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技術 遮断器の電気量表示方法および装置

出願人 富士電機株式会社
発明者 桜井和夫喜多村忠雄小林敏夫石川煕
出願日 1994年3月15日 (26年0ヶ月経過) 出願番号 1994-043471
公開日 1995年2月7日 (25年1ヶ月経過) 公開番号 1995-037469
状態 特許登録済
技術分野 開閉器の消弧装置 消弧付高圧スイッチの駆動機構及び操作回路 ブレーカ
主要キーワード 受け主 ディジタルメータ 低圧機器 電流表示装置 ディジタル数字 高圧受電盤 回路接続図 タップ切り換え
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重要な関連分野

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図面 (11)

目的

主回路定格電流が異なっても共通して使える表示装置を提供する。

構成

遮断器1の主回路2Aに介装され過電流リレー5を動作させる第一変流器4Aの出力電流を検出して出力する第二変流器70と、この第二変流器70の出力電流を主回路2Aの電流に変換して出力する変換部8と、この変換部8の出力信号を表示する表示部9とにより構成される。

概要

背景

真空遮断器は、過電流リレー組合せて使用され、主回路過電流が流れたときにその主回路を開成する。この真空遮断器に主回路の通電電流値を表示する装置を付加しておくことが顧客から要求される場合がある。図10は従来の遮断器通電電流表示装置の構成を示す回路接続図である。遮断器1が3相の主回路2A,2B,2Cを開閉する遮断部3と、主回路2A,2Cに介装された第一変流器4A,4Cと、第一変流器4A,4Cの二次側出力電流受け主回路2A,2Cに予め設定された過電流が流れたときに遮断部3をトリップさせる信号を出力させる過電流リレー5とにより構成されている。一方、通電電流表示装置6は、主回路2Aに介装された第二変流器7と、この第二変流器7の出力電流整流して出力する変換部8と、この変換部8の出力信号を受け主回路2Aの通電電流を表示する表示部9とにより構成されている。

図10において、第一変流器4A,4Cには二次側にそれぞれ複数のタップが設けられ、変流比を変更することができる。各タップからの配線が過電流リレー5へ引き込まれ、過電流リレー5内の切換スイッチ5Aに接続されている。切換スイッチ5Aは5連の接点を有し、例えば、実線の矢印位置から点線の矢印位置へ切り換えることにより、過電流リレー5の動作電流を変更することができる。図10の過電流リレー5は、切換スイッチ5A以外の内部回路の図示が省略されているが、切換スイッチ5Aを介して入力された電流の大きさが設定値(動作電流)以上になったときにトリップ信号を出力し、トリップコイル3Aを励磁する。遮断部3はトリップコイル3Aが励磁されたときに、主回路2A,2B,2Cを開成するようになっている。

なお、図10において、第一変流器4A,4Cはタップを必ずしも複数備える必要はない。しかし、複数タップを設けておくことにより遮断器1の動作電流値広範囲に設定することができる。また、図10では通電電流表示装置6が主回路2Aの通電電流だけ表示しているが、他の主回路2B,2Cもそれぞれ同様の通電電流表示装置が設けられ、各相の通電電流を表示する場合もある。

概要

主回路の定格電流が異なっても共通して使える表示装置を提供する。

遮断器1の主回路2Aに介装され過電流リレー5を動作させる第一変流器4Aの出力電流を検出して出力する第二変流器70と、この第二変流器70の出力電流を主回路2Aの電流に変換して出力する変換部8と、この変換部8の出力信号を表示する表示部9とにより構成される。

目的

この発明の目的は、主回路の定格電圧や定格電流が異っても、共通して使える装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

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請求項1

主回路開閉する遮断部と、主回路電流を検出して出力する第一変流器と、この第一変流器の出力電流受け主回路過電流が流れたときに遮断部をトリップさせる信号を出力させる過電流リレーとにより構成された遮断器の主回路側の電気量を表示する方法であって、第一変流器の出力電流を主回路側の電気量に変換して表示することを特徴とする遮断器の電気量表示方法

