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図面 (10)

目的

装填された記録媒体実行不可能な演出方法が記録されているときでもそれに代わる好適な演出方法を再生画像に施して、画像再生が無演出で行なわれることを防ぐ。

構成

コマKMの画像に施すべき演出方法を磁気記録部F1に記録した現像済みフィルムFが装着されることにより、各コマKMの画像に対して演出を施してモニターTV3で再生する。演出決定テーブル13は、実行可能な演出機能及びパラメータの範囲を記憶する。システムコントローラ7は、磁気記録部F1に記録されている演出方法が実行不可能のときに演出決定テーブル13に記憶されている演出機能及びパラメータの範囲内で演出を施す。

概要

背景

従来、現像済みフィルムの画像を撮像手段で撮像するとともにマニュアル操作ズーム等の演出方法を設定し、この設定された演出方法をフィルム画像に施してモニターTVに再生させる画像再生装置が提案されている(特開昭59−79236号公報)。

この画像再生装置は、設定された演出方法のデータをフィルムの縁等に配設した磁気記録媒体に記録し、2回目以降の画像再生時には上記磁気記録媒体から演出方法のデータを読み取り、この演出方法の内容に従ってフィルム画像に演出を施すようになっている。

概要

装填された記録媒体実行不可能な演出方法が記録されているときでもそれに代わる好適な演出方法を再生画像に施して、画像再生が無演出で行なわれることを防ぐ。

コマKMの画像に施すべき演出方法を磁気記録部F1に記録した現像済みフィルムFが装着されることにより、各コマKMの画像に対して演出を施してモニターTV3で再生する。演出決定テーブル13は、実行可能な演出機能及びパラメータの範囲を記憶する。システムコントローラ7は、磁気記録部F1に記録されている演出方法が実行不可能のときに演出決定テーブル13に記憶されている演出機能及びパラメータの範囲内で演出を施す。

目的

本発明は、上記問題を解決するもので、機種の如何に関わりなく、装填された記録媒体に実行不可能な演出方法が記録されているときでも、再生画像に対して所要の演出を施して再生するようにした画像再生装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

画像及びこの画像に施すべき演出方法を記録した記録媒体が装着されることにより、上記画像に対して上記演出方法を施して再生する画像再生装置であって、実行可能な演出方法を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている演出方法の範囲内で上記記録媒体に記録されている演出方法が実行可能かどうかを判別する判別手段と、この判別手段により上記記録媒体に記録されている演出方法が実行不可能と判別されたときに、上記画像に施す演出方法を上記記憶手段に記憶されている演出方法を用いて変更する演出方法変更手段とを備えたことを特徴とする画像再生装置。

技術分野

0001

本発明は、現像済みフィルム等の記録媒体に記録されている画像に演出を施して再生する画像再生装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、現像済みフィルムの画像を撮像手段で撮像するとともにマニュアル操作ズーム等の演出方法を設定し、この設定された演出方法をフィルム画像に施してモニターTVに再生させる画像再生装置が提案されている(特開昭59−79236号公報)。

0003

この画像再生装置は、設定された演出方法のデータをフィルムの縁等に配設した磁気記録媒体に記録し、2回目以降の画像再生時には上記磁気記録媒体から演出方法のデータを読み取り、この演出方法の内容に従ってフィルム画像に演出を施すようになっている。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、画像再生装置等の商品にあっては、市場ニーズ販売価格等に応じて機能を異ならせて製造、販売することが一般的である。例えば、高級機種ではズーム、パンニングティルト複数種類演出機能を有するように構成し、一方、普及用の機種ではズームの演出機能のみ有するように構成する場合がある。また、ある機種の画像再生装置ではズーム機能パラメータとして0.25倍〜2.0倍のズーム倍率を有するように構成し、他の機種では0.5倍〜3.0倍のズーム倍率を有するように構成する場合も考えられる。

0005

従って、ある機種の機能に応じて設定した演出方法が、他の機種では当該機能を有さないために、実行不可能となってフィルム画像に演出が施されない場合が生じる。また、ズーム機能のパラメータとして0.25倍〜2.0倍のズーム倍率を有する機種に1.0倍〜3.0倍のズームを施すように設定しても、この指示された内容を実行することは不可能であり、この場合にもフィルム画像に演出を施すことができないことになる。

