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技術 空気調和機

出願人 株式会社東芝
発明者 佐々木雅彦梅村則年齊藤大輔渡辺武彦
出願日 1993年4月30日 (26年9ヶ月経過) 出願番号 1993-104521
公開日 1994年11月8日 (25年3ヶ月経過) 公開番号 1994-313575
状態 未査定
技術分野 ユニットのエアフィルタ・熱交換器・箱体
主要キーワード 局部制御 導入側流路 ケーシング固定 取付け用孔 熱交換媒体流路 取付けベース 空間室 運転操作器
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年11月8日)のものです。
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図面 (10)

目的

2つの室内送風機が異なる回転数で制御された場合でも、各熱交換器温度の平均化を図り、適切な制御をなす空気調和機を提供する。

構成

ユニット本体1内に2つの室内熱交換器13a,13bを配置し、室内空気循環させるため、各室内熱交換器にそれぞれ対向して2つの室内送風機14a,14bを配置し、ユニット本体に、各室内送風機の駆動にともなって、熱交換空気両室内熱交換器吸込案内する各室内送風機共用の吸込口4と、室内熱交換器と熱交換した後の熱交換空気を吹出案内する各室内送風機専用の2つの吹出口5a,5bを具備し、各室内送風機は、それぞれ回転数が可変であり、上記各室内熱交換器を連通する冷媒流路50は、一方の室内熱交換器に冷媒を導入し、その中間部において他方の室内熱交換器の中間部をクロスしてから導出するよう構成する。

概要

背景

近時、室内の大型リビング傾向に対処して、2方向吹出しによって室内の良好な温度分布を確保するようにした空気調和機が知られている。この種の空気調和機は、図9に示すように、天井取付けられる室内ユニットAに、2つの室内熱交換器C,Cが設けられ、これら室内熱交換器にそれぞれ対向して2つの室内送風機d,dが配置される。

各室内送風機d,dは、ユニットAに設けられる1つの吸込口から被空調室内の空気をユニットA内に取込んだ上で、それぞれ対向する室内熱交換器C,Cを導通させ、この吹出側にそれぞれ設けられる吹出口から被空調室へ吹出し案内するように構成されている。(吸込口、吹出口とも図示しない)また、熱交換媒体である冷媒は、冷媒流路Sに沿って導かれている。

すなわち、導入側流路aに、2方向に分岐される分岐路a1,a2が接続される。それぞれの分岐路a1,a2は各室内熱交換器C,Cに冷媒を等分した状態で導き、この流出端から流出して、別の分岐路b1,b2に導かれる。各分岐路b1,b2は、導出側流路bに合流する。

概要

2つの室内送風機が異なる回転数で制御された場合でも、各熱交換器温度の平均化を図り、適切な制御をなす空気調和機を提供する。

ユニット本体1内に2つの室内熱交換器13a,13bを配置し、室内空気循環させるため、各室内熱交換器にそれぞれ対向して2つの室内送風機14a,14bを配置し、ユニット本体に、各室内送風機の駆動にともなって、熱交換空気両室内熱交換器へ吸込案内する各室内送風機共用の吸込口4と、室内熱交換器と熱交換した後の熱交換空気を吹出案内する各室内送風機専用の2つの吹出口5a,5bを具備し、各室内送風機は、それぞれ回転数が可変であり、上記各室内熱交換器を連通する冷媒流路50は、一方の室内熱交換器に冷媒を導入し、その中間部において他方の室内熱交換器の中間部をクロスしてから導出するよう構成する。

目的

そして、場合によっては、暖房時には風量を落とした側の室内熱交換器の高圧圧力が異常上昇したり、冷房時には凍結することがあった。本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、2つの室内送風機が異なる回転数で制御された場合でも、各熱交換器温度の平均化を図った空気調和機を提供しようとするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

空気調和機本体と、この空気調和機本体内に配置される2つの室内熱交換器と、室内空気循環させるため、各室内熱交換器にそれぞれ対向して配置される2つの室内送風機と、上記空気調和機本体に設けられ、各室内送風機の駆動にともなって、熱交換空気両室内熱交換器吸込案内する各室内送風機共用の吸込口および室内熱交換器と熱交換した後の熱交換空気を吹出案内する各室内送風機専用の2つの吹出口とを具備した空気調和機において、上記各室内送風機は、それぞれ回転数可変であり、上記各室内熱交換器に導入した熱交換媒体を、室内熱交換器の中間部において他方の室内熱交換器の中間部をクロスしてから導出する熱交換媒体流路を具備したことを特徴とする空気調和機。

