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技術 糸切れ検知装置

出願人 津田駒工業株式会社
発明者 本郷真一
出願日 1993年11月1日 (27年3ヶ月経過) 出願番号 1993-293854
公開日 1995年5月16日 (25年9ヶ月経過) 公開番号 1995-126957
状態 拒絶査定
技術分野 織機
主要キーワード 気流発生器 圧力空気源 自動再起動 織り段 各光電センサ 空気噴出ノズル 各給糸体 テンサ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年5月16日)のものです。
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図面 (6)

目的

糸切れ検知精度を向上させることにある。

構成

糸切れ検知装置は、糸が移動する糸道を含む検知領域を経る光線を受けて糸が前記検知領域内に存在しないときに糸切れ信号を発生する光電センサと、切れた糸を前記検知領域の外へ変位させる気流を前記検知領域内の糸に作用させる気流発生手段とを含む、ことを特徴とする。

概要

背景

織機は、一般に、給糸体から測長貯留装置に引き出される緯糸のように、移動する糸が途中で切れたことを検知する糸切れ検知装置を備えている。この種の糸切れ検知装置は、糸が所定の検知領域内に存在しないときに糸切れ信号を発生する。

このような糸切れ検知装置の1つとして、糸が移動する糸道指向される光線により検知領域を設定し、検知領域を経る光線を受光素子に受け、受光素子の出力信号を基に、糸が検知領域内に存在しないときに糸切れ信号を発生する装置がある(特開平3−119146号公報)。

この従来の装置において、糸の切断箇所が検知領域内または検知領域の近傍であると、切れた糸は自重により検知領域の外に自由落下し、それにより糸切れ信号が発生される。

しかし、この従来の装置では、糸切れの発生箇所が検知領域から離れていると、糸が切れたことを検知することができないことが多い。これは、特に、糸ガイドのように糸に対して摩擦部材として作用する部材が検知領域に関して糸の移動方向における糸道の上流側または下流側に設けられている場合に多く生じ、検知精度の低下を招く。

すなわち、糸が検知領域から見て糸ガイド等より遠い離れた箇所で切れたとき、その糸が糸ガイド等による接触摩擦により自重落下することができずに検知領域内に残ってしまう。その結果、切れた糸が検知領域内に存在するから、糸切れが生じたにもかかわらず、その旨を検知することができない。

上記のような糸切れ検知精度の低下は、織機における給糸体から測長貯留装置に引き出される糸が切れたことを検知する装置のみならず、製糸装置のように糸を移動させる各種の装置用の糸切れ検知装置においても生じる。

概要

糸切れの検知精度を向上させることにある。

糸切れ検知装置は、糸が移動する糸道を含む検知領域を経る光線を受けて糸が前記検知領域内に存在しないときに糸切れ信号を発生する光電センサと、切れた糸を前記検知領域の外へ変位させる気流を前記検知領域内の糸に作用させる気流発生手段とを含む、ことを特徴とする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

糸が移動する糸道を含む検知領域を経る光線を受けて糸が前記検知領域内に存在しないときに糸切れ信号を発生する光電センサと、切れた糸を前記検知領域の外へ変位させる気流を前記検知領域内の糸に作用させる気流発生手段とを含む、糸切れ検知装置

請求項2

さらに、前記光電センサが収容された箱体であって前記糸道に連通されて前記検知領域を形成する開口を有する箱体を含み、前記気流発生手段は、圧力空気を前記箱体内に供給して前記開口から前記糸道に達する前記気流を生じさせる手段である、請求項1に記載の糸切れ検知装置。

技術分野

0001

本発明は、糸が検知領域内に存在しないときに糸切れ信号を発生する光電センサを備えた糸切れ検知装置に関する。

背景技術

0002

織機は、一般に、給糸体から測長貯留装置に引き出される緯糸のように、移動する糸が途中で切れたことを検知する糸切れ検知装置を備えている。この種の糸切れ検知装置は、糸が所定の検知領域内に存在しないときに糸切れ信号を発生する。

0003

このような糸切れ検知装置の1つとして、糸が移動する糸道指向される光線により検知領域を設定し、検知領域を経る光線を受光素子に受け、受光素子の出力信号を基に、糸が検知領域内に存在しないときに糸切れ信号を発生する装置がある(特開平3−119146号公報)。