請求項2

請求項1記載の方法を実施する装置であって、主回路を開閉する遮断部と、主回路電流を検出して出力する第一変流器と、この第一変流器の出力電流を受け主回路に過電流が流れたときに遮断部をトリップさせる信号を出力する過電流リレーとにより構成された遮断器内に設けられ、主回路側の電気量を検出して表示するものにおいて、第一変流器の出力電流を検出して出力する第二変流器と、この第二変流器の出力電流を主回路側の電気量に変換して出力する変換部と、この変換部の出力信号を表示する表示部とにより構成されたことを特徴とする遮断器の電気量表示装置

請求項3

請求項2記載のものにおいて、表示部が変換部と着脱可能であることを特徴とする遮断器の電気量表示装置。

請求項4

請求項2または3記載のものにおいて、変換部が第二変流器の出力電流値に比例する信号を表示部に出力してなることを特徴とする遮断器の電気量表示装置。

請求項5

請求項4記載のものにおいて、第一変流器が異なる変流比電流を出力させる複数のタップを備えるとともに、第二変流器が異なる変流比で電流を出力させるタップを第一変流器のタップと同数備え、第一変流器のタップ切り換え連動して第二変流器のタップが切り換わり、タップ切り換え時に第一変流器の変流比が変化する割合いに逆比例して第二変流器の変流比を変化させてなることを特徴とする遮断器の電気量表示装置。

請求項6

請求項4記載のものにおいて、第一変流器が異なる変流比で電流を出力させる複数のタップを備え、表示部が電流値ディジタル数字にて表示し、タップを切り換えるごとに異なる電気信号を出力する発信部が備えられ、表示部が発信部の出力信号を受け、タップ切り換え時に第一変流器の変流比が変化する割合いに逆比例して表示部のディジタル数字の大きさを変化させてなることを特徴とする遮断器の電気量表示装置。

請求項7

請求項4記載のものにおいて、第一の変流器が異なる変流比で電流を出力させる複数のタップを備え、表示部が変換部の出力信号に対応して振れ指針を備えるとともに指針の目盛りがディジタル数字にて表示され、タップを切り換えるごとに異なる電気信号を出力する発信部が備えられ、表示部が発信部の出力信号を受け、タップ切り換え時に第一変流器の変流比が変化する割合いに逆比例して表示部のディジタル数字の大きさを変化させてなることを特徴とする遮断機の電気量表示装置。

請求項8

請求項2または3記載のものにおいて、主回路の電圧を検出して出力する計器用変圧器が設けられ、変換部が計器用変圧器の出力電圧と第二変流器の出力電流とから主回路電流の力率に比例する信号に変換して表示部に出力してなることを特徴とする遮断器の電気量表示装置。

請求項9

請求項2または3記載のものにおいて、主回路の電圧を検出して出力する計器用変圧器が設けられ、変換部が計器用変圧器の出力電圧と第二変流器の出力電流とから主回路の送る電力量に比例する信号に変換して表示部に出力してなることを特徴とする遮断器の電気量表示装置。

技術分野

0001

この発明は、過電流リレーを内蔵または別置で組合せ使用し高圧受電盤収納される真空遮断器通電電流を表示する装置に関する。

背景技術

0002

真空遮断器は、過電流リレーと組合せて使用され、主回路過電流が流れたときにその主回路を開成する。この真空遮断器に主回路の通電電流値を表示する装置を付加しておくことが顧客から要求される場合がある。図10は従来の遮断器の通電電流表示装置の構成を示す回路接続図である。遮断器1が3相の主回路2A,2B,2Cを開閉する遮断部3と、主回路2A,2Cに介装された第一変流器4A,4Cと、第一変流器4A,4Cの二次側出力電流受け主回路2A,2Cに予め設定された過電流が流れたときに遮断部3をトリップさせる信号を出力させる過電流リレー5とにより構成されている。一方、通電電流表示装置6は、主回路2Aに介装された第二変流器7と、この第二変流器7の出力電流整流して出力する変換部8と、この変換部8の出力信号を受け主回路2Aの通電電流を表示する表示部9とにより構成されている。

