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技術 用紙搬送装置

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 長坂大輔片桐陳行
出願日 1993年8月19日 (28年0ヶ月経過) 出願番号 1993-205427
公開日 1995年4月4日 (26年4ヶ月経過) 公開番号 1995-089639
状態 未査定
技術分野 電子写真装置一般及び筐体、要素 電子写真における紙送り 電子写真一般。全体構成、要素 シート,ウェブの制御
主要キーワード 裁断紙 各搬送ロール 搬送路部分 切替状態 強制排出 プレッシャ 給紙用搬送路 排出完了
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年4月4日)のものです。
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図面 (6)

目的

搬送路上に残留した用紙をできるだけ短時間に排出する。

構成

給紙部13から給紙された用紙は給紙用搬送路34、上側搬送路39および排出・両面切替用搬送路41を経て排出される。用紙の反転を行うために用意された下側搬送路44上の用紙は常時はこの図で右方向に搬送され上側搬送路39を経由して排出される。残留紙を排出するオートパージモードでは、第1〜第3の切替ゲート49〜51が排出側に切り替えられ、残留紙が最寄りゲートを経て第1〜第3のオートパージ用排出トレイ181 〜183 に排出される。これにより、排出完了までに要する時間が短縮される。

概要

背景

複写機等の画像形成装置高速化に伴って、1つの装置内の搬送路で複数の裁断紙(以下単に用紙という。)が同時に搬送される場合が多くなっている。例えばある用紙に対して画像に対応したトナー像転写が行われている段階で、給紙口では次の用紙の送り出しが行われており、定着装置内ではすでに転写された用紙が定着されているといったような場合である。特に、用紙の両面に画像の複写または記録を行うような画像形成装置では、搬送路の構造が複雑化しており、複数の用紙がこれらの搬送路を同時に搬送されるのが通常である。

このような画像形成装置では、搬送中の用紙にジャム紙詰まり)が発生すると、この用紙の除去を行わせると共に、搬送路に存在する他の用紙を自動的に強制排出させてこれらについて再度画像の形成を行うようにしているものが多い。用紙搬送装置における搬送路上の残留紙を自動的に、また強制的に排出させるこのような機能は、オートパージと呼ばれている。例えば特開昭60−172050号公報には、オートパージを採用した用紙搬送装置が開示されている。

概要

搬送路上に残留した用紙をできるだけ短時間に排出する。

給紙部13から給紙された用紙は給紙用搬送路34、上側搬送路39および排出・両面切替用搬送路41を経て排出される。用紙の反転を行うために用意された下側搬送路44上の用紙は常時はこの図で右方向に搬送され上側搬送路39を経由して排出される。残留紙を排出するオートパージモードでは、第1〜第3の切替ゲート49〜51が排出側に切り替えられ、残留紙が最寄りゲートを経て第1〜第3のオートパージ用排出トレイ181 〜183 に排出される。これにより、排出完了までに要する時間が短縮される。

目的

また、決められた順序でそれぞれの搬送路を経由させて残留紙を排出トレイまで導くのは、排出だけを目的とするオートパージの段階では、余計な搬送路を通過する場合もあり、この分だけジャムの発生の危険性が増大するといった問題もあった。

そこで本発明の目的は、搬送路上の残留紙をできるだけ短時間で排出させることのできる用紙搬送装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、新たなジャムの生じる危険性をできるだけ少なくしてオートパージを行うことのできる用紙搬送装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

裁断紙を搬送する搬送路と、この搬送路で発生する裁断紙についてのジャムを検出するジャム検出手段と、ジャムの発生した裁断紙が前記搬送路からすべて除去された状態でこの搬送路上にジャム以外のものとして残存する裁断紙を自動的に排出するオートパージモードに設定するオートパージモード設定手段と、このオートパージモードにおいて前記搬送路の排出側の端部から排出される前記残存する裁断紙を収容する第1のオートパージ用用紙収容手段と、前記搬送路の途中の1または複数の箇所に配置され前記オートパージモードにおいて搬送される裁断紙をこれらの最寄りの箇所から排出させる排出切替手段と、これら排出切替手段によって排出される裁断紙を収容する第2のオートパージ用用紙収容手段とを具備することを特徴とする用紙搬送装置