請求項2

空気調和機本体と、この空気調和機本体内に配置される2つの室内熱交換器と、室内空気を循環させるため、各室内熱交換器にそれぞれ対向して配置される2つの室内送風機と、上記空気調和機本体に設けられ、各室内送風機の駆動にともなって、熱交換空気を両室内熱交換器へ吸込案内する各室内送風機共用の吸込口および室内熱交換器と熱交換した後の熱交換空気を吹出案内する各室内送風機専用の2つの吹出口とを具備した空気調和機において、上記各室内送風機は、それぞれ回転数が可変であり、上記室内熱交換器に形成される熱交換媒体流路は、室内送風機によって導かれる熱交換空気の風上側風下側とに分けて配置され、熱交換媒体は、一方の室内熱交換器の風下側流路の中間部に流入し、この風下側流路の中間部から室内熱交換器の半分部分を導通して風上側流路の中間部へ移り、さらに他方の室内熱交換器の風上側流路の中間部に流入し、この風上側流路中間部から室内熱交換器の半分部分を導通して風下側流路中間部へ移り、ここから流出するよう構成されることを特徴とする空気調和機。

請求項3

上記熱交換媒体流路の、一方の室内熱交換器から流出して他方の室内熱交換器へ流入するそれぞれのクロス部分に熱交換器温度センサが取着されるとともに、この熱交換器温度センサと対向する開口部が、互いの室内熱交換器間の、熱交換器端板、端板固定板の、少なくともいずれか一方に設けられることを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の空気調和機。

請求項4

上記熱交換媒体流路の、一方の室内熱交換器から流出して他方の室内熱交換器へ流入するそれぞれのクロス部分に熱交換器温度センサが取着され、この熱交換器温度センサのいずれか一方の検出値室内熱交換器温度として採用して、必要な空調制御をなす手段を具備したことを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の空気調和機。

技術分野

0001

本発明は、被空調室内の2方向へ熱交換空気吹出す、いわゆるツインフロータイプ空気調和機に関する。

背景技術

0002

近時、室内の大型リビング傾向に対処して、2方向吹出しによって室内の良好な温度分布を確保するようにした空気調和機が知られている。この種の空気調和機は、図9に示すように、天井取付けられる室内ユニットAに、2つの室内熱交換器C,Cが設けられ、これら室内熱交換器にそれぞれ対向して2つの室内送風機d,dが配置される。

0003

各室内送風機d,dは、ユニットAに設けられる1つの吸込口から被空調室内の空気をユニットA内に取込んだ上で、それぞれ対向する室内熱交換器C,Cを導通させ、この吹出側にそれぞれ設けられる吹出口から被空調室へ吹出し案内するように構成されている。(吸込口、吹出口とも図示しない)また、熱交換媒体である冷媒は、冷媒流路Sに沿って導かれている。

0004

すなわち、導入側流路aに、2方向に分岐される分岐路a1,a2が接続される。それぞれの分岐路a1,a2は各室内熱交換器C,Cに冷媒を等分した状態で導き、この流出端から流出して、別の分岐路b1,b2に導かれる。各分岐路b1,b2は、導出側流路bに合流する。

発明が解決しようとする課題

0005

そして、このツインフロータイプの空気調和機において、被空調室内をより快適にするために、各室内送風機d,dの風量比率を異ならせることが考えられる。しかしながら、上記ツインフロータイプの空気調和機のように、2つの室内熱交換器C,Cが全く同一の冷媒パス構成では、これらに対向して配置される室内送風機の風量比率を異ならせると、室内熱交換器での冷媒の流れが不均一になり、各室内熱交換器の温度が異なってしまうことがあった。

0006

そして、場合によっては、暖房時には風量を落とした側の室内熱交換器の高圧圧力が異常上昇したり、冷房時には凍結することがあった。本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、2つの室内送風機が異なる回転数で制御された場合でも、各熱交換器温度の平均化を図った空気調和機を提供しようとするものである。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、空気調和機本体内に2つの室内熱交換器を配置し、室内空気循環させるため、各室内熱交換器にそれぞれ対向して2つの室内送風機を配置し、空気調和機本体に、各室内送風機の駆動にともなって、熱交換空気を両室内熱交換器へ吸込案内する各室内送風機共用の吸込口および室内熱交換器と熱交換した後の熱交換空気を吹出案内する各室内送風機専用の2つの吹出口を設け空気調和機において、上記各室内送風機は、それぞれ回転数が可変であり、上記各室内熱交換器に導入した熱交換媒体を、室内熱交換器の中間部において他方の室内熱交換器の中間部をクロスしてから導出する熱交換媒体流路具備したことを特徴とする空気調和機である。