0003

図10において、第一変流器4A,4Cには二次側にそれぞれ複数のタップが設けられ、変流比を変更することができる。各タップからの配線が過電流リレー5へ引き込まれ、過電流リレー5内の切換スイッチ5Aに接続されている。切換スイッチ5Aは5連の接点を有し、例えば、実線の矢印位置から点線の矢印位置へ切り換えることにより、過電流リレー5の動作電流を変更することができる。図10の過電流リレー5は、切換スイッチ5A以外の内部回路の図示が省略されているが、切換スイッチ5Aを介して入力された電流の大きさが設定値(動作電流)以上になったときにトリップ信号を出力し、トリップコイル3Aを励磁する。遮断部3はトリップコイル3Aが励磁されたときに、主回路2A,2B,2Cを開成するようになっている。

0004

なお、図10において、第一変流器4A,4Cはタップを必ずしも複数備える必要はない。しかし、複数タップを設けておくことにより遮断器1の動作電流値広範囲に設定することができる。また、図10では通電電流表示装置6が主回路2Aの通電電流だけ表示しているが、他の主回路2B,2Cもそれぞれ同様の通電電流表示装置が設けられ、各相の通電電流を表示する場合もある。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、前述したような従来の装置は、第二変流器を主回路の定格に合わせて多種類用意せねばならないという問題があった。すなわち、第二変流器は、主回路の定格電圧定格電流に合わせて使用される。そのために、主回路の各定格に合わせて、遮断部や第一変流器とともに、第二変流器も多種類用意する必要もあった。また、主回路の通電電流が変更された場合に、第二変流器も変更せねばならず繁雑となっていた。

0006

この発明の目的は、主回路の定格電圧や定格電流が異っても、共通して使える装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、この発明の方法によれば、主回路を開閉する遮断部と、主回路電流を検出して出力する第一変流器と、この第一変流器の出力電流を受け主回路に過電流が流れたときに遮断部をトリップさせる信号を出力させる過電流リレーとにより構成された遮断器の主回路側の電気量を表示する方法であって、第一変流器の出力電流を主回路側の電気量に変換して表示することとするとよい。

0008

上記目的を達成するためには、この発明によれば、主回路を開閉する遮断部と、主回路電流を検出して出力する第一変流器と、この第一変流器の出力電流を受け主回路に過電流が流れたときに遮断部をトリップさせる信号を出力する過電流リレーとにより構成された遮断器内に設けられ、主回路側の電気量を検出して表示するものにおいて、第一変流器の出力電流を検出して出力する第二変流器と、この第二変流器の出力電流を主回路側の電気量に変換して出力する変換部と、この変換部の出力信号を表示する表示部とにより構成されたものとするよい。

0009

また、かかる構成において、表示部が変換部と着脱可能であるものとするとよい。また、かかる構成において、変換部が第二変流器の出力電流値に比例する信号を表示部に出力してなるものとするとよい。また、かかる構成において、第一変流器が異なる変流比で電流を出力させる複数のタップを備えるとともに、第二変流器が異なる変流比で電流を出力させるタップを第一変流器のタップと同数備え、第一変流器のタップ切り換え連動して第二変流器のタップが切り換わり、タップ切り換え時に第一変流器の変流比が変化する割合いに逆比例して第二変流器の変流比を変化させてなるものとするとよい。または、第一変流器が異なる変流比で電流を出力させる複数のタップを備え、表示部が電流値ディジタル数字にて表示し、タップを切り換えるごとに異なる電気信号を出力する発信部が備えられ、表示部が発信部の出力信号を受け、タップ切り換え時に第一変流器の変流比が変化する割合いに逆比例して表示部のディジタル数字の大きさを変化させてなるものとするとよい。または、第一の変流器が異なる変流比で電流を出力させる複数のタップを備え、表示部が変換部の出力信号に対応して振れ指針を備えるとともに指針の目盛りがディジタル数字にて表示され、タップを切り換えるごとに異なる電気信号を出力する発信部が備えられ、表示部が発信部の出力信号を受け、タップ切り換え時に第一変流器の変流比が変化する割合いに逆比例して表示部のディジタル数字の大きさを変化させてなるものとするとよい。

