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技術 チャンネル付き内視鏡カバー

出願人 オリンパス株式会社
発明者 矢部久雄伊藤秀雄田代芳夫飯田善洋鈴木明山崎稔瑞田修古川達也
出願日 1993年2月12日 (29年0ヶ月経過) 出願番号 1993-024548
公開日 1994年8月30日 (27年5ヶ月経過) 公開番号 1994-237882
状態 未査定
技術分野 内視鏡 内視鏡
主要キーワード 各装着部材 カバー保持部材 接続用口金 カバー先端 液密構造 余剰スペース 長手方向先端 カバー式
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年8月30日)のものです。
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図面 (19)

目的

チャンネル付き内視鏡カバー内視鏡自体の挿入部の被検体内への挿入性を損なうことがなく、良好な内視鏡操作性を得る。

構成

カバー用内視鏡2に対し、軟性部18及び湾曲部19を覆うカバー1の挿入部カバー外皮28が、全長に渡って同材質肉厚が均一であり、前記カバー用内視鏡2の軟性部18の可撓性を損なわない均一な可撓性を有しているため、体腔内への挿入性が損なわれることがない。また、前記カバー用内視鏡2と湾曲部の長さが異なるカバー用内視鏡にも前記カバー1を適用することができ、挿入性を損なうことがなく、良好な内視鏡操作性を得ることができる。

概要

背景

近年、内視鏡医療分野等において広く用いられるようになった。医療分野における内視鏡検査では、予め十分な洗浄消毒をした清潔な内視鏡を使用する必要があり、この内視鏡の洗浄・消毒に要する時間・費用が内視鏡の効率的な使用を妨げる要因の一つとなっている。

このため、最近では、内視鏡自体を内視鏡カバーで覆うことにより、使用後においても内視鏡自体は不潔にならないようにして洗浄とか滅菌処理を施こすことを必要としない内視鏡カバー方式による内視鏡技術が提案されており、この内視鏡カバー方式としては、例えば、特公平2−54734号公報、USP3,162,190号公報に記載されているものがある。

前記内視鏡カバー方式においては、予め滅菌処理された清潔な内視鏡カバーで内視鏡を覆い、検査終了後、内視鏡カバーを取り外して廃棄してしまうため、内視鏡カバーを患者ごとに使い捨てることになる。従って、非常に衛生的であり、内視鏡自体の洗浄・消毒の手間を省くことが可能となる。

概要

チャンネル付き内視鏡カバーが内視鏡自体の挿入部の被検体内への挿入性を損なうことがなく、良好な内視鏡操作性を得る。

カバー用内視鏡2に対し、軟性部18及び湾曲部19を覆うカバー1の挿入部カバー外皮28が、全長に渡って同材質肉厚が均一であり、前記カバー用内視鏡2の軟性部18の可撓性を損なわない均一な可撓性を有しているため、体腔内への挿入性が損なわれることがない。また、前記カバー用内視鏡2と湾曲部の長さが異なるカバー用内視鏡にも前記カバー1を適用することができ、挿入性を損なうことがなく、良好な内視鏡操作性を得ることができる。

目的

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、内視鏡自体の挿入部の被検体内への挿入性を損なうことなく、良好な内視鏡操作性を得ることのできるチャンネル付き内視鏡カバーを提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

内視鏡被覆するチャンネル付き内視鏡カバーであって、前記内視鏡の湾曲部及び軟性部に対応する部分が、前記軟性部の可撓性を損なうことのない均一な可撓性を有することを特徴とするチャンネル付き内視鏡カバー。

技術分野

0001

本発明は、内視鏡汚染を防止するためのチャンネル付き内視鏡カバーに関する。

背景技術

0002

近年、内視鏡は医療分野等において広く用いられるようになった。医療分野における内視鏡検査では、予め十分な洗浄消毒をした清潔な内視鏡を使用する必要があり、この内視鏡の洗浄・消毒に要する時間・費用が内視鏡の効率的な使用を妨げる要因の一つとなっている。

