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技術 通信制御方式

出願人 日本電気株式会社
発明者 桑島健
出願日 1993年9月21日 (26年6ヶ月経過) 出願番号 1993-234599
公開日 1994年8月19日 (25年7ヶ月経過) 公開番号 1994-232866
状態 特許登録済
技術分野 広域データ交換 小規模ネットワーク2:バス方式 通信制御
主要キーワード 割り込み通信 専有状態 一時解除 同一優先度 一斉通信 NAK応答 否定応答信号 NAK信号
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図面 (10)

目的

専有通信状態にある通信制御装置に第3の通信制御装置から割り込んで通信する。

構成

通信制御装置Bは、専有通信中の通信制御装置A2 に専有要求通信フレームを送信し、否定応答返送されたとき専有予告通信フレームを送信し、所定時間T経過後通信フレームを送信し、通信終了後専有解除通信フレームを送信する。専有通信要求された通信制御装置A2 は、専有予告通信フレーム受信後、所定時間T以内に通信制御装置A1 A2 間の専有通信状態を解除し、その後通信制御装置Bから送信される通信フレームを受信し、専有解除通信フレーム受信後通信制御装置A1 との以前の専有通信状態に復帰する。専有通信中に同報一斉通信フレームを受信したときは、専有要求側の通信制御装置A1 が専有通信を一時的に解除して両通信制御装置A1 ,A2 がともに同報一斉通信を受信する。

概要

背景

従来のこの種の通信制御方式について、図2、図8、図9により説明する。

図8は、従来の通信制御装置1の構成を示すブロック図、図2は、通信制御装置1の構成の複数の通信制御装置が通信制御装置A1 ,A2 ,B,・・・・として少なくとも3台、1つの伝送路20に接続された通信ステムの構成図、図9は、2台の通信制御装置A1 ,A2 が専有通信状態にあるとき、第3の通信制御装置Bが通信制御装置A2 に送信しようとする場合のシーケンス図である。図8において、各通信制御装置1は、通信文情報と伝送制御用の信号とからなる通信フレームを、所定の通信プロトコルにしたがって伝送路20を介して相手の通信制御装置に送信し、相手通信制御装置から送信された通信フレームを受信する送受信部2と、伝送路20に接続された全ての通信制御装置のアドレス情報が格納されるアドレス記憶部3と、送受信部1とアドレス記憶部3の動作を制御する制御部4とを含む。

この通信システムにおいて、任意の1つの通信制御装置、例えば通信制御装置A1 が他の1つの通信制御装置、例えば通信制御装置A2 に連続的に情報を送信しようとする場合は、両者以外の同一優先度の装置がこの通信に介入するのを防ぐために、図9に示すように、まず、通信制御装置A1 から通信制御装置A2 に対して専有要求の通信フレームが送信される。通信制御装置A2 は、この専有要求の通信フレームを正常に受信し、しかも通信制御装置A1 との間の専有通信が可能であれば、通信制御装置A1 に対して肯定応答信号ACK)を送信する。通信制御装置A1 は、ACK信号を受信した後、通信制御装置A2 に通信フレームを連続的に送信し、所望の通信フレームの送信を終了したとき、専用解除通信フレームを通信制御装置A2 に送信する。2つの通信制御装置A1 ,A2 間の専有通信状態は、通信制御装置A2 がACK信号を返送したときから、通信制御装置A2 が専有解除通信フレームを受信するまでの期間中継続される。したがって、専有通信状態にない通信制御装置Bが専有通信状態にある一方の通信制御装置A2 宛に通信フレームを送信した場合は、通信制御装置A2 はこの通信フレームに対応できないので否定応答信号NAK)を通信制御装置Bに返送する。

概要

専有通信状態にある通信制御装置に第3の通信制御装置から割り込んで通信する。

通信制御装置Bは、専有通信中の通信制御装置A2 に専有要求通信フレームを送信し、否定応答が返送されたとき専有予告通信フレームを送信し、所定時間T経過後通信フレームを送信し、通信終了後専有解除通信フレームを送信する。専有通信要求された通信制御装置A2 は、専有予告通信フレーム受信後、所定時間T以内に通信制御装置A1 A2 間の専有通信状態を解除し、その後通信制御装置Bから送信される通信フレームを受信し、専有解除通信フレーム受信後通信制御装置A1 との以前の専有通信状態に復帰する。専有通信中に同報一斉通信フレームを受信したときは、専有要求側の通信制御装置A1 が専有通信を一時的に解除して両通信制御装置A1 ,A2 がともに同報一斉通信を受信する。

