図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(1995年1月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

目的

熱交換器温度センサに異常が生じても除霜運転を行なうことができ、これにより暖房を継続して快適感および信頼性を確保できる空気調和機を提供する。

構成

室外熱交換器8に熱交換器温度センサ28を取付け、暖房時、熱交換器温度センサ28の検知温度Teに応じて室外熱交換器8に対する除霜運転を実行する。冷凍サイクル低圧側圧力Tsを検知する冷媒圧力センサ24を設けるとともに、熱交換器温度センサ28の異常を検出する手段を設け、この異常検出に際しては除霜運転の実行を熱交換器温度センサ28に代わり圧力センサ24の検知圧力Tsに応じて制御する。

概要

背景

部屋数の多いビルディング等で使用する空気調和機として、室外ユニットに複数の室内ユニットを接続したマルチタイプがある。これを用いれば、1台の空気調和機で複数の部屋を同時に空調することができる。

この空気調和機では、室外ユニットに圧縮機、四方弁および室外熱交換器を設け、各室内ユニット流量調整弁および室内熱交換器を設け、これら圧縮機、四方弁、室外熱交換器、各流量調整弁各室内熱交換器を順次に配管接続してヒートポンプ式冷凍サイクルを構成している。

すなわち、四方弁をニュートラル状態に設定して圧縮機を運転することにより、圧縮機の吐出冷媒が四方弁、室外熱交換器、各流量調整弁、各室内熱交換器、四方弁を通って圧縮機に戻る冷房サイクルが形成され、室外熱交換器が凝縮器、各室内熱交換器が蒸発器として機能し、冷房運転を実行できる。

四方弁を切換えれば、圧縮機の吐出冷媒が四方弁、各室内熱交換器、各流量調整弁、室外熱交換器、四方弁を通って圧縮機に戻る暖房サイクルが形成され、各室内熱交換器が凝縮器、室外熱交換器が蒸発器として機能し、暖房運転を実行できる。

この暖房時、蒸発器である室外熱交換器の表面に徐々にが付着し、そのままでは室外熱交換器の熱交換量が減少して暖房能力不足となる。そこで、室外熱交換器に熱交換器温度センサ取付けておき、暖房時、熱交換器温度センサの検知温度設定値たとえば℃以下になると、室外熱交換器に対する除霜運転を実行するようにしている。この除霜運転としては、たとえば、四方弁をニュートラル状態に戻して圧縮機の吐出冷媒(高温冷媒)を室外熱交換器に供給するいわゆる逆サイクル除霜がある。

概要

熱交換器温度センサに異常が生じても除霜運転を行なうことができ、これにより暖房を継続して快適感および信頼性を確保できる空気調和機を提供する。

室外熱交換器8に熱交換器温度センサ28を取付け、暖房時、熱交換器温度センサ28の検知温度Teに応じて室外熱交換器8に対する除霜運転を実行する。冷凍サイクル低圧側圧力Tsを検知する冷媒圧力センサ24を設けるとともに、熱交換器温度センサ28の異常を検出する手段を設け、この異常検出に際しては除霜運転の実行を熱交換器温度センサ28に代わり圧力センサ24の検知圧力Tsに応じて制御する。

目的

この発明は上記の事情を考慮したもので、熱交換器温度センサに異常が生じても除霜運転を行なうことができ、これにより暖房を継続して快適感および信頼性を確保できる空気調和機を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

室外ユニットに複数の室内ユニットを接続した空気調和機において、前記室外ユニットに設けた圧縮機、四方弁および室外熱交換器と、前記各室内ユニットに設けた流量調整弁および室内熱交換器と、前記圧縮機、四方弁、室外熱交換器、各流量調整弁各室内熱交換器を接続したヒートポンプ式冷凍サイクルと、前記室外熱交換器に取付け熱交換器温度センサと、暖房時、前記熱交換器温度センサの検知温度に応じて前記室外熱交換器に対する除霜運転を実行する手段と、前記冷凍サイクル低圧側圧力を検知する圧力センサと、前記熱交換器温度センサの異常を検出する手段と、この異常検出に際し前記除霜運転の実行を前記熱交換器温度センサに代わり前記圧力センサの検知圧力に応じて制御する手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。