0003

このため、最近では、内視鏡自体を内視鏡カバーで覆うことにより、使用後においても内視鏡自体は不潔にならないようにして洗浄とか滅菌処理を施こすことを必要としない内視鏡カバー方式による内視鏡技術が提案されており、この内視鏡カバー方式としては、例えば、特公平2−54734号公報、USP3,162,190号公報に記載されているものがある。

0004

前記内視鏡カバー方式においては、予め滅菌処理された清潔な内視鏡カバーで内視鏡を覆い、検査終了後、内視鏡カバーを取り外して廃棄してしまうため、内視鏡カバーを患者ごとに使い捨てることになる。従って、非常に衛生的であり、内視鏡自体の洗浄・消毒の手間を省くことが可能となる。

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、前記内視鏡カバーに装着されるカバー用内視鏡は、カバー無しで用いられる従来の内視鏡と略同様の構造が採用され、また、カバー無しで用いられる従来の内視鏡を用いることも可能となっている。

0006

すなわち、カバー用内視鏡は、細長の挿入部と、この挿入部の後端連設された太径の操作部とを備え、前記挿入部は、硬性の先端部と、この先端部の後端に連設され、例えば上下・左右に湾曲可能な湾曲部と、この湾曲部と前記操作部との間に連設される細長の可撓管からなる軟性部とから構成されており、前記軟性部は、例えば手元側よりも先端側の方が可撓性が高くなるよう形成する等して内視鏡検査時における体腔内へ挿入性を高めるよう考慮されている。

0007

しかしながら、従来の内視鏡カバーでは、湾曲部の長さが異なる様々なカバー用内視鏡と組み合わせるため、カバー用内視鏡の挿入部を覆う部分の可撓性についてはあまり考慮されておらず、特に、洗浄・消毒のしにくさから処置具チャンネル及び送気・送水管等のチャンネルを備えたチャンネル付き内視鏡カバーでは、体腔内への挿入部分の可撓性が不均一となってしまう。

0008

このため、カバー用内視鏡をチャンネル付き内視鏡カバーによって被覆した状態では、予め考慮されたカバー用内視鏡の挿入部の体腔内への挿入性が損なわれ、内視鏡操作性が悪化するばかりでなく、挿入の際に患者に苦痛を与えるおそれがあった。

0009

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、内視鏡自体の挿入部の被検体内への挿入性を損なうことなく、良好な内視鏡操作性を得ることのできるチャンネル付き内視鏡カバーを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0010

本発明のチャンネル付き内視鏡カバーは、内視鏡を被覆するチャンネル付き内視鏡カバーであって、前記内視鏡の湾曲部及び軟性部に対応する部分が、前記軟性部の可撓性を損なうことのない均一な可撓性を有するものである。

0011

本発明のチャンネル付き内視鏡カバーでは、内視鏡の湾曲部及び軟性部に対応する部分が、軟性部の可撓性を損なうことのない均一な可撓性を有している。

0012

以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1図5は本発明の一実施例に係り図1はチャンネル付き内視鏡カバーの概略構成を示す断面図、図2はチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡装置の構成を示す全体図、図3は挿入部カバー部の断面図、図4カバー先端部の斜視図、図5はカバー先端部の正面図である。

0013

図2において、符号10は内視鏡装置であり、この内視鏡装置10においては、チャンネル付き内視鏡カバー(以下、カバーと略記する)1によりカバー用内視鏡2が覆われてチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡(以下、カバー式内視鏡と略記する)3として用いられ、検査後における内視鏡の洗浄・消毒を不要としている。

0014

前記カバー式内視鏡3には、例えば、光源装置4、ビデオプロセッサ5、流体制御装置6、チヤンネル付き内視鏡カバー拡張器(以下、拡張器と略す)7、モニタ8等の各種周辺機器が接続され、カート9の天板に前記モニタ8が載置され、他の周辺機器は前記カート9に収納されている。

0015

前記光源装置4は、前記カバー用内視鏡2に照明光を供給するものであり、前記ビデオプロセッサ5は、電子内視鏡である前記カバー用内視鏡2からの電気信号標準的な映像信号に変換し、前記モニタ8に出力するものである。そして、前記モニタ8は、前記映像信号を受けて、内視鏡画像を表示するものである。