0008

冷媒は、一方の室内熱交換器を導通し、その中間部から出て、他方の室内熱交換器の中間部に入る。このとき、他方の室内熱交換器を導通した冷媒が、この中間部から出て一方の室内熱交換器の中間部に入るので、互いにクロスすることになる。

0009

そして、それぞれの室内熱交換器を導通し、中間部から出る。冷媒は各室内熱交換器を等分に流れ、各室内送風機の風量比率が異なった場合においても互いの室内熱交換器の温度の平均化を得られる。

0010

以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。図1に示すような、空気調和機の室内ユニットの外観構成となっている。図中1は空気調和機本体であるユニット本体であり、吊持具2を介して垂設される。この下面側は天井パネル部3となっており、ここでは図示しない天井から露出する。すなわち、ユニット本体1は天井内に埋込状態で取付けられる。

0011

天井パネル部3は天井と同一面をなし、この両側部を除く中央に吸込口4が設けられ、両側に吹出口5a,5bが設けられる。上記吸込口4には吸込グリルが嵌め込まれており、天井パネル部3において開閉自在である。各吹出口5a,5bは、互いに異なる吹出方向へ向けられる。

0012

ユニット本体1の一側部には、中途部から2方向に分岐される冷媒管Pが接続され、この近傍にはドレン管6が接続される。この側面には、図示しない端子部を収容するコネクタカバー7が設けられる。

0013

上記ユニット本体1は、図2に示すような、概略構成をなす。ユニット本体1の内周面に沿って断熱材8が設けられ、この内周面の内側の空間室9には、室内熱交換器13a,13bと室内送風機14a,14bとが相対向して配置される。

0014

各吹出口5a,5bは、所定の範囲内で吹出方向を調整できるルーバ12,12を備え、各室内熱交換器13a,13bと、吹出口5a,5bとの間には、ノーズ15a,15bが設けられる。

0015

したがって、ユニット本体1内には、吸込口4から各吹出口5a,5bに至る2系統通風路16a,16bが形成される。それぞれの通風路16a,16bは、天井17下部の被空調室Rの熱交換空気を吸込口4から本体1内に取入れて室内熱交換器13a,13bを導通させ、室内送風機14a,14bと吹出口5a,5bとの間のノーズ15a,15bによって案内し、吹出口5a,5bから再び被空調室R内へ吹出案内するものである。

0016

ここでは、一方の吹出口5aから吹出される熱交換空気は、被空調室RのゾーンAの方向に向かう。他方の吹出口5bから吹出される熱交換空気は、被空調室RのゾーンBの方向に向かう。

0017

図3に、室内ユニットの構成部品を分解して示す。上記ユニット本体1の内面壁には、熱交換器固定板18、熱交換器持板19、モータ受け部20、ドレンポンプ取付けベース21、ケーシング固定ビス受け22等が設けられる。

0018

上記ドレンポンプ取付けベース21には、ドレンポンプ23が取付固定される。ケーシング固定ビス受け22には、ファンケーシング24がケーシング固定ビス25を介して取付け固定される。

0019

ファンケーシング24内に、上記室内送風機14a,14bを構成する横流ファン26が配置され、この一端軸部がケーシング24に取着されるゴム軸受け27に枢支され、他端ボス部がファンモータ28のブラケット部に嵌挿される。

0020

互いの室内送風機14a,14bにおいて、ファンモータ28とゴム軸受け27の位置は、互いに反対側に設けられる。これは、各ファンモータ28を同一側に設けた場合、ファンモータの互いの回転方向を逆にしなければならず、2種類のファンモータを用意することとなり、構成部品が増えてしまうからである。

0021

各ファンモータ28は、ファンモータカバー29で囲繞される。横流ファン26の長手方向に沿って上記ノーズ15a,15bが設けられる。上記室内熱交換器13a,13bは、側面視で略ハの字状に傾斜しており、互いの両側端部の端板が端板固定板30によって連結固定される。この下部に、上記ドレンポンプ23の吸込部が配置される溜め部31aを有するドレンパン31が設けられる。32は電気部品箱であり、上記ユニット本体1の側端部に収容される。

