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技術 誘電体共振器及びその共振周波数調整方法

出願人 株式会社トーキン
発明者 古田淳吉田栄吉河野隆光石川成和矢野健
出願日 1993年4月30日 (26年2ヶ月経過) 出願番号 1993-104251
公開日 1994年11月8日 (24年8ヶ月経過) 公開番号 1994-314915
状態 拒絶査定
技術分野 導波管型周波数選択装置および共振器
主要キーワード 四角柱形 削除領域 グラインダ プレート型 トリプレート 導体板 サンドブラスト加工 短絡端
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年11月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

目的

誘電体共振器共振周波数を高くすることも、低くすることも可能な周波数調整方法を提供する。

構成

トリプレート型誘電体共振器は、四角柱形を呈する2つの誘電体板31,31と、これら誘電体に挟み込まれる導体板32を有している。誘電体板の互いに対向する側面33a,33bと、これら側面に垂直な端面34の一方には導体膜が形成されている。外部に露出した導体膜の一部(削除領域11、12、又は13)を除去して、誘電体板31を露出させる。削除領域の位置、面積に寄って、共振周波数を調整する。

概要

背景

この種の誘電体平板型)共振器として、トリプレート型共振器やダブルプレート型共振器がある。トリプレート型共振器は、図3(a)に示すように、四角柱形を呈する2個の誘電体板31、31と、これら2個の誘電体板31、31に挟まれる導体板32とを有している。誘電体板31、31には、それぞれ、互いに対向する1組の側面33a及び33bと、これら側面に直交する一方の端面(短絡端)34に導電膜が形成されており、導電膜が形成された側面同志を互いに対向させ、導体板32を挟み込んで重ね合わせられることによって、トリプレート型共振器を構成している。また、ダブルプレート型共振器は、図3(b)に示すように、四角柱形を呈する誘電体板31の互いに対向する一対の側面33a及び33bと、これら側面33a及び33bに直交する一方の端面(短絡端)34に導電膜が形成されている。

この種の誘電体共振器共振周波数は、その長さLに依存する。詳述すると、誘電体共振器の長さLは、この誘電体共振器を用いて構成される誘電体フィルタ中心周波数に対応する波長の1/4に等しい長さになるよう選定されている。

従来、この誘電体共振器の共振周波数の調整は、誘電体共振器の導体膜が形成されていない端面(解放端)を研磨、あるいは切断して、その長さLを短くすることにより行っている。

概要

誘電体共振器の共振周波数を高くすることも、低くすることも可能な周波数調整方法を提供する。

トリプレート型誘電体共振器は、四角柱形を呈する2つの誘電体板31,31と、これら誘電体に挟み込まれる導体板32を有している。誘電体板の互いに対向する側面33a,33bと、これら側面に垂直な端面34の一方には導体膜が形成されている。外部に露出した導体膜の一部(削除領域11、12、又は13)を除去して、誘電体板31を露出させる。削除領域の位置、面積に寄って、共振周波数を調整する。

目的

本発明は、誘電体共振器の共振周波数を高くするだけでなく、低くすることも可能な周波数調整方法を提供することを目的とする。また、ケース等に組み込まれた誘電体共振器であっても、その共振周波数を調整することができる周波数調整方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

互いに対向する一対の側面及び該一対の側面に垂直な端面の一方に導体膜が形成された四角柱形を呈する2つの誘電体板と、該2つの誘電体板の前記一対の側面の一方同志に挟み込まれる導体板とを有するトリプレート型誘電体共振器において、外部に露出する前記導体膜を2分することなく、その一部を削除したことを特徴とするトリプレート型誘電体共振器。

請求項2

四角柱形を呈する誘電体板の互いに対向する一対の側面及び該一対の側面に垂直な端面の一方に導体膜を形成してなるダブルプレート型誘電体共振器において、外部に露出する前記導体膜を2分することなく、その一部を削除したことを特徴とするトリプレート型誘電体共振器。

