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構成

甘草抽出物からなる動脈硬化抑制剤、及び、この動脈硬化抑制剤を含む食品又は医薬

効果

本発明の動脈硬化抑制剤は安全性が高い上に優れた動脈硬化抑制作用を有する。従って、この動脈硬化抑制剤を含む食品や医薬は、循環器疾病の予防又は治療に大変有用である。

概要

背景

近年、食生活の欧米化が進むにつれて、国民一人あたりの脂肪摂取量も増加し続けており、中でも、若年層に於ける総脂肪摂取量の増加と全年齢層に於ける動物性脂肪摂取量の増加が著しい。このため、過度に摂取された脂肪によって血中脂質バランス崩れたり、高脂血症が引き起こされたりする。これらが引き金となって動脈硬化をはじめとする循環器系成人病にかかる人が多く、また、循環器系成人病の若年化現象を招き、大きな社会問題の1つとなっている。

このような循環器系成人病の増加を防ぐためには、動脈硬化の原因となる高脂血症等の血中脂質のバランスを改善することが必要であり、その方法としては、従来より、リノール酸等の多価不飽和脂肪酸を摂取する方法や、クロフィブレートニコチン酸等を用いる方法が知られていた。

しかしながら、多価不飽和脂肪酸の摂取は長期連用が必要な上、過剰摂取に問題があり、クロロフィブレートは筋けいれん等の副作用があり、またニコチン酸にも全身紅潮胃腸障害等の副作用が有るといった問題があった。

概要

甘草抽出物からなる動脈硬化抑制剤、及び、この動脈硬化抑制剤を含む食品又は医薬

本発明の動脈硬化抑制剤は安全性が高い上に優れた動脈硬化抑制作用を有する。従って、この動脈硬化抑制剤を含む食品や医薬は、循環器疾病の予防又は治療に大変有用である。

目的

従って、本発明は血中脂質量のバランスを改善する作用を有し、動脈硬化を抑制する効果に優れ、且つ、安全性の高い動脈硬化抑制剤と、これを含む食品又は循環器疾患治療用医薬組成物を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
3件

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請求項1

請求項2

前記抽出物が水及び/又は極性有機溶媒で抽出されたことを特徴とする請求項1又は2記載の動脈硬化抑制剤。

請求項3

請求項1又は2記載の動脈硬化抑制剤を含有する食品

請求項4

請求項1又は2記載の動脈硬化抑制剤を含有する循環器疾患治療用医薬組成物

技術分野

0001

本発明は動脈硬化抑制剤、及びこれを含む食品、又はこれを含む循環器疾患治療用医薬組成物に関する。

背景技術

0002

近年、食生活の欧米化が進むにつれて、国民一人あたりの脂肪摂取量も増加し続けており、中でも、若年層に於ける総脂肪摂取量の増加と全年齢層に於ける動物性脂肪摂取量の増加が著しい。このため、過度に摂取された脂肪によって血中脂質バランス崩れたり、高脂血症が引き起こされたりする。これらが引き金となって動脈硬化をはじめとする循環器系成人病にかかる人が多く、また、循環器系成人病の若年化現象を招き、大きな社会問題の1つとなっている。

0003

このような循環器系成人病の増加を防ぐためには、動脈硬化の原因となる高脂血症等の血中脂質のバランスを改善することが必要であり、その方法としては、従来より、リノール酸等の多価不飽和脂肪酸を摂取する方法や、クロフィブレートニコチン酸等を用いる方法が知られていた。

0004

しかしながら、多価不飽和脂肪酸の摂取は長期連用が必要な上、過剰摂取に問題があり、クロロフィブレートは筋けいれん等の副作用があり、またニコチン酸にも全身紅潮胃腸障害等の副作用が有るといった問題があった。