0022

図4は、このような室内ユニットを備えた空気調和機の冷凍サイクル回路および制御回路の構成である。圧縮機33の吐出部が四方弁34を介して室外熱交換器35に接続される。この室外熱交換器35は膨張弁36を介して2分割された上記室内熱交換器13a,13bに接続される。これら室内熱交換器13a,13bから四方弁34を介して圧縮機33の吸込部に接続される。

0023

なお、互いの室内熱交換器13a,13bは後述するクロスパイプ37a,37bによって連通され、それぞれに熱交換器温度センサ38a,38bが設けられる。

0024

冷房運転時には、圧縮機33から圧縮冷媒が吐出され、図中実線矢印に示す方向に導かれて冷房サイクルが構成される。このとき、室外熱交換器35が凝縮器、かつ室内熱交換器13a,13bが蒸発器として作用する。

0025

暖房運転時には、圧縮機33から圧縮冷媒が吐出され、図中破線矢印に示す方向に導かれて暖房サイクルが構成される。このとき、室外熱交換器35が蒸発器、かつ室内熱交換器13a,13bが凝縮器として作用する。

0026

40は制御部であり、マイクロコンピュータおよびその周辺回路からなる。この制御部40は、降圧用トランス41を介して、商用交流電源42に接続される。

0027

制御部40に、上記熱交換器温度センサ38a,38b、四方弁34、室外送風機35A、インバータ回路43、タップ換回路44a,44b、室内温度センサ45、およびリモートコントロール式運転操作器(以下、リモコン略称する)46が接続される。

0028

上記インバータ回路43は、電源42の電圧整流し、それを制御部40の指令に応じた周波数(および電圧)の交流に変換し、出力する。この出力は圧縮機33のモータの駆動電源となる。

0029

上記タップ切換回路44a,44bは、電源42から各室内送風機14a,14bのファンモータ14aM,14bMにおける各速度タップに対する通電切換を行なう。

0030

上記リモコン46は、運転条件を設定する機能の他に、上記したゾーンAおよびゾーンBのそれぞれの局部制御モードのいずれか一方を選択するためのゾーン選択釦46a,46bを有する。

0031

上記制御部40は、次の機能手段を備えている。
(1)圧縮機33の吐出冷媒を四方弁34、室外熱交換器35、膨張弁36、室内熱交換器13a,13bおよび四方弁34を通して圧縮機33に戻し、冷房運転を実行する手段。

0032

(2)圧縮機33の吐出冷媒を四方弁34、室内熱交換器13a,13b、膨張弁36、室外熱交換器35および四方弁34を通して圧縮機33に戻し、暖房運転を実行する手段。

0033

(3)運転時、室内温度センサ45の検知温度室内温度)Taとリモコン46での設定温度Tsとの差に応じてインバータ回路43の出力周波数(圧縮機の運転周波数)を制御する手段。

0034

(4)リモコン46のゾーン選択釦46a,46bがいずれも操作されない通常制御モードでは、室内送風機14a,14bの風量をリモコン46の操作に応じた互いに同じ値(強,弱,微の3段階)に設定する手段。

0035

(5)ゾーン選択釦46a,46bの操作に応じてゾーンA,Bのそれぞれ局部制御モードのいずれか一方を選択し、それに応じて室内送風機14a,14bの風量比率を変化させる手段。

0036

(6)熱交換器温度センサ38a,38bの検知温度のうち、いずれか一方を運転モードに応じて選択する手段。
(7)選択される検知温度に応じて室内送風機14a,14bの風量を制御する手段。

0037

つぎに、図8フローチャートとともに、室内送風機14a,14bの風量制御を説明する。冷暖房いずれの運転中も、熱交換器温度センサ38a,38bにより室内熱交換器13a,13bの温度が検知され、その検知温度に応じて室内送風機14a,14bの風量が制御される。

0038

すなわち、熱交換器温度センサ38a,38bの断線検知など、各センサが正常か否かを判定される。各センサ38a,38bが共に正常であれば、検知温度T1 ,T2 のいずれか一方が運転モードに応じて選択され、その選択される検知温度に応じた風量制御が実行される。

0039

各センサのどちらかに異常があれば、正常な方のセンサの検知温度が選択されて風量制御が実行される。室内熱交換器13a,13bの温度を検知するこのセンサ38a,38bは、検知温度帯域が0〜60°Cという広範囲カバーしなければならず、しかも毎回温度測定を行っているため、故障率が高い。

