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技術 液体現像剤の濃度検出方法及び現像装置

出願人 三菱製紙株式会社
発明者 金田安生高上裕二
出願日 1993年2月22日 (26年11ヶ月経過) 出願番号 1993-031745
公開日 1994年9月2日 (25年5ヶ月経過) 公開番号 1994-241996
状態 拒絶査定
技術分野 光学的手段による材料の調査、分析 測光及び光パルスの特性測定 電子写真における湿式現像
主要キーワード 所期設定 余剰溶 DC増幅器 検出部表面 アルカリ剤濃度 パルス変調光 使用液体 強制混合
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (4)

目的

導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真平版印刷版帯電及び露光した後に液体現像剤により印刷版光導電層上の静電潜像可視トナー像に変換する現像装置に関し、液体現像剤の濃度が常に精度良く検出されて一定濃度域に保持され、長期間に亙る多数枚現像に於ても液交換することなしに高品位の現像を可能にする液体現像剤の濃度検出方法及び現像装置を提供する。

構成

液体現像剤中発光素子20aと受光素子20bを対向して配設する。発光素子20aは赤外LEDをパルス変調発光させ、液体現像剤中の透過光を受光素子20bで受光しその光電流出力を液体現像剤の固形分濃度に対応させて液体現像剤トナー濃度測定及び濃度制御を行なう。この方法により発光素子受光素子間ギャップを広げることができる。

概要

背景

導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真感光材料を一様帯電後に画像露光して形成した静電潜像現像する方法としては、大別して乾式と湿式とに分けられる。湿式現像方式には、電気泳動法チャージレス現像法、導電性インク現像法、選択的湿潤現像法、及びミスト現像法等があるが、最も一般に利用されているのは電気泳動法である。湿式現像液すなわち液体現像剤としては、絶縁性分散媒中に帯電させたトナー粒子を分散させたものが用いられる。一般に湿式現像方式で得られる現像は乾式に比して解像力が高く、階調再現性がよい。これは、トナー粒径が小さいこと、電荷量が大きいこと、及び液中導電性イオンエッジ効果を減少させているなどの性質と、対向電極乾式法より近接させることができるなどが要因として考えられている。

湿式現像(電気泳動法)では、帯電トナー粒子は被現像面の静電潜像と現像電極間に形成される電場により電気泳動し、静電潜像に付着し可視像化される。この様にして現像されて得られる可視像の画質、特に可視像の画像濃度は、現像を行なってゆくにつれ、液体現像剤中の実質的に現像に寄与するトナー粒子の濃度が減少するために低下する。そこで従来、画質を良好に保つために現像剤中のトナー粒子の濃度を光学的に検出し、トナー粒子の濃度が低下した場合には補充液を補充し、良好な現像画像が得られる濃度範囲(以下、適正濃度範囲という)に戻してやることが行なわれている。

その光学的トナー粒子濃度検知方法としては、液体現像剤中に発光素子受光素子とを対向して配設し、発光素子からの光を受光素子で受光して、その透過光量とトナー粒子濃度とを対応させることで液体現像剤中のトナー粒子濃度を検出する。その発光素子としては従来、タングステンランプ半導体レーザ、及びLED等が、受光素子としてはフォトダイオードフォトトランジスタCdS光導電セル、Siフォトセル等が知られている。そして、濃度検出に用いる光の波長は、液体現像剤の可視領域に於ける極大吸収波長からあまりはなれていない波長が用いられている。

ところが、前記の光学的濃度検出方法に於ては、長期間の使用により、もしくは液交換時に、発光素子受光素子間光路上の液体現像剤と接している表面(以下、検出部表面という)へのトナー粒子の固着による汚染が発生し、また発光素子受光素子間が狭いために液体現像剤中の異物が挟まったりすることがあった。その様なことが起こると、透過光量が変化してしまうため、透過光量から求めたトナー粒子濃度と実際のトナー粒子濃度とが異なってしまい、そのために適正な補充液補充がなされず、液体現像剤のトナー粒子濃度が適正濃度範囲から外れて良好な画像物が得られなくなるという問題があった。

検出部表面の汚染の影響は、発光素子受光素子間ギャップを広くして液体現像剤中の光路長を長くすることにより小さくすることができる。それは、光路長を長くすれば、異物の挟まる可能性は低下するし、液体現像剤による透過光の減衰量は大きくなるが、汚れによる減衰量は変わらないため、結局上記影響を小さくできる。ところが、一般に適正濃度範囲の液体現像剤は相当透過率が低いため、透過光量が大きく減衰する。そこで、液体現像剤中の光路長を長くするためには、発光素子の出力を大きくしなければならない。一方、発光素子の出力を大きくすると、発光素子が発する発光熱により発光素子の検出部表面にトナー粒子が一層固着し易くなって、実質的発光量が低下してしまう。

そこで、上記問題に対する対策として、以下の方法が提案されている。則ち、
(1)特開昭55−27350号公報等に開示の、表面エネルギーの低い物質を配合してなるプラスチック組成物成形体で検出部表面を形成することによってトナー固着を抑制する方法。(2)特開昭56−82437号公報等に開示の、液体現像剤を空気中に液層状に自由放流させ、その流液層の光線透過率静電容量を測定することにより、トナー濃度検出精度を向上させる方法。これによれば、検出部表面と液体現像剤は非接触に保持されるため、検出部表面は汚染されない。
(3)特開平3−83074号公報等に開示の、液体現像剤の分散媒として従来公知の石油脂肪族炭化水素に加え、低揮発性シリコーンオイルを混合し、液交換時に発光素子受光素子間のギャップ(約0.5mm〜1.0mm)への液体現像剤の固着を抑制する方法。また、(4)特開平4−293070号公報等に開示の、濃度非検出時に発光素子受光素子間のギャップを広げ、ほこりヘドロ状トナーを除去する方法等の提案がなされている。

しかしながら、(1)では現像液交換時や現像液中でのトナー粒子の固着は抑制できるが、例えば弗素樹脂等の様に極めて低表面エネルギーの物質は不透明ないし半透明であるから、プラスチック組成物の透明度が低いと、前述の様に検出感度を良好にするために現像液中の光路長を短くしなければならず、異物が挟まり易くなる。一方、プラスチック組成物の透明性を向上させるため、他の高透明性プラスチックに混合して用いると、それに付随して表面張力も上昇するため、汚染抑制効果限界があった。

また、(2)では静電容量測定は液層厚を算出し光線透過率に補正をかけるためのもので、光線透過率測定と静電容量測定は同部位でおこなう必要があるために装置が複雑になってしまう。更に、装置の振動等ばかりでなく現像剤の液性(粘度)や流量の変動によって計測部位の液層(膜厚)が容易に変動し、高精度な計測を実施することは相当困難であった。

(3)では液交換時のトナーの乾燥固化を抑制することはできるが、現像液中の異物が透過光路上のギャップに挟まるという問題は解決されない。更に、もし汚染が検出部表面に生じた場合、現像液中の光路長が短いために、現像液濃度に与える影響は大きなものとなってしまう。最後の(4)では、装置停止することによりギャップが広がりそこに挟まった異物等は除去されるが、現像中に於ける異物の挟まり及びそれによる誤動作の防止については未解決であった。