0004

この従来の装置において、糸の切断箇所が検知領域内または検知領域の近傍であると、切れた糸は自重により検知領域の外に自由落下し、それにより糸切れ信号が発生される。

0005

しかし、この従来の装置では、糸切れの発生箇所が検知領域から離れていると、糸が切れたことを検知することができないことが多い。これは、特に、糸ガイドのように糸に対して摩擦部材として作用する部材が検知領域に関して糸の移動方向における糸道の上流側または下流側に設けられている場合に多く生じ、検知精度の低下を招く。

0006

すなわち、糸が検知領域から見て糸ガイド等より遠い離れた箇所で切れたとき、その糸が糸ガイド等による接触摩擦により自重落下することができずに検知領域内に残ってしまう。その結果、切れた糸が検知領域内に存在するから、糸切れが生じたにもかかわらず、その旨を検知することができない。

0007

上記のような糸切れ検知精度の低下は、織機における給糸体から測長貯留装置に引き出される糸が切れたことを検知する装置のみならず、製糸装置のように糸を移動させる各種の装置用の糸切れ検知装置においても生じる。

0008

本発明は、糸切れの検知精度を向上させることを目的とする。

0009

本発明の糸切れ検知装置は、糸が移動する糸道を含む検知領域を経る光線を受けて糸が前記検知領域内に存在しないときに糸切れ信号を発生する光電センサと、切れた糸を前記検知領域の外へ変位させる気流を前記検知領域内の糸に作用させる気流発生手段とを含む、ことを特徴とする。

0010

光電センサへの入射光量は、糸が検知領域に存在するか否かにより異なる。このため、光電センサは、入射光量を基に、糸が検知領域に存在するか否かを監視する。気流発生手段により発生される気流は、糸切れが生じたか否かにかかわらず、検知領域内の糸に常時作用するが、糸の通常の移動を妨げることはない。

0011

糸が切れると、切れた糸は、たとえこれが糸ガイド等に摩擦接触していても、気流発生手段に起因する気流により検知領域の外へ変位される。これにより、糸が検知領域に存在しなくなるから、光電センサは糸切れ信号を発生する。

0012

本発明によれば、切れた糸が気流の作用により検知領域外に変位されるから、たとえ切れた糸が糸ガイド等に摩擦接触していても、切れた糸は検知領域外に確実に変位され、糸切れを確実に検知することができる。

0013

さらに、前記光電センサが収容された箱体であって前記糸道に連通されて前記検知領域を形成する開口を有する箱体を含み、前記気流発生手段は、圧力空気を前記箱体内に供給して前記開口から前記糸道に達する前記気流を生じさせる手段であることが好ましい。これにより、切れた糸が開口から箱体の外へ流出する気流により検知領域外へ確実に移動されるから、検知精度がより向上する。また、気流が箱体内から開口を介して箱体の外へ常時流出するから、風綿が箱体内の光電センサに付着することを防止することができ、光電センサが良好な検知感度に維持される。

0014

図1を参照するに、糸切れ検知装置10は、図において左方から右方へ移動される糸12を感知する光電センサ14と、切れた糸12aを変位させる気流を糸に作用させる気流発生器16とを含む。

0015

図示の例では、光電センサ14は、移動中の糸12に光線18を指向させる送光器14aと、糸12が移動する糸道に関して送光器14aと反対の側に配置された受光器14bとを含む。しかし、受光器14bを、糸道に関して上方、下方等上記と異なる側、好ましくは送光器14aと同じ側に配置し、糸12からの反射光線を受光器14bで受光するようにしてもよい。

0016

いずれの場合も、検知領域は受光器14bにより規制され、糸12は検知領域を通って移動する。また、受光器14bは、糸道を経た光線18を受けて受光量に対応した電気信号を発生する。

0017

気流発生器16は、図示の例では、糸道の近傍にあって糸道の下方に配置されて、図示しない排気ポンプのような吸引源に接続された吸引器である。しかし、気流発生手段16は、糸道の近傍にあって糸道の上方または側方に配置されて吸引源に接続された吸引器であってもよいし、また糸道の近傍にあって糸道の下方、上方または側方に配置されてコンプレッサのような圧力空気源に接続された空気噴出ノズルであってもよい。

0018

送光器14a、受光器14bおよび気流発生器16は、適宜な支持手段により、織機等のフレームに取り付けてもよいし、糸12を案内するリング状の糸ガイドを糸道に設け、これに支持させてもよい。