発明が解決しようとする課題

0005

従って、本発明は血中脂質量のバランスを改善する作用を有し、動脈硬化を抑制する効果に優れ、且つ、安全性の高い動脈硬化抑制剤と、これを含む食品又は循環器疾患治療用の医薬組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記実状に鑑み、本発明者らは、古来より用いられてきており、その使用について、安全であると思われる、漢方生薬を選択し、その抽出物を、動脈硬化抑制作用指標として広くスクリーニングした結果、甘草の抽出物に優れた動脈硬化抑制作用が有るのを見いだし発明を完成させた。

0007

従って、本発明は甘草の抽出物からなる動脈硬化抑制剤に関する。

0008

また、本発明は上記動脈硬化抑制剤を含有する食品に関する。

0009

更に、本発明は上記動脈硬化抑制剤を含有する循環器疾患治療用の医薬組成物に関する。

0010

ところで、本発明で用いる甘草であるが、これは豆科グリキリザ属の植物の総称で、洋甘草(G.glabra L.)、ナンキンカンゾウ(G.glabra L.var glandurifera Regel et Herder)、ウラルカンゾウ(G.uralensis Fisch.et DC)、シナカンゾウ(G.echinata L.)、イヌカンゾウ(G.pallidiflora Maxim)、脹果甘草(G.infrata BAT)などを指し、このものは漢方生薬として古くから、中国でも、又、日本に於いても広く用いられてきた。その漢方に於ける薬効鎮痛解熱鎮咳等であり、血中脂質のバランスの改善や動脈硬化抑制作用については全く知られていなかった。

0011

上記甘草は、血中脂質量のバランスを改善する作用を有する物質を含んでおり、粉砕した全草を用いることも可能であるが、抽出により前記成分を含む抽出物を取り出して、本発明の動脈硬化抑制剤の有効成分として用いることが好ましい。又、用いる植物の部位としては全草でも可能であるが、薬効成分の豊富な根や根茎が好ましい。本発明に於いて抽出物とは、このような粉砕物及び抽出物、更に後述する分画物、又はこれらの濃縮物から選ばれる1種または2種以上を言う。

0012

甘草の抽出処理は、連続式バッチ式等の方法で、常法により冷浸または温浸にて任意の時間行う。例えば、甘草の根及び根茎を乾燥した後、細切し、抽出溶媒に、室温で1〜3日間、または抽出溶媒の沸騰温度で1〜5時間浸漬すれば良い。この時、用いる抽出溶媒としては、水及びアルコール類アセトン類等の極性有機溶媒が良く、これらを単独で用いても2種以上を混合して用いても良い。その後、必要に応じて不溶物をろ過により除去したり、減圧または限外ろ過により濃縮し、溶媒乾固させても良い。好ましいものは、温湯抽出したものをろ過した後凍結乾燥したものであり、このものは褐色の吸湿性を有するアモルファスである。

0013

かくして得られた抽出物を製剤化に用いても良いが、更にこの抽出物のうち血中脂質量のバランスを改善する作用を有する成分を高濃度に含有する分画物を使用しても良い。分画物を得るためには、上記抽出物から求める作用の少ない極性が著しく高い部分を除去するのが好ましく、その方法としては、液液抽出法、吸着カラムクロマトグラフィー法、分配カラムクロマトグラフィー法、GPCカラムクロマトグラフィー法等が例示できる。このうち、多孔性スチレンージビニルベンゼンコポリマー担体として用いた分配カラムクロマトグラフィー法が最も手軽で好ましい。

0014

多孔性スチレンージビニルベンゼンコポリマーを用いて分画を得るには、例えば次のように行えば良い。即ち、アンバーライトXADー2(オルガノ(株)製)に上記抽出物を精製水に溶かしたものを通し、精製水で充分洗浄した後、アルコール類等の極性有機溶媒で溶出させれば良い。また、バッチ法で行うこともできるし、予め、ノルマルヘキサン石油エーテル脱脂処理を行っておいても良い。

