図面 (/)

技術 柔軟剤組成物

出願人 ライオン株式会社
発明者 森田宏二瓶秀一
出願日 1993年1月30日 (27年9ヶ月経過) 出願番号 1993-034779
公開日 1994年8月16日 (26年3ヶ月経過) 公開番号 1994-228870
状態 特許登録済
技術分野 繊維製品への有機化合物の付着処理
主要キーワード ハイトップ 吸水性評価 脂肪酸アンモニウム ジ長鎖アルキルジ 軟化処理 一対比較 長鎖炭化水素基 ジャージ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年8月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

構成

(a)2つの長鎖炭化水素基を有し、そのうちの少なくとも1つはエステル基中断されており、ヨウ素価が30〜100であるジ長鎖三級アミン中和物、(b)ヨウ素価が30〜300である炭素数12〜22の脂肪酸またはその塩を含む柔軟剤組成物

効果

木綿等の天然繊維吸水性を損なうことなく、化学繊維に対して優れた柔軟付与効果を発揮する。

概要

背景

従来、洗濯後衣料に柔軟性を付与するための柔軟剤組成物としては、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩を主成分としたものが一般的であった。しかし、このものは、生分解性に劣るために河川汚染の原因の一つとされている。そのため、長鎖アルキルエステル基を有する第4級アンモニウム塩を用いて生分解性を良好にする試みがなされてきている(特開昭63−6168号公報)。しかしながら、このエステル型第4級アンモニウム塩は、天然繊維吸水能を低下させるという問題があった。

概要

(a)2つの長鎖炭化水素基を有し、そのうちの少なくとも1つはエステル基で中断されており、ヨウ素価が30〜100であるジ長鎖三級アミン中和物、(b)ヨウ素価が30〜300である炭素数12〜22の脂肪酸またはその塩を含む柔軟剤組成物。

木綿等の天然繊維の吸水性を損なうことなく、化学繊維に対して優れた柔軟付与効果を発揮する。

目的

本発明は、柔軟付与効果に優れ、しかも天然繊維の吸水性を低下させることなく良好に保持しうる柔軟剤組成物を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

以下の(a)および(b)成分を、(a)/(b)の重量比で30/1〜3/1の範囲で含有することを特徴とする柔軟剤組成物。(a) 2つの長鎖炭化水素基を有し、そのうちの少なくとも1つはエステル基中断されており、ヨウ素価が30〜100であるジ長鎖三級アミン中和物(b) ヨウ素価が30〜300である炭素数12〜22の脂肪酸またはその塩

技術分野

対照カチオン7 0 − − − 0 0 40

背景技術

0001

本発明は、柔軟剤組成物に関し、特に、柔軟付与効果が良好で、繊維の吸水能を低下させない柔軟剤組成物に関する。

発明が解決しようとする課題

0002

従来、洗濯後衣料に柔軟性を付与するための柔軟剤組成物としては、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩を主成分としたものが一般的であった。しかし、このものは、生分解性に劣るために河川汚染の原因の一つとされている。そのため、長鎖アルキルエステル基を有する第4級アンモニウム塩を用いて生分解性を良好にする試みがなされてきている(特開昭63−6168号公報)。しかしながら、このエステル型第4級アンモニウム塩は、天然繊維の吸水能を低下させるという問題があった。

課題を解決するための手段

0003

本発明は、柔軟付与効果に優れ、しかも天然繊維の吸水性を低下させることなく良好に保持しうる柔軟剤組成物を提供するものである。

0004

本発明の柔軟剤組成物は、以下の(a)および(b)成分を、(a)/(b)の重量比で30/1〜3/1の範囲で含有することを特徴とする。
(a) 2つの長鎖炭化水素基を有し、そのうちの少なくとも1つはエステル基で中断されており、ヨウ素価が30〜100であるジ長鎖三級アミン中和物
(b) ヨウ素価が30〜300である炭素数12〜22の脂肪酸またはその塩。

