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技術 成型品包装構造及びその製造方法

出願人 早川ゴム株式会社
発明者 柿本博文木曽治
出願日 1993年11月8日 (26年7ヶ月経過) 出願番号 1993-278285
公開日 1995年5月23日 (25年1ヶ月経過) 公開番号 1995-132911
状態 特許登録済
技術分野 特定物品の包装III(特殊な物品の包装) 包装体
主要キーワード パテ状物 蝶番部分 セメント工業 発泡固化 成型空間 セメント石 平面的形状 計数ミス
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年5月23日)のものです。
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図面 (8)

目的

成型品包装梱包することにより生ずる諸問題を解決すること。脱型バリの除去、数量確認、包装、梱包等の工程を削減すること。成型用型占拠による生産性の低下を防止すること。保管時、輸送時等における成型品への汚れの付着を防止すること。塑性粘性富む物質からなる成型品の変形を防止すること。

構成

上型1と下型2とを備えている成型用型枠を準備する。成型用型枠の成型空間6に、成型空間6の形状に密着した状態で成型される原料充填する。原料を成型し、上型1と下型2とに密着した成型品10を得る。これにより成型品10を成型空間6内に包装する。

概要

背景

従来、各種物質を成型するのには、幾つかの方法がある。ゴム工業、プラスチック工業においては、一般的に、金型内に、ゴム組成物プラスチック組成物充填し、加熱・加圧して硬化させ、成型品を得、この成型品を脱型し、成型品の表面の「バリ」ないし小突起取り去り、ついで成型品を包装していた。

しかし、各種部品に使用する成型品を包装する際には、多量の成型品を脱型し、その数量を確認しながら包装し、梱包する必要があった。このため、計数ミスが発生しやすい。また、脱型、バリの除去、数量確認、包装、梱包など、多くの工程が必要であるため、工程数が多く、作業が煩雑であり、人件費が多くかかる。しかも、部品としての性能から考えれば「バリ」を除去する必要はない場合も多いし、最終的に使用される部位によっては、外から見えないので、「バリ」を除去する必要はない場合も多い。しかし、成型品を包装し、梱包するため、成型品を包装から出して客が見ることを考えれば、商品のみかけ上、成型品から「バリ」を除去することが必要になっていた。

また、液状物を、経時により固化させて成型品を製造する場合には、液状物を成型用型枠内に注入し、この成型用型枠を所定の保管場所放置し、成型品を脱型する必要がある。しかし、液状物が固化し終わるまでの間、即ち、液状物の注入、成型、脱型のサイクルの間、成型用型が占拠される。型の回転を早くするためには、固化工程を早く終了させる必要がある。このため、本来は不要な触媒を液状物に添加したり、液状物を加熱することにより、液状物の固化を早くしていた。しかし、これらの触媒や加熱は、本来不必要なものであり、対策が望まれていた。

また、成型品が粘着性を有する場合には、成型品に汚れが付着し易いので、使用の直前まで、包装形態の状態を保持する必要がある。粘着性を有する成型品には離型紙を貼り付け、包装している。しかし、離型紙に完全には覆われていないので、保管時、輸送時等に成型品に汚れが付着し、商品価値が下がることがあった。また、塑性粘性富む物質からなる成型品は、運送中、在庫保管中に変形しやすく、クレームの原因となることがあった。

概要

成型品を包装、梱包することにより生ずる諸問題を解決すること。脱型、バリの除去、数量確認、包装、梱包等の工程を削減すること。成型用型の占拠による生産性の低下を防止すること。保管時、輸送時等における成型品への汚れの付着を防止すること。塑性や粘性に富む物質からなる成型品の変形を防止すること。

上型1と下型2とを備えている成型用型枠を準備する。成型用型枠の成型空間6に、成型空間6の形状に密着した状態で成型される原料を充填する。原料を成型し、上型1と下型2とに密着した成型品10を得る。これにより成型品10を成型空間6内に包装する。