請求項2

室外ユニットに複数の室内ユニットを接続した空気調和機において、前記室外ユニットに設けた圧縮機、四方弁および室外熱交換器と、前記各室内ユニットに設けた流量調整弁および室内熱交換器と、前記圧縮機、四方弁、室外熱交換器、各流量調整弁、各室内熱交換器を接続したヒートポンプ式冷凍サイクルと、前記室外熱交換器に取付けた熱交換器温度センサと、暖房時、前記熱交換器温度センサの検知温度に応じて前記室外熱交換器に対する除霜運転を実行する手段と、外気温度を検知する外気温度センサと、前記熱交換器温度センサの異常を検出する手段と、この異常検出に際し前記除霜運転の実行を前記熱交換器温度センサに代わり前記外気温度センサの検知温度に応じて制御する手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。

技術分野

0001

この発明は、室外ユニットに複数の室内ユニットを接続したマルチタイプ空気調和機に関する。

背景技術

0002

部屋数の多いビルディング等で使用する空気調和機として、室外ユニットに複数の室内ユニットを接続したマルチタイプがある。これを用いれば、1台の空気調和機で複数の部屋を同時に空調することができる。

0003

この空気調和機では、室外ユニットに圧縮機、四方弁および室外熱交換器を設け、各室内ユニット流量調整弁および室内熱交換器を設け、これら圧縮機、四方弁、室外熱交換器、各流量調整弁各室内熱交換器を順次に配管接続してヒートポンプ式冷凍サイクルを構成している。

0004

すなわち、四方弁をニュートラル状態に設定して圧縮機を運転することにより、圧縮機の吐出冷媒が四方弁、室外熱交換器、各流量調整弁、各室内熱交換器、四方弁を通って圧縮機に戻る冷房サイクルが形成され、室外熱交換器が凝縮器、各室内熱交換器が蒸発器として機能し、冷房運転を実行できる。

0005

四方弁を切換えれば、圧縮機の吐出冷媒が四方弁、各室内熱交換器、各流量調整弁、室外熱交換器、四方弁を通って圧縮機に戻る暖房サイクルが形成され、各室内熱交換器が凝縮器、室外熱交換器が蒸発器として機能し、暖房運転を実行できる。

0006

この暖房時、蒸発器である室外熱交換器の表面に徐々にが付着し、そのままでは室外熱交換器の熱交換量が減少して暖房能力不足となる。そこで、室外熱交換器に熱交換器温度センサ取付けておき、暖房時、熱交換器温度センサの検知温度設定値たとえば℃以下になると、室外熱交換器に対する除霜運転を実行するようにしている。この除霜運転としては、たとえば、四方弁をニュートラル状態に戻して圧縮機の吐出冷媒(高温冷媒)を室外熱交換器に供給するいわゆる逆サイクル除霜がある。

発明が解決しようとする課題

0007

室外熱交換器に取付けている熱交換器温度センサに短絡断線などの故障が生じると、運転が異常停止する。除霜運転はもちろん不可能となる。この場合、サービスマンによるセンサ交換を待たねばならず、早期の対応が困難なためにユーザーに迷惑をかけてしまう。

0008

この発明は上記の事情を考慮したもので、熱交換器温度センサに異常が生じても除霜運転を行なうことができ、これにより暖房を継続して快適感および信頼性を確保できる空気調和機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

第1の発明の空気調和機は、室外ユニットに設けた圧縮機、四方弁および室外熱交換器と、各室内ユニットに設けた流量調整弁および室内熱交換器と、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、各流量調整弁、各室内熱交換器を接続したヒートポンプ式冷凍サイクルと、室外熱交換器に取付けた熱交換器温度センサと、暖房時、熱交換器温度センサの検知温度に応じて室外熱交換器に対する除霜運転を実行する手段と、冷凍サイクル低圧側圧力を検知する圧力センサと、熱交換器温度センサの異常を検出する手段と、この異常検出に際し除霜運転の実行を熱交換器温度センサに代わり圧力センサの検知圧力に応じて制御する手段とを備える。