0019

受光器14bへの入射光量は、糸12が検知領域に存在するか否かにより異なる。このため、光電センサ14は、入射光量を基に、糸が光電センサ14の検知領域に存在するか否かを監視する。

0020

気流発生器16により糸12に作用する気流は、糸切れが生じたか否かにかかわらず、検知領域内の糸12に常時作用して切れた糸を光電センサ14の検知領域の外に変位させるが、糸12の通常の移動を妨げないような流速に選択されている。

0021

このため、糸切れを生じない限り、糸12は光電センサ14の検知領域内の糸道を通って移動し、光電センサ14は糸ありの状態を維持する。

0022

しかし、糸12が例えば部位12bで切れると、切れた糸12aは、たとえ糸ガイド等に摩擦接触していても、2点鎖線で示すように気流発生器16に吸引されることにより、光電センサ14の検知領域から強制的に変位される。

0023

気流発生器16が圧力空気を噴出するノズルである場合、切れた糸12aは、そのノズルから噴出される圧力空気により、光電センサ14の検知領域の外に強制的に変位され、最終的に自重により所定の容器内に落下する。

0024

切れた糸12aが光電センサ14の検知領域に存在しなくなると、受光器14bへの入射光量が変化するから、その変化に対応した糸切れ信号が受光器14bから出力される。受光器14bから出力される糸切れ信号は、図示しない制御回路検知回路等において織機等を停止させる停止信号のような制御信号の発生に用いられる。

0025

糸切れ信号は、受光器14bへの入射光量に比例した電圧レベルの信号自体であってもよいし、受光器14bへの入射光量に比例した電圧レベルの信号を基に電子回路等において利用可能の電圧レベルを有する信号に変換したものであってもよい。

0026

電圧レベルの変換は、電圧比較器等を用いた公知の処理回路において行なうことができる。このような処理回路は、受光器14b内に設けてもよいし、受光器14bとは別に設けてもよい。

0027

糸切れ検知装置10によれば、たとえ切れた糸12aが糸ガイド等に摩擦接触していても、その糸12aが気流の作用により光電センサ14の検知領域外に確実に変位されるから、糸切れを確実に検知することができる。

0028

図2は、糸切れ検知装置20を織機の給糸センサとして使用した実施例を示す。図2において、糸切れ検知装置20は、自動糸通し装置の付属機器として設けられている。

0029

自動糸通し装置は、例えば、特開平3−152245号公報に記載されているように、給糸体22,24から、給糸センサすなわち糸切れ検知装置20、糸案内筒26および測長貯留装置28を介して、緯入れ用のメインノズル30に達する緯糸の移動経路の途中で糸切れが発生したとき、または使用中の給糸体22の緯糸の消費が完了したときに、他の給糸体24の緯糸を、糸切れ検知装置20、糸案内筒26および測長貯留装置28を介して、メインノズル30に通す、いわゆる糸処理を自動的に行なうものである。

0030

図示の例では、自動糸通し装置は、2系統の糸通しユニットを備える。各糸通しユニットは、給糸体22または24から、糸を案内する糸ガイド32または34、糸にテンションを作用させるテンサ36または38、および糸処理時に糸を糸切れ検知装置20および糸案内筒26を経て測長貯留装置28に通す給糸ノズル40または42を備える。糸切れ検知装置20は、糸案内筒26の糸受入口の側に取り付けられている。なお、測長貯留槽値28へ通された糸は、図示しない糸通し機構の作用により、メインノズル30へ通される。

0031

糸通しユニットの一実施例を図3に示す。各糸ガイド32,34は、L字型曲げられており、また対応するテンサ36,38および給糸ノズル40,42を支持している。各テンサ36,38は、図示の例では、共同して糸を挟む一対の板ばねからなる。各給糸ノズル40,42は、メインノズル30のように、対応する給糸体22,24の糸を、圧力空気等により引き出すとともに、送り出すタイプのものである。

0032

糸切れ検知装置20により糸に作用させる気流は、たとえ切れた糸が糸ガイド、テンサ、給糸ノズル、糸案内筒等に摩擦接触していても、その摩擦力打ち勝って切れた糸を変位させるが、糸12no通常の移動を妨げない程度の流速に選択されている。このため、気流は、糸切れが生じたか否かにかかわらず、検知領域内の糸に常時作用するが、糸の通常の移動を妨げない。

