記表示パネル14と電極駆動回路5と回路基板19とが、表示装置を構成している。 また、20はバックライトである。そして、上記バックライト20および上記回路5および基板19と表示パネル14とゲル状物質17と透明保護板15とを含む内部構造部は、表側ケース21および裏側ケース22の中に収納されている。

0040

図1(B)に、この実施例を、上記透明な保護板15,表側ケース21の上方から見た表面を示す。

0041

上記構成の表示一体型タブレット装置は、上記表示制御回路が電極駆動回路5を制御し、電極駆動回路5が表示パネル14のディスプレイ電極に駆動信号を出力することによって、表示パネル14に封入した液晶の配列状態を変えて、表示パネル14に画像を表示させる。

0042

一方、透明保護板15に近接させた電子ペン7は、上記表示パネル14のディスプレイ電極と静電結合して、電気的に接続された回路基板19の座標検出回路に信号を送る。すると、上記座標検出回路は、複数のディスプレイ電極に対してパルス走査を開始した時から、上記電子ペン7からの信号を受けた時までの時間を演算して、電子ペン7の位置座標を検出する。

0043

上記実施例は、表示装置の表示面上に透明保護板15が設けられており、上記表示面と上記透明保護板15との間に透明のゲル状物質17が充填されている。したがって、電子ペン7を表示面上の透明保護板15のどの位置に接触させても透明保護板15は、ゲル状物質17に支持されてほとんど撓まない。従って、電子ペン7による均一な手書き感覚を得ることができる。

0044

また、上記実施例は、表示面と透明保護板15との間にゲル状物質17が充填されているから、表示面と保護板との間にスペーサを介在させる従来例に比べて、表示面での外部光の反射が抑えられる。従って、表示の視認性が向上する。

0045

また、上記実施例は、表示面と透明保護板15との間に充填された透明なゲル状物質17が、空気よりも高い誘電率を有しているから、スペーサを用いる従来例に比べて、電子ペン7とディスプレイ電極との間の静電結合強度を向上させることができる。したがって、電子ペン7による座標検出感度を向上でき、外来ノイズの影響が受け難くなり、座標検出精度を向上できる。

0046

また、上記実施例は、上記ゲル状物質17が上記透明保護板15から伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収性を有している。したがって、電子ペン7を透明保護板15の表面上の一点に強い力で押し付けても、この力が上記ゲル状物質17によって分散させられて、表示面に加わる圧力が軽減される。したがって、表示品位の劣化を防止できる。また、この実施例によれば、電子ペン7などから加わる衝撃から、表示パネル14が保護されるから、表示パネル14の破損防止効果が高まる。

0047

また、上記実施例は、上記透明保護板15が弾性材で作製されているから、上記透明保護板15を電子ペン7でなぞった時の感触が滑らかになり、良好な手書き感覚が得られる。もっとも、電子ペン7に押圧されて上記透明保護板15が弾性変形すると、電子ペン7から表示パネル14に圧力が伝わり易くなるが、透明保護板15の下のゲル状物質17が圧力を吸収するから、表示品位が損なわれることはない。なお、透明保護板15は弾性材であるから、電子ペン7による加圧で変形しても、加圧が解除されたなら元の形に戻る。

0048

尚、上記実施例では、透明な保護板15を透明ゴムなどの弾性部材で作製したが、上記保護板15をガラスで作製してもよく、透明プラスチックで作製してもよい。また、上記保護板15の表面に微細凹凸を形成した場合には電子ペンによる手書き感覚が一層向上される。また、上記保護板15の表面に低反射処理を施した場合には、保護板15の表面での外部光の反射を抑えることができる。したがって、表示の視認性を一層向上できる。

0049

また、上記実施例は、単純マトリクス駆動液晶表示装置と電子ペンとが構成する表示一体型タブレット装置としたが、本発明は、アクティブマトリクス駆動の液晶表示装置を含むタブレット装置にも適用でき、また、エレクトロルミネッセンス表示装置あるいはプラズマディスプレイ表示装置を含むタブレット装置にも適用することができる。

発明の効果

0050

上より明らかなように、請求項1の発明の表示一体型タブレット装置は、表示パネルの表示面上に透明保護板が設けられており、上記表示面と上記透明保護板との間に透明のゲル状物質が充填されている。したがって、電子ペンを表示面上の透明保護板のどの位置に接触させても透明保護板をゲル状物質が支持するから透明保護板の撓みを防止できる。したがって、電子ペンによる均一な手書き感覚を得ることができる。

0051

また、請求項1の発明では、表示面と透明保護板との間にゲル状物質が充填されているから、表示面と保護板との間にスペーサを介在させる従来例に比べて表示面での外部光の反射を抑えることができる。したがって、表示の視認性を向上させることができる。

0052

また、請求項2の発明は、表示面と透明保護板との間に充填された透明なゲル状物質が、空気よりも高い誘電率を有しているから、スペーサを用いる従来例に比べて、電子ペンとディスプレイ電極との間の静電結合強度が向上する。したがって、電子ペンによる座標検出感度を向上でき、外来ノイズの影響を受け難くなって、座標検出精度を向上できる。

0053

また、請求項3の発明は、上記ゲル状物質が上記透明保護板から伝わる衝撃を緩和する衝撃吸収性を有している。したがって、電子ペンを透明保護板の表面上の一点に強い力で押し付けても、この力が上記ゲル状物質によって分散させられて、表示面に加わる圧力が軽減される。したがって、表示面が加圧されると、表示装置の表示品位が劣化する表示一体型タブレット装置の表示品位の劣化を防止できる。特に、液晶表示装置を備えたタブレット装置の表示品位の劣化を防止できる。また、請求項3の発明によれば、電子ペンなどから加わる衝撃から、表示パネルを保護できるから、表示パネルの破損防止効果を向上できる。

0054

また、請求項4の発明は、上記透明保護板が弾性材で作製されているから、上記透明保護板を電子ペンでなぞった時の感触を滑らかにでき、良好な手書き感覚を得ることができる。もっとも、電子ペンに押圧されて上記透明保護板が弾性変形すると、電子ペンから表示パネルに圧力が伝わり易くなるが、透明保護板の下のゲル状物質が圧力を吸収できるから、表示品位が損なわれることはない。なお、透明保護板は弾性材であるから、電子ペンによる加圧で変形しても、加圧が解除されたなら元の形に戻ることができる。

図面の簡単な説明

0055

図1図1(A)はこの発明の表示一体型タブレット装置の実施例の断面図であり、図1(B)は上記実施例の平面図である。
図2本発明の表示一体型タブレット装置の要部を簡略化して示す断面図である。
図3上記要部の展開図である。
図4従来の表示一体型タブレット装置の電気回路を含む構成を示す構成図である。
図5上記従来例のタイミングチャートである。
図6従来例の表示パネルの構成を示す模式図である。

--

0056

2…ガラス基板、4…ガラス基板、5…電極駆動回路、 7…電子ペン、14…表示パネル、15…透明保護板、 17…透明ゲル状物質、18…偏光板、19…回路基板、 20…バックライト、21…表側ケース、22…裏側ケース、 41…行電極、42…ガラス基板、43…列電極、44…ガラス基板。

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