請求項3

互いに対向する一対の側面及び該一対の側面に垂直な端面の一方に導体膜を形成した四角柱形を呈する2つの誘電体板を、前記一対の側面の一方同志を対向させて間に導体板を挟み込み重ね合わせた後、外部に露出する前記導体膜の一部を除去することを特徴とする共振周波数調整方法

請求項4

四角柱形を呈する誘電体板の互いに対向する一対の側面及び該一対の側面に垂直な端面の一方に導電体を形成した後、外部に露出する前記導体膜の一部を除去することを特徴とする共振周波数調整方法。

技術分野

0001

本願発明は、誘電体フィルタに使用される誘電体共振器に関し、特に、数100MHzから数GHzの共振周波数を有する誘電体共振器に関する。

背景技術

0002

この種の誘電体平板型)共振器として、トリプレート型共振器やダブルプレート型共振器がある。トリプレート型共振器は、図3(a)に示すように、四角柱形を呈する2個の誘電体板31、31と、これら2個の誘電体板31、31に挟まれる導体板32とを有している。誘電体板31、31には、それぞれ、互いに対向する1組の側面33a及び33bと、これら側面に直交する一方の端面(短絡端)34に導電膜が形成されており、導電膜が形成された側面同志を互いに対向させ、導体板32を挟み込んで重ね合わせられることによって、トリプレート型共振器を構成している。また、ダブルプレート型共振器は、図3(b)に示すように、四角柱形を呈する誘電体板31の互いに対向する一対の側面33a及び33bと、これら側面33a及び33bに直交する一方の端面(短絡端)34に導電膜が形成されている。

0003

この種の誘電体共振器の共振周波数は、その長さLに依存する。詳述すると、誘電体共振器の長さLは、この誘電体共振器を用いて構成される誘電体フィルタの中心周波数に対応する波長の1/4に等しい長さになるよう選定されている。

0004

従来、この誘電体共振器の共振周波数の調整は、誘電体共振器の導体膜が形成されていない端面(解放端)を研磨、あるいは切断して、その長さLを短くすることにより行っている。

発明が解決しようとする課題

0005

従来の誘電体共振器の共振周波数調整方法は、誘電体共振器の解放端を研磨、あるいは切断するので、誘電体共振器の長さLを短くすることしか出来ない。即ち、誘電体共振器の共振周波数を高くする方向にしか調整できないという問題点がある。

0006

また、ケース等に組み込まれた誘電体共振器に対しては、解放端を研磨、あるいは切断することは困難であるという問題点がある。

0007

本発明は、誘電体共振器の共振周波数を高くするだけでなく、低くすることも可能な周波数調整方法を提供することを目的とする。また、ケース等に組み込まれた誘電体共振器であっても、その共振周波数を調整することができる周波数調整方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明によれば、互いに対向する一対の側面及び該一対の側面に垂直な端面の一方に導体膜が形成された四角柱形を呈する2つの誘電体板と、該2つの誘電体板の前記一対の側面の一方同志に挟み込まれる導体板とを有するトリプレート型誘電体共振器において、外部に露出する前記導体膜を2分することなく、その一部を削除したことを特徴とするトリプレート型誘電体共振器が得られる。

0009

また、本発明によれば、四角柱形を呈する誘電体板の互いに対向する一対の側面及び該一対の側面に垂直な端面の一方に導体膜を形成してなるダブルプレート型誘電体共振器において、外部に露出する前記導体膜を2分することなく、その一部を削除したことを特徴とするトリプレート型誘電体共振器が得られる。

0010

さらに、本発明によれば、互いに対向する一対の側面及び該一対の側面に垂直な端面の一方に導体膜を形成した四角柱形を呈する2つの誘電体板を、前記一対の側面の一方同志を対向させて間に導体板を挟み込み重ね合わせた後、外部に露出する前記導体膜の一部を除去することを特徴とする共振周波数調整方法が得られる。

