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技術 リンクピンの固定構造

出願人 株式会社豊田自動織機
発明者 螺沢新治五十川靖之
出願日 1993年9月30日 (26年5ヶ月経過) 出願番号 1993-245096
公開日 1995年4月18日 (24年11ヶ月経過) 公開番号 1995-103305
状態 未査定
技術分野 フォークリフトと高所作業車 伝動装置
主要キーワード 力点側 鍔付きブッシュ 固定用プレート 鍔部分 被駆動ロッド 自動揚 フロントプロテクタ リンクブラケット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年4月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

目的

従来のリンクピン固定構造では、作用点リンクピンの固定のためにリンクブラケット上にスペースが必要であり、作用点リンクピンと支点リンクピンとが近接する場合に問題を生じていたため、前記のスペースを不要にするリンクピンの固定構造を提供する。

構成

作用点リンクピン9のピン部9aの一端に、先端に貫通孔9cを有し、支点リンクピン8側に延びる長方形状固定用プレート9bを固着する。作用点リンクピン9をリンクブラケット4の後方の貫通孔4cに挿通した状態で、固定用プレート9bの先端に穿設した貫通孔9cに支点リンクピン8を揺動自在に挿通させることで、リンクブラケット4上に固定用スペースを設けることなく、作用点リンクピン9をリンクブラケット4に対し固定する。

概要

背景

従来のリンク構造の一例としては、例えば自動揚高機能付きのフォークリフトにおいて、オイルコントロールバルブスプールステッピングモータを連結しているリンク構造を説明する。この構造を図8及び図9に示す。ステッピングモーター32とオイルコントロールバルブ37の間に介在するリンク構造の主な構成は、支持ブラケット35により中央部が揺動自在に支持されたリンクブラケット34と、ステッピングモーター32の駆動アーム32aと力点となるリンクブラケット34の一端とを連結する駆動ロッド33と、オイルコントロールバルブ37のスプール37aと作用点となるリンクブラケット34の他端とを連結する被駆動ロッド36と、よりなる。

リンクブラケット34は、支持ブラケット35に固定された支点リンクピン38により揺動可能に支持されており、支点リンクピン38はその一端の溶接等の手段より固設されたプレート38aを介して、固定用ボルト45により支持ブラケット35に固定されている。同様に、被駆動ロッド36は、リンクブラケット34に固定された作用点リンクピン39に揺動自在に連結されており、作用点リンクピン39はその一端に固設されたプレート39aを介して固定用ボルト46によりリンクブラケット34に固定されている。

前記の構造により、図示しないフォークリフトの荷役レバー又は自動揚高用のスイッチが操作されると、図示しないコントロールユニットによりステッピングモーター32が駆動され、駆動アーム32aが揺動し、この駆動力は駆動ロッド33、リンクブラケット34、被駆動ロッド36により伝達され、オイルコントロールバルブ37のスプール37aを移動させる。そして、スプール37aの移動により、オイルコントロールバルブ37の内部を介して荷役装置駆動装置、主にはシリンダに流れるオイルを制御する。

概要

従来のリンクピン固定構造では、作用点リンクピンの固定のためにリンクブラケット上にスペースが必要であり、作用点リンクピンと支点リンクピンとが近接する場合に問題を生じていたため、前記のスペースを不要にするリンクピンの固定構造を提供する。

作用点リンクピン9のピン部9aの一端に、先端に貫通孔9cを有し、支点リンクピン8側に延びる長方形状固定用プレート9bを固着する。作用点リンクピン9をリンクブラケット4の後方の貫通孔4cに挿通した状態で、固定用プレート9bの先端に穿設した貫通孔9cに支点リンクピン8を揺動自在に挿通させることで、リンクブラケット4上に固定用スペースを設けることなく、作用点リンクピン9をリンクブラケット4に対し固定する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

支点リンクピンにより揺動自在に支持されたリンクブラケット作用点リンクピンを介してロッドを揺動自在に連結するリンク構造において、前記作用点リンクピンに前記支点リンクピン方向へ延びる固定部材を取り付け、前記固定部材が前記支点リンクピンに直接、又は間接的に当接することで、作用点リンクピンのリンクブラケットに対する回動が防止されることを特徴とするリンクピンの固定構造