0010

また、主回路の電圧を検出して出力する計器用変圧器が設けられ、変換部が計器用変圧器の出力電圧と第二変流器の出力電流とから主回路電流の力率に比例する信号に変換して表示部に出力してなるものとするとよい。または、主回路の電圧を検出して出力する計器用変圧器が設けられ、変換部が計器用変圧器の出力電圧と第二変流器の出力電流とから主回路の送る電力量に比例する信号に変換して表示部に出力してなるものとするとよい。

0011

この発明の構成によれば、第一変流器の出力電流を第二変流器によって検出し、この第二変流器の出力電流を通電電流など主回路側の電気量に変換して表示する。主回路は、その系統の定格電圧や定格電流の種類によって遮断動作させる電流値が異なる。しかし、第一変流器の変流比を調整することによって過電流リレーがトリップ信号を出力する設定電流は一定に保たれているので、過電流リレーは系統の種類によって変える必要がなく共通して使用されている。したがって、第二変流器が第一変流器の二次側出力電流を検出して主回路側の電気量を表示するようにしたことにより、第二変流器も系統の種類によって変更する必要がなくなり共通して使用することができる。

0012

かかる構成において、表示部が変換部と着脱可能にしたことにより、運転中に種々の表示装置を例えば、アナログメータディジタルメータ記録計など必要とする機種選定して使用することができる。かかる構成において、変換部が第二変流器の出力電流値に比例する信号を表示部に出力する。これにより、表示部が主回路の電気量として通電電流を表示する。

0013

かかる構成において、第一変流器と第二変流器との双方にそれぞれ異なる変流比で電流を出力させる複数のタップを設け、第一変流器と第二変流器とのタップは互いに連動して切り換わり、タップ切り換え時に第一変流器の変流比が変化する割合いに逆比例して第二変流器の変流比を変化させる。第二変流器の変流比を変えずに第一変流器だけの変流比を変えると、第二変流器の出力電流が主回路電流の正しい値を示さなくなる。第一変流器の変流比の変化に対応させて、第二変流器の変流比も変えることによって表示部が主回路電流の正しい値を示すようになる。

0014

上記構成に代えて、第一変流器が異なる変流器で電流を出力させる複数のタップを備え、表示部が電流値をディジタル数字にて表示する。第一変流器のタップを切り換えるごとに異なる電気信号を出力する発信部が備えられ、表示部が発信部の出力信号を受け、タップ切り換え時に第一変流器の変流比が変化する割合いに逆比例して表示部のディジタル数字の大きさを変化させる。これにより、第一変流器の変流比が変化してもそれに対応して表示部のディジタル数字の大きさが変わるので、表示部が主回路電流の正しい値を示すようになる。

0015

上記構成に代えて、第一変流器が異なる変流器で電流を出力させる複数タップを備え、表示部が変換部の出力信号に対応して振れる指針を備えるとともに指針の目盛りがディジタル数字にて表示される。第一変流器のタップを切り換えるごとに異なる電気信号を出力する発信部が備えられ、表示部が発信部の出力信号を受け、タップ切り換え時に第一変流器の変流比が変化する割合いに逆比例して表示部のディジタル数字の大きさを変化させる。これにより、第一変流器の変流比が変化してもそれに対応して表示部の目盛りを表示するディジタル数字の大きさが変わるので、表示部が主回路電流の正しい値を示すようになる。