0016

前記流体制御装置6は、前記カバー1内に設けられた後述する管路を介して、送気・送水等を行うものであり、このため、前記流体制御装置6には、送水源11、及び図示しない送気源等が設けられている。前記送水源11、及び図示しない送気源に接続された管路は、電磁弁により開閉制御されるようになっている。また、前記拡張器7は、前記カバー1に空気を送り込み、前記カバー1を拡張させて、前記カバー用内視鏡2の前記カバー1への装着あるいは抜去を容易とするものである。

0017

前記カバー用内視鏡2は、カバー無しで用いられる従来の内視鏡と略同様の構造であり、送気・送水スイッチ、吸引スイッチ等が設けられた太径の操作部12と、この操作部12の側部から延出されたユニバーサルコード13と、前記操作部12の基端側から延出された細長の挿入部14(図1参照)とから構成され、前記ユニバーサルコード13の末端に設けられたコネクタ15を介して前記光源装置4に着脱自在に接続される。さらに、前記コネクタ15は、このコネクタ15の側部から延出されたケーブル16末端の信号コネクタ17を介して、前記ビデオプロセッサ5に着脱自在に接続されている。

0018

図1に示すように、前記カバー用内視鏡2の挿入部14は、前記操作部12の基端側から先端側に向かって、順に、可撓管からなる軟性部18と、湾曲可能な湾曲部19と、半円形の断面形状を有し、前記カバー1の後述するカバー先端部29に装着される硬性の先端部20とから構成されており、前記軟性部18は、例えば手元側よりも先端側の方が可撓性が高くなるよう形成される等して、従来のカバー無し内視鏡と同様、内視鏡検査時における体腔内へ挿入性を高めるよう考慮されている。

0019

また、前記操作部12には湾曲操作ノブ21が設けられ、この湾曲操作ノブ21を操作することにより、図3に示す前記湾曲部19の湾曲駒19aが駆動され、前記湾曲部19が、例えば上下左右に湾曲されるようになっている。さらに、前記操作部12には送気・送水スイッチ、吸引スイッチ、画像切換スイッチ等が設けてあり、それぞれのスイッチを操作することにより、送気・送水、吸引、画像のフリーズ等を行うことができるようになっている。

0020

さらに、図3に示すように、前記挿入部14の先端部20には対物光学系22、照明光学系37(図4参照)が配置され、前記対物光学系22の後端に、入射した光学像を電気信号に変換する電荷結合素子等の固体撮像素子、及び他の周辺回路素子実装した撮像部23が設けられている。前記固体撮像素子から出力された電気信号は、前記ユニバーサルコード13末端のコネクタ15側部から延出する前記ケーブル16を介して、前記ビデオプロセッサ5に入力されるようになっている。

0021

一方、前記カバー1は、図1に示すように、前記カバー用内視鏡2の操作部12、ユニバーサルコード13、挿入部14をそれぞれ被覆する操作部カバー部24、ユニバーサルコードカバー部25、挿入部カバー部26から構成されており、さらに、前記挿入部カバー部26は、前記カバー用内視鏡2の操作部12を固定する操作部固定用口体部(以下、口体部と略す)27、カバー先端部29、前記口体部27と前記カバー先端部29との間に気密的に結合され、前記カバー用内視鏡2の挿入部14を外部環境から隔離する軟性の挿入部カバー外皮28から構成されている。そして、前記操作部カバー部24、前記ユニバーサルコードカバー部25、前記挿入部カバー部26がバンド部材30により結束されるとともに余剰スペースがまとめられ、前記カバー用内視鏡2が液密に覆われた状態となっている。

0022

前記操作部カバー部24、前記ユニバーサルコードカバー部25は、例えばポリウレタンポリエステルシリコン等の合成樹脂で形成され、前記挿入部カバー部26は、前記口体部27及び前記カバー先端部29が例えば硬質の合成樹脂等の材料で形成されている。

0023

また、前記挿入部カバー外皮28は、例えば合成樹脂等から形成され、全長に渡って同材質肉厚が均一となっており、前記カバー用内視鏡2の軟性部18の可撓性を損なわないよう考慮されている。