請求項2

裁断紙を搬送しこれにトナー像転写定着を行う第1の搬送路と、この第1の搬送路に裁断紙を供給する第2の搬送路と、前記第1の搬送路のそれぞれの端部にそれぞれ接続された第3の搬送路と、前記第1の搬送路の排出側の端部に一端を接続し搬送されてきた裁断紙の排出を行う一方、所定の裁断紙に対しては前記第3の搬送路に送り返して裁断紙の反転を行わせる第4の搬送路と、これらの搬送路で発生する裁断紙についてのジャムを検出するジャム検出手段と、ジャムの発生した裁断紙がこれらの搬送路からすべて除去された状態でこの搬送路上にジャム以外のものとして残存する裁断紙を自動的に排出するオートパージモードに設定するオートパージモード設定手段と、このオートパージモードにおいて前記第4の搬送路の他端から排出される前記残存する裁断紙を収容する第1のオートパージ用排出トレイと、前記第1の搬送路の排出側の近傍と第3の搬送路の所定位置に少なくとも配置され前記オートパージモードにおいて搬送される裁断紙を排出させる排出切替手段と、これら排出切替手段によって排出される裁断紙を収容する第2のオートパージ用排出トレイとを具備することを特徴とする用紙搬送装置。

技術分野

0001

本発明は、複写機あるいはプリンタのように裁断紙を搬送して最終的に排出トレイ等の排出口に排出する用紙搬送装置に係わり、詳細には搬送路上の不要な用紙を排出するための用紙搬送装置に関する。

背景技術

0002

複写機等の画像形成装置高速化に伴って、1つの装置内の搬送路で複数の裁断紙(以下単に用紙という。)が同時に搬送される場合が多くなっている。例えばある用紙に対して画像に対応したトナー像転写が行われている段階で、給紙口では次の用紙の送り出しが行われており、定着装置内ではすでに転写された用紙が定着されているといったような場合である。特に、用紙の両面に画像の複写または記録を行うような画像形成装置では、搬送路の構造が複雑化しており、複数の用紙がこれらの搬送路を同時に搬送されるのが通常である。

0003

このような画像形成装置では、搬送中の用紙にジャム紙詰まり)が発生すると、この用紙の除去を行わせると共に、搬送路に存在する他の用紙を自動的に強制排出させてこれらについて再度画像の形成を行うようにしているものが多い。用紙搬送装置における搬送路上の残留紙を自動的に、また強制的に排出させるこのような機能は、オートパージと呼ばれている。例えば特開昭60−172050号公報には、オートパージを採用した用紙搬送装置が開示されている。

発明が解決しようとする課題

0004

このように用紙搬送装置にオートパージを採用すると、装置が自動的に残留紙を搬送路を搬送させ排出トレイに排出させるので、機械不慣れな者であってもこれらの用紙を一々取り除く必要がない。しかしながら、前記したように用紙の両面に画像の記録を行う画像形成装置のような場合には、用紙搬送装置の構造が複雑となっており、搬送路が幾つもの系統に分かれていることが多い。そこで、これらの系統同士で残留紙が衝突を生じないように搬送路が系統別に駆動される必要があり、搬送路の長さが相対的に長くなることとの関係ですべての残留紙が排出トレイに排出されるまでの時間が長くなるといった問題があった。

0005

特に、搬送路上のジャムを起こした用紙を除去した後にオペレータプリントボタンを押してプリントの開始を指示した段階でオートパージが行われるような画像形成装置では、オートパージに時間を要するとプリントの開始の指示から最初のプリントが完成して排出されるまでの所要時間が長くなり、オペレータに苛立ちや不安を与えるといった問題があった。