0016

また、主回路の電圧を検出して出力する計器用変圧器が設けられる。変換部が計器用変圧器の出力電圧と第二変流器の出力電流とから主回路電流の力率に比例する信号に変換して表示部に出力する。これにより、表示部が主回路の電気量として力率を表示する。また、主回路の電圧を検出して出力する計器用変圧器が設けられ、変換部が計器用変圧器の出力電圧と第二変流器の出力電流とから主回路の送る電力量に比例する信号に変換して表示部に出力する。これにより、表示部が主回路の電気量として電力量を表示する。

0017

以下この発明の実施例に基づいて説明する。図1はこの発明の実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図である。通電電流表示装置60が第一変流器4Aの二次側に介装された第二変流器70の出力電流を変換部8に入力させ、表示部9に主回路4Aの電流値を表示させている。その他は、図10の従来の装置と同じである。図10と同じ部分には同一参照符号を付することによって、詳細な説明を繰り返すことは省略する。

0018

図1において、主回路2A,2B,2Cの定格電圧や定格電流変わっても第一変流器4A,4Cの変流比を調整することによって過電流リレー5がトリップ信号を出力する設定電流は一定に保たれている。そのために、第二変流器70は多機種を用意する必要がなく、どんな系統にも共通して使用することができる。また、遮断動作電流の微調整は過電流リレー5の内部で行われ、大幅な調整は第一変流器4Aのタップ位置選択、または第一変流器4A自体の交換によって行われる。したがって、主回路の動作電流の変更の際にも第一の変流器4Aの出力電流は一定なので、第二変流器70を変換する必要がない。

0019

また、図1において、第一変流器4Aがタップを有していない場合でも、その二次側に第二変流器70を介装することで通電電流値を表示することができる。さらに、変換部8は整流回路とせずに第二変流器70の交流出力電流をそのまま表示部9へ流し、表示部9として交流電流計を使用することもできる。図2は、この発明の異なる実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図である。通電電流表示装置61の表示部9にツェナダイオード10が並列接続され、表示部9はプラグ9Aを介して外部から着脱可能に接続されている。その他の構成は図1と同じである。

0020

図2において、主回路2Aの通電中に表示部9を外しても第二変流器70の二次側が開放にならないようにツェナダイオード10が接続されている。表示部9はいつでもプラグ9Aから外し、希望する機種に交換することができる。図3は、この発明のさらに異なる実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図である。第二変流器72が複数タップを備え、各タップからの配線が切換スイッチ5Bに接続されている。第二変流器72や切換スイッチ5Bなどの電流表示装置63は、表示部9を除いて過電流リレー5と一緒に内蔵され、切換スイッチ5Aと5Bとは連動するようになっている。その他は、図2と同じ構成である。

0021

図3において、切換スイッチ5A,5Bは、切り換えられる時に第一変流器4A,4Cの変流比が変化する割合いに逆比例して第二変流器72の変流比が変化するようになっている。例えば、図3において、第一変流器4A,4Cの変流比が100/200/300対0.1とすれば第二変流器72の変流比を1対1/2/3とすることにより第二変流器72の出力電流は、主回路2A,2Cに流れる電流の大きさに比例することになる。今、主回路2Aに100Aの電流が流れ、スイッチ5Aが変流比100対0.1の設定になっていれば、第一変流器4Aの出力側に0.1Aの電流が出力される。そのとき、第二変流器72の変流比は1対1であるから第二変流器から0.1Aの電流が出力され、表示器9はそれに比例して100Aを表示する。一方、主回路2Aに100Aの電流が流れ、スイッチ5Aが変流比300対0.1の設定になっていても、第二変流器72の出力側には0.1Aの電流が出力され、表示器9はやはり同じ100Aを表示する。

0022

図2の装置のように、第二変流器70がタップを持たず、変流比が常に1対1であるとする。主回路2Aに100Aの電流が流れ、スイッチ5Aが変流比300対0.1の設定になっていれば、第二変流器70の出力側には0.1Aの1/3の電流しか出力されない。そのために、表示器9は目盛りを変えない限り100Aの1/3の値しか表示せず、誤った表示をすることになる。図3の装置にすれば、切換スイッチ5Aが変流比300対0.1に設定された場合、切換スイッチ5Bが連動して第二変流器72の変流比を1対3に変えるので、第二変流器72の出力側には3倍の電流が出力される。そのために、主回路2A,2Cに100Aの電流が流れている場合、切換スイッチ5Aがいかなるタップ位置にあったとしても表示器9は100Aを表示する。