0040

しかしながら、ここでは2個のセンサ38a,38bを用いているため、たとえいずれか一方のセンサが故障することがあっても、他方のセンサが正常である限り、風量制御を滞りなく行える。

0041

以下は、各熱交換器温度センサ38a,38bが共に正常であることを前提として説明する。暖房運転モードでは、冷風吹出がなされると不快であるので、これを防止するため、上記検知温度T1 ,T2 のいずれか一方が選択され、凝縮器温度Tとして取込まれる。

0042

暖房開始時のように、検知温度T1 ,T2 が低くて設定温度T0 に達していない状況では、検知温度T1 ,T2 のうち低い方が選択され、凝縮器温度Tとして取込まれる。

0043

ここで、この凝縮器温度Tと冷風吹出防止用の設定温度Tx とが比較されて、TがTx よりも低ければ、室内送風機14a,14bの速度タップが共に下げられる。

0044

このように検知温度T1 ,T2 のうちの低い方を凝縮器温度Tとして取込み、その凝縮器温度Tが設定値Tx を下回る場合は、各室内送風機14a,14bの風量を共に削減することにより、不快な冷風吹出を確実に防止できる。

0045

ところで暖房運転では、風量の少ない方の室内熱交換器の温度が上昇し、高圧側圧力の上昇を招くことがある。そこで、検知温度T1 ,T2 が設定温度T0 以上に上昇した後は、検知温度T1 ,T2 のうちの高い方が選択され、それが凝縮器温度として取込まれる。この凝縮器温度Tと高圧側圧力に対する異常上昇防止用の設定値Tr とが比較され、TがTr よりも高ければ、圧縮機33の運転周波数(インバータ回路43の出力周波数)を低減するレリース制御が実行される。

0046

このレリース制御に際しては、室内送風機14a,14bの速度タップが共に上げられて、凝縮器温度Tの低減が促進される。すなわち、高圧側圧力の異常上昇を速やかに抑制することができる。

0047

冷房運転では、風量の少ない方の室内熱交換器が温度降下し、その温度降下した室内熱交換器が凍結する虞れがある。そこで、冷房運転モードでは、室内熱交換器13a,13bの凍結を防止すべく、検知温度T1 ,T2 のうちの低い方が選択され、それが蒸発器温度Tとして取込まれる。

0048

この蒸発器温度Tと凍結防止用の設定値Tz とが比較され、TがTz よりも低ければ、室内送風機13a,13bの速度タップが共に上げられる。このように検知温度T1 ,T2 のうちの低い方を蒸発器温度Tとして取込み、その蒸発器温度Tが設定値Tz を下回る場合は、室内送風機13a,13bの風量を増大することにより、室内熱交換器14a,14bの凍結を確実に防止できる。

0049

図5に示すように、各室内熱交換器13a,13bを連通する冷媒流路50が設定される。各室内熱交換器13a,13bには、それぞれ2列の冷媒流路50a,50bが設けられている。ここでは図示しない上記吸込口および吹出口の位置関係から、各列の冷媒流路50a,50bは熱交換空気の風上側風下側とに分けて配置されることになる。

0050

上記四方弁(もしくは膨張弁)に接続される冷媒管Paは2方向に分岐され、各室内熱交換器13a,13bの風下側冷媒流路50bの中間部に接続される。各熱交換器13a,13bにおいては、この中間部から熱交換器の上部を流れて風上側冷媒流路50aの上端部に移り、さらにこの冷媒流路50aの中間部においてクロスパイプ37a,37bに接続される。

0051

各クロスパイプ37a,37bの他端部は、対向する室内熱交換器13b,13aの風上側冷媒流路50aの中間部に接続される。各熱交換器13b,13aにおいては、この中間部から熱交換器の下部を流れて風下側冷媒流路50bの下端部に移り、さらにこの冷媒流路50bの中間部において分岐冷媒管Pb,Pbに接続される。この分岐冷媒管Pb,Pbは、合流して膨張弁(もしくは四方弁)に接続される。

0052

このように、冷媒管Paからそれぞれの室内熱交換器13a,13bの風下側冷媒流路50bに導かれた冷媒は、熱交換器の上半分部分を導通し、風上側冷媒流路50aからクロスパイプ37a,37bに導かれ、ここから他方の熱交換器の風上側冷媒流路50aの中間部へ導入され、熱交換器の下半分部分を導通し、風下側冷媒流路50bから分岐冷媒管Pb,Pbに導出されることになる。