概要

導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真平版印刷版を帯電及び露光した後に液体現像剤により印刷版光導電層上の静電潜像を可視トナー像に変換する現像装置に関し、液体現像剤の濃度が常に精度良く検出されて一定濃度域に保持され、長期間に亙る多数枚現像に於ても液交換することなしに高品位の現像を可能にする液体現像剤の濃度検出方法及び現像装置を提供する。

液体現像剤中に発光素子20aと受光素子20bを対向して配設する。発光素子20aは赤外LEDをパルス変調発光させ、液体現像剤中の透過光を受光素子20bで受光しその光電流出力を液体現像剤の固形分濃度に対応させて液体現像剤トナー濃度測定及び濃度制御を行なう。この方法により発光素子受光素子間ギャップを広げることができる。

目的

そこで本発明の目的は、導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真平版印刷版を帯電及び露光した後に液体現像剤により印刷版光導電層上の静電潜像を可視トナー像に変換する液体現像剤に於ける濃度検出方法、及び液体現像剤の濃度測定手段を含む液体現像剤濃度制御手段を付帯する現像装置に関し、液体現像剤の濃度が常に精度良く検出されて一定濃度域に保持され、長期間に亙る多数枚現像に於ても液交換することなしに高品位の現像を可能にする液体現像剤の濃度検出方法及び現像装置を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真平版印刷版帯電及び露光した後に液体現像剤により印刷版光導電層上の静電潜像可視トナー像に変換する液体現像剤に於ける濃度検出方法であって、液体現像剤中に設置した発光素子受光素子間透過光強度現像剤固形分濃度に対応させる光学検知方式による液体現像剤の濃度検出方法に於て、該発光素子からの発光赤外LEDのパルス変調により行なうことを特徴とする液体現像剤の濃度検出方法。

請求項2

帯電及び露光して光導電層上に画像様の静電潜像を設けた電子写真平版印刷版を液体現像剤により現像する湿式電子写真方式現像装置であって、現像手段へ循環再使用する液体現像液を供給して現像する液体現像剤現像機構、赤外LEDのパルス変調発光による光学的液体現像剤濃度測定手段、及び測定された液体現像剤濃度を所期設定域と比較し、循環再使用液体現像剤中に液体現像剤補充液を補充して所期設定域に保持する液体現像剤濃度制御手段を有することを特徴とする現像装置。

技術分野

0001

本発明は、導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真平版印刷版帯電及び露光した後に液体現像剤により印刷版光導電層上の静電潜像可視トナー像に変換する液体現像剤に於ける濃度検出方法、及び液体現像剤の濃度測定手段を含む液体現像剤濃度制御手段を付帯する現像装置に関し、液体現像剤の濃度が常に精度良く検出されて一定濃度域に保持され、長期間に亙る多数枚現像に於ても液交換することなしに高品位の現像を可能にする液体現像剤の濃度検出方法及び現像装置に関する。

背景技術

0002

導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真感光材料を一様帯電後に画像露光して形成した静電潜像を現像する方法としては、大別して乾式と湿式とに分けられる。湿式現像方式には、電気泳動法チャージレス現像法、導電性インク現像法、選択的湿潤現像法、及びミスト現像法等があるが、最も一般に利用されているのは電気泳動法である。湿式現像液すなわち液体現像剤としては、絶縁性分散媒中に帯電させたトナー粒子を分散させたものが用いられる。一般に湿式現像方式で得られる現像は乾式に比して解像力が高く、階調再現性がよい。これは、トナー粒径が小さいこと、電荷量が大きいこと、及び液中導電性イオンエッジ効果を減少させているなどの性質と、対向電極乾式法より近接させることができるなどが要因として考えられている。

0003

湿式現像(電気泳動法)では、帯電トナー粒子は被現像面の静電潜像と現像電極間に形成される電場により電気泳動し、静電潜像に付着し可視像化される。この様にして現像されて得られる可視像の画質、特に可視像の画像濃度は、現像を行なってゆくにつれ、液体現像剤中の実質的に現像に寄与するトナー粒子の濃度が減少するために低下する。そこで従来、画質を良好に保つために現像剤中のトナー粒子の濃度を光学的に検出し、トナー粒子の濃度が低下した場合には補充液を補充し、良好な現像画像が得られる濃度範囲(以下、適正濃度範囲という)に戻してやることが行なわれている。

0004

その光学的トナー粒子濃度検知方法としては、液体現像剤中に発光素子受光素子とを対向して配設し、発光素子からの光を受光素子で受光して、その透過光量とトナー粒子濃度とを対応させることで液体現像剤中のトナー粒子濃度を検出する。その発光素子としては従来、タングステンランプ半導体レーザ、及びLED等が、受光素子としてはフォトダイオードフォトトランジスタCdS光導電セル、Siフォトセル等が知られている。そして、濃度検出に用いる光の波長は、液体現像剤の可視領域に於ける極大吸収波長からあまりはなれていない波長が用いられている。

0005

ところが、前記の光学的濃度検出方法に於ては、長期間の使用により、もしくは液交換時に、発光素子受光素子間光路上の液体現像剤と接している表面(以下、検出部表面という)へのトナー粒子の固着による汚染が発生し、また発光素子受光素子間が狭いために液体現像剤中の異物が挟まったりすることがあった。その様なことが起こると、透過光量が変化してしまうため、透過光量から求めたトナー粒子濃度と実際のトナー粒子濃度とが異なってしまい、そのために適正な補充液補充がなされず、液体現像剤のトナー粒子濃度が適正濃度範囲から外れて良好な画像物が得られなくなるという問題があった。

0006

検出部表面の汚染の影響は、発光素子受光素子間ギャップを広くして液体現像剤中の光路長を長くすることにより小さくすることができる。それは、光路長を長くすれば、異物の挟まる可能性は低下するし、液体現像剤による透過光の減衰量は大きくなるが、汚れによる減衰量は変わらないため、結局上記影響を小さくできる。ところが、一般に適正濃度範囲の液体現像剤は相当透過率が低いため、透過光量が大きく減衰する。そこで、液体現像剤中の光路長を長くするためには、発光素子の出力を大きくしなければならない。一方、発光素子の出力を大きくすると、発光素子が発する発光熱により発光素子の検出部表面にトナー粒子が一層固着し易くなって、実質的発光量が低下してしまう。

0007

そこで、上記問題に対する対策として、以下の方法が提案されている。則ち、
(1)特開昭55−27350号公報等に開示の、表面エネルギーの低い物質を配合してなるプラスチック組成物成形体で検出部表面を形成することによってトナー固着を抑制する方法。(2)特開昭56−82437号公報等に開示の、液体現像剤を空気中に液層状に自由放流させ、その流液層の光線透過率静電容量を測定することにより、トナー濃度検出精度を向上させる方法。これによれば、検出部表面と液体現像剤は非接触に保持されるため、検出部表面は汚染されない。
(3)特開平3−83074号公報等に開示の、液体現像剤の分散媒として従来公知の石油脂肪族炭化水素に加え、低揮発性シリコーンオイルを混合し、液交換時に発光素子受光素子間のギャップ(約0.5mm〜1.0mm)への液体現像剤の固着を抑制する方法。また、(4)特開平4−293070号公報等に開示の、濃度非検出時に発光素子受光素子間のギャップを広げ、ほこりヘドロ状トナーを除去する方法等の提案がなされている。

