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技術 ファインダ装置

出願人 オリンパス株式会社
発明者 白鳥和利
出願日 1993年2月10日 (27年10ヶ月経過) 出願番号 1993-022992
公開日 1994年8月23日 (26年4ヶ月経過) 公開番号 1994-235955
状態 特許登録済
技術分野 ファインダー カメラの細部(フィルム等の取扱い機構) カメラの表示・駒の計数
主要キーワード 各作動状態 対応状態 横方向移動量 切換方式 巻上機構 制御駆動回路 切り換え情報 切り換え板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年8月23日)のものです。
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図面 (11)

目的

撮影画面サイズ切り換え可能なカメラファインダ装置において、ファインダ画面サイズの切り換えとパララックス補正をも行うことの可能とするファインダ装置を提供すること。

構成

撮影画面サイズ切り換えツマミ14cの切り換え操作連動して、ファインダ視野枠5,6を通常画面サイズと、そのサイズと異なる画面サイズ、例えば、パノラマサイズ位置に移動させ、同時に、被写体距離情報に基づいたファインダパララックス補正量に対応じた位置に上記ファインダ視野枠5,6を移動して、パララックス補正を行う。

概要

背景

従来、パララックス補正可能な距離計連動ファインダ装置に関する技術としては、ピント調整動作に連動させてファインダパララックス補正を行うものであって、ピント調整の際の画角の変化分も上記パララックス補正と同時に補正するファインダ装置があった。

一方、トリミングによる画面サイズの切り換えに合わせて、ファインダの視野範囲も切り換えるファインダ装置であって、例えば、通常画面サイズと異なるパノラマサイズへ切り換え可能なカメラでの該画面サイズ切り換えに連動するファインダ装置も提案されていた。

概要

撮影画面サイズ切り換え可能なカメラのファインダ装置において、ファインダ画面サイズの切り換えとパララックスの補正をも行うことの可能とするファインダ装置を提供すること。

撮影画面サイズ切り換えツマミ14cの切り換え操作に連動して、ファインダ視野枠5,6を通常画面サイズと、そのサイズと異なる画面サイズ、例えば、パノラマサイズ位置に移動させ、同時に、被写体距離情報に基づいたファインダパララックス補正量に対応じた位置に上記ファインダ視野枠5,6を移動して、パララックス補正を行う。

目的

本発明は、上述の不具合を解決するためになされたものであり、撮影画面サイズ切り換え手段の切り換え操作に応じて、ファインダ画面サイズを切り換える画面サイズ切り換えカメラのファインダ装置において、ファインダ画面サイズの切り換えとパララックスの補正も行うことの可能なファインダ装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

撮影画面サイズ切り換え手段の切り換え操作に応じて、ファインダ画面サイズを切り換える画面サイズ切り換えカメラファインダ装置において、上記撮影画面サイズ切り換え手段の切り換え操作に連動して、通常画面サイズ位置と、この通常画面サイズ位置とは異なる画面サイズ位置に移動するファインダ視野枠移動手段と、被写体距離情報に基づくファインダパララックス補正時に、上記補正量に応じて上記ファインダ視野枠移動手段を所定の位置に移動してパララックスを補正するパララックス補正手段と、を具備したことを特徴とするファインダ装置。

技術分野

0001

本発明は、ファインダ装置、詳しくは、画面サイズ切り換え可能なカメラにおけるファインダ装置に関する。

背景技術

0002

従来、パララックス補正可能な距離計連動式ファインダ装置に関する技術としては、ピント調整動作に連動させてファインダパララックス補正を行うものであって、ピント調整の際の画角の変化分も上記パララックス補正と同時に補正するファインダ装置があった。

0003

一方、トリミングによる画面サイズの切り換えに合わせて、ファインダの視野範囲も切り換えるファインダ装置であって、例えば、通常画面サイズと異なるパノラマサイズへ切り換え可能なカメラでの該画面サイズ切り換えに連動するファインダ装置も提案されていた。

