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技術 二酢酸セルロース樹脂フィルムの製造方法

出願人 大倉工業株式会社
発明者 白井雅文斎藤光彦
出願日 1993年7月27日 (27年4ヶ月経過) 出願番号 1993-184549
公開日 1995年2月10日 (25年9ヶ月経過) 公開番号 1995-040433
状態 特許登録済
技術分野 プラスチック等の押出成形 プラスチック等の延伸成形、応力解放成形 プラスチック等のその他の成形、複合成形(変更なし)
主要キーワード 安定板 ラミネート品 フラット状 二層フィルム 保護具 インフレーション加工 三層構成 空冷方式
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1995年2月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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目的

押し出し法、特にインフレーション成形法厚み精度と透明性に優れた二酢酸セルロース樹脂フィルムを製造する方法を提供することを目的とする。

構成

押出インフレーション成形法により二酢酸セルロース樹脂層(A)の両側に熱可塑性樹脂層(B)を配した三層フィルム製膜した後、熱可塑性樹脂層(B)を剥離することにより二酢酸セルロース樹脂フィルムを得ることを特徴とする二酢酸セルロース樹脂フィルムの製造方法

概要

背景

二酢酸セルロース樹脂フィルムは、透明性、光沢、染色性触感に優れている等の特徴を有しているため、ブリスターパッケージ食品包装ラミネート品としての包装材料や、電気絶縁材料、本のカバー真空蒸着した装飾品、安全眼鏡保護具などに使用されている。

二酢酸セルロース樹脂フィルムの代表的な製造方法としては、溶液流延法押出し法とがあり、押出し法で得られたフィルムは、溶液流延法によるフィルムと比較して透明性、厚み精度等が劣っているという問題点を有している。

概要

押し出し法、特にインフレーション成形法で厚み精度と透明性に優れた二酢酸セルロース樹脂フィルムを製造する方法を提供することを目的とする。

押出インフレーション成形法により二酢酸セルロース樹脂層(A)の両側に熱可塑性樹脂層(B)を配した三層フィルム製膜した後、熱可塑性樹脂層(B)を剥離することにより二酢酸セルロース樹脂フィルムを得ることを特徴とする二酢酸セルロース樹脂フィルムの製造方法

目的

本発明はかかる事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは押出し法により厚み精度、透明性等に優れた二酢酸セルロース樹脂フィルムの製造方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

押出インフレーション成形法により二酢酸セルロース樹脂層(A)の両側に熱可塑性樹脂層(B)を配した三層フィルム製膜した後、熱可塑性樹脂層(B)を剥離することにより二酢酸セルロース樹脂フィルムを得ることを特徴とする二酢酸セルロース樹脂フィルムの製造方法。

技術分野

0001

本発明は高品質二酢酸セルロース樹脂フィルムの製造方法に関するものであり、更に詳しくは、厚み精度、透明性等に優れた二酢酸セルロース樹脂フィルムを得る方法に関する。

背景技術

0002

二酢酸セルロース樹脂フィルムは、透明性、光沢、染色性触感に優れている等の特徴を有しているため、ブリスターパッケージ食品包装ラミネート品としての包装材料や、電気絶縁材料、本のカバー真空蒸着した装飾品、安全眼鏡保護具などに使用されている。

0003

二酢酸セルロース樹脂フィルムの代表的な製造方法としては、溶液流延法押出し法とがあり、押出し法で得られたフィルムは、溶液流延法によるフィルムと比較して透明性、厚み精度等が劣っているという問題点を有している。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明はかかる事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは押出し法により厚み精度、透明性等に優れた二酢酸セルロース樹脂フィルムの製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

本発明によれば、共押出インフレーション成形法により二酢酸セルロース樹脂層(A)の両側に熱可塑性樹脂層(B)を配した三層フィルム製膜した後、熱可塑性樹脂層(B)を剥離することにより二酢酸セルロース樹脂フィルムを得ることを特徴とする二酢酸セルロース樹脂フィルムの製造方法が提供される。

