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技術 建設機械のジブ起伏装置等におけるロープ把持装置

出願人 住重建機クレーン株式会社
発明者 井上和明
出願日 1993年9月21日 (26年6ヶ月経過) 出願番号 1993-235218
公開日 1995年4月4日 (24年11ヶ月経過) 公開番号 1995-089692
状態 未査定
技術分野 クレーンの細部(制御,安全) ジブクレーン(門形、ケーブルクレーン)
主要キーワード 円錐形状部材 破断検出器 偶発事故 破断検出 各くさび マスト先端 負荷検出装置 フロントドラム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年4月4日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

目的

ジブ起伏ロープ破断時に、瞬時にロープ把持してジブの落下を防止する。

構成

ロープ把持装置48のホルダー部50の中心孔63には上下から複数のくさび64,64…が挿入され、中心孔63の上下端部は拡開されてくさび64,64…に対応する形状に形成されている。そして、前記くさび64,64…は、上下のくさび64,64…間に介装された圧縮コイルバネ66と各くさび64,64…間に介装された弾性体とによって拡開方向へ付勢されており、且つ、円筒形シフター60,60によって脱落が阻止されている。又、シリンダ54の上下一対ピストン67,67にロッド58,58が固着されている。そして、該ロッド58,58にアーム56,56の一端を連結して、該ロッド58,58を上下に移動することにより、前記アーム56,56の他端はシフター60,60を上下から挟圧して、ジブ起伏ロープ33を前記くさび64,64…により固定する。

概要

背景

従来の此種ジブ起伏装置を図8及び図9に従って説明する。図8はクローラクレーンを示したものであり、機体1の前部にジブ2が起伏自在に取り付けられ、該ジブ2の先端部2aに支持ロープ3の一端を係止し、該支持ロープ3の他端をブライドル4へ係止する。マスト5の上端部に取り付けたベイル6と前記ブライドル4には、後述するように夫々複数のシーブ枢着されており、各シーブ間ジブ起伏ロープ7が巻回され、その一端にロードセル8を装着してフレーム9へ固定するとともに、その他端をジブ起伏ドラム10へ巻装する。前記ジブ2の先端部2aにはシーブ11が枢着され、フロントロープ12を巻回しフック13を吊り下げる。更に、前記機体1の前部に装置したフロントドラム14へフロントロープ12を巻装する。

而して、前記ジブ起伏ドラム10を回転して前記ジブ起伏ロープ7を巻上げ下げすることにより、前記ジブ2が起伏して起伏角度可変でき、前記フロントドラム14を回転してフロントロープ12を巻上げ下げすることにより、フック13が上下動して荷を吊り上げることができる。図9はジブ起伏ロープ7の巻回方法の従来例を示し、ロードセル8を介してその一端がフレーム9へ固定されたジブ起伏ロープ7は、マスト5の上端に枢着した第1のシーブ15を通過してブライドル4に枢着した第2のシーブ16に巻回され、ベイル6に枢着した第3のシーブ17に掛け回される。以下、前記ブライドル4又は前記ベイル6に枢着した第4のシーブ18、第5のシーブ19、第6のシーブ20、第7のシーブ21、第8のシーブ22、第9のシーブ23、第10のシーブ24、第11のシーブ25の順にジブ起伏ロープ7が巻回され、その他端はジブ起伏ドラム10へ巻装される。

概要

ジブ起伏ロープの破断時に、瞬時にロープを把持してジブの落下を防止する。

ロープ把持装置48のホルダー部50の中心孔63には上下から複数のくさび64,64…が挿入され、中心孔63の上下端部は拡開されてくさび64,64…に対応する形状に形成されている。そして、前記くさび64,64…は、上下のくさび64,64…間に介装された圧縮コイルバネ66と各くさび64,64…間に介装された弾性体とによって拡開方向へ付勢されており、且つ、円筒形シフター60,60によって脱落が阻止されている。又、シリンダ54の上下一対ピストン67,67にロッド58,58が固着されている。そして、該ロッド58,58にアーム56,56の一端を連結して、該ロッド58,58を上下に移動することにより、前記アーム56,56の他端はシフター60,60を上下から挟圧して、ジブ起伏ロープ33を前記くさび64,64…により固定する。