請求項2

請求項1において、前記固定部材は前記支点リンクピンが挿通される貫通孔を有することを特徴とするリンクピンの固定構造。

請求項3

請求項2において、前記固定部材は作用点リンクピンに固着されたプレートであることを特徴とするリンクピンの固定構造。

請求項4

請求項2において、前記固定部材は作用点リンクピンに挿通されるネジと、支点リンクピンが挿通される嵌入環よりなり、前記ネジが前記嵌入環に螺合されることを特徴とするリンクピンの固定構造。

技術分野

0001

本発明は、支点を中心に揺動するリンクブラケットロッドを連結したリンク構造に関し、詳しくは、リンクブラケットとロッドを連結するリンクピン固定構造に関する。

背景技術

0002

従来のリンク構造の一例としては、例えば自動揚高機能付きのフォークリフトにおいて、オイルコントロールバルブスプールステッピングモータを連結しているリンク構造を説明する。この構造を図8及び図9に示す。ステッピングモーター32とオイルコントロールバルブ37の間に介在するリンク構造の主な構成は、支持ブラケット35により中央部が揺動自在に支持されたリンクブラケット34と、ステッピングモーター32の駆動アーム32aと力点となるリンクブラケット34の一端とを連結する駆動ロッド33と、オイルコントロールバルブ37のスプール37aと作用点となるリンクブラケット34の他端とを連結する被駆動ロッド36と、よりなる。

0003

リンクブラケット34は、支持ブラケット35に固定された支点リンクピン38により揺動可能に支持されており、支点リンクピン38はその一端の溶接等の手段より固設されたプレート38aを介して、固定用ボルト45により支持ブラケット35に固定されている。同様に、被駆動ロッド36は、リンクブラケット34に固定された作用点リンクピン39に揺動自在に連結されており、作用点リンクピン39はその一端に固設されたプレート39aを介して固定用ボルト46によりリンクブラケット34に固定されている。

0004

前記の構造により、図示しないフォークリフトの荷役レバー又は自動揚高用のスイッチが操作されると、図示しないコントロールユニットによりステッピングモーター32が駆動され、駆動アーム32aが揺動し、この駆動力は駆動ロッド33、リンクブラケット34、被駆動ロッド36により伝達され、オイルコントロールバルブ37のスプール37aを移動させる。そして、スプール37aの移動により、オイルコントロールバルブ37の内部を介して荷役装置駆動装置、主にはシリンダに流れるオイルを制御する。

0005

前述の装置において、より小型のステッピングモーターでオイルコントロールバルブを操作しようとする場合、又は、従来のステッピングモーターでより大型のオイルコントロールバルブを操作しようとする場合、力点と支点間の距離Aと、作用点と支点間の距離Bとの比を大きくとらなければならない。しかし、A:Bの比を大きくしようとした場合に距離Bを縮めようとすると、作用点リンクピンの固定用ボルトの取り付けスペースが取れなくなるという問題を生じるため、距離Aを伸ばしリンク構造の構成を大型化しなければならないという問題があった。

0006

この解決法として例えば、作用点リンクピンを先端にのみネジ溝を有するボルトとし、先端をリンクブラケットと被駆動ロッドに挿通した後、ナット螺合して抜け止めする方法が考えられる。しかし、この場合は作用点リンクピンがリンクブラケットに対し回動自在となるため、作用点リンクピンとリンクブラケットとの間で偏磨耗を起こし、次第に作動不良を起こしやすくなるという問題があった。

0007

むろん、作用点リンクピンとリンクブラケットの間にブッシュ等を介在させれば、偏磨耗を防止することはできるが、揺動自在に取り付けられた被駆動ロッドと作用点リンクピンの間にもブッシュを取り付けなければならず、作用点リンクピンに組付けるブッシュや介在させるワッシャの数が増え、組付け作業が困難になるという新たな問題が生じる。

0008

また、リンクブラケットの幅を揺動方向に拡げ、リンクブラケット上の固定用ボルトの取り付けスペースを、支点リンクピンと作用点リンクピンの軸中心を結ぶ直線に対し垂直方向に設ける方法も考えられる。しかし、前述の方法の場合、距離Bの短縮は達成できるが、リンク構造の構成の大型化は避けられない。

課題を解決するための手段

0009

本発明では、支点リンクピンにより揺動自在に支持されたリンクブラケットに作用点リンクピンを介してロッドを揺動自在に連結するリンク構造において、前記作用点リンクピンに前記支点リンクピン方向へ延びる固定部材を取り付け、前記固定部材が前記支点リンクピンに直接、又は間接的に当接することで作用点リンクピンの回動が防止されることを特徴とするリンクピンの固定構造を用いることにより、前述の課題を解決する。