0006

以下に、本発明を具体的に説明する。熱可塑性樹脂フィルム押出し成形のうち、インフレーション成形法による製造方法は、一般に環状ダイスから吐出した溶融樹脂空冷により冷却固化し、更にこのチューブ状のフィルムを安定板で徐々に偏平状とし、最終的に引き取り用のピンチロールで完全に偏平とし巻取るものである。

0007

ところが、通常の空冷方式では微妙な冷却制御が困難であり、ダイスから吐出した樹脂が規定厚みに至るまでの冷却過程がフィルムの厚み精度や透明性に大きく影響を及ぼす二酢酸セルロース樹脂の場合には、インフレーション成形法では高品質のフィルムを得ることができないのが現状であった。

0008

本発明者等は、種々の冷却条件を検討した結果、二酢酸セルロース樹脂層(A)の両側に熱可塑性樹脂層(B)を配して三層構成で共押出すると両側に配した熱可塑性樹脂層(B)の効果で、二酢酸セルロース樹脂層の冷却を適度に調節することができ、インフレーション成形法でも厚み精度、透明性等に優れたフィルムが得られることを見いだした。

0009

本発明の製造方法は、まず、別々の押出機に二酢酸セルロース樹脂及び熱可塑性樹脂を供給して溶融混練し、二酢酸セルロース樹脂層(A)の両側に熱可塑性樹脂層(B)が配するように三層の環状ダイスから押し出した後、空冷インフレーション成形することによりチューブ状のフィルムとする。このため、二酢酸セルロース樹脂層の冷却は適度に調節される。なお、成形時の、ブローアップ比は1.0〜2.5程度にするのが好ましい。ブローアップ比が2.5を超えると製膜安定性が不良となるので好ましくない。次いで、二酢酸セルロース樹脂が他の熱可塑性樹脂との接着性が悪く容易に剥離することを利用して、得られた三層フィルムから熱可塑性樹脂層を剥離して、フラット状の二酢酸セルロース樹脂フィルムとするのである。

0010

本発明の製造方法で得られるフィルムの厚みは特に限定されるものではないが、二酢酸セルロース樹脂層の厚みは10〜100μ程度の冷却の影響を受けやすい比較的厚みの薄いものの方がより効果的であり、熱可塑性樹脂層は30〜100μ程度が好ましい。

0011

本発明において、二酢酸セルロースとはコットン或いはパルプ等のセルロース酢化度約53〜56%となるようアセテート化したものにジエチルフタレートジメチルフタレート等の可塑剤を約25〜30重量%含んだものを総称するものである。

0012

また、熱可塑性樹脂とはポリエチレン系樹脂ポリプロピレン系樹脂ポリスチレン系樹脂ポリエステル系樹脂ポリアミド系樹脂等のうち、二酢酸セルロース系樹脂加工温度インフレーション加工可能なものであれば特に限定されるものではないが、コスト面等を考慮するとポリエチレン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂が好ましい。

0013

尚、本発明の二酢酸セルロース系樹脂層(A)及び熱可塑性樹脂層(B)には本発明の目的を損なわない範囲で滑剤帯電防止剤紫外線吸収剤熱安定剤着色剤無機充填剤等の添加剤を適宜配合しても差し支えない。

0014

以下、本発明の二酢酸セルロース樹脂フィルムの製造方法について、実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、評価は以下の方法に従って行った。
(1)厚み精度(単位:%)
安立社製連続式フィルム厚測定器電子マイクロメーター使用)により、フィルムの横方向の厚さを測定し、数1より算出した。

