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技術 樹脂組成物

出願人 東ソー株式会社
発明者 佐藤真一後藤正
出願日 1993年3月31日 (27年8ヶ月経過) 出願番号 1993-073625
公開日 1994年10月11日 (26年2ヶ月経過) 公開番号 1994-287362
状態 特許登録済
技術分野 高分子組成物
主要キーワード 高周波ウェルダ 無極性樹脂 高周波溶着 バンバ ワンショット テスト装置 添加比率 作成条件
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年10月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

構成

オレフィン60−95重量%及び190℃、21.6kgにおけるメルトフロ−レ−トが5−100g/10分、酢酸ビニル含量が40−80重量%であるエチレン酢酸ビニル共重合体5−40重量%からなる高周波溶着可能な樹脂組成物

効果

ポリオレフィンの特性を保持したまま高周波溶着が可能である。

概要

背景

ポリオレフィンは安価であり、加工性に優れ、しかもベ−スとなるオレフィンの選択や、密度あるいは分子量のコントロ−ルにより幅広物理的特性を有する物を得ることができ、各種分野で広く使用されている。しかしながらポリオレフィンは無極性樹脂であるため誘電損失が小さく高周波溶着には適さないという欠点を有している。

高周波溶着は樹脂の内部で均一に発生した熱により溶着させるものであり、外部から熱を加えるヒ−トシ−ラ−やインパルスシ−ラ−と比較すると理想的な温度分布が得られる。従って、安定した溶着が可能となる。また溶着しようとする任意の形状の電極を用いてワンショットで溶着、溶断ができるため、極めて生産性の高いことも特徴となる。

高周波溶着が可能であり広く使用されている樹脂として、ポリ塩化ビニルがあげられるが、ポリ塩化ビニルは焼却の際、塩素ガスが発生する問題や、軟質ポリ塩化ビニルの場合、可塑剤ブリドアウトしてしまい種々のトラブルの原因となる場合がある。一方エチレンビニルエステル不飽和カルボン酸エステルとの共重合体も高周波溶着ができる樹脂としてあげられるが、これらの共重合体は耐熱性が低いため、限られた用途にしか使用できない。

概要

オレフィン60−95重量%及び190℃、21.6kgにおけるメルトフロ−レ−トが5−100g/10分、酢酸ビニル含量が40−80重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体5−40重量%からなる高周波溶着可能な樹脂組成物

ポリオレフィンの特性を保持したまま高周波溶着が可能である。

目的

本発明の目的は、ポリオレフィンの特性を保持したまま、高周波溶着が可能なポリオレフィン系の樹脂組成物を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

オレフィン60−95重量%及び190℃、21.6kgにおけるメルトフロ−レ−トが5−100g/10分、酢酸ビニル含量が40−80重量%であるエチレン酢酸ビニル共重合体5−40重量%からなる高周波溶着可能な樹脂組成物

技術分野

0001

本発明は高周波溶着に供することのできるポリオレフィン系樹脂組成物に関する。

背景技術

0002

ポリオレフィンは安価であり、加工性に優れ、しかもベ−スとなるオレフィンの選択や、密度あるいは分子量のコントロ−ルにより幅広物理的特性を有する物を得ることができ、各種分野で広く使用されている。しかしながらポリオレフィンは無極性樹脂であるため誘電損失が小さく高周波溶着には適さないという欠点を有している。

0003

高周波溶着は樹脂の内部で均一に発生した熱により溶着させるものであり、外部から熱を加えるヒ−トシ−ラ−やインパルスシ−ラ−と比較すると理想的な温度分布が得られる。従って、安定した溶着が可能となる。また溶着しようとする任意の形状の電極を用いてワンショットで溶着、溶断ができるため、極めて生産性の高いことも特徴となる。

0004

高周波溶着が可能であり広く使用されている樹脂として、ポリ塩化ビニルがあげられるが、ポリ塩化ビニルは焼却の際、塩素ガスが発生する問題や、軟質ポリ塩化ビニルの場合、可塑剤ブリドアウトしてしまい種々のトラブルの原因となる場合がある。一方エチレンビニルエステル不飽和カルボン酸エステルとの共重合体も高周波溶着ができる樹脂としてあげられるが、これらの共重合体は耐熱性が低いため、限られた用途にしか使用できない。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の目的は、ポリオレフィンの特性を保持したまま、高周波溶着が可能なポリオレフィン系の樹脂組成物を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らは、かかる点を考慮し、鋭意検討した結果、ポリオレフィンと特定のエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVAと略す)からなる組成物であると高周波溶着が可能であることを見出し本発明に至った。

0007

即ち、本発明は、ポリオレフィン60−95重量%及び190℃、21.6kgにおけるメルトフロ−レ−ト(以下、MFRと略す)が5−100g/10分、酢酸ビニル含量が40−80重量%であるEVA5−40重量%からなる樹脂組成物に関するものである。以下、本発明を詳細に説明する。

