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技術 感熱転写体

出願人 マクセルホールディングス株式会社
発明者 池ケ谷昌仁山口務山本芳典
出願日 1993年8月9日 (27年4ヶ月経過) 出願番号 1993-216995
公開日 1995年2月28日 (25年9ヶ月経過) 公開番号 1995-052504
状態 未査定
技術分野 複写材料及びその取扱い
主要キーワード 帰路電極 背面層 Mn値 熱軟化性 熱溶融特性 溶剤可溶型 バインダ成分 樹脂強度
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年2月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

目的

転写性が良好で、かつ耐擦過性が良好な感熱転写体を提供する。

構成

バインダとして熱溶融性が良好で、かつ樹脂強度に優れたアクリル系重合体を用いたインクインク層を形成する。

概要

背景

感熱転写体は、一般に基体の一方の面に加熱により溶融または軟化して被転写体上に転写する熱溶融性または熱軟化性インク層を形成することによってつくられている(例えば、特開昭55−3919号公報)。

そして、上記インク層を溶融または軟化させるための加熱方式としては、サーマルヘッドにより感熱転写体の基体を加熱し、該基体を介してインク層を加熱することによってインクを溶融または軟化させるサーマルヘッドによる加熱方式と、感熱転写体の基体に通電し、該基体の発熱によってインクを溶融または軟化させる通電式加熱方式とが採用されている。

上記サーマルヘッドによる加熱方式を採る感熱転写体では、基体には例えばポリエチレンテレフタレートフィルムポリエチレンナフタレートフィルムポリイミドフィルムなどのプラスチックフィルムが用いられ、図1に示すように、インク層2は基体1の一方の面に設けられ、通電式の加熱方式を採る感熱転写体では、図2に示すように、基体1は一般に抵抗層1aと呼ばれる電気抵抗が高く通電により発熱する層と該抵抗層1aを流れてきた電流帰路電極に戻すための導電層1bとからなり、インク層2は上記導電層1b側に設けられている。

概要

転写性が良好で、かつ耐擦過性が良好な感熱転写体を提供する。

バインダとして熱溶融性が良好で、かつ樹脂強度に優れたアクリル系重合体を用いたインクでインク層を形成する。

目的

したがって、本発明は上記従来技術における問題点を解決し、充分な印字濃度と充分な耐擦過性とを有したインク層を備えた感熱転写体を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

少なくとも基体1とその一方の面に熱により溶融または軟化して他に転写するインク層2を備えた感熱転写体において、上記インク層2が、融点が100℃以下で、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−(GPC)法で測定したポリスチレン換算数平均分子量(Mn)が5000〜100000でかつ、同様に測定した重量平均分子量(Mw)との比率Mw/Mn値が1.1〜5.0であるアクリル系重合体からなるバインダ成分を含有することを特徴とする感熱転写体。

請求項2

インク層2中のバインダ成分としてポリウレタン樹脂又は/及びポリエステル樹脂を含有することを特徴とする請求項1記載の感熱転写体。

請求項3

基体1とインク層2との間にワックスを主成分とする離型層を有することを特徴とする請求項1記載の感熱転写体。

技術分野

0001

本発明は感熱転写体に係わり、さらに詳しくはそのインクの改良に関する。

背景技術

0002

感熱転写体は、一般に基体の一方の面に加熱により溶融または軟化して被転写体上に転写する熱溶融性または熱軟化性インク層を形成することによってつくられている(例えば、特開昭55−3919号公報)。

0003

そして、上記インク層を溶融または軟化させるための加熱方式としては、サーマルヘッドにより感熱転写体の基体を加熱し、該基体を介してインク層を加熱することによってインクを溶融または軟化させるサーマルヘッドによる加熱方式と、感熱転写体の基体に通電し、該基体の発熱によってインクを溶融または軟化させる通電式加熱方式とが採用されている。

0004

上記サーマルヘッドによる加熱方式を採る感熱転写体では、基体には例えばポリエチレンテレフタレートフィルムポリエチレンナフタレートフィルムポリイミドフィルムなどのプラスチックフィルムが用いられ、図1に示すように、インク層2は基体1の一方の面に設けられ、通電式の加熱方式を採る感熱転写体では、図2に示すように、基体1は一般に抵抗層1aと呼ばれる電気抵抗が高く通電により発熱する層と該抵抗層1aを流れてきた電流帰路電極に戻すための導電層1bとからなり、インク層2は上記導電層1b側に設けられている。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、いずれの加熱方式をとる場合でも、従来は、充分な印字濃度と充分な耐擦過性とを同時に満足する感熱転写体を得ることができなかった。

