図面 (/)

技術 接触帯電方式の画像形成装置

出願人 株式会社リコー
発明者 本橋武田宮孝弘
出願日 1993年9月30日 (26年0ヶ月経過) 出願番号 1993-244144
公開日 1995年4月21日 (24年5ヶ月経過) 公開番号 1995-104563
状態 拒絶査定
技術分野 電子写真の帯電 電子写真におけるクリーニング・その他 電子写真におけるクリーニング・その他 電子写真における帯電・転写・分離
主要キーワード 取外し交換 ネジ歯車 総放電電流 清掃ムラ オゾン分解フィルタ メカ式 飛散現像剤 導電性軸受
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年4月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

目的

帯電ローラの表面の全てを清掃することができるクリーニング部材をできるだけ小型にしてコストダウンを図り、メンテナンス性も向上させる。

構成

被帯電体である感光体ドラム1を接触状態帯電する帯電部材を、回転する帯電ローラ2とし、その外周面2aに接触可能で帯電ローラ2の軸線方向に沿って移動可能で、その移動方向の長さWが帯電ローラ2の軸線方向の長さより短いクリーニング部材5と、そのクリーニング部材5の軸線方向の移動と帯電ローラ2の回転とを連動させる連動機構20とを設け、クリーニング部材5の長さが帯電ローラ2の軸線方向の長さより短くても、それが帯電ローラ2の回転に連動して上記軸線方向に移動することにより、帯電ローラ2の外周面の全てについて拭き残しを生じることなしに清掃できるようにする。

概要

背景

例えば、静電複写機レーザビームプリンタ等の画像形成装置は、被帯電体である感光体帯電処理する装置を備えているが、従来はその装置としてコロナ帯電装置が被帯電体面を均一に帯電することができるということから広く使用されている。

しかしながら、このコロナ帯電装置は、次に掲げるような欠点を有していた。
(1)感光体の帯電電位を例えば500〜800Vにするために4〜8KVの高圧印加しなければならない。
(2)放電ワイヤからの放電電流の大半がシールドに流れてしまうため、感光体の表面を所定の電位に帯電させるために使用される電流総放電電流の僅か数%であり、電力効率が悪い。
(3)コロナ放電によってオゾン等のコロナ生成物が発生することによって装置を構成する各部品や感光体表面が劣化しやすいため、それを防止するためにオゾン分解フィルタ気流を発生させるファン等が必要である。
(4)放電ワイヤの汚れによる画像ムラが発生しやすい。

そこで、上記のような欠点がほとんどない帯電装置として、電圧を印加した帯電部材を被帯電体である感光体に接触させた状態で帯電する接触帯電方式の帯電装置が注目されている。

その接触帯電方式の帯電装置としては、例えば特開平3−130787号公報に記載されているように、レバーによって感光体ドラムに対して接離可能に支持された帯電ローラを、帯電を行なわない時には感光体ドラムから離れる離間位置にし、電源スイッチがオンにされる前はその離間位置にある帯電ローラにクリーニングローラが接していて、コピーキーがオンにされると帯電ローラとクリーニングローラとが互いに摺接しながら回転して帯電ローラの表面がクリーニングローラによって清掃されるようにしたものがある。

このような接触帯電方式の帯電装置は、感光体ドラム等の被帯電体の被帯電体面に所望の帯電電位を得るために必要とされる印加電圧低圧化が図れること、帯電の過程で発生するオゾン量が極めて微量であることからオゾンフィルタを設ける必要がなく排気系の構成を簡略化できる等の長所を有している。

概要

帯電ローラの表面の全てを清掃することができるクリーニング部材をできるだけ小型にしてコストダウンを図り、メンテナンス性も向上させる。

被帯電体である感光体ドラム1を接触状態で帯電する帯電部材を、回転する帯電ローラ2とし、その外周面2aに接触可能で帯電ローラ2の軸線方向に沿って移動可能で、その移動方向の長さWが帯電ローラ2の軸線方向の長さより短いクリーニング部材5と、そのクリーニング部材5の軸線方向の移動と帯電ローラ2の回転とを連動させる連動機構20とを設け、クリーニング部材5の長さが帯電ローラ2の軸線方向の長さより短くても、それが帯電ローラ2の回転に連動して上記軸線方向に移動することにより、帯電ローラ2の外周面の全てについて拭き残しを生じることなしに清掃できるようにする。