0006

本発明は、上記問題を解決するもので、機種の如何に関わりなく、装填された記録媒体に実行不可能な演出方法が記録されているときでも、再生画像に対して所要の演出を施して再生するようにした画像再生装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、本発明は、画像及びこの画像に施すべき演出方法を記録した記録媒体が装着されることにより、上記画像に対して上記演出方法を施して再生する画像再生装置であって、実行可能な演出方法を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている演出方法の範囲内で上記記録媒体に記録されている演出方法が実行可能かどうかを判別する判別手段と、この判別手段により上記記録媒体に記録されている演出方法が実行不可能と判別されたときに、上記画像に施す演出方法を上記記憶手段に記憶されている演出方法を用いて変更する演出方法変更手段とを備えたものである。

0008

上記構成の画像再生装置によれば、実行可能な演出方法が記憶手段に記憶されており、この記憶されている演出方法で記録媒体に記録されている演出方法の実行が可能かどうかが判別される。そして、記録媒体に記録されている演出方法が実行不可能の場合には、画像に施される演出が記憶手段に記憶されている演出方法で施すことができる演出に変更される。

0009

図2は本発明に係る画像再生装置の一実施例を示す全体斜視図である。この画像再生装置1は、フィルムカートリッジ2がセットされることにより、フィルムカートリッジ2内に収納されている画像記録媒体としての現像済みフィルム(以下、単にフィルムという。)の各コマの画像に演出を施してモニターTV3の画面30に出力するものである。

0010

すなわち、画像再生装置1は、後述する画像出力端子19に接続されたケーブルKを介してモニターTV3に接続されている。この画像再生装置1の前面1aには、フィルムカートリッジ2を内部に取り込んでセットさせる装填テーブル4、電源スイッチ50、再生スイッチ51の他、ズームアップダウンスイッチパンニングスイッチティルトスイッチ等の演出やズーム倍率、パンニング時間等の各演出のパラメータ等の演出方法を設定する複数個の設定スイッチ52が配設された操作部5及び再生中のコマの番号や操作部5の操作状態等を表示する表示部6が備えられている。

0011

フィルムの各コマKMの縁には、磁気テープ等からなる磁気記録部F0(図1)が配設されている。そして、この磁気記録部F0に、撮影の際に撮影日付カメラの向き、撮影倍率、フィルム番号等のフィルム情報や、後述するように操作部5によって設定された演出方法が磁気記録されるようになっている。

0012

続いて、画像再生装置1の内部構成について図1ブロック構成図を用いて説明する。画像再生装置1は、操作部5の操作等に応じて後述する演出コントローラ9等を制御するシステムコントローラ7、磁気ヘッド80を介してフィルムFの磁気記録部F0に対してフィルム情報や演出方法等を書き込み、また読み出すフィルム情報読書部8、フィルムFから読み取られた画像に演出を施す演出コントローラ9、ズーム可能な範囲(ズーム時間、ズーム倍率)を記憶しているズーム演出部10、パンニング可能な範囲(パンニング可能な画像領域、パンニング時間)を記憶しているパンニング演出部11、ティルト可能な範囲(ティルト可能な画像領域、ティルト時間)を記憶しているティルト演出部12及び画像に施す演出を決定するときに参照される演出決定テーブル13を備えている。

0013

演出決定テーブル13は、例えば図4に示すように、画像に施し得る演出方法の範囲として、画像再生装置1の有する演出機能(ズーム、パンニング、ティルト等の演出の種類)及び当該演出機能のパラメータ(ズーム倍率、ズーム時間、パンニング時間、ティルト時間等)を記憶している。また、演出決定テーブル13は、例えば図7に示すように、フィルム情報(フォーマット、カメラの向き、撮影倍率)に対応させて演出及びパラメータ(演出時間を含む)を記憶するようになっている。