目的

そこで、ジブ起伏ロープの破断が生じても、ジブの落下を防止して建設機械の安全性を向上するために解決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

クレーンジブ起伏ロープ等の把持装置であって、機体ロープ経路上に円筒状のボディを固定し、該ボディの両端開口部をテーパ形状に拡開し、このテーパ部に嵌合する円錐形状部材に前記ロープを挿通する軸芯方向の孔を設け、該円錐形状部材を放射方向に分割して複数のくさびを形成し、該複数のくさび間にゴム等の弾性体介装して前記ボディの両端開口部に挿入するとともに、前記ボディにリンク機構を設けて前記くさびを前記テーパ部内へ圧入できるように形成し、該リンク機構に油圧シリンダを介装して前記くさび間に挿通されたロープを挟圧固定できるように形成した建設機械ジブ起伏装置等におけるロープ把持装置

技術分野

0001

本発明は建設機械ジブ起伏装置等におけるロープ把持装置に関するものであり、特に、ジブ起伏装置等に用いる安全装置に関するものである。

背景技術

0002

従来の此種ジブ起伏装置を図8及び図9に従って説明する。図8クローラクレーンを示したものであり、機体1の前部にジブ2が起伏自在に取り付けられ、該ジブ2の先端部2aに支持ロープ3の一端を係止し、該支持ロープ3の他端をブライドル4へ係止する。マスト5の上端部に取り付けたベイル6と前記ブライドル4には、後述するように夫々複数のシーブ枢着されており、各シーブ間ジブ起伏ロープ7が巻回され、その一端にロードセル8を装着してフレーム9へ固定するとともに、その他端をジブ起伏ドラム10へ巻装する。前記ジブ2の先端部2aにはシーブ11が枢着され、フロントロープ12を巻回しフック13を吊り下げる。更に、前記機体1の前部に装置したフロントドラム14へフロントロープ12を巻装する。

0003

而して、前記ジブ起伏ドラム10を回転して前記ジブ起伏ロープ7を巻上げ下げすることにより、前記ジブ2が起伏して起伏角度可変でき、前記フロントドラム14を回転してフロントロープ12を巻上げ下げすることにより、フック13が上下動して荷を吊り上げることができる。図9はジブ起伏ロープ7の巻回方法の従来例を示し、ロードセル8を介してその一端がフレーム9へ固定されたジブ起伏ロープ7は、マスト5の上端に枢着した第1のシーブ15を通過してブライドル4に枢着した第2のシーブ16に巻回され、ベイル6に枢着した第3のシーブ17に掛け回される。以下、前記ブライドル4又は前記ベイル6に枢着した第4のシーブ18、第5のシーブ19、第6のシーブ20、第7のシーブ21、第8のシーブ22、第9のシーブ23、第10のシーブ24、第11のシーブ25の順にジブ起伏ロープ7が巻回され、その他端はジブ起伏ドラム10へ巻装される。

発明が解決しようとする課題

0004

従来の建設機械におけるジブ起伏装置は、上述せる如く、1本のジブ起伏ロープをジブ起伏ドラムに巻回し、或いは、巻戻しを行うことによりジブが上下動する。依って、万一、前記ジブ起伏ロープが破断した場合は、前記ジブが落下することがあり大事故を起こす危険がある。

0005

そこで、ジブ起伏ロープの破断が生じても、ジブの落下を防止して建設機械の安全性を向上するために解決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は上記目的を達成するために提案するものであり、クレーンのジブ起伏ロープ等の把持装置であって、機体のロープ経路上に円筒状のボディを固定し、該ボディの両端開口部をテーパ形状に拡開し、このテーパ部に嵌合する円錐形状部材に前記ロープを挿通する軸芯方向の孔を設け、該円錐形状部材を放射方向に分割して複数のくさびを形成し、該複数のくさび間にゴム等の弾性体介装して前記ボディの両端開口部に挿入するとともに、前記ボディにリンク機構を設けて前記くさびを前記テーパ部内へ圧入できるように形成し、該リンク機構に油圧シリンダを介装して前記くさび間に挿通されたロープを挟圧固定できるように形成した建設機械のジブ起伏装置等におけるロープ把持装置を提供するものである。