目的

この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、帯電ローラの表面を全域に亘って清掃することができるクリーニング部材をできるだけ小型にしてコストダウンを図ると共にメンテナンス性も向上させることを目的とする。また、そのクリーニング部材の寿命をできるだけ延ばすようにすることも目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

被帯電体接触状態帯電する帯電部材を備えた接触帯電方式画像形成装置において、前記帯電部材が回転する帯電ローラであり、該帯電ローラの外周面に接触可能で該帯電ローラの軸線方向に沿って移動可能に保持され、その移動方向の長さが前記帯電ローラの軸線方向の長さより短いクリーニング部材と、該クリーニング部材の前記軸線方向の移動と前記帯電ローラの回転とを連動させる連動機構とを設けたことを特徴とする接触帯電方式の画像形成装置。

請求項2

請求項1記載の接触帯電方式の画像形成装置において、前記クリーニング部材が、前記帯電ローラの外周面に接触する位置と接触しない退避位置とに移動可能であることを特徴とする接触帯電方式の画像形成装置。

請求項3

請求項1又は2記載の接触帯電方式の画像形成装置において、前記クリーニング部材の移動方向の長さが、前記帯電ローラが1回転したときに該クリーニング部材が前記軸線方向に移動する移動量以上であることを特徴とする接触帯電方式の画像形成装置。

請求項4

請求項1乃至3のいずれか一項に記載の接触帯電方式の画像形成装置において、前記連動機構が、画像出力動作時の前記帯電ローラの回転方向では該帯電ローラと前記クリーニング部材を連動させない機構を有していることを特徴とする接触帯電方式の画像形成装置。

技術分野

0001

この発明は、被帯電体接触状態帯電する帯電部材を備えた接触帯電方式画像形成装置に関する。

背景技術

0002

例えば、静電複写機レーザビームプリンタ等の画像形成装置は、被帯電体である感光体帯電処理する装置を備えているが、従来はその装置としてコロナ帯電装置が被帯電体面を均一に帯電することができるということから広く使用されている。

0003

しかしながら、このコロナ帯電装置は、次に掲げるような欠点を有していた。
(1)感光体の帯電電位を例えば500〜800Vにするために4〜8KVの高圧印加しなければならない。
(2)放電ワイヤからの放電電流の大半がシールドに流れてしまうため、感光体の表面を所定の電位に帯電させるために使用される電流総放電電流の僅か数%であり、電力効率が悪い。
(3)コロナ放電によってオゾン等のコロナ生成物が発生することによって装置を構成する各部品や感光体表面が劣化しやすいため、それを防止するためにオゾン分解フィルタ気流を発生させるファン等が必要である。
(4)放電ワイヤの汚れによる画像ムラが発生しやすい。

0004

そこで、上記のような欠点がほとんどない帯電装置として、電圧を印加した帯電部材を被帯電体である感光体に接触させた状態で帯電する接触帯電方式の帯電装置が注目されている。

0005

その接触帯電方式の帯電装置としては、例えば特開平3−130787号公報に記載されているように、レバーによって感光体ドラムに対して接離可能に支持された帯電ローラを、帯電を行なわない時には感光体ドラムから離れる離間位置にし、電源スイッチがオンにされる前はその離間位置にある帯電ローラにクリーニングローラが接していて、コピーキーがオンにされると帯電ローラとクリーニングローラとが互いに摺接しながら回転して帯電ローラの表面がクリーニングローラによって清掃されるようにしたものがある。

0006

このような接触帯電方式の帯電装置は、感光体ドラム等の被帯電体の被帯電体面に所望の帯電電位を得るために必要とされる印加電圧低圧化が図れること、帯電の過程で発生するオゾン量が極めて微量であることからオゾンフィルタを設ける必要がなく排気系の構成を簡略化できる等の長所を有している。

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、このような接触帯電方式の帯電装置は、繰り返し使用していくと現像部からの飛散現像剤トナー)や転写紙から出る紙粉、さらには埃や小さなごみ等の異物が帯電ローラの表面に付着して、それが次第に蓄積していくと帯電不良を起こす恐れがあるため、それを防止するために帯電ローラの表面を全域に亘って清掃するクリーニングローラ(クリーニング部材)を設ける必要があった。