目的

本発明の目的は、上述の問題を解決し、専有通信状態にある通信制御装置に対して第3の通信制御装置から割り込んで通信する、あるいは専有通信状態の通信制御装置が同報通信を受信できる通信制御方式を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

1つの伝送路を介して接続された3つ以上の通信制御装置のうち、任意の第1、第2の2つの通信制御装置間の専有通信状態が、一方の通信制御装置A1 から他方の通信制御装置A2 に専有要求の通信フレームを送信し、前記専有要求の通信フレームを受信した通信制御装置A2 から肯定応答の通信フレームを返送することによって形成され、専有要求側の前記通信制御装置A1 から送信された専有解除の通信フレームを専有被要求側の前記通信制御装置A2 が受信することによって前記専有通信状態が解除される通信制御方式において、前記専有通信状態にある2つの通信制御装置A1 ,A2 のいずれか一方の通信制御装置AX が第3の通信制御装置Bから送信されたさらなる専有要求の通信フレームを検出し、前記さらなる専有通信を要求された通信制御装置AX から前記第3の通信制御装置Bに否定応答を返送する手段と、前記第3の通信制御装置Bが前記否定応答を受信したとき、前記通信制御装置Bから専有通信をしようとする相手の通信制御装置AX に専有予告通信フレームを送信する手段と、前記専有予告通信フレームを受信した通信制御装置AX がそれまで2つの通信制御装置A1 ,A2 間に存在した専有通信状態を解除する手段と、前記通信制御装置A1 ,A2 間の専有通信状態の解除を検出する手段と、前記専有通信状態の解除が検出されたとき、前記通信制御装置Bから専有通信をしようとする通信制御装置AX に情報の通信フレームを送信し、前記通信制御装置Bから送信される情報の通信フレームを前記通信制御装置AX が受信して通信制御装置Bを送信側、前記通信制御装置AX を受信側とする新たな専有通信状態を形成する手段と、前記通信制御装置Bが専有解除の通信フレームを送信して前記通信制御装置AX との間の新たな専有通信状態を解除する手段とを有することを特徴とする通信制御方式。

請求項2

通信制御装置A1 ,A2 間の専有通信状態の解除を検出する手段は、各通信制御装置に所定の待機時間が設定される待機時間設定手段と、通信制御装置Bが専有予告通信フレームを送出したときから前記待機時間が経過したことを検出する手段とからなる請求項1に記載の通信制御方式。

請求項3

各通信制御装置が伝送路上の通信トラフィック量をそれぞれ検知する通信量検知手段と、前記通信トラフィック量による手順の選択手段、すなわち、1つの通信制御装置Bが他の通信制御装置AX に専有要求の通信フレームを送信して否定応答を受信したとき、前記通信量検知手段により検知された伝送路上の通信トラフィック量が所定の値より小さければ、前記通信制御装置Bが前記通信制御装置AX に専有要求を繰り返し送信して肯定応答を受信してから情報の通信フレームを送信する手順と、前記検知された通信トラフィック量が所定の値より大きければ、前記通信制御装置Bが前記通信制御装置AX に専有予告の通信フレームを送出した後、所定の待機時間経過後に情報の通信フレームを送信する手順とのいずれかを選択する選択手段とを有する請求項2に記載の通信制御方式。

請求項4

伝送路上の通信トラフィック量に応じて待機時間Tを設定する待機時間設定手段と、前記待機時間設定手段により設定された待機時間Tを専有予告通信フレームに含めて相手の通信制御装置に送信する待機時間通知手段とを有する請求項2または3に記載の通信制御方式。