0015

0016

(2)透明性(単位:%)
JIS K6714によるヘイズ値を透明性とした。

0017

実施例1
二酢酸セルロース樹脂(MI=0.2、帝人(株)製、グレード名:テネックスNBT−0011)を口径40mmの押出機を用い、一方、低密度ポリエチレン樹脂(MI=0.3、住友化学工業(株)製、グレード名:スミセンF101)別の2台の口径50mmの押出機を用いそれぞれ溶融混練し、内層および外層が低密度ポリエチレン樹脂、芯層が二酢酸セルロース樹脂となるように、口径200mmの環状ダイスから樹脂温度210℃で押し出した後、引き続きブローアップ比1.4、引き取り速度4m/分の条件で空冷インフレーション成形することにより、二酢酸セルロース樹脂層の厚みが20μ、低密度ポリエチレン樹脂層が内層、外層ともにそれぞれ40μの三層フィルムを製膜した。この三層フィルムから低密度ポリエチレン樹脂層を剥離し、二酢酸セルロース樹脂フィルムを得た。この二酢酸セルロース樹脂フィルムの厚み精度、透明性を測定し、結果を表1に示した。

0018

実施例2
二酢酸セルロース樹脂層の厚みを40μに変えた以外は実施例1と同様な方法により二酢酸セルロース樹脂フィルムを作成し、このフィルムの厚み精度、透明性を測定し、結果を表1に示した。

0019

実施例3
ブローアップ比を1.7に変えた以外は実施例1と同様な方法により二酢酸セルロース樹脂フィルムを作成し、このフィルムの厚み精度、透明性を測定し、結果を表1に示した。

0020

比較例1
二酢酸セルロース樹脂(MI=0.2、帝人(株)製、グレード名:テネックスNBT−0011)を口径50mmの押出機を用い溶融混練し、口径200mmの環状ダイスから樹脂温度210℃で押し出した後、引き続きブローアップ比1.4、引き取り速度4m/分の条件で空冷インフレーション成形することにより、厚みが20μの二酢酸セルロース樹脂フィルムを得た。この二酢酸セルロース樹脂フィルムの厚み精度、透明性を測定し、結果を表1に示した。

0021

比較例2
二酢酸セルロース樹脂層の厚みを40μに代えた以外は比較例1と同様な方法により二酢酸セルロース樹脂フィルムを作成し、このフィルムの厚み精度、透明性を測定し、結果を表1に示した。

0022

比較例3
ブローアップ比を1.7に代えた以外は比較例1と同様な方法により二酢酸セルロース樹脂フィルムを作成し、このフィルムの厚み精度、透明性を測定し、結果を表1に示した。

0023

比較例4
二酢酸セルロース樹脂(MI=0.2、帝人(株)製、グレード名:テネックスNBT−0011)を口径40mmの押出機を用い、一方、低密度ポリエチレン樹脂(MI=0.3、住友化学工業(株)製、グレード名:スミカセンF101)別の口径50mmの押出機を用いそれぞれ溶融混練し、外層が低密度ポリエチレン樹脂、内層が二酢酸セルロース樹脂となるように、口径200mmの環状ダイスから樹脂温度210℃で押し出した後、引き続きブローアップ比1.4、引き取り速度4m/分の条件で空冷インフレーション成形することにより、二酢酸セルロース樹脂層の厚みが20μ、低密度ポリエチレン樹脂層の厚みが40μの二層フィルムを製膜した。この二層フィルムから低密度ポリエチレン樹脂層を剥離し、二酢酸セルロース樹脂フィルムを得た。この二酢酸セルロース樹脂フィルムの厚み精度、透明性を測定し、結果を表1に示した。

0024

0025

表1の結果から、本発明の方法で製膜したフィルムは比較例のように二酢酸セルロース樹脂を単層もしくは外層のみに熱可塑性樹脂層を配して二層で製膜したフィルムに比べて厚み精度、透明性に優れたものであった。

発明の効果

0026

本発明の方法により、厚み精度と透明性に優れた二酢酸セルロース樹脂フィルムを空冷のインフレーション成形法で容易に製造することができた。

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