0008

そのクリーニングローラは、良好な帯電性能持続するためには帯電ローラの表面の全域に亘って拭き残しが生じないように清掃する必要があるため、その長さは帯電ローラの全長以上にする必要があったので装置が大型化してしまうと共にコストアップにもなり、その長いクリーニングローラを交換するのは面倒でもあった。

0009

この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、帯電ローラの表面を全域に亘って清掃することができるクリーニング部材をできるだけ小型にしてコストダウンを図ると共にメンテナンス性も向上させることを目的とする。また、そのクリーニング部材の寿命をできるだけ延ばすようにすることも目的とする。

課題を解決するための手段

0010

この発明は上記の目的を達成するため、上述したような接触帯電方式の画像形成装置において、帯電部材を回転する帯電ローラとし、その帯電ローラの外周面に接触可能でその帯電ローラの軸線方向に沿って移動可能に保持され、その移動方向の長さが帯電ローラの軸線方向の長さより短いクリーニング部材と、そのクリーニング部材の軸線方向の移動と帯電ローラの回転とを連動させる連動機構とを設けたものである。

0011

また、上記接触帯電方式の画像形成装置において、クリーニング部材が、帯電ローラの外周面に接触する位置と接触しない退避位置とに移動可能であるようにするとよい。さらに、上記画像形成装置において、クリーニング部材の移動方向の長さが、帯電ローラが1回転したときにそのクリーニング部材が軸線方向に移動する移動量以上であるようにするとよい。

0012

また、上記いずれかの接触帯電方式の画像形成装置において、連動機構が、画像出力動作時の帯電ローラの回転方向ではその帯電ローラとクリーニング部材を連動させない機構を有しているようにするとよい。

0013

このように構成した接触帯電方式の画像形成装置によれば、クリーニング部材の長さが帯電ローラの軸線方向の長さより短くても、そのクリーニング部材は連動機構により帯電ローラの回転に連動して帯電ローラの軸線方向に移動するので、帯電ローラの外周面の全てについて拭き残しを生じることなしに清掃することができる。

0014

また、そのクリーニング部材を帯電ローラの外周面に接触する位置と接触しない退避位置とに移動可能にすれば、そのクリーニング部材を画像出力動作時には帯電ローラの外周面に接触しない退避位置にすることができるので、クリーニング部材が常時帯電ローラに接触するようなことがなくなるので、クリーニング部材の摩耗や表面のあれ等による傷みを大幅に軽減して耐久性を延ばすことができる。

0015

さらに、そのクリーニング部材の移動方向の長さを、帯電ローラが1回転したときにそのクリーニング部材が帯電ローラの軸線方向に移動する移動量以上にすれば、クリーニング部材が回転する帯電ローラの外周面の全てについて拭き残しを生じることなしに清掃することができるので、清掃ムラのない効果的な帯電ローラの清掃ができる。

0016

また、連動機構が、画像出力動作時の帯電ローラの回転方向ではその帯電ローラとクリーニング部材を連動させない機構を有しているようにすれば、画像出力動作時には帯電ローラが回転してもクリーニング部材はそれに連動しないので、クリーニング部材を帯電ローラの外周面に接触しない退避位置のままにすることができるため、クリーニング部材の耐久性を更に延ばすことができる。

0017

以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。図1はこの発明の一実施例を示す接触帯電方式の画像形成装置であるレーザビームプリンタの帯電ローラ周辺を示す正面図、図2はそのレーザビームプリンタの感光体ドラム周辺を示す概略構成図である。

0018

図2に示すレーザビームプリンタは、被帯電体である感光体ドラム1を接触状態で帯電する帯電部材である帯電ローラ2を備えた接触帯電方式の画像形成装置であり、その帯電ローラ2が同図の矢示C方向に回転する感光体ドラム1に接触しながら連れ回りにより矢示E方向に従動回転し、感光体ドラム1の感光面となる外周面を帯電する。

0019

その感光体ドラム1は、ドラム駆動タイミングベルト及びドラム駆動プーリ(共に図示せず)等を介して回転駆動するモータによって駆動され、その表面には常に帯電ローラ2が圧接している。