0008

しかしながら、(1)では現像液交換時や現像液中でのトナー粒子の固着は抑制できるが、例えば弗素樹脂等の様に極めて低表面エネルギーの物質は不透明ないし半透明であるから、プラスチック組成物の透明度が低いと、前述の様に検出感度を良好にするために現像液中の光路長を短くしなければならず、異物が挟まり易くなる。一方、プラスチック組成物の透明性を向上させるため、他の高透明性プラスチックに混合して用いると、それに付随して表面張力も上昇するため、汚染抑制効果限界があった。

0009

また、(2)では静電容量測定は液層厚を算出し光線透過率に補正をかけるためのもので、光線透過率測定と静電容量測定は同部位でおこなう必要があるために装置が複雑になってしまう。更に、装置の振動等ばかりでなく現像剤の液性(粘度)や流量の変動によって計測部位の液層(膜厚)が容易に変動し、高精度な計測を実施することは相当困難であった。

0010

(3)では液交換時のトナーの乾燥固化を抑制することはできるが、現像液中の異物が透過光路上のギャップに挟まるという問題は解決されない。更に、もし汚染が検出部表面に生じた場合、現像液中の光路長が短いために、現像液濃度に与える影響は大きなものとなってしまう。最後の(4)では、装置停止することによりギャップが広がりそこに挟まった異物等は除去されるが、現像中に於ける異物の挟まり及びそれによる誤動作の防止については未解決であった。

発明が解決しようとする課題

0011

そこで本発明の目的は、導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真平版印刷版を帯電及び露光した後に液体現像剤により印刷版光導電層上の静電潜像を可視トナー像に変換する液体現像剤に於ける濃度検出方法、及び液体現像剤の濃度測定手段を含む液体現像剤濃度制御手段を付帯する現像装置に関し、液体現像剤の濃度が常に精度良く検出されて一定濃度域に保持され、長期間に亙る多数枚現像に於ても液交換することなしに高品位の現像を可能にする液体現像剤の濃度検出方法及び現像装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0012

本発明は上記の目的を達成するため鋭意検討した結果、導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真平版印刷版を帯電及び露光した後に液体現像剤により印刷版光導電層上の静電潜像を可視トナー像に変換する液体現像剤に於ける濃度検出方法であって、液体現像剤中に設置した発光素子受光素子間の透過光強度現像剤固形分濃度に対応させる光学的検知方式による液体現像剤の濃度検出方法に於て、該発光素子からの発光を赤外LEDのパルス変調により行ない、受光素子により検知する液体現像剤の濃度検出方法によって達成された。

0013

更に、本方法を具現化する機構を付帯する現像装置であって、現像手段へ循環再使用する液体現像液を供給して現像する液体現像剤現像機構、赤外LEDのパルス変調発光による光学的液体現像剤濃度測定手段、及び測定された液体現像剤濃度を所期設定域と比較し、循環再使用液体現像剤中に液体現像剤補充液を補充して所期設定域に保持する液体現像剤濃度制御手段を有する現像装置を用いて現像することで、上記目的は達成された。

0014

最初に、本方法の液体現像剤の濃度検出方法に係わる赤外LEDのパルス変調発光による光学的液体現像剤濃度測定機構及びその濃度測定方法を詳細に説明する。本発明に係わる光学的液体現像剤濃度測定手段、及び測定された液体現像剤濃度を所期設定域と比較し、循環再使用液体現像剤中に補充液を補充して所期設定域に保持する液体現像剤濃度制御手段を具備した電子写真印刷製版機のトナー現像部の基本構成図1に示す。光学的液体現像剤濃度測定手段は、検出部20と計器部21よりなり、液体現像剤濃度制御手段は該測定手段に加え、コンパレータ30、ポンプ駆動回路31及び補充亦供給用ポンプ71よりなる。

0015

液体現像剤濃度測定手段を構成する検出部20は図2に示すように対向する一対の素子である発光素子20a及び受光素子20bよりなり、液体現像剤2中に設置されている。本発明に係わる発光には、赤外発光のLEDを用いる。計器部21は図3の様に発光素子をパルス駆動するためのパルス発振器22及び増幅器23、そして受光素子からの信号を光電流出力にするためのAC増幅器24、検波器25、DC増幅器26からなる。発光素子20aは、計器部21内にあるパルス発振器からの信号が増幅器を介して伝えられることでパルス変調されて発光される様になっている。

0016

本発明に係わる検出部に於ける受光は、パルス変調されて発光された光と同期させて行なうが、同期させないで受光する事もできる。一般にパルス変調発光は光強度を高めることができ、発光と関係のない外部からの入射光の影響を低下させ、S/N比の大幅な向上が図れる。従って、従来に比して検出部のギャップ(光路長)を充分に広くとることができ、液体現像剤中に異物が混在していたとしても検出精度の降落が著しく抑制される。

0017

発光波長赤外波長にすることにより、液体現像剤中に存在する現像に寄与しない染料成分の吸収(通常可視領域にある)の影響を受けない。染料が液体現像剤の分散媒に微可溶性の場合には、現像に寄与しない染料成分が現像を繰り返し行なうにつれて次第に蓄積し、染料吸収のある可視領域で発光、受光させる場合にはこの現像に寄与しない染料成分の影響を強く受けてしまう。赤外光を用いることで上記の問題は生じない。可視光を用いるよりも発光素子受光素子間を広げることができる効果もある。

0018

発光素子受光素子間のギャップは、液体現像剤の発光波長域に於ける染料光学濃度にもよるが、液体現像剤中に発生する可能性のある異物の大きさより充分大きく、更に素子間に液体現像剤が充分に流動して、液成分の均一化と発光に伴う素子の発熱に起因するトナー粒子の固着を抑制する冷却効果が充分に発現する距離であることが望ましい。本発明に係わる素子間のギャップは2mm以上が良く、より好ましくは5〜80mmが、更に好ましくは10〜50mmが良い。

0019

更に、発光素子及び受光素子はトナー粒子の固着を抑制するため、低表面エネルギー性物質被覆されていることが望ましい。前述の様に、低表面エネルギー性物質が不透明ないし半透明であるにせよ、本発明に係わる発光素子の光強度、透過光量が大きいために素子間のギャップを狭くせずに計測が可能になる。本発明に係わる検出部に用いられる発光素子受光素子を被覆するに適した物質としては、エステル樹脂シリコーン樹脂、弗素樹脂、ポリエチレン、及びポリプロピレン等で、これらの内特に好ましいものはシリコーン樹脂及び弗素樹脂である。被覆物質の透明性を確保するには、これらの物質に高透明性なれど低表面エネルギー性を有さない物質を混合するより被覆厚を薄くする方が好ましい。