0024

また、前記挿入部カバー部26内には、送気チューブ31、送水チューブ32、及び、吸引チューブ33の3本の軟性のチューブが配設されており、前記送気チューブ31と前記送水チューブ32の先端が前記カバー先端部29に設けられた送気・送水ノズル34に連通され、前記吸引チューブ33の先端が、吸引口を兼ねる鉗子出口35に連通している。

0025

前記送気・送水ノズル34の先端開口は、観察窓としての透明な半円形状のカバーガラス36の外表面に対向しており、図4及び図5に示すように、このカバーガラス36は、前記カバー用内視鏡2の先端部20に配設された照明光学系37、対物光学系22に相当する位置に設けられた係止部38にはめ込まれ、周辺を液密に接着されて固定されている。

0026

この場合、図16に示すように、前記カバー1と同様な構成で前記係止部38のないチャンネル付き内視鏡カバー130では、カバー先端部131の送気・送水ノズル132の先端開口に対向する外表面上に、観察窓としてのカバーガラス133を接着することになり、カバー用内視鏡140の先端部141に対する位置決めを要するばかりでなく、接着面134の大きさも不十分なものとなってしまう。このため、液密構造に対する確実性が不十分なばかりでなく、ガバーガラス133の突出部分で内視鏡検査時に体腔内を傷つけないよう、細心の注意が必要となる。

0027

これに対し、本実施例のチャンネル付き内視鏡カバー1では、カバー先端部29に係止部38を設け、この係止部38に観察窓としてのカバーガラス36をはめ込むようにしているため、このカバー1に装着されるカバー用内視鏡2の先端部20に対する位置決めを簡略化するとともに、ガバーガラス36の接着を強固なものとして確実な液密構造とすることができ、また、カバーガラス36の突出部分がないため、安全な内視鏡検査を実現することができるのである。

0028

また、前記送気チューブ31、前記送水チューブ32、前記吸引チューブ33の基端側は、前記口体部27から延出され、前記カバー用内視鏡2のユニバーサルコード13と共に前記ユニバーサルコードカバー部25で覆われた状態で前記流体制御装置6側に延出されて、その基端が前記流体制御装置6に接続される。従って、前記送気チューブ31及び送水チューブ32を介して送気・送水することにより、前記カバーガラス36に付着した体液等を除去することができる。

0029

また、前記口体部27の側面に、鉗子を挿入できる鉗子挿入口39と、前記拡張器7に設けられた拡張チューブ40を接続する拡張チューブ口体41とが設けられている。前記鉗子挿入口39は、前記吸引チューブ33と連通しており、前記拡張チューブ口体41は、前記鉗子挿入口39に対して径方向で90゜以上離れた位置に設けられ、一方が使用される場合、他方が邪魔にならないように離して設けてある。

0030

また、図3に示すように、前記口体部27の手元側には、前記カバー用内視鏡2の挿入部14を挿脱(着脱)するための内視鏡挿入チャンネル42が開口され、前記拡張チューブ口体41と連通している。尚、内視鏡挿入チャンネル42とは、前記カバー先端部29と前記挿入部カバー外皮28と前記口体部27とで囲まれた内部空間から前記送気チューブ31、前記送水チューブ32、前記吸引チューブ33を除いたものであり、前記カバー用内視鏡2が挿入される部分のことである。

0031

このような構成のカバー1は全て梱包状態滅菌されており、清潔なカバー1によって清潔なカバー用内視鏡2が覆われ、検査終了後、前記カバー1は廃棄される。一方、前記カバー用内視鏡2は、新しい清潔なカバー1によって覆われ、繰り返し使用される。

0032

カバー式内視鏡3を用いた内視鏡検査に際しては、カバー用内視鏡2に対し、軟性部18及び湾曲部19を覆うカバー1の挿入部カバー外皮28が、全長に渡って同材質で肉厚が均一であり、前記カバー用内視鏡2の軟性部18の可撓性を損なわない均一な可撓性を有しているため、体腔内への挿入性が損なわれることがない。また、前記カバー用内視鏡2に代えて、湾曲部の長さが異なるカバー用内視鏡にも前記カバー1を適用することができ、同様に、体腔内への挿入性を損なうことがない。