0020

その感光体ドラム1の回りには、帯電ローラ2と、現像ユニツト6と、転写ローラ7と、クリーニングユニット8がそれぞれ配設されており、レーザスキャナ9から出力されるレーザ光が感光体ドラム1に入射して、帯電ローラ2によって一様に負の帯電を受けて帯電された表面が露光されてそこに静電潜像が形成され、それが現像ユニツト6の現像スリーブ6aによって負に帯電されたトナーが供給され、潜像が現像されて可視像となる。

0021

一方、給紙カセツト(図示せず)内の転写紙Pは、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより1枚ずつ送り出され、それがレジストローラ13とそれに圧接回転する加圧ローラ14との間で一旦停止されてタイミング調整された後に、感光体ドラム1上の可視像と一致する正確なタイミングで転写ローラ7が設けられている転写部に向けて搬送される。

0022

その転写紙Pは、電源10からトナーの帯電極性逆極性転写バイアスが印加されている転写ローラ7により、図2で上面側に可視像(トナー像)が転写され、それが感光体ドラム1から分離されて図示しない定着装置へ搬送され、そこでトナーが定着された後に装置外部の排紙トレイ等へ排出される。

0023

そして、その転写終了後に感光体ドラム1上に残った残留トナーは、クリーニングユニット8のクリーニングブレード8aにより取り除かれ、その感光体ドラム1上に残った残留電位は図示しない除電ランプにより取り除かれて、次の帯電ローラ2による帯電に備える。

0024

帯電ローラ2は、鉄等からなる導電性芯金15の外側に、例えばEPDMエチレンプロピレンジエンの3元共重合体)による導電性ゴムローラ部16を一体に装着したものであり、その導電性芯金15の両端が導電性軸受17,17でそれぞれ回転自在に支持されて、その各軸受17が導電性加圧バネ12によって感光体ドラム1方向に付勢されて、その帯電ローラ2の軸線が感光体ドラム1の軸線に平行する状態で感光体ドラム1の表面に接するようになっている。

0025

その帯電ローラ2の導電性芯金15には、電源10から導電性加圧バネ12及び導電性軸受17を介して負の直流電圧が印加されるようになっており、それによって負の帯電を受ける感光体ドラム1の外周面が一様に帯電される。帯電ローラ2には、図1に示すようにその外周面2aに接触可能で帯電ローラ2の軸線方向(図で左右方向)に沿って移動可能に保持され、その移動方向の長さWが帯電ローラ2の軸線方向の長さより短いクリーニング部材5が設けられている。

0026

そのクリーニング部材5は、例えばスポンジであり、それが帯電ローラ2の長手方向に沿ってプーリ18と19の間に張装されているタイミングベルト11の帯電ローラ2に対向する外周面(図1で下面側)に取外し交換可能に固定されており、そのタイミングベルト11の図1で上面側に位置する外周面には、操作用ツマミ21を一体に形成している。

0027

したがって、このクリーニング部材5は、ツマミ21を図1で左右方向に移動させることにより手動でその位置を変えることができ、図3に示すX及びYの各位置にそれぞれ移動させたときに、帯電ローラ2の外周面2aに接触しない退避位置となる。また、このクリーニング部材5は、図4及び図5に示す連動機構20によって帯電ローラ2の軸線方向の移動が帯電ローラ2の回転と連動するようになっている。

0028

その連動機構20は各種のギヤ等からなり、プーリ18の一端に固定したネジ歯車22にアイドルギヤ23のネジ歯車部23aを互いの軸線が直交するように噛み合わせ、そのアイドルギヤ23の平歯車部23bを帯電ローラ2の導電性芯金15に組み込まれた公知のメカ式ワンウエイクラッチギヤ24の平歯車部24aに噛み合わせたものである。

0029

そのワンウエイクラッチギヤ24は、平歯車部24aの図5の矢示A4 方向の回転に対しては、その平歯車部24aと帯電ローラ2の導電性芯金15とを連結して一体に回転させるが、それと逆の矢示B方向への平歯車部24aの回転に対してはその両者の連結を解いてフリー状態にして空転させる。

0030

したがって、図1でツマミ21を矢示A方向に移動させると、タイミングベルト11が回動してクリーニング部材5が帯電ローラ2上をその軸線方向に沿って摺接しながら矢示A1 方向に移動する。