0023

したがって、表示器9の目盛りは、図2の装置の場合は、切換スイッチ5Aの切り換え毎に読み取る目盛りを変える必要があったが、図3の装置の場合はすべて同じ目盛りの表示器9でよく、間違った表示がなされることは決してない。図4は、この発明のさらに異なる実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図である。切換スイッチ5Aのタップ位置によって決まる特定の電気信号12Sが過電圧リレー5内蔵の発信部12より出力され、電流表示装置64側に電気信号12Sを受けて切換スイッチ5Bを駆動させる受信部13が備えられている。その他は、図3の構成と同じである。

0024

図4において、電気信号12Sによって、第一変流器4A,4Cの変流比が変化する割合いに逆比例して第二変流器72の変流比が変化するように切換スイッチ5Bを駆動させる。この機構にすることにより、切換スイッチ5A,5Bが図3の装置の場合と同様に連動することになる。そのために、図4の装置の場合も表示器9は正確な値の電流表示を行う。しかも、図4の装置は、過電流リレー5と電流表示装置64とを分離して配置できるという特徴を備えている。

0025

図5は、この発明のさらに異なる実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図である。切換スイッチ5Aのタップ位置によって決まる特定の電気信号14Sが過電流リレー5内蔵の発信部14より出力され、表示部91に入力されている。その他は図2の構成と同じである。図6は、図5の表示部91の正面図である。ディジタル数字15によって主回路の電流値が表示されている。表示部91は、図5の発信部14からの電気信号14Sの種類によって第一変流器4A,4Cの変流比を検知することができるので、タップ切り換え時に第一変流器4A,4Cの変流比が変化する割合いに逆比例して表示部91のディジタル数字15の大きさを変化させるようにする。

0026

例えば、図5において、第一変流器4A,4Cの変流比を100/200/300対0.1としこの各変流比に対応する電気信号14Sを0,1,2という単純な数字に決めておく。表示部91は、この電気信号14Sを受けたときに、図6のディジタル数字15をそれぞれ1倍、2倍、3倍して表示するように設定しておく。今、主回路2Aに100Aの電流が流れ、切換スイッチ5Aが変流比100対0.1の設定になっていれば、発信部14は0なる電気信号14Sを表示部91に送る。これに従って、表示部91は変換部8の出力信号をそのまま図6のように100Aとディジタル表示する。一方、主回路2Aに100Aの電流が流れ、切換スイッチ5Aが変流比300対0.1の設定になっていれば、発信部14は2なる電気信号14Sを表示部91に送るので、表示部91は変換部8の出力を3倍して表示する。その際、第二変流器70の出力側には0.1Aの1/3の電流しか出力されないが、表示部91内部でディジタル数字15を3倍するので、表示部91は100Aとディジタル表示する。このように、図5の構成にすることによって、第二変流器70にタップを持たせなくても主回路電流を正確に表示させることができる。

0027

図7および図8は、図5の異なる表示部91の正面図である。表示部91が変換部8の出力信号に対応してアナグロ的に振れる指針18の目盛り16がディジタル数字17にて表示される。タップ切り換え時に第一変流器4A,4Cの変流比が変化する割合いに逆比例して表示部91のディジタル数字17の大きさを変化させるようにする。発信部14がタップ切り換え時に電気信号14Sを表示部91へ出力し、この電気信号14Sに従って、ディジタル数字17の大きさを変えることについては図6の表示部91について説明したことと全く同じである。