0015

かくして得られた抽出物及び分画物はともに動脈硬化抑制剤として用いることができる。この動脈硬化抑制剤は、そのまま製剤とすることもできるし、各種基剤に配合して製剤としても良い。

0016

配合量や基剤の種類は特に限定されるものではなく、剤形に合わせて、適宜、設定すれば良く、例えば、医薬品としては、錠剤散剤顆粒剤カプセル剤坐剤注射剤液剤等が例示でき、これらは増量剤賦形剤滑沢剤崩壊剤結合剤矯味矯臭剤等と共に通常の方法に従って剤形化すれば良い。

0017

又、食品としては、一般食品として、種々の食品原料に抽出物の所要量を加え、通常の製造方法により加工することにより、また、健康食品、機能性食品として植物や抽出物、分画物をそのまま、或いは食べ易い状態にして使用することができる。

0018

これらの組成物に於ける、上記動脈硬化抑制剤の1日あたりの投与量は、症状、身長、体重、年齢等により異なるが、成人1人あたり1〜2000mg/Kg、好ましくは3〜100mg/Kgを1回ないし数回に分けて投与するのがよい。

0019

また、本発明の動脈硬化抑制剤の安全性は、甘草が古来より広く漢方生薬として用いられてきた実績より、優れているのは明白である。

0020

以下に、実施例を挙げて更に詳しく本発明について説明するが、本発明がこれら実施例に限定を受けないことは言うまでもない。

0021

実施例1.
製造例1.洋甘草の根および根茎を5〜10mmの長さに細切したもの100gに、精製水1000mlを加えて105℃にて3時間還流して、抽出した。冷却後、ろ過してろ液を取り、減圧濃縮後凍結乾燥し21.9グラムの動脈硬化抑制剤を褐色アモルファスとして得た。

0022

実施例2.
製造例2.製造例1の動脈硬化抑制剤6gを30mlの精製水に溶解させ、アンバーライトXADー2を充填したカラムに通し、更に500mlの精製水を流し洗浄した。これに99.5%エタノール500mlで溶出させ、減圧濃縮して2.0gの動脈硬化抑制剤を得た。

0023

実施例3.
製造例3.ウラルカンゾウの根及び根茎を5〜10mmの長さに細切したもの100gに精製水1000mlを加えて105℃にて3時間還流して、抽出した。冷却後、ろ過してろ液を取り、減圧濃縮後凍結乾燥して17.8gの動脈硬化抑制剤を褐色アモルファスとして得た。

0024

実施例4.
製造例4.ナンキンカンゾウの根及び根茎を5〜10mmの長さに細切したもの100gに精製水500mlとエタノール500mlを加えて105℃で3時間還流して抽出した。冷却後、ろ過してろ液を取り、減圧濃縮後凍結乾燥して18.4gの動脈硬化抑制剤を得た。

0025

実施例5.
急性毒性毒性試験
体重15〜25gのddy系マウス1群10匹を用いて経口投与での急性毒性試験を行った。試料は実施例1〜4の動脈硬化抑制剤を用いた。それぞれの試料を30%生理食塩水溶液にし、12g/Kg経口投与し、72時間後に生死の判定を行った。何れの群に於いても死亡例を認めなかった。これより本発明の動脈硬化抑制剤の安全性が高いことが明らかである。