0031

その際、図5に示したプーリ18がタイミングベルト11の回動により矢示A2 方向に回転することによって、それと一体のネジ歯車22が同方向に回転し、それにネジ歯車部23aが噛み合うアイドルギヤ23が矢示A3 方向に回転して、その平歯車部23bに噛み合うワンウエイクラッチギヤ24の平歯車部24aが矢示A4 方向に回転し、その回転力が帯電ローラ2の導電性芯金15に伝達されて帯電ローラ2が矢示A4 方向に回転する。

0032

したがって、帯電ローラ2の外周面2aに、現像部からの飛散現像剤(トナー)や転写紙から出る紙粉、さらには埃や小さなごみ等の異物が付着していても、その異物が付着した状態で回転する帯電ローラ2の外周面2aをクリーニング部材5が軸線方向に移動しながら全て払拭して清掃するので、帯電不良の発生を防止することができる。

0033

また、逆にツマミ21を図3仮想線で示す位置から実線で示す位置に移動させると、同様にタイミングベルト11が回動してクリーニング部材5が仮想線で示す位置から実線で示す位置に帯電ローラ2上を移動し、図5に示したプーリ18とネジ歯車22とアイドルギヤ23が前述の場合と逆方向(A2,A3と反対方向)に回転する。

0034

しかしながら、今度はそのアイドルギヤ23の平歯車部23bに平歯車部24aが噛み合うワンウエイクラッチギヤ24は、その平歯車部24aの回転力を帯電ローラ2の導電性芯金15に伝達させないため、平歯車部24aが導電性芯金15に対して図5の矢示B方向に空転する。

0035

このように、平歯車部24aの矢示B方向の回転時にその平歯車部24aと導電性芯金15とを連動させないようにするのは、平歯車部24aが矢示B方向に導電性芯金15に対して相対回転するのは、図2に示した感光体ドラム1が画像出力動作時に矢示C方向に回転して帯電ローラ2が導電性芯金15と共に矢示E方向に回転されるときであり、この画像出力動作時にはクリーニング部材5を帯電ローラ2上で移動させないようにして、その消耗を抑えてクリーニング部材5の耐久性を延そうとするためである。

0036

すなわち、この実施例における連動機構20は、画像出力動作時の帯電ローラ2の回転方向では帯電ローラ2とクリーニング部材5を連動させない機構、すなわちワンウエイクラッチギヤ24を有している。

0037

そのため、帯電ローラにクリーニング部材を接触させることの多い装置の場合には、帯電ローラが特に2層以上によって構成されていてその最外層に厚さが10μ〜数10μ程度の保護層を設けていても、クリーニング部材による帯電ローラ表面の摩耗量が多くなり、この最外層が保護層として機能しなくなる恐れがあったが、この実施例によればそのような問題も解消できる。

0038

ところで、この実施例では、図6に示すようにクリーニング部材5の移動方向(図で左右方向)の長さW(mm)を、帯電ローラ2が1回転したときにそのクリーニング部材5が軸線方向に移動する移動量T(mm)以上(W≧T)にしている。このようにすれば、クリーニング部材5が回転する帯電ローラ2の外周面2aを払拭した際に、その外周面2aに拭き残しが生じることがないので、清掃ムラのない効果的な帯電ローラ2の清掃ができる。

0039

この実施例によるレーザビームプリンタは、定期的なメンテナンス時(トナー交換等の際)や異常画像が出力された際などに、装置本体内に設けられている図1に示したツマミ21を、図3に実線で示す位置から仮想線で示す位置まで移動させ、更にそれを再び実線で示す位置に戻すことによって往復させる。

0040

この動作により、感光体ドラム1に接触しない退避位置(X位置)にあったクリーニング部材5がY位置に移動した後で元のX位置に戻る。その際、前述した連動機構20によって帯電ローラ2も回転するので、その帯電ローラ2の外周面2aが軸線方向に移動するクリーニング部材5によって払拭されて全域に亘ってきれいに清掃される。

0041

そして、そのクリーニング部材5は、移動方向の長さWが上記したW≧Tの関係を満たす程度の長さでよいため小型にできるので、コストダウンが図れると共にそれを交換する際のメンテナンスも容易になる。