0006

また、決められた順序でそれぞれの搬送路を経由させて残留紙を排出トレイまで導くのは、排出だけを目的とするオートパージの段階では、余計な搬送路を通過する場合もあり、この分だけジャムの発生の危険性が増大するといった問題もあった。

0007

そこで本発明の目的は、搬送路上の残留紙をできるだけ短時間で排出させることのできる用紙搬送装置を提供することにある。

0008

本発明の他の目的は、新たなジャムの生じる危険性をできるだけ少なくしてオートパージを行うことのできる用紙搬送装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

請求項1記載の発明では、(イ)裁断紙を搬送する搬送路と、(ロ)この搬送路で発生する裁断紙についてのジャムを検出するジャム検出手段と、(ハ)ジャムの発生した裁断紙が搬送路からすべて除去された状態でこの搬送路上にジャム以外のものとして残存する裁断紙を自動的に排出するオートパージモードに設定するオートパージモード設定手段と、(ニ)このオートパージモードにおいて搬送路の排出側の端部から排出される残存する裁断紙を収容する第1のオートパージ用用紙収容手段と、(ホ)搬送路の途中の1または複数の箇所に配置されオートパージモードにおいて搬送される裁断紙をこれらの最寄りの箇所から排出させる排出切替手段と、(ヘ)これら排出切替手段によって排出される裁断紙を収容する第2のオートパージ用用紙収容手段とを用紙搬送装置に具備させる。

0010

すなわち請求項1記載の発明では、裁断紙を搬送する搬送路でジャムが検出され、これが除去された後に残存する裁断紙を自動的に排出するオートパージモードに設定するようにした装置において、搬送路の途中の1または複数の箇所に裁断紙の排出方向に切り替え切替ゲート等の排出切替手段を設け、これらによっても裁断紙を排出トレイ等のオートパージ用用紙収容手段に収容できるようにした。この結果、裁断紙が搬送の一端から他端まで搬送されて排出される必要がなくなり、排出までの時間を短縮することができる。

0011

請求項2記載の発明では、(イ)裁断紙を搬送しこれにトナー像の転写と定着を行う第1の搬送路と、(ロ)この第1の搬送路に裁断紙を供給する第2の搬送路と、(ハ)第1の搬送路のそれぞれの端部にそれぞれ接続された第3の搬送路と、(ニ)第1の搬送路の排出側の端部に一端を接続し搬送されてきた裁断紙の排出を行う一方、所定の裁断紙に対しては第3の搬送路に送り返して裁断紙の反転を行わせる第4の搬送路と、(ホ)これらの搬送路で発生する裁断紙についてのジャムを検出するジャム検出手段と、(ヘ)ジャムの発生した裁断紙がこれらの搬送路からすべて除去された状態でこの搬送路上にジャム以外のものとして残存する裁断紙を自動的に排出するオートパージモードに設定するオートパージモード設定手段と、(ト)このオートパージモードにおいて第4の搬送路の他端から排出される残存する裁断紙を収容する第1のオートパージ用排出トレイと、(チ)第1の搬送路の排出側の近傍と第3の搬送路の所定位置に少なくとも配置されオートパージモードにおいて搬送される裁断紙を排出させる排出切替手段と、(リ)これら排出切替手段によって排出される裁断紙を収容する第2のオートパージ用排出トレイとを用紙搬送装置に具備させる。

0012

すなわち請求項2記載の発明では、第1、第2および第4の搬送路と、第2の搬送路に並設された第3の搬送路から構成される搬送路において、第4の搬送路の排出側、すなわち全搬送路の排出側に第1のオートパージ用排出トレイを配置すると共に、第1の搬送路の排出側の近傍と第3の搬送路の所定位置に裁断紙の排出方向に切り替える切替ゲート等の排出切替手段を設け、これらの排出切替手段に対応させて1または複数の第2のオートパージ用排出トレイを配置することにした。この結果、第1および第3の搬送路に残置された裁断紙を第2のオートパージ用排出トレイに排出することができ、その分だけ排出に要する時間を短縮することができるようになる。