0020

本発明に係わるパルス変調による発光受光に於ては、パルス幅パルス周期表現されるデューティ比が重要となる。則ち、デューティ比が大きくなることは点灯時間が長くなることであり、発光当たり光強度は一般的に低下するから、発光素子受光素子間ギャップを広げ、なおかつ計測精度を共に保持することが困難になる。一方、デューティ比が小さくなると応答性が悪化する。本発明に係わるパルス変調に於けるデューティ比は、1/2〜1/100が好ましく、更に1/5〜1/20の範囲が好適に用いられる。またパルス電流は、デューティ比にもよるが一般的に0.1mA〜100mAなる範囲で実施され、好適には0.5mA〜10mAが用いられる。

0021

次に、本発明に係わる濃度検出方法に於ける液体現像剤を説明する。本発明に係わる液体現像剤は、高絶縁性炭化水素媒体中に実質的に現像画像となり電荷を有するトナー粒子を分散させてなる。トナー粒子を分散させる高絶縁性炭化水素媒体は、低誘電率で高電気絶縁性有機溶媒であり、例えばn-パラフィン系炭化水素イソパラフィン系炭化水素、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素ハロゲン系脂肪族炭化水素及びシリコーンオイル類等が挙げられるが、イソパラフィン系炭化水素が好適に用いられる。イソパラフィン系炭化水素であっても留分等で特性が多少異なるが、例えばシェルゾル71(シェル石油製)、アイソパーG、アイソパーH、アイソパーK、及びアイソパーL(以上、エッソ石油製)、IPソルベント出光石油製)等が好適に使用される。

0022

本発明に係わる液体現像剤に於けるトナーは、少なくとも電子写真平版印刷版光導電層に対して熱及び/または光により良好な定着性を有し、更に非画像部の光導電層を除去する処理液(所謂溶出液)に対してレジスト性を有する樹脂成分で構成されているものである。樹脂成分としては、メタクリル酸アクリル酸、及びこれらのエステル等からなるアクリル樹脂酢酸ビニル樹脂酢酸ビニルエチレンまたは塩化ビニル等との共重合体塩化ビニリデン樹脂塩化ビニル樹脂ポリビニルブチラール等のビニルアセタール樹脂ポリスチレンスチレンブタジエン、スチレンとアクリル樹脂、メタクリル酸エステル等との共重合体、ポリエチレン、ポリプピレン及びその塩化物ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂ポリアミド樹脂フェノール樹脂キシレン樹脂アルキッド樹脂ビニル変性アルキッド樹脂、その他ワックス等が挙げられる。

0023

トナー粒子の製造方法としては、特開昭59−83174号、同59−177572号、同59−212850号、同59−212851号、同60−164757号、同60−179751号、同60−185962号、及び同60−185963号公報等に述べられている様に、所謂分散重合法によって上記高絶縁性媒体に可溶な重合体存在下で、該媒体に可溶であるが重合体を形成すると不溶となるモノマー重合したものが好適に用いられる。また、特開昭62−231266号、同62−231267号、同62−232660号、同63−178258号、及び同63−179368号公報等に記載された液体現像剤も好適に用いることができる。これらの液体現像剤は、工業的製造上の安定性及び分散安定性等に於て優れている。

0024

本発明に係わる液体現像剤中のトナー粒子は、粒子分散安定性や電荷の経時安定性を阻害しない範囲で着色剤を用いて着色することができる。着色剤は、一般に湿式現像剤用着色剤として知られているものが使用でき、例えばオイルブラックオイルレッド等の油溶性染料ビスマルクブラウンクリソイジン等の塩基性アゾ染料ウールブラックアミドブラックグリーンブルーブラックHF等の酸性アゾ染料、ダイレクトデーブラックE、コンゴーレッド等の直接染料、スーダンバレット、アッシドブルー等のアントラキノン系染料オーラミンマラカイトグリーンクリスタルバイオレットビクトリアブルー等のカルボニウム染料ローダンB等のローダミン染料サフラニンニグロシンメチレンブルー等のキノンイミン染料等の染料が挙げられる。

0025

分散樹脂粒子着色法としては、使用する着色剤を溶解する溶剤に予め溶解しておき、この着色剤溶液を分散樹脂粒子液に滴下攪拌する方法がある。特にオイル染料をトルエンキシレン等の芳香族溶媒に溶解して滴下攪拌を行なうことにより、好ましく着色できる。その際、着色剤を溶解する溶剤は、前記媒体として用いられる例えばイソパラフィン系炭化水素溶剤混和することが望ましい。更に染料を溶解する溶剤は、比較的絶縁性を有しかつ高沸点のものを用いることが望ましく、一例として油溶性染料を用いた場合、芳香族炭化水素であればキシレン等を少量用いると、溶剤を除かなくても電子写真用液体現像剤として充分使用に耐えるものが製造できる。従って、油溶性染料の様に比較的有機溶剤に対する溶解性の大きな染料を用いる場合には、染料を溶解する溶剤の量を少なくしておけば、分散樹脂粒子の着色後に上記溶剤を除去する必要はなくなる。

0026

本発明に係わる液体現像剤は、電荷制御剤及び染着する場合は染料等を選択すれば、正荷電性または負電荷性を有するトナーを製造することができる。本発明に係わる液体現像剤の電荷制御剤としては、例えばオクタン酸コバルトオレイン酸銅ステアリン酸アルミニウムナフテン酸亜鉛ナフテン酸コバルトナフテン酸マンガンレシチンジオクチルスルホこはく酸ナトリウム、ステベライトロジンアルミニウム塩等や、特公昭49−26594号、同49−26595号公報、また特開昭60−173558号、同60−175060号、同60−179750号、同60−182447号、同60−218662号、同61−278867号、同62−30260号、同62−34170号、及び同63−124056号公報等に挙げられた電荷制御剤を用いることができ、これらを用いて正電荷性を有するトナーを製造することができる。

0027

同様に、負電荷性を有するトナーを製造するには、該媒体に可溶で塩基を持つ単量体(例えばラウリルメタクリレートとN,N-ジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体)と、ピロメリット酸トリメリット酸トリメシン酸安息香酸等の該媒体に不溶な酸を組み合わせて用いることができるが、これらに限定されるものではない。何れにせよ、少なくとも本発明に係わるパルス変調光波長域に於て、製造された液体現像剤中のトナー粒子がトナー分散媒及びそれへの溶解物等トナー粒子以外の液体現像剤組成物よりも強い吸収を有すれば良い。

0028

以上に記載の様に、発光素子を赤外パルス変調して発光させることにより、検出部を構成する発光素子受光素子間のギャップを広く配置すること及び発光強度を向上させることができ、本発明の濃度検出方法によって液体現像剤の光学濃度を計測すれば、検出部に於て発光と関係のない外部からの入射光の影響を低下させ、S/N比の大幅な向上が図れる。更に、液体現像剤中に異物が混在していたとしても検出精度の降落が著しく抑制され、長期に亙って液体現像剤の濃度が常に精度良く検出される。

0029

上記液体現像剤の濃度検出方法を最も好適に活用できる、光学的液体現像剤濃度測定手段を有する電子写真平版印刷版を液体現像剤により現像する現像装置について詳細に説明する。本発明に係わる現像装置の概略図を図1に示す。本発明に係わる現像装置は、現像手段へ循環再使用する液体現像剤を供給して現像する液体現像剤現像機構、本発明の濃度検出方法に係わる赤外LEDのパルス変調発光による光学的液体現像剤濃度測定手段、及び測定された液体現像剤濃度を所期設定域と比較し、循環再使用液体現像剤中に液体現像剤補充液を補充して所期設定域に保持する液体現像剤濃度制御手段からなる。