0010

第2の発明の空気調和機は、室外ユニットに設けた圧縮機、四方弁および室外熱交換器と、各室内ユニットに設けた流量調整弁および室内熱交換器と、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、各流量調整弁、各室内熱交換器を接続したヒートポンプ式冷凍サイクルと、室外熱交換器に取付けた熱交換器温度センサと、暖房時、熱交換器温度センサの検知温度に応じて室外熱交換器に対する除霜運転を実行する手段と、外気温度を検知する外気温度センサと、熱交換器温度センサの異常を検出する手段と、この異常検出に際し除霜運転の実行を熱交換器温度センサに代わり外気温度センサの検知温度に応じて制御する手段とを備える。

0011

第1の発明の空気調和機は、熱交換器温度センサに異常が生じると、その熱交換器温度センサに代わり、除霜運転の実行を冷凍サイクルの低圧側圧力に応じて制御する。第2の発明の空気調和機は、熱交換器温度センサに異常が生じると、その熱交換器温度センサに代わり、除霜運転の実行を外気温度に応じて制御する。

0012

以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1において、Aは1台の室外ユニットで、この室外ユニットAに複数の室内ユニットBを配管および配線接続する。

0013

室外ユニットAは、共通の密閉ケースに収容した圧縮機1,2を備える。圧縮機1は、インバータ駆動能力可変圧縮機である。圧縮機2は、商用電源駆動の能力固定圧縮機である。

0014

圧縮機1の吐出口に高圧側配管4を接続する。圧縮機1の吐出口に、逆止弁3を介して高圧側配管4を接続する。圧縮機1,2の吸込口に低圧側配管5を接続する。

0015

高圧側配管4にオイルセパレータ6および四方弁7を介して室外熱交換器8を接続する。この室外熱交換器8に逆止弁9およびリキッドタンク10を介してドライヤ11を接続する。逆止弁9に暖房用膨張弁12を並列に接続する。室外熱交換器8の近傍に室外ファン13を設ける。

0016

低圧側配管5にアキュームレータ14および四方弁7を介してストレーナ15を接続する。上記オイルセパレータ6は、圧縮機1,2から吐出される冷媒に含まれる潤滑油を抽出するものである。このオイルセパレータ6から低圧側配管5にかけて、油戻し用の配管16を接続する。

0017

逆止弁9とリキッドタンク10との間のガスラインの管に、クーリングバイパス17の一端を接続する。このクーリングバイパス17の他端を四方弁7とアキュームレータ14との間の低圧ラインの管に接続する。そして、クーリングバイパス17に開度可変弁18を設ける。

0018

圧縮機1の吐出口から高圧側配管4にかけての管に、高圧スイッチ21および冷媒温度センサ25を取付ける。圧縮機2の吐出口から逆止弁3にかけての管に、高圧スイッチ22および冷媒温度センサ26を取付ける。高圧スイッチ21,22は、冷媒の圧力が異常上昇して所定値に達すると、作動する。

0019

高圧側配管4に冷媒圧力センサ23を取付ける。低圧側配管5に冷媒圧力センサ24および冷媒温度センサ27を取付ける。室外熱交換器8に熱交換器温度センサ28を取付ける。室外ユニットAの所定箇所に外気温度センサ29を取付ける。

0020

ドライヤ11とストレーナ15との間に、室内ユニットBのストレーナ31および流量調整弁32を介して室内熱交換器33を接続する。室内熱交換器33の近傍に室内ファン34を設ける。そして、PMV32と室内熱交換器33との間の液ラインの管に冷媒圧力センサ35および冷媒温度センサ37を取付ける。室内熱交換器33に接続のガスラインの管に冷媒圧力センサ36および冷媒温度センサ38を取付ける。室内ファン34の吸込み空気通路室内温度センサ39を設ける。他の室内ユニットBについても、同じ構成および同じ接続である。