0013

以下実施例につき本発明を詳細に説明する。

0014

図2は本発明の一実施例における用紙搬送装置を適用したプリンタの概要を表わしたものである。このプリンタ11は、印字情報をプリントするプリンタ本体12を備えており、図でその右側には印字用紙を給紙するための給紙部13が、また左側には印字の終了した印字用紙を排出するための排出部14が配置されている。本実施例で給紙部13は、第1〜第3の3種類の給紙トレイ151 〜153 を備えており、排出部14は第1および第2の排出トレイ161 、162 を備えている。

0015

プリンタ本体12には、その上部に操作パネル17が配置されている。操作パネル17には、図示しないが操作のための各種キー液晶ディスプレイが配置されており、異常発生時等の所定の場合にはこの液晶ディスプレイに操作者に対する指示が表示されるようになっている。また、本実施例の用紙搬送装置にはオートパージモードで搬送路上に残留した印字用紙を排出するための第1〜第3のオートパージ用排出トレイ181 〜183 を備えている。

0016

図3は、プリンタの構成の概要を表わしたものである。プリンタ本体12は、画像に対応したトナー像を形成するための感光体ドラム21を備えている。感光体ドラム21の周囲には、ドラム表面電荷を付与するためのチャージコロトロン22と、レーザビーム23をドラム表面に照射するための露光装置24と、レーザビーム23の露光によって形成された静電潜像現像するための現像装置25と、現像によって得られたトナー像を印字用紙に転写するためのトランスファコロトロン26と、転写後にドラム表面に残ったトナー回収するためのクリーニング装置27が、これらの順に配置されている。

0017

印字用紙は、第1〜第3の3種類の給紙トレイ151 〜153 のいずれか指定されたものから送り出される。そして、搬送ロール対31〜33を備えた給紙用搬送路34を経た後、搬送路対35〜37および定着装置38を備えた上側搬送路39に送り込まれる。そして、搬送ロール36を経て感光体ドラム21とトランスファコロトロン26の間を通過し、このとき印字用紙に対してトナー像の転写が行われることになる。トナー像の転写された印字用紙は、ヒートロール加熱ロール)とプレッシャロールから構成される定着装置38を通過し、このとき印字用紙にトナーが融着され、定着が行われる。

0018

定着の終了した印字用紙は、搬送ロール対37を経て排出・両面切替用搬送路41に送られ、プリンタ本体12の出口近傍に配置された搬送ロール対42を経て排出部14に送り込まれることになる。ただし、印字用紙の両面に印字を行う場合には、印字用紙の後端が排出・両面切替用搬送路41に搬入された時点で搬送ロール対42を逆転させ、この後端から下側搬送路44に搬入させるようにしている。この場合、印字用紙は下側搬送路44の各搬送ロール対45〜47を順に通過して表裏が反転した状態で上側搬送路32に送り込まれ、再度、感光体ドラム21とトランスファコロトロン26の間を通過して、今度は印字用紙の裏側にトナー像が転写されることになる。このトナー像は定着装置38で定着され、排出・両面切替用搬送路41を経て第1または第2の排出トレイ161 、162のうちのいずれか指定されたトレイに排出されることになる。

0019

一方、オートパージモードで残留紙を排出するための第1のオートパージ用排出トレイ181 は、排出・両面切替用搬送路41の排出側の端部近傍に配置されている。これは、従来の用紙搬送装置においても同様である。本実施例の用紙搬送装置では、この他に第2および第3のオートパージ用排出トレイ182 、183 を備えており、これらは共にプリンタ本体12の下部に配置されている。このうちの第2のオートパージ用排出トレイ182 は、下側搬送路44における2組の搬送ロール対45、46の間に配置された第1の切替ゲート49の切替状態で排出される印字用紙の収容を行うようになっている。また、第3のオートパージ用排出トレイ183 は、下側搬送路44における搬送ロール対47よりも下流側に配置された第2の切替ゲート50と、給紙用搬送路34の下部に設けられた第3の切替ゲート51の切替状態で排出される印字用紙の収容を行うようになっている。