0030

本発明に係わる現像装置に於ける液体現像剤現像機構は更に、電子写真平版印刷版1を搬送平面上下に対向して配置された現像電極部14、液体現像剤2を貯留する液体現像剤貯液槽12、貯液槽12中の液体現像剤2を現像電極部14に供給する液体現像剤供給用ポンプ72、及び現像後余剰溶剤を除去する液体現像剤絞り手段13からなる。図示しない帯電器及び露光装置によって帯電及び露光されて画像様の静電潜像が設けられた電子写真平版印刷版1は、図示しない搬送手段によって液体現像剤2で充満された現像電極間に搬入される様になっている。

0031

本発明に用いられる現像電極14は、電子写真平版印刷版1の搬送平面の上側に配置された上部現像電極14aと、搬送平面の下側に配置された下部現像ガイド板14bとで構成されている。少なくとも上部現像電極14aは、0〜300Vのバイアス電圧印加され得る導体で一部または全部が構成されており、上部現像電極14a−印刷版1間に充満した液体現像剤2中の帯電トナー粒子は、この現像電極のバイアス電位と版面上の静電潜像の表面電位とが形成する電界によって電気泳動し、版面上に画像様に付着する。上部現像電極14a及び下部ガイド板14bの配置は、上部現像電極−版面間の距離が一定に保持される様に設定されている。上部現像電極−版面間の距離は0.05〜10mmが良く、より好ましくは0.1〜2.5mmである。

0032

現像電極部14内に供給された液体現像剤2は、現像電極下で現像され、トナー粒子は消費される。一方、現像が完了し現像電極部14から搬出された印刷版1は、液体現像剤絞り手段13によって版上に残存する余剰の液体現像剤2を除去される。除去された液体現像剤2は、受け皿17に一旦回収された後に液体現像剤貯液槽12に戻る様になっており、循環して再使用に供される。

0033

液体現像剤貯液槽12内には、光学的液体現像剤濃度測定手段を構成する検出部20が配設されている。検出部受光素子20bで得られた光電流は、計器部21においてAC増幅検波、及びDC増幅により光電流出力が得られた後、コンパレータ30により予め定められた適正濃度範囲に対応する電圧しきい値と比較される様になっている。光学的液体現像剤濃度測定手段により得られた光電流出力は、濃度が薄くなるにつれ透過光量が増すため上昇する。今、本発明に係わる液体現像剤の初期投入液に於ける画像品位の、現像剤濃度の変動による降落の予め検定された限界域を現像剤の濃度に於けるしきい値と定義すると、適正濃度範囲の低濃度側のしきい値は光電流出力電圧値では上限値となる。

0034

コンパレータ30に於ては、測定された光電流出力電圧値が予め定めておいた適正濃度範囲しきい値に対応する電圧値の上限値及び下限値と比較される様になっている。そして、上限値よりも測定された光電流出力電圧値が高い(則ち低濃度)場合には、ポンプ駆動回路31を作動させ補充液供給用ポンプ71を稼動させて補充液3を液体現像剤貯液槽12に供給する様になっている。また、測定された光電流出力がコンパレータ30により比較され下限値を下回った時には、ポンプ駆動回路31の制御により補充液供給用ポンプ71が停止する様になっている。

0035

本発明に係わる補充液3は、未使用液体現像剤の固形分濃縮液が好適に用いられ、更に好適には固形分濃度で10〜20倍の濃縮液が用いられる。また、補充液に含まれる電荷制御剤量は固形分濃度と同じ濃縮率である必要はなく、固形分濃度の濃縮率に対して50%〜80%が更に好適に用いられる。液体現像剤貯液槽12内では補充液3が供給された際に、液体現像剤貯液槽12内の液体現像剤2と濃縮補充液3との混合拡散を促進するために、循環ポンプ及び攪拌羽根等の強制混合攪拌手段を設けることもできる。

0036

上記の様に構成した光学的液体現像剤濃度測定手段を付帯する現像装置を電子写真平版印刷版の現像に用いれば、赤外LEDのパルス変調で発光させるため発光部での発熱によるトナー固着なしに高出力が得られ、発光素子、受光素子間ギャップを広げることができ、異物が挟まることによる濃度検出異常を防止することができる。また万一汚れが検出部表面に付着した場合にも、液体現像剤中の透過光光路長が長いため汚れの影響は抑制され、長期に亙って多数枚現像を行なっても、安定に液体現像剤中のトナー濃度を検出することができる。また、液交換時に於ても検出部表面の清掃が容易になる。ギャップを広げることのできる効果及び検出部表面の発熱によるトナー固着防止の効果は、パルス変調発光させることにより可能となる。

0037

また、本発明は特にトナー現像後非画像部を溶出液により除去する溶出型の電子写真平版印刷版の現像に用いるのが最も好ましい。溶出型の電子写真平版印刷版では現像、定着後のトナー粒子は溶出液に対しレジストとして働くため、トナーの付着状態によりレジストとしての効果が微妙に異なり、結果として溶出後の印刷版の質に対して重要な影響を与える。トナー濃度が適正でない状態で電子写真平版印刷版を現像して得られた平版印刷版印刷を行なった場合には、線細りが生じたり、耐刷性の悪化や印刷汚れが生じてしまう。従って、溶出型の電子写真平版印刷版の現像に於てはトナー濃度管理が特に重要となり、本発明の現像装置を用いて現像を行なう事により、上記のようなトラブルの生じない平版印刷版を得ることができる。

0038

最後に、本発明に係わる電子写真平版印刷版及びその製造方法について説明する。本発明に係わる電子写真平版印刷版は、導電性支持体上に光導電層を設けてなり、通常の電子写真現像方式によりトナー画像を形成し得るものである。電子写真平版印刷版に用いられる導電性支持体としては、導電性表面を有するプラスチックシート、溶剤不透過性及び導電性を付与した紙、或はアルミニウム亜鉛、銅−アルミニウム、銅−ステンレスクロム−銅等のバイメタル、クロム−銅−アルミニウム、クロム−鉛−鉄、クロム−銅−ステンレス等のトライメタル等の金属板等を基体とし、少なくとも光導電層形成面が親水化処理された導電性支持体が挙げられる。これらの厚みは0.07〜2mm、より好ましくは0.1〜0.5mmが良い。これらの基体中でもアルミニウム板が好適に使用される。このアルミニウム板は、アルミニウムを主成分とし微量の異元素を含有しても良く、従来公知・公用素材を適宜使用することができる。

0039

所望の表面性を光導電層を設ける支持体面に形成させるため、公知の方法で砂目立て陽極酸化しても良い。砂目立て処理に先立って、所望により界面活性剤またはアルカリ水溶液による脱脂処理しても良い。砂目立て処理方法には、機械粗面化法電気化学的粗面化法化学的表面選択溶解法等がある。機械的粗面化法には、ボール研磨法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨法、バフ研磨法等の公知の方法を用いることができる。また電気化学的粗面化法には、塩酸或は硝酸電解液中で、交流直流により行なう方法がある。また、特開昭54−63902号公報に開示の如く、両者を組合わせた方法等も利用できる。この様に粗面化された基体は、必要に応じてアルカリエッチング処理及び中和処理して用いる。