請求項5

1つの伝送路を介して接続された3つ以上の通信制御装置のうち、任意の第1、第2の2つの通信制御装置間の専有通信状態が、一方の通信制御装置A1 から他方の通信制御装置A2 に専有要求の通信フレームを送信し、前記専有要求の通信フレームを受信した通信制御装置A2 から肯定応答の通信フレームを返送することによって形成され、専有要求側の前記通信制御装置A1 から送信された専有解除の通信フレームを専有被要求側の前記通信制御装置A2 が受信することによって前記専有通信状態が解除される通信制御方式において、第3の通信制御装置Bから同報一斉通信の通信フレームが送信されたとき、前記専有通信状態の専有要求側の通信制御装置A1 が前記同報一斉通信フレームを識別する手段と、前記専有要求側の通信制御装置A1 が、専有被要求側の通信制御装置A2 に対して前記専有通信状態を一時的に解除するための専有一時解除通信フレームを送出する手段と、前記専有被要求側の通信制御装置A2 が、前記専有一時解除通信フレームを受信後、前記第3の通信制御装置Bから再送される同報一斉通信の通信フレームを受信する手段と、前記専有要求側の通信制御装置A1 が、再送された同報一斉通信フレームの終了を検出後、前記通信制御装置A1 とA2 の間の一時解除された専有通信状態を復元する手段とを有することを特徴とする通信制御方式。

請求項6

各通信制御装置は、専有一時解除通信フレームが送信、または受信される直前制御状態の情報が格納される記憶手段と、同報一斉通信終了の通信フレームを受信したとき、前記格納された制御状態の情報を読み出して一時解除中の専有通信状態を復活させる手段とを有する請求項5に記載の通信制御方式。

請求項7

同報一斉通信フレームの再送される第1の時間T1 と、前記再送された同報一斉通信の終了から一時解除された専有通信の専有要求側の通信制御装置A1 が情報の通信フレームの送信を再開するまでの時間T2 との手段を有する請求項5または6に記載の通信制御方式。

技術分野

0001

本発明は、1つの伝送路に少なくとも3つの通信制御装置が接続された通信ステム通信制御方式に関し、特に1組以上の通信制御装置間が専有通信状態にある場合の通信制御方式に関する。

背景技術

0002

従来のこの種の通信制御方式について、図2図8図9により説明する。

0003

図8は、従来の通信制御装置1の構成を示すブロック図、図2は、通信制御装置1の構成の複数の通信制御装置が通信制御装置A1 ,A2 ,B,・・・・として少なくとも3台、1つの伝送路20に接続された通信システムの構成図、図9は、2台の通信制御装置A1 ,A2 が専有通信状態にあるとき、第3の通信制御装置Bが通信制御装置A2 に送信しようとする場合のシーケンス図である。図8において、各通信制御装置1は、通信文情報と伝送制御用の信号とからなる通信フレームを、所定の通信プロトコルにしたがって伝送路20を介して相手の通信制御装置に送信し、相手通信制御装置から送信された通信フレームを受信する送受信部2と、伝送路20に接続された全ての通信制御装置のアドレス情報が格納されるアドレス記憶部3と、送受信部1とアドレス記憶部3の動作を制御する制御部4とを含む。

0004

この通信システムにおいて、任意の1つの通信制御装置、例えば通信制御装置A1 が他の1つの通信制御装置、例えば通信制御装置A2 に連続的に情報を送信しようとする場合は、両者以外の同一優先度の装置がこの通信に介入するのを防ぐために、図9に示すように、まず、通信制御装置A1 から通信制御装置A2 に対して専有要求の通信フレームが送信される。通信制御装置A2 は、この専有要求の通信フレームを正常に受信し、しかも通信制御装置A1 との間の専有通信が可能であれば、通信制御装置A1 に対して肯定応答信号ACK)を送信する。通信制御装置A1 は、ACK信号を受信した後、通信制御装置A2 に通信フレームを連続的に送信し、所望の通信フレームの送信を終了したとき、専用解除通信フレームを通信制御装置A2 に送信する。2つの通信制御装置A1 ,A2 間の専有通信状態は、通信制御装置A2 がACK信号を返送したときから、通信制御装置A2 が専有解除通信フレームを受信するまでの期間中継続される。したがって、専有通信状態にない通信制御装置Bが専有通信状態にある一方の通信制御装置A2 宛に通信フレームを送信した場合は、通信制御装置A2 はこの通信フレームに対応できないので否定応答信号NAK)を通信制御装置Bに返送する。

発明が解決しようとする課題

0005

上述のように、従来の専有通信状態は、この状態の発動者である通信制御装置A1 から送信された専有解除通信フレームを相手の通信制御装置A2 が受信するまで継続され、しかも第3者である他の通信制御装置Bなどにはその情報が通知されないので、通信しようとする相手の装置からNAK信号を返送された通信制御装置は、専有通信状態が解除されてACK信号が返送されるまで呼出しを続けなければならない。