0020

このようにプリンタ11には、4つの搬送路34、39、41、44が配置されているが、これらには印字用紙の搬送タイミングを検知して印字用紙のジャムの有無を判別するための用紙センサ52〜61が適宜配置されている。

0021

図1は、この用紙搬送装置の制御を行うための回路部分の要部を示したものである。なお、この用紙搬送装置はプリンタ本体12(図2)の他の部分と兼用でCPU(中央処理装置)71を使用している。CPU71はデータバス等のバス72を介して用紙搬送装置の各部と接続されている。このうち、ROM73は後に説明する印字用紙の搬送や排出制御のためのプログラムを格納したリードオンリ・メモリである。RAM(ランダムアクセス・メモリ)74は、このような制御の際に必要となるデータを一時的に格納するために用いられる。タイマ75は、時間の計測を行うもので、ジャムの発生の検知や印字用紙の排出制御に用いられる。入力コントローラ76は図3にそれらの配置を示した各用紙センサ52〜61から印字用紙の検出の有無を示すセンサ出力信号を入力するようになっている。

0022

出力コントローラ77は、給紙用搬送駆動回路81と、上側搬送路駆動回路82と、下側搬送路駆動回路83と、排出・両面切替用搬送路駆動回路84および切替ゲート駆動回路85をそれぞれ接続している。このうち給紙用搬送駆動回路81は、図3に示した給紙用搬送路34に配置された搬送ロール対31〜33の駆動制御を行うための第1のモータ861 と接続されている。また上側搬送路駆動回路82は、図3に示した上側搬送路39に配置された搬送ロール対35〜37および定着装置38の駆動制御を行うための第2のモータ862 と接続されている。更に、下側搬送路駆動回路83は、図3に示した下側搬送路44に配置された搬送ロール対45〜47の駆動制御を行うための第3のモータ863 と接続されている。また排出・両面切替用搬送路駆動回路84は、図3に示した排出・両面切替用搬送路41に配置された42、91、92の駆動制御を行うための第4のモータ863 と接続されている。

0023

切替ゲート駆動回路85は、第1〜第3のソレノイド881 〜883 の励磁および解磁の制御を行うようになっている。ここで第1のソレノイド881 は、第1の切替ゲート49の開閉制御を行うようになっている。第2のソレノイド882 と第3のソレノイド883 は、それぞれ対応する第2または第3の切替ゲート50、51の開閉制御を行うようになっている。なお、本実施例で切替ゲート駆動回路85は、第1〜第3のソレノイド881 〜883 を一斉に開閉する単純な制御を行うようになっている。

0024

図4は、この用紙搬送装置を使用したプリンタのプリント動作における要部を表わしたものである。図2または図3に示した操作パネル17上の図示しないプリントスイッチが押されるか、図示しないホストコンピュータからプリントの指令送出されてくると(ステップS101;Y)、用紙搬送装置は図1に示したRAM75の所定の領域を読み出して、直前のプリント動作でジャムが発生し、かつその除去が行われたかどうかをチェックする(ステップS102)。ジャムが発生してその除去が行われたような場合には(Y)、プリントに先立ってオートパージモードに設定され、搬送路上に残留紙が存在する場合にはこれをオートパージ用排出トレイ181 〜183 に排出する必要がある。