目的

本発明の課題は、成型品を包装、梱包することにより生ずる諸問題を解決することであり、例えば、脱型、バリの除去、数量確認、包装、梱包等の工程を削減すること、成型用型の占拠による生産性の低下を防止すること、保管時、輸送時等における成型品への汚れの付着を防止すること、塑性や粘性に富む物質からなる成型品の変形を防止することである。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

成型用型枠の上型と、成型用型枠の下型と、前記上型と下型とによって形成された成型空間充填された成型品とを有しており、前記上型と前記下型とが一体化されており、前記成型品が前記上型と前記下型とに密着して成型されており、これにより前記成型品が前記成型空間内に包装されている、成型品包装構造

請求項2

前記上型と前記下型とが、凹部又は開口と凸部との機械的結合によって、又は粘着剤による接合によって、一体化されている、請求項1記載の成型品包装構造。

請求項3

前記成型用型枠に前記成型空間が複数個形成されており、各成型空間の前記上型に開口が設けられており、各成型空間が気体通路によって連続している、請求項1又は2記載の成型品包装構造。

請求項4

上型と下型とを備えている成型用型枠を準備し、この成型用型枠の成型空間に、この成型空間の形状に密着した状態で成型される原料を充填し、前記原料を成型して前記上型と前記下型とに密着した成型品を得、これにより前記成型品を前記成型空間内に包装する、成型品包装構造の製造方法。

請求項5

前記原料が塑性及び/又は粘着性を有しており、この原料を前記成型空間に充填し、次いでこの成型用型枠に圧力を加えることにより前記原料を成型する、請求項4記載の成型用型枠の製造方法。

請求項6

前記原料が粉末であり、この粉末を前記成型空間に充填し、次いでこの成型用型枠に圧力を加えることにより前記粉末を成型する、請求項4記載の成型用型枠の製造方法。

請求項7

前記原料が、経時後に固化する液状物であり、この液状物を前記成型空間に充填し、次いでこの液状物を固化又は発泡固化させることにより前記成型品を得る、請求項4記載の成型用型枠の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、成型品包装構造及びその製造方法に関するものである。例えば、ゴム工業、プラスチック工業においては、液状の反応物質成型用型枠に注入して硬化させ、成型品を得たり、各種の粉末バインダーと混合して成型することがある。セメント工業においては、やはりセメントモルタル等の反応硬化物質を成型することが多い。更に、食品工業においては、ゼラチン氷菓子等の食品材料を成型することが多い。本発明は、こうした様々な成型品を包装する場合に、適用することができる。

背景技術

0002

従来、各種物質を成型するのには、幾つかの方法がある。ゴム工業、プラスチック工業においては、一般的に、金型内に、ゴム組成物プラスチック組成物充填し、加熱・加圧して硬化させ、成型品を得、この成型品を脱型し、成型品の表面の「バリ」ないし小突起取り去り、ついで成型品を包装していた。

0003

しかし、各種部品に使用する成型品を包装する際には、多量の成型品を脱型し、その数量を確認しながら包装し、梱包する必要があった。このため、計数ミスが発生しやすい。また、脱型、バリの除去、数量確認、包装、梱包など、多くの工程が必要であるため、工程数が多く、作業が煩雑であり、人件費が多くかかる。しかも、部品としての性能から考えれば「バリ」を除去する必要はない場合も多いし、最終的に使用される部位によっては、外から見えないので、「バリ」を除去する必要はない場合も多い。しかし、成型品を包装し、梱包するため、成型品を包装から出して客が見ることを考えれば、商品のみかけ上、成型品から「バリ」を除去することが必要になっていた。