発明が解決しようとする課題

0004

ところが、前記従来のパララックス補正可能な距離計連動式ファインダ装置においては、撮影範囲の切り換え、即ち、画面サイズの切り換えに対応したものではない。従って、撮影画面の通常サイズとパノラマサイズの切り換え可能なカメラに適用することができないものであった。

0005

また、前記画面サイズ切り換えに連動するファインダ装置においては、パララックスの補正を同時に行うことはできないため、特に近距離撮影時での視野範囲の指定に不具合が生じていた。しかし、ファインダ装置にサイズ切り換えとパララックス補正との双方の機能を持たせるようとしても、画面サイズの視野枠切り換え機構とパララックスの補正機構とを単純に組み合わせるだけでは実現できなかった。

0006

本発明は、上述の不具合を解決するためになされたものであり、撮影画面サイズ切り換え手段の切り換え操作に応じて、ファインダ画面サイズを切り換える画面サイズ切り換えカメラのファインダ装置において、ファインダ画面サイズの切り換えとパララックスの補正も行うことの可能なファインダ装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明のファインダ装置は、撮影画面サイズ切り換え手段の切り換え操作に応じて、ファインダ画面サイズを切り換える画面サイズ切り換えカメラのファインダ装置において、上記撮影画面サイズ切り換え手段の切り換え操作に連動して、通常画面サイズ位置とこの通常画面サイズとは異なる画面サイズ位置に移動するファインダ視野枠移動手段と、被写体距離情報に基づくファインダパララックス補正時に、上記補正量に応じて上記ファインダ視野枠移動手段を所定の位置に移動してパララックスを補正するパララックス補正手段とを具備したことを特徴とする。

0008

撮影画面サイズ切り換え手段の切り換え操作に連動して、ファインダ視野枠を通常画面サイズと、そのサイズと異なる画面サイズ位置に移動させ、同時に、被写体距離情報に基づいたファインダパララックス補正量に対応じた位置に上記ファインダ視野枠移動手段を移動して、パララックス補正を行う。

0009

以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施例を示すファインダ装置のファインダ光路断面図を示す。本実施例のファインダ装置において、被写体像は、ファインダ対物レンズ1,2により、後述する視野枠部駆動機構により駆動される視野枠5,6の近傍に倒立空中像を結ぶ。ポロプリズム3により、この空中像は正立像に戻され、接眼レンズ4を通して、撮影者に観察される。

0010

ファインダの視野範囲は、後述する視野枠5,6により規定され、図2の(A)〜(D)の視野枠画面の図に示すように、周囲が暗黒の枠として示される。上記図2(A),(B)は、通常撮影画面サイズ(以下、ノーマルサイズと記載する)撮影状態において、被写体距離無限遠(以下、∞と記載する)時と最至近時でのファインダ視野範囲を示す。そして、図2(B)では、上記視野枠部駆動機構を駆動することによって、近距離のためパララックス補正がなされた状態が示されている。なお、図2(B)の上,左方の枠線30は前記図2(A)の被写体距離∞時でのファインダ視野範囲を示す。

0011

また、図2(C),(D)は、ノーマルサイズに対して縦方向フィルム画面寸法を狭くしたパノラマサイズの撮影状態において、上記視野枠部駆動機構を駆動することによって、該パノラマサイズに対応したファインダ視野枠に切り換えられたファインダ視野枠であって、被写体距離が無限遠時と最至近時でのファインダ視野範囲を示す。そして、図2(D)では、被写体距離が近距離であって、パララックス補正がなされた状態が示されている。なお、上,左方の枠線32は前記図2(C)の被写体距離∞時でのファインダ視野範囲を示す。