0005

(a)成分のジ長鎖三級アミン中和物としては、2つの長鎖炭化水素基を有し、そのうち一方がエステルで中断された長鎖炭化水素基であるものが1種または2種以上組み合わせて用いられ、このジ長鎖アミンのヨウ素価は30〜100、好ましくは40〜90であることが必要である。このようなジ長鎖アミンとしては、以下の化1〜化3(一般式I−1〜I−7)の化合物が用いられる。

0006

0007

0008

0009

上記一般式中のR1CO−,R3CO−は通常、ステアリン酸パルミチン酸等の飽和高級脂肪酸オレイン酸エライジン酸リノール酸リノレン酸等の不飽和高級脂肪酸、牛脂豚脂パーム油パーム核油大豆油サフラワー油ヒマワリ油オリーブ油等の天然油脂を分解、精製して得られる脂肪酸から由来するものであるが、この中でも特にオレイン酸、ステアリン酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸パーム油脂肪酸、硬化パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、硬化パーム核油脂肪酸が好適である。なお、不飽和高級脂肪酸としては、立体異性体シス体またはトランス体であっても、あるいは両者の混合物であってもよいが、特にシス体/トランス体の比率が25/75〜100/0(重量比)であることが好ましい。

0010

R1,R3は同一でも異なっていてもよい。R2,R4は、炭素数1〜4のアルキレン基であり、具体的にはメチレン基エチレン基プロピレン基ブチレン基であり、直鎖状でも分岐鎖状でもよい。R7 は、ラウリル基ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基オレイル基、リノール基、リノレン基などの炭素数12〜24、好ましくは16〜22のアルキル基またはアルケニル基、あるいは炭素数15〜26のヒドロカルビル基である。

0011

本発明でヒドロカルビル基とは、以下の化4で示されるエステル基、アミド基分断されたアルキル基またはアルケニル基を意味する。

0012

ID=000005HE=060 WI=042 LX=0390 LY=1350
(R11:アルキル基またはアルケニル基
R12:アルキレン基またはアルケニレン基、但し、R11とR12との合計炭素数は15〜24であり、R12の炭素数は1〜4が好ましい。)

0013

R5,R6,は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基であり、具体的にはメチル基エチル基プロピル基ヒドロキシメチル基ヒドロキシエチル基ヒドロキシプロピル基が挙げられるが、特にメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基が好ましい。X- は陰イオンであり、具体的には塩素臭素ヨウ素等のハロゲン原子アニオン、R13SO4 で示されるサルフェートアニオンなどが例示される。ここで、R13は炭素数1〜3のアルキル基であり、特にメチル基が好適である。

0014

また、前述の一般式(I−1〜I−7)において、R1COO−あるいはR3COO−を、R1′OCO−あるいはR3′OCO−で置き換えた逆エステル型の第4級アンモニウム塩を使用することもできる。R1′,R3′は好ましい炭素数が16〜22のアルキル基またはアルケニル基である。一般式(I−1)の化合物の具体例としては、ジ(オレオイルオキシエチルメチルアミン、オレオイルオキシエチルエライジルオキシエチルメチルアミン、ジ(オレオイルオキシブチル)メチルアミン、ジ(オレオイルオキシイソプロピル)メチルアミン等が挙げられる。

0015

一般式(I−2)の化合物の具体例としては、ステアリル(オレオイルオキシエチル)メチルアミン、エライジル(パルミトイルオキシエチル)メチルアミン、オレイル(ステアロイルオキシイソプロピル)メチルアミン、パルミチル(オレオイルオキシブチル)ブチルアミン、オレオイルアミノエチル(オレオイルオキシエチル)メチルアミン、硬化牛脂アミノメチル(オレオイルオキシメチル)メチルアミン等が挙げられる。ここで、硬化牛脂アミノメチルとは、RCONHCH2−(RCO−は硬化牛脂脂肪酸残基)を指す。

0016

一般式(I−3)の化合物の具体例としては、1−オレオイルオキシエチル−2−オレオイルオキシエチル−4,5−ジヒドロイミダゾリン、1−リノレイルオキシエチル−2−エライジルオキシエチル−4,5−ジヒドロイミダゾリン等が挙げられる。一般式(I−4)の化合物の具体例としては、1−オレオイルオキシエチル−2−オレイル−4,5−ジヒドロイミダゾリン、1−エライジルオキシプロピル−2−オレイル−4,5−ジヒドロイミダゾリン等が挙げられる。