0025

そこで、この場合、CPU71は出力コントローラ77を介して切替ゲート駆動回路85を制御し、第1〜第3のソレノイド881 〜883 をすべて励磁状態に設定させる。これにより、第1〜第3の切替ゲート49〜51が搬送中の印字用紙を搬送路34または44から外して強制的に排出させる方向に位置決めされる(ステップS103)。この状態で、CPU71は各搬送路駆動回路81〜84を制御して第1〜第4のモータ861 〜864 を駆動させ、全搬送路34、39、41、44の駆動を行わせる(ステップS104)。

0026

これ以後、CPU71は入力コントローラ76を介して得られる各用紙センサ52〜61の出力を監視して、残留した印字用紙すべてが排出されたかどうかのチェックを行う(ステップS105)。例えば給紙用搬送路34に存在する印字用紙は第3の切替ゲート51によって搬送方向を切り替えられ、第3のオートパージ用排出トレイ183 に排出される。この給紙用搬送路34に存在するすべての印字用紙が排出されれば、用紙センサ52、53は所定時間以上の間、印字用紙の新たな検出を行わないので、これによってこの搬送路34上からすべて印字用紙が排出されたことが確認される。

0027

上側搬送路39に残留した印字用紙は、排出・両面切替用搬送路41に残留した印字用紙と共に排出・両面切替用搬送路41を通り、第1のオートパージ用排出トレイ181 に排出される。これらの搬送路39、41上に存在するすべての印字用紙が排出されれば、用紙センサ54〜59は所定時間以上の間、印字用紙の新たな検出を行わないので、これによってこれらの搬送路39、41上からすべて印字用紙が排出されたことが確認される。下側搬送路駆動回路83に残留した印字用紙は、第1または第2の切替ゲート49、50のうちの最寄りのものによって強制的に排出させる方向に切り替えられ、第2または第3のオートパージ用排出トレイ183 に排出されることになる。この場合には用紙センサ60、61によってこの部分における印字用紙の排出の有無が確認される。

0028

全用紙センサ52〜61の検出状態を監視してすべての残留紙が排出されたことが確認されたら(ステップS105;Y)、CPU71は第1〜第3のソレノイド881 〜883 を解磁させて切替ゲート49〜51を元の状態に復旧させる(ステップS106)。これにより、印字用紙は通常通り各搬送路34、44を搬送できる状態となる。

0029

この状態になったら、CPU71は第1〜第3の3種類の給紙トレイ151 〜153 のうちの該当するトレイから印字用紙を送り出すための図示しない送りロールの駆動を開始させ、これによって送り出された印字用紙に対してプリント動作を実行することになる(ステップS107)。ステップS102で前回ジャムが生じていなかったような場合には(N)、プリントの開始が指示されたとき直ちにステップS107に進み、通常のプリントのための動作が開始することになる。

0030

変形例

0031

図5は、本発明の変形例におけるプリント動作の要部を表わしたものであり、図4に対応するものである。この変形例でステップS201〜S204は、それぞれステップS101〜S104に対応し、ステップS206およびS207はステップS106およびS107に対応している。すなわち、この変形例の用紙搬送装置では、オートパージモードで各搬送路34、39、41、44の駆動を開始した後、図1に示したタイマ75で時間の測定を開始し(ステップS205)、規定の排出時間T1 を経過した時点で(Y)、切替ゲート49〜51をすべて印字用紙を搬送させる方向に切り替えることにしている。ここで排出時間T1は、オートパージに要する最も長い搬送路部分を搬送するのに必要な時間であり、本実施例では第3の切替ゲート51をその先端が通過した直後の印字用紙が上側搬送路39および排出・両面切替用搬送路41を経て第1のオートパージ用排出トレイ181 に排出されるまでの時間に相当する。

0032

このようにこの変形例ではオートパージモードに設定されて印字用紙の排出動作が開始した後には、タイマ75が計時動作を行い、これを基にしてオートパージモードの解除が行われるので、CPU71が印字用紙の残留の有無を最終的にチェックしてモードの解除を行う場合と比べてその負担が軽減されることになる。