0006

したがって、本発明は上記従来技術における問題点を解決し、充分な印字濃度と充分な耐擦過性とを有したインク層を備えた感熱転写体を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明はインクのバインダ成分として、示差走査熱量(DSC)法で測定した融点(ピ−ク値)が100℃以下で、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−(GPC)法で測定したポリスチレン換算数平均分子量(Mn)が5000〜100000でかつ、同様に測定した重量平均分子量(Mw)との比率Mw/Mn値が1.1〜5.0であるアクリル系重合体を用いることによって充分な印字濃度を有し、かつ耐擦過性の良好な感熱転写体を提供したものである。

0008

本発明において用いるアクリル系重合体は長鎖アルキル基を有するアクリル酸エステル単量体から合成されるものであり、数平均分子量(Mn)が5000〜100000で充分な樹脂強度を有しかつ、重合体分子内の長鎖アルキル基同志による結晶性が高いためにワックスに類似した熱溶融特性を有するものである。また、分子量の分布を示すMw/Mn値が1.1〜5.0の範囲内であるのが良い。

0009

耐擦過性および耐薬品性をより充分なものにするため、バインダ成分として、ポリウレタン樹脂およびポリエステル樹脂を併用することが望ましいが、これらの他に脂肪族ポリカーボネートエチレン酢酸ビニル共重合体ポリアミドスチレンブタジエンスチレンブロック共重合体、スチレン−アクリル共重合体ポリ酢酸ビニル溶剤可溶型石油樹脂などの熱可塑性樹脂を添加してもかまわない。さらに、感熱転写体の作製にあたっては、転写性の改良のために、基体とインク層との間にワックスを主成分とする離型層を設けるのが好ましい。

0010

また、上記のような熱可塑性樹脂以外にも、例えば、パラフィンワックスマイクロクリスタリンワックスカルナウバワックスポリエチレンワックスなどのワックス類を上記熱可塑性樹脂系バインダに併用することもできる。

0011

インクの調製にあたっては、上記顔料およびバインダ以外にも、必要に応じて、離型剤分散剤などを添加することができる。

0012

また、感熱転写体の作製にあたっては、基体保護のために、必要に応じて、基体のインク層形成面とは反対側の面に耐熱性背面層を設けてもよい。

0013

着色剤としてカ−ボンブラック商品名:三菱化成社製 MA-100)30重量部と、表1に示すバインダ成分各重量部とをメチルエチルケトン300重量部中に混入し、サンドミルを用いて、分散してインク層形成用の塗料を調製した。

0014

厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に乾燥後の厚みが0.5μm以下になるようにカルナウバワックスの水系エマルジョンを塗布し、乾燥して離型層を形成した後、この上に上記のように調製したインク層形成用の塗料を、乾燥後の厚みが2μmになるように塗布し、乾燥してインク層を形成することにより感熱転写体を作製した。

0015

また、上記の感熱転写体作製工程において、離型層を形成しないインク層のみからなる感熱転写体も同時に作製した。

0016

つぎに、上記のようにして作製した感熱転写体の転写性および耐擦過性の評価を行った。その結果を表1に示した。なお、転写性および耐擦過性の評価方法は次の通りである。

0017

0018

〔転写性〕感熱転写体をカシオ計算機社製の小型ラベルプリンタ−(商品名:ネ−ムランドKL-1000)に装着し、カシオデモパタ−ンを印字して、転写不良がないかを観察した。充分な印字濃度を有し、転写の良好なものを○、不良を生じたものをその程度に応じて△、×とした。

0019

〔耐擦過性〕感熱転写体をカシオ計算機社製の小型ラベルプリンタ−(商品名:ネ−ムランドKL-1000)に装着し、カシオデモパタ−ンを印字した後、ヘイドン表面試験器を用いて、300gの荷重を加えた金属の針および1Kgの荷重を加えたプラスチック消しゴムで、印字されたデモパタ−ンを繰り返し擦り、損傷の有無を目視で判定した。損傷の無いものを○、損傷を生じたものをその程度に応じて△、×とした。

発明の効果

0020

以上説明したように、本発明ではバインダ成分として融点が100℃以下で、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−(GPC)法で測定したポリスチレン換算数平均分子量(Mn)が5000〜100000でかつ、同様に測定した重量平均分子量(Mw)との比率Mw/Mn値が1.1〜5.0であるアクリル系重合体を用いることによって、転写性が良好で、かつ耐擦過性が良好な感熱転写体を提供することができた。

図面の簡単な説明

0021

図1サーマルヘッドによる加熱方式を採る感熱転写体の概略断面図
図2通電式の加熱方式を採る感熱転写体の概略断面図

--

0022

1基体
2抵抗層
3インク層
4 導電層

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