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技術 画像形成方法

出願人 株式会社クラレ
発明者 荻野安弘犬山昭朋小林英一
出願日 1993年8月31日 (26年10ヶ月経過) 出願番号 1993-238731
公開日 1995年3月14日 (25年3ヶ月経過) 公開番号 1995-070955
状態 拒絶査定
技術分野 熱転写、熱記録一般 染色
主要キーワード ビニルエーテル交互共重合体 塩基性材料 極細線 静電プロッタ 蒸発性 機能性添加剤 溶剤可溶型 退色性
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この項目の情報は公開日時点(1995年3月14日)のものです。
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目的

工程が簡便で画像が鮮明な画像形成方法を提供することにある。

構成

昇華性染料等の機能性材料捕捉する芯と、該機能性材料をほとんど捕捉しないとからなる複合繊維よりなる基体に、昇華性染料等を用いて描画された原画を接触させ、さらに機能性材料不透過性カバーを重ねて加熱する。

概要

背景

従来より、芯、からなる複合繊維よりなる布帛等へ画像を形成方法としては、スクリーン印刷オフセット印刷インクジェットにより描画する方法、および酸性染料塩基性染料反応性染料などを用いて捺染する方法などが用いられていた。

しかしながら、上記方法では、画像が鮮明でなかったり、工程が煩雑であったりするなどの問題があった。

概要

工程が簡便で画像が鮮明な画像形成方法を提供することにある。

昇華性染料等の機能性材料捕捉する芯と、該機能性材料をほとんど捕捉しない鞘とからなる複合繊維よりなる基体に、昇華性染料等を用いて描画された原画を接触させ、さらに機能性材料不透過性カバーを重ねて加熱する。

目的

したがって、本発明は、工程が簡便で画像が鮮明な画像形成方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

昇華性または蒸発性機能性材料捕捉する芯と、該機能性材料をほとんど捕捉しないとからなる複合繊維よりなる基体に、昇華性または蒸発性の染色剤を用いて描画された原画を接触させ、さらに原画が接触する基体の反対面に上方から機能性材料不透過性カバーを重ね合わせた後、加熱して該染色剤を昇華または蒸発させて、基体に画像を転写することを特徴とする画像形成方法

請求項2

基体が、芯がポリエチレンテレフタレート系樹脂で、鞘がポリエチレンビニルアルコール系樹脂からなる複合繊維よりなることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。

請求項3

基体が、フッ素樹脂またはシリコーン樹脂被覆されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。

技術分野

0001

本発明は、複合繊維よりなる基体への画像形成方法に関し、さらに詳しくは複合繊維よりなる基体に鮮明なかつ耐久性のある画像を形成する方法に関する。

背景技術

0002

従来より、芯、からなる複合繊維よりなる布帛等へ画像を形成方法としては、スクリーン印刷オフセット印刷インクジェットにより描画する方法、および酸性染料塩基性染料反応性染料などを用いて捺染する方法などが用いられていた。

0003

しかしながら、上記方法では、画像が鮮明でなかったり、工程が煩雑であったりするなどの問題があった。

発明が解決しようとする課題

0004

したがって、本発明は、工程が簡便で画像が鮮明な画像形成方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明者らは、芯が昇華性または蒸発性等の機能性材料により染色性染着性を有する樹脂からなり、鞘が昇華性または蒸発性の機能性材料を透過する樹脂からなる複合繊維よりなる基体に対して画像を簡単に形成する方法を鋭意検討した結果、複合繊維よりなる基体と昇華性または蒸発性の染色剤を用いて描画された原画とを接触させ、その上面に前記機能性材料不透過性カバーを積層して加熱することにより、かかる問題が解消できることを見出し、本発明を完成するに至った。

0006

すなわち、本発明の要旨とするところは、昇華性または蒸発性の機能性材料を捕捉する芯と、該機能性材料をほとんど捕捉しない鞘とからなる複合繊維よりなる基体に、昇華性または蒸発性の染色剤を用いて描画された原画を接触させ、さらに原画が接触する基体の反対面に上方から機能性材料不透過性のカバーを重ね合わせた後、加熱して該染色剤を昇華または蒸発させて、基体に画像を転写する画像形成方法である。

0007

以下、本発明を詳細に説明する。

0008

本発明によれば、昇華性または蒸発性の機能性材料により染色性、染着性を有する芯と、透明性を有しかつ昇華性または蒸発性の機能性材料を透過する鞘とからなる複合繊維よりなる基体に、昇華性または蒸発性の染色剤を用いて描画された原画を接触させ、さらに昇華性または蒸発性の機能性材料不透過性のカバーを重ね合わせて加熱することにより、芯を構成する樹脂と鞘を構成する樹脂との昇華性染料等による発色性が異なるために非常に鮮明でかつ耐久性の良い画像が形成でき、また、表面に難印刷性フッ素系樹脂またはシリコン系樹脂ラミネートあるいはコーティングの施されている複合繊維よりなる基体であっても同様に鮮明な画像を形成することが可能である。