0026

実施例6.
動脈硬化抑制作用の評価1
実施例1、3、4の動脈硬化抑制剤について動脈硬化抑制効果に付いて、評価を行った。即ち、1群10匹の5週齢ICRマウスを日本クレア製CEー2(80%)及びセルロースパウダー(20%)の混合固形飼料と水を自由摂取させて4週間予飼育した。その後、ブランク群はそのまま混合固形飼料と水を、コントロール群、実施例1投与群、実施例3投与群、実施例4投与群はCEー2(80%)及びラード(20%)の高脂肪混合固形飼料と水を自由摂取させながら、同時にコントロール群とブランク群には1重量%カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を、実施例1投与群、実施例3投与群、実施例4投与群には、それぞれ、実施例1、3、4の動脈硬化抑制剤を10重量%含有する1重量%カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を0.5ml/匹/1日の投与量で2週間経口投与した。投与終了後、すべてのマウスを16時間絶食させ、採血を行った。得られた血液より、常法により血清を分離し、酵素法により総コレステロール量を、ヘパリンーMn沈澱酵素法によりHDLコレステロール量を測定した。総コレステロール量よりHDLコレステロール量を減じ、これをHDLコレステロール量で除した値を動脈硬化指数とし、この値を用いて動脈硬化抑制作用の指標とした。結果を表1に示す。なお、ここで*は5%未満の危険率で、**は1%未満の危険率でコントロール群と有意差が有ったことを示す。これより、本発明の動脈硬化抑制剤は優れた動脈硬化抑制作用を有することが判る。

0027

0028

実施例7.
動脈硬化抑制作用の評価2
実施例2の動脈硬化抑制剤についても実施例6と同様に動脈硬化抑制作用について評価を行った。結果を表2に示す。これより本発明の動脈硬化抑制剤が優れた動脈硬化抑制作用を有しているのが明らかである。

0029

0030

実施例8.
キャンディーへの配合例1
下記の(A)成分を150℃で加熱溶解し、120℃に冷却後、(B)成分を添加、攪はん後均一としたものを成型し、冷却してキャンディーを得た。
(A)砂糖58
水飴30
(B)クエン酸
実施例1の動脈硬化抑制剤10
香料

0031

実施例9.
キャンディーへの配合例2
下記の(A)成分を150℃で加熱溶解し、120℃に冷却後、(B)成分を添加、攪はん後均一としたものを成型し、冷却してキャンディーを得た。
(A)砂糖67
水飴30
(B)クエン酸1
実施例2の動脈硬化抑制剤1
香料1

0032

実施例10.
グミへの配合例1.下記の(A)成分を110℃で加熱溶解し、別途膨潤溶解させた(B)成分を添加し、更に(C)成分を添加し、型に流し込み、1昼夜放置後型からはずしてグミを得た。
(A)砂糖40
水飴45
(B)ゼラチン
(C)クエン酸2
実施例3の動脈硬化抑制剤5

0033

実施例11.
グミへの配合例2.下記の(A)成分を110℃で加熱溶解し、別途膨潤溶解させた(B)成分を添加し、更に(C)成分を添加し、型に流し込み、1昼夜放置後型からはずしてグミを得た。
(A)砂糖40
水飴45
(B)ゼラチン8
(C)クエン酸2
実施例4の動脈硬化抑制剤5

0034

実施例12.
カプセル剤
下記の(A)成分を均一に混合攪はんし、これに(B)成分を加えてニーダーにより充分に混練した。これをカプセル充填機によりカプセル化しカプセル剤を作成した。
(A)スクワレン15
リノレン酸トリグリセライド15
小麦胚芽油10
精製イワシ油20
αーdートコフェロール0.2
(B)脱脂大豆粉末39.8
実施例2の動脈硬化抑制剤10

0035

実施例13.
錠剤
下記成分を均一に混合し、流動層造粒法により造粒し、乾燥させた。これを打錠機で打錠し錠剤を得た。
デキストリン15
乳糖
パラチノース15
バレイショデンプン40
ステアリン酸マグネシウム
実施例3の動脈硬化抑制剤20

0036

実施例14.
顆粒剤
下記(A)成分をグラッド造粒機に入れ、(B)成分の5%水溶液滴下しながら造粒し、40℃で乾燥させ、整粒し顆粒剤を得た。
(A)乳糖67.5
コーンスターチ10
実施例4の動脈硬化抑制剤20
(B)ヒドロキシプロピルセルロース2.5

発明の効果

0037

本発明の動脈効果抑制剤は安全性が高い上に優れた動脈効果抑制作用を有するので、循環器疾病の予防と治療にたいへん有益である。

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