0012

図3〜6は、本実施例のファインダ装置を構成する上記視野枠部駆動機構のカメラ背面側、即ち、接眼レンズ側から見た各作動状態における配置図である。なお、図3,4は、カメラが撮影画面サイズがノーマルサイズに設定されている状態であって、被写体距離∞のときと、至近距離のときの上記移動機構作動状態を示している。また、図5,6は、カメラが撮影画面サイズがパノラマサイズに設定されている状態であって、被写体距離∞のときと、至近距離のときの上記移動機構の作動状態を示している。

0013

上記視野枠部駆動機構の構成は、主に、画面サイズ切り換え手段と、ファインダ視野枠を該切り換え手段に連動して画面サイズに対応した位置に移動するファインダ視野枠移動手段と、被写体距離情報に基づいて上記視野枠移動手段を所定の位置に移動させるパララックス補正手段とで構成される。

0014

そして、上記図3〜6に示すように、上記画面サイズ切り換え手段は、カメラ本体に固着されるガイドピン25,26に案内されて摺動自在に保持される切り換え板14で構成される。また、上記ファインダ視野枠移動手段は、主に、ファインダの視野を与えるファインダ視野枠5,6と、該ファインダ視野枠6を摺動自在に保持する移動板7とで構成される。

0015

更に、パララックス補正手段は、被写体距離情報に基づいて駆動されるステッピングモータ13と、ピニオン12を介して上記モータ13により駆動される一体構成ギヤー11a、11bよりなるフォーカスギヤー11と、上記ギヤー11aに駆動されるギヤー10bとピニオン10aからなる2段ギヤー10と、上記ピニオン10aに噛合するラック9cを有するスライダ9と、スライダ9により駆動され、前記ファインダ視野枠6を駆動するレバー8により構成されている。

0016

なお、該切り換え板14は、カメラ外装体15の開口部から外部に突出したサイズ切り換えツマミ14cを有している。そして、図示せぬ撮影画面枠換機構と連結している。図3、4の位置では、撮影画面枠寸法はノーマルサイズに設定されている。そして、切り換え板14を右方向に移動させ、図5,6の状態にすると、撮影画面枠がパノラマサイズの画面切換状態切り換わるようになっている。

0017

また、上記ファインダ視野枠5と移動板7は、各々に配設された長穴5a,7dが上記共にカメラ本体上、切り換え板14の移動方向に対して直交する位置に固定されたピン21,22に摺動自在に嵌入し、図3の上下方向のみ移動可能に保持されている。また、上記ファインダ視野枠5と移動板7には、切り換え板14の移動方向に対してそれぞれ異なる方向に斜設された長穴であって、上記切り換え板14に固着された駆動ピン14aが嵌入する長穴5b,7eが配設されている。

0018

更に、移動板7には駆動ピン7a,7bが上記長穴7dと交差する方向に固着されており、この駆動ピン7a,7bには上記視野枠6の長穴6aが摺動可能に嵌入している。また、移動板7に配設された軸7cには後述するレバー8が回動可能に支持されている。

0019

上記スライダ9は、その長穴9bがカメラ本体に固着されるガイドピン23,24に移動可能に嵌入しており、該長穴9bと直交する方向の長穴9aも有している。そして、上記レバー8は、前述のように移動板7に回動自在に支持されているが、該レバー8の一方のピン8bは、上記スライダ9の長穴9aに嵌入している。なお、該レバー8のもう一方のピン8aはファインダ視野枠6の長穴6bに嵌入している。また、上記2段ギヤー10,フォーカスギヤー11、および、モータ13等は、カメラ本体に支持されている。そして、フォーカスギヤ11は、一方では図示せぬフォーカスレンズ駆動機構に連結され、その回転量に対応した量だけフォーカスレンズが∞位置から繰り出されるようになっている。

0020

以上のように構成された視野枠部駆動機構を内蔵する本実施例のファインダ装置の切り換え動作について、まず、ノーマルサイズでの撮影時の動作から説明する。この場合、切り換えツマミ14は図3に示すように左端に位置している。