0033

図2および図3に示す自動糸通し装置において、通常は、一方の糸通しユニットが使用されて対応する給糸体22の糸44が緯入れに用いられ、他方の糸通しユニットは対応する給糸体24の糸46を給糸ノズル42まで通した状態で待機している。メインノズル30から圧力空気のような流体とともに噴出される糸は、経糸48により形成された開口に緯入れされる。

0034

一方の糸通しユニットの使用中に、給糸体22からメインノズル30に至る経路の途中で糸切れが発生すると、その旨を糸切れ検知装置20が検知することにより、織機を停止させる。その後、糸切れ検知装置20からメインノズル30に至る経路中の残糸を図示しない糸通し機構の作用により除去し、他方の糸通しユニットにより、給糸体24の糸46を糸切れ検知装置20からメインノズル30に至る経路に通す。

0035

使用中の給糸体の緯糸の消費が完了し、対応する給糸体からメインノズル30に至る経路中に糸がなくなると、その旨を糸切れ検知装置20が検知することにより、上記と同様に動作する。

0036

図4は、給糸センサとして用いる糸切れ検知装置20の一実施例を示す。糸切れ検知装置20は、直方体状の箱体50と、図2および図3に示す糸通しユニット毎に設けられた一対の光電センサ52と、気流発生器54とを含む。

0037

箱体50は、6つの面部材を有する平行六面体状の箱枠56と、該箱枠に配置された筒状部材58とにより形成されている。箱枠56は、図2および図3に示す糸案内筒26に取り付けられている。

0038

筒状部材58は、箱枠56の対面する一対の面部材を貫通する方向に伸びる糸通し空間60を形成している。筒状部材58は、筒状部材58の内側と外側とをすなわち箱枠56内と糸通し空間60とを連通するように互いに対向して形成された一対の開口62を有する。

0039

図示の例では、筒状部材58は円筒状の部材であり、各開口62は筒状部材58の周方向に長いスリットである。しかし、筒状部材58は、角筒状等他の形状を有していてもよく、また開口62は、円形四角形等他の形状を有する1以上の小さな穴であってもよい。

0040

図3に示す糸44,46のそれぞれは、図3に関して説明した対応する糸通しユニットにより、糸通し空間60内にあって一つの開口62の近傍を通るように、位置決められる。

0041

各光電センサ52は、糸および開口の1つに対応されており、また対応する糸を対応する開口62を介して感知するように、対応する開口と対向されている。図示の例では、各光電センサ52は、対応する開口62の長手方向に間隔をおいた一対の送光器64と、対応する糸からの反射光線を受光する受光器66とを備える。送光器64および受光器66は、箱枠56に配置された支持部材68に支持されている。

0042

各送光器64は対応する開口62を介して対応する糸に向う光線を発生し、各受光器66は対応する糸から対応する開口62を介して入射する反射光線を受光する。2つの光電センサ52の検知領域は、対応する開口62と、対応する送光器64および受光器66の配置位置とにより、互いに重複せずかつ対応する糸道を含む範囲に定められる。

0043

気流発生器54は、図示の例では、箱枠56内に連通されたパイプであり、またコンプレッサのような圧力空気源に接続されている。箱枠56内には、圧力空気が気流発生器54から常時供給されている。

0044

気流発生器54からの圧力空気は、たとえ切れた糸が図3に示す糸ガイド、テンサ、給糸ノズル、糸案内筒等に摩擦接触していても、その摩擦力に打ち勝って切れた糸を変位させる気流が開口62から糸通し空間60に流出する程度に圧縮されている。このため、気流は、糸切れが生じたか否かにかかわらず、糸に常時作用するが、糸の通常の移動を妨げない。

0045

糸切れ検知装置20において、一方の糸通しユニットから供給される糸44は、糸切れのない正常時は、一方の光電センサ52の検知領域内を走行する。

0046

糸切れが発生すると、切れた糸は、一方の開口62から糸通し空間60に流出する気流により、一方の光電センサ52の検知領域外に変位されるから、一方の光電センサ52がその旨を検出して糸切れ信号を発生する。