0004

また、液状物を、経時により固化させて成型品を製造する場合には、液状物を成型用型枠内に注入し、この成型用型枠を所定の保管場所放置し、成型品を脱型する必要がある。しかし、液状物が固化し終わるまでの間、即ち、液状物の注入、成型、脱型のサイクルの間、成型用型が占拠される。型の回転を早くするためには、固化工程を早く終了させる必要がある。このため、本来は不要な触媒を液状物に添加したり、液状物を加熱することにより、液状物の固化を早くしていた。しかし、これらの触媒や加熱は、本来不必要なものであり、対策が望まれていた。

0005

また、成型品が粘着性を有する場合には、成型品に汚れが付着し易いので、使用の直前まで、包装形態の状態を保持する必要がある。粘着性を有する成型品には離型紙を貼り付け、包装している。しかし、離型紙に完全には覆われていないので、保管時、輸送時等に成型品に汚れが付着し、商品価値が下がることがあった。また、塑性粘性富む物質からなる成型品は、運送中、在庫保管中に変形しやすく、クレームの原因となることがあった。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明の課題は、成型品を包装、梱包することにより生ずる諸問題を解決することであり、例えば、脱型、バリの除去、数量確認、包装、梱包等の工程を削減すること、成型用型の占拠による生産性の低下を防止すること、保管時、輸送時等における成型品への汚れの付着を防止すること、塑性や粘性に富む物質からなる成型品の変形を防止することである。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、成型用型枠の上型と、成型用型枠の下型と、前記上型と下型とによって形成された成型空間に充填された成型品とを有しており、前記上型と前記下型とが一体化されており、前記成型品が前記上型と前記下型とに密着して成型されており、これにより前記成型品が前記成型空間内に包装されている、成型品包装構造に係るものである。

0008

また、本発明は、上型と下型とを備えている成型用型枠を準備し、この成型用型枠の成型空間に、この成型空間の形状に密着した状態で成型される原料を充填し、前記原料を成型して前記上型と前記下型とに密着した成型品を得、これにより前記成型品を前記成型空間内に包装する、成型品包装構造の製造方法に係るものである。

0009

本発明によれば、成型用型枠の成型空間に、この成型空間の形状に密着した状態で成型される原料を充填し、上型と下型とを一体化し、原料を成型して上型と下型とに密着した成型品を得、これにより成型品を成型空間内に包装している。即ち、成型用型枠を包装材として使用し、成型品を成型用型枠から脱型することなく、そのまま梱包し、保管、輸送できるようにしたのである。

0010

これにより、脱型、数量の確認、包装、梱包等の工程が不要になった。また、成型品が成型用型枠内に包装されているので、成型品のバリを除去する必要はない。また、液状物を、経時により固化させて成型品を製造する場合には、液状物を成型用型枠内に注入した後、液状物を固化させ、この状態で保管、輸送する。従って、液状物が固化し終わるまでの間、成型用型が占拠されるという問題はない。

0011

また、成型品が粘着性を有する場合には、成型品が成型用型枠内にそのまま包装されるので、成型品が露出する機会がない。従って、成型品に汚れが付着しない。また、塑性や粘性に富む物質からなる成型品も、成型用型枠内で加圧成型された状態で保持されているので、運送中、在庫保管中に成型用型枠に圧力がかかっても、成型品は変形しにくい。

0012

本発明では、上型と下型とを備えている成型用型枠を準備する。上型と下型との一方が、平板フィルム状物であってもよい。上型と下型とは、分離した状態であってよく、予め一体化した状態であってもよい。

0013

成型用型枠の材質としては、熱可塑性樹脂熱硬化性樹脂ポリエチレンポリプロピレンスチレンポリエステルナイロンウレタンエポキシフェノール等)、金属箔(鉄、アルミニウム等の箔)、紙状物等を、単独で使用することができ、また、これらの複合物を使用することができる。また、これらの各材質の表面に、アルミニウムの蒸着層を設け、この蒸着層によって遮光できるし、シリコン等からなる離型層を形成することもできる。