0006

そこで、専有通信を要求した通信制御装置A1 が故障などの原因により、通信フレームを送信した後、所定時間以上専有解除通信フレームを送信しない場合、専有通信を要求された通信制御装置A2 が自分から専有解除を発動して、専有通信状態の期間を短縮できるようにする案が特開昭64−44151号に開示されている。

0007

しかし、上述の案でも専有通信状態が長く続いている場合には、専有状態外の通信制御装置から専有状態の通信制御装置への通信ができず、また専有要求を行なわずに通信フレームを送信する同報一斉通信などの場合には、専有通信状態中の通信制御装置がこの同報一斉通信を受信できないという問題がある。

0008

本発明の目的は、上述の問題を解決し、専有通信状態にある通信制御装置に対して第3の通信制御装置から割り込んで通信する、あるいは専有通信状態の通信制御装置が同報通信を受信できる通信制御方式を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明の通信制御方式は、専有通信状態にある2つの通信制御装置A1 ,A2のいずれか一方の通信制御装置AX が第3の通信制御装置Bから送信されたさらなる専有要求の通信フレームを検出し、このさらなる専有通信を要求された通信制御装置AX から第3の通信制御装置Bに否定応答を返送する手段と、第3の通信制御装置Bが否定応答を受信したとき、通信制御装置Bから専有通信をしようとする相手の通信制御装置AX に専有予告通信フレームを送信する手段と、専有予告通信フレームを受信した通信制御装置AX がそれまで2つの通信制御装置A1 ,A2 間に存在した専有通信状態を解除する手段と、通信制御装置A1 ,A2間の専有通信状態の解除を検出する手段と、専有通信状態の解除が検出されたとき、通信制御装置Bから専有通信をしようとする通信制御装置AX に情報の通信フレームを送信し、通信制御装置Bから送信される情報の通信フレームを通信制御装置AX が受信して通信制御装置Bを送信側、通信制御装置AX を受信側とする新たな専有通信状態を形成する手段と、通信制御装置Bが専有解除の通信フレームを送信して通信制御装置AX との間の新たな専有通信状態を解除する手段とを有する。

0010

通信制御装置A1 ,A2 間の専有通信状態の解除を検出するには、各通信制御装置に所定の待機時間が設定される待機時間設定手段と、通信制御装置Bが専有予告通信フレームを送出したときから待機時間が経過したことを検出する手段とを設けるのがよい。

0011

また、各通信制御装置が伝送路上の通信トラフィック量をそれぞれ検知する通信量検知手段と、通信トラフィック量による手順の選択手段、すなわち、1つの通信制御装置Bが他の通信制御装置AX に専有要求の通信フレームを送信して否定応答を受信したとき、検知された伝送路上の通信トラフィック量が小さければ、通信制御装置Bが通信制御装置AX に専有要求を繰り返し送信して肯定応答を受信するのを待って情報の通信フレームを送信する手順と、通信トラフィック量が大きければ、通信制御装置Bが通信制御装置AX に専有予告の通信フレームを送出したのち、所定の待機時間経過後に情報の通信フレームを送信する手順とのいずれかを選択する選択手段とを設けてもよい。

0012

また、伝送路上の通信トラフィック量に応じて待機時間Tを増減して設定し、設定された待機時間Tを専有予告通信フレームに含めて相手の通信制御装置に送信することも可能である。

0013

また、第3の通信制御装置Bから送信された通信フレームが同報一斉通信の通信フレームの場合は、それを識別した専有要求側の通信制御装置A1 が、通信制御装置A2 に対して専有通信状態を一時的に解除するための専有一時解除通信フレームを送出し、通信制御装置A2 が、専有一時解除通信フレームを受信後、再送される同報一斉通信の通信フレームを受信する。通信制御装置A1 が、再送された同報一斉通信フレームの終了を検出すると、通信制御装置A2 に通信フレームの送信を再び開始し、通信制御装置A2 が通信制御装置A1 からの通信フレームを受信して、通信制御装置A1 とA2 の間の専有通信状態が復元される。

0014

通信制御装置間の専有通信状態が専有予告通信フレームの送信により解除され、第3の通信制御装置を送信側、該当の通信制御装置を受信側とする新たな専有通信状態が生成され、専有通信状態にある通信制御装置に対して第3の通信制御装置から効率よく割り込んで通信することができる。