0021

このような配管接続により、室外ユニットAおよび各室内ユニットBにおいてヒートポンプ式冷凍サイクルを構成している。冷房時は、四方弁7をニュートラル状態に設定し、これにより圧縮機1,2の吐出冷媒を図示実線矢印の方向に冷媒を流して冷房サイクルを形成し、室外熱交換器8を凝縮器、各室内熱交換器33を蒸発器として機能させる。暖房時は、四方弁7を切換え、これにより圧縮機1,2の吐出冷媒を図示破線矢印の方向に冷媒を流して暖房サイクルを形成し、各室内熱交換器33を凝縮器、室外熱交換器8を蒸発器として機能させる。

0022

上記開度可変弁18および各流量調整弁32は、入力される駆動パルスの数に応じて開度が連続的に変化するパルスモータバルブである。以下、開度可変弁および流量調整弁のことをPMVと略称する。

0023

制御回路図2に示す。室外ユニットAは室外制御部50を備える。この室外制御部50に各室内ユニットBの室内制御部60を配線接続する。

0024

室外制御部50は、マイクロコンピュ—タおよびその周辺回路からなる。この室外制御部50に、四方弁7、室外ファンモータ13M、PMV18、高圧スイッチ21,22、冷媒圧力センサ23,24、冷媒温度センサ25,26,27、熱交換器温度センサ28、外気温度センサ29、商用交流電源51、インバ—タ52、スイッチ53を接続する。

0025

熱交換器温度センサ28は、たとえば負特性サーミスタである。図3に示すように、この熱交換器温度センサ28と抵抗70との直列回路基準電圧Vdを印加し、抵抗70に生じる電圧Vaを熱交換器温度センサ28の検知出力として室外制御部50のマイクロコンピュータに入力する。室外熱交換器8の温度が高いほど、熱交換器温度センサ28の抵抗値が減少して電圧Vaが上昇する。

0026

インバ—タ52は、室外制御部50内の交流電源ラインの電圧を整流し、それを室外制御部50の指令に応じたスイッチングにより所定周波数の電圧に変換し、出力する。この出力は、圧縮機モ—タ1Mの駆動電力となる。

0027

スイッチ53は、たとえば電磁接触器接点である。室外制御部50内の交流電源ラインにスイッチ53を介して圧縮機モータ2Mを接続する。室内制御部60は、マイクロコンピュ—タおよびその周辺回路からなる。この室内制御部60に、PMV32、室内ファンモータ34M、冷媒圧力センサ35,36、冷媒温度センサ37,38、室内温度センサ39、リモートコントロール式操作器(以下、リモコンと略称する)61を接続する。

0028

室内制御部60は、次の機能手段を備える。
[1]リモコン61の操作に基づく運転モード指令運転開始指令運転停止指令を室外ユニットAに送る手段。

0029

[2]室内温度センサ39の検知温度(吸込空気温度)Taとリモコン61での設定温度Tsとの差ΔTを求め、その温度差ΔTに対応する要求指令を室外ユニットAに送る手段。

0030

[3]PMV32の開度を、当該室内ユニットの要求指令(=温度差ΔT)に応じた開度に設定する手段。
[4]冷房時、ガスラインに取付けている冷媒温度センサ38の検知温度(蒸発器出口温度)Tc2および冷媒圧力センサ36の検知圧力(蒸発圧力)Pc2から室内熱交換器33における冷媒の過熱度を検出する手段。

0031

[5]暖房時、液ラインに取付けている冷媒温度センサ37の検知温度(凝縮器出口温度)Tc1および冷媒圧力センサ35の検知圧力(凝縮圧力)Pc1から冷室内熱交換器33における冷媒の過冷却度を検出する手段。

0032

[6]検出した過熱度または過冷却度が一定値となるよう、PMV32の開度を補正する手段。室外制御部50は、次の機能手段を備える。

0033

[1]圧縮機1,2の起動に際し、その運転容量(圧縮機1,2の運転台数および圧縮機1の運転周波数F)を、各室内ユニットBからの要求指令に応じた運転容量に設定する手段。

0034

[2]四方弁7をニュートラル状態に設定し、圧縮機1,2の吐出冷媒を四方弁7、室外熱交換器8、各流量調整弁32、各室内熱交換器33、四方弁7に通して圧縮機1,2に戻し、冷房運転を実行する手段。