0040

上記処理を施された基体は、その表面に酸化皮膜を形成させるため陽極酸化処理される。陽極酸化処理に用いられる電解質としては、硫酸リン酸しゅう酸等、或はそれらの混酸等が用いられ、その濃度は電解質の種類によって適宜決定される。陽極酸化処理条件は、用いる電解質により大幅に変化するため一概に特定し得ないが、陽極酸化皮膜量は0.10〜10g/m2が良く、更には1.0〜6.0g/m2の範囲が好適である。

0041

この様にして得られた導電性支持体上に所望の電子写真光導電層を設けて、電子写真平版印刷版が得られる。本発明に係わる電子写真平版印刷版の光導電層には、少なくとも光導電性化合物を含有し、以下に例示する公知の光導電性化合物を使用することができる。
a)米国特許第3,112,197号明細書等に記載のトリアゾール誘導体
b)米国特許第3,189,447号明細書等に記載のオキサジアゾール誘導体
c)特公昭37−16096号公報等に記載のイミダゾール誘導体
d)米国特許第3,542,544号、同3,615,402号、同3,820,989号明細書、特公昭45−555号、同51−10983号、特開昭51−93224号、同55−108667号、同55−156953号、同56−36656号公報等に記載のポリアリルアカン誘導体
e)米国特許第3,180,729号、同4,278,746号明細書、特開昭55−88064号、同55−88065号、同49−105537号、同55−51086号、同56−80051号、同56−88141号、同57−45545号公報等に記載のピラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導体
f)米国特許第3,615,404号明細書、特公昭46−3712号、同47−28336号、特開昭54−83435号、同54−110836号、同54−119925号公報等に記載のフェニレンジアミン誘導体
g)米国特許第3,567,450号、同3,180,703号、同3,240,597号、同3,658,520号、同4,232,103号、同4,175,961号、同4,012,376号明細書、西独国特許(DAS)1,110,518号、特公昭49−35702号、同39−27577号、特開昭55−144250号、同56−119132号、同56−22437号公報等に記載のアリールアミン誘導体
h)米国特許第3,526,501号明細書記載のアミノ置換カルコン誘導体
i)米国特許第3,542,546号明細書記載のN,N-ビカルバル誘導体
j)米国特許第3,257,203号明細書等に記載のオキサゾール誘導体
k)特開昭56−46234号公報記載のスチリルアントラセン誘導体
l)特開昭54−110837号公報等に記載のフルオレノン誘導体
m)米国特許第3,717,462号明細書、特開昭54−59143号(米国特許第4,150,987号明細書に対応)、同55−52063号、同55−52064号、同55−46760号、同55−85495号、同57−11350号、同57−104144号、同57−148749号公報等に記載のヒドラゾン誘導体
n)米国特許第4,047,948号、同4,047,949号、同4,265,990号、同4,273,846号、同4,299,897号、同4,306,008号明細書等に記載のベンジジン誘導体
o)特開昭58−190953号、同59−95540号、同59−97148号、同59−195658号、同62−36674号公報等に記載のスチルベン誘導体
p)特公昭34−10966号公報に記載のポリビニルカルバゾール及びその誘導体、
q)特公昭43−18674号、同43−19192号公報に記載のポリビニルレン、ポリビニルアントラセンポリ-2-ビニル-4-(4'-ジメチルアミノフェニル)-5-フェニルオキサゾール、ポリ-3-ビニル-N-エチルカルバゾール等のビニル重合体
r)特公昭43−19193号公報等に記載のポリアセナフチレンポリインデン、アセナフチレンスチレン共重合体等の重合体、
s)特公昭56−13940号公報等に記載のピレン/ホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール/ホルムアルデヒド樹脂等の縮合樹脂
t)特開昭56−90883号、同56−161550号公報等に記載の各種トリフェニルメタンポリマ
u)米国特許第3,397,086号、同4,666,802号、特公昭49−4338号、同49−17535号、特開昭64−2061号、同64−4389号、特開平1−144057号、同1−153757号、同1−217362号、同1−221459号、同1−252967号、同1−285952号、同1−312551号、同2−8256号、同2ー16570号公報等に記載の無金属或は金属フタロシアニン及びナフタロシアニン、及びその誘導体等がある。

0042

本発明に係わる電子写真平版印刷版に用いる光導電性化合物は、a)〜u)に挙げた化合物に限定されず、これまで公知の光導電性化合物を、また所望により2種類以上を混合して用いることができるが、本発明に用いる電子写真平版印刷版光導電層に於ては光導電性を有する無金属或は金属フタロシアニン系顔料が有利に用いられる。

0043

金属フタロシアニンとしては、フタロシアニン環中心金属リチウムベリリウムナトリウムマグネシウム、アルミニウム、カリウムカルシウムチタンバナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、モリブデンルテニウムロジウムパラジウム、銀、カドミウムインジウム、錫、アンチモンバリウムハフニウムオスミウム白金、水銀、及び鉛等、及びそれら金属に酸素或はハロゲンが軸配位した錯塩が知られており、無金属フタロシアニンはそれらの金属が水素に置換したものである。また、電子写真特性分散性の改善を目的として、フタロシアニン分子中のベンゼン環の水素がハロゲン、シアノ基ニトロ基カルボキシル基スルホン酸基アルコキシ基アルキルアミノ基アルキルアミド基、置換若しくは未置換の脂肪族或は芳香族基等で置換された誘導体も知られている。更にこれらのフタロシアニンX線結晶回折の測定により、種々の異なった結晶形の存在が知られている。

0044

本発明に用いる電子写真平版印刷版に於ける光導電層には、これらの内で特にα型、β型、γ型、π型、τ型、χ型、及びε型等の無金属フタロシアニン、α型、β型、γ型、ε型、及びη型等の銅フタロシアニン、α型、β型等のチタニルフタロシアニン、及びハロゲノアルミニウムフタロシアニン等の金属フタロシアニンが好ましく、He-Neレーザ、半導体レーザ等の光源に対応して長波長領域に於いても優れた光感度を有するχ型無金属フタロシアニン、及びチタニルフタロシアニンが更に好適である。

0045

本発明に用いる電子写真平版印刷版の光導電層には、結着樹脂を併用して皮膜性及び支持体との接着性の向上を図る。印刷版として用いる際は、最終的に画像部以外の光導電層を除去する必要があり、この工程は光導電層の溶出液に対する溶解性とトナーの溶出液に対するレジスト性との相対的関係によって決定されるため一概に表現できないが、結着樹脂としては、後述の溶出液に可溶或は分散可能な高分子化合物が好ましい。また、上記の電荷保持層に使用できる試剤は全て光導電層用結着樹脂として使用できる。電荷保持層と光導電層とを同一種の試剤で構成する場合であっても、分子量や酸価等を適宜変更して用いても良い。