0033

すなわち、従来のカバーは、湾曲部の長さが異なる様々なカバー用内視鏡と組み合わせるため、カバー用内視鏡の挿入部を覆う部分の可撓性についてはあまり考慮されておらず、特に、洗浄・消毒のしにくさから処置具チャンネル及び送気・送水管等のチャンネルを備えたチャンネル付き内視鏡カバーでは、体腔内への挿入部分の可撓性が不均一となって内視鏡検査時の体腔内への挿入性が悪化するおそれがあったが、本発明のカバー1を用いることにより、体腔内への挿入性を悪化させることなく良好な内視鏡操作性を得ることができるのである。

0034

また、前記カバー1内に配設された送気チューブ31、送水チューブ32、吸引チューブ33に対し、1本ないし3本全部を全長に渡って同材質で肉厚が均一として可撓性を均一なものとすることにより、カバー1の装着時にカバー用内視鏡2の軟性部18の可撓性をより生かすことができ、さらに良好な内視鏡操作性を得ることができる。

0035

さらに、カバー1においては、カバー用内視鏡2の軟性部18及び湾曲部19を覆う部分の可撓性が均一であるため、湾曲部の長さが異なるカバー用内視鏡二適用して湾曲操作を行なう場合においても、カバー用内視鏡本来の湾曲性能を損なうことがない。

0036

ところで、カバー用内視鏡においては、湾曲部を4方向に湾曲可能なカバー用内視鏡(以下、4方向スコープと略記する)と、湾曲部を2方向に湾曲可能なカバー用内視鏡(以下、2方向スコープと略記する)とがあり、4方向スコープは2方向スコープより挿入部の径が太くなっている。

0037

従って、従来、同一形式のカバーを2方向スコープと4方向スコープに適用しようとすると、カバーの口体部に形成する内視鏡挿入チャンネルを大きくしなければならず、2方向スコープを装着する場合、かなり大きな内径の内視鏡挿入チャンネルを有する口体部に固定することになる。このため、カバー用内視鏡へのカバーの装着作業が困難なものとなり、無理な作業でカバーにピンホール等を生じるおそれがある。

0038

これに対処するに、2方向スコープ用のカバーと4方向スコープ用のカバーとを別に設け、それぞれ、各スコープの操作部を固定するに適した内視鏡挿入チャンネルとすることにより、上記の問題を解決することができる。

0039

すなわち、図6に要部を示す2方向スコープ用のカバー50は、口体部51の内視鏡挿入チャンネル52が2方向スコープの操作部を固定するに適した内径となっており、挿入部カバー外皮53、鉗子挿入口54、拡張チューブ口体55、吸引チューブ56、送気チューブ57、送水チューブ58等の他の構成は、前述のカバー1と略同様の構成となっている。

0040

また、図7に要部を示す4方向スコープ用のカバー60では、口体部61の内視鏡挿入チャンネル62が4方向スコープの操作部を固定するに適した内径で、前記内視鏡挿入チャンネル52の内径より大きなものとなっており、挿入部カバー外皮63、鉗子挿入口64、拡張チューブ口体65、吸引チューブ66、送気チューブ67、送水チューブ68等の他の構成も、前述のカバー1と略同様の構成となっている。

0041

これにより、2方向スコープ、4方向スコープの各々のスコープの装着作業を簡略化できるとともに、各内視鏡挿入チャンネル52,62の内径に対応して各口体部51,61の外径も異なることになり、各スコープの誤装着を防止できるようにになる。

0042

さらに、前記2方向スコープのカバー50と前記4方向スコープ用のカバー60とで、各口体部51,61の外装の色を、例えば、ピンク、青とそれぞれ色わけすることにより、より確実に各スコープの誤装着を防止することができる。

0043

また、カバー用内視鏡にカバーを装着する際には、カバーを手で触ることなく衛生的に保持するため、カバー保持具によってカバーの口体部を保持するようになっており、図17に示すように、従来、カバー保持具150は、スタンド151に支持部材152が垂直に立設され、カバー160の口体部161を保持する保持部材154を取り付けた円筒状の摺動部材153が前記支持部材152上を上下に移動するような構成となっている。