0035

[3]四方弁7を切換え、圧縮機1,2の吐出冷媒を四方弁7、各室内熱交換器33、各流量調整弁32、室外熱交換器8、四方弁7に通して圧縮機1,2に戻し、暖房運転を実行する手段。

0036

[4]暖房時、熱交換器温度センサ28の検知温度Teに応じて室外熱交換器8に対する除霜運転を実行する手段。
[5]熱交換器温度センサ28の異常を検出する手段。

0037

[6]熱交換器温度センサ28の異常を検出すると、除霜運転の実行を熱交換器温度センサ28に代わり冷媒圧力センサ24の検知圧力(低圧側圧力Ts)に応じて制御する手段。

0038

[7]冷媒圧力センサ23の検知圧力Pdが異常上昇して設定値(高圧スイッチ21,22の作動点より低い)に達すると、圧縮機1の容量(運転周波数F)を所定値低減する第1の高圧保護手段。

0039

[8]高圧スイッチ21が作動すると圧縮機1の運転を停止し、高圧スイッチ22が作動すると圧縮機2の運転を停止する第2の高圧保護手段。
[9]冷媒圧力センサ24の検知圧力Psが異常上昇して所定値以上になると、圧縮機1の容量(運転周波数F)を所定値低減する低圧保護手段。

0040

[10]冷媒温度センサ25の検知温度(吐出冷媒温度)Td1および冷媒温度センサ26の検知温度(吐出冷媒温度)Td2のいずれか一方が設定値Tdxまで上昇すると、クーリングバイパス17のPMV18を開き、その開度をTd1およびTd2の高い方に応じて制御する手段。

0041

つぎに、上記の構成の作用を説明する。ユーザーが、任意の室内ユニットBにおいて、リモコン61により所望の運転モードおよび室内温度(以下、設定温度と称する)Tsを設定する。さらに、運転開始操作を行なう。

0042

すると、圧縮機1,2のうち少なくとも圧縮機1が起動し、運転開始となる。冷房運転モードであれば、四方弁7がニュートラル状態に設定され、冷媒が図1実線矢印の方向に流れて冷房サイクルが形成される。これにより、室外熱交換器8が凝縮器、室内熱交換器33が蒸発器として機能する。暖房運転モードであれば、四方弁7が切換えられ、冷媒が図1の破線矢印の方向に流れて暖房サイクルが形成される。これにより、室内熱交換器33が凝縮器、室外熱交換器8が蒸発器として機能する。

0043

室内ユニットBは、室内温度センサ39の検知温度(吸込空気温度)Taとリモコン61での設定温度Tsとの差ΔTを求め、その温度差ΔTに対応する要求指令を室外ユニットAに送る。さらに、PMV32の開度を、温度差ΔTに応じた開度に設定する。

0044

室外ユニットAは、圧縮機1,2の起動に際し、その運転容量(圧縮機1,2の運転台数および圧縮機1の運転周波数F)を、各室内ユニットBからの要求指令に応じた運転容量に設定する。

0045

たとえば、要求指令の内容つまり要求能力が小さいときは、インバータ52の出力周波数Fを制御して圧縮機1の単独の能力可変運転を実行する。要求能力が増すと、インバータ52の出力周波数Fを制御するとともに、スイッチ53をオンし、圧縮機1の能力可変運転および圧縮機2の能力固定運転を実行する。

0046

また、室内ユニットBは、冷房時、ガスラインにおける冷媒温度センサ38の検知温度(蒸発器出口温度)Tc2および冷媒圧力センサ36の検知圧力(蒸発圧力)Pc2から、室内熱交換器33における冷媒の過熱度を検出する。暖房時は、液ラインにおける冷媒温度センサ37の検知温度(凝縮器出口温度)Tc1および冷媒圧力センサ35の検知圧力(凝縮圧力)Pc1から、冷室内熱交換器33における冷媒の過冷却度を検出する。そして、検出した過熱度または過冷却度が一定値となるよう、PMV32の開度を補正する。

0047

一方、室外ユニットAは、冷媒圧力センサ23によって高圧側圧力Pdを検知しており、その高圧側圧力Pd が異常上昇して設定値(高圧スイッチ21,22の作動点より低い)に達すると、圧縮機1の容量(運転周波数F)を所定値低減する。この容量低減により、高圧側圧力Pd の異常上昇を防止して、圧縮機1,2をはじめとする冷凍サイクル機器を保護する。