0014

なお、ズームとは、再生される画像を次第に拡大あるいは縮小するように表示することをいう。ズーム時間とは、ズーム倍率が、例えば0.5倍から2.0倍に変化するまでの時間をいい、この画像再生装置1では最短ズーム時間(図4では10秒)から最長ズーム時間(図4では20秒)までの時間範囲内であれば任意に設定可能になっている。また、パンニングとは、再生される画像を左右方向にずらしていく過程を連続的に表示することをいう。パンニング時間とは、再生される画像が、例えば右端から左端までずれるのに要する時間をいい、この画像再生装置1では最短パンニング時間(図4では8秒)から最長パンニング時間(図4では24秒)までの時間範囲内であれば任意に設定可能になっている。また、ティルトとは、再生される画像を上下方向にずらしていく過程を連続的に表示することをいう。ティルト時間とは、再生される画像が、例えば上端から下端までずれるのに要する時間をいい、この画像再生装置1では最短ティルト時間(図4では6秒)から最長ティルト時間(図4では12秒)までの時間範囲内であれば任意に設定可能になっている。

0015

また、画像再生装置1は、フィルムFの磁気記録部F0から読み出された各コマKMに対応するフィルム情報を一時記憶するフィルム情報記憶部14、フィルムFの磁気記録部F0から読み出された演出方法あるいは演出決定テーブル13を用いて決定された演出方法を一時記憶する演出情報記憶部15、光源レンズ群及び撮像素子等を有し、各コマKMの画像を読み取って演出コントローラ9へ出力する画像読取部16、演出コントローラ9で処理された画像信号NTSC信号に変換して画像出力端子19からモニターTV3へ出力する映像信号処理部17及びフィルムカートリッジ2のフィルムFを駆動するフィルム駆動部18を備えている。

0016

システムコントローラ7は、表示部6の表示を制御するようになっている。また、システムコントローラ7は、必要に応じてフィルム情報、演出方法等をフィルム情報読書部8を介して磁気記録部F0に記録させるようになっている。また、システムコントローラ7は、画像再生装置1内にセットされたフィルムカートリッジ2のフィルムFの磁気記録部F0からフィルム情報読書部8を介して読み取った演出方法の指示内容に応じた演出をフィルム画像に施させるように演出コントローラ9等を制御するようになっている。

0017

また、システムコントローラ7は、演出決定テーブル13に基づいてフィルムFの磁気記録部F0から読み取った演出方法が画像再生装置1の有する演出方法の範囲内、すなわち画像再生装置1の有する演出機能及びパラメータの範囲内かどうかを判別するようになっている。そして、システムコントローラ7は、磁気記録部F0から読み取った演出方法が画像再生装置1の有する演出機能及びパラメータの範囲外の場合には、画像再生装置1の有する演出機能及びパラメータの範囲内の演出に自動的に変更するようになっている。この変更された内容は演出情報記憶部15に更新的に記憶されるようになっている。

0018

画像読取部16は、上述した画像読取手段の他、発光素子受光素子とからなるフォトインターラプタ160を有しており、フィルムFの各コマKMの所定位置に設けられたパーフォレーションF1を検出してコマKMが画像読取位置に給送されているかどうかを検出するようになっている。そして、システムコントローラ7は、この検出結果に基づいて各コマKMが画像読取位置に給送されるようにフィルム駆動部18を制御するようになっている。

0019

次に、画像再生装置1の第1実施例の再生動作について図3フローチャートを用いて説明する。なお、nは画像読取部16の画像読取位置にあるコマKMのコマ番号を示す値である。また、NはフィルムFの全コマ数、すなわち最終コマ番号を示す値である。

0020

まず、再生を希望するフィルムカートリッジ2が装填テーブル4に載置されて(図2の状態)、画像再生装置1内に取り込まれ、再生スイッチ51がオンされることにより、画像再生装置1の動作が開始し、値nが“1”に初期化される(♯1)。続いて、フィルムカートリッジ2からフィルムFが繰り出されて1コマ目の画像に対応する磁気記録部F0に記録されている磁気情報(フィルム情報、演出方法等)から、1コマ目に対する演出方法が読み出されて演出情報記憶部15に記憶される(♯3)。