0009

本発明の昇華性または蒸発性の機能性材料としては、昇華性、蒸発性のある染色剤や昇華性、蒸発性のある紫外線吸収剤酸化防止剤等の機能性添加剤、あるいはこれらを構成成分とする混合物が挙げられる。

0010

昇華性あるいは蒸発性の染色剤としては、昇華性または蒸発性を有する染料であればいずれであっても良く、好ましくは、大気圧下、70〜260℃で昇華または蒸発する物質である。これらの染色剤としては、例えば、アゾ、アントラキノンキノフタロンスチリル、ジ−又はトリフェニルメタンオキサジントリアジンキサンテンメチンアゾメチン、チクリジンジアジンなどの染料が挙げられる。これらをより具体的に挙げれば1,4−ジメチルアミノアントラキノン、臭化又は塩化1,5−ジハイドロオキシ−4,8−ジアミノ−アントラキノン、1,4−ジアミノ−2,3−ジクロロ−アントラキノン、1−アミノ−ハイドロオキシ−アントラキノン、1−アミノ−4−ハイドロオキシ−2−(β−メトキシエトキシ)−アントラキノン、1−アミノ−4−ハイドロ−オキシ−2−フェノキシ−アントラキノン、1,4−ジアミノ−アントラキノン−2−カルボキシル酸メチルエチルプロピルブチルエステル、1−アミノ−4−アニリド−アントラキノン、1−アミノ−2−シアノ−4−アニリド(又はシクロヘキシルアミノ)−アントラキノン、1−ハイドロオキシ−2−(p−アセトアミノ−フェニルアゾ)−4−メチルベンゼン、3−メチル−4−(ニトロフェニルアゾ)−ピラゾロン、3−ハイドロオキシ−キノフタロンなどである。また塩基性材料としてはマラカイトグリーンメチルバイオレットあるいは酢酸ナトリウムナトリウムエタレート、ナトリウムメチラートなどで変性した染料などが使用できる。

0011

紫外線吸収剤としては、例えば、サリチレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系等の昇華性または蒸発性を有する紫外線吸収剤があげられる。好ましくは、紫外線吸収力が大きく、かつ昇華性も大きい、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、例えば、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェノール)−5−クロロベンゾトリアゾールまたは2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェノール)−5−クロロベンゾトリアゾールなどが挙げられる。

0012

また、酸化防止剤としては、アミン類フェノール系、トリアジン誘導体等の昇華性または蒸発性を有する酸化防止剤が挙げられる。

0013

本発明において用いる複合繊維の芯を構成する樹脂としては、透明性または不透明性からなる樹脂で、昇華性または蒸発性を有する機能性材料によって染色性または染着性を有するものであればいずれでもよい。具体的な樹脂の例としてはポリエチレンテレフタレート系、他のポリエステル系、塩化ビニール系、ポリウレタン系、ゴム系、アクリル系等の樹脂が挙げられる。

0014

また複合繊維の鞘を構成する樹脂としては、昇華性または蒸発性の昇華性染料、酸化防止剤、紫外線防止剤等の機能性材料をほとんど捕捉しないか全く捕捉しない樹脂であれば良く、例えばポリエチレンポリプロピレン、ポリエチレン−ビニルアルコール系共重合体ポリビニールアルコールなどが挙げられる。

0015

上記構成からなる複合繊維を用いた場合、この複合繊維から製造され布帛等の基体の風合吸湿性耐候性、耐久性、防汚性等が改良されるばかりでなく、昇華性染料、蒸発性染料等の機能性材料による染色性、染着性および発色性を改良することが可能である。複合繊維よりなる基体の形状としては特に限定はなく、布帛の他、これを熱プレスしてフィルムまたはシート状物としたものも使用することができる。

0016

上記基体は、フッ素樹脂シリコーン樹脂等防汚性の樹脂で積層、コーティングなどにより被覆されていることが耐久性などの点で好ましい。

0017

被覆に用いるフッ素系樹脂としては、被覆用途に用いられるものであれば特に制限はなく、結晶性、非晶性いずれのものでもよい。結晶性のフッ素系樹脂としてはポリビニルフルオロライドポリビニリデンフルオロライド、ポリクロロトリフルオロエチレンテトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル)との共重合体、テトラフルオロエチレンとエチレンの共重合体、また非結性のフッ素系樹脂としてはフルオロエチレンビニルエーテル交互共重合体フッ素含有アクリル酸エステルモノマーの共重合体、および一般加流フッ素ゴム等があげられる。また非晶性のフッ素樹脂としては、溶剤可溶型のものが通常用いられる。昇華性染料、蒸発性染料等の染着性等を向上するため、基体に被覆後フッ素系樹脂コーティング層表面をプラズマ放電処理して用いてもよい。