0021

まず、カメラのレリーズタンが第1段位置まで押されると、測距装置(図示せず)が動作し、被写体距離が測られる。もし、被写体距離∞の時は、ステップモータ13は駆動されず、従って、フォーカスレンズは繰り出されず、距離∞対応位置に留まる。そして、視野枠部駆動機構も図3の状態のままでファインダ視野枠6、5は移動しない。

0022

一方、被写体距離が近距離の時は、被写体距離に応じた量だけ撮影レンズを繰り出すように、駆動回路(図示せず)を介してステップモータ13がステップ駆動される。ピニオン12は時計方向に回転することになる。そして、図7に示す状態まで視野枠部駆動機構が動作し、視野枠6が移動して、パララックス補正が行なわれる。

0023

即ち、モータ13がステップ駆動されると、ピニオン12は時計方向に回転するが、この回転によりフォーカスギヤ11は反時計方向に回転し、図示しないフォーカスレンズは距離∞位置側から至近位置側へ繰り出される。また、2段ギヤ10は、時計方向に回され、スライダ9は、図3の右方向へ移動する。この移動によりレバー8は反時計方向に回転し、視野枠6は長穴6aに沿った左上方の方向に移動する。その移動状態図4に示される。なお、上記図4において、下,右方の枠線30は前記図3の被写体距離∞時のファインダ視野枠6の視野範囲を示す。また、この図4は、本図に対応する前記図2(B)のポロプリズムで反転された前記ファインダ視野とは反転している。

0024

更に、レリーズボタンが第2段位置まで押されると、シャッタ機構(図示せず)が作動して露光動作が行なわれ、巻上機構(図示せず)によりフィルムが1コマ巻上げられる。レリーズボタンが第1段位置よりも戻されると、ステップモータ13は、駆動回路(図示せず)により、露光前駆動されたのと同じ量だけ反時計方向にステップ駆動され、フォーカスレンズは距離∞対応位置に戻され、更に、スライダ9、視野枠6も図3に示す位置に戻される。

0025

次に、本ファインダ装置の視野枠部駆動機構の画面サイズ切り換え時の動作について図5,6により説明する。撮影者がツマミ部14cを操作して切り換え板14を右方向に移動させ、図3に示す位置から図5に示す位置に移動すると、図示しない画面枠切換機構によりフィルムに写る画面範囲を制限している画面枠は、その画面範囲がノーマル時より上下が狭いパノラマサイズ画面枠に変化する。なお、このパノラマサイズで撮影されたネガは、パノラマプリント方式ではラボ処理時にパノラマプリントに仕上げられるものとする。

0026

さて、上記のように切換板14が図5の位置に移動することで、ピン14aは長穴5b,7eを押して、視野枠5、移動枠7はそれぞれ下方と上方に移動する。視野枠6も移動枠7と一体的に上方に移動する。そして、ノーマル時の距離∞対応の視野範囲31,30より狭い視野範囲を形成する。この視野範囲は、パノラマサイズの撮影画面枠の画面切り換え状態の画面枠寸法に対応した視野になっている。

0027

なお、図5の状態は、前述したように被写体距離∞のときの視野枠部駆動機構の動作状態である。ここで、レバー8のピン8aは、スライダ9の長穴9aに沿って移動するが、回転はせず、従って、移動板7と視野枠6の相対位置は変化していない。

0028

上記の状態に切り換え板14を移動させた状態で、レリーズボタンが押されると、ノーマルサイズ撮影時と同様に、被写体距離が測定される。被写体距離∞であった時は、ステップモータ13は駆動されず、従って、フォーカスレンズは繰り出されず、距離∞対応位置に留まる。そして、視野枠部駆動機構も前記図5の状態のファインダ視野枠6、5に位置を保持する。