0048

ただし、この容量低減にもかかわらず、高圧側圧力の異常上昇が続いて高圧スイッチ21が作動すると、圧縮機1の運転を停止する。また、高圧スイッチ22が作動すると、圧縮機2の運転を停止する。この運転停止により、冷凍サイクル機器を確実に保護する。

0049

低圧側に関しても、冷媒圧力センサ24によって低圧側圧力Psを検知しており、その低圧側圧力Psが異常上昇して所定値以上になると、圧縮機1の容量(運転周波数F)を所定値低減する。

0050

また、室外ユニットAは、冷媒温度センサ25によって圧縮機1の吐出冷媒温度Td1を検知しており、さらに冷媒温度センサ26によって圧縮機2の吐出冷媒温度Td2を検知しており、その検知温度のいずれか一方が設定値Tdxまで上昇すると、クーリングバイパス17のPMV18を開く。そして、PMV18の開度を、検知温度Td1およびTd2の高い方に比例して制御する。

0051

こうしてPMV18が開くことにより、液ラインを流れる液冷媒の一部がクーリングバイパス17を通って圧縮機1,2の吸込側に流れ込む。この流れ込む液冷媒の温度は低く、よって圧縮機1,2に対する冷却作用が働き、吐出冷媒温度または吸込冷媒温度の異常上昇が抑えられる。したがって、このクーリングバイパスの制御によっても、冷凍サイクル機器を保護する。

0052

ところで、暖房時は、運転が進むにしたがって室外熱交換器8に徐々に霜が付くようになり、そのままでは熱交換量が減少して暖房能力が不足してしまう。そこで、熱交換器温度センサ28によって室外熱交換器8の温度Teを検知し、その検知温度Teが設定値たとえば零℃以下に下がると、室外熱交換器8に対する除霜運転を実行する。

0053

この除霜運転では、四方弁7をニュートラル状態に戻して冷房サイクルと同じ除霜サイクルを形成し、圧縮機1,2の吐出冷媒(高温冷媒)を室外熱交換器8に供給する。この高温冷媒の供給により、室外熱交換器8に付着している霜が解ける。

0054

除霜が進んで熱交換器温度センサ28の検知温度Teが零℃より高いたとえば2℃以上になると、四方弁7を切換えて暖房運転に復帰する。一方、図4フローチャートに示すように、熱交換器温度センサ28の出力電圧Vaが零かどうか、および出力電圧Vaが設定値V1 以上かどうかを監視する。出力電圧Vaが零であれば、熱交換器温度センサ28が断線していると判定する。出力電圧Vaが設定値V1 以上なら、熱交換器温度センサ28が短絡していると判定する。

0055

この熱交換器温度センサ28の断線や短絡の異常に際し、暖房であれば、除霜運転の実行を熱交換器温度センサ28に代わり冷媒圧力センサ24の検知圧力(低圧側圧力Ts)に応じて制御する。

0056

すなわち、図5のフローチャートに示すように、冷媒圧力センサ24が検知する低圧側圧力Tsと設定値P1 とを比較する。低圧側圧力Tsは、室外熱交換器8の着霜が進んで外気からの汲上げ熱量が減少するのに伴い、低下していく。

0057

低圧側圧力Tsが設定値P1 以下になると、タイムカウントtを開始する。このままタイムカウントtが設定値t1 以上になると、タイムカウントtを次のカウントのためにクリアし、かつ圧縮機1の運転周波数Fを所定値F1 に設定し、上記した除霜運転に入る。

0058

F1 は、四方弁7をニュートラル状態に戻すときに冷凍サイクルの高圧側と低圧側との圧力差が小さくなるよう圧縮機1の容量を低減しておくためのもので、これにより不快な冷媒音の発生等を防ぐようにしている。

0059

除霜中はタイムカウントtを行ないながら、冷媒圧力センサ23が検知する高圧側圧力Tdと設定値P2 とを比較する。高圧側圧力Tdは、室外熱交換器8の除霜が進んで外気からの汲上げ熱量が増加するのに伴い、上昇していく。