0014

この成型用型枠の成型空間に、この成型空間の形状に密着した状態で成型される原料を充填し、原料を成型し、上型と下型とに密着した成型品を得る。この際、上型と下型とが分離されている場合には、上型と下型とを一体化する。この際、上型と下型とを、粘着剤によって接合することができ、又は、凹部と凸部との嵌合によって一体化してもよい。成型空間の周辺を、粘着テープ、粘着剤、ホットメルト等によってシールすることもできる。

0015

成型用型枠に成型空間を複数個形成することができる。この場合、各成型空間の上型に開口を設けることができる。特に、液状物を成型空間内に注入する場合には、この開口が、液状物の注入口となり、また空気の脱気口となる。また、各成型空間を、気体通路によって連続させることができる。この気体通路は、上型又は下型の溝によって形成することができ、また、パイプによって形成することができる。

0016

原料が塑性及び/又は粘着性を有している場合には、この原料を上型及び又は下型に入れ、次いで上型と下型とを一体化し、成型用型枠を金型木型の中に入れ、成型空間内の原料を圧縮し、成型することができる。または、予め上型と下型とを組み合わせて成型空間を形成し、この成型空間内に原料を入れることができる。

0017

原料が粉末である場合には、この粉末を上型及び/又は下型に入れ、次いで上型と下型とを一体化し、成型空間内の粉末を成型することができる。または、上型と下型とを予め組み合わせ、成型空間を形成しておき、成型空間内に粉末を入れ、この粉末を成型することができる。

0018

塑性及び/又は粘着性を有する原料としては、粘土パテ状物未加硫ゴムエラストマー等がある。特に、成型するのに際して、多少の圧力を付与することが好ましい。粉末原料としては、ゴム、プラスチックの粉末、粒子や、充填材等の粉末、粒子がある。ゴム、プラスチックの粉末、粒子は、発泡されていてよく、発泡されていなくともよい。

0019

液状物からなる原料としては、常温で反応固化する液状物、常温で反応し、発泡及び固化する液状物、低温加熱により反応固化する液状物、低温加熱により反応し、発泡固化する液状物、吸油により固化する液状物、セメント石膏等の水硬性物質を含有する液状物を例示できる。塑性及び/又は粘着性を有する原料、上記の粉末からなる原料、上記の液状物からなる原料は、単独で成型することが通常であるが、混合して成型してもよい。

0020

次に、図面を参照しつつ、本発明の好適例について説明する。図1(a)は、上型1と下型2とを分離した状態を示す部分断面図であり、図1(b)は、成型品10を包装した状態を示す部分断面図である。図2は、上型1、下型2の平面的形状を示すための平面図である。

0021

上型1は、平坦部1aと成型部1bとを備えている。成型部1bの内側には、略半球状の空間3が形成されている。下型2は、平坦部2aと成型部2bとを備えている。成型部2bの内側には、略半球状の空間4が形成されている。下型2の平坦部2aに、粘着層5が設けられている。

0022

各空間3、4は、図2に示すように配置されており、空間3と4とが互いに合わさるように設けられている。この空間3、4に、所定量の原料を収容し、上型1と下型2とを一体化する。この際、図1(b)に示すように、粘着層5によって、上型1と下型2とが接合される。この結果、成型用型枠に成型空間6が形成される。こうして得た成型用型枠を、金型、木型等に入れ、所定の圧力を加え、原料を成型する。この結果、成型空間6に成型品10が生ずる。成型品10は、上型1及び下型2に密着している。

0023

この状態で、各成型品10は成型用型枠の成型空間内に包装されている。この成型用型枠を倉庫に保管し、次いで運搬する。むろん、成型用型枠から成型品10を脱型する必要はない。

0024

図3(a)は、上型11と下型12とを分離した状態を示す部分断面図であり、図3(b)は、成型品10を包装した状態を示す部分断面図である。上型11は、平坦部11aと成型部11bとを備えている。成型部11bの内側には、略半球状の空間3が形成されている。下型12は、平坦部12aと成型部12bとを備えている。成型部12bの内側には、略半球状の空間4が形成されている。各空間3、4は、図2に示すように配置されている。