0008

本発明に使用されるポリオレフィンとは、低密度ポリエチレン中密度ポリエチレン高密度ポリエチレンポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合体等の無極性樹脂であり、また、これらの2種以上の混合物であってもかまわない。

0009

本発明に使用されるEVAとは、溶液重合あるいは乳化重合によりエチレンと酢酸ビニルを共重合して得られるものである。本発明において用いられるEVAの酢酸ビニル含量は40−80重量%のものであり、酢酸ビニル含量が40重量%未満であると高周波溶着がしにくくなるため好ましくない。また、80重量%を越えると、ポリオレフィンとの相溶性が悪くなるため、得られる樹脂組成物は耐熱性や、機械的強度が低下するため好ましくない。

0010

該EVAの190℃、21.6kg加重という条件でのMFRは5−100g/10分である。MFRが5未満では流動特性が低過ぎるためポリオレフィンとの相溶性が悪くなり、得られる樹脂組成物は、機械的強度が低下するため好ましくない。また、100g/10分を越えるEVAは機械的強度に劣るため、その結果、ポリオレフィンとの組成物としても機械的強度が低下することになり好ましくない。

0011

ポリオレフィンと上記EVAとの添加比率は、ポリオレフィン60−95重量%、EVA5−40重量%が好ましい範囲である。EVAの比率が5重量%未満であると高周波溶着がしにくくなるため好ましくない。また、40重量%を越えると、得られる樹脂組成物は耐熱性や、機械的強度が低下するため好ましくない。

0012

本発明の樹脂組成物を得るためのポリオレフィンとEVAとの混合方法は特に制限は無く、一般的な方法が採用でき、例えば、熱ロ−ルによる混練バンバリ−や押出機による混練等があげられる。

0013

本発明の樹脂組成物は、必要に応じて酸化防止剤耐候安定剤紫外線吸収剤滑剤ブロッキング防止剤等、通常ポリオレフィンに使用されている添加剤を本発明の効果を阻害しない範囲で添加してもかまわない。

0014

以下、実施例にて更に本発明を説明する。

0015

実施例1
密度0.900g/cm3、190℃、2.16kgにおけるMFR2.0g/10分のエチレン−α−オレフィン共重合体80重量%と、酢酸ビニル含量60重量%、190℃、21.6kgにおけるMFR10g/10分のEVA20重量%とを予めドライブレンドし押出機にて溶融混練した。本組成物を熱プレスにてプレスすることにより、1mm厚みのシ−トを作成した。このシ−トを精電舎電子工業製高周波ウェルダ−KV300TAを用いて溶着させ、そのシ−ル強度を測定した。溶着の条件は、次の通りであった。
発振周波数:40.46MH
発振時間 :6秒
冷却時間 :4秒
熱変形温度は下記の条件で測定した。
サンプ作成条件:熱プレスにより3mm厚みのシ−トを作成した。

0016

測定条件:熱変形温度のテスト装置を第1図の様にセットする。

0017

次に、雰囲気温度を120℃/時間で上昇させ、圧子が1mm沈んだ時の温度を熱変形温度とする。
試験片:18×18×3mmt
荷重:1000g
破断強度はJIS K 6760に準拠して測定した。いずれの結果も表1に示した。

0018

実施例2
ポリオレフィンの密度を0.910g/cm3に変えた以外は、実施例1と同様にして組成物を作成し、高周波ウェルダ−及び熱変形温度を測定した。結果は表1に示した。

0019

実施例3
密度0.922g/cm3、190℃、2.16kgにおけるMFRが2g/10分の低密度ポリエチレンを用いる以外は、実施例1と同様にして組成物を作成し、高周波ウェルダ−及び熱変形温度を測定した。結果は表1に示した。

0020

比較例1
EVAの比率を3重量%とする以外は、実施例1と同様にして組成物を作成し、高周波ウェルダ−及び熱変形温度を測定した。結果は表1に示した。

0021

比較例2
EVAの比率を60重量%とする以外は、実施例1と同様にして組成物を作成し、高周波ウェルダ−及び熱変形温度を測定した。結果は表1に示した。

0022

比較例3
酢酸ビニル含量28重量%、190℃、2.16kgにおけるMFRが6g/10分のEVAを用いる以外は、実施例1と同様にして組成物を作成し、高周波ウェルダ−及び熱変形温度を測定した。結果は表1に示した。

0023

発明の効果

0024

以上の説明から明らかなように本発明の樹脂組成物は、ポリオレフィンの特性えお保持したまま高周波溶着ができるため、ポリ塩化ビニルやエチレン−ビニルエステル共重合体代替として広く利用できる。

図面の簡単な説明

0025

図1熱変形温度装置の圧子周辺部の拡大図を示す。(A)は正面図、(B)は側面図を示す。
1.荷重棒2.圧子3.試験片

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