0021

次いで、1コマ目の画像に対する演出方法が画像再生装置1の有する演出機能及びパラメータの範囲内かどうかが判別される(♯5)。1コマ目の画像に対する演出方法が画像再生装置1の有する演出機能及びパラメータの範囲内の場合には(♯5でYES)、1コマ目の演出方法は画像再生装置1によって実行可能なものであって、後述する♯11〜♯23での演出再設定の必要がないので、♯7へ移行する。

0022

一方、1コマ目の画像に対する演出方法が画像再生装置1の有する演出機能及びパラメータの範囲外の場合には(♯5でNO)、演出機能及びパラメータの内、演出機能そのものが範囲外なのか、パラメータのみ範囲外なのかが判別される(♯11)。そして、パラメータのみ範囲外の場合には(♯11でYES)、演出方法中から当該コマKMの演出時間等のパラメータが抽出され(♯13)、このパラメータが画像再生装置1の実行可能な範囲内になるように再設定され(♯15)、上記再設定されたパラメータが演出情報記憶部15に更新的に記憶される(♯17)。この後、♯7に移行する。

0023

一方、演出機能そのものが範囲外の場合には(♯11でNO)、演出方法中から演出時間が抽出され、更にコマKMのフィルム情報が読み出され(♯19,♯21)、この演出時間及びフィルム情報を基準に演出決定テーブル13が参照されて、演出方法が画像再生装置1の有する演出機能及びパラメータの範囲内になるように再設定される(♯23)。そして、この再設定された演出方法が演出情報記憶部15に更新的に記憶された後、♯7に移行する。

0024

♯7では、再生すべきコマ数が1コマのみの場合には♯7でYESとなって♯25に移行し、一方、再生すべきコマ数が2コマ以上の場合にはコマ番号n(ここでは、n=1)が最終コマ番号Nに一致しないので(♯7でNO)、コマ番号nがインクリメントされた後(♯9)、♯3に戻ってフィルムFが1コマ分繰り出され、次のコマKMの演出方法がフィルムFの磁気記録部F0から読み出され、上記同様に♯5〜♯17の処理が繰り返される。

0025

そして、フィルムFの全てのコマKMに対して、♯3〜♯17の処理が完了すると(♯7でYES)、フィルムFが巻き戻された後、演出情報記憶部15より1コマ目から順に各コマKMの演出方法が読み出されるとともに、画像読取部16によって1コマ目から順に各コマKMの画像が読み出されて演出が施され、モニターTV3の画面30に再生される(♯25)。

0026

続いて、演出コントローラ9による演出再設定の動作について図4図7を用いて具体的に説明する。なお、図5は磁気記録部F0に最初に記録されていた演出方法を示し、図6は演出情報記憶部15への更新記憶後の演出方法を示し、図7は演出決定テーブル13に記憶されている演出の一例を示している。

0027

フィルムFの磁気記録部F0に最初に記録されていた1コマ目の演出方法では、ズーム演出が指示されるとともに、パラメータとして12秒のズーム時間でズーム倍率を0.5倍から2.0倍に変化させることが指示されている。この演出方法は図4に示す演出機能及びパラメータの範囲(ズーム時間“10秒〜20秒”、ズーム倍率“0.25倍〜2.0倍”)内であり(♯5でYES)、この画像再生装置1によって実行し得る演出であるため、1コマ目の画像に対しては、磁気記録部F0に最初に記録されていた演出方法がそのまま施される。

0028

また、2コマ目の演出方法では、パンニング演出が指示されるとともに、パラメータとして16秒のパンニング時間が指示されている。この演出方法も、図4に示す演出機能及びパラメータの範囲(パンニング時間“8秒〜24秒”)内であり(♯5でYES)、この画像再生装置1によって実行し得る演出であるため、2コマ目の画像に対しても、磁気記録部F0に最初に記録されていた演出方法がそのまま施される。