0042

なお、図5で説明したワンウエイクラッチギヤ24を使用せずに、平歯車部24aを帯電ローラ2の導電性芯金15に直接連結してもよい。このようにすれば、クリーニング部材5の消耗は増すが、画像出力動作時に感光体ドラム1が回転してそれに帯電ローラ2が従動回転すると、それに伴ってクリーニング部材5が一定の周期で帯電ローラ2に摺接してその外周面2aを自動的に清掃するので、ユーザーによる清掃の手間が省ける。なお、このようにした場合には、図1に示したツマミ21を除去して、それが帯電ローラ2に当接しないようにする必要がある。

発明の効果

0043

以上説明したように、この発明によれば、クリーニング部材の長さを帯電ローラの軸線方向の長さより短くしても、帯電ローラを回転させながらクリーニング部材を帯電ローラの軸線方向に移動させて清掃していくので、帯電ローラの外周面の全てを拭き残しを生じることなしに清掃して、帯電ローラの汚れによる帯電不良を解消して良好な画像を得ることができる。そして、クリーニング部材の小型化により、コストダウンが図れると共に取扱いが容易になるためメンテナンス性も向上する。

0044

また、そのクリーニング部材を帯電ローラの外周面に接触する位置と接触しない退避位置とに移動可能にすれば、そのクリーニング部材を画像出力動作時には帯電ローラの外周面に接触しない退避位置にすることができるので、クリーニング部材が常時帯電ローラに接触するようなことがなくなってクリーニング部材の摩耗や表面のあれ等による傷みを大幅に軽減して耐久性を延ばすことができ、低コストのクリーニング部材を長期にわたって使用することができる。

0045

さらに、そのクリーニング部材の移動方向の長さを、帯電ローラが1回転したときにそのクリーニング部材が軸線方向に移動する移動量以上にすれば、回転しながら外周面が清掃される帯電ローラは、その外周面に拭き残しができるようなことなしに全て清掃されるので清掃ムラがなくなって、より良好な画像が得られる。

0046

また、連動機構が、画像出力動作時の帯電ローラの回転方向ではその帯電ローラとクリーニング部材を連動させない機構を有しているようにすれば、画像出力動作時には帯電ローラが回転してもクリーニング部材はそれに連動しないので、クリーニング部材を帯電ローラの外周面に接触しない退避位置のままにすることによってクリーニング部材の耐久性を更に延ばすことができる。

図面の簡単な説明

0047

図1この発明の一実施例を示す接触帯電方式の画像形成装置であるレーザビームプリンタの帯電ローラ周辺を示す正面図である。
図2同じくそのレーザビームプリンタの感光体ドラム周辺を示す概略構成図である。
図3同じくそのレーザビームプリンタに設けられているクリーニング部材5を退避位置から1往復させて帯電ローラ2を清掃する様子を説明するための概略図である。
図4同じくそのクリーニング部材5の移動に帯電ローラ2の回転を連動させる連動機構20を示す側面図である。
図5同じくその連動機構20を示す斜視図である。
図6図3のクリーニング部材5の移動方向の長さWを説明するための概略図である。

--

0048

1:感光体ドラム(被帯電体)
2:帯電ローラ(帯電部材) 2a:外周面
5:クリーニング部材20:連動機構
24:ワンウエイクラッチギヤ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社東芝の「 画像形成装置」が 公開されました。( 2019/08/15)

    【課題】 簡単に転写調整を行うことができ、良好な転写制御を実現できる画像形成装置を提供する。【解決手段】 実施形態によれば、画像形成装置は、像担持体と転写部材と転写チャージャと検知器とメモリとプロ... 詳細

  • コニカミノルタ株式会社の「 画像形成装置および画像形成プログラム」が 公開されました。( 2019/08/15)

    【課題】中間転写ベルトの走行速度の変動に起因する色ずれや濃度ムラの発生を良好に抑制し得る画像形成装置および画像形成プログラムを提供する。【解決手段】制御部110と、中間転写ベルト151を駆動する駆動ロ... 詳細

  • コニカミノルタ株式会社の「 画像形成装置及び画像形成方法」が 公開されました。( 2019/08/15)

    【課題】本発明の課題は、表面に凹凸を有する記録媒体に対して高い転写性を安定して得られる画像形成装置を提供することである。【解決手段】画像形成装置100は、静電荷像現像用トナーにより形成されるトナー像を... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