0025

上型1の平坦部11aには、空間3の周囲に、凸部7が形成されている。下型12の平坦部12aには、空間4の周囲に、開口8及び凹部9が設けられている。空間3、4に、所定量の原料を収容し、上型11と下型12とを一体化する。この際、図3(b)に示すように、凸部7を、開口8、凹部9にはめ合わせる。この結果、成型用型枠に成型空間6が形成される。

0026

こうして得た成型用型枠を、金型、木型等に入れ、所定の圧力を加え、原料を成型する。この結果、成型空間6に成型品10が生ずる。成型品10は、上型1及び下型2に密着しており、成型用型枠によって包装されている。

0027

図4は、さらに他の実施例に係る成型用型枠を示す部分断面図であり、図5は、この上型21の平面的形状を示すための平面図である。上型21は、平坦部21aと成型部21bとを備えており、成型部21bの中央付近に、開口21cが設けられている。成型部21bの内側には、略半球状の空間3が形成されている。下型22は、平坦部22aと成型部22bとを備えている。成型部22bの内側には、略半球状の空間4が形成されている。空間3は、図5に示すように配置されている。空間4は、図2に示すように配置されている。

0028

本実施例では、更に、上型21において、隣り合う各成型空間3の間が、細長い溝13によって連結されている。即ち、上型21と下型22とを一体化した後でも、溝13の部分は気体通路となる。

0029

本実施例の成型用型枠においては、特に流動性の高い液状物からなる原料を、矢印Aのように、開口21cから注入することができる。しかも、隣り合う成型空間6が溝13によって連続しているので、この溝13を通して気体及び余った液状物が移動する。従って、液状物を成型空間6内に注入するとき、注入がスムーズに行えるし、また各成型空間6ごとに液状物の注入量にムラが生じないので、各成型空間6内にほぼ完全に液状物を充填することができる。

0030

図6は、他の実施例に係る成型用型枠を示す部分断面図である。上型31は、平坦部31a、31dと成型部31bとを備えており、成型部31bの中央付近に、開口31cが設けられている。成型部31bの内側には、略半球状の空間3が形成されている。下型32は、平坦部32aと成型部32bとを備えている。成型部32bの内側には、略半球状の空間4が形成されている。空間3、4は、図2に示すように配置されている。

0031

図6に示す状態では、上型31と下型32とが一体化されており、成型空間6が形成されている。上型31と下型32とは、蝶番部分33によって結合されている。蝶番部分33の反対側では、平坦部31dが、下型32の末端にある留め具32cに引っかけられ、固定されている。

0032

開口31cから、液状物からなる原料を注入する。ついで、この液状物を固化させ、図7に示す成型品30を得る。この状態で成型品30は、成型用型枠によって包装されている。このようにして包装された成型品30を、保管、運搬する。成型品30を使用する際には、図7に示すように、留め具32cから平坦部31dを外し、蝶番33を中心として上型31を回転させ、成型品30を露出させる。

0033

以下、更に具体的な実験結果について述べる。
原料の製造例
まず、以下のようにして各原料を製造した。

0034

配合例1の粘着性組成物
再生ブチルゴム(早川ゴム株式会社製) 100重量部
ポリブテン30重量部
粘着性付与樹脂(ヤスハラケミカル株式会社製テルペン樹脂「Px─800」)
50重量部
タルク50重量部
炭酸カルシウム100重量部
合計 330重量部

0035

配合例2の組成物
普通ポルトランドセメント100重量部
消石灰5重量部
硅砂8号 100重量部
アクリルエマルジョン20重量部
ゴム粉末(16〜24メッシュ) 100重量部
水 20重量部