0029

一方、3コマ目の演出方法では、ズーム演出が指示されるとともに、パラメータとして8秒のズーム時間でズーム倍率を0.5倍から2.0倍に変化させることが指示されている。この場合、演出機能(ズーム)及びズーム倍率は、この画像再生装置1によって実行し得る演出であるが、ズーム時間は図4に示すパラメータの範囲外となり(♯5でNO、♯11でYES)、この画像再生装置1では実行不可能なパラメータとなる。このため、3コマ目の画像に施す演出として、図4に示すパラメータの範囲内であって、例えば上記8秒のズーム時間に最も近い最短ズーム時間の10秒が再設定される。この再設定された演出方法は演出情報記憶部15に更新記憶される。

0030

一方、5コマ目に対する演出方法は、再生される画像を回転させる過程を連続的に表示するスピン演出を指示している。この場合、スピン演出は、図4に示す演出機能の範囲外であり(♯5及び♯11が共にNO)、この画像再生装置1では実行不可能な演出となる。このため、5コマ目に対するフィルム情報から、フォーマット(通常撮影パノラマ撮影)、カメラの向き(横向き、縦向き)、撮影倍率βの情報を抽出し、更に5コマ目の演出時間である4秒を抽出する。そして、これらの抽出データに基づいて演出決定テーブル13を参照して5コマ目の画像に施す演出を選択する。

0031

例えば、5コマ目のフィルム情報であるフォーマット、カメラの向き及び撮影倍率βがそれぞれ通常撮影、横向き及び中倍率の場合には、演出決定テーブル13から1.0倍〜2.0倍のズーム倍率及び5秒〜10秒のズーム時間となるズーム演出と、当該コマKMの画像をそのまま3秒〜5秒間だけ表示する静止演出とが5コマ目の画像に施す演出の候補として抽出される。そして、5コマ目の4秒の演出時間で演出できる演出方法を選出すべく、演出時間が3秒〜5秒の範囲で設定可能な静止演出が選択される。この場合、5コマ目の演出は4秒間の静止演出となり、この演出方法が演出情報記憶部15に更新記憶される。このように、この画像再生装置1で実行可能な演出であって、当該コマKMのフィルム情報に合った演出が施される。

0032

なお、4コマ目及び6コマ目の演出方法(4コマ目は9秒のティルト時間であるティルト演出、6コマ目は8秒のパンニング時間であるパンニング演出)は、それぞれ図4に示す演出機能及びパラメータの範囲内であるため(♯5でYES)、4コマ目及び6コマ目の画像に対しても、磁気記録部F0に最初に記録されていた演出方法がそのまま施される。

0033

また、7コマ目の演出方法は、ズーム演出が指示されるとともに、パラメータとして10秒のズーム時間でズーム倍率を1.0倍から3.0倍に変化させることが指示されている。この場合、演出機能(ズーム)及びズーム時間は、この画像再生装置1によって実行し得る演出であるが、ズーム倍率は図4に示すパラメータの範囲外となり(♯5でNO、♯11でYES)、この画像再生装置1では実行不可能なパラメータとなる。このため、7コマ目の画像に施す演出として、図4に示すパラメータの範囲内とすべく、例えばズーム倍率を1.0倍から2.0倍に変化させる演出に設定される。そして、この再設定された演出方法が、図6に示すように、7コマ目に対応する演出情報記憶部15に更新記憶される。

0034

また、8コマ目の演出方法は、5コマ目と同様にスピン演出が指示されている。この場合も図4に示す演出機能の範囲外であり(♯5及び♯11が共にNO)、この画像再生装置1で実行不可能な演出となる。このため、8コマ目に対するフィルム情報から、フォーマット、カメラの向き、撮影倍率βの情報を抽出し、更に8コマ目の演出時間である9秒を抽出する。そして、これらの抽出データに基づいて演出決定テーブル13を参照して8コマ目の画像に施す演出を選択する。

0035

例えば、8コマ目のフィルム情報であるフォーマット、カメラの向き及び撮影倍率βがそれぞれパノラマ撮影、縦向き及び小倍率の場合には、演出決定テーブル13から6秒〜12秒のティルト演出と、1.0倍〜2.0倍のズーム倍率及び5秒〜10秒のズーム時間となるズーム演出とが8コマ目の画像に施す演出の候補として抽出される。ところで、8コマ目の9秒の演出時間では、上記ティルト演出(6秒〜12秒)とズーム演出(5秒〜10秒)との双方が選択可能となる。この場合には、例えば1つ前のコマの演出方法を参照し、この1つ前のコマの演出方法と異なる演出方法を施すようになっている。ここでは、7コマ目の演出方法がズーム演出のため、ティルト演出が選択される。従って、8コマ目の演出は9秒間のティルト演出となり、この演出方法が演出情報記憶部15に更新記憶される。