0033

なお、以上説明した実施例および変形例では追加的なオートパージ用排出トレイ182 、183 を下側搬送路44の直下に設けたが、上側搬送路39と下側搬送路44の間の空間に設けても良く、これにより、オートパージに要する時間を更に短縮することが可能になる。もちろん、用紙搬送装置における搬送路の形式はこの実施例または変形例のプリンタと同一である必要はなく、例えば供給トレイから排出トレイまでが一本の比較的長い搬送路で形成されているような画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。このような場合には、搬送路の途中に1または複数の切替ゲートと、切替ゲートが排出側に切り替えられたときに用紙を収容するオートパージ用排出トレイが配置されていれば良いことになる。

0034

また、実施例では下側搬送路44に2つのオートパージ用排出トレイ182 、183 を配置したが、このうちの第2のオートパージ用排出トレイ182 を省略することも可能である。また、この下側搬送路44と上側搬送路39のようにループを形成する搬送路については、適宜これらの搬送路の搬送方向を逆転させ、これらのループ内で用紙の排出動作を完了するようにしてもよい。

発明の効果

0035

以上説明したように請求項1記載の発明によれば、裁断紙を搬送する搬送路でジャムが検出され、これが除去された後に残存する裁断紙を自動的に排出するオートパージモードに設定するようにした装置に、搬送路の途中の1または複数の箇所に裁断紙の排出方向に切り替える切替ゲート等の排出切替手段を設け、これらによっても裁断紙を排出トレイ等のオートパージ用用紙収容手段に収容できるようにした。この結果、裁断紙が搬送の一端から他端まで搬送されて排出される必要がなくなり、排出までの時間を短縮することができるだけでなく、搬送距離を短縮することによってオートパージ時の用紙の不安定な搬送に伴うジャムの発生を減少させることができる。

0036

また、請求項2記載の発明によれば、第1、第2および第4の搬送路と、第2の搬送路に並設された第3の搬送路から構成される装置における第4の搬送路の排出側、すなわち全搬送路の排出側に第1のオートパージ用排出トレイを配置すると共に、第1の搬送路の排出側の近傍と第3の搬送路の所定位置に裁断紙の排出方向に切り替える切替ゲート等の排出切替手段を設け、これらの排出切替手段に対応させて1または複数の第2のオートパージ用排出トレイを配置することにした。この結果、第1および第3の搬送路に残置された裁断紙を第2のオートパージ用排出トレイに排出することができ、その分だけ排出に要する時間を短縮するとともに、ジャムの発生の可能性を減少させることができる。

図面の簡単な説明

0037

図1本発明の一実施例における用紙搬送装置の制御を行うための回路部分の要部を示したブロック図である。
図2本実施例の用紙搬送装置を適用したプリンタの外観を示した斜視図である。
図3図1に示したプリンタの搬送経路の概要を表わした搬送路配置図である。
図4本実施例におけるプリンタのプリント動作の要部を表わした流れ図である。
図5本発明の変形例におけるプリンタのプリント動作の要部を表わした流れ図である。

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0038

11…プリンタ、12…プリンタ本体、13…給紙部、15…給紙トレイ、181 …第1のオートパージ用排出トレイ、182 …第2のオートパージ用排出トレイ、183 …第3のオートパージ用排出トレイ、31〜33、35〜37、42、45〜47、91、92…搬送ローラ対、34…給紙用搬送路、39…上側搬送路、41…排出・両面切替用搬送路、44…下側搬送路、49…第1の切替ゲート、50…第2の切替ゲート、51…第3の切替ゲート、52〜61…用紙センサ、71…CPU、73…ROM、74…RAM、75…タイマ、76…入力コントローラ、77…出力コントローラ、81…給紙用搬送駆動回路、82…上側搬送路駆動回路、83…下側搬送路駆動回路、84…排出・両面切替用搬送路駆動回路、85…第1のモータ、86…第2のモータ、87…第3のモータ、88…第4のモータ

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