0036

配合例3の液状物
液状ポリブタジエンゴム(出光石油化学株式会社製「R─45T」
100重量部
ストレートアスファルト100重量部
プロセスオイル(出光興産製「ダイアナプロセスオイルAH─16」)
100重量部
水 3重量部
トリエチレンジアミン33%グリコール溶液0.1重量部
ジブチル錫ジラウレート0.1重量部
シリコン(東シリコン株式会社製「東芝シリコンTSA─750」)
0.5重量部
主剤の合計 303.7重量部
硬化剤(住友バイエルウレタン株式会社製「スミジュール44V─20」)
60重量部
合計 363.7重量部

0037

(実施例1)図1及び図2に示す成型用型枠を製造した。ポリエチレンと発泡スチロールとを積層して板材を製造し、この板材を真空成型し、上型1及び下型2を製造した。配合例1の粘着性組成物を、上型1の空間3及び下型2の空間4に、それぞれ充填した。この上型1及び下型2を、木型内に収容し、上下より軽く加圧し、粘着性組成物を成型し、図1(b)に示す包装品を得た。

0038

(実施例2)図3及び図2に示す成型用型枠を準備した。ウレタンを射出成型して上型11及び下型12を製造した。配合例2の、セメント及びゴム粉末を含有する組成物を、上型11の空間3及び下型12の空間4に、それぞれ若干多めに充填した。この上型11及び下型12を、木型内に収容し、上下より軽く加圧し、組成物を成型し、図3(b)に示す包装品を得た。

0039

(実施例3)図4及び図5に示す成型用型枠を準備した。厚さ100μmのポリエステルフィルムを真空成型して上型21、下型22を製造した。配合例3の液状組成物を、下型22内へと、開口21cから注入した。この配合例3の液状物は、硬化反応後にもとの4倍の体積にまで発泡する。

0040

(比較例1)配合例1の粘着性組成物を、押し出し機によって成型し、幅40mm、厚さ5mm、長さ200mmの成型品を製造した。この成型品の上下の両面に、それぞれ、幅50mm、長さ210mmの離型紙を貼り、包装した。

0041

上記の各例の包装品について、下記の実験を実施した。
(成型包装時間)成型用型枠内に、成型用の原料を充填する工程が終了するまでに必要な時間を測定した。
(成型試験)成型時に液体漏れ等の不都合があるかどうかを観測した。

0042

(変形の防止効果)各例について包装品を10段積み上げて1つのケースを製造し、このケースを20段に積み上げた。この後、1か月経過後に、各成型品の変形の有無を調査した。また、トラックに上記のケースを20段積み上げ、この状態で、福山─大阪─東京─名古屋─福山のルートを走行した。走行後に、成型品の変形を調査した。

0043

汚れ防止効果の試験)各例の包装品を、台の上に載置し、各包装品に炭酸カルシウム粉末を吹きつけ、各成型品の汚れの度合いを観察した。次に核実験の結果を示す。

0044

(実施例1の結果)この実施例では、配合例1の粘着性組成物を使用し、図1に示す成型用型枠を。使用している。成型包装時間は、1個あたり1分であり、非常に迅速に多数の粘着性の成型品を包装できることが判明した。また、成型時には、まったく不都合は生じなかった。また、倉庫にケースを1か月積み上げた後も、成型品にはまったく変形は生じていなかった。また、成型品は、成型用型枠により保護されていたため、成型品の汚れは、全く生じなかった。

0045

(実施例2の結果)この実施例では、配合例2の組成物を使用し、図3に示す成型用型枠を使用している。成型包装時間は、1個あたり1分30秒であり、非常に迅速に多数の包装製品を製造できることが判明した。むろん、この状態のままで、配合例2の組成物は、成型用型枠内で養生された。

0046

なお、従来は、こうしたセメントとゴム粉末とを含有する組成物は、型枠の中に入れ、組成物を型枠の中で硬化させ、養生させ、養生後の成型品を脱型し、脱型後の成型品を包装していた。本実施例では、成型用型枠内に配合例2の組成物を充填したあと、この中でも組成物の養生が進行する。この養生は、この後の倉庫への保管、運送の間も、絶えず進行する。従って、従来のように、長時間の養生処理が不要になった。