0044

前記保持部材154は、逆Cの字状に形成された装着部材155と、この装着部材155の開口端反対側の端部に一端が固設され、他端が前記摺動部材153に固設された支持棒156とからなり、前記口体部161外径の段差部に装着されて保持するようになっている。また、前記摺動部材153には径方向に貫通する雌ねじが設けられるとともに、この雌ねじに固定ねじ157が取り付けられており、この固定ねじ157をゆるめて前記摺動部材153を動かした後、前記固定ねじ157を締めることにより、前記摺動部材153を前記支持部材152上の任意の位置に固定することができるようになっている。

0045

しかしながら、従来のカバー保持具150では、保持部材154は前記口体部161と同じ保持径の口体部しか保持することができず、図18に示すように、前記口体部161と保持径の異なる別の口体部162,163は保持できないといったように、様々な大きさの口体部に対応することができない。

0046

このため、図8に示すカバー保持具70では、従来のカバー保持具150の保持部材154を改善し、様々な大きさの口体部に対応することができるようになっており、前述した従来のカバー保持具150に対し、保持部材154に代えて保持径を調整可能な保持部材71を備えている。

0047

前記保持部材71は、1組のブロック72,73と、この各ブロック72,73の長手方向先端端面に固設された装着部材74,75と、一端が一方のブロック73の長手方向後端面に固設されるとともに他端が摺動部材153に固設される支持棒76と、両ブロック72,73を結合するとともに両ブロック72,73の相対位置を調整する調整ねじ77とからなり、各装着部材74,75によって前述の装着部材155と略同様な形状が形成されるようになっている。

0048

すなわち、前記調整ねじ77によって両ブロック72,73の相対位置を調整することにより口体部を保持するための保持径を変えることができるようになっており、保持径の異なる様々な口体部に対応することができるのである。

0049

また、前記保持部材71に代えて、図9に示す保持部材81としても良く、この保持部材81の装着部材82は、根元側から先端側に向かって径が大きくなる複数の円を重ね、先端側を開口した形状となっており、根元側に前記摺動部材153に固設される支持棒83が固設されている。

0050

前記保持部材81を有するカバー保持具80では、図10及び図11に示すように、保持位置を変えることにより大きさの異なる口体部90、91を保持することができ、一つのカバー保持具で口体部の大きさが異なる複数のカバーに対応することができるのである。

0051

また、従来、カバー用内視鏡においては、カバー無しの内視鏡と同様、光源装置からの照明光を同行するための光学繊維束からなるライトガイドを内蔵しており、このライトガイドを内部に挿通したユニバーサルコードが操作部から延出している。このため、カバー用内視鏡は、挿入部、操作部のみならず、前記ユニバーサルコードも被覆する必要があり、カバーの装着作業を繁雑なものとする要因の一つとなっていた。

0052

図12に示すカバー100では、カバー用内視鏡、特に接眼部を有する光学式内視鏡であるカバー用内視鏡に対し、ユニバーサルコードを不要としており、カバー用内視鏡の挿入部を被覆する挿入部カバー部101と、カバー用内視鏡の操作部を被覆する図示しない操作部カバー部とから構成され、ユニバーサルコードを被覆するユニバーサルコードカバー部をなくしたものとなっている。

0053

前記挿入部カバー部101は、カバー用内視鏡の操作部を固定する口体部102、カバー先端部103、このカバー先端部103を気密的に覆うとともに前記口体部102に気密的に結合され、カバー用内視鏡の挿入部を外部環境から隔離する挿入部カバー外皮104から構成されている。

0054

前記挿入部カバー部101には、送気チューブ105、送水チューブ106、吸引チューブ107が挿通され(図13参照)、前記送気チューブ105及び前記送水チューブ106の先端が前記カバー先端部103の観察窓108に対向する送気・送水ノズル109に連通されるとともに、前記吸引チューブ107の先端が前記カバー先端部103の吸引口を兼ねる鉗子出口110に連通しており、各チューブ105,106,107が束ねられて前記挿入部カバー部101後端側から延出されている。

0055

また、前記口体部102の側面には、前記吸引チューブ107に連通し、鉗子を挿入できる鉗子挿入口111と、カバー用内視鏡のカバー100への装着あるいは抜去の際にカバー拡張用空気を送り込むための図示しない拡張チューブ口体とが設けられている。