0010

固定部材を支点リンクピンに当接させる構造としては、固定部材に貫通孔を設け、貫通孔に支点リンクピンを挿通する構造等が上げられる。

0011

作用点リンクピンは、リンクブラケットと同様に支点リンクピンにより揺動可能に支持される。そして、作用点リンクピン自身がリンクブラケットと共に支点リンクピンに対し揺動するため、作用点リンクピンはリンクブラケットに対して相対的に固定される。

0012

(実施例1)本実施例のリンク構造は自動揚高機能付きフォークリフトのステッピングモーターとオイルコントロールバルブの間に介在される。自動揚高機能とは、荷役作業時において、フォーク上昇時のフォークの高さが決まっている場合に、荷役レバーを操作せずとも簡単なスイッチ操作により決められた高さまで自動的にフォークを上昇させることができる機能である。この機能を有するフォークリフトにおいては、スイッチ操作によりオイルコントロールバルブを制御するために、荷役レバーとオイルコントロールバルブの間にも機械的な連結は無く、荷役レバーによる操作も全てコントロールユニットを介して行われ、ステッピングモーターによりオイルコントロールバルブが制御される。

0013

本実施例のリンク構造を図1から図4に示す。図1は本実施例におけるステッピングモーターからオイルコントロールバルブまでの連結構造全体を側面図で示し、図2はリンクブラケットの構造を平面図で示す。また、図3は特に作用点リンクピンまわりの構造を一部断面図で示し、図4は作用点リンクピンを斜視図で示す。

0014

本実施例のリンク構造の主な構成は、ボダー1に固着された支持ブラケット5を介して中央部が揺動可能に支持されたリンクブラケット4と、リンクブラケット4の力点側に駆動ロッド3を介して連結され図示しないコントロールユニットにより駆動制御されるステッピングモーター2と、リンクブラケット4の作用点側に被駆動ロッド6を介して連結されるスプール7を備え、オイルの流れを制御するオイルコントロールバルブ7、よりなり、車両前部の図示しないインスツルメントパネルの下方に設置される。

0015

以下に各部の構造を詳細に説明する。なお、説明中、前方、後方、左側、右側、という表現は車両の進行方向Fを前方として説明する。車両前部のフロントプロテクタ1aの内側に支持ブラケット5が配置される。支持ブラケット5は略長方形をなす平行な二枚のプレート5a、5bよりなり、各プレート5a、5bは車幅方向に対し垂直面に配置される。

0016

各プレート5a、5bは、基端がフロントプロテクタ1aに溶接により固定され、先端が後方に延びており、その先端には、車幅方向に延びる同一直線上に各々貫通孔5cが穿たれている。また、左側のプレート5aのみ、貫通孔5cの前方に隣接してネジ穴5dが穿設されている。支持ブラケット5には、支点リンクピン8が固定されている。支点リンクピン8は、円柱状の細長ピン部8aの一端に長方形を成すプレート8bの基端が固着されており、プレート8bはピン部8aの軸方向に対し垂直面に配置され、その先端にネジ穴5dと同径のネジ穴8cが穿設されている。

0017

ピン部8aの他端は、左側より支持ブラケット5の貫通孔5cへ挿通されている。そして、プレート8bが支持ブラケット5の左側のプレート5aに当接した状態で、ネジ穴8cとネジ穴5dが一致し、固定用ボルト15が螺合されることで、支点リンクピン8は支持ブラケット5に固定されている。支点リンクピン8は、支持ブラケット5の二枚のプレート5a、5bの間で、リンクブラケット4を揺動可能に支持している。リンクブラケット4の形状は、上方向より見ると後端二股に分かれた略Y字状を成し、車幅方向より見ると前後方向に延びる細長い長方形の板材に、前後方向に並ぶ三つの貫通孔4a、4b、4cが穿設されている。

0018

このうち、後方の貫通孔4b、4cは二股に分かれた部分に位置するため、リンクブラケット4は、五つの貫通孔を有する。そして、中央の貫通孔4bに支点リンクピン8が挿通されて、リンクブラケット4は揺動可能に支持されている。なお、支点リンクピン8とリンクブラケット4の間には、鍔付きブッシュ12が鍔部分を外側として介裝されており、また、左側の鍔付きブッシュ12は、同じく支点リンクピン8に挿通され、リンクブラケット4の左側に配置されるカラー11と当接している。