0007

例えば、ジブ起伏装置において、ジブ起伏ロープをベイルとブライドルに設けた各シーブ間を左右対称に巻回する。そして、前記ジブ起伏ロープの両端を、夫々ジブ起伏ドラムに係止し、該ジブ起伏ロープの略中央をエコライザシーブに巻回する。更に、該エコライザシーブにロープ負荷検出装置を連結するとともに、前記エコライザシーブの近傍に前記ジブ起伏ロープを挿通した本発明のロープ把持装置を設置する。

0008

而して、上記の構成において、前記ロープ負荷検出装置にてロープの破断を検出し、当該ロープ把持装置の油圧シリンダを作動させる。そして、該油圧シリンダの動作により、リンク機構を介して該ロープ把持装置のボディに遊嵌されたくさびを外側方向から押圧する。そのため、該くさびは前記ボディのテーパーの中心部方向へ摺動されることにより、複数の該くさびで形成せる内面円筒の径が縮少し、該くさびによりロープが挟圧固定される。

0009

以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に従って詳述する。図1はジブ起伏ロープの巻回方法の一例を示す。同図に於いて、起伏モータ30に連結されたシャフト31と一体に回転するジブ起伏ドラム32a,32bの夫々に、ジブ起伏ロープ33の一端と他端を巻装する。又、該ジブ起伏ロープ33はマスト先端ガイドシーブ34a,34bを介して、ブライドル35に枢着されている第1のシーブ36a,36bに巻回され、更に、ベイル37に枢着された第2のシーブ38a,38bに巻回される。以下、前記ブライドル35又はベイル37に枢着された第3のシーブ39a,39b、第4のシーブ40a,40b、第5のシーブ41a,41b、第6のシーブ42a,42b、第7のシーブ43a,43bを夫々経由して、ガイドシーブ44a,44bの順に前記ジブ起伏ロープ33が巻回され、更に前記ジブ起伏ロープ33の全長の略中央でエコライザーシーブ45に巻回されている。該エコライザーシーブ45は負荷検出装置46にピン47にて枢着されており、又、該負荷検出装置46は機体のフレームに固定されている。更に、前記エコライザーシーブ45とガイドシーブ44bの間には後述するロープ把持装置48が介装されている。

0010

次に、該ロープ把持装置48について図2乃至図5により詳述する。図2に示すように、機体のフレームに固定されたロープ把持装置48のボディ49は円筒形ホルダー部50及び上中下3本のステー51,52,53とから成り、中央のステー52にはシリンダ54がピン55にて枢着されている。そして、上下のステー51,53には夫々アーム56,56の中間部がピン57,57にて枢着され、前記アーム56,56の一端部は前記シリンダ54の上下のロッド58,58に夫々ピン59,59にて枢着されている。又、前記アーム56,56の他端部は円筒形のシフター60,60に夫々ピン61,61にて枢着され、前記円筒形のシフター60,60は前記円筒形のホルダー部50の上下に位置している。尚、62は油圧ホースである。

0011

次に、図3に示すように、前記ホルダー部50の中心孔63には上下から夫々複数のくさび64,64…が挿入され、前記中心孔63の上下端部は拡開されて前記くさび64,64…に対応する形状に形成されている。そして、該くさび64,64…は図4及び図5に示すように、中央部にジブ起伏ロープ33挿通用の凹部64aが設けられ、放射方向に分割形成されており、更に、各くさび64,64…間にはゴム等の弾性体65,65…が介装されて前記ホルダー部50の上下に遊嵌される。又、上下のくさび64,64…間には圧縮コイルバネ66が介装され、該圧縮コイルバネ66と前記くさび64,64…間の弾性体65,65…とによって、該くさび64,64…は拡開方向へ付勢されており、且つ、前述した円筒形のシフター60,60によって脱落を阻止されている。

0012

一方、前記シリンダ54は上下に一対のピストン67,67を内蔵し、該ピストン67,67に前記ロッド58,58が固着されている。そして、前記シリンダ54の内側端部と前記ピストン67,67との間には夫々圧縮コイルバネ68,68を介装して収縮方向に付勢されており、上下のピストン67,67間の油室に通じる油口に前記油圧ホース62が接続されている。