0056

また、図13に示すように、前記挿入部カバー外皮104は3層構造となっており、外側から順に、軟質ビニール系チューブ112からなる第1層、光学繊維束113が充填された第2層、前記第1層と同じく軟質のビニール系チューブ114からなる第3層となっている。

0057

前記第2層の光学繊維束113は、図12に示すように、前記先端部103で外部に露呈され、また、図14に示すように前記口体部102の外管102aと内管102bとの間で1カ所に束ねられ、前記口体部102後端より軟質のビニール系チューブで覆われて延出されている。

0058

前記口体部102後端より延出された光学繊維束113の端部は光源接続用口金115に接続され、光源から入射された光を導光して前記カバー先端部103から外部に照明光として出射することにより、カバー100に装着されたカバー用内視鏡による観察窓108からの観察を助ける。

0059

すなわち、カバー100にライトガイドを内蔵したため、このカバー100に装着されるカバー用内視鏡にはライトガイドが必要なくなり、従って、このライトガイドを挿通するためのユニバーサルコードも必要なくなる。このため、ユニバーサルコードを覆うユニバーサルコードカバー部が不要となり、カバー用内視鏡へのカバーの装着作業が簡略化され、カバー装着時間を短縮することができるのである。

0060

ここで、操作部後端に接眼部を有する光学式内視鏡では、内視鏡検査の際に前記接眼部の視度調整機構を操作して観察を行なうようになっており、カバー用内視鏡においても同様の構造が採用されている。しかしながら、カバー用内視鏡は、操作部も含めて全体がカバーで覆われるため、従来、カバーを装着した状態では、カバー用内視鏡の接眼部の視度調整は容易でなかった。

0061

図15に示すカバー120は、光学式内視鏡であるカバー用内視鏡の操作部170を覆う操作部カバー部121に、前記操作部170後端の接眼部171を覆う接眼部カバー部122が設けられている。この接眼部カバー部122は、前記接眼部171に対して大きさに余裕のある袋状に形成されており、それぞれ視度の異なる内視鏡接眼用視度レンズを有する複数の接眼キャップ122a,122b,122cが固着あるいは一体に形成され、各接眼キャップ122a,122b,122cを、選択的に前記接眼部171に装着することができるようになっている。

0062

従って、カバー120の接眼キャップ122a,122b,122cを適宜選択し、選択した接眼キャップを、大きさに余裕のある前記接眼部カバー部122をずらしてカバー用内視鏡170の接眼部171に付け替えることにより、内視鏡術中であっても容易に視度の調整を行なうことができるのである。

発明の効果

0063

以上説明したように本発明によれば、内視鏡の湾曲部及び軟性部に対応する部分が軟性部の可撓性を損なうことのない均一な可撓性を有しているため、内視鏡自体の挿入部の被検体内への挿入性を損なうことなく、良好な内視鏡操作性を得ることができる等優れた効果が得られる。

図面の簡単な説明

0064

図1本発明の一実施例に係り、チャンネル付き内視鏡カバーの概略構成を示す断面図
図2同上、チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡装置の構成を示す全体図
図3同上、挿入部カバー部の断面図
図4同上、カバー先端部の斜視図
図5同上、カバー先端部の正面図
図62方向スコープ用カバーの操作部固定用口体部を示す断面図
図74方向スコープ用カバーの操作部固定用口体部を示す断面図
図8カバー保持具の保持部材を示す斜視図
図9保持部材を示す説明図
図10保持部材で操作部固定用口体部を保持した状態を示す説明図
図11保持部材で操作部固定用口体部を保持した状態を示す説明図
図12チャンネル付き内視鏡カバーの外観図
図13挿入部カバー部の径方向断面図
図14操作部固定用口体部の径方向断面図
図15操作部カバー部の後端側を示す説明図
図16カバー先端部の断面図
図17従来のカバー保持具を示す説明図
図18従来のカバー保持部材と操作部固定用口体部との関係を示す説明図

--

0065

1チャンネル付き内視鏡カバー
2カバー用内視鏡
18 軟性部
19湾曲部
28 挿入部カバー外皮

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