0047

これにより、織機が停止され、他方の糸通しユニットにより他方の糸が対応する給糸体からメインノズルに通され、その後織機が再度稼動される。他方の糸通しユニットから供給される糸は、他方の光電センサの検知領域内を走行する。

0048

切れて張力が低下した糸は一方の開口62から噴出される気流により他方の開口62側へ変位されるが、他方の開口62からも気流が糸通し空間60に流出しているから、その切れた糸は他方の開口62から箱枠56内に入ることなく、糸通し空間60を流れる気流により糸切れ検知装置20の外へ移動される。このため、他方の光電センサ52が切れた糸を感知することがないし、切れた糸が他方の糸通しユニットによる糸通しの妨げになることもない。

0049

なお、切れた糸はが他方の開口へ変位しないようにするために、筒状部材58に形成する開口62の周壁を適当な方向へ傾斜させて形成し、一方の開口から噴出される気流の向きが他方の開口62側以外の向きとなるようにしてもよい。

0050

使用中の糸の消費が完了し、対応する給糸体からメインノズルに至る経路中に糸がなくなると、その旨を糸切れ検知装置20が検知することにより、上記と同様に動作する。

0051

糸切れ検知装置20によれば、箱枠56から開口62を介して糸通し空間60に流出する気流が常時存在するから、切れた糸が開口62から箱枠56の外へ流出する気流により検知領域外へ確実に移動され、検知精度が向上する。また、気流が箱枠56内から開口62を介して箱枠56の外へ常時流出するから、風綿が箱枠56内の光電センサ52に付着することを防止することができ、光電センサ52の検知感度が良好な状態に維持される。

0052

また、各光電センサ52が、対応する開口62を介して、対応する糸を感知するから、いずれの光電センサ52が糸を感知しているか否かにより、使用中の糸通しユニットを確認することができる。しかし、糸毎に光電センサ52を設ける代わりに、1つの光電センサ52を複数の糸の検知に共通に使用してもよい。

0053

なお、糸切れ検知装置20において、気流発生器は、排気ポンプ等の吸引手段に接続されて糸通し空間60内の空気を吸引する吸引器であってもよい。この場合、気流および風綿は、箱枠64内から、開口62および糸通し空間60を介して糸通し空間60の外へ流れ、それにより切れた糸は検知領域および糸通し空間60の外へ変位される。

0054

しかし、気流発生器は、排気ポンプ等の吸引手段に接続されて箱枠56内の空気を吸引する吸引器であってもよい。この場合、気流および切れた糸は、吸引器の作動により、糸通し空間60から開口62を介して箱枠64内に流れ、さらに箱枠56から吸引器により箱枠56の外へ流れる。

0055

図2に示す実施例においては、待機中の糸通しユニットに保持された糸46の先端が使用中の糸42に絡まって、織布に織り込まれることがあるから、両光電センサの出力信号を基に、両糸44,46が絡まったことを検知し、織機を停止させることが好ましい。

0056

すなわち、待機中の給糸ノズル42の先端から突出する糸46の長さが使用中の糸44に達しないような十分に短い場合には、上記の絡み減少を生じない。

0057

しかし、作業員の糸のセットミスにより、待機中の給糸ノズル42の先端から突出する糸46の長さが使用中の糸44に届くような長い状態に、糸46がセットされると、待機中の糸46の先端部が、オーバーヘッドクリーナによる気流や、給糸ノズル自身から常時噴射される気流による影響を受けて、使用中の糸44に絡まることがある。

0058

両糸44,46が絡まると、待機中の糸46が使用中の糸44とともにメインノズル30の側に引き出され、両糸44,46が織布内に同時に織り込まれ、その結果織布に織り段が形成される。

0059

このように両糸44,46が織布内に同時に織り込まれることを防止すべく、両光電センサが糸ありを検知したときに、両糸44,46が引き出された、と判定して、織機を停止させることが好ましい。

0060

このようにすれば、両糸44,46が絡まったことを自動的に検知することができ、絡まった糸44,46が織布に織り込まれる前に織機を停止させて、待機中の糸46もが織布内に織り込まれることを防止することができ、両糸が織布に同時に織り込まれることに起因する織り段の発生を未然に防ぐことができる。

0061

なお、織機の停止中の自動糸通し装置の作動中に両光電センサが糸ありを検知したときは、自動糸通し装置の作動を停止させ、その後の自動再起動を、両糸の絡みが解消されるまで、禁止すればよい。