0017

一般式(I−5)の化合物の具体例としては、1−牛脂アミノエチル−2−オレオイルオキシエチル−4,5−ジヒドロイミダゾリン、1−牛脂アミノエチル−パルミトイルオキシプロピル−4,5−ジヒドロイミダゾリン等が挙げられる。ここで、牛脂アミノエチルとは、RCONHC2H4−(RCO−は牛脂脂肪酸残基)を指す。

0018

一般式(I−6)の化合物の具体例としては、1,1−ジオレオイルオキシエチル−3−ジメチルアミノプロパン、1−オレオイルオキシエチル−1−ステアロイルオキシイソプロピル−3−ジメチルアミノプロパン等が挙げられる。一般式(I−7)の化合物の具体例としては、1−ステアリル−1−オレオイルオキシエチル−3−ジメチルアミノプロパン、1−オレイル−1−オレオイルオキシエチル−3−ジメチルアミノプロパン等が挙げられる。

0019

上記の長鎖アミンは、通常用いられる酸で中和される。酸としては、例えば塩酸硫酸リン酸などの無機酸や、安息香酸クエン酸高分子アクリル酸等の有機酸を挙げることができる。(a)ジ長鎖三級アミンは、本発明の柔軟剤組成物に3〜30重量%配合することが好適であり、好ましくは5〜15重量%である。(b)成分としては、ヨウ素価が30〜300、好ましくは50〜200であって、炭素数が12〜22、好ましくは14〜18の脂肪酸および/またはその塩が用いられる。ここで塩として、脂肪酸のアルカリ金属塩アルカノールアミン塩、低級アルキルアミン塩アンモニウム塩などが用いられる。(b)成分の具体例としては、オレイン酸、エライジン酸、エルカ酸オレイン酸ナトリウム、牛脂脂肪酸アンモニウム、パーム油脂肪酸カリウムなどを挙げることができ、これらは単独であるいは2種以上を併用して配合できる。

0020

本発明では、(a)成分および(b)成分のヨウ素価と配合比率とを特定することにより、(a)成分または(b)成分を単独で用いるよりも化学繊維に対して優れた柔軟性付与効果を示し、しかも木綿などの天然繊維の吸水性を損なうことがない。(a)成分または(b)成分のどちらかのヨウ素価が特許請求の範囲の規定よりも低い場合には、柔軟性は良好であるが、吸水性を低下させてしまう。一方、(a)成分または(b)成分のどちらかのヨウ素価が特許請求の範囲より大きい場合は、柔軟性付与効果を発現しない。(a)成分と(b)成分とは、重量比で(a)/(b)=30/1〜3/1、好ましくは25/1〜4/1の範囲で柔軟剤組成物中に配合される。この比率が30/1を超えると吸水性が低下し、一方、3/1未満では柔軟性付与効果が極端に低下するので好ましくない。

発明の効果

0021

本発明の柔軟剤組成物には、上記成分以外にその他の任意成分として、通常柔軟剤組成物に配合される公知の成分を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。任意成分としては、例えば、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩等の第4級アンモニウム塩、ステアリン酸等の高級脂肪酸、2−エチルヘキサン酸グリセリンまたはペンタエリスリトールとの部分エステル化物や、高級脂肪酸、高級アルコールまたはモノアルキルアミンアルキレンオキシド付加物等の非イオン界面活性剤食塩塩化アンモニウム塩化カルシウム塩化マグネシウム塩化カリウム等の水溶性塩エチルアルコールイソプロピルアルコールエチレングリコールプロピレングリコールイソプレングリコールヘキシレングリコール等の溶剤尿素殺菌剤酸化防止剤染料顔料シリコーン類炭化水素セルロース誘導体紫外線吸収剤蛍光増白剤香料等が挙げられる。