0011

さらにまた、本発明によれば、四角柱形を呈する誘電体板の互いに対向する一対の側面及び該一対の側面に垂直な端面の一方に導電体を形成した後、外部に露出する前記導体膜の一部を除去することを特徴とする共振周波数調整方法が得られる。

0012

以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1(a)、(b)、及び(c)に、第1乃至第3の実施例を示す。ここで従来と同一のものには同一番号を付し、その説明を省略する。

0013

図1(a)に示す第1の実施例では、2つの誘電体板31、31のうち、一方の誘電体板31の端面34に形成された導体膜の一部を削除してある。導体膜の削除は、サンドブラスト加工レーザ照射、及びグラインダ等の手段によって行われる。従って、ケース等に収納された誘電体共振器に対しても実施が可能である。本実施例のように、端面34に形成された導体膜の一部を削除すると、誘電体共振器の共振周波数を低くすることができる。

0014

なお、削除領域11の位置、形状、及び大きさ(面積)は、端面34に形成された導体膜を2分する形状、あるいは、一対の側面33a、33bに形成された導電膜同志の導通を損なう(開放状態にする)ような形状であってはならない。

0015

図1(b)に示す第2の実施例では、2つの誘電体板31、31のうち、一方の誘電体板31の側面33aに形成された短絡端近傍の導体膜の一部を削除してある。本実施例においても、削除領域12の位置、形状、及び大きさは、側面33aに形成された導電膜を2分するような形状であってはならない。また、本実施例の場合も共振周波数は低くなる。なお、他方の誘電体板31の側面33bに形成された導体膜の一部を削除しても同様の効果が得られる。

0016

図1(c)に示す第3の実施例では、一方の誘電体板31の側面33aに形成された導体膜の、導体膜が形成されていない端面(開放端)に隣接する部分が削除されている。この様に削除領域13を開放端に接するように設けた場合、共振周波数は高くなる。なお、他方の誘電体板31の側面33bに形成された導体膜の、導体膜が形成されていない端面(開放端)に隣接する部分を削除しても同様の効果が得られる。

0017

上記第1乃至第3の実施例のいずれにおいても、削除領域の位置及び面積によって共振周波数の変化量を調整することができる。また、複数の領域を削除するようににしても同様の効果が得られる。

0018

実際に、図2に示す誘電体共振器を作製し、その周波数特性を測定した。作製した誘電体共振器は、長さL=7.0mm、幅w=1.4mm、高さT=2.8mm、誘電体板の誘電率ε=90であり、共振周波数は1610MHzであった。この誘電体共振器の端面に形成された導電膜34の領域21(縦1.0mm、横0.3mm)を削り取ると、共振周波数は1590MHzに低下した。さらに、領域21に加えて領域22(縦1.0mm、横0.3mm)を削り取ると、共振周波数は1578MHzに低下した。

0019

なお、上記実施例では、トリプレート型誘電体共振器についてのみ説明したが、ダブルプレート型誘電体共振器についても本発明が同様に適用できることはいうまでもない。

発明の効果

0020

本発明によれば、誘電体共振器を構成する誘電体板の表面に形成された導体膜の一部を削除することにより、誘電体共振器の共振周波数を高く、あるいは低く調整することができる。

0021

また、本発明の共振周波数調整方法によれば、誘電体共振器をケース等に実装した後でも、その共振周波数を調整することができる。

図面の簡単な説明

0022

図1本発明の第1乃至第3の実施例の斜視図である。
図2実際に作製した誘電体共振器の斜視図である。
図3従来の誘電体共振器の分解斜視図であって、(a)はトリプレート型誘電体共振器、(b)はダブルプレーと型誘電体共振器である。

--

0023

11削除領域
12 削除領域
13 削除領域
21 領域
22 領域
31誘電体板
32導体板
33a,33b 側面
34 端面

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