0046

本発明に用いる電子写真平版印刷版の光導電層に於ける光導電性化合物と結着樹脂との混合比は、所望の電子写真特性及び製版特性等の諸特性を満足する様に決定すれば良いが、一般的に光導電性化合物の含有量が少ないと低感度となるため、結着樹脂100重量部に対してそれが5重量部以上、より好ましくは15重量部以上を混合して使用することが好適である。しかしながら、分散性、塗液安定性、塗布性等の液特性及びより一層の電子写真特性の向上を期待できないこと等から、通常40重量部以上の使用は望ましくない。光導電層膜厚は、薄いとトナー現像に必要な電荷が帯電できずにリークによる被りを誘発し、逆に厚いと溶出液の劣化を促進するばかりか溶出の際にサイドエッチ誘引して良好な画像再現性が得られないため、0.10〜30μmが、より好ましくは0.50〜10μmが、更に好ましくは1.5〜6.0μmが良い。

0047

本発明に係わる電子写真平版印刷版は、常法に従って光導電層を導電性支持体上に塗布して得られる。光導電層の作製に当たっては、光導電層を構成する成分を同一層中に含有させる方法、或は二層以上の層に分離して含有させる方法、例えば下層(支持体側)に易溶出性、強接着性の結着樹脂を配置し、上層に良帯電性、易インク受理性の樹脂を配置したり、或は光導電性化合物の含量を増加させる等、異なる層に分離して用いる方法等が知られており、何れの方法にても作製することができる。塗布液は、光導電層を構成する各成分を適当な溶媒溶解分散して作製するが、光導電性化合物がフタロシアニン等の様に溶媒に不溶な成分を用いる場合は、ボールミル、ダイノミル、アトライター、ペイントシェィカー等の分散機により平均粒径0.4μm以下、より好ましくは0.2μm以下に分散して用いる。また光導電層には、必要に応じ光導電性化合物及び結着樹脂の他に、光導電層の柔軟性、塗布表面状態等の膜物性を改良するため、可塑剤、界面活性剤、その他の添加物を添加できる。光導電層に使用する添加剤は、光導電性化合物の分散時或は分散後に添加することができる。

0048

この様にして作製した塗布液を回転塗布ブレード塗布、ナイフ塗布リバースロール塗布、ディップ塗布ロッドバー塗布、スプレー塗布エクストルージョン塗布等公知の方法で導電性支持体上に塗布乾燥して電子写真平版印刷版を得ることができる。塗布液用溶媒は、前記電荷保持層用の溶媒に示した各種の溶媒が使用できる。また、塗液濃度(或は粘度)及び溶媒の混合比は、塗布方式及び乾燥装置等から適宜選択される。光導電層形成用塗液の乾燥に於ては、特に初期乾燥ゾーン乾燥条件(温度及び風量)によって電子写真特性が悪化することがあるため、穏和な乾燥条件を設定することが好ましい。

0049

本発明に係わる電子写真平版印刷版は、公知の操作によってトナー画像を形成させることができる。則ち、暗所で実質的に一様に帯電させ、画像露光により静電潜像を形成させ、しかる後にトナー現像する。露光方法としては、キセノンランプ、タングステンランプ、蛍光灯等を光源とした反射画像露光、透明陽画フィルムを通した密着露光や、レーザ光発光ダイオード等による走査露光が挙げられる。走査露光に於ける光源は、He-Neレーザ、アルゴンイオンレーザクリプトンイオンレーザルビーレーザYAGレーザ窒素レーザ色素レーザエキサイマーレーザGaAs/GaAlAs、InGaAsPの様な半導体レーザ等のレーザ光源を利用でき、または発光ダイオード、液晶シャッタを利用した走査露光(発光ダイオードアレイ液晶シャッタアレイ等を用いたラインプリンタ型の光源も含む)を行なっても良い。

0050

トナー現像を完了した電子写真平版印刷版は、続いて溶出部に於てアルカリ性溶出液により少なくとも非画像部光導電層を溶出して除去する。本発明に係わる電子写真平版印刷版の溶出に用いる溶出液としては、アルカリ剤を含有し溶出液調製後の液pH付近緩衝能を有する水溶液が望ましい。含有させるアルカリ剤としては、一般式SiO2/M2O(Mはアルカリ金属原子を表わす)で表現される珪酸塩アルカリ金属水酸化物、リン酸や炭酸アルカリ金属及びアンモニウム塩等の無機アルカリ剤エタノールアミン類エチレンジアミンプロパンジアミン類、トリエチレンテトラミンモルホリン等の有機アルカリ剤、及びこれらの混合物を用いることができるが、特に上記珪酸塩は、適当なアルカリ強度と高pHで強い緩衝能とを示すため、有利に使用される。

0051

上記珪酸塩系溶出液では、更にアルカリ金属水酸化物を適量添加して所望のpH域に調整することが望ましい。溶出液中の珪酸(SiO2)に対するアルカリ金属酸化物(M2O)の総量の最終的なモル比は、SiO2/M2O=1〜2.6の範囲が良く、更には1.3〜2.2が好適である。また、溶出液中のアルカリ剤濃度溶出速度を決定する主要因の一つであり、その濃度は1〜10重量%の範囲が、より好ましくは2〜8重量%が、更に好ましくは3〜5重量%が良い。溶出液のpHは、12.0〜13.5、より好ましくは12.3〜13.0が良い。

0052

少なくとも非画像部光導電層が溶出除去された印刷版は、次に版面をリンスして版上に残存する可溶化光導電層成分を洗浄除去する。リンスに用いるリンス液は、本発明に係わる電子写真平版印刷原版に用いられている溶出液可溶性樹脂が再凝集しない様に調整されたものである。則ち、リンス液の初期pHが最低限その樹脂の不溶化を促進しなければ、溶出液と共に流入する樹脂は可溶化状態が保持され、従って樹脂の再不溶化によるトラブルを防止できる。しかしながら、逆にリンス液のpHが高いと溶出効果が発現してサイドエッチの悪化を招くばかりか、僅かながらでもこの後通常行なわれる版面保護処理用の保護ガム液に流入するため、保護ガム液のpHも必然的に早期に上昇して版面保護効果も減衰するため、リンス液のpHは10以下に保持することが望ましい。

0053

リンス処理により版面がリンスされた印刷版は、版面の耐傷強度の向上及び非画像部不感脂化等の目的で、保護ガム処理される。本発明に用いることのできる保護ガム液には、アラビアガム等の親水性高分子化合物の他、有機及び無機酸、酸性緩衝剤親油性物質、或は界面活性剤等を含み、これらの試剤は全て公知のものが利用できる。

0054

本発明を実施例を図面を参照して更に具体的に説明するが、本発明はその主旨を越えない限り、下記の実施例に限定されるものではない。

0055

図1は、この発明による液体現像剤のトナー濃度検出装置を備えた湿式現像方式の電子写真平版印刷版製版機に於けるトナー現像部の一例を示す概略図である。このトナー現像に用いる液体現像剤を以下の様に作製した。

0056

エマルションの合成)既知溶液重合法にてn-ヘキシルメタクリレート/メタクリル酸(単量体重量比95/5)を重合し、共重合体の40%キシレン溶液を得た。この溶液30gを1Lのヘキサン中に加え、共重合体の沈澱物スラリー状として得られた。n-ヘキサンで数回洗浄デカンテーションしたスラリーを、窒素ガス導入管温度計攪拌機冷却管を備えた1Lの4ッ口フラスコ中に加え、450gのIPソルベント(出光石油化学社製)を加えた。