0029

一方、被写体距離が近距離であった時は、被写体距離に応じた量だけ撮影レンズを繰り出すように、駆動回路(図示せず)を介してステップモータ13がステップ駆動され、ピニオン12は時計方向に回転することになる。そして、視野枠6は、図6に示すように被写体距離に応じた視野のパララックス補正位置まで移動する。スライダ9の移動方向と長穴9aの長手方向は、直交しているため、図3,4に示したノーマルサイズ撮影時と同じ関係が、スライダ9の横方向移動量と、視野枠6の移動量、即ち、パララックス補正量との間に成り立つ。なお、図6で枠線32は、視野枠6によるパノラマサイズ画面切り換え時の図5の距離∞対応状態の視野範囲を示す。また、枠線30,31は、ノーマルサイズ撮影時の距離∞対応の視野範囲を示している。この図6は、本図に対応する前記図2(D)のポロプリズムで反転された前記ファインダ視野とは反転している。

0030

なお、本実施例の装置が適用されるカメラは、画面切換方式が直接画面を覆って撮影範囲を制限するための画面枠を移動させる方式のものであるが、磁気記録部を有するフィルムを使用するカメラなどで、トリミング情報が記録できるような方式に適用した場合は、切り換え板14の位置による画面サイズ情報を、撮影後にフィルム上にトリミング情報として書き込むようにすればよい。なお、この場合は、ラボ処理時において、プリンタがネガの上記トリミング情報を読み取り、そのトリミング指示範囲をプリントすることになる。

0031

次に、本発明の第2実施例のファインダ装置について図7〜10を用いて説明する。本実施例のファインダ装置は、第1実施例と同様の前記図1のようなファインダ光路中に配設される視野枠部駆動機構の異なるものを適用する実施例である。即ち、前記第1実施例のものでは、撮影画面サイズの切り換え用として専用の切り換え板14とその操作用のツマミ14cを適用したが、本実施例のものでは、その切り換え板を用いず、撮影サイズ切り換え指示スイッチを設け、そのスイッチを操作することによって撮影画面サイズを切り換えるように構成されたカメラに適用されるファインダ装置である。

0032

本実施例を示すファインダ装置のファインダ光路は前記図1に示す第1実施例のものと同様であるが、後述する視野枠部駆動機構により駆動される視野枠として図7等に示す視野枠45,46を適用する。図7〜10は、本実施例のファインダ装置を構成する上記視野枠部駆動機構のカメラ背面側、即ち、接眼レンズ側から見た各作動状態における配置図である。そして、上記図7,8は、撮影画面サイズがノーマルサイズであって、被写体距離∞のときと、至近距離のときの上記移動機構の作動状態を示している。また、図9,10は、撮影画面サイズがパノラマサイズであって、被写体距離∞のときと、至近距離のときの上記移動機構の作動状態を示している。但し、図8〜10には、駆動制御回路、および、画面サイズ切り換えスイッチを省略している。

0033

本実施例のファインダ装置の視野枠部駆動機構の構成は、前記第1実施例のものと同様に、画面サイズ切り換え手段と、ファインダ視野枠移動手段と、パララックス補正手段とで構成される。そして、図7〜10に示すように、上記画面サイズ切り換え手段は、主に撮影者によって操作され画面サイズ切り換えスイッチ72により構成される。

0034

また、上記ファインダ視野枠移動手段は、ファインダの視野を与えるファインダ視野枠45,46と、該ファインダ視野枠46を摺動自在に保持する移動板47と、後述するカム板51により駆動される部材であって、該移動板47を駆動する切り換え板50、および、後述するパララックス補正手段を兼ねるステッピングモータ54,2段ギヤー52,カム板51で構成される。

0035

また、パララックス補正手段は、主に被写体距離情報および前記画面サイズ切り換えスイッチ72により与えられる画面サイズ切り換え情報に基づいて制御駆動回路71を介して駆動される上記ステッピングモータ54と、上記モータ54の出力軸に固着されたピニオン53により駆動される一体構成のギヤー52b、ピニオン52aよりなる2段ギヤー52と、上記ピニオン52aに噛合するラック51dおよび第1,2カム溝51a,51bを有するカム板51、および、レバー48を駆動するスライダ49と、上記レバー48により構成されている。