0015

また、各通信制御装置に通信量検知手段を設けて、検知した通信量によって、次の通信方法を選択することにより、割り込み通信を開始するまでの待機時間を調節することができる。

0016

また、同報一斉通信の場合は、それを識別した専有要求側の通信制御装置が、相手の通信制御装置に対して専有通信状態を一時的に解除するための専有一時解除通信フレームを送出することにより、専有通信中の通信制御装置が同報一斉通信を受信することができる。

0017

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

0018

図1は本発明の第1実施例の通信制御装置10のブロック構成図、図2は1つの伝送路20に図1の通信制御装置10がA1 ,A2 ,Bなどとして接続された通信システムの構成図、図3は第1実施例のシーケンス図、図4は第2実施例の通信制御装置のブロック図、図5は第2実施例のシーケンス図、図6は第3実施例の通信制御装置のブロック図、図7は同報一斉通信の場合の第3実施例のシーケンス図である。

0019

第1の実施例の各通信制御装置10は、図1に示すように、従来と同様な送受信部12、アドレス記憶部13、制御部14のほかに所定の時間が設定される待機時間設定部15を有する。この所定の時間は、第3の通信制御装置Bが専有予告通信フレームを送信してから情報の通信フレームを送信し始めるまでの待機時間であり、専有通信状態中の2つの通信制御装置A1 ,A2 がその専有通信状態を解除して新たな通信制御装置BとA2 間の専有通信状態に切り替えるのに必要な時間により決定される。

0020

図3の第1実施例のシーケンス図において、専有通信により通信制御装置A2に通信フレームを送信しようとする通信制御装置A1 は、最初に通信制御装置A2 に専有要求通信フレームを送信する。通信制御装置A2 がこの専有要求通信フレームを受信し、他の通信制御装置との間に専有通信状態が存在せず、通信制御装置A1 と専有通信可能であれば、肯定応答(ACK)の通信フレームを返送すると、通信制御装置A1 ,A2 間の専有通信状態が形成される。通信制御装置A2 が他の通信制御装置との間で専有通信状態にあり、新たな専有通信状態に入れない場合は、否定応答(NAK)の通信フレームが返送される。通信制御装置A2 が故障などで無応答の場合もNAKと同様に扱われる。これまでの処理は従来の処理と同様である。

0021

本実施例においては、通信制御装置A1 ,A2 が専有通信状態にあるとき、通信制御装置A2 に専有要求通信フレームを送信してNAKの通信フレームを受信した通信制御装置Bは、通信制御装置A2 に専有予告通信フレームを送信する。この専有予告通信フレームを受信した通信制御装置A2 が現在の専有通信状態の相手の通信制御装置A1 に専有通信状態を解除するように動作することにより、通信制御装置A1 ,A2 間の専有通信状態が解除され、新たに通信制御装置B,A2 間の専有通信状態が形成される。通信制御装置Bは、専有予告通信フレームを送信してから所定の時間T経過後、通信制御装置A2 に情報の通信フレームを送信する。この通信制御装置B,A2 間の専有通信状態は、通信制御装置Bが専有解除の通信フレームを送信し、通信制御装置A2 がこれを受信することによって終了する。

0022

第2の実施例は、図4に示すように、通信制御装置10の制御部14に伝送路上の通信トラフック量を検知する通信量検知手段16が接続された場合を示している。通信制御装置Bが通信制御装置A2 を相手として専有通信を開始しようとする場合、第1の実施例では、通信制御装置BがA2 に対してまず専有要求通信フレームを送信し、ACKの通信フレームが返送されたときは専有通信状態が成立したものとしてその後通信文を送信し、NAK応答があったときは相手の通信制御装置が専有通信状態にあるものとして専有予告通信フレームを送信して所定時間T経過後情報の通信フレームを送信していた。しかし、この第2実施例では、通信制御装置Bは、通信量検知手段16により検知した伝送路上の通信トラフィック量に応じて通信制御装置A2 に対していずれの通信フレームを送信するか選択する。すなわち、図5に示すシーケンス図において、通信量が少ない場合は、通信制御装置Bは通信制御装置A2 に専有要求通信フレームを送信し、通信量が多い場合は待機時間Tの情報を含めて専有予告通信フレームを送信し、さらに待機時間設定手段15により設定された待機時間T経過後に情報の通信フレームを送信する。さらに、図4に示すように、通信量検知手段16の出力を待機時間設定部15の制御入力として、待機時間Tを通信トラフィック量に応じて変化させることにより、無駄な通信フレームの送信を減少し、効率的な通信を行なうことができる。