0036

なお、8コマ目において、1つ前のコマ(7コマ目)の演出方法が、例えばパンニング演出の場合には、このパンニング演出は、上述したティルト演出とズーム演出との双方と異なる。従って、1つ前のコマの演出方法と異なる演出方法を施すようにしてもティルト演出とズーム演出との双方が選択可能になる。この場合には、各選択可能な演出方法の演出時間の最短時間と最長時間との平均時間が8コマ目の9秒の演出時間に最も近いものが選択される。ここでは、上記ティルト演出では平均時間が9秒となり、ズーム演出では平均時間が7.5秒となるため、8コマ目の9秒の演出時間に平均時間が近いティルト演出が選択される。

0037

また、上記平均時間による演出方法の選択に代えて、演出決定テーブル13に各演出方法毎の最適な演出時間を予め記憶しておき、各選択可能な演出方法の最適演出時間が当該コマの演出時間に最も近いものを選択するようにしてもよい。

0038

このように、各コマKMに対応する磁気記録部F0に最初に記録されていた演出方法が、画像再生装置1で実行不可能な演出機能及びパラメータの場合に、当該コマKMに対応するフィルム情報及び演出時間等に基づいて画像再生装置1で実行可能な新たな演出に再設定されるので、当該コマKMの画像が無演出状態で再生されることを防ぐことができる。

0039

なお、第1実施例では、全コマKMの画像に対する演出の実行可能性の判別を行なった後に、各コマKMの画像の再生を行なうようにしたが、1コマ毎に演出の実行可能性の判別を行なって画像の再生を行なうようにしてもよい。

0040

また、第1実施例では、演出方法が再設定された場合にフィルムFの磁気記録部F0に記録されている演出方法を再設定された演出方法に更新記録しないようにしている。これは、例えば、フィルムFの現像後に最初に再生を行なった機種で磁気記録部F0に演出方法を記録しても、次に再生した機種が上記最初に再生を行なった機種よりも演出機能の劣る機種(下位の機種)であれば、フィルムFの磁気記録部F0に記録されている演出方法が当該下位機種の演出機能に応じた演出方法に更新記録されてしまい、この後、最初の演出設定を行なった機種で再び再生を行なっても、最初に設定した演出方法と異なる演出が施されるからである。

0041

また、フィルムFの現像後に最初に再生を行なった機種で磁気記録部F0に演出方法を記録した後、次に再生した機種が上記最初に再生を行なった機種よりも演出機能の勝る機種(上位の機種)の場合に、この上位機種の有する演出機能に基づいて使用者が好みに応じてマニュアル操作で演出方法を再設定したときにも、フィルムFの磁気記録部F0に記録されている演出方法を更新記録しないことで、最初の演出設定を行なった機種で再び再生を行なっても、最初に設定した演出方法を施すことができる。

0042

従って、フィルムFの磁気記録部F0に記録されている演出方法を再設定された演出方法に更新記録しないことが好ましいが、必要に応じて、例えば操作部8の操作によってフィルムFの磁気記録部F0に記録されている演出方法を再設定された演出方法に更新記録するようにしてもよい。

0043

続いて、このフィルムFの磁気記録部F0に記録されている演出方法を再設定された演出方法に更新記録し得る第2実施例について図8のフローチャートを用いて説明する。なお、再生までの処理は上述した図3のフローチャートと同様の処理を行なうので、図示及び説明を省略する。

0044

すなわち、フィルムFの全てのコマKMに対して演出方法が決定すると、再生を行なうべく、フィルムFが巻き戻された後、フィルムFの磁気記録部F0より1コマ目から順に各コマKMの演出方法が読み出されるとともに、画像読取部16によって1コマ目から順に各コマKMの画像が読み出されて演出が施され、モニターTV3の画面30に順次再生される(♯26、♯27のループ)。