0053

2つの室内熱交換器13a,13bを備えているが、上述のようなクロスパイプ37a,37bを用いた冷媒流路50を構成したので、冷暖房いずれの運転であっても、熱交換器13a,13bの温度は、常に、互いに平均化される。

0054

そして、室内熱交換器温度は、冷媒循環量が同一のとき、2つの室内送風機14a,14bの風量の合計風量相関関係があるものの、2つの送風機14a,14bの風量比率が1:5の範囲内にあれば、各吹出口5a,5bから吹出す熱交換空気温度は同等となる。

0055

図6および図7に示すように、熱交換器温度センサ38a,38bを支持することが望ましい。各クロスパイプ37a,37bの中間部に、斜め上方に傾斜した状態にしてセンサホルダ51a,51bが設けられ、ここに温度センサ38a,38bが着脱自在に取着保持される。

0056

室内熱交換器13a,13bの側端部相互を連結する端板固定板30には、センサホルダ51a,51bが挿通する取付け用孔52が設けられ、センサホルダ51a,51bとともに温度センサ38a,38bの一端部が突出する。

0057

このことから、吸込口4を備えた吸込グリル4aを開放した状態で、すなわち室内熱交換器13a,13bが露出した状態で温度センサ38a,38bが露出し、したがって温度センサの交換など必要な作業が容易に行える。

0058

また、センサホルダ51a,51bを斜め上方に傾斜した状態にして取付け固定すれば、たとえセンサホルダに露付きがあっても、ここを伝わって滴下することがない。

0059

なお、上記実施例においては、各温度センサ38a,38bのどちらかに異常があれば、正常な方の検知温度を選択して風量制御を実行するようにしたが、これに限定されるものではなく、両方のセンサに異常があったとき、速度タップを固定にして、各送風機の風量を固定にしてもよい。

0060

上記実施例においては、暖房時の冷風吹出防止制御で、検知温度T1 ,T2 のうちの低い方を選択して風量を制御したが、これに限定されるものではなく、各検知温度T1 ,T2 と冷風吹出防止用の設定値Tx とを比較し、これら比較結果に応じて各室内送風機14a,14bの風量を個別に制御してもよい。

0061

上記実施例においては、速度タップを切換えることで室内送風機の風量を変化させるようにしたが、これに限定されるものではなく、たとえば室内送風機駆動用のインバータ回路を設け、このインバータ回路の出力周波数を制御することにより、室内送風機の風量を無段階に変化させてもよい。

0062

上記実施例では、室内熱交換器の側端部相互を連結する端板固定板30に、センサホルダ51a,51bが挿通する取付け用孔52を設けたが、これに限定されるものではなく、熱交換器端板に設けてもよい。

0063

上記実施例では、天井面に取付ける、いわゆる天カセタイプの空気調和機に適用して説明したが、これに限定されるものではなく、2つの室内熱交換器を有する壁掛け形にも応用できる。さらに、本発明の要旨を越えない範囲内で種々の変形実施が可能なことは、勿論である。

発明の効果

0064

以上説明したように本発明によれば、2つの室内熱交換器と、2つの室内送風機と、各室内送風機共用の吸込口および各室内送風機専用の2つの吹出口とを具備し、各室内送風機を回転数可変とし、各室内熱交換器に導入した熱交換媒体を、室内熱交換器の中間部において他方の室内熱交換器の中間部をクロスしてから導出する熱交換媒体流路を構成したから、2つの室内送風機が異なる回転数で制御された場合でも、各熱交換器温度の平均化を図れて、常に適切な制御ができる効果を奏する。

図面の簡単な説明

0065

図1本発明の一実施例を示し、天井埋込型空気調和機の室内ユニットの斜視図。
図2同実施例の、室内ユニットの概略の縦断面図。
図3同実施例の、室内ユニットの構成部品を分解した斜視図。
図4同実施例の、冷凍サイクルと制御回路の構成図。
図5同実施例の、各室内熱交換器を連通する冷媒管の接続を説明する図。
図6同実施例の、室内ユニットの吸込グリルを開放した斜視図。
図7同実施例の、室内熱交換器の一部斜視図。
図8同実施例の、作用を説明するためのフローチャト図。
図9従来例の、各室内熱交換器を連通する冷媒管の接続を説明する図。

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0066

1…空気調和機本体(ユニット本体)、13a,13b…室内熱交換器,14a,14b…室内送風機、4…吸込口,50a,50b…熱交換媒体流路、5a,5b…吹出口,37a,37b…クロスパイプ、38a,38b…熱交換器温度センサ。

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