0028

例えば、図5において、第一変流器4A,4Cの変流比を100/200/300対0.1とし、表示部91はその変流比に対応してディジタル数字17をそれぞれ1倍、2倍、3倍にして表示するように設定しておく。今、主回路2Aに100Aの電流が流れ、切換スイッチ5Aが変流比100対0.1の設定になっていれば、図7のようにディジタル数字17は目盛り16のフルスケールところで100Aと表示し、指針18も100Aを指示する。一方、主回路2Aに100Aの電流が流れ、切換スイッチ5Aが変流比300対0.1の設定になっていれば、図8に示すように、指針18は図7の場合の1/3の振れになる。しかし、ディジタル数字17が3倍されるので、指針18は100Aを指示していることになる。このように、表示部91を図7図8のように構成することによっても主回路電流を正確に表示させることができる。

0029

図9は、この発明のさらに異なる実施例にかかる遮断器の主回路の電力量又は力率表示装置の構成を示す要部回路接続図である。電力量又は力率表示装置62が、主回路2A,2Cの通電電流をそれぞれ第一変流器4A,4Cの二次側から第二変流器70,71によって検出し、変換部80に入力させる。一方、主回路2Aと2Bとの線間電圧、および主回路2Bと2Cとの線間電圧をそれぞれ計器用変圧器11A,11Cにて検出し、変換部80に入力させる。変換部80は主回路の電流および電圧から3相の主回路が送っている電力量、又は主回路電流の力率に比例する信号に変換して表示部90に出力し、表示部90が電力量又は力率を表示するようになっている。図9のその他の構成は図1と同じである。

0030

図9の電力量又は力率表示装置62は、変換部80が主回路の電流および電圧の信号を受けている。したがって、変換器80が、主回路の通電電流、電圧、力率、電力量の4種類に比例する信号を出力し、これらの信号を表示部90が受け4種類を同時に表示するような構成にすることもできる。

発明の効果

0031

この発明は前述のように、第一変流器の出力電流を第二変流器によって検出し、この第二変流器の出力電流を主回路側の電気量に変換させる構成にした。これによって、どの系統の主回路にも共通して使えることができ、第二変流器選定の繁雑さが解消されるとともに装置の低コスト化がはかれる。主回路が高圧系統であっても、第二変流器が低圧機器で済むので遮断器内にコンパクトに納めることができる。さらに、主回路の動作電流が使用途中で変更されても、第二変流器を変更することなく対応することができる。

0032

かかる構成において、表示部と着脱可能にしたので、主回路の通電中でも表示部を交換することができ、表示部のメンテナンス表示方法の変更が容易である。また、表示する電気量を通電電流の他の電力量や力率とすることもでき利用範囲が広くなった。

0033

さらに、電流比を変えることのできる第一変流器が用いられている場合は、第二変流器にタップを設ける、または表示器のディジタル数字の大きさを変える。これによって、表示器が常に正しい値を表示するようになり、表示器の目盛を読み変えながら計測するという繁雑さが解消される。

図面の簡単な説明

0034

図1この発明の実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図
図2この発明の異なる実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図
図3この発明のさらに異なる実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図
図4この発明のさらに異なる実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図
図5この発明のさらに異なる実施例にかかる遮断器の通電電流表示装置の構成を示す要部回路接続図
図6図5の表示部の正面図
図7図5の異なる表示部の正面図
図8図7の表示部のディジタル数字が変更された場合の正面図
図9この発明のさらに異なる実施例にかかる遮断器の主回路の電力量又は力率表示装置の構成を示す要部回路接続図
図10従来の遮断器の通電電流表示装置の構成を示す回路接続図

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0035

1:遮断器、2A,2B,2C:主回路、3:遮断部、4A,4C:第一変流器、5:過電流リレー、5A,5B:切換スイッチ、60,61、63,64:電流表示装置、62:電力量又は力率表示装置、70,71,72:第二変流器、8,80:変換部、9,90:表示部、10:ツェナダイオード、9A:プラグ、11A,11C:計器用変圧器、12,14:発信部、13:受信部、12S,14S:電気信号、16:目盛り、15,17:ディジタル数字、18:指針

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