0047

また、成型時には、まったく不都合は生じなかった。また、倉庫にケースを1か月積み上げた後も、成型品にはまったく変形は生じていなかった。また、成型品は、成型用型枠により保護されていたため、成型品の汚れは、全く生じなかった。

0048

(実施例3の結果)この実施例では、配合例3の液状物を使用し、図4に示す成型用型枠を使用している。成型包装時間は、1個あたり1分であり、非常に迅速に包装品を製造できることが判明した。むろん、この状態のままで、配合例3の液状物は、成型用型枠内で硬化した。

0049

なお、従来は、こうした液状物組成物は、型枠の中に入れ、液状物を型枠の中で硬化させ、硬化後の成型品を脱型し、脱型後の成型品を包装していた。本実施例では、成型用型枠内に配合例3の液状物を注入したあと、この中で液状物の硬化が進行する。従って、従来のように、型内で長時間にわたって硬化処理する必要がなくなった。

0050

また、成型時には、まったく不都合は生じなかった。また、倉庫にケースを1か月積み上げた後も、成型品にはまったく変形は生じていなかった。また、成型品は、成型用型枠により保護されていたため、成型品の汚れは、全く生じなかった。

0051

(比較例1)成型及び包装に要した時間は1分50秒であった。成型時に不都合は生じなかったが、倉庫に保管したあと、運送したあとに、成型品が大きく変形していた。また、汚れ試験では、成型品の側面に汚れが付着していた。

0052

成型用型枠の材質を表面離型処理すれば、又は、成型用型枠の厚さをやや大きくして包装から成型品を取り出すときに成型用型枠が容易に破壊しないようにすれば、成型用型枠を再利用することができる。従って、省資源環境保護の点で非常に優れている。

発明の効果

0053

本発明によれば、成型用型枠の成型空間に、この成型空間の形状に密着した状態で成型される原料を充填し、上型と下型とを一体化し、原料を成型して上型と下型とに密着した成型品を得、これにより成型品を成型空間内に包装している。即ち、成型用型枠を包装材として使用し、成型品を成型用型枠から脱型することなく、そのまま梱包し、保管、輸送できるようにした。

0054

これにより、脱型、数量の確認、包装、梱包等の工程が不要になった。また、成型品のバリを除去する必要はない。また、液状物を、経時により固化させて成型品を製造する場合には、液状物が固化し終わるまでの間、成型用型が占拠されるという問題はない。

0055

また、成型品が粘着性を有する場合には、成型品が成型用型枠内にそのまま包装されるので、成型品に汚れが付着しない。また、塑性や粘性に富む物質からなる成型品も、成型用型枠内で加圧成型された状態で保持されているので、運送中、在庫保管中に成型用型枠に圧力がかかっても、成型品は変形しにくい。

図面の簡単な説明

0056

図1(a)は、上型1と下型2とを分離した状態を示す部分断面図であり、(b)は、成型品10を包装した状態を示す部分断面図である。
図2上型1、下型2の平面的形状を示すための平面図である。
図3(a)は、上型11と下型12とを分離した状態を示す部分断面図であり、(b)は、成型品10を包装した状態を示す部分断面図である。
図4他の実施例に係る成型用型枠を示す部分断面図である。
図5上型21の平面的形状を示すための平面図である。
図6他の実施例に係る成型用型枠を示す部分断面図である。
図7上型31と下型32とを開き、成型品30を取り出す際の状態を示す断面図である。

--

0057

1、11、21、31上型
2、12、22、32下型
3、4 空間
5粘着層
6成型空間
7 凸部
8 開口
9 凹部
10、30成型品
13 溝(気体通路)
21c、31c 開口
A注入の方向
B気体及び液状物が流れる方向

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