0036

そして、上記視野枠45、移動板47は、カメラ本体の2つのピン61,62に各々長穴45a,47aに嵌入し、図7のY方向に摺動可能に支持されている。移動板47に固着されるピン47b,47cには、視野枠46の長穴46aが嵌入し、軸47dにはレバー48が回転可能に嵌合している。なお、上記視野枠45、移動板47には図7のX方向に対して斜設される長穴45b,47eがそれぞれ設けられている。上記レバー48の一方のピン48aは上記視野枠46の長穴46bに嵌入し、もう一方のピン48bは、スライダ49の長穴49aに嵌入している。

0037

上記スライダ49は、上記記長穴49aの他に長穴49bとピン49cを有しており、その長穴49bがカメラ本体の2つのピン63,64に嵌入し、X方向に摺動自在に支持される。また、上記ピン49cは、カム板51の第2カム溝51bに嵌入している。上記切り換え板50は、カメラ本体の2つのピン65,66に長穴50bが嵌入し、X方向に摺動可能に支持される。また、切り換え板50の一方先端部にはピン50aが配設され、他方先端部にはピン50cが配設されている。上記ピン50aは、前記視野枠45の長穴45b、および、移動板47の長穴47eに嵌入し、上記ピン50cは、カム板51の第1カム溝51aに嵌入している。

0038

カム板51は、その長穴51cがカメラ本体の2つのピン67,68に嵌入し、図7のY方向に摺動自在に支持されている。また、上述のように端面のラック51dは、2段ギヤ52のピニオン52aに噛合している。そして、カム板51に配設される第1,2カム溝51a,51bにはそれぞれノーマルサイズ撮影作動域P1 〜P2 ,P1 ′〜P2 ′、および、パノラマサイズ撮影作動域P3 〜P4 ,P3 ′〜P4 ′があって、各サイズ切り換え時の対応する作動域のカム溝により視野枠等が駆動される。

0039

以上のように構成された視野枠部駆動機構を内蔵する本実施例のファインダ装置の切り換え動作について、まず、画面切り換えしないノーマルサイズでの撮影時の動作から説明する。この場合、上記画面サイズ切り換えスイッチ72は操作されない状態にあり、また、レリーズ操作される前は、図7の状態にある。

0040

レリーズボタンが第1段位置まで押されると、図示せぬ測距装置が作動し、被写体距離を測定する。そこで、被写体距離が距離∞であった場合、ステップモータ54は駆動されず、従って、視野枠45,46は上記図7の状態を保つ。

0041

しかし、測距結果が被写体距離∞でなかった場合、測距情報に基づいて、駆動制御回路71は、ステップモータ54を時計方向にステップ回転させ、カム板51は、+Y方向に移動する。カム板51の第1カム溝51a、第2カム溝51bに各々嵌入している切り換え板50のピン50cと、スライダ49のピン49cは、各々、カム溝51a上の位置P1 からP2 、また、カム溝51b上の位置P1 ′からP2 ′へに向って相対移動する。

0042

この場合、切り換え板50は移動せず、スライダ49は+X方向に移動する。レバー48と、視野枠46は、第1実施例と同様に、スライダ49の動きに応じて被写体距離に対応したところまで動き、視野のパララックス補正がなされる。もし、被写体距離が最至近距離であった場合、図8に示す状態まで移動する。なお、図8の枠線80で示される範囲は、ノーマルサイズの撮像時、図7の距離∞のときの視野範囲を示している。

0043

更に、レリーズボタンが第2段位置まで押されると、図示せぬフォーカスレンズ繰り出し機構によりフォーカスレンズが繰り出され、続いて、シャッタ機構により露光が行なわれ、露光終了後フィルムが1コマ分巻上げられる。レリーズボタンが第1段位置よりも戻されると、駆動制御回路71は、ステップモータ54を、露光前に駆動されたのと同じ量だけ反時計方向にステップ回転させ、図7の状態に戻される。