0018

フッ素系樹脂の光線透過率としては0.1%以上が好ましく60%以上がより好ましい。

0019

また、シリコン系樹脂としては、アミノ変性シリコーンエポキシ変性シリコーンシリコーンゴムシリコーンエマルジョンなどが使用できる。

0020

本発明に用いる複合繊維よりなる基体の耐久性、退色性をより向上させるために、複合繊維を溶融紡糸する際酸化防止剤、紫外線防止剤等の機能性材料を溶融樹脂中に添加するかあるいは昇華性染料、蒸発性染料を用いて作成した原画を該複合繊維よりなる基体に熱転写した後にさらに昇華性または蒸発性の酸化防止剤、紫外線防止剤等の機能性材料を熱転写することも可能である。

0021

かくして、図形、文字模様等の画像を本発明の上記複合繊維よりなる基体に転写するには、まず、当該染色剤を用いて常法により描画して原画を作製する。例えば、昇華性または蒸発性を有する染色剤を含有するインキ、塗料トナー現像剤等を用い、通常の印刷技術、コーティング技術、塗装技術等により原画を得ることができる。特に静電プロッターを用いてコンピューターデーターとして記録されている図柄に応じた静電潜像を直接静電記録体上に記録し、画像出力する方法を採用することが鮮明な画像を得る点から好ましい。

0022

得られた原画を、前述の複合繊維よりなる基体、またはフッ素系樹脂またはシリコン樹脂よりなるシートまたはフィルムを両面または片面に貼り合わせた基体、フッ素系樹脂等を溶剤に溶解してコーティング層を設けた該基体に接触させる。次いで、この原画が接触する基体の反対面の上方からあるいは両面から昇華性または蒸発性の染色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の機能性材料不透過性カバーを重ね合わせ、100〜180℃の温度にて短時間、例えば、10〜180秒間加熱する。かかる方法により染色剤等が該基体に移行し画像が転写される。基体への画像形成を効率よく行うため、減圧下で熱ロール熱ベルト等により連続的に実施することもできる。

0023

つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
芯が光線透過率72%のポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)で、鞘が光線透過率88%のポリエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂EVAL)とからなる75デニールの複合繊維よりなる布地に、静電プロッターを用いて昇華性染料の青色系染料としてDisp−Blue−56(昇華温度210℃)、黄色系染料としてDisp−Yellow−8(昇華温度200℃)、赤色染料としてDisp−Red−55(昇華温度180℃)を含有する現像剤を用いて静電記録紙上得られた静電画像を重ね合わせ、さらに昇華性染料不透過性カバーとしてテトラフルオロエチレンシート商品名;テフロンデュポン社製)を重ね合わせた。これらを160℃で3分間熱プレスを用いて加熱した。布地にはシルク印刷、捺染法では得られない極細線がすっきりと描画されており、非常に鮮明な画像が得られた。また得られた画像は、ポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレン−ビニールアルコール樹脂単独で製造した布地とは明らかに発色性が異なっており、鮮やかであった。
実施例2
芯が光線透過率10%で無機フィラー添加のポリエチレン樹脂で、鞘が実施例1記載の光線透過率88%のEVAL樹脂とからなる80デニールの複合繊維よりなる布地を用いた以外は実施例と同様に描画をしたところ実施例1と同様に鮮明な画像が得られた。
実施例3
芯がPET樹脂で鞘が実施例1で用いたアクリル樹脂とからなる65デニールの複合繊維よりなる布地を用いた以外は実施例1と同様に描画したところ実施例1と同様に鮮明な画像が得られた。
実施例4
実施例1記載の複合繊維よりなる布地の片面に非晶性のフッ素系樹脂であるフルオロエチレン−ビニルエーテル交互共重合体(商品名;ルミフロン、旭ガラス社製)を厚さ5μmにコーティングし、実施例1と同様に操作を行ったところ、実施例1と同様に鮮明な画像が得られた。
比較例1
実施例1と同様の布地をシルク印刷で描画したところ、製版工程が煩雑であるばかりでなく、画像の鮮明さも実施例1に比較して劣っていた。
比較例2
実施例3使用の布地を捺染法で描画したところ、染色工程が煩雑であるばかりでなく、画像の鮮明さも実施例3と比較して劣っていた。

発明の効果

0024

本発明によれば、昇華性染料等の機能性材料を捕捉する芯と該機能性材料をほとんど捕捉しない鞘とからなる複合繊維よりなる基体に鮮明でかつ耐久性のある画像の簡便な形成が可能となる。

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