0023

第3の実施例は、通信システム中の1つの通信制御装置Bから他の全通信制御装置に対して同報通信による一斉通信フレームを送信する場合の制御方式である。図7において、通信制御装置Bは、同報一斉通信による通信フレームを所定の時間T1 の間繰り返して送信し、最後に同報一斉通信終了を通知する通信フレームを送信する。

0024

通信制御装置Bから同報一斉通信フレームが送信されたとき、通信制御装置A2 と共に専有通信状態にあり、かつ、その送信側である通信制御装置A1 は、この同報一斉通信フレームを受信すると、通信制御装置A2 に対して専有状態を一時的に解除するための専有一時解除通信フレームを送信し、同報一斉通信終了を受信した後第2の所定時間T2 経過後に一時的に解除した通信制御装置A2 との専有通信状態を再開して情報の通信フレームを送信し、その送信が終了すると通信制御装置A2 に専有解除通信フレームを送って専有通信状態を解除する。

0025

通信制御装置A2 は、専有一時解除通信フレームを受信して専有状態が一時的に解除されると、その後は通信制御装置Bからの同報一斉通信フレームを受信し、同報一斉通信終了を受信後は専有解除通信フレームを受信するまで通信制御装置A1 から送信される通信フレームを受信する。

0026

第3の実施例において、図6に示すように、各通信制御装置に状態記憶部17を設け、専有通信状態が一時解除されるとき、その直前制御状態を専有通信の送信側、受信側それぞれの状態記憶部17に格納すれば、同報一斉通信終了後その記録内容読み出して一時解除した専有通信状態を迅速に復元することができる。

発明の効果

0027

以上説明したように本発明は、第3の通信制御装置から送信された通信フレームが自装置宛であることを識別した専有通信状態の通信制御装置が、第3の通信制御装置に否定応答を返送する手段と、第3の通信制御装置が、否定応答を受信後、送信しようとする該当の通信制御装置に専有予告通信フレームを送信し、さらにそれから所定時間T経過後、該当の通信制御装置に情報の通信フレームを送信する手段と、専有予告通信フレームを受信した該当の通信制御装置が、その専有予告通信フレーム受信後、所定時間T以内にそれまでの専有通信状態を解除し、その後第3の通信制御装置から送信される通信フレームを受信する手段とを設けることにより、専有通信状態にあった通信制御装置間の専有通信状態が解除され、第3の通信制御装置を送信側、該当の通信制御装置を受信側とする新たな専有通信状態が生成され、専有通信状態にある通信制御装置に対して第3の通信制御装置から効率よく割り込んで通信することができる。

0028

また、各通信制御装置に通信量検知手段を設けて、検知した通信量によって次に通信方法を選択することにより、割り込み通信を開始するまでの待機時間を調節することができる。

0029

また、同報一斉通信の場合、それを識別した専有要求側の通信制御装置が、相手の通信制御装置に対して専有通信状態を一時的に解除するための専有一時解除通信フレームを送出することにより、専有通信中の通信制御装置が同報一斉通信を受信することができる。

0030

したがって、専用通信状態にある通信制御装置に対して外部から通信しようとする通信制御装置は、通信要求信号を無計画に乱発して無駄なトラフィックを増加させる必要がなくなり、また、専用通信中の通信制御装置も同報通信を受信できるようになり、伝送路の利用効率を向上できる効果がある。

図面の簡単な説明

0031

図1本発明の第1実施例の通信制御装置10のブロック構成図である。
図21つの伝送路20に接続された図1の通信制御装置10をA1 ,A2 ,Bの3台として示す通信システムの構成図である。
図3第1実施例のシーケンス図である。
図4本発明の第2実施例の通信制御装置のブロック図である。
図5第2実施例のシーケンス図である。
図6第3実施例の通信制御装置のブロック図である。
図7同報一斉通信の場合の第3実施例のシーケンス図である。
図8従来の通信制御装置1の構成を示すブロック図である。
図9従来の通信制御方式のシーケンス図である。

--

0032

1,10通信制御装置A1 ,A2 ,B
2,12送受信部
3,13アドレス記憶部
4,14 制御部
15待機時間設定部
16通信量検知手段
17 状態記憶部
20 伝送路

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