0013

次にロープ把持装置48の動作について説明する。図6及び図7はロープ把持装置48の回路図を示し、46は負荷検出装置、69は該負荷検出装置46に接続されるロープ破断判定装置、70は該ロープ破断判定装置69に接続されるソレノイドバルブであり、71は油圧源、72はタンクである。そして、通常時は前記負荷検出装置46にはエコライザーシーブ45に加わる引張力の2倍が加わっており、図6に示すように、該負荷検出装置46は動作しないので、前記ロープ破断判定装置69から電流が流れて前記ソレノイドバルブ70はオンとなる。そのため該ソレノイドバルブ70は油路遮断するので、前記シリンダ54が収縮状態を保ち前記ロープ把持装置48は待機状態となる。

0014

一方、前記ジブ起伏ロープ33が破断したときは、前記負荷検出装置46の張力は略となり、図7に示すようにこの変化を前記ロープ破断判定装置69で検出して前記ソレノイドバルブ70はオフとなる。そのため該ソレノイドバルブ70は油路を開放して、前記シリンダ54に前記油圧ホース62を介して圧力油が供給されるので、前記ピストン67,67が上下に移動する。又、該ピストン67,67が外側方向に夫々移動することにより、これに連結された前記ロッド58,58が突出する。そして、該ロッド58,58は前記上下のアーム56,56の一端を上下方向に押し上げ下げするため、該上下のアーム56,56の他端は、これと連結されている前記円筒形のシフター60,60を上下から挟圧する。斯くして、該円筒形のシフター60,60は前記くさび64,64…を前記ボディ49の中心孔63のテーパー面に沿って上下より押圧する。

0015

そして、前記ジブ起伏ロープ33はジブにより引張されて移動しているので、前記くさび64,64…が前記ジブ起伏ロープ33を圧接すると、該くさび64,64…の上下の何れか一方が前記ジブ起伏ロープ33にくい込んで、図5に示すごとく、該ジブ起伏ロープ33の径をdとし、各くさび64,64…によって構成される円筒形状の内径をDとするとd=Dとなり、該ジブ起伏ロープ33の動きを停止させる。例えば、図1のX点で該ジブ起伏ロープ33が破断した場合は、該ジブ起伏ロープ33の左側の一系統が残り、前記ジブの落下をくい止める。又、該ジブ起伏ロープ33の安全率法律上5以上であり、之を8程度で設計すれば一系統だけで支持しても前記安全率は4となり、該一系統だけでジブの落下は充分に阻止できる。

0016

尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。

発明の効果

0017

本発明のロープ把持装置は、両端が拡開された円筒状のボディに放射方向に分割され、且つ、前記ボディに対応するように形成された複数のくさびを外側から夫々対峙して挿入し、該複数のくさびによって形成された円筒状の中空部にロープを挿通する。而して、前記ロープの破断検出時において、油圧シリンダの作動によりリンク機構を介して外側方向から押圧されたくさびは、前記ボディのテーパー面に沿って中心方向へ摺動されることにより該ロープを瞬時に挟圧し把持する。

0018

斯くして、ロープ破断検出器との組み合せによる当該ロープ把持装置の使用により、ロープの破断によって生じるジブ落下等偶発事故を防止することができるので、建設機械の安全性の向上に寄与できる発明である。

図面の簡単な説明

0019

図1本発明の一実施例であるジブ起伏ロープの巻回方法を示す解説図
図2ロープ把持装置の斜視図。
図3ロープ把持装置の縦断面図。
図4くさびの斜視図。
図5ジブ起伏ロープを挟装するくさびの横断平面図。
図6一実施例の回路図。
図7一実施例の回路図。
図8従来のクローラクレーンの側面図。
図9従来のジブ起伏ロープの巻回方法を示す解説図。

--

0020

33ジブ起伏ロープ
48ロープ把持装置
50ホルダー部
54シリンダ
56アーム
58ロッド
60シフター
63 ホルダー部の中心孔
64くさび
66圧縮コイルバネ
67 ピストン

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