0019

前述のリンクブラケット4の上方には、ステッピングモーター2が配設される。ステッピングモーター2は、ボデー1に固定されており、車幅方向に伸びる図示しない揺動軸の左側に駆動アーム2aの基端が取りつけられている。駆動アーム2aは、ステッピングモーター2が図示しないコントロールユニットにより制御されることで、リンクブラケット4と同一の平面上で揺動する。

0020

駆動アーム2aとリンクブラケット4は、上下に伸びる駆動ロッド3により連結されている。駆動ロッド3は、上端下端において、その内部を貫通するネジ3aを有している。このネジ3aは右側より挿通され、図示しない駆動ロッド内のベアリングにより、駆動ロッド3に対し回動自在となっている。このネジ3aは、上端においては駆動アーム3の先端に穿たれたネジ穴に、下端においてはリンクブラケット4の前方の貫通孔4aに形成されたネジ穴に螺合されている。これにより、図示しないコントロールユニットに制御されて駆動アーム2aが揺動すると、リンクブラケット4も同時に揺動する。

0021

リンクブラケット4の下方には、オイルコントロールバルブ7が配設される。オイルコントロールバルブ7は、ボデー1に固定され、図示しないオイルポンプより、図示しない荷役装置のシリンダに送られるオイルの流れをスプール7aの移動により制御している。本実施例では、スプール7aは上下方向に摺動可能となっている。

0022

スプール7aとリンクブラケット4は、上下方向に伸びる被駆動ロッド6により連結されている。被駆動ロッド6は、上端と下端に、車幅方向に向かって穿設された貫通孔6a、6bを有し、下端の貫通孔6bはピン10によってスプール7aに揺動可能に連結されている。また、被駆動ロッド6の上端は、リンクブラケット4の二股に分かれた後端の間に配置される。そして、被駆動ロッド6の上端の貫通孔6aは、リンクブラケット4の後方の貫通孔4cと、車幅方向に延びる同一直線上に配置される。

0023

被駆動ロッド6とリンクブラケット4は、作用点リンクピン9により連結される。作用点リンクピン9は、円柱状の細長いピン部9aの一端に、固定部材であり長方形を成す固定用プレート9bの基端が固着されており、固定用プレート9bはピン部9aの軸方向に対し垂直面に配置され、その先端に鍔付きブッシュ12の円筒部分と同径の貫通孔9cが穿設されている。ピン部9aの他端は、左側よりリンクブラケット4の後端の貫通孔4c、及び被駆動ロッド6の貫通孔6aに挿通されている。

0024

そして、固定用プレート9bがリンクブラケット4に当接した状態で、貫通孔9cが鍔付きブッシュ12を介して支点リンクピン8に挿通され、作用点リンクピン9はリンクブラケット4に対し固定される。また、貫通孔9cの径は、鍔付きブッシュ12の鍔部分の径よりは小さいため、固定用プレートの軸方向への移動は防止される。なお、作用点リンクピン9のピン部9aと被駆動ロッド6の間にはブッシュ13が介裝され、被駆動ロッド6とリンクブラケット4の間にはワッシャ14が介裝されている。

0025

次に本実施例の組付け手順の一例を説明する。まず、駆動ロッド3の上端をステッピングモータ2の駆動アーム2aにネジ3aにより連結し、被駆動ロッド6の下端をスプール7aにピン10により連結する。次に、被駆動ロッド6の上端の貫通孔6a内にブッシュ13を介装した上で、作用点リンクピン9のピン部9aの先端をリンクブラケット4の後端の貫通孔4c、ワッシャ14、被駆動ロッドの上端の貫通孔6a、ワッシャ13、貫通孔4cの順に挿通する。

0026

次に、リンクブラケット4の中央の貫通孔4b、及び、固定用プレート9bの貫通孔9cに鍔付きブッシュ12を介装した上で、支点リンクピン8のピン部8aの先端を、支持ブラケット5のプレート5aの貫通孔5c、カラー11、貫通孔9b、リンクブラケット4の貫通孔4b、プレート5bの貫通孔5cの順に挿通する。挿通し終わったら、プレート8bとプレート5aのネジ穴8c、5dの位置を合わせた上で、固定用ボルト15をネジ穴5b、8bに螺合し、支点リンクピン8を支持ブラケット5に対して固定する。最後に、リンクブラケット4の貫通孔4aと駆動ロッド3の下端をネジ3aにより螺合し、連結する。