0062

両糸が織布内に織り込まれることを防止するための光電センサの構造は、図2図4に示す構造のみならず、両糸44,46が同時に引き出されていることを検知するができる任意な構造とすることができる。

0063

図5は、糸44,46が織布内に同時に織り込まれることを防止するための光電センサの他の実施例を示す。この実施例では、各給糸体22,24に対応して、それぞれ、送光器70a,70bと受光器72a,72bとからなる透過型の光電センサを対応する給糸体の下流側に配置し、糸が給糸体から引き出されるときに形成されるバルーンを各光電センサにより検知する。

0064

光電センサの代わりに、圧電センサを走行する糸が摺動する位置に設け、糸の走行にともなう振動の有無を圧電センサにより感知し、糸切れまたは糸ありを感知してもよい。

0065

上記のように両糸が同時に織布に織り込まれることは極めてまれである。このため、両糸が同時に織布に織り込まれることを光電センサ、圧電センサ等により感知し、織機を停止させるようにすれば、特開平3−1552245号公報に記載されているような複雑で高価な機器を用いることなく、両糸が織布内に織り込まれることを防止する。

0066

本発明は、給糸体から測長貯留装置に引き出される緯糸が切れたことを検知する装置のみならず、製糸装置のように糸が移動される各種の装置において、移動する糸が切れらことを検知する装置に適用することができる。

0067

本発明は、以下の各付記に記載の態様においても実施することができる。

0068

付記1. さらに、前記光電センサが収容された箱体であって前記糸道に連通されて前記検知領域を形成する開口を有する箱体を含み、前記気流発生手段は前記開口を経る前記気流を生じさせる手段である、請求項1に記載の糸切れ検知装置。

0069

付記2. 前記箱体は、6つの面部材を有する平行六面体状の箱枠と、該箱枠に配置された筒状部材であって前記箱枠の対面する一対の面部材を貫通する方向に糸通し空間を形成しかつ前記筒状部材の内外を連通する前記開口を有する筒状部材とを備え、前記光電センサは、前記筒状部材の外側でかつ前記箱枠内に前記開口と対向して配置されている、付記1に記載の糸切れ検知装置。

0070

付記3. 前記箱体は、6つの面部材を有する平行六面体状の箱枠と、該箱枠に配置された筒状部材であって前記箱枠の対面する一対の面部材を貫通する方向に糸通し空間を形成しかつ対向する2箇所に前記筒状部材の内外を連通する前記開口を有する筒状部材とを備え、また前記開口に個々に対応された一対の前記光電センサが前記筒状部材の外側にあって前記箱枠内に対応する開口と対向して配置されている、付記1に記載の糸切れ検知装置。

0071

付記4. 前記気流発生手段は、前記箱枠と前記筒状部材との間に圧力空気を供給し、それによって前記開口から前記糸通し空間に流出する前記気流を生じさせる手段を備える、付記2または3に記載の糸切れ検知装置。

0072

付記5. 前記気流発生手段は、前記糸通し空間から前記開口を経て前記箱体内に入り、さらに箱体の外に達する前記気流を生じさせる手段である、付記2または3に記載の糸切れ検知装置。

0073

付記6. 前記気流発生手段は、前記糸通し空間から前記箱体の外に達する前記気流を生じさせる手段である、付記1に記載の糸切れ検知装置。

0074

付記7. 前記気流発生手段は、圧力空気を前記切れた糸に作用させる手段を備える、請求項1に記載の糸切れ検知装置。

0075

付記8. 前記気流発生手段は、前記切れた糸を吸引する手段を備える、請求項1に記載の糸切れ検知装置。

図面の簡単な説明

0076

図1本発明の糸切れ検知装置の一実施例を示す図である。
図2本発明の糸切れ検知装置を自動糸通し装置の給糸センサとして用いた実施例を示す図である。
図3図3に示す自動糸通し装置の一実施例を示す斜視図である。
図4図3および図4の自動糸通し装置で用いる糸切れ検知装置の一実施例を示す断面図である。
図5自動糸通し装置の他の実施例を示す図である。

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0077

10,20糸切れ検知装置
12,44,46 糸
12a切れた糸
12b, 糸の切断部
14,52光電センサ
16,54気流発生器
26糸案内筒
50箱体
56箱枠
58筒状部材
60糸通し空間
62 開口

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