0057

次に、130gの酢酸ビニル、30gのラウリルメタクリレートを加えてよく攪拌し、均一な透明溶液を得た。80℃で窒素ガス置換した後に、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルAIBN)を1gを加えて重合を開始させ、更に残存している酢酸ビニルモノマーを除去するために内部を減圧にして留去させた。得られた白色のエマルションには全く沈澱物はなく、またモノマー臭も殆ど感じられなかった。電子顕微鏡で粒径を測定したところ、0.20μmで粒径は極めて均一であった。

0058

正帯電性液体現像剤の製造)上記で得られた70gのエマルション中に、20gのキシレンに溶解した2gのオイルブラックHBB(オリエン化学社製)に超音波照射しつつ滴下し、エマルション粒子を着色した。次いで、電荷制御剤として1%のステベライトレジン塩のキシレン溶液0.6gを加え、コンク濃縮)トナーを得た。このコンクトナーをアイソパーGで総量10Lに希釈し、正電荷性の液体現像剤を得た。

0059

(電子写真平版印刷用原版の作製)JIS1050アルミニウム(0.3mm厚)を60℃、10%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、アルミニウム溶解量が6g/m2になる様にエッチングした。水洗後、30%硝酸水溶液に1分間浸漬して中和し、充分水洗した。次に、3%塩酸水溶液中で35A/dm2、50秒間電解粗面化を行ない、50℃、20%硫酸水溶液中に浸漬して表面を洗浄した後、水洗した。更に、20%硫酸水溶液中で陽極酸化処理を施して、表面に酸化皮膜を形成させ、水洗後乾燥することにより印刷版用支持体を作製した。この支持体表面処理面に、ペイントシェィカーにて1時間分散させた表1記載の光導電層形成用塗液を固形分塗布量4.2g/m2となる様塗布後、90℃で3分間乾燥して電子写真平版印刷版を得た。

0060

0061

得られた電子写真平版印刷版を398mm×560mmに裁断し、遮光して50℃で2時間加温後室温まで放冷した。これを、暗所にて表面電位が約+280Vになる様帯電させ、半導体レーザ(780nm)を用いて走査画像露光し、直ちに図1で示すトナー現像部で前述の様にして作製した液体現像剤を用いて反転現像を次のようにして行なった。

0062

静電潜像が形成された電子写真平版印刷1は、矢印の示す方向に一定速度で版を搬送する搬送装置(図示せず)により、現像電極部14内に搬送される。液体現像剤供給用ポンプ72により液体現像剤2が現像電極部14内に供給され、上部現像電極14aと現像電極部14内に搬送された印刷版1間に液体現像剤2が充満される。上部現像電極14aには180Vの電圧が印加され、上部現像電極14aと版面上の静電潜像とが形成する電界により、版面上の静電潜像の非帯電部位(すなわちレーザ露光部位)に液体現像剤2中の正帯電性トナーが付着する。このようにして反転現像された。

0063

現像電極部で現像された版1は、絞りロール13により版面上の余剰液が除去され、その後、冷風乾燥の後、定着部(図示せず)に於て赤外ランプにより熱定着され、溶出部(図示せず)に於て非画像部の光導電層がアルカリ溶出により除去された。その後ガム引きされて平版印刷版ができあがった。

0064

上記のようにして、1ヶ月に亙り2000版製版を行なった。その間、液体現像剤貯液槽12内の液体現像剤2は液体現像剤供給用ポンプ72により現像電極部14に供給され、現像に供された後、絞りロール13により版面上から除去され受け皿17で回収され再び液体現像剤貯液槽12に戻り、循環して再使用された。

0065

その間、液体現像剤濃度制御手段は常に作動し続けた。すなわち、検出部20の発光素子20aからは赤外LEDがデューティ比1/9のパルス発光をし続け、受光素子20bからの光電流をコンパレータ30によって常に適正濃度範囲のしきい値に対応する電圧値の上限値及び下限値と比較し続けた。現像を繰り返すに従い、液体現像剤2中のトナー濃度は薄くなり、受光素子20bに於ける光電流値が適正濃度範囲の低濃度側のしきい値に達すると、補充液供給用ポンプ駆動回路31により補充液供給用ポンプ71が稼動し、液体現像剤貯液槽12内に補充液3が供給された。補充液供給により受光素子からの光電流出力値は降下し適正濃度範囲の高濃度側のしきい値に達すると、コンパレータ30、ポンプ駆動回路31の制御により、補充液供給用ポンプ71は停止した。

0066

液体現像剤濃度測定手段の検出部の発光素子20a、受光素子20bは被覆材20cにより液体現像剤と隔離されている。被覆材20cはFEP樹脂(四フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共重合樹脂)でできており、検出部表面には2000版製版後も汚れの付着はみられなかった。また、発光素子20a、受光素子20bは3cmの間隔をもって配設されている。2000版に亙って、異物の挟まりによる誤動作等のトラブルは見られなかった。

0067

補充液としては、固形分濃度にして初期投入液体現像剤の10倍、電荷制御剤濃度にして初期投入液体現像剤の5.5倍の液が使用された。一版当りの補充液補充量としては、平均して5cc/版であった。製版数は、1日当りでは多いときで200版少ないときで0版であった。

0068

1ヶ月に亙り2000版製版を行なった結果、2000版に亙り画像濃度、網点および細線再現性ともに良好で鮮明な製版画像が得られた。

発明の効果

0069

以上の通り、発光素子をパルス変調して発光させることにより、検出部を構成する発光素子受光素子間のギャップを広く配置すること及び発光強度を向上させることができ、本発明の濃度検出方法によって液体現像剤の光学濃度を計測すれば、検出部に於て発光と関係のない外部からの入射光の影響を低下させ、S/N比の大幅な向上が図れる。更に、液体現像剤中に異物が混在していたとしても検出精度の降落が著しく抑制され、長期に亙って液体現像剤の濃度が常に精度良く検出される。

0070

また、本発明の濃度検出方法を具現化する濃度測定手段及び濃度制御手段を具備した現像装置により現像することにより、液交換無しに長期に亙る多数枚現像を行なっても常に良好な現像画像を維持することができる。

図面の簡単な説明

0071

図1本発明の実施例の電子写真平版印刷版製版機のトナー現像部の構成を示す概略図である。
図2本発明の実施例の液体現像剤濃度検出手段の検出部の構成を示す概略図である。
図3本発明の実施例の液体現像剤濃度検出手段の計器部内の機能ブロック図である。

--

0072

1電子写真平版印刷用原版
2液体現像剤
3補充液
13 液体現像剤絞り手段
14現像電極
20 液体現像剤濃度検出手段検出部
20a発光素子
20b受光素子
20c被覆材
21 液体現像剤濃度検出手段計器部
22パルス発振器
23増幅器
30コンパレータ
31ポンプ駆動回路
71 補充液供給用ポンプ
72 液体現像剤供給用ポンプ
73 液循環用ポンプ

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