0045

そして、フィルムFの全てのコマKMの再生、すなわち最終コマ番号Nのコマの再生が終了すると(♯27でYES)、操作部8の操作によってフィルムFの磁気記録部F0に記録されている演出方法を再設定された演出方法に更新記録(演出保存)することが選択されたかどうかが判別される(♯28)。そして、更新記録することが選択されていると(♯28でYES)、フィルムFの磁気記録部F0に記録されている演出方法が再設定された演出方法に更新記録される(♯29)。一方、更新記録することが選択されていない場合には(♯28でNO)、♯29の処理を行なうことなく本フローチャートの処理を終了する。

0046

続いて、画像再生装置1の第3実施例について説明する。この実施例は、フィルムFのリーダ部(フィルムFの巻き出し方向先端部)に磁気テープ等の磁気記録媒体が配設されており、この磁気記録媒体に演出方法を設定した画像再生装置1の機種を識別する識別データバージョンデータ)を書き込み、読み出し可能に構成したものである。

0047

すなわち、システムコントローラ7は、識別データを記憶しており、フィルムFのリーダ部の磁気記録媒体にフィルム情報読書部8を介して当該機種の識別データを書き込ませるようになっている。また、システムコントローラ7は、リーダ部の磁気記録媒体からフィルム情報読書部8を介して識別データを読み出させ、この識別データに基づいてフィルムFの各コマKMの画像に対する画像に対して演出を設定した機種の有する演出機能及びパラメータが当該画像再生装置1の演出機能及びパラメータの範囲内であるかどうかを判別するようになっている。

0048

例えば、ズームの演出機能を有するとともに、ズームのパラメータとして0.25倍〜2.0倍のズーム倍率を有する機種の場合には、システムコントローラ7は、ズーム、パンニング及びティルトの演出機能を有する機種の識別データ、あるいはズーム倍率が1.0倍〜3.0倍となる機種の識別データを識別すると、当該フィルムFの各コマKMへ演出を施すことが不可能であると判別するようになっている。

0049

次に、この実施例の画像再生装置1の画像再生の動作について図9のフローチャートを用いて説明する。なお、無演出モードとは、フィルムFのリーダ部の磁気記録媒体に記録されている演出方法を無視して単なる画像再生のみを行なうモードをいう。

0050

再生スイッチ51がオンされることにより動作が開始し、フィルムFがフィルムカートリッジ2から繰り出され、フィルムFのリーダ部の磁気記録媒体から識別データが読み出される(♯31)。そして、この識別データに基づいて上記演出情報を記録した機種の演出機能及びパラメータが当該画像再生装置1の演出機能及びパラメータの範囲内であるかどうかが判別され(♯33)、上記演出情報を記録した機種の演出機能及びパラメータが当該画像再生装置1の演出機能及びパラメータの範囲外の場合には(♯33でNO)、無演出モードにセットされる(♯35)。

0051

一方、リーダ部の磁気記録媒体に記録された機種の演出機能及びパラメータが当該画像再生装置1の演出機能及びパラメータの範囲内の場合には(♯33でYES)、♯35の処理を行なうことなく♯37に移行する。

0052

♯37ではコマ番号nが“1”に初期化され、次いでフィルムFが繰り出され、1コマ目に対応する磁気記録部F0から1コマ目に対する演出方法が読み出されて演出情報記憶部15に記憶される(♯39)。続いて、無演出モードにセットされているかどうかが判別され(♯41)、無演出モードにセットされていない場合には(♯41でNO)、1コマ目の演出方法に応じた演出が1コマ目の画像に施されてモニターTV3の画面30に再生される(♯43)。

0053

一方、無演出モードにセットされている場合には(♯41でYES)、1コマ目の画像に演出が施されることなく再生される(♯45)。続いて、演出設定スイッチ52によって1コマ目の演出方法の再設定があったかどうかが判別され(♯47)、1コマ目の演出方法が再設定されていた場合には(♯47でYES)、当該再設定された演出方法が磁気記録部F0に更新記録される(♯49)。一方、1コマ目の演出が再設定されていない場合には(♯47でNO)、♯49の処理を行なうことなく♯51に移行する。