0044

次に撮影画面サイズ切り換え時の動作を図7,9,10により説明する。まず、画面サイズ切り換えスイッチ72が、撮影者によってサイズ切り換え側に操作されると、駆動制御回路71は、ステップモータ54を時計方向に回転し、カム板51が図7の位置から図9の位置になるまでステップ回転させて停止する。ここで、第1カム溝51a、第2カム溝51bと各々嵌入しているピン50c,49cは、カム溝上の位置P1 からP3 ,位置P1 ′からP3 ′までそれぞれ相対移動する。この移動により、切り換え板50は、+X方向へ移動し、視野枠45、移動板47は各々−Y方向、+Y方向に移動して視野範囲が図9のように変更される。なお、図9の枠線80,81は、ノーマルサイズ撮影時、図7の被写体距離∞時の視野範囲を示している。

0045

ここで、レリーズボタンが押されると、ノーマルサイズ撮影時と同様に、測距が行なわれる。被写体距離が距離∞であった場合、ステップモータ54は駆動されず、従って、視野枠45,46は上記図9の状態を保つ。

0046

しかし、測距結果が被写体距離∞でなかった場合、測距情報に基づいて、駆動制御回路71は、ステップモータ54を時計方向にステップ回転させ、カム板51は、+Y方向に移動する。カム板51の第1カム溝51a、第2カム溝51bに各々嵌入している切り換え板50のピン50cと、スライダ49のピン49cは、各々、カム溝51a上の位置P3 からP4 、また、カム溝51b上の位置P3 ′からP4 ′へに向って相対移動する。

0047

この場合、切り換え板50は移動せず、スライダ49は+X方向に移動する。レバー48,視野枠46が駆動され、図9の距離∞状態の視野範囲に対して、パララックス補正された視野枠を形成する。もし、被写体距離が最至近であった場合、図10に示す位置まで視野枠45、46が移動する。そして、画面サイズ切り換え時の被写体距離∞の状態での枠線62の範囲に対してパララックス補正された視野枠を形成する。枠線82で示される画面サイズ切り換え時の図9の距離∞状態の視野範囲に対して、露光終了後も、ノーマルサイズ撮影時と同様、距離∞対応状態を示す図12の状態に戻る。なお、図10の枠線60,61で示される範囲は、ノーマルサイズの撮像時、被写体距離∞の場合の視野範囲を示している。なお、図示しないが、第1実施例の説明と同様に、画面切り換え操作に連動し、撮影画面範囲は、画面切り換え状態に画面枠が変化して切り換えられるものとする。

0048

この第2実施例にものでは、レンズの繰り出しと、視野枠部駆動機構は、機械的連結がないため、シーケンス上、ファインダのパララックス補正とレンズ繰り出しの手順に自由度があり、かつ、機構配置上も自由度が大きい。また、画面サイズ切り換え設定手段とファインダ切り換え手段も、機械的連結がないため、配置上の自由度が大きい。特に、磁気記録付フィルムを用いて、トリミング情報を書き込むことで画面切り換えする方式に適用する場合、画面切り換えの設定は電気的手段のみで行なえ、機構が簡略化され、自由度が大きい。

0049

前記第1,第2実施例とも、図1のような実像式ファインダに用いた例を示したが、本発明のファインダ装置の視野枠部駆動機構は、採光式ファインダなどの虚像式ファインダにも適用できる。その場合、視野を変更する視野枠は、マーク表示透過パターンをもつマスクや、アルバダ式の光枠となる反射パターンを設けた透過部材などに置きかえればよく、その他の構成は、前記第1,第2実施例と同様な機構で実現できる。