0022

本発明によれば、(a)特定のヨウ素価を有しエステル基で中断された長鎖炭化水素基を有するジ長鎖アミン中和物と、(b)特定のヨウ素価を有する脂肪酸またはその塩とを特定比率で併用して柔軟剤組成物とすることにより、木綿等の天然繊維の吸水性を損なうことなく、化学繊維に対して優れた柔軟付与効果を発揮する。

0023

以下に実施例および比較例を示して本発明を具体的に説明するが、これに先立って実施例で採用した評価方法を示す。

0024

(1) 柔軟化処理方法
木綿として市販の綿タオルを、また、化学繊維としてアクリルジャージを用い、市販衣料用洗剤ハイトップ」(商品類、ライオン(株)製)により電気式二槽洗濯機を用いて2回繰り返し洗濯後、常温水道水で充分すすぎ、これを試験布とした。次に、25℃の水道水30リットルに対し、(a)成分と(b)成分の合計量として1gになるように柔軟剤組成物を加えて均一溶液とした。この溶液中に浴比30倍で綿タオルとアクリルジャージの比率を7/3として各試験布を浸し3分間処理した後、2分間脱水した。このように処理した布を風乾した後、25℃、65%RHの条件で24時間放置し、評価試験に用いた。

0025

(2) 柔軟性評価方法
ジメチルジステアリル第4級アンモニウムクロライドを柔軟剤基剤として配合した柔軟剤組成物で処理した布を対照にして一対比較を行ない、下記基準にて評価した。
+2:対照より柔らかい
+1:対照よりやや柔らかい
0:対照と同じ
−1:対照の方がやや柔らかい
−2:対照の方が柔らかい

0026

(3)吸水性評価方法
仕上げ処理を行なった綿タオルをJIS L 1096に準じ、2cm×15cmに裁断青色色素で着色した純水(25℃)に5mm浸漬し、5分間に上昇する水の高さ(mm)を測定した。

0027

実施例1
以下の表1に示した(a)成分と、(b)成分の脂肪酸(塩)とを用い、表2に示した柔軟基剤を含有する液体柔軟剤組成物を調製して柔軟性を評価し、その結果を表2に示した。

0028

表1:柔軟基剤(a)成分(ジ長鎖アミン)
記 号化合物名
カチオン1 ジ(オレオイルオキシメチル)メチルアミン塩酸塩
カチオン2ステアリル(オレオイルオキシエチル)メチルアミン硫酸塩
カチオン3 1−ステアロイルオキシエチル−2−オレオイルオキシエチル
−4,5−ジヒドロイミダゾリン塩酸塩
カチオン4 1−エライジルオキシプロピル−2−オレイル
−4,5−ジヒドロイミダゾリン塩酸塩
カチオン5 ステアリルアミノメチル(オレオイルオキシメチル)
メチルアミン塩酸塩
カチオン6 ステアリル(ステアロイルオキシエチル)
メチルアミン塩酸塩(比較用)
カチオン7ジメチルジステアリル第4級アンモニウムクロライド(対照)

0029

表2:基剤組成および評価結果
基 剤 組 成 評 価 結 果
(a)成分 (b)成分 柔軟性
化 ヨ 化 ヨ (a)/(b) ア 吸
合 ウ 合 ウ 重 木 ク 水
物 素 物 素 量 綿 リ 性
名 価 名 価 比 ル (mm)
実施例1カチオン1 82オレイン酸90 5/1 0 0 90
比較例イ カチオン1 82 オレイン酸 90 1/1 −2 −2 100
比較例ロ カチオン1 82ステアリン酸0 5/1 0 0 55
実施例2 カチオン2 45エライジン酸90 10/1 0 +1 80
比較例ハ カチオン6 0 オレイン酸 90 5/1 0 +1 55
実施例3 カチオン3 37リノール酸181 5/1 0 0 90
実施例4 カチオン3 37エルカ酸75 5/1 0 0 80
比較例ニ カチオン3 37 エルカ酸 75 100/1 0 0 45
実施例5 カチオン4 81 オレイン酸 90 10/1 0 0 80
実施例5 カチオン5 41 オレイン酸 90 5/1 0 +1 75

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い法人

関連性が強い法人一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