0060

高圧側圧力Tdが設定値P2 以上になると、あるいはタイムカウントtが設定値t2 以上になると、圧縮機1の運転周波数Fを四方弁切換用の所定値F1 に設定し、除霜運転を終了する。

0061

このように、熱交換器温度センサ8の異常時は、冷媒圧力センサ24によって除霜運転の実行を代替制御することにより、確実な除霜が可能であり、暖房を継続することができる。したがって、快適感および信頼性を確保できる。

0062

なお、上記実施例では、除霜運転の代替制御に冷媒圧力センサ24を用いたが、冷媒圧力センサ24に代えて外気温度センサ29を用いてもよい。すなわち、図6のフローチャートに示すように、外気温度センサ29が検知する外気温度Toと設定値T1 とを比較する。外気温度Toが低いほど、室外熱交換器8が着霜し易くなる。

0063

外気温度Toが設定値T1 以下になると、タイムカウントtを開始する。このままタイムカウントtが設定値t1 以上になると、タイムカウントtを次のカウントのためにクリアし、かつ圧縮機1の運転周波数Fを所定値F1 に設定し、除霜運転に入る。

0064

除霜中はタイムカウントtを行ないながら、冷媒圧力センサ23が検知する高圧側圧力Tdと設定値P2 とを比較する。高圧側圧力Tdが設定値P2 以上になると、あるいはタイムカウントtが設定値t2 以上になると、圧縮機1の運転周波数Fを四方弁切換用の所定値F1 に設定し、除霜運転を終了する。

発明の効果

0065

以上述べたようにこの発明によれば、第1の発明の空気調和機は、熱交換器温度センサに異常が生じると、その熱交換器温度センサに代わり、除霜運転の実行を冷凍サイクルの低圧側圧力に応じて制御する構成としたので、熱交換器温度センサに異常が生じても除霜運転を行なうことができ、これにより暖房を継続して快適感および信頼性を確保できる。

0066

第2の発明の空気調和機は、熱交換器温度センサに異常が生じると、その熱交換器温度センサに代わり、除霜運転の実行を外気温度に応じて制御する構成としたので、熱交換器温度センサに異常が生じても除霜運転を行なうことができ、これにより暖房を継続して快適感および信頼性を確保できる。

図面の簡単な説明

0067

図1この発明の一実施例の冷凍サイクルの構成図。
図2同実施例の制御回路のブロック図。
図3同実施例における熱交換器温度センサとその周辺回路の構成図。
図4同実施例における熱交換器温度センサの異常検出を説明するためのフローチャート。
図5同実施例における熱交換器温度センサの異常時の制御を説明するためのフローチャート。
図6同実施例の変形例の制御を説明するためのフローチャート。

--

0068

A…室外ユニット、B…室内ユニット、1…能力可変圧縮機、2…能力固定圧縮機、8…室外熱交換器、24…冷媒圧力センサ、28…熱交換器温度センサ、29…外気温度センサ、33…室内熱交換器、39…室内温度センサ、50…室外制御部、60…室内制御部。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • シャープ株式会社の「 空気調和機」が 公開されました。( 2020/08/31)

    【課題】簡易な方法でパラレルフロー型の熱交換器における蒸発温度または凝縮温度を推定することのできる空気調和機を提供する。【解決手段】空気調和機10は、室内熱交換器101を備えた室内ユニット100および... 詳細

  • 株式会社ハーマンの「 換気装置」が 公開されました。( 2020/08/31)

    【課題】例えば高齢の使用者が、換気装置を所定の態様で操作した場合に、使用者と離れて暮らす家族が、使用者の上記操作を確認することにより使用者の安否を確認することができ、しかも、換気の必要がない場合に換気... 詳細

  • 株式会社富士通ゼネラルの「 空気調和機」が 公開されました。( 2020/08/31)

    【課題】圧縮機の信頼性を向上させる空気調和機を提供する。【解決手段】空気調和機1は、冷媒が、暖房運転時に、圧縮機21、室内熱交換器31、上流側膨張弁24、下流側膨張弁28、室外熱交換器23の順に流れる... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