0050

また、画面サイズ切り換え位置も、実施例のように、1つでなく、複数の画面サイズ範囲の異なる切り換え位置を設けることも可能である。例えば、第1実施例では、切り換え板14を、ノーマルサイズ位置、サイズ切り換え位置(右端)の中間に停止させられるようにすればよい。第2実施例では、カム板51の第1カム溝51a,第2カム溝51bのそれぞれの中間部位中間サイズ切り換え位置対応部分を追加すればよい。

発明の効果

0051

以上説明したように本発明のファインダ装置は、撮影画面サイズ切り換え可能なカメラにおいて、通常サイズ撮影時もサイズ切り換え撮影時も被写体距離に応じたパララックス補正を行なうことが可能となり、また、その機構は、ファインダ視野範囲表示のための視野枠は、1組のみで構成することができ、画面切り換え用とパララックス補正用との別の視野枠を用意する必要もない。従って、パララックス補正機構も通常サイズ用とサイズ切り換え用とを別々に用意する必要もなく、簡単な構成となり小型化と低コスト化が実現できる。

図面の簡単な説明

0052

図1本発明の第1実施例を示すファインダ装置のファインダ光路断面図。
図2上記図1のファインダ装置における各サイズの撮影状態におけるファインダ視野範囲を示す図であって、(A)は、ノーマルサイズ撮影時、被写体距離∞での視野範囲を示し、(B)は、ノーマルサイズ撮影時、被写体距離が最至近での視野範囲を示す。また、(C)は、パノラマサイズ撮影時、被写体距離∞での視野範囲を示し、(D)は、パノラマサイズ撮影時、被写体距離が最至近での視野範囲を示す。
図3上記図1のファインダ装置に組み込まれた視野枠部駆動機構のノーマルサイズ撮影時、被写体距離∞での作動状態を示す図。
図4上記図1のファインダ装置に組み込まれた視野枠部駆動機構のノーマルサイズ撮影時、被写体距離が最至近での作動状態を示す図。
図5上記図1のファインダ装置に組み込まれた視野枠部駆動機構のパノラマサイズ撮影時、被写体距離∞での作動状態を示す図。
図6上記図1のファインダ装置に組み込まれた視野枠部駆動機構のパノラマサイズ撮影時、被写体距離が最至近での作動状態を示す図。
図7本発明の第2実施例のファインダ装置に組み込まれた視野枠部駆動機構のノーマルサイズ撮影時、被写体距離∞での作動状態を示す図。
図8上記図7のファインダ装置に組み込まれた視野枠部駆動機構のノーマルサイズ撮影時、被写体距離が最至近での作動状態を示す図。
図9上記図7のファインダ装置に組み込まれた視野枠部駆動機構のパノラマサイズ撮影時、被写体距離∞での作動状態を示す図。
図10上記図7のファインダ装置に組み込まれた視野枠部駆動機構のパノラマサイズ撮影時、被写体距離が最至近での作動状態を示す図。。

--

0053

14 …………………切り換え板(撮影画面サイズ切り換え手段)
5,6,45,46……ファインダ視野枠(ファインダ視野枠移動手段)
7,47…………………移動板(ファインダ視野枠移動手段)
8,48…………………レバー(パララックス補正手段)
9,49…………………スライダ(パララックス補正手段)
10 …………………2段ギヤー(パララックス補正手段)
11 …………………フォーカスギヤー(パララック補正手段)
13 …………………ステッピングモータ(パララックス補正手段)
14 …………………切り換え板(撮影画面サイズ切り換え手段)
50 …………………切り換え板(ファインダ視野枠移動手段)
51 …………………カム板(ファインダ視野枠移動手段,パララックス補正手段)
52 …………………2段ギヤー(ファインダ視野枠移動手段,パララックス補正手段)
53 …………………ステッピングモータ(ファインダ視野枠移動手段,パララックス補正手段)
71 …………………画面サイズ切り換えスイッチ(撮影画面サイズ切り換え手段)

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