0027

なお、前記の構成では、カラー11がリンクブラケット4の左側にのみ配設されているが、リンクブラケットの右側において、鍔付きブッシュ12と支持ブラケット5のプレート5bの間にも配設してもよい。また、固定用プレート9bに貫通孔9cを穿っているが、これに限らず、例えば、図5に示す様に固定用切欠き9dが設けてあってもよい。要は、組上がった状態で固定部材が作用点リンクピン9を中心に回動せず、かつ、軸方向に移動しなければ良い。

0028

本実施例のリンク構造の作動は基本的に従来技術と変わらない。ただし、支点と力点間の距離が縮んでいるため、従来技術と同じステッピングモーターを使っていてもスプールの駆動力は向上する。本実施例では、前記の様に固定用プレート9bの貫通孔9cを支点リンクピン8に回動可能に挿通させることで、あるいは、切欠き9cを支点リンクピン8に当接させることで、作用点リンクピン9をリンクブラケット4に対して固定するため、リンクブラケット4に作用点リンクピン9を固定するためのスペースを必要としない。

0029

このため、リンクブラケット4を大型化する必要がなく、又、支点と作用点の距離を支点リンクピン8と被駆動ロッド6の上端が接触する寸前まで近づけることができ、装置の小型化、又は駆動力の向上を図ることができる。また、リンクブラケット4にネジ穴を設ける必要が無くなったため、加工が容易になると共に、強度も向上する。
(実施例2)第二の実施例を図6から図7に示す。第一の実施例と同一の構成については同一の符号を付すと共に説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。

0030

第二の実施例では、作用点リンクピン19の固定部材が、ネジ21と嵌入環20との二部材よりなる。詳細に説明すると、作用点リンクピン19のピン部の一端には貫通孔19aが穿たれており、この貫通孔19aには先端にのみ溝を有するネジ21が、先端を支点リンクピン8に向けて、摺動可能な状態で挿通されている。

0031

また、支点リンクピン8には、リンクブラケット4の片側で、軸方向に伸長された鍔付きブッシュ22を介して、嵌入環20が回動可能に挿通されている。嵌入環20は、鍔付きブッシュ22の鍔部分とカラー11により軸方向の移動が制限されると共に、その外周上にネジ穴20aを有し、ネジ21の先端が螺合されている。

0032

本実施例は、前述の特有の構成を有するため、支点リンクピン8と作用点リンクピン19との間の距離が異なるリンク構造についても、ネジ21の長さを変更するだけで同一の作用点リンクピン19のピン部と嵌入環20を使用することができる。又、本実施例では、実施例1と異なり、ネジ21の嵌入環20に対する固定を最後にすることで、支点リンクピン8の固定を行った後に被駆動ロッド6、作用点リンクピン19の組付けが行え、組付け作業時の自由度が高い。その他、装置全体を小型化できる点、リンクブラケットの強度が向上する点、は第一実施例と同様である。

発明の効果

0033

以上のように本発明は、固定部材を支点リンクピンに当接させることで作用点リンクピンをリンクブラケットに対して固定するため、リンクブラケットに作用点リンクピンを固定するためのスペースを必要とせず、また、支点と作用点との間の距離の短縮することが可能なため、リンク構造の構成の小型化が可能になる。

図面の簡単な説明

0034

図1本発明実施例1のリンク構造及びリンクピン固定構造を示す側面図。
図2本発明実施例1のリンク構造及びリンクピン固定構造を示す平面図。
図3前記図2の要部拡大断面図。
図4本発明実施例1に使用する作用点リンクピンの全体斜視図。
図5本発明実施例1に使用する作用点リンクピンの別例を示す斜視図。
図6本発明実施例2のリンク構造及びリンクピン固定構造を示す平面図。
図7本発明実施例2に使用する作用点リンクピン及び固定部材の説明図。
図8従来技術のリンク構造及びリンクピン固定構造を示す側面図。
図9従来技術のリンク構造及びリンクピン固定構造を示す平面図。

--

0035

4…リンクブラケット、6…被駆動ロッド(ロッド)、8…支点リンクピン、9…作用点リンクピン、9a…固定用プレート(固定部材)。

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