0054

♯51ではコマ番号nが最終コマ番号Nかどうかが判別され、コマ番号nが最終コマ番号Nではない場合には(♯51でNO)、次のコマKMの画像を再生すべくコマ番号nがインクリメントされた後(♯53)、♯39に戻る。

0055

一方、コマ番号nが最終コマ番号Nとなった場合には(♯51でYES)、全コマKMの再生が完了したので、フィルム駆動部18によってフィルムFがリーダ部まで巻き戻された後(♯55)、いずれかのコマKMの演出が再設定されているかどうかが判別される(♯57)。そして、いずれかのコマKMの演出が再設定されている場合には(♯57でYES)、フィルムFのリーダ部の磁気記録媒体に当該画像再生装置1の機種を示す識別データが更新記録される(♯59)。一方、♯57でいずれのコマKMの演出も変更されていない場合には(♯57でNO)、♯59の処理を行なうことなく本フローチャートの処理を終了する。

0056

このように、フィルムFのリーダ部の磁気記録媒体に記録されている識別データに基づいて当該画像再生装置1によって演出を施すことが可能かどうかを予め判別するので、各コマ毎の演出方法が演出可能かどうかを逐次判別する場合に比して処理時間を短縮することができ、迅速なフィルム画像の再生を行なうことができる。

0057

また、無演出モードの場合に演出方法が再設定されたときには、フィルムFのリーダ部の磁気記録媒体に当該画像再生装置1の機種を示す識別データが記録されるので、当該フィルムカートリッジ2が他の機種の画像再生装置1にセットされたときに、他の機種の画像再生装置1によって再設定された演出方法の実行可能性を判別することができる。

0058

なお、第3実施例では、演出方法が再設定された場合に、当該再設定された演出方法が磁気記録部F0に更新記録されるとともに、フィルムFのリーダ部の磁気記録媒体に記録されている識別データが更新記録されるようにしたが、上述した第1実施例と同様に、再設定された演出方法を磁気記録部F0に更新記録しないようにしてもよい。

0059

また、上記各実施例では、画像記録媒体として現像済みフィルムを示したが、画像記録媒体としてはフィルムに限られるものではなく、磁気テープ、ミニディスク(MD)、ICカード等であってもよい。

発明の効果

0060

本発明は、画像記録媒体に記録されている演出方法が実行可能かどうかを判別し、演出方法が実行不可能であるときに、実行可能な演出方法の範囲内でそれに見合うような演出を自動的に施すので、画像再生装置の機種の違いに起因して本来の演出方法が実行不可能の場合であってもそれに代わる好適な演出方法が施され、無演出という単調な画像再生が行なわれることを防止することができる。

図面の簡単な説明

0061

図1本発明に係る画像再生装置の内部構成を示すブロック構成図である。
図2画像再生装置の一実施例を示す全体斜視図である。
図3画像再生装置の第1実施例の画像再生の動作を示すフローチャートである。
図4画像再生装置の有する演出機能及びパラメータの一例を示す図である。
図5現像済みフィルムの磁気記録部に最初に記録されている演出方法の一例を示す図である。
図6画像再生装置の有する演出機能及びパラメータに基づいて再設定されて演出情報記憶部に記憶された演出方法を示す図である。
図7フィルム情報に基づいて演出方法を設定するためのテーブルの一例を示す図である。
図8画像再生装置の第2実施例の動作を示すフローチャートである。
図9画像再生装置の第3実施例の動作を示すフローチャートである。

--

0062

1画像再生装置
2フィルムカートリッジ
3モニターTV
4装填テーブル
5 操作部
6 表示部
7システムコントローラ
9演出コントローラ
10ズーム演出部
11パンニング演出部
12ティルト演出部
13演出決定テーブル
15演出情報記憶部
16画像読取部
17映像信号処理部
18フィルム駆動部
51再生スイッチ
52演出設定スイッチ
80磁気ヘッド
F現像済みフィルム
F0磁気記録部
KM フィルムのコマ

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